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JPH05118203A - 排熱利用システム発電制御装置 - Google Patents

排熱利用システム発電制御装置

Info

Publication number
JPH05118203A
JPH05118203A JP30376391A JP30376391A JPH05118203A JP H05118203 A JPH05118203 A JP H05118203A JP 30376391 A JP30376391 A JP 30376391A JP 30376391 A JP30376391 A JP 30376391A JP H05118203 A JPH05118203 A JP H05118203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
medium
temperature
evaporator
exhaust heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30376391A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Kanbe
純子 神戸
Akio Wakao
明男 若尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP30376391A priority Critical patent/JPH05118203A/ja
Publication of JPH05118203A publication Critical patent/JPH05118203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電力設定器27の出力信号と第1のバイアス信
号aと第2のバイアス信号bとが加減演算器28で加減
算され、この値に基づいて流量調節弁16を開閉して制
御する。圧力設定器39の出力信号と第3のバイアス信
号cとが加減演算器40で加減算され、この値に基づい
て圧力調節弁24を開閉して制御する。レベル設定器4
4の出力信号と第3のバイアス信号cとが加減演算器4
5で加減算され、この値に基づいてレベル調節弁23を
開閉制御する。温度設定器48の出力信号と第3および
第4のバイアス信号c,dとが加減算され、この値に基
づいて流量調節弁25を開閉して制御する。 【効果】系統のプロセス変動に対して安定に制御でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温の熱水および排熱
と低沸点媒体を利用した排熱利用システム発電制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、排熱利用システム発電制御装置
は、産業の生産工程等で発生した排熱を利用し、この排
熱と熱交換させた低沸点媒体の蒸発器出口圧力を媒体タ
ービン発電機設定負荷に対して制御している。
【0003】この種の制御装置では、排熱温度変動に対
して、媒体流量を制御しており、また、媒体タービンの
入口圧力は媒体タービンバイパス配管系統の圧力調整弁
で制御している。次に、媒体タービン発電機の駆動に費
やした排ガスは、復水器で規定値になるように冷却水流
量を制御している。排熱利用発電プラントの電力負荷制
御では、基本的に最大電力で運転され、排熱流量、温度
変動および蒸発器の媒体の蒸発圧力等の変動により媒体
タービン発電機の出力が変動している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の制御装置には次の問題がある。
【0005】まず、第1に、電力負荷制御時に一次系の
排熱流量および排熱温度が変動する場合、タービン発電
機の出力は、予熱器の熱交換性能および蒸発器の性能に
大きく左右される。つまり、過渡的な排熱流量および温
度変動に対して蒸発器の媒体蒸発量のレベルが変動し、
これに伴って媒体の蒸発ガス圧力も大幅に変動する。そ
のため、媒体タービンの入口流量および圧力変動が生
じ、媒体タービン発電機の出力も大幅に変動するという
問題がある。
【0006】第2に、媒体タービン発電機の負荷変動に
伴って、媒体タービンの駆動に費やした排ガスが過渡的
な流量および温度変動となり、凝縮器の2次遅れ原因に
よる媒体の冷却温度も変動する。このように、過渡的な
排熱温度および排ガス流量の変動に伴い、熱交換への媒
体流量の流量変動が生じ、予熱器、蒸発器で熱交換する
とき2次遅れ原因となって発電機の出力が変動し、制御
系が安定しないという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、排熱系統の排熱温度お
よび流量変動、媒体系統の媒体温度および流量変動によ
る熱交換器の2次遅れ原因の低減と媒体タービンの排熱
と凝縮器に供給される冷却水と熱交換するときの凝縮器
の2次遅れ要因の低減により媒体タービン発電機の出力
変動の防止を図ることができる排熱利用システム発電制
御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高温熱水およ
び排熱が排熱ポンプにより、蒸発器および予熱器に供給
され、媒体と熱交換される排熱系統と、蒸発器で熱交換
された媒体ガスが媒体タービンに供給され、この媒体タ
ービンの排ガスが凝縮器で冷却されてホットウェルタン
クに回収され、さらに、媒体が媒体ポンプにより予熱器
および蒸発器に供給されて循環する媒体系統と、凝縮器
で媒体タービンの排ガスを冷却水で冷却させる冷却水系
統からなる発電プラントを制御する排熱利用システム発
電制御装置において、排熱系統の排熱流量を検出する流
量検出器と、蒸発器の入口の排熱温度を検出する第1の
温度検出器と、蒸発器の出口の排熱温度を検出する第2
の温度検出器と、排熱流量を調節する第1の流量調節弁
とを排熱系統に配置し、ホットウェルタンクの器内温度
を検出する第3の温度検出器と、媒体系統の蒸発器の入
口温度を検出する第4の温度検出器と、蒸発器の出口の
圧力を検出する圧力検出器と、蒸発器の出口の圧力を調
節する圧力調節弁と、蒸発器のレベルを検出するレベル
検出器と、蒸発器のレベルを調節するレベル調節弁と、
媒体タービンの排ガス温度を検出する第5の温度検出器
とを媒体系統に配置し、さらに、第2の流量調節弁を前
記冷却水系統に配置し、媒体タービンの発電機電力設定
信号を出力し、この電力設定信号と流量検出器の検出信
号との偏差を演算し、偏差信号を出力する電力設定手段
と、第1の温度検出器の検出信号と第2の温度検出器の
検出信号との差を演算し、この演算信号に基づいて第1
のバイアス信号を出力する第1のバイアス設定手段と、
第3の温度検出器の検出信号と第4の温度検出器との差
を演算し、この演算値に基づいて第2のバイアス信号を
出力する第2のバイアス設定手段と、電力設定手段の偏
差信号と前記第1のバイアス信号と第2のバイアス信号
とを加減算する第1の加減算手段と、この第1の加減算
手段の出力信号を入力して、第1の流量調節弁を開閉動
作させ排熱流量を制御するための制御信号を出力する制
御演算手段とからなる第1の制御手段と、蒸発器の媒体
圧力設定信号を出力し、この媒体圧力設定信号と圧力検
出器の検出信号との偏差を演算し、偏差信号を出力する
圧力設定手段と、第1の加減算手段の出力信号に基づい
て第3のバイアス信号を出力する第3のバイアス設定手
段と、圧力設定手段の偏差信号と第3のバイアス信号と
を加減算する第2の加減算手段と、この第2の加減算手
段の出力信号を入力して圧力調節弁を開閉動作させ媒体
圧力を制御するための制御信号を出力する制御演算手段
とからなる第2の制御手段と、蒸発器の媒体レベル設定
信号を出力し、この媒体レベル設定信号とレベル検出器
の検出信号との偏差を演算し、偏差信号を出力するレベ
ル設定手段と、このレベル設定手段の偏差信号と第3の
バイアス信号とを加減算する第3の加減算手段と、この
第3の加減算手段の出力信号を入力してレベル調節弁を
開閉動作させレベル制御をするための制御信号を出力す
る制御演算手段とからなる第3の制御手段と、ホットウ
ェルの温度設定信号を出力し、この温度設定信号と前記
第3の温度検出器の検出信号との偏差を演算し、偏差信
号を出力する温度設定手段と、第3の温度検出器の検出
信号と第5の温度検出器の検出信号との差を演算し、こ
の演算信号に基づいて第4のバイアス信号を出力する第
4のバイアス設定手段と、温度設定手段の偏差信号と第
3のバイアス信号と第4のバイアス信号とを加減算する
第4の加減算手段と、この第4の加減算手段の出力信号
を入力して第2の流量調節弁を開閉させ温度制御するた
めの制御信号を出力する制御演算手段とからなる第4の
制御手段とを設けるようにしたものである。
【0009】
【作用】上記構成により、まず、第1の制御手段が流量
調節弁を開閉動作させ電力設定値に排熱流量が追従して
制御される。この状態で、系統のプロセスに変動が生じ
ると、排熱系統の蒸発器入口の第1の温度検出器と蒸発
器出口の第2の温度検出器との偏差信号に基づく第1の
バイアス信号と、媒体系統のホットウェルタンク器内の
第3の温度検出器と蒸発器の入口の第4の温度検出器の
偏差信号とに基づく第2のバイアス信号とが先行的に第
1の加減算手段に加えられる。これにより、蒸発器、予
熱器で熱交換するときの2次遅れ分を補償し、蒸気ター
ビン発電機の設定電力に追従して、予熱器出口の第4の
排熱流量調節弁の開度が設定値になるよう制御される。
次に、第2の制御手段が圧力調節弁を開閉動作させ圧力
設定値になるように圧力が追従して制御される。この状
態で、系統のプロセスに変動が生じると、第1の加減算
手段の出力信号に基づく第3のバイアス信号が先行的に
第2の加減算手段に加えられる。従って、蒸発器、予熱
器でガス圧力の設定値に追従して、圧力調節弁の開度が
設定値になるよう制御される。次に、第3の制御手段が
レベル調節弁を開閉動作させ、蒸発器のレベルをレベル
設定値になるように制御する。系統のプロセスに変動が
生じると、第1加減算手段の出力信号に基づく第3のバ
イアス信号が先行的に第3の加減算手段に加えられる。
従って、蒸発器、予熱器で熱交換するときの2次遅れ分
を補償し、蒸発器の媒体レベルが設定値に追従して、予
熱器入口のレベル調節弁の開度を設定値になるよう制御
される。次に、第4の制御手段が第2の流量調節弁を開
閉動作させ、ホットウェルの温度を温度設定値になるよ
うに制御する。系統のプロセスに変動が生じると、排ガ
ス温度を検出する第5の温度検出器とホットウェルタン
ク器内温度を検出する第3の温度検出器との偏差信号と
に基づく第4のバイアス信号と第3のバイアス信号とが
先行的に第4の加減算手段に加えられる。従って、媒体
冷却温度を規定値に制御し、ホットウェルタンク器内温
度を設定値になるように凝縮器入口の第2の流量調節弁
の開度が制御される。よって媒体タービンの電力負荷設
定に追従して蒸発器、予熱器、凝縮器の熱交換時の2次
遅れ分を先行的に補償し、かつ、過渡的な排熱流量およ
び温度変動、低沸点媒体流量および温度変動、冷却水温
度、冷却水流量の変動に対し安定に制御が図れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す排熱利用
システム発電制御装置の全体系統図である。本システム
は、排熱系統1と媒体系統2と冷却水系統3とから構成
されている。
【0012】排熱系統1は、高温熱水および排熱が排熱
ポンプ4により供給され、蒸発器5で媒体と熱交換され
た後、予熱器6に流れ、さらに、熱交換される。媒体系
統2は、媒体が媒体ポンプ7により予熱器6に供給さ
れ、ここで、高温熱水および排熱と熱交換がされ、さら
に、蒸発器5に供給されて高温熱水および排熱と熱交換
された媒体ガスが媒体タービン8に供給されて発電機9
を駆動させ、その後媒体ガスは、凝縮器10に流れ、冷
却水と熱交換されて媒体となりホットウェルタンク11
に回収されて循環している。さらに、媒体ガスは、所定
の条件でタービンバイパス系統12をバイパスする。冷
却系統3は、凝縮器10に冷却水を流す。なお、媒体は
フロンなどの低沸点の物体を用いている。
【0013】上記の排熱系統1には、流量検出器13、
温度検出器14、温度検出器15、流量調節弁16が配
置され、これらは図2に示す制御装置17に接続されて
いる。媒体系統2には、レベル検出器18、圧力検出器
19、温度検出器20、温度検出器21、温度検出器2
2、レベル調節弁23、圧力調節24が配置され、これ
らは制御装置17に接続されている。冷却系統3には、
調整弁25が配置され制御装置17に接続されている。
【0014】本実施例は、まず、第1の制御手段として
発電機9の電力負荷設定に対して、排熱系統1の排熱流
量との偏差信号に、先行的に蒸発器5の入口/出口の排
熱温度偏差信号に基づく第1のバイアス信号aと、媒体
系統2のホットウェルタンク11の入口/蒸発器5出口
の媒体温度偏差信号に基づく第2のバイアス信号bとを
加減算し、これらの加減算された偏差信号を流量調節弁
16を開閉制御する排熱流量偏差信号としてPID調節
計29に入力するようにしている。
【0015】第2の制御手段として蒸発器5の媒体の蒸
発ガス圧力設定に対して、蒸発器5の媒体圧力との偏差
信号に、先行的に前記第1の制御手段の排熱流量偏差信
号に基づく第3のバイアス信号cを加減算し、これらの
加減算された偏差信号を圧力調節弁24を開閉制御する
圧力偏差信号としてPID調節計42に入力するように
している。
【0016】第3の制御手段として蒸発器5器内の媒体
レベルのレベル設定に対して、蒸発器5の媒体レベルと
の偏差信号に、先行的に前記第1の制御手段の排熱流量
偏差信号に基づく第3のバイアス信号cを加減算し、こ
れらの加減算された偏差信号をレベル調節弁23を開閉
制御するレベル偏差信号としてPID調節計46に入力
するようにしている。
【0017】第4の制御手段としてホットウェルタンク
11の媒体温度設定に対して、ホットウェルタンク11
の媒体温度との偏差信号に、先行的にホットウェルタン
ク11の媒体温度信号と媒体タービン8の排ガス温度信
号との偏差信号とに基づく第4のバイアス信号dと、前
記第1の制御手段の排熱流量偏差信号とに基づく第3の
バイアス信号cとを加減算し、これら加減された偏差信
号を冷却水系統3の流量調節弁25を開閉制御する温度
偏差信号としてPID調節計53に入力するようにして
いる。
【0018】上記構成で、まず、排熱系統1の排熱流量
が制御装置17の第1の制御手段により次のように制御
される。
【0019】制御装置17では、流量検出器13の検出
信号が開平演算器26でリニア信号にされ、この信号が
電力設定器27で比較される。この偏差信号が加減演算
器28に加えられる。さらに、この加減演算器28は、
次の第1のバイアス信号と第2のバイアス信号とが入力
され、図示符号で加減算されてPID調節計29に入力
される。
【0020】即ち、加減演算器32では、温度検出器1
4の検出信号を温度変換器30により電流信号に変換し
た信号と、温度検出器15の検出信号を温度変換器31
により電流信号に変換された信号とが加減算され、この
加減演算信号がバイアス器33で第1のバイアス信号a
として、この信号が加減演算器28に入力されている。
また、加減演算器34では、蒸発器5の入口の温度検出
器22の検出信号を温度変換器35により電流信号に変
換した信号と、ホットウェルタンク11の温度検出器2
0の検出信号を温度変換器36により電流信号に変換し
た信号とが加減演算され、この加減演算信号がバイアス
器37で第2のバイアス信号bとして加減演算器28に
入力される。
【0021】そして、PID調節計29は電空変換器3
8で電流信号を空気信号に変換して予熱器6の出口の流
量調節弁16の開度を制御する。これにより排熱流量が
媒体タービン8の発電機9の電力設定値に追従して制御
される。
【0022】次に、第2の制御手段では、媒体系統2の
蒸発器5の出口の圧力検出器19の検出信号が圧力設定
器39の圧力設定値と比較され、偏差信号が加減演算器
40に加えられる。さらに、加減演算器40には、バイ
アス設定器41からの第3のバイアス信号cが加えられ
る。この第3のバイアス信号cは加減演算器28の排熱
流量偏差信号に基づいてバイアス設定器41によりバイ
アス設定されたものである。
【0023】この加減演算器40の出力信号は、PID
調節計42に入力され、その制御信号が電空変換器43
で空気信号に変換されてタービンバイパス系統12の圧
力調節24の開閉制御して圧力調節がされる。
【0024】次に、第3の制御手段では、蒸発器5のレ
ベル検出器18の検出信号がレベル設定器44で蒸発器
5器内の媒体レベル設定値と比較され、その偏差信号が
加減演算器45に加えられる。さらに、加減演算器45
には上記第3のバイアス信号cが入力される。この加減
演算器45の出力信号はPID調節計46に入力され、
その制御信号が電空変換器47で空気信号に変換され、
レベル調節弁23の開度を増減させ蒸発器5のレベルが
制御される。
【0025】次に、第4の制御手段では、ホットウェル
タンク11の媒体の温度検出器20の検出信号を温度変
換器36で変換した信号が温度設定器48のホットウェ
ルタンクの媒体温度設定値と比較され、温度偏差信号が
加減演算器49に加えられる。さらに、加減演算器49
には、前記第3のバイアス信号cと次の第4のバイアス
信号dとが入力される。
【0026】即ち、加減演算器50には、ホットウェル
タンク11の媒体の温度検出器20の検出信号を温度変
換器36により変換した電流信号と媒体タービン8の出
口の温度検出器21の検出信号を温度変換器51により
変換した電流信号とが加えられ、この加減演算信号がバ
イアス器52で第4のバイアス信号dとしている。
【0027】この上記加減演算器49の出力信号は、P
ID調節計53に入力され、制御信号が電空変換器54
の空気信号に変換され、冷却水系統3の冷却水量が流量
調節弁25で開度の増減により制御される。
【0028】このように、第1の制御手段では、排熱系
統の排熱流量を、電力負荷設定に追従させる制御で排水
系統の蒸発器入口の温度と蒸発器出口の温度との偏差に
基づく第1のバイアス信号と媒体系統のホットウェルタ
ンク器内温度と予熱器の出口の温度の偏差に基づく第2
のバイアス信号とが先行的にバイアス信号として各々付
加する。これにより、蒸発器、予熱器で熱交換されると
きの2次遅れ分を補償する。従って、過渡的に負荷変動
に対してタービン発電機の電力が追従して安定に制御さ
れる。
【0029】媒体系統の媒体圧力を制御する第2の制御
手段では、排熱流量偏差信号に基づく第3のバイアス信
号を先行的に媒体圧力制御系の偏差に付加する。これに
より、蒸発器、予熱器で熱交換するときの2次遅れ分を
補償する。従って、蒸発器の蒸発ガス圧力の過渡的な変
動に追従し安定した制御ができる。
【0030】蒸発器器内の媒体レベルを制御する第3の
制御手段では、排熱流量偏差信号に基づく第3のバイア
ス信号が先行的に上記媒体レベルの偏差に付加される。
これにより、蒸発器、予熱器で熱交換するときの2次遅
れ分を補償する。従って、蒸発器の媒体レベルが設定値
に追従して、安定に制御できる。
【0031】冷却水系統の凝縮器入口の冷却水量を制御
する第4の制御手段では、排熱流量偏差信号に基づく第
3のバイアス信号と媒体タービン出口の排ガス温度とホ
ットウェルタンクの器内温度との偏差に基づく第4のバ
イアス信号とを先行的に冷却水系温度偏差に付加する。
これにより、媒体ガス量の過渡的変動に対して媒体冷却
水温度が追従できる。
【0032】よって媒体タービンの電力負荷設定に追従
して蒸発器、予熱器、凝縮器の熱交換時の2次遅れ分を
先行的に補償し、かつ、過渡的な排熱流量および温度変
動、低沸点媒体流量および温度変動、冷却水温度、流量
の変動に対し安定に制御が図れる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
力設定負荷に対して排熱系統への蒸発器の排熱流量およ
び温度変動による蒸発器の媒体蒸発圧力の変動を防止す
る。さらに、予熱器での排熱と媒体の熱交換時の2次遅
れによる変動防止と、過渡的な負荷変動を防止するよう
に制御する。これにより、媒体タービン発電機の設定電
力に追従して制御が図れ、かつ、媒体タービンの入口圧
力の変動が極力小さくできる。このため排熱系統、媒体
系統、冷却水系統の凝縮器の各熱交換率を向上させるこ
とにより過渡的な負荷変動に対して安定に制御でき、か
つ、高効率に運用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す排熱利用システム発電
制御装置の全体系統図である。
【図2】図1の制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
13 流量検出器 14 温度検出器 15 温度検出器 16 流量調節弁 17 制御装置 18 レベル検出器 19 圧力検出器 20 温度検出器 21 温度検出器 22 温度検出器 23 レベル調節弁 24 圧力調節弁 25 流量調節弁 27 電力設定器 28 加減演算器 39 圧力設定器 40 加減演算器 44 レベル設定器 45 加減演算器 48 温度設定器 49 加減演算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温熱水および排熱が排熱ポンプにより
    蒸発器および予熱器に供給され媒体と熱交換される排熱
    系統と、前記蒸発器で熱交換された媒体ガスが媒体ター
    ビンに供給され、この媒体タービンの排ガスが凝縮器で
    冷却されてホットウェルタンクに回収され、さらに、媒
    体が媒体ポンプにより前記予熱器および前記蒸発器に供
    給されて循環する媒体系統と、前記凝縮器で前記媒体タ
    ービンの排ガスを冷却水で冷却させる冷却水系統とから
    なる発電プラントを制御する排熱利用システム発電制御
    装置において、 前記排熱系統の排熱流量を検出する流量検出器と、前記
    蒸発器の入口の排熱温度を検出する第1の温度検出器
    と、前記蒸発器の出口の排熱温度を検出する第2の温度
    検出器と、前記排熱流量を調節する第1の流量調節弁と
    を前記排熱系統に配置し、 前記ホットウェルタンクの器内温度を検出する第3の温
    度検出器と、前記媒体系統の前記蒸発器の入口温度を検
    出する第4の温度検出器と、前記蒸発器の出口の圧力を
    検出する圧力検出器と、前記蒸発器の出口の圧力を調節
    する圧力調節弁と、前記蒸発器のレベルを検出するレベ
    ル検出器と、前記蒸発器のレベルを調節するレベル調節
    弁と、前記媒体タービンの排ガス温度を検出する第5の
    温度検出器とを前記媒体系統に配置し、 さらに、第2の流量調節弁を前記冷却水系統に配置し、 前記媒体タービンの発電機電力設定信号を出力し、この
    電力設定信号と前記流量検出器の検出信号との偏差を演
    算し、偏差信号を出力する電力設定手段と、前記第1の
    温度検出器の検出信号と前記第2の温度検出器の検出信
    号との差を演算し、この演算信号に基づいて第1のバイ
    アス信号を出力する第1のバイアス設定手段と、前記第
    3の温度検出器の検出信号と前記第4の温度検出器との
    差を演算し、この演算信号に基づいて第2のバイアス信
    号を出力する第2のバイアス設定手段と、前記電力設定
    手段の偏差信号と前記第1のバイアス信号と前記第2の
    バイアス信号とを加減算する第1の加減算手段と、この
    第1の加減算手段の出力信号を入力して、前記第1の流
    量調節弁を開閉動作させ排熱流量を制御するための制御
    信号を出力する制御演算手段とからなる第1の制御手段
    と、前記蒸発器の媒体圧力設定信号を出力し、この媒体
    圧力設定信号と前記圧力検出器の検出信号との偏差を演
    算し、偏差信号を出力する圧力設定手段と、前記第1の
    加減算手段の出力信号に基づいて第3のバイアス信号を
    出力する第3のバイアス設定手段と、前記圧力設定手段
    の偏差信号と前記第3のバイアス信号とを加減算する第
    2の加減算手段と、この第2の加減算手段の出力信号を
    入力して前記圧力調節弁を開閉動作させ媒体圧力を制御
    するための制御信号を出力する制御演算手段とからなる
    第2の制御手段と、 前記蒸発器の媒体レベル設定信号を出力し、この媒体レ
    ベル設定信号と前記レベル検出器の検出信号との偏差を
    演算し、偏差信号を出力するレベル設定手段と、このレ
    ベル設定手段の偏差信号と前記第3のバイアス信号とを
    加減算する第3の加減算手段と、この第3の加減算手段
    の出力信号を入力して前記レベル調節弁を開閉動作させ
    レベル制御をするための制御信号を出力する制御演算手
    段とからなる第3の制御手段と、 前記ホットウェルの温度設定信号を出力し、この温度設
    定信号と前記第3の温度検出器の検出信号との偏差を演
    算し、偏差信号を出力する温度設定手段と、前記第3の
    温度検出器の検出信号と前記第5の温度検出器の検出信
    号との差を演算し、この演算信号に基づいて第4のバイ
    アス信号を出力する第4のバイアス設定手段と、前記温
    度設定手段の偏差信号と前記第3のバイアス信号と前記
    第4のバイアス信号とを加減算する第4の加減算手段
    と、この第4の加減算手段の出力信号を入力して前記第
    2の流量調節弁を開閉させ温度制御するための制御信号
    を出力する制御演算手段とからなる第4の制御手段とを
    備えたことを特徴とする排熱利用システム発電制御装
    置。
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