JPH0510881U - ガスコツク - Google Patents
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- JPH0510881U JPH0510881U JP6550591U JP6550591U JPH0510881U JP H0510881 U JPH0510881 U JP H0510881U JP 6550591 U JP6550591 U JP 6550591U JP 6550591 U JP6550591 U JP 6550591U JP H0510881 U JPH0510881 U JP H0510881U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 コック本体2には、ガス通路23の流入側端
部が開口する部分にフランジ25を形成する。このフラ
ンジ25には、4つのねじ孔(ねじ孔25dのみ図示)
を周方向に等間隔をもって配置形成する。継手部材3
は、直角に屈曲しており、内部にはガス通路23と連通
するガス孔(図示せず)を形成する。このガス孔が開口
する一端部にはフランジ34を形成する。このフランジ
34には、2つの挿通孔(図示せず)を形成する。各挿
通孔に挿通したボルトB2を4つのねじ孔のうちの2つ
に螺合させて継手部材3をコック本体2に固定する。こ
の場合、ボルトB2を螺合させる2つのねじ孔を選択す
ることにより、継手部材3の向きを変える。カバー4に
は、継手部材3と対向する側面4b、4dに除去可能な
薄肉部45,47を形成する。 【効果】 継手部材3の向きを変えるとともに、継手部
材3と対向する薄肉部45(47)を除去し、その除去
した部分からガス管をカバー内に挿通して、継手部材3
に接続することができる。
部が開口する部分にフランジ25を形成する。このフラ
ンジ25には、4つのねじ孔(ねじ孔25dのみ図示)
を周方向に等間隔をもって配置形成する。継手部材3
は、直角に屈曲しており、内部にはガス通路23と連通
するガス孔(図示せず)を形成する。このガス孔が開口
する一端部にはフランジ34を形成する。このフランジ
34には、2つの挿通孔(図示せず)を形成する。各挿
通孔に挿通したボルトB2を4つのねじ孔のうちの2つ
に螺合させて継手部材3をコック本体2に固定する。こ
の場合、ボルトB2を螺合させる2つのねじ孔を選択す
ることにより、継手部材3の向きを変える。カバー4に
は、継手部材3と対向する側面4b、4dに除去可能な
薄肉部45,47を形成する。 【効果】 継手部材3の向きを変えるとともに、継手部
材3と対向する薄肉部45(47)を除去し、その除去
した部分からガス管をカバー内に挿通して、継手部材3
に接続することができる。
Description
【0001】
この考案は、室内の壁面等に設置されるガスコックに関する。
【0002】
一般に、室内の壁面にガスコックを設置する場合には、通常、家屋の施工段階
で壁内にガス管を配設するようにしている。一方、家屋の施工後にガスコックを
壁面に設置する場合、例えばガスコックを増設するような場合には、ガス管を壁
の内部に配設することができない。したがって、この場合にはガス管を室内の壁
面に沿って配設することになる。
【0003】
ところで、ガス管を壁の内部に配設すると、ガス管が壁の内部にあるのである
から、ガス管が接続されるガスコックの接続部については、室内側から室外側を
向かせる必要がある。つまり、ガス管を壁の内部に配設した場合には、ガス管と
の接続部が室内側から室外側を向いたガスコックが必要になる。一方、ガス管を
壁面に沿って配設する場合には、ガス管との接続部が壁面に沿う方向を向いたガ
スコックを用いる必要がある。
【0004】
従来のガスコックは、ガス管との接続部の向きが一定であり変えることができ
なかった。したがって、ガス管の配設箇所に対応して、接続部の向きが異なる各
種のガスコックを必要とした。このため、ガスコックの種類が増え、管理面およ
び製造面で多大の手間およびコストがかかるという問題を招来していた。
【0005】
特に、壁面に設置したガスコックをカバーによって覆うようにした、いわゆる
カバー付きガスコックにおいては、例えばガス管を上から下側に向かって配設し
た場合には、ガス管をカバー内部に挿通してガスコックと接続するために、上側
の側壁にガス管用の挿通孔が形成されたカバーを必要とし、下から上側へ向かっ
てガス管を配設した場合には、下側の側壁に挿通孔が形成されたカバーを必要と
する。このように、多数種のガスコックを必要とするのみならず、多数種のカバ
ーを必要とするため、管理費および製造費がより一層高騰するという問題があっ
た。
【0006】
この考案は、上記の問題を解決するためになされたもので、ガスコックの種類
、またはガスコックおよびカバーの種類を減らすことができるガスコックを提供
することを目的とする。
【0007】
この考案は、上記の目的を達成するために、請求項(1)に記載のガスコック
は、次の(イ)および(ロ)を備えたことを特徴としている。
(イ)コック本体
このコック本体の内部には、両端がコック本体の外面に開口するガス通路が形
成されている。このガス通路は、一端開口部からガスが流入し、他端開口部から
ガスが流出する。
(ロ)継手部材
この継手部材の内部には、両端が継手部材の外面に開口するガス通路が形成さ
れている。このガス通路の一端開口部と他端開口部との軸線は互いに異なる方向
を向いている。継手部材は、ガス孔の一端開口部が前記ガス通路のガス流入側開
口部と連通した状態で、前記コック本体にガス孔の一端開口部の軸線の回りに取
付位置変更可能に取り付けられる。継手部材の他端開口部には、ガス供給管が接
続される。
【0008】
請求項(2)に記載のガスコックは、上記の目的を達成するために、請求項1
に記載のガスコックに次の(ハ)を加えたことを特徴としている。
(ハ)コック本体を覆うカバー
このカバーは、樹脂からなるものであり、背面部が開口した箱状に形成されて
いる。開口した背面部から前記コック本体が内部に入り込む。前記継手部材の各
取付位置におけるガス孔の他端開口部と対向するカバーの対向箇所には、除去可
能な除去部が形成されている。
【0009】
請求項(1)に記載のガスコックにおいて、継手部材の取付位置をガス孔の他
端開口部の軸線の回りに変える。すると、継手部材のガス孔の一端開口部と他端
開口部との軸線が互いに異なる方向を向いているので、一端開口部の向きが変わ
る。
【0010】
請求項(2)に記載のガスコックにおいて、継手部材の取付位置を変えたとき
にガス孔のガス管が接続される他端部がカバーと対向する場合には、その対向箇
所に形成された除去部を除去する。
【0011】
以下、この考案の一実施例について図1ないし図5を参照して説明する。図1
(A),(B)はこの考案に係るガスコックの全体構成を示すものであり、この
ガスコックGは、取付板1、コック本体2、継手部材3およびカバー4を備えて
いる。
【0012】
取付板1は、図2に示すように、ステンレス鋼板等の板材を略四角形状に形成
したものであり、ぞの前面1aから背面1bまで貫通する長孔11が形成されて
いる。この長孔11には、前面1a側からボルト(図示せず)が挿通され、この
ボルトによって取付板1が壁面に固定されるようになっている。取付板1の中央
部には、コック本体2を固定するためのねじ孔12が形成されている。また、取
付板1の一辺部1cには、切欠き部13が形成されている。さらに、取付板1の
各辺部1c〜1fには、背面1b側から前面1a側に向かって起立する起立片1
4がそれぞれ形成されている。辺部1dに形成された起立片14には、ねじ孔1
5が形成されている。辺部1fに形成された起立片14には、差し込み孔16が
形成されている。
【0013】
図3に示すように、コック本体2の下部には、座板部21が形成されている。
この座板部21には、挿通孔22が形成されている。この挿通孔22には、図1
に示すように、ボルトB1が挿通され、このボルトが取付板1のねじ孔12に螺
合されることにより、コック本体2が取付板1に固定され、ひいては壁面に固定
されるようになっている。
【0014】
また、コック本体2の内部には、ガス通路23が形成されている。このガス通
路23は、コック本体2の一側面から他側部側へ向かって延びる流入孔23aと
、この流入孔23aと直交する方向に延び、流入孔23aと連通孔23bを介し
て連通した流出孔23cとから構成されている。流入孔23aの開口部には、雌
ねじ部23dが形成されている。一方、流出孔23cの両端部はコック本体2の
外面にそれぞれ開口している。流出孔23cの一端開口部は、そこに螺合された
蓋体24によって遮蔽されている。流出孔23cの他端開口部は開放されており
、ガスの流出口になっている。
【0015】
上記流入孔23aが開口するコック本体2の側部には、フランジ部25が形成
されている。このフランジ部25には、4個のねじ孔25a,25b,25c,
25dがそれぞれ形成されている。各ねじ孔25a〜25dは、流入孔23aの
軸線を中心とする同一円周上に、かつ周方向に等間隔をもって配置されている。
また、フランジ部25の端面中央部には、流入孔23aと同心の突出部26が形
成されている。
なお、コック本体2を取付板1に取り付けた状態においては、図1に示すよう
に、フランジ部25が切欠き部13に隣接して位置するようになっている。
【0016】
上記流出孔23cの開口部近傍に対応するコック本体2の外周面は円筒面に形
成されており、その円筒面をなす部分がプラグ部27とされている。このプラグ
部27には、ガス器具に接続されたガス管の端末たるソケット部(図示せず)が
接続されるようになっている。
【0017】
なお、プラグ部27にソケット部を接続すると、コック本体2に設けられたリ
セット片28が図3(A)に示す状態から時計方向へ流入孔23aの軸線とほぼ
平行になるまで回動せしめられる。その状態からリセット片28を反時計方向へ
図示の状態まで回動させると、ソケット部がプラグ部27から外れる。また、流
出孔23cの内部には、ソケット部を接続すると、自動的に流出孔23cを開き
、ソケット部を取り外すと自動的に流出孔23cを閉じる弁機構が組み込まれて
いる。これらの機構は周知であり、しかもこの考案の要旨でもないので、その詳
細な説明は省略する。
【0018】
上記継手部材3は、図4に示すように、継手本体3Aとボルト3Bとを有して
いる。
継手本体3Aには、その内部に両端が開口したガス孔31が形成されている。
このガス孔31は、一側面から内部に向かって延びる横孔31aと、この横孔3
1aが開口する側面と直交する方向を向く側面から内部に向かって延び、横孔3
1aと直交する縦孔31bとから構成されている。
【0019】
横孔31aの開口部には、雌ねじ部31cが形成されている。この雌ねじ部3
1cに上記ボルト3Bが螺合されている。ボルト3Bには、その中央部を貫通す
る貫通孔32が形成されている。この貫通孔32には、ガスの元栓に接続された
ガス管、例えばフレキシブルガス管(図示せず)が挿通される。そして、貫通孔
32を貫通したフレキシブルガス管の端部がボルト3Bによって押し潰されるこ
とにより、ガス管が継手本体3Aに接続されるようになっている。なお、この点
は周知の構造であり、この考案の要旨でもないのでその詳細な説明は省略する。
【0020】
上記縦孔31bの開口部には、凹部33が縦孔31bと同心に形成されている
。この凹部33は、コック本体2の突出部25bとほぼ同径に、かつ突出部26
に回動自在に嵌合するように形成されている。そして、凹部33に突出部26を
嵌合させることにより、縦孔31bとコック本体2の流入孔23aとの軸線が互
いに一致するようになっている。
【0021】
また、縦孔31bの開口部に対応した継手本体3Aの外周部には、フランジ部
34が形成されている。このフランジ部34には、2つの挿通孔34a,34b
がそれぞれ形成されている。2つの挿通孔34a,34は、縦孔31bの軸線を
中心とし、かつ上記4つのねじ孔25a〜25dが配置された円と同一の直径を
有する円周上に配置され、しかも周方向に180°離間して配置されている。
【0022】
上記構成の継手部材3は、その凹部33をコック本体2の突出部26に嵌合さ
せるとともに、フランジ部34をコック本体2のフランジ部25に突き合わせた
状態でコック本体2に取り付けられる。取り付けに際しては、挿通孔34a,3
4bにそれぞれ挿通したボルトB2,B2をねじ孔25a〜25dのうちの180
°離間したいずれか2つに螺合させることによってコック本体2に取り付けられ
ることになる。この場合、螺合させるねじ孔を選択することにより、つまり挿通
孔34a,34bと組み合わせるねじ孔を4つのねじ孔25a〜25bのうちか
ら2つ選択することにより、継手部材3のコック本体1に対する取付位置を縦孔
31b(流入孔23a)の周方向に変えることができる。また、取付位置を変え
ると、横孔31aと縦孔31bとが直交し、互いの向きが異なっているので、横
孔31aが形成された継手部材3の端部(以下、接続側端部という。)の向きを
変えることができる。
【0023】
すなわち、挿通孔34a,34bをねじ孔25a,25cと組み合わせると、
図1(A)に示すように、継手部材3の接続側端部が取付板1の前面1a側から
背面1b側に向かう方向を向き、切欠き部13に入り込む(以下、この取付位置
を第1の取付位置という。)。挿通孔34a,34bをねじ孔25b,25dと
組み合わせると、接続側端部が取付板1aの前面1aに沿って辺部1d側から辺
部1f側に向かう方向を向く(以下、第2の取付位置という。)。挿通孔34a
,34bをねじ孔25c,25aと組み合わせると、接続側端部が背面1b側か
ら前面1a側に向かう方向を向く。ただし、この取付位置が選択されることはな
い。挿通孔34a,34bをねじ孔25d,25bと組み合わせると、接続側端
部が取付板1の前面に沿って辺部1f側から辺部1d側に向かう方向を向く(以
下、第3の取付位置という。)。
【0024】
上記カバー4は、ABS樹脂等の樹脂を箱状に成形したものであり、図5に示
すように、4つの側面4a〜4dおよび天板4eを有し、背面部が開口している
。そして、その開口部に取付板1がその前面1a側から挿入され、背面部と取付
板1の背面1bとがほぼ同一平面上に位置するようにして取付板1に取り付けら
れている。
また、取付板1の差し込み孔16と対向する側面4dには、突出部41が形成
されており、ねじ孔15と対向する側面4bには挿通孔42が形成されている。
そして、突出部41を差し込み孔16に挿入するとともに、ボルトB3を挿通孔
42を貫通してねじ孔15に螺合させることにより、カバー4が取付板1に取り
付けられている。
【0025】
また、側面4bには、挿入孔43が形成されている。この挿入孔43は、コッ
ク本体2のプラグ部27に接続するソケットを差し込むためのものであり、プラ
グ部27と対向する箇所に形成されている。
【0026】
さらに、側面4bには、継手部材3をコック本体2に対して第2の取付位置に
取り付けた場合に接続側端部と対向する箇所に凹部44が形成されており、この
凹部44に対応する部分が薄肉部(除去部)45とされている。この薄肉部45
は、カバー4の内側から外側に向かって指等によって押圧することにより、周縁
部から破断してカバー4から除去することができる程度の厚さとされている。そ
して、薄肉部45を除去すると、そこに切欠き部が形成されることになり、その
切欠き部を通して元栓側のガス管(例えばフレキシブルガス管)をカバー4の内
部に引き込み、継手部材3の横孔31aにボルト3Bによって固定することがで
きるようになっている。勿論、薄肉部45の大きさは、ガス管を挿通するのに十
分な大きさとされている。
同様に、側面4dには、継手部材3を第3の取付位置に取り付けた場合に接続
側端部と対向する箇所に凹部46が形成され、これによって薄肉部(除去部)4
7が形成されている。
【0027】
また、カバー4には、側面4bから側面4cに沿って移動可能なスライドバー
48が配置されている。このスライドバー48は、ばね(図示せず)によってカ
バー4の外側から内側に向かって付勢されており、プラグ部27にソケットを接
続しない状態では、その外側の端面がカバー4の側面4bとほぼ同一面に位置さ
せるとともに、内側の端面によってリセット片28を図1(A)の実線で示す状
態に回動位置させている。一方、プラグ部27にソケット部が接続されると、リ
セット片28が図1において時計方向に回動するのに伴って、スライドバー48
がばねの付勢力に抗して内側から外側へ向かって移動せしめられ、その外側の端
部が側面4bから突出する。この突出した端部を内側に押すことにより、プラグ
部27に接続されたソケット部を取り外すことができる。なお、このような構成
は周知のものであり、この考案の要旨でもないので、その詳細な説明は省略する
。
【0028】
上記構成のガスコックGは、通常、プラグ部27を下方に向けた状態で室内の
壁面に取り付けられる。その取付状態では、ガス管の次の3つの配管態様に対応
することができる。
【0029】
すなわち、ガス管を壁の内部に挿通した場合には、継手部材3を第1の取付位
置に取り付ける。すると、継手部材3の接続側端部が取付板1の切欠き部13を
通って壁の内部側を向くことになる。したがって、壁の内部に挿通されたガス管
を継手部材3に接続することができる。
【0030】
また、ガス管を室内の壁面に沿って下側から上側へ向かって配設する場合には
、継手部材3を第3の取付位置に取り付けるとともに、カバー4の側面4bの薄
肉部45を除去する。そして、薄肉部45を除去することによって形成される切
欠き部からカバー4の内部にガス管を挿通し、ガス管を継手部材3に接続する。
同様に、ガス管を室内の壁面に沿って上側から下側へ向かって配設する場合に
は、継手部材3を第2の取付位置に取り付けるとともに、カバー45の側面4d
の薄肉部47を除去する。
【0031】
上記のように、このガスコックGにおいては、継手部材3の取付位置を変える
とともに、カバー4の薄肉部45,47を除去することにより、ガス管の各種の
配設態様に対応することができる。したがって、準備しておくべきコック本体2
および継手部材3の種類、並びにカバー4の種類を減らすことができ、これによ
って製造費および管理費を低減することができる。
【0032】
なお、この考案は、上記の実施例に限定されることなく、その要旨を逸脱しな
い範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施例においては、継手部材3の取付位置を、接続側端部が取
付板1の前面1a側から背面1b側を向く第1の取付位置、カバー4の側面4b
,4d側を向く第2、第3の取付位置のいずれかに変えることができるようにな
っているが、継手部材3の縦孔31bの軸線が上下方向を向いた状態で継手部材
3をコック本体2に取り付けるようにすれば、継手部材3の接続側端部をカバー
4の4つの側面4a〜4dのいずれかと対向させることができる。つまり、4つ
の取付位置を選択することができる。その場合、カバー4の側面4a〜4dにそ
れぞれ薄肉部を形成することになる。勿論、これら以外の取付位置を採用するよ
うにしてもよい。
【0033】
また、上記の実施例においては、除去部として薄肉部45,47を形成してい
るが、除去すべき部分の周縁に沿って延びる溝を形成し、この溝によって囲まれ
る部分(除去部)を溝から破断除去するようにしてもよい。勿論、この溝を形成
することを上記の実施例と組み合わせてもよい。つまり、凹部44,46の底面
に、その周縁に沿って延びる溝を形成するようにしてもよい。
【0034】
さらに、上記の実施例においては、コック本体2としてソケットの接続、取り
外しによってガス通路23が自動的に開閉されるタイプのものを用いたが、ハン
ドルによって開閉するタイプのものを用いてもよい。その場合には、カバー4の
天板4eにハンドル挿通用の孔を形成することになる。
【0035】
以上説明したように、この考案のガスコックによれば、継手部材をコック本体
に対し位置変更可能に取り付け、継手部材の取付位置を変えることによって継手
部材のガス管が接続される端部の向きを変えるようにしているから、1つのガス
コックでガス管の各種の配設態様に対応することができる。したがって、準備し
ておくべきガスコックの種類を減らすことができ、これによって製造費および管
理費を低減することができる。
また、ガスコックをカバーで覆ういわゆるカバー付きガスコックとした場合に
は、継手部材の各取付位置における接続側端部と対向するカバーの対向箇所に除
去部を形成しているから、1つのカバーでガス管の各種の配設態様に対応するこ
とができる。したがって、製造費および管理費をより一層低減することができる
という効果が得られる。
【図1】この考案の一実施例を示すもので、図1(A)
はカバーを切り欠いて示す平面図、図1(B)はカバー
を切り欠いて示す図1(A)のB矢視図である。
はカバーを切り欠いて示す平面図、図1(B)はカバー
を切り欠いて示す図1(A)のB矢視図である。
【図2】取付板を示すもので、図2(A)はその平面
図、図2(B),(C)はそれぞれ図2(A)のB矢
視、C矢視図である。
図、図2(B),(C)はそれぞれ図2(A)のB矢
視、C矢視図である。
【図3】コック本体を示すもので、図3(A)はその平
面図、図3(B)はその平断面図、図3(C)は図3
(A)のC矢視図である。
面図、図3(B)はその平断面図、図3(C)は図3
(A)のC矢視図である。
【図4】継手部材を示すもので、図4(A)はその平面
図、図4(B)は図4(A)のB−B矢視断面図、図4
(C)は図4(B)のC矢視図である。
図、図4(B)は図4(A)のB−B矢視断面図、図4
(C)は図4(B)のC矢視図である。
【図5】カバーを示すもので、図5(A)はその側面
図、図5(B)は図5(A)のB矢視図である。
図、図5(B)は図5(A)のB矢視図である。
G ガスコック
2 コック本体
23 ガス通路
23a 流入孔(ガスの流入側)
23b 流出孔(ガスの流出側)
25 フランジ部
3 継手部材
31 ガス孔
31a 横孔(ガスの流入側)
31b 縦孔(ガスの流出側)
34 フランジ部
4 カバー
45 薄肉部(除去部)
47 薄肉部(除去部)
Claims (2)
- 【請求項1】 次の(イ)および(ロ)を備えたことを
特徴とするガスコック。 (イ)コック本体 このコック本体の内部には、両端がコック本体の外面に
開口するガス通路が形成されている。このガス通路は、
一端開口部からガスが流入し、他端開口部からガスが流
出する。 (ロ)継手部材 この継手部材の内部には、両端が継手部材の外面に開口
するガス通路が形成されている。このガス通路の一端開
口部と他端開口部との軸線は互いに異なる方向を向いて
いる。継手部材は、ガス孔の一端開口部が前記ガス通路
のガス流入側開口部と連通した状態で、前記コック本体
にガス孔の一端開口部の軸線の回りに取付位置変更可能
に取り付けられる。継手部材の他端開口部には、ガス供
給管が接続される。 - 【請求項2】 請求項1に記載のガスコックにおいて、
次の(ハ)を加えたことを特徴とするガスコック。 (ハ)コック本体を覆うカバー このカバーは、樹脂からなるものであり、背面部が開口
した箱状に形成されている。開口した背面部から前記コ
ック本体が内部に入り込む。前記継手部材の各取付位置
におけるガス孔の他端開口部と対向するカバーの対向箇
所には、除去可能な除去部が形成されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065505U JP2560265Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ガスコック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065505U JP2560265Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ガスコック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510881U true JPH0510881U (ja) | 1993-02-12 |
JP2560265Y2 JP2560265Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13288998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991065505U Expired - Lifetime JP2560265Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ガスコック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560265Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51162855U (ja) * | 1975-06-19 | 1976-12-25 | ||
JP2006052758A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Osaka Gas Co Ltd | ガス栓 |
JP2015034614A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓 |
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JPS6369926A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-30 | Kobe Steel Ltd | 焼結原料の事前処理方法 |
JPS63166473A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-09 | 三菱鉱業セメント株式会社 | 粉体の風力分級装置 |
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1991
- 1991-07-24 JP JP1991065505U patent/JP2560265Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560265Y2 (ja) | 1998-01-21 |
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