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JPH05106643A - 同期噛合装置 - Google Patents

同期噛合装置

Info

Publication number
JPH05106643A
JPH05106643A JP3327845A JP32784591A JPH05106643A JP H05106643 A JPH05106643 A JP H05106643A JP 3327845 A JP3327845 A JP 3327845A JP 32784591 A JP32784591 A JP 32784591A JP H05106643 A JPH05106643 A JP H05106643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
spline
ring
hub sleeve
synchronizer ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3327845A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumichi Funato
康道 船戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JPH05106643A publication Critical patent/JPH05106643A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/025Synchro rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0656Details of the tooth structure; Arrangements of teeth
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D2023/0656Details of the tooth structure; Arrangements of teeth
    • F16D2023/0662Details relating to special geometry of arrangements of teeth
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
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    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0656Details of the tooth structure; Arrangements of teeth
    • F16D2023/0668Details relating to tooth end or tip geometry

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボルグワーナタイプの同期噛合装置において、
同期終了と同時にシンクロナイザリングとギヤスプライ
ンを一体化するとともにハブスリーブとギヤスプライン
のスプライン位相を一致させて、2段入り現象を防止す
る。 【構成】シンクロナイザリング15に設けた外周に開口
する凹所15cおよび貫通孔15dに縮径可能なリング
バネ16および係合ピン17を嵌合し、ハブスリーブ1
2にはリングバネ16を押圧して縮径し係合ピン17を
摺動される押圧部を設け、ギヤ側には係合ピン17が係
合してシンクロナイザリング15とギヤスプライン13
を周方向に一体化する係合凹所14bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両に搭載さ
れる手動変速機の同期噛合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同期噛合装置の一形式として、回転軸上
に一体回転可能に組付けたクラッチハブと、同クラッチ
ハブ上に軸方向へ摺動可能に組付けたハブスリーブと、
前記回転軸上に相対回転可能に組付けた被同期ギヤと一
体回転するギヤスプラインと、同ギヤスプラインと前記
クラッチハブとの間に配置したシンクロナイザリング
と、前記ハブスリーブの摺動により前記シンクロナイザ
リングを軸方向へ押圧して同シンクロナイザリングのコ
ーン部を前記被同期ギヤと一体回転するギヤコーンに圧
接させる押圧手段を備え、前記ハブスリーブの摺動時前
記押圧手段の作用にて前記ギヤスプラインを前記シンク
ロナイザリングを介して前記ハブスリーブに同期させ
て、同ハブスリーブを前記ギヤスプラインに噛合させる
同期噛合装置がある。かかる形式の同期噛合装置の代表
例としては、ボルクワーナ式の同期噛合装置がよく知ら
れている。
【0003】ところで、上記した形式の同期噛合装置に
おいては押圧手段がシフティングキーにて構成されてい
て、手動変速機をニュートラル状態から所望の変速段へ
シフト操作するとハブスリーブが軸方向へ摺動してシフ
テイングキーを押動し、このシフティングキーがシンク
ロナイザリングのコーン部をギヤコーンに圧接させて同
期作用を開始し、その後ハブスリーブがさらに摺動して
同ハブスリーブのスプラインチャンファがシンクロナイ
ザリングのスプラインチャンファに当接し、シンクロナ
イザリングをさらに強く押圧して同リングのコーン部を
ギヤコーンに強固に圧接して同期を終了させ、ハブスリ
ーブはシンクロナイザリングのスプラインおよびギヤス
プラインのスプラインに噛合してシフトを完了させる。
【0004】ハブスリーブとギヤスプラインとの同期作
用終了後ハブスリーブがシンクロナイザリングに噛合し
た際には、シンクロナイザリングのコーン部をギヤコー
ンに押圧する力が消失する。このため、ハブスリーブが
ギヤスプラインに噛合する以前にこれら両者間に再度相
対回転が発生してこれら両者のスプラインチャンファが
衝突し、ハブスリーブはギヤスプラインのスプラインを
押し分けて噛合することになる。この結果、シフト操作
中に2段入り現象が発生して、操縦者に2段入り感を与
えてシフトフィーリングを損ない、かつギヤ鳴りを発生
させることになる。このような2段入り現象に対処する
同期噛合装置が実開平1−63823号公報、および実
開平2−56923号公報に提案されている。
【0005】前者の同期噛合装置は、ハブスリーブの内
周の周方向の複数カ所に突設した傾斜カムをシンクロナ
イザリング上の弾性部材に係合するようにするととも
に、前記ハブスリーブの軸方向へのシフト動作により弾
性部材を介してシンクロナイザリングに押圧力を付与す
るように構成した同期噛合装置であり、前記ハブスリー
ブの傾斜カム面の一部を軸方向へ変更して、シンクロナ
イザリングへの押圧力特性を従来の特性に加えて同期終
了後からギヤスプラインとの接触直前までの間に再度押
圧力を発生させるように構成し、同期終了後においても
同期側と被同期側との相対回転を阻止して2段入り現象
の発生を防止しようとするものである。
【0006】また、後者の同期噛合装置は、クラッチハ
ブと一体回転するコーンに凹部を設けるとともに被同期
ギヤにバネ部材を介してプランジャを組付け、同期終了
時に凹部にプランジャを弾撥的に嵌合させてシンクロナ
イザリングとギヤスプラインとを一体化させるとともに
両者のスプラインを同位相とし、ハブスリーブとギヤス
プラインとの噛合を円滑にして2段入り減少の発生を防
止しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した前
者の同期噛合装置においては、シンクロナイザリングが
同期終了後もギヤコーンに押圧されており、シンクロナ
イザリングとギヤスプラインとのスプラインの位相が一
致していない場合にはハブスリーブがギヤスプラインの
スプラインを押し分けて同スプラインと噛合する必要が
あり、この噛合時には相当の押し分け力が必要になる。
従って、当該同期噛合装置においては上記した押し分け
力に相当する操作力が余分に必要になるとともに、上記
した押し分け動作のために2段入り現象が発生すること
になる。また、上記した後者の同期噛合装置において
は、ギヤコーンの凹部にプランジャが嵌合するタイミン
グがバネ部材のバネ力により決定されるため、バネ部材
のバネ力の設定の如何、バネ力の劣化等によって嵌合す
るタイミングが異なり、プランジャはバネ力が強い場合
には同期終了前に嵌合し、かつバネ力が弱い場合には嵌
合し得ないことになる。従って、本発明の目的は上記し
た形式の同期噛合装置において2段入り現象の発生を防
止するに当り、上記した各問題に対処することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸上に一
体回転可能に組付けたクラッチハブと、同クラッチハブ
上に軸方向へ摺動可能に組付けたハブスリーブと、前記
回転軸上に相対回転可能に組付けた被同期ギヤと一体回
転するギヤスプラインと、同ギヤスプラインと前記クラ
ッチハブとの間に配置したシンクロナイザリングと、前
記ハブスリーブの摺動により前記シンクロナイザリング
を軸方向へ押圧して同シンクロナイザリングのコーン部
を前記被同期ギヤと一体回転するギヤコーンに圧接させ
る押圧手段を備え、前記ハブスリーブの摺動時前記押圧
手段の作用にて前記シンクロナイザリングを介して前記
ギヤスプラインを前記ハブスリーブに同期させて、同ハ
ブスリーブを前記ギヤスプラインに噛合させる同期噛合
装置において、前記シンクロナイザリングに設けた外周
側に開口する環状凹所に嵌合されて所定の押圧力にて弾
撥的に縮径するリング部材と、前記シンクロナイザリン
グに設けた貫通孔に摺動可能に組付けられて一端が前記
リング部材の径内側に臨み同リング部材の縮径により摺
動する係合部材と、前記被同期ギヤ側に設けられて前記
ギヤスプラインと前記シンクロナイザリングとが同位相
時に前記係合部材の他端に対向し同係合部材が係合して
前記シンクロナイザリングと前記ギヤスプラインとを周
方向に一体化させる係合凹所と、前記ハブスリーブに設
けられて前記リング部材を径方向へ押圧する押圧部を備
えていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用・効果】かかる構成の同期噛合装置におい
ては、ハブスリーブを軸方向へ摺動させると押圧手段の
作用によりシンクロナイザリングが軸方向へ押圧され、
シンクロナイザリングのコーン部がギヤコーンに圧接す
る。これにより同期作用が開始され、ハブスリーブがさ
らに軸方向へ摺動すると押圧手段を介してシンクロナイ
ザリングがさらに軸方向へ押圧されて同期が終了する。
この間、ハブスリーブの押圧部がリング部材を縮径させ
て係合部材を摺動させて、被同期ギヤ側に設けた係合凹
所に係合させてシンクロナイザリングとギヤスプライン
とを周方向に一体化させる。
【0010】これにより、シンクロナイザリングとギヤ
スプラインとは互いのスプラインの位相が同位相の状態
で一体化され、ハブスリーブはギヤスプラインのスプラ
インを押し分ける必要なく同スプラインに円滑に噛合す
る。なお、係合部材はリング部材の縮径による押圧力が
解除されている場合には、シンクロナイザリングの回転
により発生する遠心力により被同期ギヤ側の係合凹所か
ら離脱している。
【0011】このように、当該同期噛合装置において
は、ハブスリーブとギヤスプラインとの同期終了から噛
合開始までの間ではこれら両者が係合部材を介して周方
向に一体化されるので、この間にこれら両者で相対回転
が発生することがないとともに両者のスプラインの位相
が一致しているため、ハブスリーブはギヤスプラインの
スプラインを押し分けて噛合する必要がなくて2段入り
現象の発生が防止される。また、かかる噛合時には大き
な操作力を必要としないとともに、ギヤスプラインにハ
ブスリーブと噛合するためのスプラインチャンファを設
ける必要がなく、ギヤスプラインの加工性が向上してコ
ストの低減を図ることができる。さらにまた、当該同期
噛合装置においては、係合部材の被同期ギヤ側に設けた
係合凹所に対する係合はハブスリーブの軸方向への摺動
動作によって決まるため、ハブスリーブとギヤスプライ
ンとの一体化は同期終了に的確に対応してなされるとと
もに、これら両者を一体化させる機能を長期間維持させ
ることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
ると、図1には本発明の第1実施例に係る同期噛合装置
10が示され、かつ図12には本発明の第2実施例に係
る同期噛合装置20が示されている。
【0013】第1実施例に係る同期装置10は回転軸3
1上に一体回転可能に組付けたクラッチハブ11、クラ
ッチハブ11の外スプライン11aに軸方向へ摺動可能
に組付けたハブスリーブ12、回転軸31上に回転可能
に組付けた被同期ギヤ32に一体的に設けたギヤスプラ
イン13およびギヤコーン14、クラッチハブ11とギ
ヤスプライン13間に配置したシンクロナイザリング1
5を備えているとともに、押圧機構を構成するリングバ
ネ16および係合ピン17を備えている。リングバネ1
6は本発明のリング部材に該当し、かつ係合ピン17は
本発明の係合部材に該当する。
【0014】シンクロナイザリング15は図1および図
2に示すように、リング状本体の内周側にテーパコーン
15aを、同本体の外周側の先端にスプライン15b
を、同本体の中間部に外周側へ開口する環状凹所15c
を、環状凹所15cの底部からテーパコーン面15aに
達する貫通孔15dをそれぞれ備えていて、ギヤコーン
14上に配置されてクラッチハブ11と一体回転可能に
なっている。ギヤコーン14は外周側にテーパコーン面
14aを備え、テーパコーン面14a上に断面V形の係
合凹所14bが形成されていて、シンクロナイザリング
15のテーパコーン部15aと係脱可能に係合する。こ
のシンクロナイザリング15においては、環状凹所15
cにリングバネ16が嵌合されているとともに、各貫通
孔15dに係合ピン17が嵌合されている。
【0015】リングバネ16は図2および図3に示すよ
うに、C形のリング状を呈しており、図4に示すように
リング部16aの外周面には第1テーパ面16bおよび
第2テーパ面16cが形成されており、径内方へ撓んで
弾撥的に縮径可能になっている。リングバネ16の第2
テーパ面16cは第1テーパ面16bに対して傾斜角度
が大きくなっている。このリングバネ16においては、
シンクロナイザリング15の環状凹所15cに嵌合され
て両テーパ面16b,16cを同凹所15cから突出さ
れており、同凹所15cからの脱落を防止されている。
一方、ハブスリーブ12の内周側に設けたスプライン1
2aの形成部位の先端側には第1押圧面12b、第2押
圧面12c、第3押圧面12dおよび環状凹所12eが
形成されている。第1押圧面12bおよび第2押圧面1
2cはリングバネ16の第1テーパ面16bおよび第2
テーパ面16cの傾斜角度と略同じ傾斜角度のテーパ状
に形成され、第3押圧面12dは略水平状に形成され、
かつ環状凹所12eはリングバネ16が嵌合する大きさ
および形状に形成されている。シンクロナイザリング1
5の各貫通孔15dには係合ピン17がそれぞれ摺動可
能に嵌合されていて、その一端がリングバネ16の内周
側に臨み、かつその他端がギヤコーン14に設けた各係
合凹所14bに対向している。
【0016】ハブスリーブ12は軸方向への摺動時には
先づ第1押圧面12bがリングバネ16の第1テーパ面
16bに当接してリングバネ16を軸方向へ押圧し、次
いで第2押圧面12cがリングバネ16の第2テーパ面
16cに当接してリングバネ16を軸方向および径内方
へ押圧してリングバネ16を縮径するとともに、第3押
圧面12dがリングバネ16の第1テーパ面16bに乗
り上げてリングバネ16の縮径状態を維持し、最後に環
状凹所12eがリングバネ16に対向して同バネ16を
嵌合させる。係合ピン17は回転軸31の回転時クラッ
チハブ11、ハブスリーブ12およびシンクロナイザリ
ング15と一体的に回転していて、遠心力の作用により
その一端がリングバネ16の内周側に当接している。こ
れらのハブスリーブ12およびリングバネ16において
は、第1、第2押圧面12b,12cおよび第1、第2
テーパ面16b,16cが本発明の押圧手段を構成して
いる。
【0017】このため、係合ピン17はハブスリーブ1
2の軸方向への摺動時には、リングバネ16の縮径動作
により貫通孔15d内を径内方へ摺動してギヤコーン1
4の係合凹所14bに係合する。この状態においては、
係合ピン17はシンクロナイザリング15とギヤコーン
14を一体化し、これによりシンクロナイザリング15
とギヤスプライン13を一体化する。また、シンクロナ
イザリング15とギヤスプライン13とが一体化された
状態においては、シンクロナイザリング15のスプライ
ン15bとギヤスプライン13のスプライン13aとは
同位相の関係になるように設定されている。
【0018】このように構成された当該同期噛合装置1
0においては図1に示す状態がニュートラル状態であ
り、この状態においてリングバネ16は自由形状を呈
し、かつ係合ピン17は回転軸31、クラッチハブ1
1、ハブスリーブ12およびシンクロナイザリング15
の回転による遠心力の作用によりリングバネ16の内周
側に当接した状態にある。このニュートラル状態からシ
フト操作によりハブスリーブ12を軸方向へ摺動させる
と図5に示すように、先づハブスリーブ12の第1押圧
面12bがリングバネ16の第1テーパ面16bに当接
するとともに第2押圧面12cが第2テーパ面16cに
当接して、リングバネ16を軸方向へ押動してシンクロ
ナイザリング15を軸方向へ押圧してそのテーパコーン
面15aをギヤコーン14のテーパコーン面14aに押
圧する。これにより、当該同期噛合装置10において
は、同期作用が開始される。
【0019】ハブスリーブ12がさらに軸方向へ摺動す
ると図6に示すように、ハブスリーブ12のスプライン
12aのチャンファがシンクロナイザリング15のスプ
ライン15aのチャンファに当接して、シンクロナイザ
リング15のテーパコーン面15aをギヤコーン14の
テーパコーン面14aにさらに強く圧接するとともに、
ハブスリーブ12の第3押圧面12dがリングバネ16
の第1テーパ面16b上にに乗り上げる。この結果、同
期が終了すると同時にリングバネ16が縮径して係合ピ
ン17を径内方へ摺動させてギヤコーン14の係合凹所
14bに係合させ、シンクロナイザリング15とギヤコ
ーン14、ギヤスプライン13とを一体化するととも
に、シンクロナイザリング15のスプライン15aとギ
ヤスプライン13のスプライン13aとが同位相の状態
となり、ハブスリーブ12のスプライン12aがシンク
ロナイザリング15のスプライン15aおよびギヤスプ
ライン13のスプライン13aに円滑に噛合する。これ
により、回転軸31はクラッチハブ11およびハブスリ
ーブ12を介して被同期ギヤ32に結合する。
【0020】その後、ハブスリーブ12のギヤスプライ
ン13への噛合が完了した時点では図7に示すように、
ハブスリーブ12の環状凹所12eがリングバネ16上
に位置する。このため、リングバネ16は自らの弾撥力
により環状凹所12eに嵌合し、また係合ピン17は遠
心力の作用により径外方へ摺動して係合凹所14bから
脱出し、シンクロナイザリング15とギヤコーン14
(ギヤスプライン13)との一体化を解除する。この状
態においては、リングバネ16がハブスリーブ12の軸
方向への摺動を所定の力で規制しているため、ハブスリ
ーブ12のギヤスプライン13からのギヤ抜けが防止さ
れる。
【0021】このように、当該同期噛合装置10におい
ては、ハブスリーブ12とギヤスプライン13との同期
終了から噛合開始までの間にシンクロナイザリング15
とギヤスプライン13とが係合ピン17を介して一体化
されるため、同期終了後ハブスリーブ12とギヤスプラ
イン13間で相対回転が発生することはなく2段入り現
象の発生が防止される。また、この場合シンクロナイザ
リング15とギヤスプライン13とのスプライン15
a,13aは位相が一致しているため、従来に比較して
操作力が低減される。また、同期開始時のインデックス
はハブスリーブ12の第1および第2押圧面12b,1
2cで行われるので、部品点数の削減が図られる。ま
た、シフト完了時にはハブスリーブ12の環状凹所12
eにリングバネ16が嵌合してギヤ抜けが図られるとと
もに節度感を付与することができるため、他に特別のギ
ヤ抜け防止手段、節度感付与手段を採用する必要がな
く、部品点数の大幅な削減を図ることができる。
【0022】当該同期噛合操作10において、ハブスリ
ーブ12はシンクロナイザリング15とギヤスプライン
13のスプライン15a,13aが同位相の状態でギヤ
スプライン13に噛合するものであるから、ハブスリー
ブ12のスプライン12aのチャンファがギヤスプライ
ン13のスプライン13aのチャンファに当接させて、
同スプライン13aを押し分けて噛合させる必要がない
ため、ギヤスプライン13のスプライン13aにチャン
ファを設ける必要がないと言う利点がある。図8〜図1
0にはハブスリーブ12、シンクロナイザリング15お
よびギヤスプライン13の実施態様の数例が示されてい
る。
【0023】図8には各スプラインの形状の第1の例が
示されている。この第1の例においては、ギヤスプライ
ン13のスプライン13aにおいては、チャンファを必
要としないことからチャンファが省略されている。この
ため、スプライン13aの軸方向長さを短縮することが
できるとともに、ギヤスプライン13の加工性が優れて
いてコストの低減を図ることができる。なお、ハブスリ
ーブ12のスプライン12aおよびシンクロナイザリン
グ15のスプライン15bにチャンファが形成されてい
ることは従来の同期噛合装置と同様である。
【0024】図9には各スプラインの形状の第2の例が
示されている。この第2の例では、ハブスリーブ12の
各スプライン12a1,12a2の間隔はギヤスプライン
13の間隔に比較して2倍に設定されている。この場
合、ハブスリーブ12の各スプライン12a1,12a2
はギヤスプライン13のスプライン13aに対して1歯
おきに欠歯にされていて、交互に同期用スプライン12
a1と噛合用スプライン12a2とになっている。また、
これらのスプラインにおいては同期用スプライン12a
1のみにチャンファが形成されているとともに、シンク
ロナイザリング15においては同期用スプライン12a
1に対応する部位にのみスプライン15bが形成されて
いる。ハブスリーブ12の噛合用スプライン12a2は
シンクロナイザリング15のスプライン15bに接触し
ないため、同期用スプライン12a1よりも軸方向長さ
を長く形成されている。このため、同期噛合装置全体の
軸方向長さを大幅に短縮することができるとともに、同
期終了から噛合完了までのハブスリーブ12のストロー
クを短縮化することがてき、かつハブスリーブ12の加
工性が向上しコストの低減を図ることができる。なお、
第2の例においては同期用スプライン12a1と噛合用
スプライン12a2との数の比率を適宜変更することが
できるとともに、強度上支障のないかぎり各スプライン
12a1,12a2の数を減らすことができる。
【0025】図10には各スプラインの形状の第3の例
が示されている。この第3の例においてハブスリーブ1
2のスプライン12aはその先端部が噛合部12a3
に、噛合部12a3の後方側に同期用チャンファ部12
a4が形成され、噛合部12a3の間隔はギヤスプライン
13のスプライン13aの2倍に設定されており、噛合
部12a3にはチャンファは形成されていない。また、
シンクロナイザリング15のスプライン15bはハブス
リーブ12の各スプライン12aの噛合部12a3間に
位置するように形成されている。スプライン15bはス
プライン12aのチャンファ部12a4に対向するチャ
ンファ15b1が形成されている。これにより、ハブス
リーブ12とシンクロナイザリング15間においては常
に同じチャンファにて同期作用が行われ、シフト時にロ
ックするおそれがない。また、ハブスリーブ12の噛合
部12aとギヤスプライン13のスプライン13aには
共にチャンファが形成されておらず、かつおよびシンク
ロナイザリング15のスプライン15bがハブスリーブ
12の噛合部12a3間に位置しているため、装置全体
の軸方向長さを大幅に短縮化することができる。
【0026】図11にはリング部材と係合部材とを一体
化してなる押圧部材18が示されている。この押圧部材
18はリング部18aと、リング部18aに外側に突設
した複数の第1突起部18bと、リング部18aに内側
に突設した複数の第2突起部18cとからなる。この押
圧部材18においては、第1突起部18bに第1テーパ
面および第2テーパ面が形成されいており、また第2突
起部18cが係合ピンとして機能する。この押圧部材1
8においては、リングバネ16と係合ピン17を採用す
る場合に比較して部品点数が削減されるとともに、組付
け性が大いに向上する。
【0027】図12には本発明の第2実施例に係る同期
噛合装置20が示されている。当該同期噛合装置20に
おいては、リング部材および係合部材と、係合部材が係
合する係合凹所の構成、およびこれらに起因する作動、
作用効果が第1実施例の同期噛合装置10と相違し、他
の構成および作用効果等は実質的に同装置10と同様で
ある。当該同期噛合装置20は回転軸31上に一体回転
可能に組付けたクラッチハブ21、クラッチハブ21の
外スプライン21aに軸方向へ摺動可能に組付けたハブ
スリーブ22、回転軸31上に回転可能に組付けた被同
期ギヤ32に一体的に設けたギヤスプライン23および
ギヤコーン24、クラッチハブ21とギヤスプライン2
3間に配置したシンクロナイザリング25を備えている
とともに、リングバネ26および係合ピン27を備えて
いる。リングバネ26は本発明のリング部材に該当し、
かつ係合ピン27は本発明の係合部材に該当する。
【0028】ギヤスプライン23およびギヤコーン24
は被同期ギヤ32と一体的に形成されている。ギヤスプ
ライン23は図12および図13(a)、(b)に示す
ように、外周にスプライン23aを備えるとともに一端
面に複数の係合凹所23bを備えている。また、ギヤコ
ーン24は係合凹所23bの前方にてテーパコーン面2
4aを備えている。
【0029】シンクロナイザリング25は図12および
図14に示すように、リング状本体の内周側にテーパコ
ーン面25aを、同本体の外周側の先端にスプライン2
5bを、同本体の中間部に外周側へ開口する環状凹所2
5cを、環状凹所25cの即壁から傾斜して貫通する傾
斜貫通孔25dをそれぞれ備えていて、ギヤコーン24
上に配置されてクラッチハブ21とわずかに相対回転を
許容した状態で一体回転するようになっている。シンク
ロナイザリング25のテーパコーン面25aはギヤコー
ン24のテーパコーン面24aに係脱可能に係合するも
のであり、また傾斜貫通孔25dはギヤスプライン23
に設けた係合凹所23bに係脱する。このシンクロナイ
ザリング25においては、環状凹所25cにリングバネ
26が嵌合されているとともに、各傾斜貫通孔25dに
係合ピン27が嵌合されている。
【0030】リングバネ26は図12、図15および図
16に示すように第1実施例の同期噛合装置10と同じ
構成のもので、C形のリング状を呈しているとともにリ
ング部26aの外周面には第1テーパ面26bおよび第
2テーパ面26cが形成されており、径内方へ撓んで弾
撥的に縮径可能になっている。リングバネ26の第2テ
ーパ面26cは第1テーパ面26bに対して傾斜角度が
大きくなっている。このリングバネ26においては、シ
ンクロナイザリング25の環状凹所25cに嵌合されて
両テーパ面26b,26cを同凹所25cから突出され
ており、同凹所25cからの脱落を防止されている。一
方、ハブスリーブ22の内周側に設けたスプライン22
aの形成部位の先端側には図12および図16に示すよ
うに第1押圧面22b、第2押圧面22c、第3押圧面
22dおよび環状凹所22eが形成されている。第1押
圧面22bおよび第2押圧面22cはリングバネ26の
第1テーパ面26bおよび第2テーパ面26cの傾斜角
度と略同じ傾斜角度のテーパ状に形成され、第3押圧面
22dは略水平状に形成され、かつ環状凹所22eはリ
ングバネ26が嵌合する大きさおよび形状に形成されて
いる。シンクロナイザリング25の各貫通孔25dに嵌
合された係合ピン27においては、その一端がリングバ
ネ26の内周側に臨み、かつその他端がギヤスプライン
24に設けた各係合凹所24bに対向している。
【0031】ハブスリーブ22は軸方向への摺動時には
先づ第1押圧面22bがリングバネ26の第1テーパ面
26bに当接してリングバネ26を軸方向へ押圧し、次
いで第2押圧面22cがリングバネ26の第2テーパ面
26cに当接してリングバネ26を軸方向および径内方
へ押圧してリングバネ26を縮径するとともに、第3押
圧面22dがリングバネ26の第1テーパ面26bに乗
り上げてリングバネ26の縮径状態を維持し、最後に環
状凹所22eがリングバネ26に対向して同バネ26を
嵌合させる。係合ピン27は回転軸31の回転時クラッ
チハブ21、ハブスリーブ22およびシンクロナイザリ
ング25と一体的に回転していて、遠心力の作用により
その一端がリングバネ26の内周側に当接している。こ
のような作動は第1実施例の同期噛合装置10と同様で
ある。
【0032】このため、係合ピン27はハブスリーブ2
2の軸方向への摺動時には、リングバネ26の縮径動作
により傾斜貫通孔25d内を摺動してギヤスプライン2
3の係合凹所23bに係合する。この係合状態において
は、係合ピン27はシンクロナイザリング25とギヤス
プライン24を一体化し、これによりシンクロナイザリ
ング25とギヤスプライン23を一体化する。また、シ
ンクロナイザリング25とギヤスプライン23とが一体
化された状態においては、シンクロナイザリング25の
スプライン25bとギヤスプライン23のスプライン2
3aとは同位相の関係になるように設定されている。
【0033】このように構成された当該同期噛合装置2
0においては図12に示す状態がニュートラル状態であ
り、この状態においてリングバネ26は自由形状を呈
し、かつ係合ピン27は回転軸31、クラッチハブ2
1、ハブスリーブ22およびシンクロナイザリング25
の回転による遠心力の作用によりリングバネ26の内周
側に当接した状態にある。このニュートラル状態からシ
フト操作によりハブスリーブ22を軸方向へ摺動させる
と図17に示すように、先づハブスリーブ22の第1押
圧面22bがリングバネ26の第1テーパ面26bに当
接するとともに第2押圧面22cが第2テーパ面26c
に当接して、リングバネ26を軸方向へ押動してシンク
ロナイザリング25を軸方向へ押圧してそのテーパコー
ン面25aをギヤコーン24のテーパコーン面24aに
押圧する。これにより、当該同期噛合装置20において
は、同期作用が開始される。
【0034】ハブスリーブ22がさらに軸方向へ摺動す
ると図18に示すように、ハブスリーブ22のスプライ
ン22aのチャンファがシンクロナイザリング25のス
プライン25bのチャンファに当接して、シンクロナイ
ザリング25のテーパコーン面25aをギヤコーン24
のテーパコーン面24aにさらに強く圧接するととも
に、ハブスリーブ22の第3押圧面22dがリングバネ
26の第1テーパ面26b上に乗り上げる。この結果、
同期が終了すると同時にリングバネ26が縮径して係合
ピン27を内方へ傾斜して摺動させてギヤスプライン2
3の係合凹所23bに係合させ、シンクロナイザリング
25とギヤスプライン23とを一体化するとともに、シ
ンクロナイザリング25のスプライン25bとギヤスプ
ライン23のスプライン23aとが同位相の状態とな
り、ハブスリーブ22のスプライン22aがシンクロナ
イザリング25のスプライン25bおよびギヤスプライ
ン23のスプライン23aに円滑に噛合する。これによ
り、回転軸31はクラッチハブ21およびハブスリーブ
22を介して被同期ギヤ32に結合する。
【0035】その後、ハブスリーブ22のギヤスプライ
ン23への噛合が完了した時点では図19に示すよう
に、ハブスリーブ22の環状凹所22eがリングバネ2
6上に位置する。このため、リングバネ26は自らの弾
撥力により環状凹所22eに嵌合し、また係合ピン27
は遠心力の作用により外方へ傾斜して摺動して係合凹所
23bから脱出し、シンクロナイザリング25とギヤス
プライン23との一体化を解除する。この状態において
は、リングバネ26がハブスリーブ22の軸方向への摺
動を所定の力で規制しているため、ハブスリーブ22の
ギヤスプライン23からのギヤ抜けが防止される。
【0036】このように、当該同期噛合装置20におい
ては、ハブスリーブ22とギヤスプライン23との同期
終了から噛合開始までの間にシンクロナイザリング25
とギヤスプライン23とが係合ピン27を介して一体化
されるため、第1実施例の同期噛合装置10と同様の作
用効果を奏するものであるが、さらには係合ピン27を
係合させる係合凹所23bがギヤスプライン23に設け
られてるため、係合凹所14bをギヤコーン14のテー
パコーン面14aに設けた第1実施例の同期噛合装置1
0に比較して、大きな同期容量を確保することができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る同期噛合装置の断面
図である。
【図2】同装置の図1における2−2線切断面図であ
る。
【図3】同装置で採用したリングバネの断面図(a)、
および正面図(b)である。
【図4】同装置におけるハブスリーブとリングバネの関
係を示す概略図である。
【図5】同装置の同期状態における部分断面図である。
【図6】同装置におけるシンクロナイザリングとギヤス
プラインとが一体化した状態の部分断面図である。
【図7】同装置におけるハブスリーブとギヤスプライン
との噛合完了状態の部分断面図である。
【図8】同装置における各スプラインの形状の第1の例
を示す概略図である。
【図9】同装置における各スプラインの形状の第2の例
を示す概略図である。
【図10】同装置における各スプラインの形状の第3の
例を示す概略図である。
【図11】同装置におけるリングバネの変形例を示す正
面図(a)、および11−11線切断面図(b)であ
る。
【図12】本発明の第2実施例に係る同期噛合装置の部
分断面図(a)、および係合ピンと係合凹所との関係を
示す概略図(b)である。
【図13】同装置におけるギヤスプラインおよびギヤコ
ーンの断面図(a)、および正面図である。
【図14】同装置におけるシンクロナイザリングの断面
図(a)、および正面図(b)である。
【図15】同装置で採用したリングバネの断面図
(a)、および正面図(b)である。
【図16】同装置におけるハブスリーブとリングバネの
関係を示す概略図である。
【図17】同装置の同期状態における部分断面図、およ
び係合ピンと係合凹所との関係を示す概略図(b)であ
る。
【図18】同装置におけるシンクロナイザリングとギヤ
スプラインとが一体化した状態の断面図(a)、および
係合ピンと係合凹所との関係を示す概略図(b)であ
る。
【図19】同装置におけるハブスリーブとギヤスプライ
ンと噛合完了状態の部分断面図(a)、および係合ピン
と係合凹所との関係を示す概略図(b)である。
【符号の説明】
10,20…同期噛合装置、11,21…クラッチハ
ブ、12,22…ハブスリーブ、12a,22a…スプ
ライン、12b,12c,12d,22b,22c,2
2d…押圧面、12e,22e…嵌合凹所、13,23
…ギヤスプライン、13a,23a…スプライン、23
b…係合凹所、14,24…ギヤコーン、14a,24
a…テーパコーン面、14b…係合凹所、15,25…
シンクロナイザリング、15a,25a…テーパコーン
面、15c,25c…環状凹所、15d…貫通孔、25
d…傾斜貫通孔、16,26…リングバネ(リング部
材)、17,27…係合ピン(係合部材)、31…回転
軸、32…被同期ギヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸上に一体回転可能に組付けたクラッ
    チハブと、同クラッチハブ上に軸方向へ摺動可能に組付
    けたハブスリーブと、前記回転軸上に相対回転可能に組
    付けた被同期ギヤと一体回転するギヤスプラインと、同
    ギヤスプラインと前記クラッチハブとの間に配置したシ
    ンクロナイザリングと、前記ハブスリーブの摺動により
    前記シンクロナイザリングを軸方向へ押圧して同シンク
    ロナイザリングのコーン部を前記被同期ギヤと一体回転
    するギヤコーンに圧接させる押圧手段を備え、前記ハブ
    スリーブの摺動時前記押圧手段の作用にて前記シンクロ
    ナイザリングを介して前記ギヤスプラインを前記ハブス
    リーブに同期させて、同ハブスリーブを前記ギヤスプラ
    インに噛合させる同期噛合装置において、前記シンクロ
    ナイザリングに設けた外周側に開口する環状凹所に嵌合
    されて所定の押圧力にて弾撥的に縮径するリング部材
    と、前記シンクロナイザリングに設けた貫通孔に摺動可
    能に組付けられて一端が前記リング部材の径内側に臨み
    同リング部材の縮径により摺動する係合部材と、前記被
    同期ギヤ側に設けられて前記ギヤスプラインと前記シン
    クロナイザリングとが同位相時に前記係合部材の他端に
    対向し同係合部材が係合して前記シンクロナイザリング
    と前記ギヤスプラインとを周方向に一体化させる係合凹
    所と、前記ハブスリーブに設けられて前記リング部材を
    径方向へ押圧する押圧部を備えていることを特徴とする
    同期噛合装置。
JP3327845A 1991-08-21 1991-12-11 同期噛合装置 Pending JPH05106643A (ja)

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