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JPH0499496A - R(‐)―マンデル酸誘導体の製造法 - Google Patents

R(‐)―マンデル酸誘導体の製造法

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Publication number
JPH0499496A
JPH0499496A JP21491590A JP21491590A JPH0499496A JP H0499496 A JPH0499496 A JP H0499496A JP 21491590 A JP21491590 A JP 21491590A JP 21491590 A JP21491590 A JP 21491590A JP H0499496 A JPH0499496 A JP H0499496A
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JP
Japan
Prior art keywords
derivative
general formula
group
genus
mandelic acid
Prior art date
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Application number
JP21491590A
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JP2698936B2 (ja
Inventor
Koji Tamura
鋼二 田村
Ryuichi Endo
隆一 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Priority to DE69131217T priority patent/DE69131217T2/de
Priority to EP91302802A priority patent/EP0449648B1/en
Priority to US07/677,175 priority patent/US5223416A/en
Publication of JPH0499496A publication Critical patent/JPH0499496A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はR(−)−マンデル酸誘導体の製造法に関する
。更に詳しくは、後記一般式(1)で示されるR、S−
マンゾロニトリル誘導体に対してニトリル不斉加水分解
活性を有する微生物を作用させ、後記一般式(Ill)
で示されるR(−)−マンデル酸誘導体を製造する方法
に関する。該マンデル酸誘導体は多種の医農薬品の合成
原料として工業的に重要である。
〔従来の技術とその問題点〕
R(−)−マンデル酸g導体の生物学的製造法としは、
(])]D−オキシニトリラーにより不斉合成した置換
R(−)−マンゾロニトリルの加水分解による製造法(
特開昭63−219388号、特開平2−5885号各
公報参照)、(2)アルカリ土類金属、シュウトモナス
属、ロドシュウドモナス属、コリネバクテリウム属、ア
シネトバクタ−属、バチルス属、マイコノ〈クテリウム
属、ロドコッカス属またはキャンデイダ属の微生物によ
る置換マンゾロニトリルまたは置換マンデルアミドの不
斉加水分解によるR(−)マンデル酸誘導体の製造法(
特開平2−84198号公報参照)などが知られている
しかしながら、(])の]D−オキシニトリラーゼにお
いては、光学活性置換マンゾロニトリルが得られたとい
う基礎的知見の開示にすぎず、未だ充分な工業化研究は
行われていない、(2)の置換マンゾロニトリルまたは
置換マンデルアミドの不斉加水分解法に関しては、ラセ
ミ体の原料から直接優位量の光学活性体を製造するもの
ではなく、残存する他方の光学活性体の処理が必要とな
る。また、同公報には置換マンゾロニトリルからのR(
−)−マンデル酸誘導体の製造についての具体例も無く
、It(−)−マンデル酸誘導体が効率よ(高い光学純
度で得られるかどうかについては全く不明である。
このように従来公知の方法は種々の問題点を含み、R(
−)−マンデル酸誘導体の製造に関して、いずれの方法
も工業的に有利な製造法とはなり難い。
〔問題点を解決するための手段] 本発明者らはR,S−マンゾロニトリルまたはベンズア
ルデヒドと青酸を原料とし、R(−)−マンデル酸を工
業的に有利に製造する方法の開発を目的として検討を進
めた結果、先に、R,S−マンゾロニトリルまたはベン
ズアルデヒドと青酸を、中性付近ないしは塩基性の水性
媒体中で、ツユ−トモナス(Pseudosonas)
属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、ア
シネトバクタ−(Acinetobacter)属また
はカセオバクタ−(Caseobacter) WA等
の微生物を用いて、中性ないし塩基性の水性媒体中で、
R,S−マンゾロニトリルまたはベンズアルデヒドと青
酸からほぼ化学量論的にR(−)−マンデル酸を生成し
得ることを見出し特許出願した(特願平2−80694
号明細書参照)、その後、さらに後記一般式[1)で示
されるR、S−マンゾロニトリル誘導体に対してニトリ
ル不斉加水分解活性を有する微生物の探索を進めた結果
、オーレオバクテリウム(Aureobacteriu
m) Ii、シュードモナス(Pseudomonas
)属、カセオバクター(Caseobacter)属・
アルカリゲネス(Alcaligenes)属、アシネ
トバクタ−(Acinetobacter)属、ブレビ
バクテリウム(Brevibacteriu++) 属
またはノカルデイア(Nocardia)属に属する微
生物が、該目的を達成し得ることを見出し本発明を完成
した。
すなわち、本発明は、オーレオバクテリウム(Aure
obacterium)属、シュードモナス(Pseu
dos。
nas)属、カセオバクター(Caseobacter
) I、アルカリゲネス(Alcaligenes) 
Ii、アンネトバクター(Acinetobacter
)属、ブレビバクテリウム(Brevibacteri
um)属またはノカルデイア(Nocardia)属に
属し、下記一般式〔I〕で示されるR、S−マンゾロニ
トリル誘導体のニトリル基を立体選択的に加水分解する
能力を有する微生物または該処理物を、中性付近ないし
塩基性の水性媒体中で、一般式〔I〕で示されるR、S
−マンゾロニトリル誘導体または下記一般式(INで示
されるベンズアルデヒド誘導体と青酸の混合物に作用さ
せることにより、原料の一般式CI)で示されるR、S
−マンゾロニトリル誘導体または一般式[11)で示さ
れるベンズアルデヒド誘導体と青酸から直接優位量の下
記−般式(Ill)で示されるR(−)−マンデル酸誘
導体を生成せしめることを特徴とするR(−)−マンデ
ル酸誘導体の製造法、である。
H (1)             [Il)〔式中、X
はオルト位、メタ位またはパラ位置換を意味し、置換基
はハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜3個の脂肪
族飽和アルキル基、炭素数1〜3個の脂肪族飽和アルコ
キシ基、チオアルキル基、アミノ基、ニトロ基、フェニ
ル基またはフェノキシ基を表す。〕 H CI[l) 〔式中、χの定義は上記一般式〔l)および[11)と
同しである。〕 上記したところを要旨とする本発明は、一般式(1)で
示されるR、S−マンゾロニトリル誘導体が、中性ない
し塩基性の水性媒体中で、−a式〔■〕で示されるベン
ズアルデヒド誘導体と青酸との間で解M平衡することに
より容易にラセミ化するという性質を利用し、このラセ
ミ化反応の系と該マンゾロニトリル誘導体の不斉加水分
解活性を存する微生物とを共役させることにより、一般
式〔1〕で示されるR、S−マンゾロニトリル誘導体ま
たは一般式[■)で示されるベンズアルデヒド誘導体と
青酸とを、直接R一体優位に一般式[1[1)で示され
るマンデル酸誘導体に変換し得るとの本発明者らにより
見出された知見に基づくものである。
本発明で使用する微生物は、例えば、オーレオバクテリ
ウム テスタセウム(Aureobacteriu++
testaceu+i) JAM 1561 、シュー
ドモナス(Pseud。
monas) sp、 BCl3−2  (微工研菌寄
第11266号〕、カセオバクター(Caseobac
ter) sp、 BC4C微工研菌寄第11260号
〕、アルカリゲネス(Alcaligenes)sp、
 BC35−2(微工研菌寄第11265号〕、アシネ
トバクタ−(Acinetobacter) sp、 
BC9−2(微工研菌寄第11262号〕、ブレビバク
テリウム アセチリカム(Brevibacteriu
s 5cetylicu−) IAM 1790および
ノカルデイア アステロイデス(Nocardia a
steroides) IFO3384が挙げられ、ま
たこれらの変異株を用いることもできる。
これらの微生物のうち、オーレオバクテリウムテスタセ
ウム IAM 1561 、ブレビバクテリウムアセチ
リカムJAM 1790およびノカルデイア アステロ
イデスIF03384 は公知であり、東京大学応用微
生物研究所(JAM)または財団法人醗酵研究所(IF
O)から容易に入手できる。
シュードモナスsp、 BCl3−2 、カセオハクタ
ーsp、 BC4アルカリゲネスsp、 BC35−2
およびアシネトバクターsp、 BC9−2は、本出願
人により新たに土壌中より分離されたものであり、いず
れも上記番号にて工業技術院 微生物工業技術研究所(
微工研)に寄託されており、それぞれの菌学的性質は以
下に示すとおりである。
BCl3ユム厘」東 形    態 ダラム染色性 芽    胞 運  動  性 鞭毛 オキシダーゼ 桿  菌 十 極  毛 + カタラーゼ 十 F シffl 形    態 多形性桿菌 ダラム染色性 + 芽    胞 運  動  性 オキシダーゼ カタラーゼ rod−coccus cycle 集落の周辺細胞の伸長 嫌気下での生育 細胞壁のジアミノ酸 + + 認めず ■eso−ジアミノピメ リ ン6変 クリフリル試験 (アセチル型) tHmW(r)t!IM成 アラビノース ガラクトース キノン系 ■1L月1床 形    態 + 十 HK−8(112) 桿  菌 ダラム染色性 芽   胞 運  動  性 鞭毛 オキシダーゼ カタラーゼ F 3−ケトラクトース の産生 キノン系 影J二月1淋− 形    態 ダラム染色性 芽    胞 十 周  毛 十 + アルカリ化 桿  菌 運  動  性 オキシダーゼ カタラーゼ          + ○ F 以上の菌学的性質をバージニーズ マニュアルオフ ン
ステマテインク バクテリオロジー(Bergey’s
 Manual of Systematic Bac
teriology1986)に従って分類すると、B
Cl3−2はシュードモナス(Pseudomonas
)属、BC4はカセオバクター(Caseobacte
r)属、BC35−2はアルカリゲネス(^l−cal
igenes)属およびBC9−2はアシネトバクタ−
(Acinetobacter)属に属する細菌とそれ
ぞれ同定された。
次に本発明の実施態様について説明する。
本発明に使用される微生物の培養は責化し得るグリセロ
ール、グルコース、サッカロースなどの炭素源、尿素、
硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの窒素源、微
生物の生育に必須の塩化マグネシウム、塩化カルシウム
、塩化鉄などの無機栄養素などを含有した通常の培地を
用いて行なゎれる。また、これらの培地に酵母エキス、
肉エキス、糖蜜などの天然培地を添加したものも使用す
ることができる。
培養初期または中期に生育を大きく阻害しないfi度の
ケイ皮酸ニトリル、ペンジルンアニド、イソブチロニト
リル、ペンヅニトリル、1−シクロへキセニルアセトニ
トリル、β−フェニルプロピオニトリル、4−ンアノピ
リジン、フェニルスルフォニルアセトニトリル、γ−ブ
チロニトリルなどのニトリル類またはイソブチルアミド
、4−ピリジンカルボン酸アミド、フェニルアセトアミ
ドなどのアミド類を酵素誘導物質として添加することに
より高い酵素活性が得られる。
使用する培地のpHは4〜】0、培養温度は5〜50℃
の範囲で選べばよく、培養は1〜14日程度、好気的に
行い、活性が最大となるまで継続すればよい。
R・S−マンゾロニトリル誘導体の不斉加水分解反応は
、上記の方法において培養した微生物の菌体または菌体
処理物(M体の破砕物、粗・精製酵素、固定化菌体・酵
素等)を水または緩衝液等の水性媒体中で、R,S−マ
ンゾロニトリル誘導体またはベンズアルデヒドと青酸の
混合物に接触させる二さによって行われる0本発明にお
いては、前述のようにマンゾロニトリル誘導体をラセミ
化するために、反応系を中性付近ないしは塩基性に保つ
ことが必須であり、pHを4〜11、好ましくは6〜1
0に調整する。その他、本発明における反応条件はベン
ズアルデヒド誘導体や青酸に対する酵素の感受性により
一概に特定し得ないが、通常、反応液中マンゾロニトリ
ル誘導体はo、1〜10重置%、好ましくは02〜5.
0重量%、ベンズアルデヒド誘導体+! 0.1〜10
重1%、好マL < ハ0.2〜5.01!i量%、青
酸は0.1〜1.0重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%であり、マンゾロニトリル誘導体等基質に対する
微生物の使用量は、乾燥菌体として0.01〜5.0重
蓋%、反応温度は0〜50’C2好ましくは10〜30
゛Cで0.1〜100時間反応させればよい。
また、R,S−マンゾロニトリル誘導体もしくはベンズ
アルデヒド誘導体が、水性媒体に対する溶解度が著しく
小さい場合には、反応は均一相でも行えるが、反応液中
に0.1〜10重量%の濃度となるようにTriton
 X−100,丁−een 60などの界面活性剤また
は混合溶媒としてエタノール、ジメチルスルホキシド(
以下、D?ISOと省略する。)を添加することにより
、反応を効率よく行うことができる。
かくして、It、S−マンゾロニトリル誘導体またはベ
ンズアルデヒド誘導体と青酸は水性媒体中で起こる解離
平衡反応によるラセミ化反応と微生物によるニトリルの
不斉加水分解反応との共役により高収率で光学活性なマ
ンデル酸誘導体に変換され蓄積される。生成物の単離は
、菌体等の不溶物を除去した反応液につき、濃縮、イオ
ン交換、電気透析、抽出、晶析などの公知の方法を利用
して行なうことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ラセミ体のR,S−マンゾロニトリル
誘導体またはベンズアルデヒド誘導体と青酸から直接優
位量(50〜100χ)のR(−)−マンデル酸誘導体
が製造でき、化学量論的に全ての原料をR(−)−マン
デル酸誘導体に変換することも可能であり、極めて効率
のよいR(−)−マンデル酸誘導体の製造法を提供し得
る。
〔実験例〕
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 (1)   培  養 オーレオバクテリウム テスタセウム rAM1561
株を下記の条件で培養した。
i)培 地 (A培地) グリセロール     20  g/l酵母エキス  
     6g/l リン酸−カリウム    6.8g/lリン酸二ナトリ
ウム   7.1g/j1!硫酸ナトリウム     
2.8g/j!塩化マグネシウム    0.4g/l
塩化カルシウム   4 Xl0−” g / f硫酸
マンガン    4X10′□’g/l塩化鉄    
   6X10−’g/fg酸亜鉛      3 x
lO−’ g / 1蒸留水        1000
  dpH7,5 (B培地) A培地に0.02重量%の1−シクロへキセニルアセト
ニトリルを添加した。
11)培養条件 好気的条件下にA培地にて30°C172時間培養後、
得られた菌体を更にB培地にて30°C290時間培養
した。
(2)  R,5−2−クロロマンゾロニトリルからの
R(−)2−クロロマンデル酸の生産 得られた培養液から菌体を分離して50+*M−リン酸
緩衝液(p)l 7.5)で洗浄し、同リン酸緩衝液1
0紙にP!濁し、休止菌体反応液を調製した(00th
3゜=26) 。
この液にIt、5−2−クロロマンゾロニトリルを14
.5m門の濃度となるように添加し、30℃で3時間反
応を行った1反応終了液から遠心分離により菌体を除去
した後、その上清を液体クロマトグラフィー(カーy 
ム、 5HODEX ODS P511A、キャリア;
0.2MH3PO4: アセトニトリル=4:1 モニ
ター;208nm)で分析したところ、12.9mMの
2−クロロマンデル酸が生成していた(収率;89%)
、また、生成した2−クロロマンデル酸の光学純度を光
学分割用キラルセル(CHIRALPAK WHcol
umn)により分析したところ、98.2%eeのR(
−)−2−クロロマンデル酸が確認された。
実施例2 (1)  培養と菌体の調製 オーレオバクテリウム テスタセウムIAM 1561
株を実施例1と同様の条件で培養し、菌体懸濁液(OD
、3゜=26)を調製した。
(2)2−クロロベンズアルデヒドと青酸からのR(−
)2−クロロマンデル酸の生産 2−クロロベンズアルデヒドと青酸を各々について14
mMとなるように菌体懸濁液に添加し、30’Cで3時
間振盪しながら反応を行った0反応終了液から菌体を除
去した後、実施例1と同様の分析条件により分析したと
ころ、13,2■Hの2−クロロマンデル酸が生成して
おり(収率、 94.3%)、光学純度は9日、1%e
eであった。
実施例3 (1)培養と菌体の調製 オーレオバクテリウム テスタセウムJAM 1561
株を実施例1と同様の条件で培養し、菌体懸濁液(OD
aio=58.1)を調製した。
(2)4−フェニルベンズアルデヒドと青酸からのR(
−)−4−フェニルマンデル酸の生産菌体懸濁液に対し
4−フェニルベンズアルデヒドと青酸を各々1.0日M
 、[1門SOが1.4M (10重量%)となるよう
に添加し、30°Cで23時間反応を行った。
反応終了液から菌体を除去した後、実施例1と同様に液
体クロマトグラフィーで分析したところ、0.71mM
の4−フェニルマンデル酸が生成していた(収率;71
%)。また、その光学純度を分析したところ、76.7
%eeのR(−)−4−フェニルマンデル酸であった。
実施例4 オーレオバクテリウム テスタセウムJAN 1561
株を用いて、表−1に示した各種1?(−)−マンデル
酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 オーレオバクテリウム テスタセウムJAM 1561
株を実施例1と同様の条件で培養し、菌体懸濁液を調製
した。
(2)  )l(−)−マンデル酸誘導体の生産菌体懸
濁e(OD、!、 = 5〜79.3) 4: 対し、
Il、S−7ンデロニトリル誘導体、またはベンズアル
デヒド誘導体と青酸とを表−1に示した濃度で各々添加
し、30°Cで2〜20時間振盪しながら反応した。
反応終了液から菌体を除去した後、実施例1に示した方
法により、液体クロマトグラフィーで分析し反応収率と
生成物の光学純度を求めた。
結果を表−1に示した。
実施例5 シュードモナスsp、 BCl3−2株を用いてR(−
)マンデル酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 シュードモナスsp、 BCl3−2株を実施例1と同
様の条件で培養し菌体懸濁液を調製した。
(2)  I?(−)−マンデル酸誘導体の生産実施例
4と同様に菌体懸濁液(OD6io = 9〜99.7
)に対し、R,S−マンゾロニトリル誘導体またはベン
ズアルデヒド誘導体と青酸とを表−2に示した濃度で各
々添加し、30°Cで4〜24時間振盪しながら反応し
た。反応終了液から菌体を除去した後、実施例1に示し
た方法により液体クロマトグラフィーで分析し、反応収
率と生成物の光学純度を求めた。
結果を表−2に示した。
実施例6 カセオバクター sp、 BCJ株を用いて、R(−)
マンデル酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 カセオバクターsp、 BCJ株を実施例1と同様の条
件で培養し、菌体懸濁液を調製した。
f2)  R(−)−マンデル酸誘導体の生産実施例4
と同様に菌体?AfA液(ODl。=13または39)
に対し、R,S−マンゾロニトリル誘導体またはベンズ
アルデヒド誘導体と青酸とを表−3に示した濃度で各々
添加し、30°Cで2〜20時間振盪しながら反応した
1反応終了液から菌体を除去した後、実施例1に示した
方法により液体クロマトグラフィーで分析し、反応収率
と生成物の光学純度を求めた。
結果を表−3に示した。
実施例7 アルカリゲネスsp、 BC35−2株を用いて、R(
−)マンデル酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 アルカリゲネスsp、 BC35−2株を実施例1と同
様の条件で培養し、菌体懸濁液を調製した。
(2)  R(−)−マンデル酸誘導体の生産実施例4
と同様に菌体懸濁液(ODth3゜= 14.8または
28)に対し、R,S−マンゾロニトリル誘導体または
ベンズアルデヒド誘導体と青酸とを表−4に示した濃度
で各々添加し、30℃で2〜17時間振盪しながら反応
した0反応終了液から菌体を除去した後、実施例1に示
した方法により液体クロマトグラフィーで分析し、反応
収率と生成物の光学純度を求めた。
結果を表−4に示した。
実施例8 アシ7トバクターsp、 BC9−2株を用いて、R(
−)マンデル酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 アシネトバクタ−sp、 BC9−2株を実施例1と同
様の条件で培養し菌体懸濁液を調製した。
(2)  R(−)−マンデル酸誘導体の生産実施例4
と同様に菌体懸濁液(ODl。=7.1〜28.2)に
対し、R,S−マンゾロニトリル誘導体または置換ベン
ズアルデヒドと青酸とを表−5に示した濃度で各々添加
し、30°Cで9〜20時間振盪しながら反応した0反
応終了液から菌体を除去した後、実施例1に示した方法
により液体クロマトグラフィーで分析し、反応収率と生
成物の光学純度を求めた。
結果を表−5に示した。
実施例9 ブレビバクテリウム アセチリウム■^M 1790株
を用いて、R(−)−マンデル酸誘導体の生産を行った
(])   培  養 ブレビバクテリウム アセチリウムIAM 1790株
を下記の条件で培養した。
)培 地 グリセロール      5 g/l 酵母エキス        0.2g/lリン酸−カリ
ウム     5.8g/j!リン酸二ナトリウム  
  7.1g/j!硫酸ナトリウム      2.8
g/l塩化マグネシウム     0.4g/l塩化カ
ルシウム4×10−1g/IV。
硫酸マンガン     4X10−3g/41!塩化鉄
        6 Xl0−’ g / f硫酸亜鉛
       3X10−’g/lベンジルシアニド 
    0.5g/l寒  天           
      18    g/l蒸留水       
  1000  atPH7,5 ii )培養条件 培地を調製し30℃、72時間培養した。
(2)R(−)−マンデル酸誘導体の生産平板培地から
菌体を採取し50mMリン酸緩衝液(pH7,5)で1
回洗浄し、同リン酸緩衝液10afに懸濁して反応用休
止菌体懸濁液(0063゜=30)を調製した。この液
に表−6に示したベンズアルデヒド誘導体と青酸とを各
々添加し、30’Cで20時間振盪しながら反応させた
0反応終了液は菌体を除去した後、実施例1に示した方
法により分析し反応収率と生成物の光学純度を求めた。
結果を表−6に示した。
実施例1O ノカルデイア アステロイデスIF03384株を用い
て、R(−)−マンデル酸誘導体の生産を行った。
(1)  培養と菌体の調製 ノカルデイア アステロイデスIF03384株を実施
例9と同様の条件で培養し、菌体懸濁液(ODth3゜
=30)を調製した。
(2111(−)−マンデル酸誘導体の生産菌体懸濁液
に表−7に示したベンズアルデヒド誘導体と青酸とを各
々添加し、実施例9と同様に反応を行い生成物の分析を
行った。
結果を表−7に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 オーレオバクテリウム(Aureobacterium
    )属、シュードモナス(Pseudomonas)属、
    カセオバクター(Caseobacter)属、アルカ
    リゲネス(Alcaligenes)属、アシネトバク
    ター(Acinetobacter)属、ブレビバクテ
    リウム(Brevibacterium)属またはノカ
    ルディア(Nocardia)属に属し、下記一般式〔
    I 〕で示されるR,S−マンデロニトリル誘導体のニ
    トリル基を立体選択的に加水分解する能力を有する微生
    物または該処理物を、中性付近ないし塩基性の水性媒体
    中で、一般式〔 I 〕で示されるR,S−マンデロニト
    リル誘導体または下記一般式〔II〕で示されるベンズア
    ルデヒド誘導体と青酸の混合物に作用させることにより
    、原料の一般式〔 I 〕で示されるR,S−マンデロニ
    トリル誘導体または一般式〔II〕で示されるベンズアル
    デヒド誘導体と青酸から直接優位量の下記一般式〔III
    〕で示されるR(−)−マンデル酸誘導体を生成せしめ
    ることを特徴とするR(−)−マンデル酸誘導体の製造
    法。 ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
    等があります▼ 〔 I 〕〔II〕 〔式中、Xはオルト位、メタ位またはパラ位置換を意味
    し、置換基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜
    3個の脂肪族飽和アルキル基、炭素数1〜3個の脂肪族
    飽和アルコキシ基、チオアルキル基、アミノ基、ニトロ
    基、フェニル基またはフェノキシ基を表す。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔III〕 〔式中、Xの定義は上記一般式〔 I 〕および〔II〕と
    同じである。〕
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