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JPH0489481A - 新規な抗ウイルス性物質シアスタチンb誘導体およびそれらの製造法 - Google Patents

新規な抗ウイルス性物質シアスタチンb誘導体およびそれらの製造法

Info

Publication number
JPH0489481A
JPH0489481A JP2201437A JP20143790A JPH0489481A JP H0489481 A JPH0489481 A JP H0489481A JP 2201437 A JP2201437 A JP 2201437A JP 20143790 A JP20143790 A JP 20143790A JP H0489481 A JPH0489481 A JP H0489481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
formula
deoxy
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2201437A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Shinichi Kondo
信一 近藤
Yoshio Nishimura
吉男 西村
Toshiaki Kudo
利秋 工藤
Hiroaki Hoshino
洪郎 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microbial Chemistry Research Foundation
Original Assignee
Microbial Chemistry Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Microbial Chemistry Research Foundation filed Critical Microbial Chemistry Research Foundation
Priority to JP2201437A priority Critical patent/JPH0489481A/ja
Publication of JPH0489481A publication Critical patent/JPH0489481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新しい抗ウイルス性物質、シアスタチンB誘導
体、詳しくは4−デオキシ−4−エンシアスタチンBお
よびその誘導体、およびそれらの塩類、ならびにそれら
の製造法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
、シアスタチンBは微生物、ウィルス、動物細胞などの
つくるシアリダーゼを阻害する物質として発見され、放
線菌ストレプトミセス・バーチシラス・バリエタス・フ
ィンツム(Streptomycesverticil
lus var、 quintum)(微工研菌寄第5
07号)を培養して、その培養液から採取されることが
知られている(特公昭55−46714号)。本発明者
らは、シアスタチンBの全合成の研究においてシアスタ
チンBおよびシアスタチンBエナンチオマーが、ヒト後
天性免疫不全症候群ウィルス(HIV)のヒトT細胞へ
の感染阻止作用を有することを見出した(特開平1−2
96487号、平成元年11月28日公開)。
HIVの感染によるヒト後天性免疫不全症候群(エイズ
)に対する治療薬は未だ満足するものがなく、毒性が低
く且つ水溶性を有してしかも抗旧■作用の強い化合物で
あってエイズの治療ならびに予防に有効な新しい化合物
を提供することが強く要望されている。そこで、本発明
者らはシアスタチンBの新規誘導体の研究を行ない、シ
アスタチンBより優れた抗HIV作用を有する4−デオ
キシ−4−エンシアスタチンBまたはその誘導体、およ
びそれらの塩類を合成することに成功し、本発明を完成
した。
本発明の目的は、低毒性で水溶性の高い新規な抗ウイル
ス性物質、4−デオキシ−4−エンシアスタチンBおよ
びその誘導体、またはそれらの塩類、ならびにそれらの
製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第一の本発明は、一般式(1) 〔式中、Rは水酸基、アルキルオキシ基、アラルキルオ
キシ基、アミノ基、またはアルキル基の1個又は2個で
置換されたアミノ基を表わす〕で示される抗ウイルス性
物質、シアスタチンB誘導体およびそれらの塩類に関す
る。
一般式(1)の化合物において、Rがアルキルオキシ基
である場合に、それは(C□〜CG)アルキルオキシ基
1例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基1等であることができる。また、Rがアラルキル
オキシ基である場合には、これはフェニル−(C□〜C
4)アルキルオキシ基、例えばベンジルオキシ基又はフ
ェネチルオキシ基であることができる。アミノ基上の置
換しているアルキル基は(C工〜C4)アルキル基、例
えばメチル基、エチル基、等であり得る。
更に、一般式(1)のシアスタチンB誘導体の塩には、
一般式(1)におけるRが水酸基である場合のカルボン
酸基におけるアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩、あ
るいはアルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩があり
、またシアスタチンB誘導体(1)のイミノ基における
酸付加塩、特に製薬学的に許容できる鉱酸、例えば塩酸
、硫酸、あるいは有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、
等との付加塩がある。
本発明における一般式(1)のシアスタチンB誘導体は
次の特性を有する。
1、理化学的特性 (イ)一般式(1)においてRが水酸基である4−デオ
キシ−4−エンシアスタチンB塩酸塩(化合物1): 色および形状:無色結晶 分子式:C,H□2 N2 o4・HCIマススペクト
ル(FAB) : m/z 201(M”l)融点:1
65〜166℃(分解) 比旋光度:〔α)21+116.1’(c O,18,
H2O)1H−NMRスペクトル(400MHz、02
0.δppm) :2.11(3)1. s、 NHC
OCH,)。
3.98(LH,dt、 J=−2,17Hz、 H−
6)。
4.09(1)1. dt、 J=2.17Hz、 H
−6’)。
4.66(LH,ddt、 J=〜2.4.6Hz、 
H−3)。
5.17(IH,d、 J=6Hz、 H−2)。
7.01(LH,dt、 J:〜2.4Hz、 H−4
)溶解性二本によく溶ける。
(ロ)一般式(I)においてRがメトキシ基である4−
デオキシ−4−エンシアスタチンBメチルエステル塩酸
塩(化合物2)ニー 色および形状:無色結晶 分子式:C,H工4N204・1(Clマススペクトル
(FAB) : m/z 214(M”+1)融点=1
55〜156℃(分解) 比旋光度:〔α)”+132.7°(c O,94,N
20)1H−NMRスペクトル(400MHz、 C2
0,δppm) :2.11(3H,s、 NHCOC
H,)。
3.85(3H,S、 Co2CH5)13.99(I
H,dt、 J=〜2.17)1z、 H−6)。
4.10(LH,dt、 J=2.17Hz、 H−6
’)。
4.66(LH,dat、 J=〜2.4.6Hz、 
H−3)。
5.14(LH,d、 J=6Hz、 H−2)。
7.06(LH,dt、 J=〜2.4Hz、 H−4
)溶解性:水によく溶ける。
(ハ)一般式(1)においてRがベンジルオキシ基であ
る4−デオキシ−4−エンシアスタチンBペンシルエス
テル塩酸塩(化合物3)ニー 色および形状:無色結晶 分子式:C15H工、 N20.・HCIClマススペ
クトルAB) : ra/z 291(阿1+1)融点
:162〜163℃(分解) 比旋光度:〔α〕21+101.7°(c O,59,
N20)1H−NMRスペクトル(400MHz、 C
20,δppm) :2.10(3H9s、N1(CO
CHi)。
3.97(IH,dt、 J= 〜2.17Hz、 H
−6)。
4.07(IH,dt、 J=〜2.17)1z、 )
l−6’)。
4.61(IH,ddt、 J=〜2.4.6Hz、 
H−3)。
5.09(IH,d、 J=6.4Hz、 H−2)。
5.32(2H,s、 CH2Ph)。
7.08(LH,dt、 J=〜2.4Hz、 H−4
)。
7.4−7.55(5H,m、 Ph)溶解性:水によ
く溶ける。
(ニ)一般式(1)においてRがアミノ基である4−デ
オキシ−4−エンシアスタチンBアミド(化合物4)ニ
ー 色および形状:無色粉末 分子式:C,8□3N303 マススペクトル(FAB) : m/z 200(M”
+1)融点=158〜159℃(分解) 比旋光度:〔α〕21÷109.1°(c O,43,
N20)’H−NMRスペクトル(400MHz、 C
20,δppm) :2.06(3)1.  s、  
NHCOCH,)。
3.53(LH,dt、J=〜2. 16.8)1z、
  H−6)。
3.64(IH,dt、J=2.16.8Hz、H−6
’)。
4.25(DI、dq、  J:〜2,7.2Hz、H
−3)。
4.52(IH,d、J=7.2Hz、H−2)。
6.54(LH,dt、J:〜2.2Hz、)l−4)
溶解性:水によく溶ける。
2、抗ウィルス活性 本発明による一般式(I)の化合物の抗HIV活性を、
上記の具体例の化合物1〜4について、rProc、 
Natl、 Acad、 Asci、 IJSAJ 8
0巻、6061〜6065頁(1983) ; rJ、
 Antibiot、J40巻、1077−1078頁
(1987)、及び同誌42巻、344〜346頁(1
989)に記載される試験法に準する下記の試験法によ
り評価した。
試験法:24穴トレーのそれぞれにヒトのT細胞の一種
であるMT−4細胞の約5万個/rnQを入れ、さらに
各々の穴の中に種々の濃度で被験化合物を含む溶液10
0μQを加え、37℃で5%(v/v)炭酸ガス卿卵器
中でMT−4細胞を2時間培養した後、旧■の10’〜
104感染単位を加え4日間培養した。その細胞培養液
の一部をスライドグラスに塗抹し細胞をアセトンで固定
した後1間接蛍光抗体法(8沼ら;rProc、 Na
tl、 Acad、 Sci、 LISAJ78巻、6
476−6480頁(1981)参照)でHIVウィル
ス抗原陽性の細胞を調べてそれの発現率を算出した。こ
の間接蛍光抗体法に用いる一次抗体には、エイズ患者の
血清を使用し、二次抗体にはフルオレソセインインチオ
シアネート(FITC)をラベルした抗ヒトIgGを使
用した。
得られた試験結果を次の第1表に示す。
4↓漬 第1表に示すとおり、本発明化合物はいずれもシアスタ
チンBより優れた抗HIV活性を示した。
第二の本発明の要旨は、シアスタチンBを化学的に変換
することにより、新規な抗ウイルス性物質として上記の
一般式(1)のシアスタチンB誘導体およびそれらの塩
類を生成する製造法にある。
原料のシアスタチンBの製造は、放線菌ストレプトミセ
ス・バーチシラス・パリエタス・フィンツム(Stre
ptomyces verticillus var、
 quintum)(微工研菌寄第507号)を培養し
て、その培養液から採取する方法(特公昭55−467
14号)および全合成によるシアスタチンBの製造方法
(特開平1−296487号)によって行なわれる。
シアスタチンBを化学的に変換して本発明における一般
式(1)の新規なシアスタチンB誘導体としての化合物
1〜4を生成する反応は、例えば、次の反応チャートに
示すごとき種々の反応経路によって実施できる。
但しBocは第3級ブトキシカルボニル基(CH3L 
−co−co−を示し、phはフェニル基を示す。
すなわち、上記の反応チャートについて説明するに、先
づ、式(Il)で示されるシアスタチンBをN、N−ジ
メチルホルムアミドなどの有機溶媒に溶解し、その溶液
にトリエチルアミンや、ジイソプロピルエチルアミンな
どの有機アミンの存在下にアシル化剤であるBoc化試
薬としてジー第3級プチルジカルボネート、2−第3級
ブチルオキシカルボニルオキシイミノ−2−フェニル−
アセトニトリル、またはS−第3級ブチルオキシカルボ
ニル−4,6−シメチルー2−メルカプトピリジンを加
え、50〜100℃に加温してシアスタチンBに2〜5
時間反応させることにより、本発明における鍵の中間体
化合物である新規な式(I[[)の二ノ化化合物を得る
。式(III)の化合物を、メタノール又はエタノール
中炭酸カリウムを加えて室温で1時間撹拌することによ
りアルコリシスすると、式(IV)の化合物が得られる
式(IV)の化合物を用い、そのカルボキシル基をN。
N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で、常法に
よりメタノール又はその均等な反応性誘導体でエステル
化することにより式(V)の化合物を得る。
式(IV)の化合物のカルボキシル基をベンジルアルコ
ール又はその均等的な反応性誘導体でエステル化すると
、式(VI)で示される化合物を得る。また、式(■)
の化合物をメタノール中アンモニアと反応せしめアミド
化すると式(■)で示される化合物を得る。なお、上記
の反応に用いられたメタノール又はベンジルアルコール
に代えて、一般に(C工〜C6)アルカノール又はアラ
ルキルアルコールを用いると、夫々に対応のエステル体
が得られる。
また、上記のアンモニアに代えてアルキルアミンを用い
ると、アルキル置換アミド体が得られる。
上記の式(m)、(V)、(IV)および(■)の化合
物を、それぞれ、1−4N塩酸−ジオキサンなどの塩酸
を含む有機溶媒に溶解し、室温に1〜4時間放置してア
ミノ保護基Bocを除去すると、本発明の化合物1.2
.3および4を、それぞれ塩酸塩として生成する。
本発明の方法で得られた化合物が上記のごとき塩酸塩な
どの酸付加塩の形である場合には、その酸付加塩の水溶
液を常法により陽イオン交換樹脂。
例えばダウエックスSOW (米国ダウケミカル社製)
H型で処理することにより、またはアンモニアを含有す
る溶媒系によるクロマトグラフィーで精製することによ
り遊離塩基の形の化合物1.2.3および4が夫々に得
られる。
以下に本発明の実施例を示すが、これらは単に例示であ
って本発明を限定するものではない。本発明を逸脱しな
い範囲で種々の変形および修正が可能であることは言う
までもない。
失亀椴よ 4−デオキシ−4−エン−1−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルアミノ−3−0−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルシアスタチンB(nu)の製造シアスタチ
ンB1gをN、N−ジメチルホルムアミド38mflに
溶解し、その溶液にジイソプロピルエチルアミン1.2
mQを加えた後、ジ−ターシャリ−ブチル−ジ−カルボ
ネート14 、5mQを加え、70℃で5時間攪拌して
反応を行った。反応液を減圧濃縮してシロップを得た。
これを展開溶媒系クロロホルム−メタノール−濃アンモ
ニア水(2: 1 : 0.3)を用いるシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで分離精製して、無色粉体とし
て標題化合物780mgを得た。
融点 192〜193℃(分解) 比旋光度 (α)21+145.l’ (c O,19
,メタノ−ル) 実施例2 4−デオキシ−4−エンシアスタチンB(化合物1)の
製造 実施例1で得られた化合物(m)300gを4規定の塩
酸ガスを含むジオキサン9ml1に溶解し、室温で1時
間放置して反応を行うと、反応液から結晶が析出する。
この結晶をジオキサンで洗浄し、乾燥して無色結晶とし
て標題化合物の塩酸塩170mgを得た。
融点 165〜166℃(分解) 比旋光度 〔α)21+116.1°(c O,18,
水)ヌU 4−デオキシ−4−エン−1−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルアミノシアスタチンB (rV)の製造実
施例1で得られた化合物(m ) 300mgを1%炭
酸カリウム含有メタノール溶液3mQに溶解し、室温で
1時間攪拌して反応を行った。反応液を減圧濃縮して固
体を得た。これを展開溶媒系クロロホルム−メタノール
(10:1)を用いるシリカゲル分取薄層クロマトグラ
フィーで分離精製して、無色固体を得た。これをメタノ
ール−酢酸エチル(1:5)の混液より再結晶して、無
色結晶として標題の化合物220mgを得た。
融点 〉175℃(分解) 比旋光度 〔α)21+123.6’  (c O,2
,メタノ−ル) 実施例4 4−デオキシ−4−エン−1−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルアミノシアスタチンBメチルエステル(V
)の製造 実施例3で得られた化合物(TV)130mgをN、N
−ジメチルホルムアミド1 、3yaQに溶解し、その
溶液にジイソプロピルエチルアミン0.75mQを加え
た後、ヨウ化メチル0.135mQを加え、室温で一晩
攪拌して反応を行った。反応液を減圧濃縮して固体のま
じったシロップを得た。これをクロロホルムに溶解し、
水洗し、MgSO4で乾燥し、減圧濃縮してシロップを
得た。これを展開溶媒系クロロホルムメタノール(30
:1)を用いるシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー
で分離精製して、無色泡末状固体として標題の化合物1
30mgを得た。
比旋光度 (a )” + 103.4°(c O,7
1,クロロホルム) ス」11ジ 4−デオキシ−4−エンシアスタチンBメチルエステル
(化合物2)の製造 実施例4で得られた化合物(V )60+ngを4規定
の塩化水素を含むジオキサン2+++flに溶解し、実
施例2と同様に反応を行い、さらに実施例2と同様に後
処理をして、無色結晶として標題化合物の塩酸塩42m
gを得た。
融点 155〜156℃(分解) 比旋光度 〔α)21+ 132.7°(c O,94
,水)実施例6 4−デオキシ−4−エン−1−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルアミノシアスタチンBベンジルエステル(
VI)の製造 実施例3で得られた化合物(rV) 100mgをN、
N−ジメチルホルムアミド7−に溶解し、その溶液にジ
イソプロピルエチルアミン0.58+aflを加えた後
、塩化ベンジル0.19tQを加え、室温で一晩攪拌し
て反応を行った。反応液を減圧濃縮してシロップを得た
。これをクロロホルムに溶解し、水洗し、Mg5O,で
乾燥し、減圧濃縮してシロップを得た。
これを展開溶媒系クロロホルム−メタノール(30:1
)を用いるシリカゲル分取薄層クロマトグラフィーで分
離精製して、無色泡末状固体として標題の化合物110
mgを得た。
比旋光度 [CE)”+76.4’  (CO,78,
クロロホルム) ス11例3〜 4−デオキシ−4−エンシアスタチンBベンジルエステ
ル(化合物3)の製造 実施例6で得られた化合物(VI)30mgを4規定の
塩酸ガスを含むジオキサン1m12に溶解し、実施例2
と同様に反応を行い、さらに実施例2と同様に後処理を
して、無色結晶として標題の化合物の塩酸塩20mgを
得た。
融点 162〜163℃(分解) 比旋光度 [α]21+ 101.7°(c O,59
,1(20)実施例8 4−デオキシ−4−エン−1−ターシャリ−ブチルオキ
シカルボニルアミノシアスタチンBアミド(■)の製造 実施例4で得られた化合物(V) 152mgを乾燥メ
タノール30mQに溶解し、その溶液に室温でアンモニ
アガスを1時間吹き込む。反応液を室温で18時間攪拌
した後、溶媒を減圧濃縮して無色固体を得た。これを展
開溶媒系クロロホルム−メタノール−濃アンモニア水(
2: 1 :0.3)を用いるシリカゲル分取薄層クロ
マトグラフィーで分離精製して、無色泡末状固体として
標題化合物120mgを得た。
融点 137〜138℃(分解) 比旋光度 (α)”+123°(c O,5,メタノー
ル)実施例9 4−デオキシ−4−エンシアスタチンBアミド(化合物
4)の製造 実施例8で得られた化合物(■) 100mgを4規定
の塩化水素を含むジオキサン3mMに溶解し、実施例2
と同様に反応を行った。反応液を減圧濃縮して無色固体
を得た。これを展開溶媒系クロロボルム−メタノール−
濃アンモニア水(2: 1 : 0.3)を用いるシリ
カゲル分取薄層クロマトグラフィーで分離精製して、無
色粉末として標題の化合物(遊離塩基) 43mgを得
た。
融点 158〜159℃(分解) 比旋光度 [α]” + 109.1°(c O,43
,水)1゜ 3゜ 手続補正書 (自発) 平成 3年 1月23日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Rは水酸基、アルキルオキシ基、アラルキルオ
    キシ基、アミノ基、またはアルキル基の1個又は2個で
    置換されたアミノ基を表わす〕で示される抗ウィルス性
    物質、シアスタチンB誘導体およびそれらの塩類。 2、一般式( I )においてRが水酸基である請求項1
    記載の4−デオキシ−4−エンシアスタチンBおよびそ
    の塩類。 3、一般式( I )においてRがメトキシ基である請求
    項1記載の4−デオキシ−4−エンシアスタチンBメチ
    ルエテチルおよびその塩類。 4、一般式( I )においてRがベンジルオキシ基であ
    る請求項1記載の4−デオキシ−4−エンシアスタチン
    Bベンジルエステルおよびその塩類。 5、一般式( I )においてRがアミノ基である請求項
    1記載の4−デオキシ−4−エンシアスタチンBアミド
    およびその塩類。 6、次式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示されるシアスタチンBを化学的に変換することによ
    り、請求項1記載の一般式( I )のシアスタチンB誘
    導体およびそれらの塩類を生成することを特徴とする請
    求項1記載の一般式( I )で示される抗ウィルス性物
    質、シアスタチンB誘導体およびそれらの塩類の製造法
JP2201437A 1990-07-31 1990-07-31 新規な抗ウイルス性物質シアスタチンb誘導体およびそれらの製造法 Pending JPH0489481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017647A1 (en) * 1996-10-21 1998-04-30 Gilead Sciences, Inc. Piperidine compounds

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WO1998017647A1 (en) * 1996-10-21 1998-04-30 Gilead Sciences, Inc. Piperidine compounds

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