JPH0480218B2 - - Google Patents
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- JPH0480218B2 JPH0480218B2 JP12520383A JP12520383A JPH0480218B2 JP H0480218 B2 JPH0480218 B2 JP H0480218B2 JP 12520383 A JP12520383 A JP 12520383A JP 12520383 A JP12520383 A JP 12520383A JP H0480218 B2 JPH0480218 B2 JP H0480218B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- intake pipe
- pipe pressure
- differential value
- sudden acceleration
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 45
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 45
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 7
- LJROKJGQSPMTKB-UHFFFAOYSA-N 4-[(4-hydroxyphenyl)-pyridin-2-ylmethyl]phenol Chemical compound C1=CC(O)=CC=C1C(C=1N=CC=CC=1)C1=CC=C(O)C=C1 LJROKJGQSPMTKB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/10—Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration
- F02D41/105—Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration using asynchronous injection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子制御燃料噴射式エンジンの加速
同非同期噴射制御方法に係り、特に、吸気管圧力
感知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動車用
エンジンに用いるのに好適な、エンジン回転と同
期して定期的に行われる同期噴射に加えて、吸気
管圧力の微分値が大である急加速時は非同期噴射
を行うようにした電子制御燃料噴射式エンジンの
加速時非同期噴射制御方法の改良に関する。
同非同期噴射制御方法に係り、特に、吸気管圧力
感知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動車用
エンジンに用いるのに好適な、エンジン回転と同
期して定期的に行われる同期噴射に加えて、吸気
管圧力の微分値が大である急加速時は非同期噴射
を行うようにした電子制御燃料噴射式エンジンの
加速時非同期噴射制御方法の改良に関する。
自動車用エンジン等の内燃機関の燃焼室に所定
空燃比の混合気を供給する方法の一つに、電子制
御燃料噴射装置を用いるものがある。これは、エ
ンジン内に燃料を噴射するためのインジエクタ
を、例えばエンジンの吸気マニホルドにエンジン
気筒数個配設し、該インジエクタの開弁時間をエ
ンジンの運転状態、例えば吸気管圧力から検知さ
れるエンジン負荷とエンジン回転速度等に応じて
制御することにより、所定の空燃比の混合気がエ
ンジン燃焼室に供給されるようにするものであ
る。
空燃比の混合気を供給する方法の一つに、電子制
御燃料噴射装置を用いるものがある。これは、エ
ンジン内に燃料を噴射するためのインジエクタ
を、例えばエンジンの吸気マニホルドにエンジン
気筒数個配設し、該インジエクタの開弁時間をエ
ンジンの運転状態、例えば吸気管圧力から検知さ
れるエンジン負荷とエンジン回転速度等に応じて
制御することにより、所定の空燃比の混合気がエ
ンジン燃焼室に供給されるようにするものであ
る。
このような電子制御燃料噴射装置を備えた自動
車用エンジンにおいては、通常、エンジン回転に
同期して定期的に行われる同期噴射だけでは、加
速時に燃料が不足し、空燃比が一時的にオーバー
リーンとなつて、息付きやもたつき等の加速不良
が発生するため、例えば吸気管圧力の2階微分値
が大である急加速時は、前記同期噴射に加えて、
エンジンのクランク角度に拘わらず所定量の燃料
を噴射する、所謂非同期噴射が行われている。
車用エンジンにおいては、通常、エンジン回転に
同期して定期的に行われる同期噴射だけでは、加
速時に燃料が不足し、空燃比が一時的にオーバー
リーンとなつて、息付きやもたつき等の加速不良
が発生するため、例えば吸気管圧力の2階微分値
が大である急加速時は、前記同期噴射に加えて、
エンジンのクランク角度に拘わらず所定量の燃料
を噴射する、所謂非同期噴射が行われている。
しかしながら、定常運転時であつても吸気管脈
動により吸気管圧力の変動が大となるエンジン低
速回転時には、わずかな加速でも吸気管圧力の2
階微分値が急加速判定値を越えてしまい、急加速
と判定されて非同期噴射が実行されるため、却つ
て過濃混合気となり、排気エミツシヨンの増加や
ドライバビリテイの低下を招く場合があつた。こ
のような問題点を解消するべく、急加速判定値を
一律に大とすることも考えられるが、その場合に
は、高速回転時における加速判定が遅れ、適切な
非同期噴射が行われなくなる恐れがあつた。
動により吸気管圧力の変動が大となるエンジン低
速回転時には、わずかな加速でも吸気管圧力の2
階微分値が急加速判定値を越えてしまい、急加速
と判定されて非同期噴射が実行されるため、却つ
て過濃混合気となり、排気エミツシヨンの増加や
ドライバビリテイの低下を招く場合があつた。こ
のような問題点を解消するべく、急加速判定値を
一律に大とすることも考えられるが、その場合に
は、高速回転時における加速判定が遅れ、適切な
非同期噴射が行われなくなる恐れがあつた。
本発明は前記従来の問題点を解消するべくなさ
れたもので、特にエンジン低速回転時の緩加速を
誤まつて急加速と判定することがなく、従つて、
加速時の空燃比を適確に制御することができる電
子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制
御方法を提供することを目的とする。
れたもので、特にエンジン低速回転時の緩加速を
誤まつて急加速と判定することがなく、従つて、
加速時の空燃比を適確に制御することができる電
子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制
御方法を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン回転と同期して定期的に行
われる同期噴射に加えて、吸気管圧力の微分値が
大である急加速時は非同期噴射を行うようにした
電子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射
制御方法において、第1図にその要旨を示す如
く、吸気管圧力の微分値を求める手順と、少くと
もエンジン回転速度に応じて、エンジン回転速度
が低い時に大となる急加速判定値を求める手順
と、吸気管圧力の微分値が前記急加速判定値を越
えたか否かを判定する手順と、吸気管圧力の微分
値が急加速判定値を越えた時に非同期噴射を実行
する手順と、を含むことにより、前記目的を達成
したものである。
われる同期噴射に加えて、吸気管圧力の微分値が
大である急加速時は非同期噴射を行うようにした
電子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射
制御方法において、第1図にその要旨を示す如
く、吸気管圧力の微分値を求める手順と、少くと
もエンジン回転速度に応じて、エンジン回転速度
が低い時に大となる急加速判定値を求める手順
と、吸気管圧力の微分値が前記急加速判定値を越
えたか否かを判定する手順と、吸気管圧力の微分
値が急加速判定値を越えた時に非同期噴射を実行
する手順と、を含むことにより、前記目的を達成
したものである。
又、前記微分値を、吸気管圧力の2階微分値と
して、より適確な急加速判定が行われるようにし
たものである。
して、より適確な急加速判定が行われるようにし
たものである。
本発明においては、急加速判定値を、少くとも
エンジン回転速度に応じて、エンジン回転速度が
低い時に大となるようにしたので、エンジン低速
回転時の緩加速を誤つて急加速と判定することが
なく、従つて、加速時の空燃比を適確に制御する
ことができる。
エンジン回転速度に応じて、エンジン回転速度が
低い時に大となるようにしたので、エンジン低速
回転時の緩加速を誤つて急加速と判定することが
なく、従つて、加速時の空燃比を適確に制御する
ことができる。
以下図面を参照して、本発明に係る電子制御燃
料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法が
採用された、吸気管圧力感知式の電式制御燃料噴
射装置を備えた自動車用エンジンの実施例を詳細
に説明する。
料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法が
採用された、吸気管圧力感知式の電式制御燃料噴
射装置を備えた自動車用エンジンの実施例を詳細
に説明する。
本実施例は、第2図に示す如く、外部から吸入
される吸入空気の温度を検出するための吸気温セ
ンサ12と、スロツトルボデイ14に配設され、
運転席に配設されたアクセルペダル(図示省略)
と連動して開閉するようにされた、吸入空気の流
量を制御するためのスロツトル弁16と、該スロ
ツトル弁16の開度を検出するためのスロツトル
センサ18と、吸気干渉を防止するためのサージ
タンク20と、該サージタンク20内の吸入空気
の圧力を検出するための吸気管圧力センサ22
と、吸気マニホルド24に配設された、エンジン
10の各気筒の吸気ポートに向けて、加圧燃料を
間欠的に噴射するためのインジエクタ26と、エ
ンジン燃焼室10A内に導入された混合気に着火
するための点火プラグ28と、排気マニホルド3
0と、点火コイル32で発生された高圧の点火2
次信号をエンジン10の各気筒の点火プラグ28
に配電するための、エンジン10のクランク軸の
回転と連動して回転するデストリビユータ軸34
Aを有するデストリビユータ34と、該デストリ
ビユータ34に内蔵された、前記デストリビユー
タ軸34Aの回転状態からエンジン10の回転状
態を検知するためのクランク角度センサ36と、
エンジン10のシリンダブロツク10Bに配設さ
れた、エンジン冷却水温を検知するための水温セ
ンサ38と、前記吸気管圧力センサ22出力から
検知されるエンジン負荷や前記クランク角度セン
サ36出力から求められるエンジン回転速度等に
応じて同期噴射時間を計算し、エンジン回転と同
期して定期的に前記インジエクタ26に開弁時間
信号を出力して同期噴射を行うとともに、吸気管
圧力の2回微分値が急加速判定値を越えたことか
ら検知される急加速時は非同期噴射を行うための
電子制御ユニツト(以下ECUと称する)40と、
から構成されている。
される吸入空気の温度を検出するための吸気温セ
ンサ12と、スロツトルボデイ14に配設され、
運転席に配設されたアクセルペダル(図示省略)
と連動して開閉するようにされた、吸入空気の流
量を制御するためのスロツトル弁16と、該スロ
ツトル弁16の開度を検出するためのスロツトル
センサ18と、吸気干渉を防止するためのサージ
タンク20と、該サージタンク20内の吸入空気
の圧力を検出するための吸気管圧力センサ22
と、吸気マニホルド24に配設された、エンジン
10の各気筒の吸気ポートに向けて、加圧燃料を
間欠的に噴射するためのインジエクタ26と、エ
ンジン燃焼室10A内に導入された混合気に着火
するための点火プラグ28と、排気マニホルド3
0と、点火コイル32で発生された高圧の点火2
次信号をエンジン10の各気筒の点火プラグ28
に配電するための、エンジン10のクランク軸の
回転と連動して回転するデストリビユータ軸34
Aを有するデストリビユータ34と、該デストリ
ビユータ34に内蔵された、前記デストリビユー
タ軸34Aの回転状態からエンジン10の回転状
態を検知するためのクランク角度センサ36と、
エンジン10のシリンダブロツク10Bに配設さ
れた、エンジン冷却水温を検知するための水温セ
ンサ38と、前記吸気管圧力センサ22出力から
検知されるエンジン負荷や前記クランク角度セン
サ36出力から求められるエンジン回転速度等に
応じて同期噴射時間を計算し、エンジン回転と同
期して定期的に前記インジエクタ26に開弁時間
信号を出力して同期噴射を行うとともに、吸気管
圧力の2回微分値が急加速判定値を越えたことか
ら検知される急加速時は非同期噴射を行うための
電子制御ユニツト(以下ECUと称する)40と、
から構成されている。
前記ECU40は、第3図に詳細に示す如く、
各種演算処理を行うための、例えばマイクロプロ
セツサからなる中央処理ユニツト(以下CPUと
称する)40Aと、制御プログラムや各種データ
等を記憶するためのリードオンリーメモリ(以下
ROMと称する)40Bと、前記CPU40Aにお
ける演算データ等を一時的に記憶するためのラン
ダムアクセスメモリ(以下RAMと称する)40
Cと、前記吸気温センサ12、吸気管圧力センサ
22、水温センサ38等から入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換して順次取込むため
の、マルチプレクサ機能を備えたアナログ−デジ
タル変換器(以下A/Dコンバータと称する)4
0Eと、前記スロツトルセンサ18、クランク角
度センサ36等から入力されるデジタル信号を取
込むとともに、CPU40Aの演算結果に応じて、
前記インジエクタ26等に制御信号を出力するた
めの、バツフア機能を備えた入出力ポート(以下
I/Oポートと称する)40Fと、前記各構成機
器間を接続して、データや命令を転送するための
コモンバス40Gと、から構成されている。
各種演算処理を行うための、例えばマイクロプロ
セツサからなる中央処理ユニツト(以下CPUと
称する)40Aと、制御プログラムや各種データ
等を記憶するためのリードオンリーメモリ(以下
ROMと称する)40Bと、前記CPU40Aにお
ける演算データ等を一時的に記憶するためのラン
ダムアクセスメモリ(以下RAMと称する)40
Cと、前記吸気温センサ12、吸気管圧力センサ
22、水温センサ38等から入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換して順次取込むため
の、マルチプレクサ機能を備えたアナログ−デジ
タル変換器(以下A/Dコンバータと称する)4
0Eと、前記スロツトルセンサ18、クランク角
度センサ36等から入力されるデジタル信号を取
込むとともに、CPU40Aの演算結果に応じて、
前記インジエクタ26等に制御信号を出力するた
めの、バツフア機能を備えた入出力ポート(以下
I/Oポートと称する)40Fと、前記各構成機
器間を接続して、データや命令を転送するための
コモンバス40Gと、から構成されている。
以下作用を説明する。
本実施例における加速時の非同期噴射は、第4
図に示すような、所定時間毎の割込みルーチンに
従つて実行される。即ち、所定時間経過毎にステ
ツプ110に進み、前記吸気管圧力センサ22の出
力から求められる吸気管圧力PMを入力する。次
いでステツプ112に進み、例えば次式の関係を用
いて、吸気管圧力PMの2階微分値DDPMを算出
する。
図に示すような、所定時間毎の割込みルーチンに
従つて実行される。即ち、所定時間経過毎にステ
ツプ110に進み、前記吸気管圧力センサ22の出
力から求められる吸気管圧力PMを入力する。次
いでステツプ112に進み、例えば次式の関係を用
いて、吸気管圧力PMの2階微分値DDPMを算出
する。
DDPM=(PM−PM-1)
−(PM-1−PM-2) ……(1)
ここで、PMは今回入力された吸気管圧力、
PM-1は前回入力された吸気管圧力、PM-2
は前々回に入力された吸気管圧力である。
PM-1は前回入力された吸気管圧力、PM-2
は前々回に入力された吸気管圧力である。
次いでステツプ114に進み、前記クランク角度
センサ36の出力から求められるエンジン回転速
度NEが、所定値Aを越えているか否かを判定す
る。判定結果が正である場合、即ち、中高速回転
時であると判断される時には、ステツプ116に進
み、吸気管圧力PMが所定値Pを越えているか否
かを判定する。判定結果が正である場合、即ち、
中高負荷であると判断される時には、ステツプ
118に進み、急加速判定値Lとして、通常の値C
を入れる。
センサ36の出力から求められるエンジン回転速
度NEが、所定値Aを越えているか否かを判定す
る。判定結果が正である場合、即ち、中高速回転
時であると判断される時には、ステツプ116に進
み、吸気管圧力PMが所定値Pを越えているか否
かを判定する。判定結果が正である場合、即ち、
中高負荷であると判断される時には、ステツプ
118に進み、急加速判定値Lとして、通常の値C
を入れる。
一方前出ステツプ114又は116の判定結果が否で
ある場合、即ち、低速回転時であるか又は軽負荷
時であると判断される時には、ステツプ120に進
み、急加速判定値Lとして、比較的大きな値D
(>C)を入れる。
ある場合、即ち、低速回転時であるか又は軽負荷
時であると判断される時には、ステツプ120に進
み、急加速判定値Lとして、比較的大きな値D
(>C)を入れる。
前出ステツプ118又は120終了後、ステツプ122
に進み、前出ステツプ112で算出された吸気管圧
力の2階微分値DDPMが急加速判定値Lを越え
ているか否かを判定する。判定結果が正である場
合、即ち、急加速時であると判断される時には、
ステツプ124に進み、非同期噴射を実行して、こ
のルーチンを終了する。一方前出ステツプ122の
判定結果が否である場合には、非同期噴射を行う
ことなく、このルーチンを終了する。
に進み、前出ステツプ112で算出された吸気管圧
力の2階微分値DDPMが急加速判定値Lを越え
ているか否かを判定する。判定結果が正である場
合、即ち、急加速時であると判断される時には、
ステツプ124に進み、非同期噴射を実行して、こ
のルーチンを終了する。一方前出ステツプ122の
判定結果が否である場合には、非同期噴射を行う
ことなく、このルーチンを終了する。
本実施例における、エンジン低速回転時の吸気
管圧力の2階微分値DDPMと急加速判定値L(=
D)の関係を第5図に、同じくエンジン高速回転
時の吸気管圧力の2階微分値DDPMと急加速判
定値L(=C)の関係の例を第6図に示す。第5
図及び第6図から明らかな如く、本実施例におい
ては、低速回転時に急加速判定値Lが大きな値D
とされるので、低速回転時に吸気管圧力の2階微
分値DDPMの変動が大となつているのにも拘わ
らず、急加速により高負荷に移行したことを正確
に判定することができる。これに対して、高速回
転時の判定値Cをそのまま低速回転時に用いた場
合には、緩加速時にも誤まつた急加速判定が行わ
れ、不適切な非同期噴射が行われて、混合気が過
濃となつていたものである。
管圧力の2階微分値DDPMと急加速判定値L(=
D)の関係を第5図に、同じくエンジン高速回転
時の吸気管圧力の2階微分値DDPMと急加速判
定値L(=C)の関係の例を第6図に示す。第5
図及び第6図から明らかな如く、本実施例におい
ては、低速回転時に急加速判定値Lが大きな値D
とされるので、低速回転時に吸気管圧力の2階微
分値DDPMの変動が大となつているのにも拘わ
らず、急加速により高負荷に移行したことを正確
に判定することができる。これに対して、高速回
転時の判定値Cをそのまま低速回転時に用いた場
合には、緩加速時にも誤まつた急加速判定が行わ
れ、不適切な非同期噴射が行われて、混合気が過
濃となつていたものである。
本実施例においては、吸気管圧力PMの2階微
分値DDPMに応じて急加速判定を行うようにし
ていたので、急加速判定がより的確に行われる。
なお、急加速判定を行う方法にこれに限定され
ず、吸気管圧力の1階微分値に応じて急加速判定
を行うようにすることも可能である。
分値DDPMに応じて急加速判定を行うようにし
ていたので、急加速判定がより的確に行われる。
なお、急加速判定を行う方法にこれに限定され
ず、吸気管圧力の1階微分値に応じて急加速判定
を行うようにすることも可能である。
なお前記実施例においては、急加速判定値L
を、エンジン回転速度NE及び吸気管圧力PMに
応じて変化させるようにしていたが、急加速判定
値を変化させる方法にこれに限定されず、例え
ば、エンジン回転速度のみに応じて変化させた
り、エンジン回転速度、吸気管圧力及び車両の走
行速度に応じて変化させることが可能である。
を、エンジン回転速度NE及び吸気管圧力PMに
応じて変化させるようにしていたが、急加速判定
値を変化させる方法にこれに限定されず、例え
ば、エンジン回転速度のみに応じて変化させた
り、エンジン回転速度、吸気管圧力及び車両の走
行速度に応じて変化させることが可能である。
以上説明した通り、本発明によれば、エンジン
低速回転時の緩加速を誤つて急加速と判定するこ
とがない。従つて、不要な非同期噴射が行われる
ことがなく、加速時の空燃比制御を適確に行うこ
とができ、過濃混合気による排気エミツシヨンの
増加やドライバビリテイの悪化を防止することが
できるという優れた効果を有する。
低速回転時の緩加速を誤つて急加速と判定するこ
とがない。従つて、不要な非同期噴射が行われる
ことがなく、加速時の空燃比制御を適確に行うこ
とができ、過濃混合気による排気エミツシヨンの
増加やドライバビリテイの悪化を防止することが
できるという優れた効果を有する。
第1図は、本発明に係る電子制御燃料噴射式エ
ンジンの加速時非同期噴射制御方法の要旨を示す
流れ図、第2図は、本発明が採用された、吸気管
圧力感知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動
車用エンジンの実施例を示す、一部ブロツク線図
を含む断面図、第3図は、前記実施例で用いられ
ている電子制御ユニツトの構成を示すブロツク線
図、第4図は、同じく、非同期噴射を行うための
時間割込みルーチンを示す流れ図、第5図は、前
記実施例における、エンジン低速回転時の吸気管
圧力の2階微分値と急加速判定値の関係の例を示
す線図、第6図は、同じく、エンジン高速回転時
の吸気管圧力の2階微分値と急加速判定値の関係
の例を示す図である。 PM……吸気管圧力、NE……エンジン回転速
度、L……急加速判定値、10……エンジン、2
2……吸気管圧力センサ、26……インジエク
タ、36……クランク角度センサ、40……電子
制御ユニツト(ECU)。
ンジンの加速時非同期噴射制御方法の要旨を示す
流れ図、第2図は、本発明が採用された、吸気管
圧力感知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動
車用エンジンの実施例を示す、一部ブロツク線図
を含む断面図、第3図は、前記実施例で用いられ
ている電子制御ユニツトの構成を示すブロツク線
図、第4図は、同じく、非同期噴射を行うための
時間割込みルーチンを示す流れ図、第5図は、前
記実施例における、エンジン低速回転時の吸気管
圧力の2階微分値と急加速判定値の関係の例を示
す線図、第6図は、同じく、エンジン高速回転時
の吸気管圧力の2階微分値と急加速判定値の関係
の例を示す図である。 PM……吸気管圧力、NE……エンジン回転速
度、L……急加速判定値、10……エンジン、2
2……吸気管圧力センサ、26……インジエク
タ、36……クランク角度センサ、40……電子
制御ユニツト(ECU)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン回転と同期して定期的に行われる同
期噴射に加えて、吸気管圧力の微分値が大である
急加速時は非同期噴射を行うようにした電子制御
燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法
において、吸気管圧力の微分値を求める手順と、
少くともエンジン回転速度に応じて、エンジン回
転速度が低い時に大となる急加速判定値を求める
手順と、吸気管圧力の微分値が前記急加速判定値
を越えたか否かを判定する手順と、吸気管圧力の
微分値が急加速判定値を越えた時に非同期噴射を
実行する手順と、を含むことを特徴とする電子制
御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方
法。 2 前記微分値を、吸気管圧力の2階微分値とし
た特許請求の範囲第1項に記載の電子制御燃料噴
射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12520383A JPS6017247A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | 電子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12520383A JPS6017247A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | 電子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6017247A JPS6017247A (ja) | 1985-01-29 |
JPH0480218B2 true JPH0480218B2 (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=14904452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12520383A Granted JPS6017247A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | 電子制御燃料噴射式エンジンの加速時非同期噴射制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017247A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043136A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-07 | Mazda Motor Corp | エンジンの加速運転検出装置 |
JPH01190948A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-08-01 | Nippon Denshi Kagaku Kk | エンジンのヘジテーシヨン判定装置 |
-
1983
- 1983-07-08 JP JP12520383A patent/JPS6017247A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6017247A (ja) | 1985-01-29 |
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