JPH0474567A - 多色模様の被覆層を有する装身具およびその製造方法 - Google Patents
多色模様の被覆層を有する装身具およびその製造方法Info
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- JPH0474567A JPH0474567A JP2187987A JP18798790A JPH0474567A JP H0474567 A JPH0474567 A JP H0474567A JP 2187987 A JP2187987 A JP 2187987A JP 18798790 A JP18798790 A JP 18798790A JP H0474567 A JPH0474567 A JP H0474567A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C27/00—Making jewellery or other personal adornments
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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- B23K26/361—Removing material for deburring or mechanical trimming
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、多色模様の被覆層を有する時計、イヤリング
、スライドファスナー用引手などの装身具およびその製
造方法に関する。
、スライドファスナー用引手などの装身具およびその製
造方法に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]従来、装
身具、例えばスライドファスナーのアクセサリ−引手の
製造は、第3図および第4図に示すように、ZnやCu
などの基材aの表面にニッケルメッキを施してニッケル
メ・ツキ層すを形成しく第3図(A)、第4図(A))
、次いで、その上に金メ・ツキを施して金メ・ツキ層C
を形成しく第3図(B)、第4図(B))、その後、パ
ッド印刷により所望の模様にマスキングを行ってマスキ
ング層dを形成した後(第3図(C)、第4図(C))
、金メツキ剥離液に浸漬し、マスキングされていない
部分の金メツキ層を剥離しく第3図(D)、第4図(D
))、ニッケルメッキと金メツキの2色の模様を形成す
る2色メツキ法が行われている。
身具、例えばスライドファスナーのアクセサリ−引手の
製造は、第3図および第4図に示すように、ZnやCu
などの基材aの表面にニッケルメッキを施してニッケル
メ・ツキ層すを形成しく第3図(A)、第4図(A))
、次いで、その上に金メ・ツキを施して金メ・ツキ層C
を形成しく第3図(B)、第4図(B))、その後、パ
ッド印刷により所望の模様にマスキングを行ってマスキ
ング層dを形成した後(第3図(C)、第4図(C))
、金メツキ剥離液に浸漬し、マスキングされていない
部分の金メツキ層を剥離しく第3図(D)、第4図(D
))、ニッケルメッキと金メツキの2色の模様を形成す
る2色メツキ法が行われている。
しかしながら、この方法によれば、マスキングをパッド
印刷によって行っているため、第5図に示すように、彫
り模様などの深い溝e等がある場合には、溝部にパッド
fが入り込まないため、溝部にマスキング層を印刷でき
ず、基材表面は平坦でなければならないなど、形状に制
限がある。また、パッド印刷用製版(フォトエツチング
にて作製)が必要なため、形状変更に対して即応できず
、また、手間が掛がるという難点がある。
・、′) したがって、本発明の目的は、上記のような欠点を解消
し、あらゆる基材形状に対応でき、またその形状変更に
も即応でき、しかも簡単に多色模様を形成できる多色模
様の被覆層を有する装身具の製造方法を提供することに
ある。
印刷によって行っているため、第5図に示すように、彫
り模様などの深い溝e等がある場合には、溝部にパッド
fが入り込まないため、溝部にマスキング層を印刷でき
ず、基材表面は平坦でなければならないなど、形状に制
限がある。また、パッド印刷用製版(フォトエツチング
にて作製)が必要なため、形状変更に対して即応できず
、また、手間が掛がるという難点がある。
・、′) したがって、本発明の目的は、上記のような欠点を解消
し、あらゆる基材形状に対応でき、またその形状変更に
も即応でき、しかも簡単に多色模様を形成できる多色模
様の被覆層を有する装身具の製造方法を提供することに
ある。
さらに本発明の目的は、模様の輪郭が鮮明な多色模様の
被覆層を有する装身具を提供することにある。
被覆層を有する装身具を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明によれば、上記目的を達成するために、マスキン
グ層の除去または硬化にレーザー光線を利用した多色模
様を有する装身具を製造する方法が提供される。
グ層の除去または硬化にレーザー光線を利用した多色模
様を有する装身具を製造する方法が提供される。
その第1の方法は、基Hに第1金属被覆層を形成した後
、上記第1金属被覆層上にマスキング層を形成し、この
マスキング層の硬化後に、レーザー光線を照射してマス
キング層を部分的に除去し、その後、この除去した部分
に露出した第1金属被覆層上に、この第1金属被覆層の
色と異なる色の第2金属被覆層を形成することを特徴と
するものである。
、上記第1金属被覆層上にマスキング層を形成し、この
マスキング層の硬化後に、レーザー光線を照射してマス
キング層を部分的に除去し、その後、この除去した部分
に露出した第1金属被覆層上に、この第1金属被覆層の
色と異なる色の第2金属被覆層を形成することを特徴と
するものである。
また、第2の方法は、基材に第1金属被覆層を形成した
後、上記第1金属被覆層上にマスキング層を形成し、こ
のマスキング層が未硬化の時にレーザー光線を照射して
上記マスキング層の一部を硬化させ、その後、未照射の
未硬化部分を除去し、この除去した部分に露出した第1
金属被覆層上に、この第1金属被覆層の色と異なる色の
第2金属被覆層を形成することを特徴とするものである
。
後、上記第1金属被覆層上にマスキング層を形成し、こ
のマスキング層が未硬化の時にレーザー光線を照射して
上記マスキング層の一部を硬化させ、その後、未照射の
未硬化部分を除去し、この除去した部分に露出した第1
金属被覆層上に、この第1金属被覆層の色と異なる色の
第2金属被覆層を形成することを特徴とするものである
。
上記いずれの方法によっても、基材表面の第1金属被覆
層上に、所望の模様に対応した上記第1金属被覆層の色
と異なる色の第2金属被覆層と該第2金属被覆層の被覆
部分以外の部分に被覆されたマスキング層とからなる被
覆層が形成されてなる多色模様の被覆層を有する装身具
が提供される。
層上に、所望の模様に対応した上記第1金属被覆層の色
と異なる色の第2金属被覆層と該第2金属被覆層の被覆
部分以外の部分に被覆されたマスキング層とからなる被
覆層が形成されてなる多色模様の被覆層を有する装身具
が提供される。
[実施例〕
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ本発明につい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図は、本発明の前記第1の方法の概略工程を示した
図である。まず、装身具の基材1の表面に第1金属被覆
層2を形成する(第1図(A))。基材としては、zn
合金等の金属、合成樹脂、木等、対象となる装身具に応
じてあらゆる材料が使用できる。また、金属被覆層は、
電気メツキ、イオンブレーティング、蒸着、無電解メツ
キ等種々の手段により形成でき、これは後述する第2金
属被覆層についても同様である。例えば、金属被覆層が
ニッケル、銀の場合は銀色、真鍮、金の場合は金色、ブ
ラックニッケルの場合は黒色、銅の場合は赤茶色となり
、所望の色に応じた金属被覆層を形成できる。装身具が
接続用の孔を有する場合には、例えば読札に陰極に接続
された導線を通し、装身具基材を陰極としてNi+等の
金属陽イオンをメツキする方法などが便利である。
図である。まず、装身具の基材1の表面に第1金属被覆
層2を形成する(第1図(A))。基材としては、zn
合金等の金属、合成樹脂、木等、対象となる装身具に応
じてあらゆる材料が使用できる。また、金属被覆層は、
電気メツキ、イオンブレーティング、蒸着、無電解メツ
キ等種々の手段により形成でき、これは後述する第2金
属被覆層についても同様である。例えば、金属被覆層が
ニッケル、銀の場合は銀色、真鍮、金の場合は金色、ブ
ラックニッケルの場合は黒色、銅の場合は赤茶色となり
、所望の色に応じた金属被覆層を形成できる。装身具が
接続用の孔を有する場合には、例えば読札に陰極に接続
された導線を通し、装身具基材を陰極としてNi+等の
金属陽イオンをメツキする方法などが便利である。
次いで、第1図(B)に示すように、上記第1金属被覆
層2上に塗装法、印刷性等従来公知の種々の方法により
マスキング層3を形成する。
層2上に塗装法、印刷性等従来公知の種々の方法により
マスキング層3を形成する。
マスキング剤としては、ポリウレタン系、アクリル系な
どの樹脂が好適に使用できるが、これらに限定されるも
のではない。その後、マスキング層3が硬化した後、所
望の模様に応じてレーザー光線を照射し、第1図(C)
に示すように模様部分に対応した部分のマスキング層3
を部分的に除去する。レーザー光線は、マスキング層を
除去するために使用するものであるので、高出力のもの
が好ましい。例えば、YAGレーザ−、炭酸ガスレーザ
ー、エキシマレーザ−などが挙げられる。
どの樹脂が好適に使用できるが、これらに限定されるも
のではない。その後、マスキング層3が硬化した後、所
望の模様に応じてレーザー光線を照射し、第1図(C)
に示すように模様部分に対応した部分のマスキング層3
を部分的に除去する。レーザー光線は、マスキング層を
除去するために使用するものであるので、高出力のもの
が好ましい。例えば、YAGレーザ−、炭酸ガスレーザ
ー、エキシマレーザ−などが挙げられる。
その後、上記のようにレーザー照射により除去した部分
Xの第1金属被覆層2上に、この被覆層の色と異なる色
の第2金属被覆層4を前記した種々の方法により形成す
る。このようにして、第1図(D)に示すように基材1
の表面の第1金属被覆層2上に、所望の模様に対応した
上記第1金属被覆層2の色と異なる色の第2金属被覆層
4と該第2金属被覆層4の被覆部分以外の部分に被覆さ
れたマスキング層3とからなる被覆層が形成され、多色
模様の被覆層を有する装身具が製造される。
Xの第1金属被覆層2上に、この被覆層の色と異なる色
の第2金属被覆層4を前記した種々の方法により形成す
る。このようにして、第1図(D)に示すように基材1
の表面の第1金属被覆層2上に、所望の模様に対応した
上記第1金属被覆層2の色と異なる色の第2金属被覆層
4と該第2金属被覆層4の被覆部分以外の部分に被覆さ
れたマスキング層3とからなる被覆層が形成され、多色
模様の被覆層を有する装身具が製造される。
なお、上記第2金属被覆層4の形成に続いてさらにマス
キング層3の部分にレーザー光線を照射して他の模様状
に除去し、この部分に上記第1金属被覆層2および第2
金属被覆層4と異なる色の他の金属被覆層(本明細書に
おいては、このような金属被覆層をも第2金属゛被覆層
という)を形成することもできる。
キング層3の部分にレーザー光線を照射して他の模様状
に除去し、この部分に上記第1金属被覆層2および第2
金属被覆層4と異なる色の他の金属被覆層(本明細書に
おいては、このような金属被覆層をも第2金属゛被覆層
という)を形成することもできる。
具体例としては、第3図に示すZn合金製のスライドフ
ァスナー用引手の表面にニッケルメッキを施し、次いで
アクリル系クリヤー塗料により全面塗装を施してマスキ
ングし、このマスキング層を硬化させた後、レーザー光
線を照射して第3図に示すようにハート形状に除去し、
このハート形部分に金メツキを施したところ、ニッケル
メッキの銀色の背景に明瞭な輪郭を有する金色のハート
形部分が形成された多色模様のスライドファスナー用引
手が得られた。
ァスナー用引手の表面にニッケルメッキを施し、次いで
アクリル系クリヤー塗料により全面塗装を施してマスキ
ングし、このマスキング層を硬化させた後、レーザー光
線を照射して第3図に示すようにハート形状に除去し、
このハート形部分に金メツキを施したところ、ニッケル
メッキの銀色の背景に明瞭な輪郭を有する金色のハート
形部分が形成された多色模様のスライドファスナー用引
手が得られた。
第2図は、本発明の前記第2の方法の概略工程を示した
図である。この方法の場合、前記第1の方法と同様に、
まず、装身具の基材1の表面に第1金属被覆層2を形成
しく第2図(A))、次いで、第2図(B)に示すよう
に上記第1金属被覆層2の上にマスキング層3を形成す
る。
図である。この方法の場合、前記第1の方法と同様に、
まず、装身具の基材1の表面に第1金属被覆層2を形成
しく第2図(A))、次いで、第2図(B)に示すよう
に上記第1金属被覆層2の上にマスキング層3を形成す
る。
この場合、マスキング剤としてはエポキシ系、ポリエス
テル系などの感光性樹脂が好適に用いられる。その後、
上記マスキング層が未硬化の時に、レーザー光線を照射
して部分的に硬化させ、未照射部分Yは未硬化の状態に
保持する(第2図(C))。この場合のレーザー光線は
、上記第1の方法とは異なり、マスキング層を硬化させ
るために用いるものであるので、例えばアルゴンレーザ
ー、ヘリウム−カドミウムレーザーなど小出力のもので
よい。したがって、マスキング層を除去する場合とは異
なり、強力なレーザーを使用する必要がないので模様形
成が容易となる。
テル系などの感光性樹脂が好適に用いられる。その後、
上記マスキング層が未硬化の時に、レーザー光線を照射
して部分的に硬化させ、未照射部分Yは未硬化の状態に
保持する(第2図(C))。この場合のレーザー光線は
、上記第1の方法とは異なり、マスキング層を硬化させ
るために用いるものであるので、例えばアルゴンレーザ
ー、ヘリウム−カドミウムレーザーなど小出力のもので
よい。したがって、マスキング層を除去する場合とは異
なり、強力なレーザーを使用する必要がないので模様形
成が容易となる。
その後、水洗、湯洗、溶剤使用等の適当な方法により、
第2図(D)に示すようにマスキング層の未硬化部分Y
を除去する。このようにマスキング層を除去した部分Z
の第1金属被覆層2の上に、この被覆層の色と異なる色
の第2金属被覆層4を形成する。このようにして、第2
図(E)に示すように異なる色の第1金属被覆層と第2
金属被覆層を含む多色模様の被覆層を有する装身具が得
られる。
第2図(D)に示すようにマスキング層の未硬化部分Y
を除去する。このようにマスキング層を除去した部分Z
の第1金属被覆層2の上に、この被覆層の色と異なる色
の第2金属被覆層4を形成する。このようにして、第2
図(E)に示すように異なる色の第1金属被覆層と第2
金属被覆層を含む多色模様の被覆層を有する装身具が得
られる。
[発明の作用および効果]
以上のように、本発明の方法によれば、マスキング層の
除去または硬化にレーザー光線を用いるため、マスキン
グ層の除去部と未除去部との境界あるいは硬化部と未硬
化部との境界がはっきりし、背景部とこれと異なる色の
模様部との輪郭が明瞭な多色模様の装身具が得られる。
除去または硬化にレーザー光線を用いるため、マスキン
グ層の除去部と未除去部との境界あるいは硬化部と未硬
化部との境界がはっきりし、背景部とこれと異なる色の
模様部との輪郭が明瞭な多色模様の装身具が得られる。
また、従来のパッド印刷によるマスキング方式ではなく
、レーザー照射によるマスキング層の除去あるいは硬化
方式を採用するものであるため、あらゆる形状の装身具
に適用でき、形状による制限が少なく、また形状変更に
も即応できる。さらに、レーザー光線を用いるため、模
様の形成が容品であるとともに、細かい模様の形成も容
易であり、また工程が簡略化できるなどの効果が得られ
る。
、レーザー照射によるマスキング層の除去あるいは硬化
方式を採用するものであるため、あらゆる形状の装身具
に適用でき、形状による制限が少なく、また形状変更に
も即応できる。さらに、レーザー光線を用いるため、模
様の形成が容品であるとともに、細かい模様の形成も容
易であり、また工程が簡略化できるなどの効果が得られ
る。
その他、従来の2色メツキ法のように金メツキを剥離す
るものではなく、マスキング層のみが部分的に除去され
るものであるため、経済的であると共に、基材表面には
常に二重の被覆層(第1金属被覆層十第2金属被覆層ま
たはマスキング層)が存在するため、耐蝕性や耐候性に
も優れるなどの利点が得られる。
るものではなく、マスキング層のみが部分的に除去され
るものであるため、経済的であると共に、基材表面には
常に二重の被覆層(第1金属被覆層十第2金属被覆層ま
たはマスキング層)が存在するため、耐蝕性や耐候性に
も優れるなどの利点が得られる。
第1図は本発明の第1の方法の概略工程を示す部分断面
図、第2図は本発明の第2の方法の概略工程を示す部分
断面図、第3図は従来の2色メツキ法によるスライドフ
ァスナー用引手の製造工程の概略を説明する斜視図、第
4図は第3図に対応した部分断面図、第5図は従来のパ
ッド印刷の問題を説明する部分断面図である。 1は基材、2は第1金属被覆層、3はマスキング層、4
は第2金属被覆層。 第 図 (A) (B) (C) (D) 第 図 (Al (B) (C) (D) 第 図 (A)
図、第2図は本発明の第2の方法の概略工程を示す部分
断面図、第3図は従来の2色メツキ法によるスライドフ
ァスナー用引手の製造工程の概略を説明する斜視図、第
4図は第3図に対応した部分断面図、第5図は従来のパ
ッド印刷の問題を説明する部分断面図である。 1は基材、2は第1金属被覆層、3はマスキング層、4
は第2金属被覆層。 第 図 (A) (B) (C) (D) 第 図 (Al (B) (C) (D) 第 図 (A)
Claims (3)
- (1)基材表面の第1金属被覆層上に、所望の模様に対
応した上記第1金属被覆層の色と異なる色の第2金属被
覆層と該第2金属被覆層の被覆部分以外の部分に被覆さ
れたマスキング層とからなる被覆層が形成されてなる多
色模様の被覆層を有する装身具。 - (2)基材に第1金属被覆層を形成した後、上記第1金
属被覆層上にマスキング層を形成し、このマスキング層
の硬化後に、レーザー光線を照射してマスキング層を部
分的に除去し、その後、この除去した部分に露出した第
1金属被覆層上に、この第1金属被覆層の色と異なる色
の第2金属被覆層を形成することを特徴とする多色模様
の被覆層を有する装身具の製造方法。 - (3)基材に第1金属被覆層を形成した後、上記第1金
属被覆層上にマスキング層を形成し、このマスキング層
が未硬化の時にレーザー光線を照射して上記マスキング
層の一部を硬化させ、その後、未照射の未硬化部分を除
去し、この除去した部分に露出した第1金属被覆層上に
、この第1金属被覆層の色と異なる色の第2金属被覆層
を形成することを特徴とする多色模様の被覆層を有する
装身具の製造方法。
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- 1990-07-18 JP JP2187987A patent/JPH0474567A/ja active Pending
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- 1991-07-17 DE DE4123702A patent/DE4123702A1/de active Granted
- 1991-07-18 IT ITTO910570A patent/IT1250279B/it active IP Right Grant
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DE4123702A1 (de) | 1992-01-23 |
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IT1250279B (it) | 1995-04-07 |
ITTO910570A0 (it) | 1991-07-18 |
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