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JPH046815Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH046815Y2
JPH046815Y2 JP6031688U JP6031688U JPH046815Y2 JP H046815 Y2 JPH046815 Y2 JP H046815Y2 JP 6031688 U JP6031688 U JP 6031688U JP 6031688 U JP6031688 U JP 6031688U JP H046815 Y2 JPH046815 Y2 JP H046815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating drum
air
water
dust
dust removal
Prior art date
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Expired
Application number
JP6031688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01163524U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6031688U priority Critical patent/JPH046815Y2/ja
Publication of JPH01163524U publication Critical patent/JPH01163524U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH046815Y2 publication Critical patent/JPH046815Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用の分野 本考案は、繊維工場の空気調和装置で、工場内
空気を循環使用する場合、工場内空気中に含まれ
ている多量の塵埃(風棉、糊カス、その他)を除
去し、清浄な空気を工場内に供給する装置に関す
るものである。
(ロ) 従来の技術 従来より、繊維工場の空気調和装置の循環空気
の除塵には回転式空気除塵装置が使用されている
が、該装置は材が布製であり、該材に付着し
た塵埃を取除くためには空気流で吸引する方式が
採用されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題 従来使用されている回転式空気除塵装置は、
材が布製のため、材に付着した塵埃を除去する
のには空気流で吸引する方式をとつているため、
完全に除塵することが出来ず、材が目詰りを起
し、空気の通過量が減少して、空気調和装置の効
率を低下させていた。特に織布工場では製織の必
要上、経糸に糊材を使用するため、糊材が空気中
に飛散し、該糊材が空気調和のための還気の中に
多量に含まれて居るため、布製の材の目詰り甚
だしく、その上、高湿度の織布工場では、糊材が
水分を含んで粘性を帯び、塵埃と共に布製材に
固着し、空気流による布製材面の除塵を甚だし
く困難にしていた。そのため布製材を度々取替
える必要があり、その手間と経費がかゝると共に
材取替前後の送風量が大きく変化するため、工
場内の温湿度が大きく変動し、工場操業上大きな
問題となつていた。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案装置は、空気取入口A1および空気放出
口A2を具えた除塵室Aの内部に、中空軸心Sを
ほゞ水平に位置させた回転ドラム1の円周面2を
金網3で被覆し、その一方端面4は閉塞し、他方
端面5は開口して空気放出口A2と連通させ、前
記中空軸心Sの該中空通路を通して加圧された流
水Wを導入し、該導入流水Wを、回転ドラム1の
最低周面に対向させて平行に位置させた、回転ド
ラム1とほゞ同一長さのパイプ6中に落下させ、
これを該パイプ6の下面に設置した複数のスプレ
ーノズル7から、回転ドラム1の最低周面に向
け、回転ドラム1の回転時に該流水Wを噴出さ
せ、回転ドラム1の停止時には該流水Wの噴出を
停止させるようにし、この回転及び停止を間歇的
に繰返し駆動するようにした間歇水洗式空気除塵
装置である。以下本考案に係る間歇水洗式空気除
塵装置(以下「本考案装置」という)について詳
細に説明する。
第1図は本考案装置の要部簡略平面図、第2図
は要部簡略立面図、第3図は要部簡略側面図、第
4図は空気調和装置との接続配置状態を示す説明
図である。
第4図Aは本考案装置を内蔵した除塵室、Bは
空気調和装置、F1は吸気フアン、F2は送風フア
ン、D1は工場と除塵室を連絡する還気ダクト、
D2は空気調和装置と工場を連絡する送風ダクト
であり、それぞれは気密に連絡されているので、
工場からの還気R・Aは吸気フアンF1の吸引力
により還気ダクトD1、空気取入口A1を通つて除
塵室Aに入り、矢印の方向に本考案装置の回転ド
ラム1に入る。その際回転ドラム1の円周面2を
被覆している金網3により、還気R・A中に含ま
れた塵埃を除去され、清浄な空気C・Aとなつて
空気放出口A2、吸気フアンF1、空気調和装置B、
送風フアンF2、送風ダクトD2を通り、工場へ新
鮮な空気F.Aとなつて送風されるようになつてい
る。
第2図に示す如く、回転ドラム1の開放端面5
の口径よりやゝ小さな口径の除塵室の空気放出口
A2に、該開放端面5を連通させると、回転ドラ
ム1の他方端面4は閉塞されているため、空気流
は矢印の如く、回転ドラム1の円周面2を被覆し
ている金網3を通るため、空気中に含まれた塵埃
は全て金網3面に附着し、過された空気は空気
放出口A2から吸気フアンF1、空気調和装置Bに
導入される。
回転ドラム1の中空軸心Sの中空通路には加圧
された流水Wを導入し、該流水Wを図の如く回転
ドラム1の最低周面に対向させて平行に位置させ
た、両端面4,5間の円筒幅とほゞ同一長さのパ
イプ6に落下させ、該パイプ6の下面に取付けた
複数のスプレーノズル7から、最低周面に向けて
噴出させるようにしてあるため、噴出した流水W
のため該金網面3に附着した塵埃は、金網面3よ
り剥脱され、流水Wと共に回転ドラム1の下に設
けられた水受け8に落下し、回転ドラム1の金網
面3は清浄化される。回転ドラム1は公知の方法
で減速モーターMにより、間歇的に駆動される
が、前記スプレーノズル7からの流水Wの噴出
も、回転ドラム1の駆動と同調して噴出するよう
にされている。
尚、回転ドラム1の開放端面5にはゴム製のス
リツトバンド9を取付けて空気放出口A2との気
密を保つと共に、回転ドラム1の駆動をスムース
に行うようにしている。水受け8に落下した塵埃
と水は排出パイプ10により除塵室A外に排出さ
れ、公知の方法により水と塵埃を分離し、塵埃は
所定の収納容器に自動的に収納される。
材としての金網は腐蝕にたえるステンレス製
か合成樹脂製のものを使用する。
(ホ) 作用 本考案装置は以上のような構成を有するので、
工場よりの還気R・Aは、還気ダクトD1を通つ
て空気取入口A1から除塵室Aに導入されるが、
除塵室Aは気密になつているため、還気R・Aは
回転ドラム1の円周外面の材としての金網3を
通つて空気放出口A2吸気フアンF1を通り、空気
調和装置Bに導入される。回転ドラム1の金網3
面には、還気R・A中に含まれた塵埃が過され
て堆積し、清浄化された空気C・Aのみが吸気フ
アンF1、空気調和装置Bを通り所定の温湿度に
調整されて、新鮮な空気F・Aが送風フアンF2
により送風ダクトD2を通つて工場へ送風される
ことになる。回転ドラム1は、通常の方法で、減
速モーターMにより1/4回転内至1/6回転づつ間歇
的に駆動されるが、回転をはじめると同時に、ス
プレーノズル7より強力に流水Wが噴出するた
め、該回転中に回転ドラム1の最低円周外面に附
着している塵埃は流水Wと共に剥脱し、水受け8
に落下する。回転ドラム1はゆつくりと1/4回転
内至1/6回転して、円周面2の1/4内至1/6の金網
3面に附着した塵埃を剥脱し停止する。該回転ド
ラム1が停止すると同時に流水Wの噴出も停止す
るようにされている。その後10数分を経て、再び
回転ドラム1が回転はじめると共にスプレーノズ
ル7より強力に流水Wが噴出し、該回転ドラム1
の円周の1/4内至1/6を洗浄し停止する。以上の如
く回転(洗浄)、停止を繰り返し、洗浄された円
周面の金網3は1周して再び最低円周位置に戻る
までに通過空気中の塵埃を過し堆積し、最低円
周位置に来て再び洗浄されることを繰り返す。流
水Wと共に剥脱した塵埃は、水受け8に落下し、
排出パイプ10を通つて除塵室A外に排出され、
通常の方法により水と塵埃に分離され、塵埃は所
定の収納容器に自動的に収納される。
特に織布工場で使用される糊材は水溶性のた
め、水を使用することにより材としての金網3
からの剥脱が容易となり、加圧された噴出流水W
のため完全に金網3が清浄化され、常に一定の送
風量を得ることが出来る。
洗浄直後の回転ドラム1の金網3面は濡れてい
るため、塵埃の附着を容易にし、従来の布製材
よりも金網の網目を大きくしても除塵効果を上げ
ることが出来るし、又、その後通過空気のため、
金網3面が乾燥しても、網目に附着した繊維自体
が材となつて除塵効果を上げるため、従来の布
製材を使用した除塵装置に比し、大量の通過風
量を得ることが出来る。
(ヘ) 実施例 繊維工場に於ける実施例を次に示す。
処理風量1500M3/minの空気調和装置Bに対
して設置した本考案装置の回転ドラム外形寸法は
2000mmφ×2200mmL、減速モーターMは0.1kw×
1.5R.P.M、材としての金網3はSUS304
(100MESH)、スプレーポンプは1.5kw×20m×
120/minとなつている。
回転ドラム1の回転及び流水の噴出期間は約1
分、その間に回転ドラム1は1/5回転し停止する。
その後約11分後に再び回転ドラム1の1/5回転と、
流水の1分間噴出がはじまる。この様に回転・停
止の12分間周期を繰返し行うことにより、約1時
間で回転ドラム1は1回転し材としての金網3
面より塵埃を剥脱することが出来る。
本装置を使用することにより、材の目詰まり
がなくなり、従来の回転式空気除塵装置では平均
静圧が19mmAq最大静圧25mmAqであつたのが、本
考案装置では平均静圧13mmAq最大静圧15mmAqと
大巾に減少することが出来、除塵装置の構造、据
付面積を約50%縮小することが出来た。特に織布
工場での従来の回転式空気除塵装置では布製材
の目詰まりのため4ケ月毎に材を取替えていた
が、本考案装置を設置することにより、材取替
の必要がなくなり、その人件費、経費を絶無にす
ることが出来た。尚従来の回転式空気除塵装置で
は捕捉した塵埃を人手で再び収納容器に収納する
必要があり、その作業は塵埃が飛散して非衛生的
であり、作業員から嫌悪されていたが、本考案装
置では水を使用することにより、自動的に塵埃の
みを集塵することが出来、人手を要せず、塵埃は
濡れて半固形化しているため、塵埃の飛散もなく
衛生的である。
又間歇駆動のため水の使用量は連続回転の場合
の1/10に減少することが出来た。
(ト) 考案の効果 本考案装置は以上のような構成を有するので、
繊維工場の空気調和装置で、工場内の空気を循環
使用する場合の除塵装置としては、材の目詰ま
りがなくなり、安定した空気量を供給することが
可能になり、工場内温湿度を一定に保つことが出
来、機械効率を大巾に向上することが出来ると共
に、材の取替えがなくなり、人件費、経費の減
少に役立ち、空気の通過量が従来の除塵装置より
向上することにより、空気調和装置の構造及び据
付面積を大巾に縮小することが出来、該空気調和
装置の動力費を節減することが出来た。
又、回転ドラムを間歇的に回転させ、流水の噴
出も間歇的に行うため、流水の噴出を局部に集中
的に使用することが出来るため、塵埃の剥脱を容
易にすることが出来、材面を完全に清浄化する
ことが出来ると共に間歇的に流水を噴出させるた
め使用水量を大巾に減少することが出来る。
特に織布工場に於ける、糊材が塵埃を材面に
固着させて目詰まりを起す問題を、流水を使用す
る本考案装置により完全に解決することが出来
た。
尚、捕捉した塵埃を収納するのに、自動的に収
納容器に収納するので人手を必要とせず、衛生的
で、作業員に嫌悪される作業がなくなり、労働環
境を向上することが出来た。
即ち、本考案装置は以上の如く幾多の利点を有
する従来にない極めて有用な間歇水洗式空気除塵
装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部簡略平面図、第2図
は要部簡略立面図、第3図は要部簡略側面図、第
4図は空気調和装置との接続配置状態を示す説明
図である。 A……集塵室、B……空気調和装置、D1……
還気ダクト、D2……送風ダクト、F1……吸気フ
アン、F2……送風フアン、R・A……還気、
C・A……清浄空気、F・A……新鮮空気、A1
……空気取入口、A2……空気放出口、1……回
転ドラム、2……回転ドラム円周面、3……材
としての金網、4……回転ドラムの閉塞端面、5
……回転ドラムの開放端面、6……パイプ、7…
…スプレーノズル、8……水受け、9……スリツ
トバンド、10……排出パイプ、S……中空軸
心、W……流水、M……減速モーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気取入口A1および空気放出口A2を具えた除
    塵室Aの室内に、中空軸心Sをほぼ水平に位置さ
    せた回転ドラム1の円周面2を金網3で被覆し、
    その一方端面4は閉塞し、他方端面5は開口し
    て、除塵室Aの空気放出口A2と連通させ、前記
    中空軸心Sの該中空通路を通して、加圧された流
    水Wを導入し、該導入流水Wを、回転ドラム1の
    最低周面に対向させて平行に位置させた、回転ド
    ラム1とほぼ同一長さのパイプ6中に落下させ、
    これを該パイプ6の下面に設置した複数のスプレ
    ーノズル7から、回転ドラム1の最低周面に向
    け、回転ドラム1の回転時に該流水Wを噴出さ
    せ、回転ドラム1の停止のときには該流水Wの噴
    出を停止させるようにし、この回転及び停止を間
    歇的に繰返し駆動するようにした間歇水洗式空気
    除塵装置。
JP6031688U 1988-05-06 1988-05-06 Expired JPH046815Y2 (ja)

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JP6031688U JPH046815Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

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JP6031688U JPH046815Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

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JPH01163524U JPH01163524U (ja) 1989-11-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4789510B2 (ja) * 2005-06-02 2011-10-12 トヨタ自動車株式会社 集塵装置
JP6894996B2 (ja) * 2019-04-12 2021-06-30 明和工業株式会社 集塵装置用部材

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JPH01163524U (ja) 1989-11-15

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