JPH04503516A - ジヒドロピリミジン抗アレルギー剤 - Google Patents
ジヒドロピリミジン抗アレルギー剤Info
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- JPH04503516A JPH04503516A JP2-504538A JP50453890A JPH04503516A JP H04503516 A JPH04503516 A JP H04503516A JP 50453890 A JP50453890 A JP 50453890A JP H04503516 A JPH04503516 A JP H04503516A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ジヒドロピリミジン抗アレルギー剤
本発明は特定の1.4−ジヒドロピリミジンに関する。これらの化合物は、ヒト
および動物におけるアレルギー症および炎症の治療に臨床的有用性を有する血小
板活性化因子の強力で選択的な拮抗薬である。
血小板活性化因子(PAF)である1−0−アルキル−2−アセチル−5n−グ
リセリル−3−ホスホリルコリン亭は、エーテルリン脂質で、その構造は197
9年に最初に明らかにされた。これは多くのブロー炎症細胞、血小板および腎臓
で生産され、放出され、そしてそれらと相互作用する1強力な血小板凝集活性に
加えて、PAFは直接にまたは他の強力なメディエータ−物質たとえばトロンボ
キサンAtもしくはロイコトリエンの放出を介して誘発される広いスペクトルの
生物学的活性を示す、インビトロで、PAFは好中球の移動と凝集およびそこか
らの組織損傷性酵素や酸素ラジカルの放出を刺激する。これらの活性はインビボ
におけるPAFの作用に関連し、炎症およびアレルギー反応においてこれが重要
な働きをすることと矛盾しない、すなわち、皮膚内のPAFは、関連する痛みと
炎症細胞の蓄積および血管透過性の増加を伴なう炎症反応を起こすことがわかり
、これはアレルゲンにさらされた後のアレルギー性皮膚反応に匹敵する。同様に
、喘息においてアレルゲンにより起こされ4急性気管支収縮および慢性炎症反応
の両方とも、PAFの気管内投与により擬似化することができる。したがってP
AFの作用に拮抗しそしてその結果としてPAFによるメディエータ−物質の放
出を防ぐ薬剤は、様々なアレルギー、炎症および分泌過多症たとえば喘息、関節
炎、鼻炎、気管支炎およびじんま疹の治療において臨床的有用性を有するであろ
う。
上記に加え、PAFは他の多くの医学的症状に関係するものとして関連づけられ
る。すなわち、全身的低血圧、肺高血圧症および肺血管透過性の増加を特徴とす
る循環系ショックにおいて、PAFの注入により症状を擬似化することができる
。血中のPAFレベルが内毒素注入により増加することを示す証拠と合わせて、
このことはPAFが特定のショック形態において最も重要なメディエータ−物質
であることを示す、ラントへの20−200ピコモルkg−’分−Iの投与量で
PAFを静脈内注入すると、胃粘膜に広範囲な出血性びらんが形成され、したが
ってPAFはその体内放出がある型の胃潰瘍のMWとなるかまたは原因となるこ
とがすでに記載きれている最も強い胃潰瘍誘発物質である。乾廚は皮膚の病変を
特徴とする炎症性および拡散性疾患である。PAFはプロ炎症性であり乾廚症患
者の痛止理学的役割の可能性を支持する。すなわち最近の狭心症患者における研
究によればPAFは心房が歩調する間に放出されることが知られている。ブタに
おけるPAFの冠面管内注射は冠血流量における長時間の低下をもたらし、そし
てモルモットの心臓において限局性短絡および虚血を起こす、ざらにPAFは、
外部投与された場合および内部放出した場合のいずれにおいても、腸間膜動脈標
本において血栓形成を開始することが知られている。より最近ではPAFは脳卒
中動物モデルにおいてひき起こされる脳の虚血に重要な役割を果すことが知られ
ている。
すなわち本発明の化合物はPAFの作用を拮抗する能力の点で、上記症状の治療
に有用である。
本発明によれば、次式:
(式中、
Arは、 (a)場合によりニトロ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フルオロ−
(戻素原子数工〜4のアルコキシ)基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基、炭
素原子数1〜4のアルキルスルホニル基、ヒドロキシ基およびシアノ基から各々
独立して選択された1〜3個の置換基により置換されてもよいフェニル基、また
は(b)メチレンジオキシフェニル基もしくはベンゾチェニル基のいずれかであ
り;
R1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり;R2はヒドロキシ基;炭素原子数
1〜4のアルコキシ基;炭素原子数1〜4のアルキルチオ基;炭素原子数1〜4
のアルキル基;場合により1または2個のハロゲン置換基で置換されてもよいフ
ェニル基:または−NR3R’で表わされる基であって、その際R3およびR4
は各々独立してHまたは炭素原子数1〜4のアルキル基であり;そして
“Heビは、環に1つ以上の窒素原子および場合により1つの酸素またはイオウ
原子を含み、場合によりベンゼン環または環に1つ以上の窒素原子または1つの
酸素もしくはイオウ原子を含むさらに別の5員または6員の芳香族複素環式環と
縮合してもよい5員または6員の芳香族複素環式基であり、そしてこれらの環の
一方または両方は場合により炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4
のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基およびシアノ基から各々
独立して選択される3つまでの置換基で置換されてもよい)
で表わされる化合物およびその薬学的に許容される塩が提供される。
本明細書における定義において、用語ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素また
はヨウ素原子を意味する。炭素原子3個以上のアルキルおよびアルコキシ基は直
鎖または枝分れ鎖でよい。
’Het″は好ましくはイミダゾリル、チアゾリル、オキサシリル、トリアゾリ
ル、ピリジル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジルまたはイミダゾチアゾリ
ル基であり、これらのすべての基は場合により式(1)について定義されたよう
に置換されてもよい。
“Het″の典型的例は、2−メチルイミダゾ(4,5−c)ピリド−1−イル
、2−トリフルオロメチルイミダゾ(4,5−c)ピリド−1−イル、2−ニー
ブチル−イミダゾ[4,5−c)ピリド−1−イル、3.5−ジメチル−1゜2
、 4−トリアゾール−4−イル、2−メチルイミダゾ(4,5−b)ピリド−
1−イル、2−メチルイミダゾ(1,2−a〕ピリド−3−イル、2−メチルベ
ンズイミダゾール−1−イル、2,4.5−)ジメチルイミダゾール−1−イル
、2.4−ジメチルチアゾール−5−イル、2,4−ジメチルオキサゾール−5
−イル、2.6−シメチルピリドー3−イルおよび2−メチルイミダゾ(1,2
−b〕チアゾール−3−イル基である。
R8が−OHである場合、以下の互変異性体が可能であり、両方の互変異性体と
も本発明の範囲内である:
同様に、R3またはR゛がHである場合、以下の互変異性体が可能であり、ここ
でも両方の互変異性体が本発明の範囲内である:Arは(i)1または2個のハ
ロゲン置換基により置換されたフェニル基、(11)メチレンジオキシフェニル
基および(iii)ベンゾチェニル基から選択されるのが好ましい、Arは2−
クロロフェニル基であるのが最も好ましい。
R1は好ましくはメチル基またはエチル基である。
Roは好ましくはヒドロキシ、メトキシ、メチルチオ、アミノ、メチルアミノ、
ジメチルアミノ、メチルまたはフェニル基である。
“Het”は好ましくは2−メチルイミダゾ(4,5−c)ピリド−1−イル基
である。
式(1)で表わされる化合物は少なくとも1つの不整中心を有し1対以上のエナ
ンチオマーとして存在する。このような対のまたは個々の異性体は物理的方法で
分離することができ、たとえば退化合物またはその適当な塩もしくは誘導体を分
別結晶したりクロマトグラフィにかけたりすることにより分離できる0本発明は
分離されたか否かにかかわらずすべてのエナンチオマーを含む。
このような塩を形成する式(1)で表わされる化合物の薬剤上許容される酸付加
塩は、非毒性酸付加塩を形成する酸から形成されるもので、たとえば塩酸塩、臭
化水素酸塩、硫酸塩もしくは硫酸水素塩、リン酸塩もしくは酸性リン酸塩、酢酸
塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、コハク酸
塩および酒石酸塩である。
式■で表わされる化合物は次の反応式にしたがって得られる:(式中、Ar、R
’ 、R”およびHetは前記定義のとおりであるが、但し、R1は−OHであ
ることはできない、)典型的手法において、ケトエステル帽)および式(II)
で表わされる化合物を、場合により塩基たとえば重炭酸ナトリウムの存在下に、
適当な有機溶媒たとえばエタノールまたはジメチルホルムアミド中で、数時間た
とえば60−80°Cにて一緒に加熱する。次いで式(1)で表わされる生成物
を常法によりたとえば分配、再結晶またはクロマトグラフィにより単離し精製す
ることができる。
式(1)で表わされる化合物のあるものは、簡単な化学的変換反応を用いて都合
良く得ることができる0式(1)中R2が炭素原子数1〜4のアルコキシ基好ま
しくはメトキシ基である化合物は、通常の脱アルキル化反応を受けて、たとえば
適当な有機溶媒中はぼ室温にて塩酸を用いて、式中R2が−OHである相当する
化合物となる。
式(Ill)で表わされるケトエステルは公知化合物であるか、または後述の調
製例に記載の方法のような先行技術のものと同一の方法により調製されうる。
式(1)で表わされる化合物の活性は、インビトロでのPAFの血小板凝集活性
を阻止しうる能力により示される。試験は次のようにして行なわれる:血液サン
プルをウサギまたはヒトのいずれかから採取して、0.1容量のエチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム緩衝液へ入れ、サンプルを15分間遠心分離して血小板豊
富プラズマを得る。さらにプラズマを遠心分離して血小板ベレットとし、これを
緩衝液(4mWKHzPO,、6mMNatHPO,、10r)mMNacI、
0.1%グルコースおよび0.1%ウシ血清アルブミン、pH7,25)で洗浄
し、最後に緩衝溶液中に再懸濁させた濃度2X10”血小板/dとする。サンプ
ル(0,5d)を、ビヒクル単独または試験下の特定の化合物を含むビヒクルの
いずれかとともに、バトン(Pa−ton)凝集社中37℃で2分間攪拌しなが
らプレーインキヱベートする。試験化合物の不存在下に最大凝集反応が得られる
十分な濃度にてPAFを加え(10−”〜10−9モル)、血小板凝集を溶液の
光透過率の増加を追跡することによって測定する。ある濃度範囲の試験化合物の
存在下に実験を繰返し、その最大値の50%まで反応を減少させるのに必要な化
合物濃度をIC,。値として記録する。
式(1)で表わされる化合物の活性は、また、PAF注射の致死作用からマウス
を保護する能力によりインビボでも示される。0.9%−/V基塩化ナトリウム
中PAF(50■/kg)とDL−プロプラノロール(5■/眩)の混合物を、
尾部静脈を介してマウスへ注射する(0.2d)。試験下の化合物は、PAF/
プロプラノロール注射の直前に尾部静脈へ注射するかまたは2時間早く胃管栄養
により経口投与される。各々5匹のマウスよりなる群へ化合物を何用量かの投与
で試験し、致死率が50%まで低下する投与量をPDs。値として記録する。
化合物はまた、麻酔をかけたモルモットにおいて、PAFにより誘発される気管
支収縮を減少させる能力についても試験する。この試験において、気道抵抗おる
気管支収縮を測定する。PAFの初回量投与後1時間してから試験化合物を投与
し、PAFによる攻撃を繰り返す、PAFの気管支収縮作用を低下させる化合物
の能力を比率として計夏する。
治療用途のために、式(1)で表わされる化合物は一般に、意図する投与経路お
よび標準的製剤プラクティスにしたがって選択される薬剤担体と混合して投与さ
れる。たとえば、賦形剤としてデンプンまたは乳糖を含む錠剤形、または単独も
しくは賦形剤と混合したカプセル剤もしくは小卵剤、または着香料もしくは着色
剤を釜むエリキシル剤もしくは懸濁剤の形で経口投与されうる。これらはまた、
たとえば静注、筋注または皮下注射等により腸管外注射されうる。腸管外投与の
場合、これらは他の物質、たとえば溶液を血液と等張にするための十分量の塩ま
たはグルコースを含む滅菌水溶液の形で使用されるのが最も良い。
アレルギー性気管支疾患および関節炎の治療または予防処置においてヒトへ投与
する場合、化合物の経口投与量は一般に平均成人患者(70kg)に対し1日2
〜1000■の範囲である。すなわち典型的成人患者に対し、個々の錠剤または
カプセル剤は、適当な薬剤上許容されうるビヒクルまたは担体中、活性物質1〜
500■を含む、静脈内投与における投与量は、一般に必要に応して一回投与に
つき1〜10■の範囲である。アレルギー性および気管交通反応性症状の治療に
対しては、ネブライザーまたはエアロゾールを介した吸入が薬剤投与の好ましい
ルートである。このルートによる投与レベルは必要に応じて一回投与につき0.
1〜50■の範囲内である。実際には、医師が個々の患者に最も適するであろう
実際的投与量を決定し、これは特定患者の年齢、体重および反応に応じて変化す
るであろう、上記投与量は平均的場合の例示であり、勿論より高いかより低い投
与量範囲が有利である個々の場合もあり、このようなものも本発明の範囲内であ
る。
したがって別の見地において、本発明は式(+)で表わされる化合物またはその
薬剤上許容される塩と薬剤上許容される希釈剤または担体とからなる薬剤組成物
を提供するものである。
また本発明は、医薬品における用途、特にヒトにおけるアレルギー、炎症および
過分泌症の治療において使用するための弐(1)で表わされる化合物またはその
薬剤上許容される塩を含む。
式(1)で表わされる化合物の調製をさらに以下の実施例にしたがって説明する
。
実旅猶工
4−2−クロロフェニル −14−ジヒドロ−5−エトキシカルボニル−2−メ
トキシ−6−4−2−メチルイミ ゾ 45−c ビ1 ドー1−イルヱ五とと
Y旦隻且2z
1−オン(200m、J類例1参照)、硫酸水素0−メチルイソウレア(155
■)および重炭酸ナトリウム(240■)の混合物を、ジメチルホルムアミド(
DMF)(5m)中70°Cにて16時間加熱した。冷却した混合物を水(25
−)へ注入し、酢酸エチル(3X25m)で抽出した。集めた有機層を水洗し、
乾ill (MgSOJ シ、濾過し、蒸発し、そして残渣をシリカクロマトグ
ラフィにがけ塩化メチレン/メタノールで溶出した。生成物含存フラクシコンを
集めて蒸発すると、標記化合物(105,)が得られた、m、p、22B−23
2°C9分析%ニー
實測値 : C,63,48; H,4,87; N、 13.95;計算値
Cz、HtaCINsOs・+Au、o : C,63,47,H,4,93;
N、 13.71災施撚l二旦
以下の化合物が、実施例1の方法により適当な3−(アリール−置換)プロペノ
ンおよびO−メチルイソウレアもしくはS−メチルチオウレアまたは置換された
グアニジンを用いて作られた。
1 574H20について分析;
傘 H,0について分析
災施出ユ股よび旦
次の化合物が、3−(2−クロロフェニル)−2−エトキシカルボニル−′1−
C4−(2−メチルイミダゾC4,5−c)ピリド−1−イル)フェニル〕プロ
ブー2−エンー1−オンおよび適当なアミジン塩酸塩を用いて実施例1の方法に
より作られた。
実施■ユ
4−2−クロロフェニル −14−ジヒ゛ロー5−エ キシカルボニル−6−4
−2−メチルイミ ゾ 45−Cピ1 ビー1−イル フェニル ピュ主エニl
二主ヱ
4−(2−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−5−エトキシカルボニル−2
−メトキシ−6−(4−(2−メチルイミダゾ(4,5−c)ピリド−1−イル
)フェニル)ピリジン(100■)をメタノール/テトラヒドロフラン1:lト
リウム溶液(10ati)の間に分配し、次いで有機層を乾燥(MgSOa)
シ、濾過しそして蒸発した。残渣をシリカクロマトグラフィにかけ、酢酸エチル
/ジエチルアミンで溶出し、生成物含有成分を集めて蒸発すると標題化合物(7
5■)が得られた、m、P、>300”C。
分析%:
実測値: C,60,43; H,4,64; N、 13.21;理論値(C
zJbzCINsOs/1!4LO) : C,60,64; H,4,89;
N、 13.6以下の調製例により、前記実施例で使用された新規出発物質の
調製を説明する:握製例上
2−クロロベンズアルデヒド(2,8g)、エチル・4’−(2−メチルイミダ
ゾ(4,5−c)ピリド−1−イル)ベンゾイルアセテート(6,4g−調製例
2参照)およびピペリジン(100pf)の混合物を、アセトニトリル(30d
)中で48時間室温にて攪拌した。混合物を蒸発乾固し、残渣をシリカクロマト
グラフィにかけ、酢酸エチル/メタノール(5:1)で溶出した生成物含有フラ
クションを集め蒸発すると標題化合物(5,3g)が得られた。
N、cr、(COCl、x+ 300MHz)、δ=1.35(311,t、
J 8Hz、 C%CHt) ; 2.53(38,5,CP,−”:);
4.27(2H,d、 J 8Hz、 CHsCHz) ;7−9.1(12H
,m)調製斑2兆よグ主
適当な芳香族アルデヒドを用いて調製例1の方法により以下の化合物を製造した
。
珂製■土
エチル・4′−2−メチルイミ ゾ 45−c ビ1ドーl−イル ベンゾ実質
的にワイ・キシ(Y、K15hi)、ニス・エム・ハニンク(S、 M、Han
nick)、J、Or、Che−01983,48,3833の方法。
亜鉛粉末(894■、 13.7ミリモル)を窒素下に乾燥テトラヒドロフラン
(3m)中に懸濁し、室温で10分間音波処理した。エチルブロモアセテート(
2滴)を加え、混合物を5分間還流した。乾燥テトラヒドロフラン(6d)中に
1−(4−シアノフェニル)−2−メチルイミダゾC4,5−c)ピリジン(6
40■、 2.74ミリモル)が溶解した液を加え、混合物を5分間還流した。
乾燥テトラヒドロフランC2d)中にエチルブロモアセテ−) (1,822g
、 10.94ミリモル)が溶解している液を1時間かけて還流下に滴加し、さ
らに10分後混合物を室温まで冷却させた。50%炭酸カリウム水溶液(Ld)
を加え、混合物を室温で45分間攪拌し、次いでアルボセル(Arbocel)
濾過助剤を通して濾過し、THFで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して黄色ゴム
状物を得た。この物質を室温にて15分間20%トリフルオロ酢酸水溶液(10
m)とジクロロメタン(50d)の混合物で処理した。混合物を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液の添加により中和し、次いでジクロロメタン(2X30d)で抽
出した。集めた抽出液を乾燥(MgSOJ L、減圧下に濃縮し、粗生成物をフ
ラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の10−20%メタノール溶液で溶出
)により精製すると、エチル・4’ −(2−メチルイミダゾ(4,5−c)ピ
リド−1−イル)ベンゾイルアセテート(480■。
54%)が黄色ガム状物として得られた。
方法Aで得られる物質は酢酸エチルからの再結晶後に白色固体であった;■、p
、111.−112’C。
’H−NMR(300MH2,CDCl5) 1.32(3L t、 J 6H
z)、 2.61(3H,s)、 4.09(2H,s)、S.28
(21(、q、 J 6Hz)、 7.16(LH,d、 J 6Hz)、 7
.55(2H,d、 J 9)1z)、 8.23(28,пA J 9
Hz)、 8.46(1B、 d、 J 6Hz)、 9.09(1B、 s)
方法旦
(a)l:」1二1jチルフェニル アミノ−3−ニド−1コレ1と乙昔醗エタ
ノール(40m)中に4−クロロ−3−ニトロピリジン塩酸塩(9,75g、5
0ミリモル)が溶解している液を、エタノール(2HMり中のp−アミノアセト
フェノン(6,76g、50ae)のスラリーへ加え、混合物を室温で一晩攪拌
した。
混合物を水中で急冷し、黄色固体を濾去し、そして減圧下に乾燥した。収量10
.1g(69%)、■、p197−200°C0’H−NMR(300MH2,
DMSO−da) 2.61(3H,s)、 7.19(1,)1. d、 J
7Hz)、 7.53(2k d。
J 8H2)、 8.07(211,d、 J 8Hz)、 8.33(IL
d、 J 711z)、 9.36(IH,s)、 10.V4(LH,5)
(b)Q−アセチルフェニル アミノ−3−アミノビ1ジン4−(4−アセチル
フェニル)アミノ−3−ニトロピリジン塩酸塩(2,0g。
71.8ミリモル)を、水酸化ナトリウム水溶液とジクロロメタンの間に分配し
た(3X20d)、集めた有機層を水(20m)で洗い、減圧下に濃縮すると固
体が得られた。エタノール(20d)を加え、溶液を50p、s、i、 (34
5kPa)にて3.5時間5%パラジウム担持炭(0,2g)上で水素添加した
。触媒を濾去し、溶媒を減圧下に除去すると褐色固体(1,8g)が得られ、こ
れはさらに精製することなく次の反応に直接使用された:創p、165−166
°C(エタノールから再結晶後)。
’H−NMR(300MHz、 DMSO−d、) 2.47(3H,s)、
5.00 (2H,br、s)、 7.04(3H,mL7.70(18,br
、s)、 7.83(2H,d、 J 8Hz)、 7.98(IH,br、s
)、 8.12(1)1. s)酢酸(204m)および酢酸無水物(204m
)中に4−(4−アセチルフェニル)アミノ−3−アミノピリジン(68,0g
、 0.3ミリモル)が溶解している液を、1.5時間95°Cに加熱し次いで
冷却し、減圧下に濃縮した。残渣を水(50〇−)に溶かし、飽和アンモニア水
を添加して塩基性にした。生成物を濾去し、水洗(2X100d)I、、減圧下
に乾燥すると標記化合物(61,0g、81%)が褐色固体として得られた;
m、p、 155 156℃(水から再結晶後)。
’II−NMR(300Mtlz、 CDCl5)、 2.59(3[1,s)
、 2.72(3B、 s)、 7.12(IH,d、 J@5H2)。
7.53(211,d、 J 88K)、 8.22(2M、 d、 J 8H
z)、 8.40(1B、 d、 J 5)1z)、 9.O4(IO,5)
(d)エチル・4’ −2−)5−tv4亙’ブ 4 5−c e’ )’−1
二(/L、L乾燥テトラヒドロフラン(175m)中に1−(4−アセチル)フ
ェニル−2−メチルイミダゾ(4,5−c)ピリジン(17,5g、 69.7
ミリモル)が溶解している液を、還流下に攪拌しながら45分間かけて、乾燥テ
トラヒドロフラン(35d)と炭酸ジエチル(24,7g、209ミリモル)の
混合物中の水素化ナトリウム(3,68g、153ミリモル)のスラリーへ添加
した。さらに1時間後、混合物を冷却し、ヘキサン(200d)を加え、そして
得られた沈でん物を濾去し、ヘキサン(2X100d)で洗った。固体を酢酸エ
チル(200m)に懸濁化させ、酢酸(io、2g)を加えた。15分間撹拌後
、水(200d)を加え、有aiを分離した。水層を酢酸エチル(100m)で
抽出し、集めた有機溶液を水(200−)で洗い、乾燥(門gsO4) L、f
i′1Mすると、ガム状物(17,3g、77%)が得られた。この物質は所望
によりフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル:メタノール−7:1で溶出)
でさらに精製して標記化合物を白色固体として得た。
無水エタノール(55d)中の1−(4−シアノフェニル)−2−メチルイミダ
ゾ[4,5−c)ピリジン(12,0g、 51.3ミリモル)および40%水
酸化ナトリウム水溶液(55d)の混合物をIA時間還流加熱した。溶媒を減圧
下に除去し、褐色残渣を水に溶かした。氷を添加することにより溶液をO′Cま
で急冷した。
氷酢酸(約33m)をゆっくり加えた。沈でんした淡黄色状固体を濾去し、水洗
し、そして減圧下に70°Cで乾燥した。収量9.14g(70%)。
’H−N?IR(300MHz、 DMSO−dJ 2.49(3B、 s)、
7.25(1B、 d、 J 6Hz)、 7.72(2g,d。
J 682)、 8.17(2H,d、 J 6H2)、 8.30(IH,d
、 J 6H2)、 8.92(IH,s)塩化オキサリル(17,0m、18
4ミリモル)を、氷冷しながら窒素下に、乾燥ジクロロメタン(200m)中に
4−(2−メチルイミダゾC4,、5−c)ピリド−1−イル)安息香酸(11
,64g、46ミリモル)と乾燥ジメチルホルムアミド(0,2m)の混合物へ
加えた。添加終了時、混合物を室温にて1時間音波処理し、次いで減圧下に濃縮
し、そして乾燥ジクロロエタン(200aN)中に再懸澗させた。
別のフラスコ中で、塩化イソプロピルマグネシウム(テトラヒドロフラン中の2
Mi液137yd、274ミリモル)を20分間かけて0℃にてエチルマロン酸
(18,14g、137ミリモル)が乾燥ジクロロメタン(100d)に溶解し
ている液へ清加した。さらに20分後、溶液を室温にて上記で生成した酸塩化物
の懸濁液へ加えた。赤色混合物を室温で30分間音波処理し、次いで4N塩酸(
250m)を加えながら水中で冷却した。混合物を室温で10分間攪拌し、ジク
ロロメタン(200m)で希釈し、層を分離した。水層を飽和重炭酸ナトリウム
水溶液で中和し、ジクロロメタン(3X200d)で抽出した。集めた抽出液を
乾燥(MgSO,) L、、減圧下に濃縮すると黄色ガム状物が得られ、これを
放置するとゆっくり結晶化した。収量12.10g (80%)。
週袈洛i
−4−シアノフェニル −2−メチルイミ ゾ 45−c ピリジン(a)N−
4−シアノフェニル −4−アミノル3−二トロビ1ジンJ、C,S、 Per
kin Trans、 1. 1979. 135の方法によって、P−シアノ
アニリン(6,894g、 58.4ミリモル)を、エタノール(200d)中
に4−クロロ−3−二トロビリジン(9,26g、 58.4ミリモル)が溶解
している液へ加え、混合物を室温で18時間撹拌した。得られた黄色懸濁液を、
水冷した希アンモニア50〇−へ注入し濾過した。固体を沸とうエタノール15
0mで処理し、水中で冷却し、濾過するとN・−(4−シアノフェニル)−4−
アミノ−3−ニトロピリジン12、15gが明黄色粉末として得られた;m、p
、210 211°C0’H−NMR(CDCh、 300MHz) : 7.
15(II(、d、 J 6flz)、 7.45(2H,d、 J 9Hz)
、 V.79(2H。
d、 J 9Hz)、 8.43(IH,d、 J 6Hz)、 9.36(I
H,s)、 9.80(18,br、 5)(b)3−アミノ−4−4′−シア
ノフェニル −アミノビリジンPhar−1Helν、Acta、1975 、
50 、 188の変法により、二塩化スズニ水和物(56,4g、250ミ
リモル)を2N塩酸水溶液(35IR1)、水(150ae)およびエタノール
(75m)中にN−(4−シアノフェニル)−4−アミノ−3−ニトロピリジン
(12,0g、50ミリモル)が懸濁している液へ添加し、得られた混合物を窒
素下に10分間還流加熱した。混合物を水中で冷やし、水冷した2N水酸化ナト
リウム水溶液(400d)へ注入し、濾過した。クリーム色の固体を2N水酸化
ナトリウム水溶液と水で洗浄し、次いで減圧デシケータ−中で乾燥した。生成物
、3−アミノ−4−(4’−シアノフェニル)アミノピリジン、 9.31gは
、光および空気に曝されると次第に赤褐色に変わる。
’H−NMR(CDCIs、 300MHz) 3.52(2H,br、s)、
6.04(IH,br s)、 7.03(2B、 d、@J 9
Hz)、7.59(28,d、J 91(z)、8.07(18,m)、8.2
0(1B、5)3−アミノ−4−(4’−シアノフェニル)アミノピリジン(9
,31g、 44.3ミリモル)、トリエチル−オルトアセテート(40d)お
よび酢酸無水物(30d)の混合物を、窒素下に2時間還流加熱し、冷却し、次
いで減圧下に濃縮した。褐色残渣を1M塩酸に溶かし、酢酸エチル(200id
)で洗浄した。水層を飽和アンモニア水で塩基性化し、ジクロロメタン(3X2
00m)で抽出した。集めた抽出液を水洗し、乾燥(MgSOJ シ、濃縮する
と、1−(4−シアノフェニル)−2−メチルイミダゾC4,5−c)ピリジン
、6.5gが褐色固体として得られた。
’H−NMR(CDCIs、 300MHz) : 2.61(3H,s)、
7.13(Ill、 d、 J 6Hz)、 7.58(2P,d、 J 9
Hz)、 7.98(2H,d、 J 9Hz)、 8.45(1B、 d、
J 6Hz)、 9.11(IH,s)以上の説明から、本発明の請求の範囲に
次の内容が含まれることが明らかであろう。
(1)式(1)で表わされる化合物およびこれらの薬剤上許容される塩;(2)
式(1)で表わされる化合物およびこれらの塩を調製するためここに記載された
方法;
(3)式(1)で表わされる化合物またはその薬剤上許容される塩および薬剤上
許容される希釈剤または担体とからなる薬剤組成物;(4)医療用、特にアレル
ギーおよび炎症症状の治療における使用のための式(1)で表わされる化合物ま
たはその薬剤上許容される塩;(5)アレルギーおよび炎症症状の治療のための
医薬品を製造するための式(1)(別紙)
請求の範囲を次のとおり補正する。
r10次式(I):
Arは、(a)場合によりニトロ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭
素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フルオロ−(
炭素原子数1〜4のアルコキシ)基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基、炭素
原子数1〜4のアルキルスルホニル基、ヒドロキシ基およびシアノ基から各々独
立して選択された1〜3個の置換基により置換されてもよいフェニル基、または
(b)メチレンジオキシフェニル基もしくはベンゾチェニル基でアリ;
R1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり;R2はヒドロキシ基;炭素原子数
1〜4のアルコキシ基;炭素原子数1〜4のアルキルチオ基;炭素原子数1〜4
のアルキル基;場合により1または2個のハロゲン置換基で置換されてもよいフ
ェニル基;または−NR”R’で表わされる基であってその際R3およびR4は
各々独立してHまたは炭素原子数1〜4のアルキル基であり;そして
“Het″は、環に1つ以上の窒素原子および場合により1つの酸素またはイオ
ウ原子を含み、場合によりベンゼン環または環に1つ以上の窒素原子または1つ
の酸素もしくはイオウ原子を含むさらに別の5員または6員の芳香族複素環式環
と縮合してもよい5員または6員の芳香族複素環式基であり、そしてこれらの環
の一方または両方は場合により炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜
4のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基およびシアノ基から各
々独立して選択される3つまでの置換基で置換されてもよい、)
*’I+−ム”jJI’1−Ji+tノ>pl+r’fiロー)置換されたフェ
ニル基、(II)メチレンジオキシフェニル基および(I[I)ベンゾチェニル
基から選ピリドー1−イル、2−トリフルオロメチルイミダゾ(4,5−c )
ピリド−1−イル、2−ニーブチル−イミダゾ[4,5−c :lピリド−1−
イル、Arは、(a)場合によりニトロ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル
基、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フルオ
ロ−(炭素原子数1〜4のアルコキシ)基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基
、炭素原子fi1〜4のアルキルスルホニル基、ヒドロキシ基およびシアノ基か
ら各々独立して選択された1〜3個の置換基により置換されてもよいフェニル基
、または(b)メチレンジオキシフェニル基もしくはベンゾチェニル基であり;
R1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり;R2はヒドロキシ基;炭素原子数
1〜4のアルコキシ基;炭素原子数1〜4のアルキルチオ基;炭素原子数1〜4
のアルキル基;場合により1または2個のハロゲン置換基で置換されてもよいフ
ェニル基;または−NR”R’で表わされる基であってその際R3およびR4は
各々独立してHまたは炭素原子数1〜4のアルキル基であり;そして
“Het”は、環に1つ以上の窒素原子および場合により1つの酸素またはイオ
ウ原子を含み、場合によりベンゼン環または環に1つ以上の窒素原子または1つ
の酸素もしくはイオウ原子を含むさらに別の5員または6員の芳香族複素環式環
と縮合してもよい5員または6員の芳香族複素環式基であり、そしてこれらの環
の一方または両方は場合により炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜
4のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基およびシアノ基から各
々独立して選択される3つまでの置換基で置換されてもよい)
で表わされる化合物またはその薬剤上許容される塩の製造方法であって、式(I
I)および(I[[)(式中、Ar、 R”、 R”およびHetは前記定義の
ものであるが、但しR2は−OHではない。)で表わされる化合物を一緒に反応
させ、
所望により得られた化合物を脱アルキル化して、式中R2が−OHである式(1
)で表わされる化合物を作ることからなる、前記式(1)で表わされる化合物の
製造方法。
ミ、化合物(II)および(I[[)を有機溶媒中に請求の範囲第今頃に記載の
方法。
項に記載の方法。
M、 Arが(■)1または2個のハロゲン置換基により置換されたフェニル基
、(n)メチレンジオキシフェニル基および(Ill)ベンゾチェニル基@!、
Arが2−クロロフェニル基である請求の範1斗
n、R’がメチルまたはエチル基である、請求の’? +3
範囲第4項〜第材項のいずれか1項に記載の方法。
神、 R”がヒドロキシ、メトキシ、メチルチオ、1今
第一項のいずれか1項に記載の方法。
!6
神、“Het”が場合により置換されたイミダゾリル、チアゾリル、オキサシリ
ル、トリアゾリル、ピリジル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジルまたはイ
ミダゾチアゾリル基である、請求の範’t 15
囲第零項〜第榊項のいずれか1項に記載の方法。
粍、“Bet”が、2−メチルイミダゾ(4,5−c )ピリド−1−イル、2
−トリフルオロメチルイミダゾC4,5−’c )ピリド−1−イル、2−ニー
ブチル−イミダゾ(4,5−c )ピリド−1〜イル、ル、2−メチルイミダゾ
(4,5−b 〕〕ピリドー1−イル2−メチルイミダゾ(L 2− a )ピ
リド−3−イル、2−メチルベンズイミダゾール−1−イル、2,4.5− )
ジメチルイミダゾール−1−イル、2,4−ジメチルチアゾール−5−イル、2
゜4−ジメチルオキサゾール−5−イル、2,6−シメチルビリドー3−イルま
たは2−メチルイミダゾ[1,2−b )チアゾール−3−イル基である、1?
Jp;1. ”Het”が2−メチルイミダゾC4,5−c )記載の方法。
に記載の化合物を含有する、アレルギーまたは炎症症状の治療剤。
λ01
梓、請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の化合物を含有する、血小
板活性化因子に拮抗するための医薬組成物。j
国際調査報告
Claims (21)
- 1.次式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、 Arは、(a)場合によりニトロ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭 素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フルオロ−( 炭素原子数1〜4のアルコキシ)基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基、炭素 原子数1〜4のアルキルスルホニル基、ヒドロキシ基およびシアノ基から各々独 立して選択された1〜3個の置換基により置換されてもよいフェニル基、または (b)メチレンジオキシフェニル基もしくはベンゾチエニル基であり; R1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり;R2はヒドロキシ基;炭素原子数 1〜4のアルコキシ基;炭素原子数1〜4のアルキルチオ基;炭素原子数1〜4 のアルキル基;場合により1または2個のハロゲン置換基で置換されてもよいフ ェニル基;または一NR3R4で表わされる基であってその際R3およびR4は 各々独立してHまたは炭素原子数1〜4のアルキル基であり;そして “Het”は、環に1つ以上の窒素原子および場合により1つの酸素またはイオ ウ原子を含み、場合によりベンゼン環または環に1つ以上の窒素原子または1つ の酸素もしくはイオウ原子を含むさらに別の5員または6員の芳香族複素環式環 と縮合してもよい5員または6員の芳香族複素環式基であり、そしてこれらの環 の一方または両方は場合により炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜 4のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基およびシアノ基から各 々独立して選択される3つまでの置換基で置換されてもよい) で表わされる化合物またはその薬剤上許容される塩。
- 2.Arが(I)または2個のハロゲン置換基で置換されたフェニル基、(II )メチレツジオキシフェニル基および(III)ベンゾチエニル基から選択され る、請求の範囲第1項に記載の化合物。
- 3.Arが2−クロロフェニル基である、請求の範囲第2項に記載の化合物。
- 4.R1がメチルまたはエチル基である、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか 1項に記載の化合物。
- 5.R2がヒドロキシ、メトキシ、メチルチオ、アミノ、メチルアミノ、ジメチ ルアミノ、メチルまたはフェニル基である、請求の範囲第1項〜第4項のいずれ か1項に記載の化合物。
- 6.“Het”が場合により置換されてもよいイミダゾリル、チアゾリル、オキ サゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ベンズイミダゾリル、イミダゾピリジルま たはイミダゾチアゾリル基である、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に 記載の化合物。
- 7.“Het”が2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、2−ト リフルオロメチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、2−n−ブチルー イミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、3,5−ジメチル−1,2,4−ト リアゾール−4−イル、2−メチルイミダゾ〔4,5−b〕ピリド−1−イル、 2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリド−3−イル、2−メチルベンズイミダ ゾール−1−イル、2,4,5−トリメチルイミダゾール−1−イル、2,4− ジメチルチアゾール−5−イル、2,4−ジメチルオキサゾール−5−イル、2 ,6−ジメチルピリド−3−イルまたは2−メチルイミダゾ〔1,2−b〕チア ゾール−3−イル基である、請求の範囲第6項に記載の化合物。
- 8.“Het”が2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル基である 、請求の範囲第7項に記載の化合物。
- 9.医療に使用するための、請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の 化合物またはその薬剤上許容される塩。
- 10.血小板活性化因子に拮抗するための医薬品を作るための、請求の範囲第1 項〜第8項のいずれか1項に記載の化合物の使用。
- 11.次式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、 Arは、(a)場合によりニトロ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭 素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フルオロー( 炭素原子数1〜4のアルコキシ)基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基、炭素 原子数1〜4のアルキルスルホニル基、ヒドロキシ基およびシアノ基から各々独 立して選択された1〜3個の置換基により置換されてもよいフェニル基、または (b)メチレンジオキシフェニル基もしくはベンゾチェニル基であり; R1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり;R2はヒドロキシ基;炭素原子数 1〜4のアルコキシ基;炭素原子数1〜4のアルキルチオ基;炭素原子数1〜4 のアルキル基;場合により1または2個のハロゲン置換基で置換されてもよいフ ェニル基;または−NR3R4で表わされる基であって、その際R3およびR4 は各々独立してHまたは炭素原子数1〜4のアルキル基であり;そして “Het”は、環に1つ以上の窒素原子および場合により1つの酸素またはイオ ウ原子を含み、場合によりベンゼン環または環に1つ以上の窒素原子または1つ の酸素もしくはイオウ原子を含むさらに別の5員または6員の芳香族複素環式環 と縮合してもよい5員または6員の芳香族複素環式基であり、そしてこれらの環 の一方または両方は場合により炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜 4のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基およびシアノ基から各 々独立して選択される3つまでの置換基で置換されてもよい) で表わされる化合物またはその薬剤上許容される塩の製造方法であって、式(I I)および(III)(式中、Ar,R1,R2およびHetは前記定義のもの であるが、但しR2は−OHではない。)で表わされる化合物を一緒に反応させ 、 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)▲数式、化学式、表等があります▼ (III)所望により得られた化合物を脱アルキル化して、式中R2が−OHで ある式(I)で表わされる化合物を作ることからなる、前記式(I)で表わされ る化合物の製造方法。
- 12.化合物(II)および(III)を有機溶媒中にて、場合により塩基の存 在下に、一緒に加熱する請求の範囲第11項に記載の方法。
- 13.得られた化合物を酸で処理することにより脱アルキル化する、請求の範囲 第11項または第12項に記載の方法。
- 14.Arが(I)1または2個のハロゲン置換基により置換されたフェニル基 、(II)メチレンジオキシフェニル基および(III)ベンゾチェニル基から 選択される、請求の範囲第11項、第12項または第13項に記載の方法。
- 15.Arが2−クロロフェニル基である請求の範囲第14項に記載の方法。
- 16.R1がメチルまたはエチル基である、請求の範囲第11項〜第15項のい ずれか1項に記載の方法。
- 17.R2がヒドロキシ、メトキシ、メチルチオ、アミノ、メチルアミノ、ジメ チルアミノ、メチルまたはフェニル基である、請求の範囲第11項〜同第16項 のいずれか1項に記載の方法。
- 18.“Het”が場合により置換されたイミダゾリル、チアゾリル、オキサゾ リル、トリアゾリル、ピリジル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジルまたは イミダゾチアゾリル基である、請求の範囲第11項〜第17項のいずれか1項に 記載の方法。
- 19.“Het”が、2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、2 −トリフルオロメチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、2−n−ブチ ルーイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル、3,5−ジメチル−1,2,4 −トリアゾール−4−イル、2−メチルイミダゾ〔4,5−b〕ピリド−1−イ ル、2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリド−3−イル、2−メチルベンズイ ミダゾール−1−イル、2,4,5−トリメチルイミダゾール−1−イル、2, 4−ジメチルチアゾール−5−イル、2,4−ジメチルオキサゾール−5−イル 、2,6−ジメチルピリド−3−イルまたは2−メチルイミダゾ〔1,2−b〕 チアゾール−3−イル基である、請求の範囲第18項に記載の方法。
- 20.“Het”が2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル基であ る、請求の範囲第19項に記載の方法。
- 21.請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の化合物を患者へ投与す ることからなる、アレルギーまたは炎症症状の処置方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8906168.3 | 1989-03-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04503516A true JPH04503516A (ja) | 1992-06-25 |
Family
ID=
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