JPH0449420Y2 - - Google Patents
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- JPH0449420Y2 JPH0449420Y2 JP10500588U JP10500588U JPH0449420Y2 JP H0449420 Y2 JPH0449420 Y2 JP H0449420Y2 JP 10500588 U JP10500588 U JP 10500588U JP 10500588 U JP10500588 U JP 10500588U JP H0449420 Y2 JPH0449420 Y2 JP H0449420Y2
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- Japan
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- valve
- valve seat
- valve body
- seal ring
- cylindrical portion
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Landscapes
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、ポペツト弁体の両側に作用する流体
圧を略等しくしたバランス型のポペツト弁に関す
るものである。
圧を略等しくしたバランス型のポペツト弁に関す
るものである。
[従来の技術]
ポペツト弁体の両側に作用する流体圧が略等し
くなるようにしたバランス型のポペツト弁は、既
に知られている。
くなるようにしたバランス型のポペツト弁は、既
に知られている。
第6図は、従来から知られているバランス型の
2ポート・ポペツト弁の構成例を示すもので、こ
のポペツト弁は、弁部1とその弁部1を駆動する
操作部2とにより構成されている。
2ポート・ポペツト弁の構成例を示すもので、こ
のポペツト弁は、弁部1とその弁部1を駆動する
操作部2とにより構成されている。
上記弁部1における弁本体4は、2つのポート
5A,5B及びこれらのポートを連通させる通路
中の弁座6を備え、また、該弁座6に接離してそ
れを開閉するポペツト弁体7には、弁部1と操作
部2間の区画部材8に形成した凹部内を摺動する
筒部7aを設けるとともに、ポート5Aと弁体7
の背後における上記凹部により形成された均圧室
9を連通させる均圧孔7b,…を設けている。
5A,5B及びこれらのポートを連通させる通路
中の弁座6を備え、また、該弁座6に接離してそ
れを開閉するポペツト弁体7には、弁部1と操作
部2間の区画部材8に形成した凹部内を摺動する
筒部7aを設けるとともに、ポート5Aと弁体7
の背後における上記凹部により形成された均圧室
9を連通させる均圧孔7b,…を設けている。
ポペツト弁体7の背後の均圧室9は、その弁体
7のシール径と略同一の径を有するものであり、
即ち、上記筒部7aの外周は均圧室9の内周壁に
設けたシールリング10によつて気密にシールさ
れているが、そのシール径は、弁座6に対する弁
体7のシール径と略同一になるように形成してい
る。
7のシール径と略同一の径を有するものであり、
即ち、上記筒部7aの外周は均圧室9の内周壁に
設けたシールリング10によつて気密にシールさ
れているが、そのシール径は、弁座6に対する弁
体7のシール径と略同一になるように形成してい
る。
この弁体7は、上記区画部材8を気密に貫通す
るロツド11に摺動可能に装着され、ロツド11
上のフランジとの間に縮設したばね12によつ
て、弁座6の閉鎖方向に付勢されている。また、
上記区画部材8を貫通して操作部2のボンネツト
13内に延出させたロツド11の先端には、ピス
トン14が固着され、該ピストン14でボンネツ
ト13内をパイロツト室15と復帰ばね17を縮
設した呼吸室16とに区画している。従つて、ポ
ート18からパイロツト室15に供給されたパイ
ロツト流体の作用力と、呼吸室16に縮設した復
帰ばね17の付勢力の拮抗によりピストン14が
摺動し、それに伴つて弁体7により弁座6が開閉
される。
るロツド11に摺動可能に装着され、ロツド11
上のフランジとの間に縮設したばね12によつ
て、弁座6の閉鎖方向に付勢されている。また、
上記区画部材8を貫通して操作部2のボンネツト
13内に延出させたロツド11の先端には、ピス
トン14が固着され、該ピストン14でボンネツ
ト13内をパイロツト室15と復帰ばね17を縮
設した呼吸室16とに区画している。従つて、ポ
ート18からパイロツト室15に供給されたパイ
ロツト流体の作用力と、呼吸室16に縮設した復
帰ばね17の付勢力の拮抗によりピストン14が
摺動し、それに伴つて弁体7により弁座6が開閉
される。
上記バランス型のポペツト弁の弁体7は、その
両側に作用する流体圧が均圧孔7b,…によつて
略等しくなつているので、小さい操作力で駆動で
きるという利点を有しているが、復帰ばね17に
よる比較的小さい閉弁力により弁座6を閉鎖して
いるので、弁座6の開放時に筒部7aとシールリ
ング10とが軽く固着しても、パイロツト流体の
操作力を解除した場合に、弁体7が弁座6を閉鎖
しない等の誤動作を生じることがある。
両側に作用する流体圧が均圧孔7b,…によつて
略等しくなつているので、小さい操作力で駆動で
きるという利点を有しているが、復帰ばね17に
よる比較的小さい閉弁力により弁座6を閉鎖して
いるので、弁座6の開放時に筒部7aとシールリ
ング10とが軽く固着しても、パイロツト流体の
操作力を解除した場合に、弁体7が弁座6を閉鎖
しない等の誤動作を生じることがある。
この問題を解決するためには、復帰ばね17を
強くすることが考えられるが、それによつて操作
力が小さくて済むという本来の利点が失われるば
かりでなく、弁部の耐久性も低下する。
強くすることが考えられるが、それによつて操作
力が小さくて済むという本来の利点が失われるば
かりでなく、弁部の耐久性も低下する。
[考案が解決しようとする課題]
本考案が解決しようとする課題は、バランス型
ポペツト弁における開弁時には、弁体に設けた筒
部と均圧室内壁のシールリングとの間に若干の流
体漏れが生じても機能上格別問題がないことに着
目し、それを利用して上記筒部とシールリングと
の間の固着を防止し、バランス型ポペツト弁にお
ける弁座の開閉を確実にすることにある。
ポペツト弁における開弁時には、弁体に設けた筒
部と均圧室内壁のシールリングとの間に若干の流
体漏れが生じても機能上格別問題がないことに着
目し、それを利用して上記筒部とシールリングと
の間の固着を防止し、バランス型ポペツト弁にお
ける弁座の開閉を確実にすることにある。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本考案のバランス型
ポペツト弁は、複数のポート間の弁座を開閉する
ポペツト弁体の背後に、該弁座のシール径と略同
一径の均圧室を形設し、ポペツト弁体にその均圧
室の内周面を摺動する筒部を設けると共に、均圧
室の内周面に上記筒部の外周面との間をシールす
るシールリングを設け、均圧室とポペツト弁体に
おけるその均圧室と反対側の流路を均圧孔により
連通させ、上記ポペツト弁体を操作部により駆動
するようにしたバランス型ポペツト弁において、
上記筒部に、ポペツト弁体による弁座の閉鎖位置
においてシールリングに密接し、弁座の開放位置
においてシールリングとの当接がルーズになる外
周面を形成している。
ポペツト弁は、複数のポート間の弁座を開閉する
ポペツト弁体の背後に、該弁座のシール径と略同
一径の均圧室を形設し、ポペツト弁体にその均圧
室の内周面を摺動する筒部を設けると共に、均圧
室の内周面に上記筒部の外周面との間をシールす
るシールリングを設け、均圧室とポペツト弁体に
おけるその均圧室と反対側の流路を均圧孔により
連通させ、上記ポペツト弁体を操作部により駆動
するようにしたバランス型ポペツト弁において、
上記筒部に、ポペツト弁体による弁座の閉鎖位置
においてシールリングに密接し、弁座の開放位置
においてシールリングとの当接がルーズになる外
周面を形成している。
[作用]
ポペツト弁体が弁座を閉鎖している場合は、ポ
ペツト弁体における筒部の外周面がシールリング
に密接しているので、ポート間の連通が遮断され
ている。
ペツト弁体における筒部の外周面がシールリング
に密接しているので、ポート間の連通が遮断され
ている。
弁体が弁座に開放すると、筒部の外周面とシー
ルリングがルーズに当接する。この場合、均圧孔
によつて弁体の両側に作用する流体圧が略等しい
ので、小さい操作力で弁体を駆動することができ
る。また、筒部の外周面とシールリングのルーズ
な当接によつて圧力流体が当接部から漏れたとし
ても、弁座の開放によつてポート間が連通してい
るので、支障はない。
ルリングがルーズに当接する。この場合、均圧孔
によつて弁体の両側に作用する流体圧が略等しい
ので、小さい操作力で弁体を駆動することができ
る。また、筒部の外周面とシールリングのルーズ
な当接によつて圧力流体が当接部から漏れたとし
ても、弁座の開放によつてポート間が連通してい
るので、支障はない。
ポペツト弁体が弁座を閉鎖すると、シールリン
グが筒部の外周面に気密に当接する。この場合、
弁座開放時における筒部とシールリングのルーズ
な当接により両者が固着するおそれがないので、
ばねの小さい付勢力によつてポペツト弁体が確実
に弁座を閉鎖する。
グが筒部の外周面に気密に当接する。この場合、
弁座開放時における筒部とシールリングのルーズ
な当接により両者が固着するおそれがないので、
ばねの小さい付勢力によつてポペツト弁体が確実
に弁座を閉鎖する。
[実施例]
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示
し、この2ポート・ポペツト弁における弁部21
と操作部22は、以下に詳述するポペツト弁体2
4以外は第6図に示す公知の2ポート・ポペツト
弁と同一の構成を備えているので、図中の同一部
分に第6図と同一の符号を付して、その構成を簡
単に説明する。
し、この2ポート・ポペツト弁における弁部21
と操作部22は、以下に詳述するポペツト弁体2
4以外は第6図に示す公知の2ポート・ポペツト
弁と同一の構成を備えているので、図中の同一部
分に第6図と同一の符号を付して、その構成を簡
単に説明する。
弁部21における弁本体4は、2つのポート5
A,5B間に弁座6を備え、この弁座6を開閉す
るポペツト弁体24には、弁部21と操作部22
との間の区画部材8に形成した凹部内を摺動する
筒部25を設けるとともに、ポート5Aと弁体2
4の背後における上記凹部により形成された均圧
室9とを連通させる均圧孔26,…を設けてい
る。均圧室9は、その弁体24のシール径と略同
一の径を有し、その内周に上記筒部25の外周と
の間をシールするシールリング10を設けて、そ
のシール径を弁座6に対する弁体24のシール径
と略同一にしているが、上記筒部25の構造及び
シールリング10と筒部25との間のシールに関
しては、詳細に後述する。
A,5B間に弁座6を備え、この弁座6を開閉す
るポペツト弁体24には、弁部21と操作部22
との間の区画部材8に形成した凹部内を摺動する
筒部25を設けるとともに、ポート5Aと弁体2
4の背後における上記凹部により形成された均圧
室9とを連通させる均圧孔26,…を設けてい
る。均圧室9は、その弁体24のシール径と略同
一の径を有し、その内周に上記筒部25の外周と
の間をシールするシールリング10を設けて、そ
のシール径を弁座6に対する弁体24のシール径
と略同一にしているが、上記筒部25の構造及び
シールリング10と筒部25との間のシールに関
しては、詳細に後述する。
弁体24は、上記区画部材8を気密に貫通する
ロツド11に摺動可能に装着され、ロツド11上
のフランジとの間に縮設したばね12によつて、
弁座6の閉鎖方向に付勢されており、また、上記
区画部材8を貫通して操作部22のボンネツト1
3内に延出させたロツド11の先端にはピストン
14を取付け、該ピストン14でボンネツト13
内をパイロツト室15と呼吸室16とに区画し、
その呼吸室16に復帰ばね17を縮設している。
従つて、ポート18からパイロツト室15に供給
されたパイロツト流体の作用力と、呼吸室16に
縮設した復帰ばね17の付勢力の拮抗によりピス
トン14が摺動し、それに伴つて弁体24が弁座
6を開閉する。
ロツド11に摺動可能に装着され、ロツド11上
のフランジとの間に縮設したばね12によつて、
弁座6の閉鎖方向に付勢されており、また、上記
区画部材8を貫通して操作部22のボンネツト1
3内に延出させたロツド11の先端にはピストン
14を取付け、該ピストン14でボンネツト13
内をパイロツト室15と呼吸室16とに区画し、
その呼吸室16に復帰ばね17を縮設している。
従つて、ポート18からパイロツト室15に供給
されたパイロツト流体の作用力と、呼吸室16に
縮設した復帰ばね17の付勢力の拮抗によりピス
トン14が摺動し、それに伴つて弁体24が弁座
6を開閉する。
上記弁体24は、均圧室9内を摺動する筒部2
5及びポート5Aと均圧室9を連通させる均圧孔
26,…を備え、第2図A,Bに詳細に示すよう
に、筒部25の外周面は基部25aから先端部2
5bに向けて次第に拡径され、同図Aに示すよう
な弁体24による弁座6の閉鎖位置においては、
筒部25の先端部25bがシールリング10に気
密に当接し、同図Bに示す弁座6の開放位置にお
いては、両者間の当接がルーズになるようにして
いる。
5及びポート5Aと均圧室9を連通させる均圧孔
26,…を備え、第2図A,Bに詳細に示すよう
に、筒部25の外周面は基部25aから先端部2
5bに向けて次第に拡径され、同図Aに示すよう
な弁体24による弁座6の閉鎖位置においては、
筒部25の先端部25bがシールリング10に気
密に当接し、同図Bに示す弁座6の開放位置にお
いては、両者間の当接がルーズになるようにして
いる。
上記構成を有するバランス型ポペツト弁におい
て、ポート18からパイロツト流体が供給されて
いない状態では、第2図Aに示すように、弁体2
4が弁座6を閉鎖するとともに、筒部25の先端
部25b外周面とシールリング10が気密に当接
して、ポート5A,5B間の連通が遮断されてい
る。
て、ポート18からパイロツト流体が供給されて
いない状態では、第2図Aに示すように、弁体2
4が弁座6を閉鎖するとともに、筒部25の先端
部25b外周面とシールリング10が気密に当接
して、ポート5A,5B間の連通が遮断されてい
る。
操作部22によつて弁体24を復帰ばね17の
付勢力に抗して駆動すると、第2図Bに示すよう
に、弁体24が弁座6を開放してポート5A,5
Bが連通するとともに、筒部25の基部25a外
周面とシールリング10との当接がルーズにな
る。したがつて、弁体24による弁座6の開放時
に筒部25とシールリング10との間に固着が生
じるのを防止することができる。この場合、基部
25aとシールリング10との間から流体がリー
クすることになるが、弁座6の開放によつてポー
ト間が連通しているので、そのリークにより支障
が生じることはない。
付勢力に抗して駆動すると、第2図Bに示すよう
に、弁体24が弁座6を開放してポート5A,5
Bが連通するとともに、筒部25の基部25a外
周面とシールリング10との当接がルーズにな
る。したがつて、弁体24による弁座6の開放時
に筒部25とシールリング10との間に固着が生
じるのを防止することができる。この場合、基部
25aとシールリング10との間から流体がリー
クすることになるが、弁座6の開放によつてポー
ト間が連通しているので、そのリークにより支障
が生じることはない。
操作部22の操作力を解除すると、弁体24は
復帰ばね17の付勢力により弁座6を閉鎖すると
ともに、筒部25の先端部25bとシールリング
10が気密に当接する。この場合、弁座開放時に
おいて筒部25とシールリング10の固着を防止
しているので、復帰ばね17の小さい付勢力によ
つて弁体24が確実に弁座6を閉鎖する。
復帰ばね17の付勢力により弁座6を閉鎖すると
ともに、筒部25の先端部25bとシールリング
10が気密に当接する。この場合、弁座開放時に
おいて筒部25とシールリング10の固着を防止
しているので、復帰ばね17の小さい付勢力によ
つて弁体24が確実に弁座6を閉鎖する。
また、弁体24のストローク中及び弁座6の開
放時におけるシールリング10の潰し量が小さく
てその摩耗が少いので、シールリング10の耐久
性を向上させることができる。
放時におけるシールリング10の潰し量が小さく
てその摩耗が少いので、シールリング10の耐久
性を向上させることができる。
上記筒部25における基部25aと先端部25
bの外周面に径差を与えるには、同径に形成した
筒部25の先端側を、適宜の治具で拡径すること
により、容易に形成することができる。また、こ
の弁体24は、第3図Aに示すように、均一径の
筒部28の外周面を、切削等により基部28aか
ら先端部28bに向けて次第に大径になるような
テーパ面に形成してもよく、第3図Bに示すよう
に、筒部29における小径の基部29aと大径の
先端部29bとの間を、滑らかな傾斜面で接続し
たものとすることもできる。
bの外周面に径差を与えるには、同径に形成した
筒部25の先端側を、適宜の治具で拡径すること
により、容易に形成することができる。また、こ
の弁体24は、第3図Aに示すように、均一径の
筒部28の外周面を、切削等により基部28aか
ら先端部28bに向けて次第に大径になるような
テーパ面に形成してもよく、第3図Bに示すよう
に、筒部29における小径の基部29aと大径の
先端部29bとの間を、滑らかな傾斜面で接続し
たものとすることもできる。
第4図は本考案の第2実施例の3位置3ポート
のポペツト弁を示し、このポペツト弁の弁部31
における弁本体34は、圧力流体の供給ポート
P、出力ポートA、排出ポートR、及びこれらの
ポートを連通させる貫通孔に背向させて形設した
供給弁座35と排出弁座36を備え、貫通孔の両
端を閉鎖するリテイナ37と操作部32のボデイ
38に、弁座35,36のシール径と略同一径の
均圧室39,39を形設している。そして、上記
弁座35と弁座36を開閉するポペツト形の供給
弁体42と排出弁体43は、操作部32において
駆動用のピストン41が連結されたロツド40に
摺動可能に装着され、均圧室39,39内に縮設
したばね44,45の付勢力によりそれぞれ弁座
35,36側に付勢され、ロツド40には弁体4
2,43間に位置する拡径部40aを設けて、ピ
ストン41を中立位置からいずれかの方向に駆動
することにより、一方の弁体を駆動可能に構成し
ている。
のポペツト弁を示し、このポペツト弁の弁部31
における弁本体34は、圧力流体の供給ポート
P、出力ポートA、排出ポートR、及びこれらの
ポートを連通させる貫通孔に背向させて形設した
供給弁座35と排出弁座36を備え、貫通孔の両
端を閉鎖するリテイナ37と操作部32のボデイ
38に、弁座35,36のシール径と略同一径の
均圧室39,39を形設している。そして、上記
弁座35と弁座36を開閉するポペツト形の供給
弁体42と排出弁体43は、操作部32において
駆動用のピストン41が連結されたロツド40に
摺動可能に装着され、均圧室39,39内に縮設
したばね44,45の付勢力によりそれぞれ弁座
35,36側に付勢され、ロツド40には弁体4
2,43間に位置する拡径部40aを設けて、ピ
ストン41を中立位置からいずれかの方向に駆動
することにより、一方の弁体を駆動可能に構成し
ている。
上記供給弁体42と排出弁体43には、前述し
た第1図ないし第3図に示す実施例の弁体24と
同様に、均圧室39,39の内周面を摺動する筒
部46,47を設けるとともに、均圧室39,3
9と出力ポートAとを連通させる均圧孔48,4
9を設け、この筒部46,47に、弁体42,4
3による弁座35,36の閉鎖位置において均圧
室39,39のシーリング50,50に密接し、
弁座の開放位置においてシールリング50,50
との当接がルーズになる外周面を形成している。
た第1図ないし第3図に示す実施例の弁体24と
同様に、均圧室39,39の内周面を摺動する筒
部46,47を設けるとともに、均圧室39,3
9と出力ポートAとを連通させる均圧孔48,4
9を設け、この筒部46,47に、弁体42,4
3による弁座35,36の閉鎖位置において均圧
室39,39のシーリング50,50に密接し、
弁座の開放位置においてシールリング50,50
との当接がルーズになる外周面を形成している。
なお、上記供給弁体42と排出弁体43による
弁座35と弁座36の開閉時における筒部46,
47とシールリング50の作用は、第1実施例と
同じである。
弁座35と弁座36の開閉時における筒部46,
47とシールリング50の作用は、第1実施例と
同じである。
第5図は本考案の第3実施例の減圧弁を示し、
この減圧弁の弁部51における弁本体54は、圧
力流体の供給ポートP、出力ポートA、これらの
ポートを連通させる通路中の供給弁座55を備
え、弁本体54に取付けたリテイナ56には、供
給弁体59の背後に位置して、弁座55のシール
径と略同一の径を有する均圧室57が形成されて
いる。上記弁座55を開閉するポペツト形の供給
弁体59は、均圧室57に縮設したばね58によ
つて供給弁座55の閉鎖方向に付勢され、この供
給弁体59には、弁本体54を貫通して突出する
排出弁体60を設けている。
この減圧弁の弁部51における弁本体54は、圧
力流体の供給ポートP、出力ポートA、これらの
ポートを連通させる通路中の供給弁座55を備
え、弁本体54に取付けたリテイナ56には、供
給弁体59の背後に位置して、弁座55のシール
径と略同一の径を有する均圧室57が形成されて
いる。上記弁座55を開閉するポペツト形の供給
弁体59は、均圧室57に縮設したばね58によ
つて供給弁座55の閉鎖方向に付勢され、この供
給弁体59には、弁本体54を貫通して突出する
排出弁体60を設けている。
一方、ダイヤフラム61によつて区画されたフ
イードバツク室62は、出力ポートAに連通さ
せ、このフイードバツク室62の2次側流体圧と
調圧ばね63の設定付勢力の拮抗によりダイヤフ
ラム61を変位させ、このダイヤフラム61に設
けた排出開口65を前記排出弁体60によつて開
閉可能にし、これらによつて減圧弁機構を構成し
ている。
イードバツク室62は、出力ポートAに連通さ
せ、このフイードバツク室62の2次側流体圧と
調圧ばね63の設定付勢力の拮抗によりダイヤフ
ラム61を変位させ、このダイヤフラム61に設
けた排出開口65を前記排出弁体60によつて開
閉可能にし、これらによつて減圧弁機構を構成し
ている。
上記供給弁体59は、前述した各実施例と同様
に、均圧室57の内周面を摺動する筒部66を有
するとともに、均圧室57と出力ポートAを連通
させる均圧孔67を有し、この筒部66に、弁体
59による弁座55の閉鎖位置において均圧室5
7のシールリング68に密接し、弁座の開放位置
においてシールリング68との当接がルーズにな
る外周面を形成している。
に、均圧室57の内周面を摺動する筒部66を有
するとともに、均圧室57と出力ポートAを連通
させる均圧孔67を有し、この筒部66に、弁体
59による弁座55の閉鎖位置において均圧室5
7のシールリング68に密接し、弁座の開放位置
においてシールリング68との当接がルーズにな
る外周面を形成している。
なお、上記供給弁体59による弁座55の開閉
時における筒部66とシールリング68間の作用
は、前記実施例と同じであるから、その詳細な説
明は省略する。
時における筒部66とシールリング68間の作用
は、前記実施例と同じであるから、その詳細な説
明は省略する。
[考案の効果]
本考案のバランス型ポペツト弁は、均圧室内を
摺動するポペツト弁体の筒部外周面を、弁体の弁
座閉鎖位置においてシールリングに密接し、弁座
開放位置における当接はルーズになるようにした
ので、弁座の開放位置において筒部とシールリン
グとが固着するのを防止でき、弁体により確実に
弁座を閉鎖して誤動作を防止することができる。
摺動するポペツト弁体の筒部外周面を、弁体の弁
座閉鎖位置においてシールリングに密接し、弁座
開放位置における当接はルーズになるようにした
ので、弁座の開放位置において筒部とシールリン
グとが固着するのを防止でき、弁体により確実に
弁座を閉鎖して誤動作を防止することができる。
第1図は本考案の第1実施例の縦断正面図、第
2図A,Bはその動作説明図、第3図A,Bはポ
ペツト弁体の変形例を示す要部縦断面図、第4図
は第2実施例の縦断正面図、第5図は第3実施例
の縦断正面図、第6図は公知のバランス型ポペツ
ト弁の縦断正面図である。 5A,5B,P,A,R……ポート、6,3
5,36,55……弁座、9,39,57……均
圧室、10,50,68……シールリング、2
1,31,51……弁部、22,32,52……
操作部、24,42,43,59……弁体、2
5,46,47,66……筒部、26,48,4
9,67……均圧孔。
2図A,Bはその動作説明図、第3図A,Bはポ
ペツト弁体の変形例を示す要部縦断面図、第4図
は第2実施例の縦断正面図、第5図は第3実施例
の縦断正面図、第6図は公知のバランス型ポペツ
ト弁の縦断正面図である。 5A,5B,P,A,R……ポート、6,3
5,36,55……弁座、9,39,57……均
圧室、10,50,68……シールリング、2
1,31,51……弁部、22,32,52……
操作部、24,42,43,59……弁体、2
5,46,47,66……筒部、26,48,4
9,67……均圧孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 複数のポート間の弁座を開閉するポペツト弁体
の背後に、該弁座のシール径と略同一径の均圧室
を形設し、ポペツト弁体にその均圧室の内周面を
摺動する筒部を設けると共に、均圧室の内周面に
上記筒部の外周面との間をシールするシールリン
グを設け、均圧室とポペツト弁体におけるその均
圧室と反対側の流路を均圧孔により連通させ、上
記ポペツト弁体を操作部により駆動するようにし
たバランス型ポペツト弁において、 上記筒部に、ポペツト弁体による弁座の閉鎖位
置においてシールリングに密接し、弁座の開放位
置においてシールリングとの当接がルーズになる
外周面を形成した、 ことを特徴とするバランス型ポペツト弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10500588U JPH0449420Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10500588U JPH0449420Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0227072U JPH0227072U (ja) | 1990-02-22 |
JPH0449420Y2 true JPH0449420Y2 (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=31337233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10500588U Expired JPH0449420Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0449420Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5699266B2 (ja) * | 2011-02-18 | 2015-04-08 | 株式会社テージーケー | 制御弁 |
-
1988
- 1988-08-09 JP JP10500588U patent/JPH0449420Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0227072U (ja) | 1990-02-22 |
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