[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0433089Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0433089Y2
JPH0433089Y2 JP1986090885U JP9088586U JPH0433089Y2 JP H0433089 Y2 JPH0433089 Y2 JP H0433089Y2 JP 1986090885 U JP1986090885 U JP 1986090885U JP 9088586 U JP9088586 U JP 9088586U JP H0433089 Y2 JPH0433089 Y2 JP H0433089Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner container
heater
heat
heat shield
shield plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986090885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62202227U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986090885U priority Critical patent/JPH0433089Y2/ja
Publication of JPS62202227U publication Critical patent/JPS62202227U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0433089Y2 publication Critical patent/JPH0433089Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気貯湯容器に関するもので、例えば
マイクロコンピユータで加熱制御や安全対策の制
御を行うような電気ポツトに利用される。
(従来の技術) この種の電気貯湯容器は、外装体に内容器を収
納保持し、内容器に容れた内容器を内容器の底部
外面に設けたヒータによつて加熱し、また保温す
るようになつている。内容器の胴まわりには断熱
材と特にヒータが設けられる底部分に対応する遮
熱板とが設けられ、内容器からの放熱を極力抑え
るとともに、ヒータの熱が外装体部に及んで外装
体に触れる人に熱い思いをさせたりあわてさせた
りするようなことがないようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、ヒータからの熱影響は内容器の底部下
にも及びこれを遮断するような特別な部材を設け
ていないので、外装体の底部下での熱的安全を計
るために、内容器の底部と外装体の底部との間に
充分な熱的安全空間を設けることになり、電気貯
湯容器の全高が高くなり勝ちで、大型化やコスト
上昇の原因となつている。
また、マイクロコンピユータにより加熱制御や
安全対策制御を行うような場合、多数の電子部品
を装着した比較的大きな電子回路基板を設けなく
てはならず、その設置場所として外装体内の内容
器底部下の空間を利用することになるが、それら
電子部品は特に熱に弱く前記従来構造の電気貯湯
容器では充分な寿命を補償し難い。
さらにヒータおよびヒータによつて加熱される
内容器の底部からの輻射熱によりまわりに及ぼす
熱影響は、ヒータの熱損失を招いて加熱効率を低
下させるので問題である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような問題点を解決するため
に、外装体内のヒータが底部に設けられた内容器
の底部胴まわりと底部下まわりとに遮熱板を設
け、この遮熱板は、内容器および外装体の双方と
の間に空間を形成するとともに、内容器底部のヒ
ータおよびこのヒータによつて加熱される部分に
対応するように位置し、内容器の底部胴まわりの
遮熱板と底部下まわりの遮熱板とは互いに連続壁
をなすように設けられていることを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案の上記構成では、ヒータに通電される
と、内容器の特にヒータおよびこのヒータによつ
て加熱される部分から、内容器の底部胴まわりと
底部下まわりとに輻射熱が放射されるが、これら
内容器の底部胴まわりと底部下まわりとに対向し
て遮熱板が位置し、前記輻射熱を遮断するので、
それ以上外部にまで輻射熱が及ぶのを抑えるとと
もに、各遮熱板と内容器および外装体の双方との
間に形成している空間での2重の断熱構造によつ
ても熱が内容器の底部胴まわりや底部下まわりに
拡散するのを防止することができる。
また内容器の底部胴まわりと底部下まわりとに
対向する各遮熱板は互いに連続壁をなすように設
けられているので、前記輻射熱が相互間から漏れ
出るようなことはないし、遮断した輻射熱を余さ
ず内容器に向け反射させるとともに、内容器の底
部との間に熱をよくこもらせることができ、加熱
効率を高めることができる。
(実施例) 第1図から第11図に示す本考案の第1実施例
は、エアポンプ式の卓上電気ポツトの場合を示す
ものであつて、第1図に示すように、側周壁下部
にヒータ1を巻着した内容器2が外装体3に収容
保持され器体4を形成している。内容器2の口部
2aは外装体3の上端に合成樹脂製の肩部材5に
よつて連結され、肩部材5の後部鉤型軸受9に軸
6によつて外蓋7が開閉および着脱自在に枢着さ
れている。外蓋7の下面には内容器2の口部2a
を閉じる内蓋8が取付けられ、外蓋7と一体的に
開閉される。
外蓋7内には、外蓋7の上面押圧板10によつ
て押動操作されるベローズポンプ11が設けら
れ、内蓋8とベローズポンプ底板12との間に設
けられる給気通路13を通じて内容器2内に加圧
空気を送り込み、内容液を加圧するようになつて
いる。給気通路13は分岐孔14を通じて外蓋7
の上面へ抜ける蒸気抜き通路15が設けられ、ヒ
ータ1による保温や沸騰の際に発生する蒸気を外
部に逃し内容器2内が異常昇圧しないようになつ
ている。
前記分岐孔14は、ベローズポンプ11の押圧
操作に連動して下動される弁36によつて、ベロ
ーズポンプ底板12の給気口16と切換え閉塞さ
れ、内容液加圧時に加圧空気が蒸気抜き通路15
へ逃げたり、貯湯状態のとき蒸気がベローズポン
プ11内に侵入したりすることが起きないように
なつている。
前記加圧される内容液を内容器2の外部上方へ
案内する導出路17が、基端を内容液2の底部に
接続して設けられ、上端には合成樹脂製エルボ2
0を接続してある。このエルボ20は肩部材5の
嘴状に一側へ張り出した嘴状部5aの裏側に固着
した逆U字管23に接続している。逆U字管23
はエルボ20との接続部直ぐ上に転倒時止水弁2
5を内蔵しており、先端の下向き吐出口19はそ
の前面側に下端から内容器2の満水位置よりも上
位にまで達するスリツト26が形成されている。
器体4の嘴状部5aの下には、嘴状部5aを包囲
する形のパイプカバー27が組付けられ、嘴状部
5aおよび器体4の外装体3に嵌め付けてある。
パイプカバー27の底部には、逆U字管23の吐
出口19からの吐出液を大気への開放状態で受入
れて下方へ流出させる注液ガイド管24を下方か
ら着脱自在に取付けてある。
この大気への開放状態での受入れには前記スリ
ツト26も関係し、サイフオン・スプラツシユお
よび急激な注出の場合の内容液噴き出しを確実に
防止する。注液ガイド管24は、吐出口19から
の吐出液をやや大きな口径で無理なく受け入れ、
整流リブ28で整流して静かに下方に流下させ
る。
給気通路13には逆止弁29が設けられている
が、器体4の転倒時に逆止弁29は一時安定せず
内容液を流出させてしまうことがある。その流出
量は少ないけれども、蒸気抜き通路15を通じて
外蓋7部か外部に流れる出ることがあると、万一
その場所に乳幼児が居た場合等危険でもある。そ
こで、ベローズポンプ底板12の給気口16とは
別に給気路13に連通する補助連通孔30を設け
て常時は重り弁31で閉じ状態にしておき、前記
内容液が給気路15に流出した場合、流出液が給
気路15内に充満しようとして重り弁31を押し
開き、補助連通孔30を通じベローズポンプ11
内に流入し、分岐孔14を通じた蒸気抜き通路1
5側への流出を抑止するようになつている。
なお、肩部材5の一部に裏側から蒸気センサ3
7を突出させて、蒸気抜き通路15内にその一部
の透孔15aから臨み、蒸気温度により内容液の
沸騰を検出するようになつている。
内容液の導出路17の前記立上がり部は透明管
17bよりなる液量表示部とし、外装体1の前部
に嵌め付けた樹脂パネル41に有する透明窓42
から透視できるようにしてある。また導出路17
の透明管17b部分の後半周部には外光を受け止
めて後方への洩れをふせぐ翼43a付きの樹脂製
添え板43が設けられている。樹脂パネル41の
下部にはヒータ1により内容液を適時沸騰させる
再沸騰スイツチ44の操作ボタン44aが設けら
れているし、沸騰表示部45、保温表示部46、
前段の残量表示部となる給水表示部47が発光ダ
イオードを用いて設けられている。そしてそれら
が設けられている部分は透明な樹脂カバーシート
49によつて面一状態に覆い、それらに必要な表
示はカバーシート49の裏面に印刷してある。カ
バーシート49はカバー42の透明窓42の開設
部にも延長して面一状態に覆い、透明な窓板50
の代りをすることもできる。その場合液量目盛を
カバーシート49の裏面に印刷しておくことがで
きる。
添え板43の下部背面には液量検出ボツクス5
1が一体形成されている。ボツクス51は第2
図、第5図、第6図に示すように発光ダイオード
52aと受光素子52bとからなる前段残量検出
手段52と、発光ダイオード53aと受光素子5
3bとからなる後段残量検出手段53とを、上下
に配して収容し、透明管17b部で内容器2内の
残量変化を検出するようにしてある。
各発光ダイオード52a,52aおよび各受光
素子52b,52bはプリント配線した基板54
の一面に立設され、基板54をボツクス51の開
口部の段差部51aに嵌め付けて一本のネジ55
によりネジ止めすることで、ボツクス51内の所
定位置にあるようにされる。
ボツクス51内に収容された発光ダイオード5
2a,53aと受光素子52b,53bは、第6
図に示すように透明管17bの直径線上から外れ
た位置の両側に対峙して向い合い、透明管17b
内に液がないとき発光ダイオード52a,53a
からの光56は第6図のように進んで受光素子5
2b,53bに届き検知されるが、液があると光
56は第7図のように進んで受光素子52b,5
3bには届かない。なお51bはボツクス51に
設けた光56の通過窓である。
このように受光素子52b,53bに光が届く
か届かないかで、それらの対峙高さ部に液がある
かどうか検出でき、液がなくなつた時点で残量が
その対峙高さを下まわつたことになる。ここで各
発光ダイオード52a,53aと各受光素子52
b,53bとは透明管17bに対する液の有無に
よる屈折の違いを利用して、それぞれ水平に対峙
することで液の有無を検出するから、透明管17
b内に遮光フロートを入れておくような不体裁か
つ不衛生なことなしに正確に残量状態を検出する
ことができる。
添え板43の上下端には透明管17bと嵌り合
うリング43aが一体形成されており、透明管1
7bをこのリング43b,43bと嵌め合せた
後、そのすぐ近くで添え板43と透明管17bと
を輪ゴム95により引き付け合せ、輪ゴム95の
高摩擦性と相俟つて透明管17bを樹脂パネル4
1から抜け止めし両者を組立て段階でユニツトと
して取扱えるようにしてある。
添え板43に輪ゴム95で引き付けられる透明
管17bは、添え板43の凹部43cに密着した
状態にされるので、液量検出ボツクス51内に設
けた前、後段各残量検出手段52,53との位置
関係が一定になり、透明管17bの前記光の屈折
を利用した残量検出が正しく行われることを保証
する。また、添え板43は黒色のものが用いられ
ており、外来光を吸収して反射させないことと、
前、後段各残量検出手段52,53のための光の
通過窓51b,51bが樹脂パネル41の透明管
17b背部に沿う凹部43cの最奥部両側に横向
きに開口されていることによつて、外光が窓51
bを通じ受光素子52b,53bに直接届くよう
なことを防止している。さらに添え板43と透明
管17bとの凹部43cでの密着によつて、窓5
1b部にゴミ等がまわり込んで検出を妨割するよ
うなことがないようにしている。
透明管17bの背部の白色の斜め縞模様17c
が縦方向に印刷表示されていて、液のある部分と
ない部分とで模様17cの見え方が違うことによ
り液量を外部表示できるようにしてあるが、前記
黒色の添え板43が背景にあつて、模様17cと
のコントラストを高めかつ模様17cまわりでの
乱反射を抑えるので、模様17cおよびそれが表
す液量状態を見やすくしている。
内容器2の背部に設けた段落し部61には、第
1図、第4図に示すように取付板33を利用して
サーミスタ63が取付けられ、内容器2の底部に
は温度ヒユーズ60が設けられている。
前段残量表示手段52が所定の前段残量状態を
検出すると残量表示部である給水表示部47を点
灯させ、後段残量表示手段53が所定の後段残量
状態を検出するとブザー65を働かせるようにし
てある。
ヒータ1の通電制御および前記残量検知の判別
とそれに対応する表示等一連の制御は、第1図、
第3図、第10図に示ようにマイクロコンピユー
タ(以下マイコンと云う)66によつて行うよう
にしてある。マイコン66はCPUとROMとを持
つもので充分であり、基板67に他の必要な電子
部品85とともに装備されている。
基板67は、外装体3の下端に取付けた環状の
底板(底部材)68の一部に一体形成しかつ出入
れ口69bが下向きに開口するマイコンボツクス
69に下方より収容してネジ70によりネジ止め
し、かつ上方から被せた遮熱板72をもネジ74
によりネジ止めしてある。マイコンボツクス69
の天板69aは、その下面に基板67をネジ止め
するときのスペーサ突起71が四箇所、また上面
に遮熱板72を取付けるときのスペーサ突起73
が四箇所前記スペーサ突起71と同じ位置に設け
られている。
基板67のネジ70によるネジ止めは、前記三
箇所のスペーサ突起71,73部を利用して下方
から上方に貫通しないようにして行い、遮熱板7
2はマイコンボツクス69の外周に嵌り合うスカ
ート壁72aを持ち、スカート壁72aに設けた
孔72bがマイコンボツクス69の外周に形成し
た係合爪69cに弾性係合させることで装着し、
取付けの安定のために、他の一箇所のスペーサ突
起71,73部を利用して上方から下方に貫通し
ないようにしてネジ74によりネジ止めしてい
る。これによつてマイコンボツクス69は上下の
貫通部が一切なく、上方から溢流れが流下してき
たとしてもマイコンボツクス69内には入らず、
マイコンボツクス69内の基板67に装備されて
いる電子回路を前記溢流水から保護することがで
きる。
内容器2の上半部胴まわりには断熱材78が巻
き付けられ、下半部胴まわりには遮熱板75が設
けられている。ヒータ1はバンド状ケース76に
収納して内容器2に巻付けてあるが、ヒータ1自
身は通常第9図に示す範囲X程度設け、このX範
囲に対応する部分に遮熱板75を位置させてあ
り、遮熱板75の内容器2下方への折込み部には
底部下まわりの遮熱板77も併せ設けてある。な
おヒータ1は、内容器2の底部底面に設けてもよ
く、この構成では遮熱板75は、この底面に設け
たヒータ1の範囲に対応する部分に位置する構成
としてもよい。
これによつて、基板67は、遮熱板75の前記
折込み部および底遮熱板77、遮熱板72、マイ
コンボツクス69とそれらの間にある空気層とに
よつてヒータ1からの熱を遮断され、充分な熱保
護を受ける。
また基板67はハンダ付け面67aを上側にし
て取付けられ、熱に弱い電子部品85を自身の下
側に位置させているから、電子部品85に対して
基板67自身も遮熱板として役立ち、電子部品8
5に対する熱的保護がさらに万全となる。基板6
7とマイコンボツクス69の天板69aとの間の
空間は基板67のハンダ付け部67bに対する逃
げともなつている。
前記のような遮熱構造によると、内容器2下の
外装体3底部内空間を小さくしても、外装体3の
底部下の熱的安全はもとより内部に設ける電子回
路の基板67や電子部品85の熱的安全も充分で
あり、全体の高さを低く抑えることができる。
しかも、遮熱板75,77は、内容器2との間
に空間を形成して、それらが連続して内容器2の
底部外まわりを覆い、ヒータ1からの輻射熱を遮
断することに加えて内容器2側に反射させ、かつ
内容器2との間に熱をこもらせるとともに、遮熱
板75,77と内容器2および外装体3との間に
2重の断熱空間を形成するので、ヒータ1による
内容液の加熱効率をも高めることができる。
そして前記温度ヒユーズ60は、底部下まわり
の遮熱板77に取付けて、内容器2に特別な取付
金具を設けなくてもよいようにしたあるうえ、温
度ヒユーズ60を遮熱板77の内側に設けて、内
容器2に近くしかも遮熱板72,77との間の熱
のこもりやすい部分に位置させてあるから、空炊
き状態での温度急上昇を的確に感知することがで
きる。
なお段落し部61でのサーミスタ63の取付け
は、サーミスタ63を挟み込んだ挟着金具86
を、内容器と取付板33との間に弾性的に挿入し
てネジなしで取付け、金具86の孔86aと取付
板33の内向き突起33aとの弾性係合によつて
安定させてある。これによるとサーミスタ63の
取付けおよび取替えに便利である。
マイコン基板67上の電子回路等には、第3図
に示すセメント抵抗87を介し充分に降圧した電
流を給電するようにしてある。セメント抵抗87
は通電時発熱するもので、底部下まわりの遮熱板
77を利用して取付けてあり、遮熱板77を通じ
温度に放熱されるようにしてある。
なお、液量検出ボツクス51の開口縁には第2
図、第6図に示すように樹脂キヤツプ88を装着
し、接着剤で適度に止めるようにしてある。キヤ
ツプ88はボツクス51内の基板54上の回路お
よび電子部品に対するヒータ1からの熱を遮断し
て保護するとともに、断熱材78であるグラスウ
ール等からの防塵、溢流水等からの防水を行う。
これによつて前、後段各残量検出手段52,53
の誤動作をなくし耐久性を向上させる。
遮熱板75,77は、内容器2の底部に溶接な
どして取付けた取付金具79に温度ヒユーズ60
の取付板80と共にネジ81により同時に取付け
られている。なお、ネジ81による取付けで今1
つの遮熱板72をも仮想線のように取付けること
ができる。その場合スペーサリング82を用いる
とよい。
第6図に示すようにマイコンボツクス69は、
ヒータ1が設けられる範囲Xを避けた位置に設
け、これによつてもヒータ1からの熱影響から保
護されるようになつている。内容器2の底面にヒ
ータ1のように偏つて設けるような場合でも同じ
ようにするとよい。第2図、第3図における89
は電気回路結線用のターミナルであつて遮熱板7
7を利用して取付けてある。
マイコン基板67上の回路を含む制御回路91
は、第10図に示すブロツク図の通りであり、マ
イコン66に必要な各種外部電子部品や動作部品
と結線されている。
今一連の制御動作を第8図に示す制御フローチ
ヤートに従つて説明すると、電源オンによつて先
ずステツプ#1で必要な初期設定が行われた後、
ステツプ#2で移行しブザー65を作動させて
“ピツ”と云う音をもつて加熱開始を外部表示し、
電気ポツトの使用開始を知らせると共に以後の取
扱いの注意を促す。次いでステツプ#3で内容液
がエンプテイ状態かどうかを、前記後段残量検出
手段53が内容液を検知しているかどうかにより
判別される。なお後段残量検出手段53が内容液
を検知しなくなつた時点でも適当な残量があつて
完全な空炊き状態になるまでには少しの時間が掛
かるようにしてある。エンプテイ状態でなければ
ステツプ#4からステツプ#12に移行して、電気
ポツトが完全使用可能な状態かどうか判別しなが
ら必要な準備処理をし、使用不可の場合はステツ
プ#1に戻つて最初からフローを繰返すようにし
てある。
使用可であればステツプ#13に移行し内容液が
給水ライン以上かどうかを前段残量検出手段52
が内容液を検知しているかどうかで判別する。前
段残量検出手段52が内容液を検出していなけれ
ば給水ライン以下でありステツプ#14に移行して
給水表示部47を点灯させて給水が必要な残量に
達していることを外部表示し、給水を促した後ス
テツプ#16に移行する。
給水ラインに達していなければステツプ#15に
移行して給水表示部47をオフにしステツプ#16
に移行する。
ステツプ#16ではエンプテイブザーフラグを
“0”にセツトした後ステツプ#17に移行し、再
沸騰スイツチ44がオンかどうか判別する。再沸
騰スイツチ44がオンであるとステツプ#18でブ
ザー65を作動させて“ピツ”と鳴し応動したこ
とを外部表示するとともにステツプ#19で沸騰フ
ラグを“1”にセツトしてステツプ#20に移行す
る。再沸騰スイツチ44がオフである場合はステ
ツプ#18、#19を実行せず即ステツプ#20に移行
する。
ステツプ#20ではサーミスタ63が所定温度を
検知しているかどうか判別する。検知していなけ
ればステツプ#21に移行して沸騰フラグが“1”
かどうか判別する“1”であるとそのまま、“1”
でなければステツプ#22に移行してサーミスタ6
3が沸騰温度以下である場合に、それぞれステツ
プ#23に移行し、ヒータ1のメインヒータ1a、
サブヒータ1bを共にオンさせる。この後ステツ
プ#24で沸騰表示部45をオンさせて沸騰使用状
態にあることを外部表示すると共に保温表示部4
6をオフさせる。
次いでステツプ#25に移行し蒸気センサ37が
沸騰温度以下かどうか判別する。以下であるとス
テツプ#3に移行して沸騰のための加熱を繰返
す。ステツプ#25で沸騰温度以上であるとステツ
プ#26に移行し、メインヒータ1a、サブヒータ
1bをオフにし、ステツプ#27で沸騰フラグを
“0”にし、ステツプ#28で沸騰表示部47を点
滅させるとともにブザー65を作動させて“ピ
ツ”“ピツ”と5回鳴らせ、沸騰状態に達したこ
とを外部表示させる。この後ステツプ#3に移行
する。
ステツプ#20でサーミスタ63が所定温度であ
る場合はステツプ#31に一旦移行してメインヒー
タ1a、サブヒータbをオフにした後ステツプ
#32に移行し、沸騰フラグが“1”である場合の
みステツプ#33に移行して保温表示部46をオフ
にした後ステツプ#25に移行して沸騰処理を行わ
せる。
ステツプ#32で沸騰フラグが“1”でない場合
は保温状態であるので、ステツプ#34に移行し沸
騰表示部45をオフするとともに保温表示部46
を点灯させ、保温状態であることを外部表示させ
る。次いでステツプ#35でサーミスタ63が所定
温度以上かどうか判別し、以下であるとステツプ
#36でサブヒータ1bをオンさせた後、以上であ
るとそのまま、ステツプ#37に移行しサーミスタ
63が所定温度以下であればそのまま、以上であ
ればステツプ#38に移行してサブヒータ1bをオ
フした後ステツプ#3に移行し保温状態を繰返
す。
ステツプ#3で内容液がエンプテイ状態である
と判別されると、ステツプ#41に移行し、所定回
数連続してエンプテイ状態と判別されたときのみ
ステツプ#42に移行して沸騰表示部45、保温表
示部46、給水表示部47をオフにした後、ステ
ツプ#43でメインヒータ1a、サブヒータ1bを
オフにし、さらにステツプ#44で給水表示部#47
を点滅させ、視覚時にエンプテイ状態を外部表示
する。
次いでステツプ#45でエンプテイブザーフラグ
が“1”であるかどうか判別し、“1”でないと
ステツプ#46でブザー65を作動させて“ピツ”
“ピツ”と連続的に鳴らし、ステツプ#47でエン
テイブザーフラグを“1”にセツトした後ステツ
プ#3に戻るようにしてある。ステツプ#45でエ
ンプテイブザーフラグが“1”であればそのまま
ステツプ#3に戻る。
第9図、第10図に示す実施例は、樹脂パネル
21の窓42のほとんど下に液量検出ボツクス5
1を形成して、導出路17の透明管17bの下端
部およびその下方で内容器2側に屈曲している部
分を第10図に示すように受入れる凹部51cを
形成してある。これにより導出路17の下部を凹
部51cで直接位置決めできる利点がある。
(考案の効果) 本考案によれば、ヒータに通電されると、内容
器の特にヒータおよびこのヒータによつて加熱さ
れる部分から、内容器の底部胴まわりと底部下ま
わりとに輻射熱が放射されるが、これら内容器の
底部胴まわりと底部下まわりとに対向して遮熱板
が位置し、前記輻射熱を遮断してそれ以上外部に
まで輻射熱が及ぶのを抑えるとともに、各遮熱板
と内容器および外装体の双方との間に形成してい
る空間での2重の断熱構造によつても熱が内容器
の底部胴まわりや底部下まわりに拡散するのを防
止するので、前記輻射熱が外装体の胴部まわりに
及んで使用者や取扱い者の熱い思いをさせたり、
内容器の下まわりに及んでそこに装備されている
制御回路の電子部品を損傷させたりするようなこ
とを防止することができる。
また内容器の底部胴まわりと底部下まわりとに
対向する各遮熱板は互いに連続壁をなすように設
けられていて、前記輻射熱が相互間から漏れ出る
ようなことはないし、遮断した輻射熱を余さず内
容器に向け反射させるとともに、内容器の底部と
の間に熱をよくこもらせて加熱効率を高めること
ができるので、節電に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は器体の外装体を除く分解斜視図、第3図は
底部の斜視図、第4図は内容器背部の斜視図、第
5図は添え板および残量検出手段部の分解斜視
図、第6図、第7図は前段残量検出部の横断面
図、第8図は第2図の一部を正面側から見た斜視
図、第9図は底板の平面図、第10図は制御回路
のブロツク図、第11図は制御フローチヤート、
第12図、第13図は液量表示部の変形例を示す
一部の斜視図および断面図である。 1……ヒータ、2……内容器、3……外装体、
75,77……遮熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装体内のヒータが底部に設けられた内容器の
    底部胴まわりと底部下まわりとに遮熱板を設け、
    この遮熱板は、内容器および外装体の双方との間
    に空間を形成するとともに、内容器底部のヒータ
    およびこのヒータによつて加熱される部分に対応
    するように位置し、内容器の底部胴まわりの遮熱
    板と底部下まわりの遮熱板とは互いに連続壁をな
    すように設けられていることを特徴とする電気貯
    湯容器。
JP1986090885U 1986-06-13 1986-06-13 Expired JPH0433089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986090885U JPH0433089Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986090885U JPH0433089Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62202227U JPS62202227U (ja) 1987-12-23
JPH0433089Y2 true JPH0433089Y2 (ja) 1992-08-07

Family

ID=30951164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986090885U Expired JPH0433089Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0433089Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448766Y2 (ja) * 1989-07-25 1992-11-17

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517252U (ja) * 1974-07-01 1976-01-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517252U (ja) * 1974-07-01 1976-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62202227U (ja) 1987-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03112600A (ja) スチームアイロン
JPH0433089Y2 (ja)
JPH0319321Y2 (ja)
JPH0350822Y2 (ja)
JPH0350823Y2 (ja)
JPH0428522Y2 (ja)
JP2541369B2 (ja) 電気貯湯容器
JP2519956Y2 (ja) 液体容器の液量検出装置
JPH0355401Y2 (ja)
JP3286502B2 (ja) 電気加熱器
JP2508297Y2 (ja) 液体容器の液量表示装置
JPS5924271Y2 (ja) 液量表示装置付き金属製真空二重ポツト
JP2806291B2 (ja) 電気貯湯容器の底センサ取付け構造
JP3258870B2 (ja) 電気加熱器
JPH0411615Y2 (ja)
JPH0543715Y2 (ja)
CN217161754U (zh) 一种新型电热水杯
JP2891031B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3239352B2 (ja) ジャー炊飯器
JPH0443164Y2 (ja)
JPS6336967Y2 (ja)
JPH0610922Y2 (ja) 電気貯湯容器
JPH08187165A (ja) 炊飯器
JPH06296555A (ja) 電気貯湯容器
JPH0515871Y2 (ja)