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JPH0431941B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0431941B2
JPH0431941B2 JP62263745A JP26374587A JPH0431941B2 JP H0431941 B2 JPH0431941 B2 JP H0431941B2 JP 62263745 A JP62263745 A JP 62263745A JP 26374587 A JP26374587 A JP 26374587A JP H0431941 B2 JPH0431941 B2 JP H0431941B2
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JP
Japan
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bag
film
orientation
tearing
sealed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62263745A
Other languages
English (en)
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JPH01111664A (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
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Publication of JPH01111664A publication Critical patent/JPH01111664A/ja
Publication of JPH0431941B2 publication Critical patent/JPH0431941B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は開封性にすぐれたプラスチツクフイル
ム製密封袋、特にソース、ジヤム或いは薬品等、
液状、半流動性、粉状或いは粉状で袋が破れたと
き収拾に窮する内容物を収納し、運搬、保管する
易開封密封袋に関する。
〔従来の技術〕
近時、プラスチツクフイルム製の密封袋は軽量
で状況に応じて形状も変化し、連続的に充填、密
封できるためその利用分野は拡大しつつある。特
に、業務用の半流動性の食品材料、例えばソー
ス、ジヤム、餡、サラダ等の搬送にもプラスチツ
ク製密封袋が使用されているが、これらはこぼれ
たとき処理が困難は内容物であり、万一にも破れ
ないように丈夫な素材を使用し、シール部も充分
な剥離強度を維持して融着或いは接着されてい
る。
したがつて、開封にあたつては、従来の刃物を
使用しない開封手段、例えば実開昭57−37871号
公報、実開昭57−188663号公報或いは実開昭59−
99949号公報等に開示された端縁線の1個所にV
字状或いはI字状のノツチを設ける方法などが提
案されている。
実開昭57−117337号公報や実開昭60−99270号
公報には引き裂き難い材料を使つた密封袋を開封
するために、破線状のミシン目を施す技術が開示
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、実開昭57−117337号や実開昭60
−99270号公報の方法やVノツチやIノツチを施
す方法を現実に実施してみたところ、開封にあた
りフイルムが力を加えた方向に破れず、第4図に
示すように表裏別々の方向に勝手に裂けるものが
高頻度で発生した。更に、第4図に示すような歪
んだ破れ方をする袋は、引裂開始に際し共通して
破り抵抗が大きい事実が判明した。
本発明者はかかる現象の原因を究明し、フイル
ム製造過程において、タテ方向に延伸しながらヨ
コ方向にも同時に延伸する結果、第3図に示すよ
うに、フイルム原反12は現実にはヨコ方向の配
向は正確なヨコ方向ではなく、線13で示すよう
な円弧状に歪んで配向していることが判明した。
したがつて、フイルムの端部においては歪みが
大きく、ヨコ延伸といつても現実には斜め方向の
延伸となり、このようなフイルム素材を用いて密
封袋を製造しても、引張つたとき表裏それぞれの
フイルム本来の配向方向に従つて破れが走り、第
4図に示すように不本意な方向に破れる密封袋が
製造されることになる。そこで開封に際し、表裏
のフイルム共揃つて袋の端縁線と垂直な方向に破
れる密封袋が求められていた。
〔問題解決の手段〕
本発明は上記問題を解決することを目的とし、
その構成は、融着部に引裂開始部が設けられ、表
面と裏面の配向方向の歪みが反対である延伸プラ
スチツクフイルムを有する単層または複層フイル
ムからなる密封袋であつて、引裂開始部をつまん
で開封するにあたり、表面が「ノ」字と反対方向
の歪みを有する場合には、右側を手前に、左側を
後に引張るような関係を直接或いは間接に指示す
る表示を施したことを特徴とする。
本発明に係るプラスチツクフイルムは、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体など単層体で
も積層体でもよく、これらと他の素材、例えば
紙、金属箔等との積層体も包含する。
袋を破るとき、最も抵抗となる高強度フイルム
例えばポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン
などは一般にヨコ1軸延伸、或いはヨコ軸延伸倍
率がタテ軸延伸倍率より大きい2軸延伸されたフ
イルムであり、第3図に示したような配向方向の
歪み、すなわち、配向歪みの程度は一般に高強度
フイルムにおいて著しい。ここで、配向歪みにつ
いて定義する。ヨコ軸延伸した場合には分子はフ
イルムの長さ方向と垂直に配列するはずである
が、現実にはフイルムの延伸にあたり、両端が強
く引張られるが中央部に加わる引張力は両端ほど
強くないため、第3図に示したように斜めに配列
している。この理論上の分子の配列方向(ヨコ軸
延伸の場合には長さ方向と垂直な方向)と現実の
分子の配列方向とのズレを配向歪みとする。
本発明者はこのような配向歪みのあるフイルム
であつても、表面と裏面の配向歪み方向と引張り
方向との関係を制御すれば袋の端縁線と垂直な方
向に表裏のフイルムが揃つて引裂かれることを見
出して本発明を完成したものである。
袋を破る場合は両手でつまみ、いずれか一方の
手を手前に、他方の手を後方に引張るものである
が、例えば右手を強く手前、すなわち表面側に引
張れば表面フイルムの配向歪みが「ノ」字の反対
方向である場合には、表裏のフイルムを揃つて袋
を破り始めた端縁線に垂直な方向に引裂くことが
できる。しかも、この場合には引裂開始時の引裂
抵抗もきわめて小さい。
この関係をより具体的に説明する。第5図は2
で示す表配向歪みを有する密封袋の表面である。
したがつて、裏面は表面と逆の配向歪みを有す
る。袋は表と裏の配向歪みが正反対であるならば
4方シール型、ピロー型、封筒張り型などの三方
シール型など特に限定はない。このような袋の破
り方としては第5図に示すように辺aから破る方
法、辺bから破る方法、辺cから破る方法及び辺
dから破る方法の4通りが考えられる。辺aから
破る場合には引裂開始部に表示6aを設ける。す
なわち、左手を手前に、右手を後に引張るように
指示する。辺bから破る場合には引裂開始部に表
示6bを設ける。すなわち、右手を手前に、左手
を後に引張るように指示する。同様に、辺c及び
辺dから破る場合も第5図に示す表示6c及び6
dに従つて破れば、小さい抵抗で表裏のフイルム
を平行に破ることができる。
第6図は第5図と反対の配向歪みを有する袋の
場合を示す。すなわち、原反の反対部位を用いて
密封袋を製造した場合である。この場合も破り方
として辺eから破る方法、辺fから破る方法、辺
gから破る方法及び辺hから破る方法の4通りが
考えられる。この場合もそれぞれ表示6e,6
f,6g,6hに従つて破れば、小さい抵抗で表
裏のフイルムを平行に破ることができる。
本発明に係る引裂開始部とは上記Vノツチ、I
ノツチ、第1図に示すようなミシン目による誘導
部或いは融着部の端縁線に沿つて微小な傷痕群を
設け、この傷痕群を設けた任意の部位から切断で
きる手段など、引裂抵抗の大きい袋において引裂
開始を容易にするために施された手段を包含す
る。
袋に施す表示は第1図、第2図、第5図及び第
6図に示すように矢印や文字を袋に印刷する方
法、局部的に彩色したり、表裏の色調を変えた
り、模様を変化させたりすることにより暗示的に
引張り方向を指示する方法或いは複数の袋をまと
めて収納した場合には外包装にのみ指示してもよ
い。また、引張り方向にフイルム片や紙片など他
の素材を貼着して指示してもよい。更に、端縁線
全体にわたつて微細な傷痕のような引裂開始部が
設けられている場合には表示を融着部の近辺全体
にわたつて設けることが好ましい。要するに需要
者が袋の端部をつまんで破り始めるに際し、右手
を或いは左手を、手前に或いは後方向のいずれに
引張るべきかを直接、間接に理解させる手段が設
けてあればよい。
密封袋は四方シール袋、三方シール袋、ピロー
型袋、合掌貼り袋、封筒貼り袋、スタンドパツク
型袋などに使用できる。搬送中或いは収納中に破
れて内容物がこぼれないようにシール部の剥離強
度はフイルム素材の引裂伝播強度と同等かこれよ
り大きいことが好ましい。
〔作用〕
本発明は一般に延伸フイルムと言われるフイル
ムのヨコ方向の配向が、現実には円弧状であり、
端部にあつては極端な斜め配向であるため、袋の
破れ方向を前もつて誘導しておいても不本意な方
向に破れるが、配向方向と引張り方向とを正しく
制御すれば意図した方向に正確に破れる事実を見
出して完成したものである。その理由は明らかで
はないが、表裏の配向歪みが互いに反対方向であ
る場合に表フイルムの配向が「ノ」字と反対方向
であればつまんだ右手を手前に引張るか、或いは
左手を後方に押出せばよく、また、表フイルムの
配向がノ字方向であれば左手を手前に引張るか、
或いは右手を後方に押出せばよく、これと反対方
向に力を加える場合には確実に第4図のような破
れ方をする。
〔実施例〕
第1図は、本発明の1実施例の斜視図である。
1は密封袋であり、図中、実線で示した表配向歪
み2と破線で示した裏配向歪み3を有する。4は
裏面の合掌貼り融着部であり、5は下融着部、6
は上融着部である。上融着部6は開封部7を浅く
融着し、合掌貼り融着部4を含む残部を深く融着
し深い融着部にミシン目8を設けた。ミシン目8
はその延長線が開口部7の非融着部にくるように
配設した。9は表面のミシン目8の外側に印刷し
た引裂き方向を指示する表示であり、本実施例の
場合、手前に引張れば表裏の配向歪みが相殺され
て表裏のフイルムが揃つてミシン目8の延長線方
向に軽い抵抗で破れる。
本実施例においてはポリエステルフイルムと低
密度ポリエチレンフイルムとを積層した引裂伝播
強度75g・cm/cmのフイルムの原反の端部を使用
した2.5Kg入りの袋であり、シール部の剥離強度
はJIS Z 1707に準拠して測定して5Kg/15mm巾
であつた。
第2図は四方シール型密封袋の周囲融着部11
の一端にVノツチを設けた実施例である。フイル
ムの配向方向は第1図の場合と同様であるため、
Vノツチ10を一端に設け、このVノツチの外側
(第2図において上側)に「手前に」の文字と矢
印とからなる表示9を印刷した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ヨコ延伸配向歪みの大きい高
強度フイルムからなる密封袋であつても、引裂開
始部を設けた融着部の端縁線と垂直な方向に腕ま
たは手の力で確実に開封することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は表裏のフイルムの配向方向を示した密
封袋の斜視図、第2図は四方シール型密封袋の平
面図、第3図はフイルムの原反の配向歪みを示す
平面図、第4図は第2図の袋を誤つた方向に引張
つた場合の破れ方を示した斜視図、第5図及び第
6図は配向歪みと袋の破り方向を説明した密封袋
の表面図である。 図面中、符号、1は密封袋、2は表配向歪み、
3は裏配向歪み、4は合掌貼り融着部、5は下融
着部、6は上融着部、7は開封部、8はミシン
目、9は表示、10はVノツチ、11は周囲融着
部、12は原反、a〜hは引裂開始部となる辺で
ある。
【特許請求の範囲】
1 透明または半透明の表面層と、この表面層の
裏面に施された隠し模様インキ層と、表面層の裏
面に隠し模様インキ層を覆つて施されたベタ刷り
インキ層と、ベタ刷りインキ層の裏面に施された
シール性層と、シール性層に接合された被シール
層とからなり、隠し模様インキ層とベタ刷りイン
キ層は、表面層の側からみた時に両インキ層のコ
ントラストを視覚的に感知できないインキの組合
せよりなり、前記表面層と隠し模様インキ層、隠
し模様インキ層とベタ刷りインキ層、前記表面層
とベタ刷りインキ層のいずれか一つの組合せの層
間接合力が、シール性層と被シール層の間の接合
力より小さくされていることを特徴とする複合フ
イルムシール構造。 2 隠し模様インキ層が透明インキからなり、ベ
タ刷りインキ層が有色インキからなる特許請求の
範囲第1項記載の複合フイルムシール構造。 3 隠し模様インキ層とベタ刷りインキ層が同色
のインキからなる特許請求の範囲第1項記載の複
合フイルムシール構造。 4 表面層、シール性層および被シール層がプラ
スチツクからなる特許請求の範囲第1項ないし第
3項のいずれかに記載の複合フイルムシール構
造。
JP26374587A 1987-10-21 1987-10-21 易開封密封袋 Granted JPH01111664A (ja)

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JPH01111664A JPH01111664A (ja) 1989-04-28
JPH0431941B2 true JPH0431941B2 (ja) 1992-05-27

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