JPH04282801A - 角形チップ抵抗器およびその製造方法 - Google Patents
角形チップ抵抗器およびその製造方法Info
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- JPH04282801A JPH04282801A JP3044783A JP4478391A JPH04282801A JP H04282801 A JPH04282801 A JP H04282801A JP 3044783 A JP3044783 A JP 3044783A JP 4478391 A JP4478391 A JP 4478391A JP H04282801 A JPH04282801 A JP H04282801A
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Links
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Landscapes
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度配線回路に用いら
れる、円筒チップ抵抗器の一括実装機により実装される
円筒チップ抵抗器代替の角形チップ抵抗器およびその製
造方法に関するものである。
れる、円筒チップ抵抗器の一括実装機により実装される
円筒チップ抵抗器代替の角形チップ抵抗器およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に対する要
求がますます増大していく中、回路基板の配線密度を高
めるため、抵抗素子には非常に小型な角形チップ抵抗器
が多く用いられるようになってきた。また、更に近年で
は実装速度を速めるため、多数のチップ部品を同時に実
装する一括マウントが行われるようになってきている。
求がますます増大していく中、回路基板の配線密度を高
めるため、抵抗素子には非常に小型な角形チップ抵抗器
が多く用いられるようになってきた。また、更に近年で
は実装速度を速めるため、多数のチップ部品を同時に実
装する一括マウントが行われるようになってきている。
【0003】従来の厚膜タイプの円筒チップ抵抗器の一
括実装機により実装される、角形チップ抵抗器の構造の
一例を、図3に示す。
括実装機により実装される、角形チップ抵抗器の構造の
一例を、図3に示す。
【0004】従来の円筒チップ抵抗器の一括実装機によ
り、実装される、角形チップ抵抗器は厚み方向の長さが
、幅方向の長さの80%〜120%の長さである角板形
の絶縁性の96アルミナ基板10と、この96アルミナ
基板10の主面上に形成された一対の厚膜電極による上
面電極層11と、この上面電極層11と接続するように
形成されたルテニウム系厚膜抵抗による抵抗層12と、
抵抗層を覆う軟化点が550℃〜580℃の第1ガラス
層14と、更に96アルミナ基板10の裏面上の裏面電
極層17と裏面電極層17の一部に重なる軟化点が55
0℃〜580℃の第2ガラス層18と、上面電極層11
の一部と重なる端面電極層13とからなっており、露出
電極面にははんだ付け性を確保するためにNiめっき層
15とはんだめっき層16を電解めっきにより形成して
いる。
り、実装される、角形チップ抵抗器は厚み方向の長さが
、幅方向の長さの80%〜120%の長さである角板形
の絶縁性の96アルミナ基板10と、この96アルミナ
基板10の主面上に形成された一対の厚膜電極による上
面電極層11と、この上面電極層11と接続するように
形成されたルテニウム系厚膜抵抗による抵抗層12と、
抵抗層を覆う軟化点が550℃〜580℃の第1ガラス
層14と、更に96アルミナ基板10の裏面上の裏面電
極層17と裏面電極層17の一部に重なる軟化点が55
0℃〜580℃の第2ガラス層18と、上面電極層11
の一部と重なる端面電極層13とからなっており、露出
電極面にははんだ付け性を確保するためにNiめっき層
15とはんだめっき層16を電解めっきにより形成して
いる。
【0005】この角形チップ抵抗器は先に述べた一括マ
ウントを行う場合、部品が実装されるとき角形チップ抵
抗器が基板の主面ではなく側面側で実装されても、はん
だ付けされるはんだ量(はんだ付け部の投射面積)が減
らないので、十分な固着強度が得られ、また、一括実装
機内の搬送チューブとして搬送チューブ内で詰まりにく
い円筒チューブを採用することが可能であるという特長
を有している。
ウントを行う場合、部品が実装されるとき角形チップ抵
抗器が基板の主面ではなく側面側で実装されても、はん
だ付けされるはんだ量(はんだ付け部の投射面積)が減
らないので、十分な固着強度が得られ、また、一括実装
機内の搬送チューブとして搬送チューブ内で詰まりにく
い円筒チューブを採用することが可能であるという特長
を有している。
【0006】そしてこの角形チップ抵抗器の製造方法は
図6の流れで行われていた。
図6の流れで行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の角
形チップ抵抗器は第1ガラス層と、第2ガラス層に同程
度の軟化点(550℃〜580℃)を有するガラスを用
いているため、ガラス焼成時には図4のように、端面電
極焼成時には図5のように、製造品52を治具53にの
せて焼成炉の搬送ベルト51より浮かせて焼成する必要
があり、角形チップ抵抗器の構造工程が図6に示すよう
に煩雑になり(特に図5の短冊状の製造品52のセット
に工数が必要となる。)生産コストがアップするという
課題を有していた。
形チップ抵抗器は第1ガラス層と、第2ガラス層に同程
度の軟化点(550℃〜580℃)を有するガラスを用
いているため、ガラス焼成時には図4のように、端面電
極焼成時には図5のように、製造品52を治具53にの
せて焼成炉の搬送ベルト51より浮かせて焼成する必要
があり、角形チップ抵抗器の構造工程が図6に示すよう
に煩雑になり(特に図5の短冊状の製造品52のセット
に工数が必要となる。)生産コストがアップするという
課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するために、製造
工程の簡略な角形チップ抵抗器を得ることを目的として
いる。
工程の簡略な角形チップ抵抗器を得ることを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、厚み方向の長さが幅方向の長さの80%
〜120%の長さの角板形の絶縁性の焼結基板と、この
焼結基板の一方の主面上に形成された一対の上面電極層
と、この一対の上面電極層の一部に重なる抵抗層と、こ
の抵抗層を完全に覆う軟化点が550℃〜580℃の第
1ガラス層と、前記焼結基板の他方の主面上の一対の裏
面電極層と、この裏面電極層の一部に重なる軟化点が6
30℃〜850℃の第2ガラス層と、前記一対の上面電
極層と一対の裏面電極層とを電気的に接続する一対の端
面電極層とから構成され、その製造方法としては第2ガ
ラス層を700℃〜950℃の温度にて焼成し、第2ガ
ラス焼成以後に、第1ガラス層を550℃〜660℃の
温度にて焼成し、更に第1ガラス層焼成以後に端面電極
層を550℃〜660℃の温度にて焼成することを特徴
とするように構成するものである。
に、本発明は、厚み方向の長さが幅方向の長さの80%
〜120%の長さの角板形の絶縁性の焼結基板と、この
焼結基板の一方の主面上に形成された一対の上面電極層
と、この一対の上面電極層の一部に重なる抵抗層と、こ
の抵抗層を完全に覆う軟化点が550℃〜580℃の第
1ガラス層と、前記焼結基板の他方の主面上の一対の裏
面電極層と、この裏面電極層の一部に重なる軟化点が6
30℃〜850℃の第2ガラス層と、前記一対の上面電
極層と一対の裏面電極層とを電気的に接続する一対の端
面電極層とから構成され、その製造方法としては第2ガ
ラス層を700℃〜950℃の温度にて焼成し、第2ガ
ラス焼成以後に、第1ガラス層を550℃〜660℃の
温度にて焼成し、更に第1ガラス層焼成以後に端面電極
層を550℃〜660℃の温度にて焼成することを特徴
とするように構成するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、まず軟化点が630℃〜85
0℃の第2ガラス層を700℃〜950℃の温度にて焼
成し、それ以後に第2ガラス層を搬送ベルトに接するよ
うにして第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜620
℃の温度にて、第1ガラス層を焼成することができる。 更に第1ガラス層焼成以後に同様に第2ガラス層の軟化
点以下の550℃〜660℃の温度にて、端面電極層を
焼成することができる。以上のようにガラス焼成および
端面電極層の焼成時には製造品を焼成炉の搬送ベルトよ
り浮かせて焼成する必要がなくなり、角形チップ抵抗器
の製造工程が簡略されるものである。
0℃の第2ガラス層を700℃〜950℃の温度にて焼
成し、それ以後に第2ガラス層を搬送ベルトに接するよ
うにして第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜620
℃の温度にて、第1ガラス層を焼成することができる。 更に第1ガラス層焼成以後に同様に第2ガラス層の軟化
点以下の550℃〜660℃の温度にて、端面電極層を
焼成することができる。以上のようにガラス焼成および
端面電極層の焼成時には製造品を焼成炉の搬送ベルトよ
り浮かせて焼成する必要がなくなり、角形チップ抵抗器
の製造工程が簡略されるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の角形チップ抵抗器
およびその製造方法について、図面を用いて説明する。
およびその製造方法について、図面を用いて説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の角形チップ抵抗
器を示す断面図である。図1において、本実施例の角形
チップ抵抗器は、絶縁性の96アルミナ基板1と、この
96アルミナ基板1の一方の主面上の銀系厚膜の一対の
上面電極層2と、前記96アルミナ基板の他方の主面上
の裏面電極層3と、前記上面電極層2の一部に重なるル
テニウム系厚膜の抵抗層4と、前記抵抗層4を完全に覆
う軟化点が560±5℃の第1ガラス層6と、前記裏面
電極層3の一部に重なる軟化点が680±5℃の第2ガ
ラス層7と、前記上面電極層2と前記裏面電極層3の一
部に重なる銀系厚膜の端面電極層8とから構成される。 なお、露出電極面にははんだ付け性を向上させるために
、Niめっき層9とSn−Pbめっき層10を電解めっ
きにより施している。
器を示す断面図である。図1において、本実施例の角形
チップ抵抗器は、絶縁性の96アルミナ基板1と、この
96アルミナ基板1の一方の主面上の銀系厚膜の一対の
上面電極層2と、前記96アルミナ基板の他方の主面上
の裏面電極層3と、前記上面電極層2の一部に重なるル
テニウム系厚膜の抵抗層4と、前記抵抗層4を完全に覆
う軟化点が560±5℃の第1ガラス層6と、前記裏面
電極層3の一部に重なる軟化点が680±5℃の第2ガ
ラス層7と、前記上面電極層2と前記裏面電極層3の一
部に重なる銀系厚膜の端面電極層8とから構成される。 なお、露出電極面にははんだ付け性を向上させるために
、Niめっき層9とSn−Pbめっき層10を電解めっ
きにより施している。
【0013】次に、図1に示した本実施例の角形チップ
抵抗器の製造方法について図2にて説明する。まず、耐
熱性および絶縁性に優れた96アルミナ基板1を受け入
れる。この96アルミナ基板1には短冊状、および個片
状に分割するために、分割のための溝(グリーンシート
時に金型成形)が形成されている。(基板の厚みは0.
635mmで、分割のための溝は1.5mmおよび0.
8mmピッチで形成されている。)次に、前記96アル
ミナ基板1の表面に厚膜銀ペーストをスクリーン印刷・
乾燥し、更に、前記96アルミナ基板1の裏面に厚膜銀
ペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成
炉によって850℃の温度で、ピーク時間6分,IN−
OUT時間45分のプロファイルによって焼成し、上面
電極層2および裏面電極層3を同時に形成する。次に前
記裏面電極層3の一部に重なるようにホウケイ酸鉛系ガ
ラスペースト(白色)をスクリーン印刷・乾燥し、ベル
ト式連続焼成炉によって(上面電極層2を搬送ベルトに
接するようにする)850℃の温度で、ピーク時間6分
,IN−OUT50分の焼成プロファイルによって焼成
し、第2ガラス層7を形成する。次に、上面電極層2の
一部に重なるように、RuO2を主成分とする厚膜抵抗
ペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成
炉(搬送ベルトから浮かせるようにする)により850
℃の温度でピーク時間6分,IN−OUT時間45分の
プロファイルによって焼成し、抵抗層4を形成する。次
に、前記上面電極層2間の前記抵抗層4の抵抗値を揃え
るために、レーザー光によって、前記抵抗層4の一部を
破壊し抵抗値修正(Lカット,100mm/秒,12k
Hz,5W)を行う。続いて、前記抵抗層4を完全に覆
うように、ホウケイ酸鉛系ガラスペースト(黒色)をス
クリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉(第2ガラ
ス層7を搬送ベルトに接するようにする)によって59
0℃の温度で、ピーク時間6分,IN−OUT50分の
焼成プロファイルによって焼成し、第1ガラス層6を形
成する。次に、端面電極を形成するための準備工程とし
て、端面電極を露出させるために、アルミナ基板1を短
冊状に分割(1.5mmピッチ側を分割)し、短冊状ア
ルミナ基板を得る。前記短冊状アルミナ基板の側面に、
前記上面電極層2および前記裏面電極層3の一部に重な
るように厚膜銀ペーストをローラーによって塗布し、ベ
ルト式連続焼成炉(第2ガラス層7を搬送ベルトに接す
るようにする)によって600℃の温度で、ピーク時間
6分,IN−OUT45分の焼成プロファイルによって
焼成し端面電極層8を形成する。次に、電極めっきの準
備工程として、前記端面電極層8を形成済みの短冊状ア
ルミナ基板を個片に分割(0.8mmピッチ側を分割)
し、個片状アルミナ基板をえた。そして最後に、露出し
ている上面電極層2と裏面電極層3と端面電極層8のは
んだ付け時の電極喰われの防止およびはんだ付けの信頼
性の確保のため、電解めっきによってNiめっき層9と
Sn−Pbのめっき層10を形成する。
抵抗器の製造方法について図2にて説明する。まず、耐
熱性および絶縁性に優れた96アルミナ基板1を受け入
れる。この96アルミナ基板1には短冊状、および個片
状に分割するために、分割のための溝(グリーンシート
時に金型成形)が形成されている。(基板の厚みは0.
635mmで、分割のための溝は1.5mmおよび0.
8mmピッチで形成されている。)次に、前記96アル
ミナ基板1の表面に厚膜銀ペーストをスクリーン印刷・
乾燥し、更に、前記96アルミナ基板1の裏面に厚膜銀
ペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成
炉によって850℃の温度で、ピーク時間6分,IN−
OUT時間45分のプロファイルによって焼成し、上面
電極層2および裏面電極層3を同時に形成する。次に前
記裏面電極層3の一部に重なるようにホウケイ酸鉛系ガ
ラスペースト(白色)をスクリーン印刷・乾燥し、ベル
ト式連続焼成炉によって(上面電極層2を搬送ベルトに
接するようにする)850℃の温度で、ピーク時間6分
,IN−OUT50分の焼成プロファイルによって焼成
し、第2ガラス層7を形成する。次に、上面電極層2の
一部に重なるように、RuO2を主成分とする厚膜抵抗
ペーストをスクリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成
炉(搬送ベルトから浮かせるようにする)により850
℃の温度でピーク時間6分,IN−OUT時間45分の
プロファイルによって焼成し、抵抗層4を形成する。次
に、前記上面電極層2間の前記抵抗層4の抵抗値を揃え
るために、レーザー光によって、前記抵抗層4の一部を
破壊し抵抗値修正(Lカット,100mm/秒,12k
Hz,5W)を行う。続いて、前記抵抗層4を完全に覆
うように、ホウケイ酸鉛系ガラスペースト(黒色)をス
クリーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉(第2ガラ
ス層7を搬送ベルトに接するようにする)によって59
0℃の温度で、ピーク時間6分,IN−OUT50分の
焼成プロファイルによって焼成し、第1ガラス層6を形
成する。次に、端面電極を形成するための準備工程とし
て、端面電極を露出させるために、アルミナ基板1を短
冊状に分割(1.5mmピッチ側を分割)し、短冊状ア
ルミナ基板を得る。前記短冊状アルミナ基板の側面に、
前記上面電極層2および前記裏面電極層3の一部に重な
るように厚膜銀ペーストをローラーによって塗布し、ベ
ルト式連続焼成炉(第2ガラス層7を搬送ベルトに接す
るようにする)によって600℃の温度で、ピーク時間
6分,IN−OUT45分の焼成プロファイルによって
焼成し端面電極層8を形成する。次に、電極めっきの準
備工程として、前記端面電極層8を形成済みの短冊状ア
ルミナ基板を個片に分割(0.8mmピッチ側を分割)
し、個片状アルミナ基板をえた。そして最後に、露出し
ている上面電極層2と裏面電極層3と端面電極層8のは
んだ付け時の電極喰われの防止およびはんだ付けの信頼
性の確保のため、電解めっきによってNiめっき層9と
Sn−Pbのめっき層10を形成する。
【0014】以上の工程により、本実施例による角形チ
ップ抵抗器を試作した(完成品の寸法は、長さが1.6
mm、幅が0.8mm、厚さが0.74mmとなり、厚
み方向の寸法は幅方向の寸法の92.5%となった)。
ップ抵抗器を試作した(完成品の寸法は、長さが1.6
mm、幅が0.8mm、厚さが0.74mmとなり、厚
み方向の寸法は幅方向の寸法の92.5%となった)。
【0015】本実施例によれば、従来例の製造方法に比
べガラス焼成時および端面電極焼成時に製造品を焼成炉
の搬送ベルトから浮かせる必要がないので、工程が簡略
化(特に端面電極焼成前に、短冊状の製造品をセットす
る必要が無くなる。)できることが分かる。
べガラス焼成時および端面電極焼成時に製造品を焼成炉
の搬送ベルトから浮かせる必要がないので、工程が簡略
化(特に端面電極焼成前に、短冊状の製造品をセットす
る必要が無くなる。)できることが分かる。
【0016】また、本実施例の角形チップ抵抗器は、従
来の円筒チップ抵抗器の一括実装機により実装される角
形チップ抵抗器と同様に、基板の側面で実装したときで
も十分な量のはんだで固定できるので、固着強度(角形
チップ抵抗器のプリント基板と平行方向からの限界加重
)は、基板の主面で実装したときと同様となった(この
場合、側面実装では約10kgであった。)。
来の円筒チップ抵抗器の一括実装機により実装される角
形チップ抵抗器と同様に、基板の側面で実装したときで
も十分な量のはんだで固定できるので、固着強度(角形
チップ抵抗器のプリント基板と平行方向からの限界加重
)は、基板の主面で実装したときと同様となった(この
場合、側面実装では約10kgであった。)。
【0017】また厚み方向の長さの大きい形状であるの
で、本実施例の角形チップ抵抗器は、ランドパターンを
有したプリント基板のスルーホール内にはんだで実装す
る場合も、従来の平板状の角形チップ抵抗器に比べ詰ま
り難く、ガタも少ないといった効果も得られることも言
うまでもない。
で、本実施例の角形チップ抵抗器は、ランドパターンを
有したプリント基板のスルーホール内にはんだで実装す
る場合も、従来の平板状の角形チップ抵抗器に比べ詰ま
り難く、ガタも少ないといった効果も得られることも言
うまでもない。
【0018】また角形チップ抵抗器の形状を円筒に近く
することで、実装機内の搬送チューブとして円筒チュー
ブを採用することができ、搬送チューブ内で角形チップ
抵抗器が詰まり難くなるといった効果も当然得られる。
することで、実装機内の搬送チューブとして円筒チュー
ブを採用することができ、搬送チューブ内で角形チップ
抵抗器が詰まり難くなるといった効果も当然得られる。
【0019】なお、本実施例では第1ガラス層に軟化点
が560±5℃のガラスと、第2ガラス層に軟化点が6
80±5℃ガラスを用いたが、これは請求の範囲に記載
した軟化点を有するガラスであれば同様の効果を発揮す
ることは言うまでもない(但し、この実施例の軟化点が
ガラス組成としては最も安定しているため角形チップ抵
抗器の抵抗性能が最良となる。)。
が560±5℃のガラスと、第2ガラス層に軟化点が6
80±5℃ガラスを用いたが、これは請求の範囲に記載
した軟化点を有するガラスであれば同様の効果を発揮す
ることは言うまでもない(但し、この実施例の軟化点が
ガラス組成としては最も安定しているため角形チップ抵
抗器の抵抗性能が最良となる。)。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の角形チップ抵抗器はまず軟化点が630℃〜850℃
の第2ガラス層を700℃〜950℃の温度にて焼成し
、それ以後に第2ガラス層を搬送ベルトに接するように
して第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜620℃の
温度にて、第1ガラス層を焼成し、更に第1ガラス層焼
成以後に同様に第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜
660℃の温度にて、端面電極層を焼成することにより
ガラス焼成および端面電極層の焼成時には製造品を焼成
炉の搬送ベルトより浮かせて焼成する必要がなくなり、
角形チップ抵抗器の製造工程が簡略されるといった優れ
た効果を有する。
の角形チップ抵抗器はまず軟化点が630℃〜850℃
の第2ガラス層を700℃〜950℃の温度にて焼成し
、それ以後に第2ガラス層を搬送ベルトに接するように
して第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜620℃の
温度にて、第1ガラス層を焼成し、更に第1ガラス層焼
成以後に同様に第2ガラス層の軟化点以下の550℃〜
660℃の温度にて、端面電極層を焼成することにより
ガラス焼成および端面電極層の焼成時には製造品を焼成
炉の搬送ベルトより浮かせて焼成する必要がなくなり、
角形チップ抵抗器の製造工程が簡略されるといった優れ
た効果を有する。
【図1】本発明の一実施例の角形チップ抵抗器の構造を
示す断面図
示す断面図
【図2】本発明の一実施例の角形チップ抵抗器の製造方
法を示す工程図
法を示す工程図
【図3】従来の角形チップ抵抗器の構造を示す断面図
【
図4】従来の角形チップ抵抗器のガラス焼成用治具の説
明図
図4】従来の角形チップ抵抗器のガラス焼成用治具の説
明図
【図5】従来の角形チップ抵抗器の端面電極焼成用治具
の説明図
の説明図
【図6】従来の角形チップ抵抗器の製造方法の一例を示
す工程図
す工程図
1 96アルミナ基板
2 上面電極層
3 裏面電極層
4 抵抗層
6 第1ガラス層
7 第2ガラス層
8 端面電極層
9 Niめっき層
10 Sn−Pbめっき層
Claims (2)
- 【請求項1】厚み方向の長さが幅方向の長さの80%〜
120%の長さの角板形の絶縁性の焼結基板と、この焼
結基板の一方の主面上に形成された一対の上面電極層と
、この一対の上面電極層の一部に重なる抵抗層と、この
抵抗層を完全に覆う軟化点が550℃〜580℃の第1
ガラス層と、前記焼結基板の他方の主面上の一対の裏面
電極層と、この裏面電極層の一部に重なる軟化点が63
0℃〜850℃の第2ガラス層と、前記一対の上面電極
層と一対の裏面電極層とを電気的に接続する一対の端面
電極層とから構成されることを特徴とする角形チップ抵
抗器。 - 【請求項2】第2ガラス層を700℃〜950℃の温度
にて焼成し、第2ガラス焼成以後に、第1ガラス層を5
50℃〜620℃の温度にて焼成し、更に第1ガラス層
焼成以後に端面電極層を550℃〜660℃の温度にて
焼成することを特徴とする請求項1記載の角形チップ抵
抗器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044783A JPH04282801A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 角形チップ抵抗器およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044783A JPH04282801A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 角形チップ抵抗器およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282801A true JPH04282801A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=12701007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3044783A Pending JPH04282801A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 角形チップ抵抗器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04282801A (ja) |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3044783A patent/JPH04282801A/ja active Pending
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