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JPH0426509A - ハイドロキシアパタイト微細単結晶及びその製造方法 - Google Patents

ハイドロキシアパタイト微細単結晶及びその製造方法

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Publication number
JPH0426509A
JPH0426509A JP2131064A JP13106490A JPH0426509A JP H0426509 A JPH0426509 A JP H0426509A JP 2131064 A JP2131064 A JP 2131064A JP 13106490 A JP13106490 A JP 13106490A JP H0426509 A JPH0426509 A JP H0426509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
calcium phosphate
aspect ratio
hydrothermal treatment
fine crystal
Prior art date
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Granted
Application number
JP2131064A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0832552B2 (ja
Inventor
Masahiro Yoshimura
昌弘 吉村
Koji Ioku
洪二 井奥
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Kengo Okamoto
健吾 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2131064A priority Critical patent/JPH0832552B2/ja
Publication of JPH0426509A publication Critical patent/JPH0426509A/ja
Publication of JPH0832552B2 publication Critical patent/JPH0832552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハイドロキシアパタイト微細納品及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、カラムクロマトグラフィ
ーのカラム内充填固定相剤、細胞培養・分離用担体材料
等のバイオ関連材料として有用なハイドロキシアパタイ
ト微細結晶及びその製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、ハイドロキシアパタイト(以下HAPと称す)結
晶粒子は、カラムクロマトグラフィーのカラム内充填固
定相剤として優れたクロマト分離能(物質分離展開能)
を有し、バイオテクノロジー分野での物質の高純度分離
精製等に不可欠な材料として応用されている。
前記HAP粒子及びその製造方法としては、特開昭62
−202808号公報において、プルシャイト結晶粒子
の懸濁水を脱水相転移温度から懸濁水の沸点の範囲で加
熱し、脱水相転移させて得たモネタイト懸濁水にアルカ
リを作用させて煮沸処理することにより、出発物質であ
るプルシャイト結晶粒子の形状を保持した板状HAP結
晶粒子を合成する方法が提案されている。しかしながら
前記方法により得られる合成体は、いずれもHAP結晶
粒子の多結品凝集体が得られるにすぎず、それを構成す
るHAp1次粒子の形態を制御したものではないので、
カラム内充填固定相剤。
細胞培養・分離用担体材料等として用いる場合に。
高精度の物質分離展開能が得られないという欠点がある
また特開昭61−242968号公報においては、オー
トクレーブを用い、加圧上水硬反応を行うことにより六
角柱状HAp結晶粒子を合成する方法が提案されている
が、前記方法により合成されるHAp結晶粒子は、アス
ペクト比2.5〜3.0の六角柱状1次粒子であるが、
該HAP結晶粒子は、湿式合成により得られるHAp前
駆体を、800℃付近で仮焼して得られるHAp粒子と
形状的に同じにすぎず、従って1次粒子がより精密に形
状制御されたHAp結晶粒子の開発が望まれている。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、1次粒子の形状を精密に制御し、より
高精度の物質分離展開能等を有するHAp微細結晶粒子
及びその製造方法を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明によれば、pH=10以上に調整したリン酸カル
シウム化合物スラリー又は添加剤を含むリン酸カルシウ
ム化合物スラリーを、スラリー溶媒の沸点以上の温度に
おいて、飽和蒸気圧下、水熱処理して得られるアスペク
ト比(c / a )2.0未満のハイドロキシアパタ
イト微細結晶が提供される。
また本発明によれば、リン酸カルシウム化合物スラリー
のpHを、PH=10以上に調整したスラリー又は添加
剤を含むリン酸カルシウム化合物スラリーを、スラリー
溶媒の沸点以上の温度において、飽和蒸気圧下、水熱処
理することにより得られるアスペクト比(c/a)2.
0未満のハイドロキシアパタイト微細結晶の製造方法が
提供される。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明のHAp微細結晶は、特定方法により微細結晶、
好ましくは特定のアスペクト比を有することを特徴とす
る好ましくは板状の結晶である。
本発明では1例えばカラム内充填固定相剤、細胞培養・
分離用担体等として用いる場合に、細胞等の分離又は培
養能率を高めるために、微細結晶のアスペクト比(c 
/ a )を2.0未満とした結晶である。アスペクト
比が2.0以上の場合には。
カラム内充填固定相剤として用いる場合、吸着率特性が
低下する恐れが生ずる。
また本発明のHAP微細結晶におけるa軸及びallの
長さは、進攻を容易とし、カラム内充填固定相剤等に用
いる場合に、目づまり等が生じないように、a軸方向の
結晶の長さ10〜1100n。
C軸方向の結晶の長さ1〜200nmとするのが好まし
い。
次に本発明のHAp微細結晶を製造方法により更に詳細
に説明する。
本発明のHAp微細微細製品造するには、まず。
pH=10以上、好ましくはpH=12以上に調整した
リン酸カルシウム化合物スラリー又は添加剤を含むリン
酸カルシウム化合物スラリーをg*する。該pH=10
以上に調整したリン酸カルシウム化合物スラリーをIl
製するには、例えばCa(OH)、とH,PO2とを公
知の方法により湿式合成することによりスラリーを得1
次いで例えばアンモニア水等のPH調整剤を添加するこ
とにより得ることができる。この際スラリー中のリン酸
カルシウム化合物と水との重量配合割合は、1:1〜1
00の範囲であるのが好ましい。前記リン酸カルシウム
化合物スラリーのpHが10未満の場合には、水熱領域
におけるHAp微細結晶の形成・成長過程において、C
軸の成長に必要な構成イオンの溶解析出を抑制すること
ができず、またC面に水酸イオンを吸着させ、a軸の相
対的な成長速度を速めることができない。
本発明において、微細結晶のC面とは、六方晶系結晶を
単位格子ベクトルa、b、cによって表わした場合、a
軸とb軸とによって決められる面をC面として麗定した
面である。
一方、これとは別に、添加剤を加え、アスペクト比(c
/a)が20未満の微細結晶を得ることもできる。該添
加剤を含むリン酸カルシウム化合物スラリーを調製する
には、前記リン酸カルシウム化合物の調製時、調製後又
は調製時と調製後の両方に添加剤を加えることにより得
ることができる。該添加剤としてはHAp微細結晶のC
面に陰イオンを吸着させるか又はC軸方向で結晶を溶解
させるもの若しくはa軸の成長速度を速めることが可能
であるか又はこれらの効果を有する添加物であれば良く
、具体的には例えば、塩化カリウム、塩化ナトリウム等
の塩化物塩化合物、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム等の
硫酸塩化合物等を好ましく挙げることができる。この際
添加剤の添加量は、リン酸カルシウム化合物スラリー1
00重量部に対して0.1〜50重量部の範囲であるの
が好ましい。
HAp微細結晶を製造するには、次いで前記PH=10
以上に調整したリン酸カルシウム化合物スラリー又は添
加剤を含むリン酸カルシウム化合物スラリーを、スラリ
ー溶媒の沸点以上の温度において、好ましくは100〜
300℃において。
飽和蒸気圧下、好ましくは0.1〜2 OM P a下
水熱処理することにより得ることができる。該水熱処理
は公知のオートクレーブ等を用いて、前記条件下行えば
良く、更に好ましくは水熱処理を0.1〜24時間行う
ことによって、所望のアスペクト比を有するHAp@細
結晶を得ることができる。該水熱処理における反応温度
がスラリー溶媒の沸点温度未満の場合には、反応が進行
せず。
また圧力が飽和蒸気圧未満の場合には、結晶性が向上し
ない。
本発明のHAP微細結晶は、必要に応じ公知の方法によ
り精製処理して使用することができる。
〈発明の効果〉 本発明のHAP微細結晶は、特定方法により製造され、
アスペクト比(c / a )が2.0未満であり、し
かもカルシウムサイトが表面により多く存在する*m結
晶のC面を積板的に成長させ、相対的に多く露出させて
いるため、カルシウムサイトに親和性を有する生化学物
質、細胞等の分離又は培養能率を選択的に高めることが
でき、従って、カラム内充填固定相剤、細胞培養・分離
用担体材料等に極めて有用である。また本発明の製造方
法では、特定の条件下、単に水熱処理することによりH
Ap微細結晶を得ることができるので、工業的にも極め
て有用である。
〈実施例〉 以下本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明す
るが1本発明はこれらに限定されるものではない。
叉1Jリー Ca(OHLと85重量%H,P04とを湿式合成して
、リン酸カルシウム化合物10重量%スラリーを得た。
得られたリン讃カルシウム化合物スラリー500mQに
、pH!II整剤としてアンモニア水を添加溶解し、P
H=10.12に調整した。
次いで得られた各スラリーをオートクレーブに充填し、
200℃、2MPa、5時間の条件で水熱処理した。処
理終了後、得られた各スラリーを蒸留水IQを用いて洗
浄し、濾過した後、乾燥器にて100℃にて乾燥した。
得られたハイドロキシアパタイト微細結晶の形状をX線
解析法により解析したところ、結晶子径がpH=10で
はa軸方向の結晶の長さ80nm、C軸方向の結晶の長
さ50nm、アスペクト比(c / a ) = 1 
、6 。
PH=12ではa軸方向の長さ50nm、C軸方向の長
さ50nm、アスペクト比(c / a )が1.0の
板状単結晶であった。
夫1銖主 pH5l整剤アンモニア水の代わりに、添加剤にCQを
5g添加混合した以外は、実施例1と同様にして結晶子
径が、a軸方向の結晶の長さ45nm、C軸方向の結晶
の長さ80 n m +7スペクト比(c / a )
が1.8の板状のHAp単結晶が得られた。
ルI目11 リン酸カルシウム化合物スラリーにpHI!整剤又は添
加剤を加えない以外は、実施例1と同様にして結晶子径
が、a軸方向の結晶の長さ50nm。
C軸方向の結晶の長さ140 n m vアスペクト比
(c / a )が2.8の六角柱状のHAp単結晶を
得た。
莢龜豊 実施例1 (PH=12のスラリーを用いて得た微細結
晶)、2及び比較例1で得られたHAp微細結晶乾燥物
を、それぞれ粉砕・分級し、144μm以下の凝集粉体
とした。得られた粉体にバインダーとして、商品名「マ
クセロン」 (信越化学株式会社製)を粉体に対して5
重量%添加混合し、金型で加圧成形した後、粉砕・分級
し、較径0.3〜0.5■の顆暫を得た。更に得られた
顆粒を電気炉にて、900℃、3時間、昇降温速度5℃
/分にて焼成し、細胞培養用カラム充填材をそれぞれ2
5g得た。この充填材を容量で各3−カラムに詰め、マ
ウス頭蓋冠由来骨原料細胞MC3T3−Elの細胞懸濁
液(105〜106個程度)1toQをカラムに投入し
た。次いでカラムを密閉系にし、展開溶媒として商品名
「α−MEM(ヘーゼルトン社製)を用い、ポンプで培
地を5El!1/分の溶出速度で流した。カラムから溶
出させた培地10mQを小試験管に回収し、血球計算板
(萱垣製作所製)によってカウントされた溶出側胞数か
ら吸着率を算出した。その結果を表−1に示す0表−1
の結果から細胞培養用カラム充填材としての吸着率特性
は、アスペクト比(c/a)に反比例して、すなわちa
面又はb面の有効面積に比例して増大することがわかっ
た。
(以下余白) 表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)pH=10以上に調整したリン酸カルシウム化合物
    スラリーを、スラリー溶媒の沸点以上の温度において、
    飽和蒸気圧下、水熱処理して得られるアスペクト比(c
    /a)2.0未満のハイドロキシアパタイト微細結晶。 2)添加剤を含むリン酸カルシウム化合物スラリーを、
    スラリー溶媒の沸点以上の温度において、飽和蒸気圧下
    、水熱処理して得られるアスペクト比(c/a)2.0
    未満のハイドロキシアパタイト微細結晶。 3)リン酸カルシウム化合物スラリーのpHを、pH=
    10以上に調整し、スラリー溶媒の沸点以上の温度にお
    いて、飽和蒸気圧下、水熱処理することにより得られる
    アスペクト比(c/a)2.0未満のハイドロキシアパ
    タイト微細結晶結晶の製造方法。 4)添加剤を含むリン酸カルシウムスラリーを、スラリ
    ー沸点以上の温度において、飽和蒸気圧下、水熱処理す
    ることにより得られるアスペクト比(c/a)2.0未
    満のハイドロキシアパタイト微細結晶の製造方法。
JP2131064A 1990-05-21 1990-05-21 ハイドロキシアパタイト微細単結晶及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0832552B2 (ja)

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