JPH04258179A - 回路内蔵受光素子の製法 - Google Patents
回路内蔵受光素子の製法Info
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- JPH04258179A JPH04258179A JP3020089A JP2008991A JPH04258179A JP H04258179 A JPH04258179 A JP H04258179A JP 3020089 A JP3020089 A JP 3020089A JP 2008991 A JP2008991 A JP 2008991A JP H04258179 A JPH04258179 A JP H04258179A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号処理回路を内蔵し
た受光素子の光感度を増加し、かつ応答速度を高速化す
る構造の改良に関するものである。
た受光素子の光感度を増加し、かつ応答速度を高速化す
る構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路内蔵受光素子は、光センサ,フォト
カプラ等に広く用いられている。図6は従来の一般的な
回路内蔵受光素子の構造の一例の略断面図である。同図
において、1枚の第1の導電型たとえばP型半導体基板
1に、受光素子であるフォトダイオードAと信号処理回
路素子であるNPNトランジスタBとが形成されている
。フォトダイオードAは、P型半導体基板1に埋め込ま
れた第2の導電型たとえばN型埋込拡散層2、その上に
成長させたN型エピタキシャル層4、その表面のP型拡
散層6(フォトダイオードのアノード)および表面から
N型埋込拡散層2に達するN型補償拡散層5(フォトダ
イオードのカソード)等から構成される。NPNトラン
ジスタBは、P型半導体基板1に埋め込まれたN型埋込
拡散層2−1、その上に成長させたN型エピタキシャル
層4−1、その表面のP型拡散層6−1(トランジスタ
のベース)、その中のN型拡散層7(トランジスタのエ
ミッタ)および表面からN型埋込拡散層2−1に達する
N型補償拡散層5−1(トランジスタのコレクタ)等か
ら構成される。フォトダイオードAとNPNトランジス
タBおよびその他の信号処理回路素子との間は、素子間
分離P型拡散層3,3,…によって分離される。
カプラ等に広く用いられている。図6は従来の一般的な
回路内蔵受光素子の構造の一例の略断面図である。同図
において、1枚の第1の導電型たとえばP型半導体基板
1に、受光素子であるフォトダイオードAと信号処理回
路素子であるNPNトランジスタBとが形成されている
。フォトダイオードAは、P型半導体基板1に埋め込ま
れた第2の導電型たとえばN型埋込拡散層2、その上に
成長させたN型エピタキシャル層4、その表面のP型拡
散層6(フォトダイオードのアノード)および表面から
N型埋込拡散層2に達するN型補償拡散層5(フォトダ
イオードのカソード)等から構成される。NPNトラン
ジスタBは、P型半導体基板1に埋め込まれたN型埋込
拡散層2−1、その上に成長させたN型エピタキシャル
層4−1、その表面のP型拡散層6−1(トランジスタ
のベース)、その中のN型拡散層7(トランジスタのエ
ミッタ)および表面からN型埋込拡散層2−1に達する
N型補償拡散層5−1(トランジスタのコレクタ)等か
ら構成される。フォトダイオードAとNPNトランジス
タBおよびその他の信号処理回路素子との間は、素子間
分離P型拡散層3,3,…によって分離される。
【0003】前述の図6のような構造においては、フォ
トダイオードAのN型エピタキシャル層4と、NPNト
ランジスタBのN型エピタキシャル層4−1とは、同時
に形成されるため、その厚さは同一になっている。
トダイオードAのN型エピタキシャル層4と、NPNト
ランジスタBのN型エピタキシャル層4−1とは、同時
に形成されるため、その厚さは同一になっている。
【0004】最近のデータ伝送の高速化、S/N比向上
等の要求から、回路内蔵受光素子の高光感度化、応答速
度の高速化等が望まれている。
等の要求から、回路内蔵受光素子の高光感度化、応答速
度の高速化等が望まれている。
【0005】光感度を上げるには、フォトダイオードA
の部分のN型エピタキシャル層4の厚さを、信号用とし
て使用する光の波長に応じ十分厚くする必要がある。し
かしN型エピタキシャル層4を厚くしすぎると、この層
の中の空乏層化していない部分を、発生した光キャリア
が拡散により走行する時間が長くなり、応答速度の高速
化を妨げる。またN型エピタキシャル層4の厚さを厚く
すると、これと同時に形成されるPNPトランジスタB
の部分のN型エピタキシャル層4−1の厚さも厚くなり
、NPNトランジスタのコレクタ抵抗の増大につながり
、応答速度高速化の障害となる。
の部分のN型エピタキシャル層4の厚さを、信号用とし
て使用する光の波長に応じ十分厚くする必要がある。し
かしN型エピタキシャル層4を厚くしすぎると、この層
の中の空乏層化していない部分を、発生した光キャリア
が拡散により走行する時間が長くなり、応答速度の高速
化を妨げる。またN型エピタキシャル層4の厚さを厚く
すると、これと同時に形成されるPNPトランジスタB
の部分のN型エピタキシャル層4−1の厚さも厚くなり
、NPNトランジスタのコレクタ抵抗の増大につながり
、応答速度高速化の障害となる。
【0006】一方、回路内蔵受光素子の応答速度高速化
には、フォトダイオードAの部分の接合容量の低減が有
効であり、そのためにはN型エピタキシャル層4の比抵
抗を高くすることが必要である。しかし、そうするとN
PNトランジスタBの部分のN型エピタキシャル層4−
1の比抵抗も高くなり、NPNトランジスタBのコレク
タ抵抗が増大し、応答速度高速化に対して反対の結果と
なる。
には、フォトダイオードAの部分の接合容量の低減が有
効であり、そのためにはN型エピタキシャル層4の比抵
抗を高くすることが必要である。しかし、そうするとN
PNトランジスタBの部分のN型エピタキシャル層4−
1の比抵抗も高くなり、NPNトランジスタBのコレク
タ抵抗が増大し、応答速度高速化に対して反対の結果と
なる。
【0007】以上のことから回路内蔵受光素子の高光感
度化と、高速の応答速度を両立させるためには、フォト
ダイオードAの部分のN型エピタキシャル層4は高比抵
抗でかつ厚く、NPNトランジスタBの部分のN型エピ
タキシャル層4−1は低比抵抗でかつ薄くすることが理
想である。
度化と、高速の応答速度を両立させるためには、フォト
ダイオードAの部分のN型エピタキシャル層4は高比抵
抗でかつ厚く、NPNトランジスタBの部分のN型エピ
タキシャル層4−1は低比抵抗でかつ薄くすることが理
想である。
【0008】前記の条件を満たす構造としては、図7に
示される構造がある。これは本出願人の平成1年4月1
3日出願に係る特願平1−93991において開示され
たものである。
示される構造がある。これは本出願人の平成1年4月1
3日出願に係る特願平1−93991において開示され
たものである。
【0009】すなわちフォトダイオードAは、P型半導
体基板1に第1のN型埋込拡散層2を埋め込んだ後、第
1の高比抵抗N型エピタキシャル層(真性半導体に近い
という意味でiと表記)9を積層し、この層のN型補償
拡散層5形成予定領域の下方にのみ第2のN型埋込拡散
層10を形成した後、第2のN型高比抵抗エピタキシャ
ル層11を積層し、表面から第2のN型埋込拡散層10
に達するN型補償拡散層5を形成し、さらに第2の高比
抵抗N型エピタキシャル層11の表面にアノード用のP
型拡散層6を形成した構造となっている。
体基板1に第1のN型埋込拡散層2を埋め込んだ後、第
1の高比抵抗N型エピタキシャル層(真性半導体に近い
という意味でiと表記)9を積層し、この層のN型補償
拡散層5形成予定領域の下方にのみ第2のN型埋込拡散
層10を形成した後、第2のN型高比抵抗エピタキシャ
ル層11を積層し、表面から第2のN型埋込拡散層10
に達するN型補償拡散層5を形成し、さらに第2の高比
抵抗N型エピタキシャル層11の表面にアノード用のP
型拡散層6を形成した構造となっている。
【0010】NPNトランジスタBは、P型半導体基板
1に、P型埋込拡散層8を埋め込んだ後、第1のN型高
比抵抗エピタキシャル層9(図7においては、後の熱処
理によって上方に拡散したP型埋込拡散層8により補償
されているため図示されていない)を積層し、この層に
第2のN型埋込拡散層10−1を埋込み、その上にN型
拡散層13を形成する(このN型拡散層13は、後述の
第2のN型高比抵抗エピタキシャル層11成長後の熱処
理により、第2のN型高比抵抗エピタキシャル層11中
に拡散し図7のようになる)。その上にN型エピタキシ
ャル層11(図7においては、後述のようにN型ウェル
拡散層12によって補償されているため図示されていな
い)を積層する。このN型高比抵抗エピタキシャル層1
1をN型ウェル拡散層12およびN型拡散層13で補償
し、その後表面から第2のN型埋込拡散層10−1に達
するコレクタとなるN型補償拡散層5−1およびさらに
表面にベースとなるP型拡散層6−1、さらにその一部
にエミッタとなるN型拡散層7を形成した構造となって
いる。
1に、P型埋込拡散層8を埋め込んだ後、第1のN型高
比抵抗エピタキシャル層9(図7においては、後の熱処
理によって上方に拡散したP型埋込拡散層8により補償
されているため図示されていない)を積層し、この層に
第2のN型埋込拡散層10−1を埋込み、その上にN型
拡散層13を形成する(このN型拡散層13は、後述の
第2のN型高比抵抗エピタキシャル層11成長後の熱処
理により、第2のN型高比抵抗エピタキシャル層11中
に拡散し図7のようになる)。その上にN型エピタキシ
ャル層11(図7においては、後述のようにN型ウェル
拡散層12によって補償されているため図示されていな
い)を積層する。このN型高比抵抗エピタキシャル層1
1をN型ウェル拡散層12およびN型拡散層13で補償
し、その後表面から第2のN型埋込拡散層10−1に達
するコレクタとなるN型補償拡散層5−1およびさらに
表面にベースとなるP型拡散層6−1、さらにその一部
にエミッタとなるN型拡散層7を形成した構造となって
いる。
【0011】この図7の構造においては、フォトダイオ
ードAの部分では、2層に積層された第1および第2の
N型高比抵抗エピタキシャル層9および11により、高
比抵抗で厚膜のエピタキシャル層が実現されており、N
PNトランジスタBの部分では、N型ウェル拡散層12
により補償されている上部のN型高比抵抗エピタキシャ
ル層部分が実効的なエピタキシャル層となるため、低比
抵抗かつ薄膜のエピタキシャル層が実現されている。
ードAの部分では、2層に積層された第1および第2の
N型高比抵抗エピタキシャル層9および11により、高
比抵抗で厚膜のエピタキシャル層が実現されており、N
PNトランジスタBの部分では、N型ウェル拡散層12
により補償されている上部のN型高比抵抗エピタキシャ
ル層部分が実効的なエピタキシャル層となるため、低比
抵抗かつ薄膜のエピタキシャル層が実現されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
構造を形成するためには、各拡散層の広がり等をかなり
精密に制御する必要がある。すなわち、第1のN型埋込
拡散層2の上方への広がりが大きすぎると、フォトダイ
オードAの部分のN型高比抵抗エピタキシャル層9およ
び11の実効的な厚さが薄くなってしまうため、この第
1のN型埋込拡散層2の広がりはなるべく抑えなければ
ならない。
構造を形成するためには、各拡散層の広がり等をかなり
精密に制御する必要がある。すなわち、第1のN型埋込
拡散層2の上方への広がりが大きすぎると、フォトダイ
オードAの部分のN型高比抵抗エピタキシャル層9およ
び11の実効的な厚さが薄くなってしまうため、この第
1のN型埋込拡散層2の広がりはなるべく抑えなければ
ならない。
【0013】また、NPNトランジスタBの部分の第2
のN型埋込拡散層10−1は、下方へ拡散しすぎると、
P型埋込拡散層8の不純物濃度の高い部分でPN接合が
形成されるため、NPNトランジスタBの活性島領域と
素子間分離P型拡散層3との間の耐圧が低下し、この接
合部の容量も増大する。第2のN型埋込拡散層10−1
およびN型拡散層13の上方への広がりが大きいと、N
PNトランジスタBの耐圧BVCEO が低下する。こ
れらの埋込拡散層に対する要求を満たすためには、上部
の第2のN型高比抵抗エピタキシャル11を積層した後
の熱処理工程を減らすことが望ましい。ところが一方、
N型ウェル拡散層12およびN型拡散層13は、良好な
NPNトランジスタ特性を得るため、比較的低不純物濃
度で、深さ方向に均一な不純物濃度プロファイルを有す
る拡散層を深く形成する必要があるので、相当の高温か
つ長時間の熱処理を要し、前記の特性低下を避けること
は困難であった。また、N型高比抵抗エピタキシャル層
11の形成時に、N型拡散層13からN型不純物がオー
トドープしてN型高比抵抗エピタキシャル層11の不純
物濃度がばらつき、フォトダイオードの特性低下が発生
するという問題があった。
のN型埋込拡散層10−1は、下方へ拡散しすぎると、
P型埋込拡散層8の不純物濃度の高い部分でPN接合が
形成されるため、NPNトランジスタBの活性島領域と
素子間分離P型拡散層3との間の耐圧が低下し、この接
合部の容量も増大する。第2のN型埋込拡散層10−1
およびN型拡散層13の上方への広がりが大きいと、N
PNトランジスタBの耐圧BVCEO が低下する。こ
れらの埋込拡散層に対する要求を満たすためには、上部
の第2のN型高比抵抗エピタキシャル11を積層した後
の熱処理工程を減らすことが望ましい。ところが一方、
N型ウェル拡散層12およびN型拡散層13は、良好な
NPNトランジスタ特性を得るため、比較的低不純物濃
度で、深さ方向に均一な不純物濃度プロファイルを有す
る拡散層を深く形成する必要があるので、相当の高温か
つ長時間の熱処理を要し、前記の特性低下を避けること
は困難であった。また、N型高比抵抗エピタキシャル層
11の形成時に、N型拡散層13からN型不純物がオー
トドープしてN型高比抵抗エピタキシャル層11の不純
物濃度がばらつき、フォトダイオードの特性低下が発生
するという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
の問題を解決するために、NPNトランジスタB等の信
号処理回路部の、第2のN型高比抵抗エピタキシャル層
部分を補償するN型拡散層を、ベースとなるP型拡散層
とN型高比抵抗エピタキシャル層との界面の位置のN型
不純物濃度が最も高くなるようにイオン注入により形成
した。
の問題を解決するために、NPNトランジスタB等の信
号処理回路部の、第2のN型高比抵抗エピタキシャル層
部分を補償するN型拡散層を、ベースとなるP型拡散層
とN型高比抵抗エピタキシャル層との界面の位置のN型
不純物濃度が最も高くなるようにイオン注入により形成
した。
【0015】
【作用】前述のような構造とすることにより、信号処理
回路部の表面の第2のN型高比抵抗エピタキシャル層を
補償するN型拡散層を形成するのに必要な熱処理工程が
不要となるため、各拡散層の広がりを抑えられ、図7の
ような回路内蔵受光素子を、信号処理回路部の特性劣化
を生じさせることなく形成することができる。また、P
型拡散層の下方への広がりを抑えられ、深さ方向に均一
な不純物濃度プロファイルを持つ従来より高速のNPN
トランジスタを得ることができる。
回路部の表面の第2のN型高比抵抗エピタキシャル層を
補償するN型拡散層を形成するのに必要な熱処理工程が
不要となるため、各拡散層の広がりを抑えられ、図7の
ような回路内蔵受光素子を、信号処理回路部の特性劣化
を生じさせることなく形成することができる。また、P
型拡散層の下方への広がりを抑えられ、深さ方向に均一
な不純物濃度プロファイルを持つ従来より高速のNPN
トランジスタを得ることができる。
【0016】さらに、N型拡散層13形成工程および、
熱処理工程が削減できコストダウンにつながる。
熱処理工程が削減できコストダウンにつながる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の略断面図であり
、図2,図3,図4,図5は図1の構造を得るまでの各
工程の略断面図である。
、図2,図3,図4,図5は図1の構造を得るまでの各
工程の略断面図である。
【0018】図1の構造を説明する便宜上、まず図2〜
図5の工程について説明する。最初に、図2に示される
ように、P型半導体基板1のフォトダイオード形成予定
領域に第1のN型埋込拡散層2を形成し、信号処理回路
形成予定領域にはP型埋込拡散層8を形成する。
図5の工程について説明する。最初に、図2に示される
ように、P型半導体基板1のフォトダイオード形成予定
領域に第1のN型埋込拡散層2を形成し、信号処理回路
形成予定領域にはP型埋込拡散層8を形成する。
【0019】次に、図3に示されるように第1のN型高
比抵抗エピタキシャル層9を全面に積層した後フォトダ
イオードのカソード電極取出予定部およびNPNトラン
ジスタ形成予定領域に、第2のN型埋込拡散層10,1
0−1を形成する。なおこれらの工程を経ることにより
、第1のN型埋込拡散層2,P型拡散層8は、それぞれ
上下に拡散する。
比抵抗エピタキシャル層9を全面に積層した後フォトダ
イオードのカソード電極取出予定部およびNPNトラン
ジスタ形成予定領域に、第2のN型埋込拡散層10,1
0−1を形成する。なおこれらの工程を経ることにより
、第1のN型埋込拡散層2,P型拡散層8は、それぞれ
上下に拡散する。
【0020】続いて、図4に示されるように、第2のN
型高比抵抗エピタキシャル層11を全面に積層し、信号
処理回路形成予定領域には、イオン注入によりN型拡散
層12を形成する。N型拡散層12を形成する際、後で
形成されるベースとなるP型拡散層6−1と第2のN型
高比抵抗エピタキシャル層11との界面が形成される予
定の位置が、最もN型不純物濃度が高くなるように、N
型不純物のイオン注入を行なう。
型高比抵抗エピタキシャル層11を全面に積層し、信号
処理回路形成予定領域には、イオン注入によりN型拡散
層12を形成する。N型拡散層12を形成する際、後で
形成されるベースとなるP型拡散層6−1と第2のN型
高比抵抗エピタキシャル層11との界面が形成される予
定の位置が、最もN型不純物濃度が高くなるように、N
型不純物のイオン注入を行なう。
【0021】さらに、図5に示されるように、素子間分
離P型拡散層3、表面から第2のN型埋込拡散層10に
達するN型補償拡散層5、表面から第2のN型埋込拡散
層10−1に達するN型補償拡散層5−1を拡散する。 その後、図1に示されるように、表面にフォトダイオー
ドのアノード用のP型拡散層6およびNPNトランジス
タのベースとなるP型拡散層6−1、エミッタとなるN
型拡散層7を形成する。
離P型拡散層3、表面から第2のN型埋込拡散層10に
達するN型補償拡散層5、表面から第2のN型埋込拡散
層10−1に達するN型補償拡散層5−1を拡散する。 その後、図1に示されるように、表面にフォトダイオー
ドのアノード用のP型拡散層6およびNPNトランジス
タのベースとなるP型拡散層6−1、エミッタとなるN
型拡散層7を形成する。
【0022】なお、上記の実施例において、N型拡散層
12のイオン注入は、素子間分離P型拡散層3の形成前
に行なったが、素子間P型分離拡散層3の形成後、ベー
スとなるP型拡散層6−1の形成前でもよい。
12のイオン注入は、素子間分離P型拡散層3の形成前
に行なったが、素子間P型分離拡散層3の形成後、ベー
スとなるP型拡散層6−1の形成前でもよい。
【0023】また、N型高比抵抗エピタキシャル層9の
代わりに、N型高比抵抗基板を貼付けて用いてもよい。
代わりに、N型高比抵抗基板を貼付けて用いてもよい。
【0024】さらに、上記の実施例において、導電型は
各素子の動作が可能な限り、P型でもN型でもよい。
各素子の動作が可能な限り、P型でもN型でもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、第2のN型拡散層10
,10−1形成以後の熱処理は、低温で短時間でよいた
め、第1のN型埋込拡散層2,第2のN型拡散層10−
1およびP型埋込拡散層8の拡散プロファイルは、第2
のN型拡散層10,10−1形成時に決めることができ
、各拡散層の広がりを精密に制御できる。したがって、
信号処理回路部の特性を劣化させることがない。
,10−1形成以後の熱処理は、低温で短時間でよいた
め、第1のN型埋込拡散層2,第2のN型拡散層10−
1およびP型埋込拡散層8の拡散プロファイルは、第2
のN型拡散層10,10−1形成時に決めることができ
、各拡散層の広がりを精密に制御できる。したがって、
信号処理回路部の特性を劣化させることがない。
【0026】また、ベース拡散層の下方への広がりが抑
えられるため、深さ方向に均一な不純物濃度プロファイ
ルを持つ通常より高速のNPNトランジスタを得ること
ができる。
えられるため、深さ方向に均一な不純物濃度プロファイ
ルを持つ通常より高速のNPNトランジスタを得ること
ができる。
【0027】さらに、N型拡散層13形成工程およびN
型拡散層12の形成のための熱処理工程が不要になるた
め、コストダウンが実現できる。
型拡散層12の形成のための熱処理工程が不要になるた
め、コストダウンが実現できる。
【図1】本発明の一実施例の略断面図である。
【図2】図1の構造を得るための一工程の略断面図であ
る。
る。
【図3】図1の構造を得るための一工程の略断面図であ
る。
る。
【図4】図1の構造を得るための一工程を示す略断面図
である。
である。
【図5】図1の構造を得るための一工程を示す略断面図
である。
である。
【図6】従来の構造の一例の略断面図である。
【図7】従来の構造の他の一例の略断面図である。
1 P型半導体基板
2 N型埋込拡散層
3 素子間分離P型拡散層
4,4−1 N型エピタキシャル層
5 N型補償拡散層
6,6−1 P型拡散層
7 N型拡散層
8 P型埋込拡散層
9,11 N型高比抵抗エピタキシャル層10,10
−1 N型埋込拡散層 12 N型拡散層 A フォトダイオード B NPNトランジスタ
−1 N型埋込拡散層 12 N型拡散層 A フォトダイオード B NPNトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1の導電
型の高比抵抗エピタキシャル層に設けられた受光素子と
信号処理回路とよりなり、信号処理回路の第2の導電型
のベース層と前記の第1の導電型の高比抵抗エピタキシ
ャル層の界面が形成される位置が最も不純物濃度が高く
なりベース層の広がりを抑えるように、第1の導電型の
高比抵抗エピタキシャル層のベース形成予定領域の下方
に第1の導電型のイオン注入による不純物拡散層を形成
し、信号処理回路部の第1の導電型の高比抵抗エピタキ
シャル層を補償して第1の導電型の低比抵抗エピタキシ
ャル層にする工程を有することを特徴とする回路内蔵受
光素子の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020089A JPH04258179A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 回路内蔵受光素子の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020089A JPH04258179A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 回路内蔵受光素子の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04258179A true JPH04258179A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12017382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3020089A Withdrawn JPH04258179A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 回路内蔵受光素子の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04258179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006041432A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光半導体装置及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP3020089A patent/JPH04258179A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006041432A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光半導体装置及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |