JPH04245835A - バースト復調器 - Google Patents
バースト復調器Info
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- JPH04245835A JPH04245835A JP3011046A JP1104691A JPH04245835A JP H04245835 A JPH04245835 A JP H04245835A JP 3011046 A JP3011046 A JP 3011046A JP 1104691 A JP1104691 A JP 1104691A JP H04245835 A JPH04245835 A JP H04245835A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 39
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- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バースト復調器、特に
、キャリア再生のためのCR(キャリアリカバリ)ポー
ションとそれに続くビットタイミング再生のためのBT
R(ビットタイミングリカバリ)ポーションをプリアン
ブルに含むバースト通信信号を受信するためのバースト
復調器に関する。
、キャリア再生のためのCR(キャリアリカバリ)ポー
ションとそれに続くビットタイミング再生のためのBT
R(ビットタイミングリカバリ)ポーションをプリアン
ブルに含むバースト通信信号を受信するためのバースト
復調器に関する。
【0002】各無線機から電波がバースト的に送出され
るバースト通信は、衛星通信および移動通信のみならず
固定局間の通信においても広く行なわれている。通常、
バースト通信においては、復調器側でキャリアを再生し
、さらにベースバンド信号からデータをサンプリングす
るタイミングを再生するために、バースト通信信号には
、それぞれCRポーション及びそれに続くBTRポーシ
ョンをプリアンブルに含んでいる。復調器側では、まず
これらを順次受信している間にキャリア再生およびビッ
トタイミング再生のためのPLLループがそれぞれ引き
込まれ、その後、データの復調が開始される。
るバースト通信は、衛星通信および移動通信のみならず
固定局間の通信においても広く行なわれている。通常、
バースト通信においては、復調器側でキャリアを再生し
、さらにベースバンド信号からデータをサンプリングす
るタイミングを再生するために、バースト通信信号には
、それぞれCRポーション及びそれに続くBTRポーシ
ョンをプリアンブルに含んでいる。復調器側では、まず
これらを順次受信している間にキャリア再生およびビッ
トタイミング再生のためのPLLループがそれぞれ引き
込まれ、その後、データの復調が開始される。
【0003】したがって、バースト復調器には、この限
られた時間内で迅速にPLLループの引込みを完了する
ことができ、かつ、雑音にも強いことが要求される。
られた時間内で迅速にPLLループの引込みを完了する
ことができ、かつ、雑音にも強いことが要求される。
【0004】
【従来の技術】大規模なTDMA(時分割多元接続)方
式の衛星通信等においては、基準バーストを送出する基
準局が設けられ、この基準バーストを基準として各タイ
ムスロットが割り当てられているので、各受信局に備え
られたバースト復調器はこの基準バーストに基づいてC
RポーションおよびBTRポーションが受信される期間
を予め知ることができる。
式の衛星通信等においては、基準バーストを送出する基
準局が設けられ、この基準バーストを基準として各タイ
ムスロットが割り当てられているので、各受信局に備え
られたバースト復調器はこの基準バーストに基づいてC
RポーションおよびBTRポーションが受信される期間
を予め知ることができる。
【0005】したがってこのようなシステムにおいては
、CRポーションおよびBTRポーションの受信期間中
に受信フィルタの特性、ループフィルタの特性、キャリ
ア再生用PLLループの処理、等をそれぞれに適合する
ように切り換えることで、実効的なS/N比を改善して
引き込み速度を改善する方法が知られている。
、CRポーションおよびBTRポーションの受信期間中
に受信フィルタの特性、ループフィルタの特性、キャリ
ア再生用PLLループの処理、等をそれぞれに適合する
ように切り換えることで、実効的なS/N比を改善して
引き込み速度を改善する方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より小
規模なるシステムで、このようなシステム全体の基準と
なる信号が他から得られない場合には、上記の改善策が
実施できないという問題があった。また、一般にビット
タイミング再生用PLLループはその引込みの初期状態
によってはいわゆるハングアップを起こすことがある。 これは、アイパターン上で振幅最大の位置をサンプリン
グすべきところ、振幅最小の位置をサンプリングする状
態が長く続くことをいう。このハングアップ状態から脱
出するための手法として、ハングアップ状態を検出した
らビットタイミングを表わすクロックの位相を 180
°ジャンプさせる、いわゆる「キックオフ」という手法
が知られている。これを実現するためには、このハング
アップ状態を検出するための回路を追加する必要がある
。
規模なるシステムで、このようなシステム全体の基準と
なる信号が他から得られない場合には、上記の改善策が
実施できないという問題があった。また、一般にビット
タイミング再生用PLLループはその引込みの初期状態
によってはいわゆるハングアップを起こすことがある。 これは、アイパターン上で振幅最大の位置をサンプリン
グすべきところ、振幅最小の位置をサンプリングする状
態が長く続くことをいう。このハングアップ状態から脱
出するための手法として、ハングアップ状態を検出した
らビットタイミングを表わすクロックの位相を 180
°ジャンプさせる、いわゆる「キックオフ」という手法
が知られている。これを実現するためには、このハング
アップ状態を検出するための回路を追加する必要がある
。
【0007】したがって本発明の第1の目的は、BTR
ポーションの開始タイミングを他から得られない場合で
あっても、復調器内の処理でこのタイミングを知ること
のできるバースト復調器を提供することにある。また本
発明の第2の目的は、前述のキックオフの処理を有利に
実現することのできるバースト復調器を提供することに
ある。
ポーションの開始タイミングを他から得られない場合で
あっても、復調器内の処理でこのタイミングを知ること
のできるバースト復調器を提供することにある。また本
発明の第2の目的は、前述のキックオフの処理を有利に
実現することのできるバースト復調器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を表わすブロック図であり、図2は本発明のバースト復
調器において受信されるバースト通信信号の形式の代表
的な例を表わす図である。図において本発明のバースト
復調器は、キャリア再生のためのCRポーション50と
、該CRポーション50に続くビットタイミング再生の
ためのBTRポーション52とをプリアンブルに含むバ
ースト通信信号を受信し復調するバースト復調器におい
て、該バースト通信信号が入力されるフィルタ手段10
と、該フィルタ手段10の出力信号の振幅を算出する振
幅算出手段12と、該振幅算出手段12が算出した振幅
値と基準値とを比較する比較手段14とを具備し、前記
フィルタ手段10には前記CRポーション50と前記B
TRポーション52とでは異なる通過特性を呈するため
の第1のフィルタ定数24が設定され、前記比較手段1
4には第1の基準値20が設定され、該比較手段14の
比較結果が変化したタイミングをBTRポーションの開
始のタイミングとすることを特徴とするものである。
を表わすブロック図であり、図2は本発明のバースト復
調器において受信されるバースト通信信号の形式の代表
的な例を表わす図である。図において本発明のバースト
復調器は、キャリア再生のためのCRポーション50と
、該CRポーション50に続くビットタイミング再生の
ためのBTRポーション52とをプリアンブルに含むバ
ースト通信信号を受信し復調するバースト復調器におい
て、該バースト通信信号が入力されるフィルタ手段10
と、該フィルタ手段10の出力信号の振幅を算出する振
幅算出手段12と、該振幅算出手段12が算出した振幅
値と基準値とを比較する比較手段14とを具備し、前記
フィルタ手段10には前記CRポーション50と前記B
TRポーション52とでは異なる通過特性を呈するため
の第1のフィルタ定数24が設定され、前記比較手段1
4には第1の基準値20が設定され、該比較手段14の
比較結果が変化したタイミングをBTRポーションの開
始のタイミングとすることを特徴とするものである。
【0009】このバースト復調器は、前記第1のフィル
タ定数24および前記フィルタ手段10が少なくとも前
記BTRポーション52の信号を通過せしめる通過特性
を呈するための第2のフィルタ定数26のいずれか一方
を選択して該フィルタ手段10に設定するフィルタ定数
切換手段18と、前記第1の基準値20およびハングア
ップ状態検出のための第2の基準値22のいずれか一方
を選択して前記比較手段14へ比較のための基準値とし
て供給する基準値切換手段16とをさらに具備し、前記
BTR開始のタイミングが検知された後において、該フ
ィルタ定数切換手段18および該基準値切換手段16は
、それぞれ第2のフィルタ定数26および第2の基準値
22を選択し、該比較手段14の比較結果をハングアッ
プ検出信号とすることが好適である。
タ定数24および前記フィルタ手段10が少なくとも前
記BTRポーション52の信号を通過せしめる通過特性
を呈するための第2のフィルタ定数26のいずれか一方
を選択して該フィルタ手段10に設定するフィルタ定数
切換手段18と、前記第1の基準値20およびハングア
ップ状態検出のための第2の基準値22のいずれか一方
を選択して前記比較手段14へ比較のための基準値とし
て供給する基準値切換手段16とをさらに具備し、前記
BTR開始のタイミングが検知された後において、該フ
ィルタ定数切換手段18および該基準値切換手段16は
、それぞれ第2のフィルタ定数26および第2の基準値
22を選択し、該比較手段14の比較結果をハングアッ
プ検出信号とすることが好適である。
【0010】
【作用】図3は本発明のバースト復調器の動作を説明す
るための周波数スペクトルを表わす図である。ベースバ
ンドにおいて、通常、CRポーション50は111 …
のパターンを有し、BTRポーション52は1010…
のパターンを有するので、周波数スペクトルにおいて、
前者は周波数0、後者はボーレートBの周波数の1/2
の周波数B/2に集中している(図3(a)欄参照)。
るための周波数スペクトルを表わす図である。ベースバ
ンドにおいて、通常、CRポーション50は111 …
のパターンを有し、BTRポーション52は1010…
のパターンを有するので、周波数スペクトルにおいて、
前者は周波数0、後者はボーレートBの周波数の1/2
の周波数B/2に集中している(図3(a)欄参照)。
【0011】したがって、フィルタ手段10の特性を(
b)欄に示すように設定しておけば、CRポーション5
0において信号は通過するが((c)欄)、その後のB
TRポーション52において信号が通過しなくなるので
((d)欄)、フィルタ手段(10)の出力信号の振幅
はBTRポーション52の開始タイミングにおいて急激
に低下する。したがってこれを第1の基準値20と比較
することによってBTRポーション52の開始タイミン
グを検知することができる。
b)欄に示すように設定しておけば、CRポーション5
0において信号は通過するが((c)欄)、その後のB
TRポーション52において信号が通過しなくなるので
((d)欄)、フィルタ手段(10)の出力信号の振幅
はBTRポーション52の開始タイミングにおいて急激
に低下する。したがってこれを第1の基準値20と比較
することによってBTRポーション52の開始タイミン
グを検知することができる。
【0012】また、ハングアップの検出は信号の振幅が
所定値以下になったことを検出することによって行なわ
れる。したがって前述の構成とすることで、振幅算出手
段12と比較手段14をBTR部開始の検出とハングア
ップの検出とで共用することができ、キックオフの処理
が有利に実現される。
所定値以下になったことを検出することによって行なわ
れる。したがって前述の構成とすることで、振幅算出手
段12と比較手段14をBTR部開始の検出とハングア
ップの検出とで共用することができ、キックオフの処理
が有利に実現される。
【0013】
【実施例】図4は本発明の第1の実施例に係るバースト
復調器のブロック図である。図では1例として4相 P
SK(QPSK)変調された信号を対象とする復調器が
示されており、直交するI相およびQ相の2つのベース
バンド信号を生成した後の処理を行なう部分が示されて
いる。
復調器のブロック図である。図では1例として4相 P
SK(QPSK)変調された信号を対象とする復調器が
示されており、直交するI相およびQ相の2つのベース
バンド信号を生成した後の処理を行なう部分が示されて
いる。
【0014】I相信号およびQ相信号はそれぞれA/D
変換器 500および 502でディジタル信号に変換
され、ディジタルトランスバーサルフィルタ 504お
よび 506を経てキャリア再生部 300とビットタ
イミング再生部 400とに供給される。キャリア再生
(CR)部 300はベースバンド信号に残存する局発
周波数のずれの成分をキャンセルして信号を位相面上で
静止させる機能を有しており、ビットタイミング再生(
BTR)部 400はベースバンド信号をアイパターン
の振幅最大の位置でサンプリングするためのクロックを
生成する機能を有している。生成されたクロックはA/
D変換器 500,502 のサンプリングクロックと
して供給され、これにより、ビットタイミング再生のた
めのPLLループが形成される。図中、BTR部 40
0で生成されるクロックはA/D変換器 500, 5
02 のサンプリングブロックとしてのみ供給されてい
るが、実際は、同期処理のための基本クロックとして各
ブロックにも供給されている。また、図ではBTR部
400の入力はCR部 300の入力側からとられてい
るが、CR部 300の出力側からとる構成でも良い。 キャリア再生のためのPLLループはCR部 300内
で構成されているが、局部発信信号の周波数を可変とす
る構成とすることもできる。
変換器 500および 502でディジタル信号に変換
され、ディジタルトランスバーサルフィルタ 504お
よび 506を経てキャリア再生部 300とビットタ
イミング再生部 400とに供給される。キャリア再生
(CR)部 300はベースバンド信号に残存する局発
周波数のずれの成分をキャンセルして信号を位相面上で
静止させる機能を有しており、ビットタイミング再生(
BTR)部 400はベースバンド信号をアイパターン
の振幅最大の位置でサンプリングするためのクロックを
生成する機能を有している。生成されたクロックはA/
D変換器 500,502 のサンプリングクロックと
して供給され、これにより、ビットタイミング再生のた
めのPLLループが形成される。図中、BTR部 40
0で生成されるクロックはA/D変換器 500, 5
02 のサンプリングブロックとしてのみ供給されてい
るが、実際は、同期処理のための基本クロックとして各
ブロックにも供給されている。また、図ではBTR部
400の入力はCR部 300の入力側からとられてい
るが、CR部 300の出力側からとる構成でも良い。 キャリア再生のためのPLLループはCR部 300内
で構成されているが、局部発信信号の周波数を可変とす
る構成とすることもできる。
【0015】BTR開始検出部 100はディジタルト
ランスバーサルフィルタ 504, 506 を通過す
る信号の振幅の変化にもとづいてBTRポーションの開
始位置を検出してBTR開始検出信号を出力する。ハン
グアップ検出部 200はBTR部 400によるルー
プのハングアップ、すなわち、アイパターンの振幅最小
の位置をサンプリングする状態が一定期間以上続いたこ
とを検知し、ハングアップ検出信号を出力することによ
って、BTR部400が出力クロックの位相を 180
°シフトさせるいわゆる「キックオフ」の処理を行なう
。ハングアップの検出はBTR開始検出信号に基づきB
TRポーション開始後一定期間の入力を対象として行な
われる。BTR開始検出部 100およびハングアップ
検出部の入力はCR部 300の出力側からとられてい
るが、CR部 300の入力側からとる構成でも良い。
ランスバーサルフィルタ 504, 506 を通過す
る信号の振幅の変化にもとづいてBTRポーションの開
始位置を検出してBTR開始検出信号を出力する。ハン
グアップ検出部 200はBTR部 400によるルー
プのハングアップ、すなわち、アイパターンの振幅最小
の位置をサンプリングする状態が一定期間以上続いたこ
とを検知し、ハングアップ検出信号を出力することによ
って、BTR部400が出力クロックの位相を 180
°シフトさせるいわゆる「キックオフ」の処理を行なう
。ハングアップの検出はBTR開始検出信号に基づきB
TRポーション開始後一定期間の入力を対象として行な
われる。BTR開始検出部 100およびハングアップ
検出部の入力はCR部 300の出力側からとられてい
るが、CR部 300の入力側からとる構成でも良い。
【0016】DTF制御部 508はディジタルトラン
スバーサルフィルタ 504, 506 の定数を設定
して所望の特性を与える。DTF制御部 508によっ
てディジタルトランスバーサルフィルタ 504, 5
06 は、最初に周波数0付近のみを通過させる特性を
持ち、BTR開始検出とともにビットレートBの半分の
周波数B/2付近のみを通過させる特性となり、BTR
開始検出から所定クロック数の経過後、ユニークワード
54 (図2)の開始直前に通常の受信フィルタの特
性に切り換えられる。これによって、BTR開始検出を
可能にするとともに、CRポーションおよびBTRポー
ションの受信期間中のS/N比が改善されて、引込み速
度が改善される。
スバーサルフィルタ 504, 506 の定数を設定
して所望の特性を与える。DTF制御部 508によっ
てディジタルトランスバーサルフィルタ 504, 5
06 は、最初に周波数0付近のみを通過させる特性を
持ち、BTR開始検出とともにビットレートBの半分の
周波数B/2付近のみを通過させる特性となり、BTR
開始検出から所定クロック数の経過後、ユニークワード
54 (図2)の開始直前に通常の受信フィルタの特
性に切り換えられる。これによって、BTR開始検出を
可能にするとともに、CRポーションおよびBTRポー
ションの受信期間中のS/N比が改善されて、引込み速
度が改善される。
【0017】図5はCR部 300の詳細な構成を表わ
すブロック図である。位相回転器 316はディジタル
VCO(電圧制御発振器)304の出力とそれを移相器
302で90°移相した信号とを乗算することによっ
て信号の位相を位相面上で回転させるものである。QP
SK用位相比較器 310は、入力信号を4乗したもの
を基準位相と比較してその結果を出力するものである。 BPSK用位相比較器 312は入力信号を2乗して位
相比較を行なう。BPSK用位相比較器 312はCR
ポーションおよびBTRポーションの受信期間における
S/Nを改善してCR部 300の引き込みを改善する
ために設けられる。つまり、CRポーションおよびBT
Rポーションはベースバンドにおいてそれぞれ111
…および10101 …のパターンを有しているのでB
PSK変調信号とみなすことができ、BPSKとして位
相比較を行なえばS/Nが改善される。セレクタ308
はCRポーションおよびBTRポーションの受信期間に
おいてBPSK用位相比較器 312の出力を選択して
ループフィルタ 306に供給する。セレクタ 308
はBTR開始検出信号をBTRポーションの長さに相当
するクロック数だけ遅延器 314によって遅延させた
信号により制御される。ループフィルタ 306の出力
はDVCO 304に制御信号として供給される。なお
、前述したようにループフィルタ 306の出力で直接
局部発振器を制御する構成とすることもできる。
すブロック図である。位相回転器 316はディジタル
VCO(電圧制御発振器)304の出力とそれを移相器
302で90°移相した信号とを乗算することによっ
て信号の位相を位相面上で回転させるものである。QP
SK用位相比較器 310は、入力信号を4乗したもの
を基準位相と比較してその結果を出力するものである。 BPSK用位相比較器 312は入力信号を2乗して位
相比較を行なう。BPSK用位相比較器 312はCR
ポーションおよびBTRポーションの受信期間における
S/Nを改善してCR部 300の引き込みを改善する
ために設けられる。つまり、CRポーションおよびBT
Rポーションはベースバンドにおいてそれぞれ111
…および10101 …のパターンを有しているのでB
PSK変調信号とみなすことができ、BPSKとして位
相比較を行なえばS/Nが改善される。セレクタ308
はCRポーションおよびBTRポーションの受信期間に
おいてBPSK用位相比較器 312の出力を選択して
ループフィルタ 306に供給する。セレクタ 308
はBTR開始検出信号をBTRポーションの長さに相当
するクロック数だけ遅延器 314によって遅延させた
信号により制御される。ループフィルタ 306の出力
はDVCO 304に制御信号として供給される。なお
、前述したようにループフィルタ 306の出力で直接
局部発振器を制御する構成とすることもできる。
【0018】図6はBTR部 400の詳細な構成を表
わすブロック図である。位相比較器 412は例えばB
TR部 400の出力するクロックでサンプリングされ
た入力信号の振幅を算出して出力するものである。その
出力はループフィルタ 402を介してDVCO 40
4へ供給され、DVCO 404の出力とそれを反転器
406で反転したものとがセレクタ408へ供給され
る。セレクタ 408はハングアップ検出信号によりそ
の選択を切り換えることによりクロックの位相を 18
0°シフトさせる。帯域制御部 410はループフィル
タ 402のカットオフ周波数を制御してBTRポーシ
ョン受信時にループフィルタ 402のカットオフ周波
数を大きくして引き込みを促進するためのものである。 帯域制御部 410はBTR開始検出信号に応じて、B
TR開始後一定期間経過したらカットオフ周波数を除々
に小さくしていき、UW54(図2)の直前で通常のカ
ットオフ周波数になるような制御を行なう。
わすブロック図である。位相比較器 412は例えばB
TR部 400の出力するクロックでサンプリングされ
た入力信号の振幅を算出して出力するものである。その
出力はループフィルタ 402を介してDVCO 40
4へ供給され、DVCO 404の出力とそれを反転器
406で反転したものとがセレクタ408へ供給され
る。セレクタ 408はハングアップ検出信号によりそ
の選択を切り換えることによりクロックの位相を 18
0°シフトさせる。帯域制御部 410はループフィル
タ 402のカットオフ周波数を制御してBTRポーシ
ョン受信時にループフィルタ 402のカットオフ周波
数を大きくして引き込みを促進するためのものである。 帯域制御部 410はBTR開始検出信号に応じて、B
TR開始後一定期間経過したらカットオフ周波数を除々
に小さくしていき、UW54(図2)の直前で通常のカ
ットオフ周波数になるような制御を行なう。
【0019】図7はBTR開始検出部 100の詳細な
構成を表わすブロック図である。振幅算出部 102は
入力信号の振幅を算出して移動平均部104へ出力する
。振幅の算出のための式は√(I2 +Q2 ),|I
|+|Q|, |I|または|Q|のいずれでも良い。 移動平均部 104は入力信号に対して所定個数の移動
平均をとって比較器106の片側の入力へ供給する。比
較器 106の他方の入力へはBTR開始検出用基準値
が供給される。このBTR開始検出用基準値はCRポー
ション受信時に設定される特性のディジタルトランスバ
ーサルフィルタ 504,506 へCRポーションが
入力されたときの出力の振幅値とBTRポーションが入
力されたときの出力の振幅値との中間の値に設定される
。したがって、比較器 106の出力はCRポーション
からBTRポーションへの切り換わりとともにLレベル
からHレベルへと変化し、その立ち上がりのタイミング
がBTRポーションの開始タイミングを与える。
構成を表わすブロック図である。振幅算出部 102は
入力信号の振幅を算出して移動平均部104へ出力する
。振幅の算出のための式は√(I2 +Q2 ),|I
|+|Q|, |I|または|Q|のいずれでも良い。 移動平均部 104は入力信号に対して所定個数の移動
平均をとって比較器106の片側の入力へ供給する。比
較器 106の他方の入力へはBTR開始検出用基準値
が供給される。このBTR開始検出用基準値はCRポー
ション受信時に設定される特性のディジタルトランスバ
ーサルフィルタ 504,506 へCRポーションが
入力されたときの出力の振幅値とBTRポーションが入
力されたときの出力の振幅値との中間の値に設定される
。したがって、比較器 106の出力はCRポーション
からBTRポーションへの切り換わりとともにLレベル
からHレベルへと変化し、その立ち上がりのタイミング
がBTRポーションの開始タイミングを与える。
【0020】図8はハングアップ検出部 200の詳細
な構成を表わす図である。振幅算出部 202は振幅算
出部 102(図7)と同等であり、その出力を平均値
算出部 204へ供給する。平均値算出部 204はB
TR開始の検出から所定個数のサンプルの平均値を算出
し、比較器 206の片側の入力へ供給する。比較器
206の他方の入力へはハングアップ検出用基準値が供
給される。したがって比較器の出力は平均値算出部 2
04が算出する平均値がハングアップ検出用基準値以下
であればHレベルとなり、ハングアップの検出を示す。
な構成を表わす図である。振幅算出部 202は振幅算
出部 102(図7)と同等であり、その出力を平均値
算出部 204へ供給する。平均値算出部 204はB
TR開始の検出から所定個数のサンプルの平均値を算出
し、比較器 206の片側の入力へ供給する。比較器
206の他方の入力へはハングアップ検出用基準値が供
給される。したがって比較器の出力は平均値算出部 2
04が算出する平均値がハングアップ検出用基準値以下
であればHレベルとなり、ハングアップの検出を示す。
【0021】図9は本発明の第2の実施例に係るバース
ト復調器のブロック図である。BTR開始・ハングアッ
プ検出部 150は図4のBTR検出部 100とハン
グアップ検出部 200の回路の一部を互いに共有する
形で構成されている。他の構成要素については図4と同
等である。図10はこのBTR開始・ハングアップ検出
部 150の詳細な構成を表わすブロック図である。振
幅算出部 152は図7の振幅算出部 102および図
8の振幅算出部 202と同等である。移動平均部 1
54は図7の移動平均部 104と同様であるが移動平
均の個数をセレクタ 162から与えることができる。 比較器 156は移動平均部 154の出力とセレクタ
164から与えられる基準値とを比較してその結果を
出力する。Dフリップフロップ 158は比較器 15
6の出力をハングアップ検出信号としてラッチするため
のものであり、JKフリップフロップ 160は比較器
156の出力をBTR開始検出信号としてラッチする
ためのものである。 JKフリップフロップでラッチされた開始検出信号はセ
レクタ162,164の切換えのために供給されるとと
もに、mビット遅延器166 を経てDフリップフロッ
プ 158のイネーブル入力へ供給される。
ト復調器のブロック図である。BTR開始・ハングアッ
プ検出部 150は図4のBTR検出部 100とハン
グアップ検出部 200の回路の一部を互いに共有する
形で構成されている。他の構成要素については図4と同
等である。図10はこのBTR開始・ハングアップ検出
部 150の詳細な構成を表わすブロック図である。振
幅算出部 152は図7の振幅算出部 102および図
8の振幅算出部 202と同等である。移動平均部 1
54は図7の移動平均部 104と同様であるが移動平
均の個数をセレクタ 162から与えることができる。 比較器 156は移動平均部 154の出力とセレクタ
164から与えられる基準値とを比較してその結果を
出力する。Dフリップフロップ 158は比較器 15
6の出力をハングアップ検出信号としてラッチするため
のものであり、JKフリップフロップ 160は比較器
156の出力をBTR開始検出信号としてラッチする
ためのものである。 JKフリップフロップでラッチされた開始検出信号はセ
レクタ162,164の切換えのために供給されるとと
もに、mビット遅延器166 を経てDフリップフロッ
プ 158のイネーブル入力へ供給される。
【0022】最初にセレクタ162 は入力としてのm
′を選択して移動平均部 154へ設定し、セレクタ1
64 はBTR開始検出用基準値を選択して比較器 1
56へ供給する、ここでm′は図7の移動平均部 10
4における移動平均の個数に相当する。したがって、こ
の状態で図10の回路はBTR開始検出部 100とし
ての動作を行ない、BTRポーション開始とともにBT
R開始検出信号が出力される。
′を選択して移動平均部 154へ設定し、セレクタ1
64 はBTR開始検出用基準値を選択して比較器 1
56へ供給する、ここでm′は図7の移動平均部 10
4における移動平均の個数に相当する。したがって、こ
の状態で図10の回路はBTR開始検出部 100とし
ての動作を行ない、BTRポーション開始とともにBT
R開始検出信号が出力される。
【0023】これにより、セレクタ162 はmをセレ
クタ164 はハングアップ検出用基準値を選択するよ
うになる。mクロック経過後、Dフリップフロップ 1
58のイネーブル入力がアクティブとなり、比較器 1
56の出力がラッチされる。ここでmは図8の平均値算
出部 204における平均の個数に相当する。したがっ
て図10の回路の動作はハングアップ検出部 200と
しての動作と同等になり、Dフリップフロップ158
の出力はハングアップ検出信号となる。
クタ164 はハングアップ検出用基準値を選択するよ
うになる。mクロック経過後、Dフリップフロップ 1
58のイネーブル入力がアクティブとなり、比較器 1
56の出力がラッチされる。ここでmは図8の平均値算
出部 204における平均の個数に相当する。したがっ
て図10の回路の動作はハングアップ検出部 200と
しての動作と同等になり、Dフリップフロップ158
の出力はハングアップ検出信号となる。
【0024】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
BTRポーション開始のタイミングを外部からの情報で
知ることができない場合であっても自からそのタイミン
グを見い出して各種の引き込み速度改善のための処理を
実行することができ、キックオフ処理を有利に実施する
ことのできるバースト復調器が提供される。
BTRポーション開始のタイミングを外部からの情報で
知ることができない場合であっても自からそのタイミン
グを見い出して各種の引き込み速度改善のための処理を
実行することができ、キックオフ処理を有利に実施する
ことのできるバースト復調器が提供される。
【図1】本発明の原理構成を表わすブロック図である。
【図2】代表的なバースト通信信号の形式を表わす図で
ある。
ある。
【図3】本発明のバースト復調器の動作を証明するため
の周波数スペクトル図である。
の周波数スペクトル図である。
【図4】本発明の第1の実施例を表わすブロック図であ
る。
る。
【図5】図4のCR部 300の詳細な構成を表わすブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】図4のBTR部 400の詳細な構成を表わす
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】図4のBTR開始検出部 100の詳細な構成
を表わすブロック図である。
を表わすブロック図である。
【図8】図4のハングアップ検出部 200の詳細な構
成を表わすブロック図である。
成を表わすブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施例を表わすブロック図であ
る。
る。
【図10】図9のBTR開始・ハングアップ検出部 1
50の詳細な構成を表わすブロック図である。
50の詳細な構成を表わすブロック図である。
14…比較手段
16…基準値切換手段
18…フィルタ定数切換手段
Claims (2)
- 【請求項1】 キャリア再生のためのCRポーション
(50)と、該CRポーション(50)に続くビットタ
イミング再生のためのBTRポーション(52)とをプ
リアンブルに含むバースト通信信号を受信し復調するバ
ースト復調器において、該バースト通信信号が入力され
るフィルタ手段(10)と、該フィルタ手段(10)の
出力信号の振幅を算出する振幅算出手段(12)と、該
振幅算出手段(12)が算出した振幅値と基準値とを比
較する比較手段(14)とを具備し、前記フィルタ手段
(10)には前記CRポーション(50)と前記BTR
ポーション(52)とでは異なる通過特性を呈するため
の第1のフィルタ定数(24)が設定され、前記比較手
段(14)には第1の基準値(20)が設定され、該比
較手段(14)の比較結果が変化したタイミングをBT
Rポーションの開始のタイミングとすることを特徴とす
るバースト復調器。 - 【請求項2】 前記第1のフィルタ定数(24)およ
び前記フィルタ手段(10)が少なくとも前記BTRポ
ーション(52)の信号を通過せしめる通過特性を呈す
るための第2のフィルタ定数(26)のいずれか一方を
選択して該フィルタ手段(10)に設定するフィルタ定
数切換手段(18)と、前記第1の基準値(20)およ
びハングアップ状態検出のための第2の基準値(22)
のいずれか一方を選択して前記比較手段(14)へ比較
のための基準値として供給する基準値切換手段(16)
をさらに具備し、前記BTR開始のタイミングが検知さ
れた後において、該フィルタ定数切換手段(18)およ
び該基準値切換手段(16)は、それぞれ第2のフィル
タ定数(26)および第2の基準値(22)を選択し、
該比較手段(14)の比較結果をハングアップ検出信号
とする請求項1記載のバースト復調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011046A JPH04245835A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | バースト復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011046A JPH04245835A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | バースト復調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04245835A true JPH04245835A (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=11767096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011046A Withdrawn JPH04245835A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | バースト復調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04245835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010029954A1 (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 日本電気株式会社 | 復調器および復調方法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3011046A patent/JPH04245835A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010029954A1 (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 日本電気株式会社 | 復調器および復調方法 |
JP5510330B2 (ja) * | 2008-09-10 | 2014-06-04 | 日本電気株式会社 | 復調器および復調方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |