JPH04245333A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH04245333A JPH04245333A JP3009883A JP988391A JPH04245333A JP H04245333 A JPH04245333 A JP H04245333A JP 3009883 A JP3009883 A JP 3009883A JP 988391 A JP988391 A JP 988391A JP H04245333 A JPH04245333 A JP H04245333A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、命令によってレジスタ
を切り替える機能を有する情報処理装置に関するもので
ある。
を切り替える機能を有する情報処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】縮小命令セット型ア−キテクチャをとる
従来の情報処理装置は、命令は32ビット固定長で、演
算はレジスタ間の演算のみを行う。また、8つのレジス
タウィンドウW7, W6,..,W0をもち、どれか
1つのレジスタウィンドウを使用する。それぞれのレジ
スタウィンドウは32本の32ビットレジスタから成り
、8本のグロ−バルレジスタ、8本のロ−カルレジスタ
、8本の入力レジスタ、8本の出力レジスタで構成され
る。グロ−バルレジスタはすべてのレジスタウィンドウ
に共通である。また、レジスタウィンドウはリング状に
時計回りにW7, W6,..,W0と並ぶが、出力レ
ジスタは右隣のレジスタウィンドウの入力レジスタと共
通である。たとえば、レジスタウィンドウW0の出力レ
ジスタとレジスタウィンドウW7の入力レジスタとは共
通である。手続きを呼び出すとき、save命令を実行
して、使用するレジスタウィンドウを右隣のレジスタウ
ィンドウへ切り替える。同様に、手続きから戻るとき、
restore 命令を実行して、左隣のレジスタウィ
ンドウへ切り替える。また、save/restore
命令は切り替える前のレジスタウィンドウのレジスタ間
のデ−タを加算し、結果を切り替えた後のレジスタウィ
ンドウに書き込む。
従来の情報処理装置は、命令は32ビット固定長で、演
算はレジスタ間の演算のみを行う。また、8つのレジス
タウィンドウW7, W6,..,W0をもち、どれか
1つのレジスタウィンドウを使用する。それぞれのレジ
スタウィンドウは32本の32ビットレジスタから成り
、8本のグロ−バルレジスタ、8本のロ−カルレジスタ
、8本の入力レジスタ、8本の出力レジスタで構成され
る。グロ−バルレジスタはすべてのレジスタウィンドウ
に共通である。また、レジスタウィンドウはリング状に
時計回りにW7, W6,..,W0と並ぶが、出力レ
ジスタは右隣のレジスタウィンドウの入力レジスタと共
通である。たとえば、レジスタウィンドウW0の出力レ
ジスタとレジスタウィンドウW7の入力レジスタとは共
通である。手続きを呼び出すとき、save命令を実行
して、使用するレジスタウィンドウを右隣のレジスタウ
ィンドウへ切り替える。同様に、手続きから戻るとき、
restore 命令を実行して、左隣のレジスタウィ
ンドウへ切り替える。また、save/restore
命令は切り替える前のレジスタウィンドウのレジスタ間
のデ−タを加算し、結果を切り替えた後のレジスタウィ
ンドウに書き込む。
【0003】ここで、かりにレジスタウィンドウW7か
ら使用し始めるとする。restore 命令を一切実
行しないで7回save命令を実行すると、レジスタウ
ィンドウW0を使用することになるが、レジスタウィン
ドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレジスタの内容
をメモリのスタック領域に退避しなければならなくなる
。この状態をオ−バ−フロ−と呼ぶ。これは、上述した
ように、レジスタウィンドウW0の出力レジスタとレジ
スタウィンドウW7の入力レジスタとが共通であり、レ
ジスタウィンドウW0の出力レジスタへの書き込みによ
って、レジスタウィンドウW7の入力レジスタの内容を
破壊しないようにするためである。オ−バ−フロ−の例
外が発生すると、CPUは例外処理に移り、ソフトウェ
アの実行によってレジスタウィンドウW7の入力レジス
タおよびロ−カルレジスタの内容をメモリのスタック領
域に退避する。
ら使用し始めるとする。restore 命令を一切実
行しないで7回save命令を実行すると、レジスタウ
ィンドウW0を使用することになるが、レジスタウィン
ドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレジスタの内容
をメモリのスタック領域に退避しなければならなくなる
。この状態をオ−バ−フロ−と呼ぶ。これは、上述した
ように、レジスタウィンドウW0の出力レジスタとレジ
スタウィンドウW7の入力レジスタとが共通であり、レ
ジスタウィンドウW0の出力レジスタへの書き込みによ
って、レジスタウィンドウW7の入力レジスタの内容を
破壊しないようにするためである。オ−バ−フロ−の例
外が発生すると、CPUは例外処理に移り、ソフトウェ
アの実行によってレジスタウィンドウW7の入力レジス
タおよびロ−カルレジスタの内容をメモリのスタック領
域に退避する。
【0004】オ−バ−フロ−の例外処理が終わった後、
save命令を一切実行しないで7回restore
命令を実行すると、レジスタウィンドウW7を使用する
ことになるが、レジスタウィンドウW7の内容をメモリ
のスタック領域から復帰しなければならなくなる。この
状態をアンダ−フロ−と呼ぶ。アンダ−フロ−の例外が
発生すると、CPUは例外処理に移り、ソフトウェアの
実行によってメモリのスタック領域からレジスタウィン
ドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレジスタの内容
をもってくる。
save命令を一切実行しないで7回restore
命令を実行すると、レジスタウィンドウW7を使用する
ことになるが、レジスタウィンドウW7の内容をメモリ
のスタック領域から復帰しなければならなくなる。この
状態をアンダ−フロ−と呼ぶ。アンダ−フロ−の例外が
発生すると、CPUは例外処理に移り、ソフトウェアの
実行によってメモリのスタック領域からレジスタウィン
ドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレジスタの内容
をもってくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置は
、現在使用中のレジスタウィンドウを1つ指定する。 したがって、save/restore命令に後続の命
令は、save/restore命令の実行後でなけれ
ば実行できない。save/restore命令とsa
ve/restore命令との間にある複数命令だけの
並列実行は可能だが、上述の理由からsave/res
tore命令の前後の命令を並列に実行することはでき
ない。
、現在使用中のレジスタウィンドウを1つ指定する。 したがって、save/restore命令に後続の命
令は、save/restore命令の実行後でなけれ
ば実行できない。save/restore命令とsa
ve/restore命令との間にある複数命令だけの
並列実行は可能だが、上述の理由からsave/res
tore命令の前後の命令を並列に実行することはでき
ない。
【0006】またウィンドウレジスタのアンダ−フロ−
、オ−バ−フロ−が起こると、CPUは例外処理に入り
、ソフトウェアの実行によってレジスタウィンドウの値
をメモリのスタック領域へ退避したり、メモリのスタッ
ク領域からレジスタウィンドウの値を復帰したりする。 したがって、この例外処理の間は、CPUは次の命令を
実行できない。
、オ−バ−フロ−が起こると、CPUは例外処理に入り
、ソフトウェアの実行によってレジスタウィンドウの値
をメモリのスタック領域へ退避したり、メモリのスタッ
ク領域からレジスタウィンドウの値を復帰したりする。 したがって、この例外処理の間は、CPUは次の命令を
実行できない。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、sa
ve/restore命令を含む複数の命令を並列に実
行することが可能であり、また、ウィンドウレジスタの
オ−バ−フロ−およびアンダ−フロ−を起こさないよう
にすることができる情報処理装置を提供することを目的
とするものである。
ve/restore命令を含む複数の命令を並列に実
行することが可能であり、また、ウィンドウレジスタの
オ−バ−フロ−およびアンダ−フロ−を起こさないよう
にすることができる情報処理装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の情報処理装置は、複数のレジスタウィンドウ
を備え、前記レジスタウィンドウを切り替える切り替え
命令を1種類以上有し、複数の命令が入力され、前記複
数の命令の入力以前に入力されていた命令全てが実行終
了した時点で使用されているレジスタウィンドウの番号
が入力され前記切り替え命令および種類を検出し前記複
数の命令個々に対し使用するレジスタウィンドウの番号
を生成する複数の制御手段と、前記制御手段の生成した
前記レジスタウィンドウ番号および前記命令をフェッチ
する命令フェッチ手段とを備えたものである。
に本発明の情報処理装置は、複数のレジスタウィンドウ
を備え、前記レジスタウィンドウを切り替える切り替え
命令を1種類以上有し、複数の命令が入力され、前記複
数の命令の入力以前に入力されていた命令全てが実行終
了した時点で使用されているレジスタウィンドウの番号
が入力され前記切り替え命令および種類を検出し前記複
数の命令個々に対し使用するレジスタウィンドウの番号
を生成する複数の制御手段と、前記制御手段の生成した
前記レジスタウィンドウ番号および前記命令をフェッチ
する命令フェッチ手段とを備えたものである。
【0009】また本発明の情報処理装置は、スタックポ
インタを記憶している複数のレジスタウィンドウと、複
数のレジスタから成り前記レジスタウィンドウの値を一
時的に保持する補助レジスタ群と、前記レジスタウィン
ドウの値を退避させるためのメモリと、前記レジスタウ
ィンドウのウィンドウ番号を保持する第1の記憶手段と
、前記レジスタウィンドウのオ−バ−フロ−とアンダ−
フロ−の例外を発生するウィンドウ番号を保持する第2
の記憶手段と、前記レジスタウィンドウから前記補助レ
ジスタ群へデ−タを転送しスタックポインタを生成する
第1のデ−タ転送手段と、前記補助レジスタ群から前記
メモリへデ−タを転送する第2のデ−タ転送手段と、前
記メモリから前記レジスタウィンドウへデ−タを転送す
る第3のデ−タ転送手段とを有し、前記レジスタウィン
ドウを切り替える命令として、手続きを呼び出すときに
用いられる命令Aと手続きから戻るときに用いられる命
令Bとを備え、命令Aを2回実行したときに、前記第2
の記憶手段に保持されたウィンドウ番号のレジスタウィ
ンドウ(たとえばW0とする)に切り替わるような状態
で、命令Aを実行すると、前記第1のデ−タ転送手段が
前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番号(W0
) で命令Aを実行したとき切り替わるレジスタウィン
ドウ(W7) の全てまたは一部の内容およびスタック
ポインタを前記補助レジスタ群に転送し、さらに命令A
を実行すると、前記第2のデ−タ転送手段が前記第2の
記憶手段の値(W0) を前記第2の記憶手段に保持さ
れたウィンドウ番号(W0) で命令Aを実行したとき
切り替わるウィンドウ番号(W7)に書き換え、前記第
2のデ−タ転送手段が前記補助レジスタ群の内容を前記
補助レジスタ群に格納されたスタックポインタを用いて
前記メモリに転送するように制御するとともに命令Bを
2回実行したときに、第2の記憶手段に保持されたウィ
ンドウ番号のレジスタウィンドウ(たとえばW7とする
) に切り替わるような状態で、命令Bを実行すると、
前記第1のデ−タ転送手段が前記第1の記憶手段に保持
されたウィンドウ番号(W6)を用いてレジスタウィン
ドウ(W6) の値を読み込んでスタックポインタを前
記第3のデ−タ転送手段へ転送し、前記第3のデ−タ転
送手段が前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番
号(W7)のレジスタウィンドウ(W7)の全てまたは
一部の内容を前記メモリからレジスタウィンドウ(W7
)に転送し、さらに命令Bを実行すると、前記第3のデ
−タ転送手段が前記第2の記憶手段の値(W7)を前記
第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番号(W7)で
命令Bを実行したとき切り替わるウィンドウ番号(W0
)に書き換えるように制御する構成にしたものである。
インタを記憶している複数のレジスタウィンドウと、複
数のレジスタから成り前記レジスタウィンドウの値を一
時的に保持する補助レジスタ群と、前記レジスタウィン
ドウの値を退避させるためのメモリと、前記レジスタウ
ィンドウのウィンドウ番号を保持する第1の記憶手段と
、前記レジスタウィンドウのオ−バ−フロ−とアンダ−
フロ−の例外を発生するウィンドウ番号を保持する第2
の記憶手段と、前記レジスタウィンドウから前記補助レ
ジスタ群へデ−タを転送しスタックポインタを生成する
第1のデ−タ転送手段と、前記補助レジスタ群から前記
メモリへデ−タを転送する第2のデ−タ転送手段と、前
記メモリから前記レジスタウィンドウへデ−タを転送す
る第3のデ−タ転送手段とを有し、前記レジスタウィン
ドウを切り替える命令として、手続きを呼び出すときに
用いられる命令Aと手続きから戻るときに用いられる命
令Bとを備え、命令Aを2回実行したときに、前記第2
の記憶手段に保持されたウィンドウ番号のレジスタウィ
ンドウ(たとえばW0とする)に切り替わるような状態
で、命令Aを実行すると、前記第1のデ−タ転送手段が
前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番号(W0
) で命令Aを実行したとき切り替わるレジスタウィン
ドウ(W7) の全てまたは一部の内容およびスタック
ポインタを前記補助レジスタ群に転送し、さらに命令A
を実行すると、前記第2のデ−タ転送手段が前記第2の
記憶手段の値(W0) を前記第2の記憶手段に保持さ
れたウィンドウ番号(W0) で命令Aを実行したとき
切り替わるウィンドウ番号(W7)に書き換え、前記第
2のデ−タ転送手段が前記補助レジスタ群の内容を前記
補助レジスタ群に格納されたスタックポインタを用いて
前記メモリに転送するように制御するとともに命令Bを
2回実行したときに、第2の記憶手段に保持されたウィ
ンドウ番号のレジスタウィンドウ(たとえばW7とする
) に切り替わるような状態で、命令Bを実行すると、
前記第1のデ−タ転送手段が前記第1の記憶手段に保持
されたウィンドウ番号(W6)を用いてレジスタウィン
ドウ(W6) の値を読み込んでスタックポインタを前
記第3のデ−タ転送手段へ転送し、前記第3のデ−タ転
送手段が前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番
号(W7)のレジスタウィンドウ(W7)の全てまたは
一部の内容を前記メモリからレジスタウィンドウ(W7
)に転送し、さらに命令Bを実行すると、前記第3のデ
−タ転送手段が前記第2の記憶手段の値(W7)を前記
第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番号(W7)で
命令Bを実行したとき切り替わるウィンドウ番号(W0
)に書き換えるように制御する構成にしたものである。
【0010】
【作用】上記構成により、制御手段は、以前に入力され
ていた命令全てが実行終了した時点で使用されているレ
ジスタウィンドウの番号が入力され、かつ複数の命令が
入力され、切り替え命令および種類を検出し前記複数の
命令個々に対して使用するレジスタウィンドウの番号を
生成し、命令フェッチ手段が前記制御手段の生成した前
記レジスタウィンドウ番号および前記命令をフェッチす
ることで、フェッチの段階でどのレジスタウィンドウに
対してどの命令を実行すればよいかがわかり、レジスタ
ウィンドウを切り替える命令の前後の命令を複数のレジ
スタウィンドウで並列実行することが可能となる。
ていた命令全てが実行終了した時点で使用されているレ
ジスタウィンドウの番号が入力され、かつ複数の命令が
入力され、切り替え命令および種類を検出し前記複数の
命令個々に対して使用するレジスタウィンドウの番号を
生成し、命令フェッチ手段が前記制御手段の生成した前
記レジスタウィンドウ番号および前記命令をフェッチす
ることで、フェッチの段階でどのレジスタウィンドウに
対してどの命令を実行すればよいかがわかり、レジスタ
ウィンドウを切り替える命令の前後の命令を複数のレジ
スタウィンドウで並列実行することが可能となる。
【0011】また命令Aを2回実行したときに第2の記
憶手段に保持されたウィンドウ番号(たとえばW0とす
る)のレジスタウィンドウW0に切り替わるような時点
で、1回目の命令Aを実行すると、2回目の命令Aを実
行したとき切り替わるレジスタウィンドウW7の全てま
たは一部の内容およびスタックポインタを補助レジスタ
群に転送し、さらに2回目の命令Aを実行すると、第2
の記憶手段の値W0を、2回目の命令Aを実行したとき
に切り替わるウィンドウ番号W7に書き換え、同時に補
助レジスタ群の内容をメモリに転送するように動作し、
また、命令Bを2回実行したときに第2の記憶手段に保
持されたウィンドウ番号(たとえばW7とする)のレジ
スタウィンドウW7に切り替わるような時点で、1回目
の命令Bを実行すると、第1の記憶手段に保持されてい
るウィンドウ番号W6を用いて、第2の記憶手段に保持
されたウィンドウ番号W7のレジスタウィンドウW7の
全部または一部を退避させてある前記メモリからレジス
タウィンドウW7に転送し、さらに2回目の命令Bを実
行すると、第2の記憶手段の値W7を、この2回目の命
令Bを実行したときに切り替わるウィンドウ番号W0に
書き換えるように動作する。このように、レジスタウィ
ンドウの値の退避/復帰を専用のハードウエアで処理す
ることで命令の実行と並列にしかも高速に処理でき、そ
の結果、レジスタウィンドウのオーバーフローおよびア
ンダーフローを避けることができる。
憶手段に保持されたウィンドウ番号(たとえばW0とす
る)のレジスタウィンドウW0に切り替わるような時点
で、1回目の命令Aを実行すると、2回目の命令Aを実
行したとき切り替わるレジスタウィンドウW7の全てま
たは一部の内容およびスタックポインタを補助レジスタ
群に転送し、さらに2回目の命令Aを実行すると、第2
の記憶手段の値W0を、2回目の命令Aを実行したとき
に切り替わるウィンドウ番号W7に書き換え、同時に補
助レジスタ群の内容をメモリに転送するように動作し、
また、命令Bを2回実行したときに第2の記憶手段に保
持されたウィンドウ番号(たとえばW7とする)のレジ
スタウィンドウW7に切り替わるような時点で、1回目
の命令Bを実行すると、第1の記憶手段に保持されてい
るウィンドウ番号W6を用いて、第2の記憶手段に保持
されたウィンドウ番号W7のレジスタウィンドウW7の
全部または一部を退避させてある前記メモリからレジス
タウィンドウW7に転送し、さらに2回目の命令Bを実
行すると、第2の記憶手段の値W7を、この2回目の命
令Bを実行したときに切り替わるウィンドウ番号W0に
書き換えるように動作する。このように、レジスタウィ
ンドウの値の退避/復帰を専用のハードウエアで処理す
ることで命令の実行と並列にしかも高速に処理でき、そ
の結果、レジスタウィンドウのオーバーフローおよびア
ンダーフローを避けることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の第1の実施例における情報処理装置は、
単一の命令ストリームの中から1サイクル内で4つの命
令をフェッチ/デコードし、可能な限り命令を並列に実
行する情報処理装置である。命令は固定長であり、演算
はレジスタ間演算のみを定義した縮小命令セット型アー
キテクチャをとり、8つのレジスタウィンドウを備えて
いる。また、レジスタウィンドウの構成ならびにその制
御については従来の技術の項で説明したため、ここでの
説明は省略する。
する。本発明の第1の実施例における情報処理装置は、
単一の命令ストリームの中から1サイクル内で4つの命
令をフェッチ/デコードし、可能な限り命令を並列に実
行する情報処理装置である。命令は固定長であり、演算
はレジスタ間演算のみを定義した縮小命令セット型アー
キテクチャをとり、8つのレジスタウィンドウを備えて
いる。また、レジスタウィンドウの構成ならびにその制
御については従来の技術の項で説明したため、ここでの
説明は省略する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例における情報
処理装置のブロック図を示す。図1において、15は命
令ストリ−ム、12a,12b,12c,12d は命
令ストリ−ム15からフェッチされる4つの命令、13
a,13b,13c,13d,14はレジスタウィンド
ウ選択信号、10a,10b,10c,10dは命令お
よびレジスタウィンドウ選択信号をフェッチする命令フ
ェッチ手段、11a,11b,11c,11d はレジ
スタウィンドウ選択信号および命令を入力としレジスタ
ウィンドウ選択信号を出力する制御手段である。
処理装置のブロック図を示す。図1において、15は命
令ストリ−ム、12a,12b,12c,12d は命
令ストリ−ム15からフェッチされる4つの命令、13
a,13b,13c,13d,14はレジスタウィンド
ウ選択信号、10a,10b,10c,10dは命令お
よびレジスタウィンドウ選択信号をフェッチする命令フ
ェッチ手段、11a,11b,11c,11d はレジ
スタウィンドウ選択信号および命令を入力としレジスタ
ウィンドウ選択信号を出力する制御手段である。
【0014】このように構成された第1の実施例におけ
る情報処理装置の動作について以下に説明する。以下で
は、命令ストリ−ム15からsave命令を含む4つの
命令をフェッチし、並列実行する場合について述べる。 また、現在使用中のレジスタウィンドウはW0であり、
save 命令を実行してもオ−バ−フロ−は起こら
ないものとする。いま、命令12b がsave命令で
、4つの命令12a,12b,12c,12d はそれ
ぞれ違った演算器(図示せず)を使用して命令が実行さ
れ、使用するレジスタが競合していないとする。
る情報処理装置の動作について以下に説明する。以下で
は、命令ストリ−ム15からsave命令を含む4つの
命令をフェッチし、並列実行する場合について述べる。 また、現在使用中のレジスタウィンドウはW0であり、
save 命令を実行してもオ−バ−フロ−は起こら
ないものとする。いま、命令12b がsave命令で
、4つの命令12a,12b,12c,12d はそれ
ぞれ違った演算器(図示せず)を使用して命令が実行さ
れ、使用するレジスタが競合していないとする。
【0015】まず、制御手段11a はレジスタウィン
ドウ選択信号14から現在使用中のレジスタウィンドウ
の番号W0を入力し、同時に命令12a を入力し、命
令12a が save/restore 命令でない
ことからレジスタウィンドウ選択信号13a にレジス
タウィンドウ選択信号14の値を出力する。次に、制御
手段11b はレジスタウィンドウ選択信号13a を
入力し、同時に命令12b を入力し、命令12b が
save命令であることから、レジスタウィンドウ選択
信号13a で示されるレジスタウィンドウW0でsa
ve命令を実行して切り替わるレジスタウィンドウの番
号W7をレジスタウィンドウ選択信号13b に出力す
る。さらに、制御手段11c はレジスタウィンドウ選
択信号13b を入力し、同時に命令12c を入力し
、命令12c がsave/restore命令でない
ことからレジスタウィンドウ選択信号13c にレジス
タウィンドウ選択信号13b の値W7を出力する。最
後に、制御手段11d はレジスタウィンドウ選択信号
13cを入力し、同時に命令12d を入力し、命令1
2d がsave/restore命令でないことから
レジスタウィンドウ選択信号13d にレジスタウィン
ドウ選択信号13c の値W7を、次の4命令のフェッ
チ時のレジスタウィンドウ選択信号14の値として出力
する。
ドウ選択信号14から現在使用中のレジスタウィンドウ
の番号W0を入力し、同時に命令12a を入力し、命
令12a が save/restore 命令でない
ことからレジスタウィンドウ選択信号13a にレジス
タウィンドウ選択信号14の値を出力する。次に、制御
手段11b はレジスタウィンドウ選択信号13a を
入力し、同時に命令12b を入力し、命令12b が
save命令であることから、レジスタウィンドウ選択
信号13a で示されるレジスタウィンドウW0でsa
ve命令を実行して切り替わるレジスタウィンドウの番
号W7をレジスタウィンドウ選択信号13b に出力す
る。さらに、制御手段11c はレジスタウィンドウ選
択信号13b を入力し、同時に命令12c を入力し
、命令12c がsave/restore命令でない
ことからレジスタウィンドウ選択信号13c にレジス
タウィンドウ選択信号13b の値W7を出力する。最
後に、制御手段11d はレジスタウィンドウ選択信号
13cを入力し、同時に命令12d を入力し、命令1
2d がsave/restore命令でないことから
レジスタウィンドウ選択信号13d にレジスタウィン
ドウ選択信号13c の値W7を、次の4命令のフェッ
チ時のレジスタウィンドウ選択信号14の値として出力
する。
【0016】以上の動作により、命令フェッチ手段10
a,10b,10c,10d には命令12a,12b
,12c,12d およびそれぞれの命令が参照すべき
レジスタウィンドウの番号W0,W7,W7, W7が
フェッチされる。よって、4つの命令フェッチ手段10
a,10b,10c,10d に格納された命令を実行
するときには、それぞれの命令がどのレジスタウィンド
ウを参照すればよいかが確定しており、上述したように
4つの命令はそれぞれ違った演算器を使用し、使用する
レジスタが競合していないので、4つの命令が並列に実
行される。ここで、 save 命令の実行時に命令フ
ェッチ手段10b に格納されたレジスタウィンドウ番
号W7を使ってレジスタウィンドウW0の2つのレジス
タの値を加算しレジスタウィンドウW7に書き込んでい
る。
a,10b,10c,10d には命令12a,12b
,12c,12d およびそれぞれの命令が参照すべき
レジスタウィンドウの番号W0,W7,W7, W7が
フェッチされる。よって、4つの命令フェッチ手段10
a,10b,10c,10d に格納された命令を実行
するときには、それぞれの命令がどのレジスタウィンド
ウを参照すればよいかが確定しており、上述したように
4つの命令はそれぞれ違った演算器を使用し、使用する
レジスタが競合していないので、4つの命令が並列に実
行される。ここで、 save 命令の実行時に命令フ
ェッチ手段10b に格納されたレジスタウィンドウ番
号W7を使ってレジスタウィンドウW0の2つのレジス
タの値を加算しレジスタウィンドウW7に書き込んでい
る。
【0017】以上説明したように、第1の実施例におけ
る情報処理装置は、レジスタウィンドウを切り替えるs
ave/restore命令を含む複数の命令を並列に
実行できる。 なお、この実施例においては4命令を並列に実行する情
報処理装置を示したが、5命令以上を並列に実行する情
報処理装置でも同様の方法でsave/restore
命令を含む複数の命令の並列実行が可能となる。また、
この実施例においては、命令およびi番目の制御手段か
ら出力されたレジスタウィンドウ選択信号を、i番目の
命令フェッチ手段に入力したが、命令およびi番目の制
御手段に入力されるレジスタウィンドウ選択信号を、i
番目の命令フェッチ手段に入力しても同様の効果が得ら
れる。さらに、制御手段11a,11b,11c がs
ave/restore命令を検出したことを表す信号
を出力し、制御手段11d がそれら3つの信号を用い
てレジスタウィンドウ選択信号を生成し、制御手段11
c が制御手段11a,11b の出力する信号を用い
てレジスタウィンドウ選択信号を生成し、制御手段11
b が制御手段11a の出力する信号を用いてレジス
タウィンドウ選択信号を生成することも容易に可能であ
る。
る情報処理装置は、レジスタウィンドウを切り替えるs
ave/restore命令を含む複数の命令を並列に
実行できる。 なお、この実施例においては4命令を並列に実行する情
報処理装置を示したが、5命令以上を並列に実行する情
報処理装置でも同様の方法でsave/restore
命令を含む複数の命令の並列実行が可能となる。また、
この実施例においては、命令およびi番目の制御手段か
ら出力されたレジスタウィンドウ選択信号を、i番目の
命令フェッチ手段に入力したが、命令およびi番目の制
御手段に入力されるレジスタウィンドウ選択信号を、i
番目の命令フェッチ手段に入力しても同様の効果が得ら
れる。さらに、制御手段11a,11b,11c がs
ave/restore命令を検出したことを表す信号
を出力し、制御手段11d がそれら3つの信号を用い
てレジスタウィンドウ選択信号を生成し、制御手段11
c が制御手段11a,11b の出力する信号を用い
てレジスタウィンドウ選択信号を生成し、制御手段11
b が制御手段11a の出力する信号を用いてレジス
タウィンドウ選択信号を生成することも容易に可能であ
る。
【0018】本発明の第2の実施例における情報処理装
置は、8つのレジスタウィンドウを備える。レジスタウ
ィンドウの構成ならびにその制御については従来の技術
の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
置は、8つのレジスタウィンドウを備える。レジスタウ
ィンドウの構成ならびにその制御については従来の技術
の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
【0019】図2は本発明の第2の実施例における情報
処理装置のブロック図を示す。図2において、200
は8つのレジスタウィンドウから成るウィンドウレジス
タ、201 は現在のレジスタウィンドウのウィンドウ
番号を保持する第1の記憶手段、202 はレジスタウ
ィンドウのオ−バ−フロ−とアンダーフローの例外を発
生するウィンドウ番号を保持する第2の記憶手段、20
3 〜209,223,224 はデ−タバス、210
は補助レジタス群、211 はレジスタウィンドウの
値を退避させるメモリ、212 はレジスタウィンドウ
200 の値を補助レジスタ群210 に転送する第1
のデ−タ転送手段、213 は補助レジスタ群210
の値をメモリ211 に転送する第2のデ−タ転送手段
、214 はメモリ211 の値をレジスタウィンドウ
200 に転送する第3のデ−タ転送手段、215 〜
219,225,226,はアドレスバス、220,2
21 はスタックポインタ、222 はCPUである。
処理装置のブロック図を示す。図2において、200
は8つのレジスタウィンドウから成るウィンドウレジス
タ、201 は現在のレジスタウィンドウのウィンドウ
番号を保持する第1の記憶手段、202 はレジスタウ
ィンドウのオ−バ−フロ−とアンダーフローの例外を発
生するウィンドウ番号を保持する第2の記憶手段、20
3 〜209,223,224 はデ−タバス、210
は補助レジタス群、211 はレジスタウィンドウの
値を退避させるメモリ、212 はレジスタウィンドウ
200 の値を補助レジスタ群210 に転送する第1
のデ−タ転送手段、213 は補助レジスタ群210
の値をメモリ211 に転送する第2のデ−タ転送手段
、214 はメモリ211 の値をレジスタウィンドウ
200 に転送する第3のデ−タ転送手段、215 〜
219,225,226,はアドレスバス、220,2
21 はスタックポインタ、222 はCPUである。
【0020】このように構成された第2の実施例におけ
る情報処理装置の動作について以下に説明する。なお、
レジスタウィンドウをメモリ211 に退避するための
スタックポインタは出力レジスタに書き込まれているも
のとする。ここで、かりにレジスタウィンドウW7から
使用し始めるとする。従来の情報処理装置ではレジスタ
ウィンドウW0でオ−バ−フロ−の例外を発生する。本
実施例では、第2の記憶手段202 の値をW0とする
。
る情報処理装置の動作について以下に説明する。なお、
レジスタウィンドウをメモリ211 に退避するための
スタックポインタは出力レジスタに書き込まれているも
のとする。ここで、かりにレジスタウィンドウW7から
使用し始めるとする。従来の情報処理装置ではレジスタ
ウィンドウW0でオ−バ−フロ−の例外を発生する。本
実施例では、第2の記憶手段202 の値をW0とする
。
【0021】いま、第2の記憶手段202 の値W0を
書き換えることなしに何度かsave/restore
命令を実行した後、save命令を実行してレジスタウ
ィンドウW1に切り替わったとする。ここでもう一度s
ave命令を実行すれば第2の記憶手段202 に記憶
されたレジスタウィンドウW0に切り替わる状態にあり
、従来の情報処理装置ではレジスタウィンドウW0でオ
−バ−フロ−の例外を発生する。すると、第1のデ−タ
転送手段212 がデ−タバス204,205 から第
1の記憶手段201 の値および第2の記憶手段202
の値を読み出し比較して、あと1回save命令を実
行すれば第1の記憶手段201 の値が第2の記憶手段
202 の値W0に一致することを検出し、レジスタウ
ィンドウW1を使用する命令の実行と並列に、第1のデ
−タ転送手段212 が第2の記憶手段202 値W0
を用いてアドレスバス219 にアドレスを出力してレ
ジスタウィンドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレ
ジスタの値およびレジスタウィンドウW7の出力レジス
タに記憶されているスタックポインタを読み出し補助レ
ジスタ群210 に転送し始める。補助レジスタ群21
0 への転送が終了後、もう1度 save 命令が実
行されると、第2のデ−タ転送手段213 がデ−タバ
ス204 ,205から第1の記憶手段201 の値お
よび第2の記憶手段202 の値を読み出し比較し一致
していることを検出し、第2の記憶手段202 の値を
W7に書き換え、レジスタウィンドウW0を使用する命
令の実行と並列に、第2のデ−タ転送手段213 が補
助レジスタ群210 に格納されたスタックポインタを
用いてアドレスバス217 にアドレスを出力して補助
レジスタ群210 の値(前のsave命令でメモリ2
11 に転送されたレジスタウィンドウW7の値)をメ
モリ211 に転送し始める。以上でレジスタウィンド
ウW7のオ−バ−フロ−を避けることができる。
書き換えることなしに何度かsave/restore
命令を実行した後、save命令を実行してレジスタウ
ィンドウW1に切り替わったとする。ここでもう一度s
ave命令を実行すれば第2の記憶手段202 に記憶
されたレジスタウィンドウW0に切り替わる状態にあり
、従来の情報処理装置ではレジスタウィンドウW0でオ
−バ−フロ−の例外を発生する。すると、第1のデ−タ
転送手段212 がデ−タバス204,205 から第
1の記憶手段201 の値および第2の記憶手段202
の値を読み出し比較して、あと1回save命令を実
行すれば第1の記憶手段201 の値が第2の記憶手段
202 の値W0に一致することを検出し、レジスタウ
ィンドウW1を使用する命令の実行と並列に、第1のデ
−タ転送手段212 が第2の記憶手段202 値W0
を用いてアドレスバス219 にアドレスを出力してレ
ジスタウィンドウW7の入力レジスタおよびロ−カルレ
ジスタの値およびレジスタウィンドウW7の出力レジス
タに記憶されているスタックポインタを読み出し補助レ
ジスタ群210 に転送し始める。補助レジスタ群21
0 への転送が終了後、もう1度 save 命令が実
行されると、第2のデ−タ転送手段213 がデ−タバ
ス204 ,205から第1の記憶手段201 の値お
よび第2の記憶手段202 の値を読み出し比較し一致
していることを検出し、第2の記憶手段202 の値を
W7に書き換え、レジスタウィンドウW0を使用する命
令の実行と並列に、第2のデ−タ転送手段213 が補
助レジスタ群210 に格納されたスタックポインタを
用いてアドレスバス217 にアドレスを出力して補助
レジスタ群210 の値(前のsave命令でメモリ2
11 に転送されたレジスタウィンドウW7の値)をメ
モリ211 に転送し始める。以上でレジスタウィンド
ウW7のオ−バ−フロ−を避けることができる。
【0022】次に、レジスタウィンドウのアンダ−フロ
−を避ける動作を述べる。以上の動作に引き続き、第2
の記憶手段202 の値W7を書き換えることなしに何
度かsave/restore命令を実行した後、re
store 命令を実行してレジスタウィンドウW6に
切り替わったとする。ここでもう一度restore
命令を実行すれば第2の記憶手段202 に記憶された
レジスタウィンドウW7に切り替わる状態にあり、従来
の情報処理装置ではレジスタウィンドウW7でアンダ−
フロ−の例外を発生する。すると、第3のデ−タ転送手
段214 および第1のデ−タ転送手段212がデ−タ
バス204,205 から第1の記憶手段201 の値
W6および第2の記憶手段202 の値W7を読み出し
比較して、あと1回restore 命令を実行すれば
第1の記憶手段201 の値が第2の記憶手段202
の値W7に一致することを検出し、第1のデ−タ転送手
段212 が第1の記憶手段201 の値W6を用いて
アドレスバス219 にアドレスを出力しレジスタウィ
ンドウW6の入力レジスタに記憶されているスタックポ
インタを読み込んで第3のデ−タ転送手段214 に転
送し、レジスタウィンドウW6を使用する命令の実行と
並列に、第3のデ−タ転送手段214 がアドレスバス
218,219 にアドレスを出力してメモリ211
に転送してあったレジスタウィンドウW7の入力レジス
タおよびロ−カルレジスタの値をレジスタウィンドウW
7に転送し始める。ここで、アドレスバス218 に出
力されるアドレスはスタックポインタを用いて生成され
、アドレスバス219 に出力されるアドレスは第2の
記憶手段202 の値W7を用いて生成される。レジス
タウィンドウW7への転送の終了後、restore
命令が実行されると第3のデ−タ転送手段214 が第
2の記憶手段202 の値をW0に書き換える。このレ
ジスタウィンドウW7への転送の終了後にrestor
e 命令が実行されれば、アンダ−フロ−は起こらない
。
−を避ける動作を述べる。以上の動作に引き続き、第2
の記憶手段202 の値W7を書き換えることなしに何
度かsave/restore命令を実行した後、re
store 命令を実行してレジスタウィンドウW6に
切り替わったとする。ここでもう一度restore
命令を実行すれば第2の記憶手段202 に記憶された
レジスタウィンドウW7に切り替わる状態にあり、従来
の情報処理装置ではレジスタウィンドウW7でアンダ−
フロ−の例外を発生する。すると、第3のデ−タ転送手
段214 および第1のデ−タ転送手段212がデ−タ
バス204,205 から第1の記憶手段201 の値
W6および第2の記憶手段202 の値W7を読み出し
比較して、あと1回restore 命令を実行すれば
第1の記憶手段201 の値が第2の記憶手段202
の値W7に一致することを検出し、第1のデ−タ転送手
段212 が第1の記憶手段201 の値W6を用いて
アドレスバス219 にアドレスを出力しレジスタウィ
ンドウW6の入力レジスタに記憶されているスタックポ
インタを読み込んで第3のデ−タ転送手段214 に転
送し、レジスタウィンドウW6を使用する命令の実行と
並列に、第3のデ−タ転送手段214 がアドレスバス
218,219 にアドレスを出力してメモリ211
に転送してあったレジスタウィンドウW7の入力レジス
タおよびロ−カルレジスタの値をレジスタウィンドウW
7に転送し始める。ここで、アドレスバス218 に出
力されるアドレスはスタックポインタを用いて生成され
、アドレスバス219 に出力されるアドレスは第2の
記憶手段202 の値W7を用いて生成される。レジス
タウィンドウW7への転送の終了後、restore
命令が実行されると第3のデ−タ転送手段214 が第
2の記憶手段202 の値をW0に書き換える。このレ
ジスタウィンドウW7への転送の終了後にrestor
e 命令が実行されれば、アンダ−フロ−は起こらない
。
【0023】以上説明したように、第2の実施例におけ
る情報処理装置は、レジスタウィンドウの値の退避/復
帰を専用のハ−ドウェアで処理することで、命令の実行
と並列にしかも高速に処理でき、その結果、ウィンドウ
レジスタのアンダ−フロ−およびオーバーフローを避け
ることができる。また、メモリへ退避すべきレジスタウ
ィンドウ(たとえばW7)の2つ前のレジスタウィンド
ウ(たとえばW1)を使用する命令と並列に、レジスタ
ウィンドウの値を退避するが、補助レジスタ群を設けた
ことにより、メモリへ退避すべきレジスタウィンドウ(
たとえばW7)の1つ前のレジスタウィンドウ(たとえ
ばW0)に切り替わって始めて、レジスタウィンドウの
値をメモリへ退避することができる。
る情報処理装置は、レジスタウィンドウの値の退避/復
帰を専用のハ−ドウェアで処理することで、命令の実行
と並列にしかも高速に処理でき、その結果、ウィンドウ
レジスタのアンダ−フロ−およびオーバーフローを避け
ることができる。また、メモリへ退避すべきレジスタウ
ィンドウ(たとえばW7)の2つ前のレジスタウィンド
ウ(たとえばW1)を使用する命令と並列に、レジスタ
ウィンドウの値を退避するが、補助レジスタ群を設けた
ことにより、メモリへ退避すべきレジスタウィンドウ(
たとえばW7)の1つ前のレジスタウィンドウ(たとえ
ばW0)に切り替わって始めて、レジスタウィンドウの
値をメモリへ退避することができる。
【0024】なお、以上の第2の実施例に述べたメモリ
は、CPUが命令の実行によってアクセスできる記憶装
置であってもよく、マイクロプロセッサに内蔵されたキ
ャッシュメモリやマイクロプロセッサ外部のメインメモ
リなどが一例である。
は、CPUが命令の実行によってアクセスできる記憶装
置であってもよく、マイクロプロセッサに内蔵されたキ
ャッシュメモリやマイクロプロセッサ外部のメインメモ
リなどが一例である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のレ
ジスタウィンドウを持つ情報処理装置において、sav
e/restore命令を含む複数の命令をフェッチし
た段階で、それぞれの命令がどのレジスタウィンドウを
使えばよいかがわかるため、save/restore
命令を含む複数の命令を並列に実行できる。
ジスタウィンドウを持つ情報処理装置において、sav
e/restore命令を含む複数の命令をフェッチし
た段階で、それぞれの命令がどのレジスタウィンドウを
使えばよいかがわかるため、save/restore
命令を含む複数の命令を並列に実行できる。
【0026】また、レジスタウィンドウの値の退避を専
用のハ−ドウェアで処理することで、命令の実行と並列
にしかも高速に処理でき、save命令によりオ−バ−
フロ−が起こるのを避けることができ、かつメモリへ退
避すべきレジスタウィンドウの1つ前のレジスタウィン
ドウに切り替わって始めてメモリへ退避を行うことが可
能となる。そして、メモリからレジスタウィンドウへの
デ−タの復帰を専用のハ−ドウェアで処理することで、
命令の実行と並列にしかも高速に処理でき、resto
re 命令によりアンダ−フロ−が起こるのを避けるこ
とができ、処理が高速化され、その実用的価値は大きい
。
用のハ−ドウェアで処理することで、命令の実行と並列
にしかも高速に処理でき、save命令によりオ−バ−
フロ−が起こるのを避けることができ、かつメモリへ退
避すべきレジスタウィンドウの1つ前のレジスタウィン
ドウに切り替わって始めてメモリへ退避を行うことが可
能となる。そして、メモリからレジスタウィンドウへの
デ−タの復帰を専用のハ−ドウェアで処理することで、
命令の実行と並列にしかも高速に処理でき、resto
re 命令によりアンダ−フロ−が起こるのを避けるこ
とができ、処理が高速化され、その実用的価値は大きい
。
【図1】本発明の第1の実施例のレジスタウィンドウを
切り替えるsave/restore命令を含む複数の
命令を並列実行できる情報処理装置のブロック図である
。
切り替えるsave/restore命令を含む複数の
命令を並列実行できる情報処理装置のブロック図である
。
【図2】本発明の第2の実施例のレジスタウィンドウの
アンダ−フロ−をなくし、かつオ−バ−フロ−例外処理
と並列に次の命令を実行できる情報処理装置のブロック
図である。
アンダ−フロ−をなくし、かつオ−バ−フロ−例外処理
と並列に次の命令を実行できる情報処理装置のブロック
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のレジスタウィンドウを備え、前
記レジスタウィンドウを切り替える切り替え命令を1種
類以上有し、複数の命令が入力され、前記複数の命令の
入力以前に入力されていた命令全てが実行終了した時点
で使用されているレジスタウィンドウの番号が入力され
、前記切り替え命令および種類を検出し、前記複数の命
令個々に対し使用するレジスタウィンドウの番号を生成
する複数の制御手段と、前記制御手段の生成した前記レ
ジスタウィンドウ番号および前記命令をフェッチする命
令フェッチ手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項2】 スタックポインタを記憶している複数
のレジスタウィンドウと、複数のレジスタから成り前記
レジスタウィンドウの値を一時的に保持する補助レジス
タ群と、前記レジスタウィンドウの値を退避させるため
のメモリと、前記レジスタウィンドウのウィンドウ番号
を保持する第1の記憶手段と、前記レジスタウィンドウ
のオ−バ−フロ−とアンダ−フロ−の例外を発生するウ
ィンドウ番号を保持する第2の記憶手段と、前記レジス
タウィンドウから前記補助レジスタ群へデ−タを転送し
スタックポインタを生成する第1のデ−タ転送手段と、
前記補助レジスタ群から前記メモリへデ−タを転送する
第2のデ−タ転送手段と、前記メモリから前記レジスタ
ウィンドウへデ−タを転送する第3のデ−タ転送手段と
を有し、前記レジスタウィンドウを切り替える命令とし
て、手続きを呼び出すときに用いられる命令Aと手続か
ら戻るときに用いられる命令Bとを備え、前記命令Aを
2回実行したときに前記第2の記憶手段に保持されたウ
ィンドウ番号のレジスタウィンドウに切り替わるような
状態で、前記命令Aを実行すると、前記第1のデ−タ転
送手段が前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番
号で命令Aを実行したとき切り替わるレジスタウィンド
ウ全てまたは一部の内容およびスタックポインタを前記
補助レジスタ群に転送し、さらに命令Aを実行すると、
前記第2のデ−タ転送手段が前記第2の記憶手段の値を
前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番号で命令
Aを実行したとき切り替わるウィンドウ番号に書き換え
、前記第2のデ−タ転送手段が前記補助レジスタ群の内
容を前記補助レジスタ群に格納されたスタックポインタ
を用いて前記メモリに転送する制御と、命令Bを2回実
行したときに第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番
号のレジスタウィンドウに切り替わるような状態で、命
令Bを実行すると、前記第1のデ−タ転送手段が前記第
1の記憶手段に保持されたウィンドウ番号を用いてレジ
スタウィンドウの値を読み込んでスタックポインタを前
記第3のデ−タ転送手段へ転送し、前記第3のデ−タ転
送手段が前記第2の記憶手段に保持されたウィンドウ番
号のレジスタウィンドウ全てまたは一部の内容を前記メ
モリから前記レジスタウィンドウに転送し、さらに命令
Bを実行すると、前記第3のデ−タ転送手段が前記第2
の記憶手段の値を前記第2の記憶手段に保持されたウィ
ンドウ番号で命令Bを実行したとき切り替わるウィンド
ウ番号に書き換える制御とを実行するように構成したこ
とを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009883A JPH04245333A (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009883A JPH04245333A (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04245333A true JPH04245333A (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=11732553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3009883A Pending JPH04245333A (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04245333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021117086A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 鹿島建設株式会社 | 三軸試験用供試体の製造方法、三軸試験用積層体、三軸試験用供試体 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP3009883A patent/JPH04245333A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021117086A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 鹿島建設株式会社 | 三軸試験用供試体の製造方法、三軸試験用積層体、三軸試験用供試体 |
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