JPH04232814A - 高分解能絶対値エンコ−ダ - Google Patents
高分解能絶対値エンコ−ダInfo
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- JPH04232814A JPH04232814A JP41533990A JP41533990A JPH04232814A JP H04232814 A JPH04232814 A JP H04232814A JP 41533990 A JP41533990 A JP 41533990A JP 41533990 A JP41533990 A JP 41533990A JP H04232814 A JPH04232814 A JP H04232814A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置、長さ等の検出に
用いるエンコーダ、特に絶対値の位置検出機能を付加し
た高分解能リニアエンコーダに関する。
用いるエンコーダ、特に絶対値の位置検出機能を付加し
た高分解能リニアエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の絶対値型のリニアエンコ
ーダの一例を示す概略図である。同図において、61は
移動側のスリット板で、該移動スリット板61上には平
行に複数のトラック62が設けられている。各トラック
62には絶対値のパターン、例えばグレイ符号を光の通
過領域と不通過領域から成る複数のスリット63で構成
されるパターンが設けられている。65は固定スリット
板である。66は位置検出用スリット列で固定スリット
板65上に設けられ、各トラック62のスリットパター
ンから選択的に光束を通過させるために複数の開口を有
している。68は複数の発光素子を有する発光部、69
は複数の受光素子を有する受光部である。
ーダの一例を示す概略図である。同図において、61は
移動側のスリット板で、該移動スリット板61上には平
行に複数のトラック62が設けられている。各トラック
62には絶対値のパターン、例えばグレイ符号を光の通
過領域と不通過領域から成る複数のスリット63で構成
されるパターンが設けられている。65は固定スリット
板である。66は位置検出用スリット列で固定スリット
板65上に設けられ、各トラック62のスリットパター
ンから選択的に光束を通過させるために複数の開口を有
している。68は複数の発光素子を有する発光部、69
は複数の受光素子を有する受光部である。
【0003】同図に示す構成において、受光部69の各
受光素子には、発光部68の各発光素子から放射される
光束が、スリット63及び位置検出用スリット列66を
通過して入射する。各受光素子には、入射した光量に応
じた出力信号が発生し、その出力信号の組合せから移動
スリット板61の絶対位置を求めている。
受光素子には、発光部68の各発光素子から放射される
光束が、スリット63及び位置検出用スリット列66を
通過して入射する。各受光素子には、入射した光量に応
じた出力信号が発生し、その出力信号の組合せから移動
スリット板61の絶対位置を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
、グレイ符号といった2値化符号のみで高分解能の絶対
値エンコーダを構成しようとすると、分解能分の符号パ
ターンを全て作成しなければならない。ここで例えば、
長さ100mmで最小分解能0.1μmのエンコーダを
実現するには、分割数が1,000,000となるので
、 220=1,048,576 であるから、パターンは20トラック必要で、パターン
の作成が非常に大変なだけでなく、トラックと同数の2
0組の発光素子・受光素子及びその処理回路が必要とな
り、高価なものとなる。
、グレイ符号といった2値化符号のみで高分解能の絶対
値エンコーダを構成しようとすると、分解能分の符号パ
ターンを全て作成しなければならない。ここで例えば、
長さ100mmで最小分解能0.1μmのエンコーダを
実現するには、分割数が1,000,000となるので
、 220=1,048,576 であるから、パターンは20トラック必要で、パターン
の作成が非常に大変なだけでなく、トラックと同数の2
0組の発光素子・受光素子及びその処理回路が必要とな
り、高価なものとなる。
【0005】また、位置検出用スリット列66のスリッ
ト巾は、最小分解能以下とする必要があり、この場合は
最大でも0.1μmとなる。しかし、現実問題としては
、光の回折現象のため実現できるスリット巾には限界が
あり、最小スリット巾でエンコーダの最小分解能が決っ
てしまう。また、このようにスリット巾を狭くすると受
光素子の得られる光量は微弱なものとなり、処理回路部
の増幅率を大きくせざるをえず、ノイズの影響を受けや
すくなるといった弊害も生じる。長さの単位系としては
、メートル系が国際標準となっているが、米国において
はインチ系が根強く残っている。インチ系の計測には、
メートル系のスケールで計測し、その値をインチ系に換
算するか、インチ単位で目盛ったスケールを使用せざる
をえず、どちらでも計測できるスケールはなかった。
ト巾は、最小分解能以下とする必要があり、この場合は
最大でも0.1μmとなる。しかし、現実問題としては
、光の回折現象のため実現できるスリット巾には限界が
あり、最小スリット巾でエンコーダの最小分解能が決っ
てしまう。また、このようにスリット巾を狭くすると受
光素子の得られる光量は微弱なものとなり、処理回路部
の増幅率を大きくせざるをえず、ノイズの影響を受けや
すくなるといった弊害も生じる。長さの単位系としては
、メートル系が国際標準となっているが、米国において
はインチ系が根強く残っている。インチ系の計測には、
メートル系のスケールで計測し、その値をインチ系に換
算するか、インチ単位で目盛ったスケールを使用せざる
をえず、どちらでも計測できるスケールはなかった。
【0006】この発明の目的は、このような課題の解決
を図ろうとするものであり、装置全体を大型化すること
なく、高分解能でかつ任意の分解能の絶対値リニアエン
コーダを提供することにある。
を図ろうとするものであり、装置全体を大型化すること
なく、高分解能でかつ任意の分解能の絶対値リニアエン
コーダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の高分
解能絶対値エンコーダは、移動スリット板に、透過光量
が移動量に伴い単調増加する符号からなる第1のパター
ンと、この第1のパターンが配置されている範囲を等間
隔で区切った縞状符号からなる第2パターンとが配置さ
れている。第1のパターンからは測定範囲内で移動量に
伴い単調増加する信号を検出し、それを電気的に内挿す
ることで粗位置の絶対値データを得る。第2のパターン
からはそれぞれ所定の周期で90度位相のずれた2つの
疑似正弦波を検出し、それらを電気的に内挿して中・精
位置の絶対値データを得、粗位置の絶対値データと結合
して連続した絶対値データを得る。第2のパターンの周
期と内挿倍率を適度に選択することにより任意の分解能
が実現できる。上記の方法により、符号パターンのトラ
ック数を減らすことができ、小型化が可能となり、かつ
任意の分解能を持った高分解能の絶対値エンコーダを得
ることができる。
解能絶対値エンコーダは、移動スリット板に、透過光量
が移動量に伴い単調増加する符号からなる第1のパター
ンと、この第1のパターンが配置されている範囲を等間
隔で区切った縞状符号からなる第2パターンとが配置さ
れている。第1のパターンからは測定範囲内で移動量に
伴い単調増加する信号を検出し、それを電気的に内挿す
ることで粗位置の絶対値データを得る。第2のパターン
からはそれぞれ所定の周期で90度位相のずれた2つの
疑似正弦波を検出し、それらを電気的に内挿して中・精
位置の絶対値データを得、粗位置の絶対値データと結合
して連続した絶対値データを得る。第2のパターンの周
期と内挿倍率を適度に選択することにより任意の分解能
が実現できる。上記の方法により、符号パターンのトラ
ック数を減らすことができ、小型化が可能となり、かつ
任意の分解能を持った高分解能の絶対値エンコーダを得
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例として、測
定範囲100mmで最小分解能0.1μmの絶対値エン
コーダについて説明する。図1は、該エンコーダの移動
スリット板のパターンの一部を示す図、図2は、該エン
コーダの固定スリットのパターンを示す図、図3は、こ
の発明を適用した絶対値エンコーダの信号処理系のブロ
ック図、図4は、粗位置データ・中位置データ,精位置
データの関係を示す図、図5は、粗位置データ・中位置
データ・精位置データを結合するための処理法表すフロ
ーチャートである。
定範囲100mmで最小分解能0.1μmの絶対値エン
コーダについて説明する。図1は、該エンコーダの移動
スリット板のパターンの一部を示す図、図2は、該エン
コーダの固定スリットのパターンを示す図、図3は、こ
の発明を適用した絶対値エンコーダの信号処理系のブロ
ック図、図4は、粗位置データ・中位置データ,精位置
データの関係を示す図、図5は、粗位置データ・中位置
データ・精位置データを結合するための処理法表すフロ
ーチャートである。
【0009】<基本的な考え方>移動スリット板10上
に3種のパターンを記録し、第1のパターンからは測定
範囲内で移動量の増加に伴い単調増加する信号を検出し
、それを内挿により100分割することで、1分割当り
1mmの検出がなされる。第1のパターンの後段として
の第2のパターンからは、第1のパターンの分割数の2
倍、すなわち、(100mm/100)×2=2mmで
、1周期の信号を検出し、それを内挿により200分割
することで、1分割当り0.01mmの検出がなされる
。さらに、第2のパターンの後段としての第3のパター
ンからは、第2のパターンの分割数の2倍、すなわち、
(2mm/200)×2=0.02mm=20μmで1
周期の信号を検出し、それを内挿により200分割する
ことで、1分割当り0.1μmの分解能が得られる。以
上の処理により、100mmあたり、0.1μmの分解
能を得られ、分割数にして、1,000,000分割が
実現する。
に3種のパターンを記録し、第1のパターンからは測定
範囲内で移動量の増加に伴い単調増加する信号を検出し
、それを内挿により100分割することで、1分割当り
1mmの検出がなされる。第1のパターンの後段として
の第2のパターンからは、第1のパターンの分割数の2
倍、すなわち、(100mm/100)×2=2mmで
、1周期の信号を検出し、それを内挿により200分割
することで、1分割当り0.01mmの検出がなされる
。さらに、第2のパターンの後段としての第3のパター
ンからは、第2のパターンの分割数の2倍、すなわち、
(2mm/200)×2=0.02mm=20μmで1
周期の信号を検出し、それを内挿により200分割する
ことで、1分割当り0.1μmの分解能が得られる。以
上の処理により、100mmあたり、0.1μmの分解
能を得られ、分割数にして、1,000,000分割が
実現する。
【0010】<位置検出>移動スリット板10上には、
図1に示すように、第1のパターンとして、開口長さが
移動量に伴い単調増加するパターン11を形成する。
第2のパターンとして、第1のパターンの1/50(
100mm/50=2mm)を1周期として、1mm毎
に光の通過領域と不通過領域部が繰り返されるパターン
12を形成、第3のパターンとして、第2のパターンの
1/100、(2mm/100=20μm)を1周期と
し、10μm毎に光の通過領域と不通過領域が繰り返さ
れるパターン13を形成する。
図1に示すように、第1のパターンとして、開口長さが
移動量に伴い単調増加するパターン11を形成する。
第2のパターンとして、第1のパターンの1/50(
100mm/50=2mm)を1周期として、1mm毎
に光の通過領域と不通過領域部が繰り返されるパターン
12を形成、第3のパターンとして、第2のパターンの
1/100、(2mm/100=20μm)を1周期と
し、10μm毎に光の通過領域と不通過領域が繰り返さ
れるパターン13を形成する。
【0011】固定スリット板20には、図2に示すよう
に、移動スリット板10上の第1のパターン11に対応
して、内挿による分解能1mmより狭い巾、例えば0.
5mmの幅の通光部21を形成する。移動スリット板1
0上の第2・第3のパターン12,13に対応して各々
のパターンと巾及びピッチの等しいスリット群22a,
22b,23a,23bが形成されている。そして、ス
リット群22b,23bは、スリット群22a,23a
に対し、それぞれ1/4周期位相がずれた位置に形成さ
れている。5個のスリット群21,22a,22b,2
3a,23bに対応して各1個ずつ計5個のフォトセン
サ31,32a,32b,33a,33bが配置されて
いる。
に、移動スリット板10上の第1のパターン11に対応
して、内挿による分解能1mmより狭い巾、例えば0.
5mmの幅の通光部21を形成する。移動スリット板1
0上の第2・第3のパターン12,13に対応して各々
のパターンと巾及びピッチの等しいスリット群22a,
22b,23a,23bが形成されている。そして、ス
リット群22b,23bは、スリット群22a,23a
に対し、それぞれ1/4周期位相がずれた位置に形成さ
れている。5個のスリット群21,22a,22b,2
3a,23bに対応して各1個ずつ計5個のフォトセン
サ31,32a,32b,33a,33bが配置されて
いる。
【0012】フォトセンサ群31,32a〜33bから
は受光した光量に比例した電流信号が得られ、図3に示
すように電流・電圧変換回路34により電圧に変換され
る。第1のパターン11に対応したフォトセンサ31か
らは移動スリット板10の移動量に伴い単調増加する信
号41が得られ、第2・第3のパターン12,13に対
応したフォトセンサ32a・32b,33a・33bか
らは各々の明暗のパターンを一周期とする、90度位相
のずれた疑似正弦波信号42a・42b,43a・43
bが得られる。
は受光した光量に比例した電流信号が得られ、図3に示
すように電流・電圧変換回路34により電圧に変換され
る。第1のパターン11に対応したフォトセンサ31か
らは移動スリット板10の移動量に伴い単調増加する信
号41が得られ、第2・第3のパターン12,13に対
応したフォトセンサ32a・32b,33a・33bか
らは各々の明暗のパターンを一周期とする、90度位相
のずれた疑似正弦波信号42a・42b,43a・43
bが得られる。
【0013】<データの結合>これら3組の信号41,
42a・42b,43a・43bは内挿処理部35で同
一のタイミングに内挿処理が開始され、その結果、粗位
置,中位置,精位置、3つの絶対値データが得られ、そ
れらはデータ結合部36に入力され、3つの位置データ
が結合され、連続した絶対値データとなる。図5は、そ
のデータ結合処理内容を表したフローチャートで、図4
を用いて説明をする。図5中、 fin は精位置データ、 mid は中位置データ、 crs は粗位置データ、 Fmgfは精位置データの内挿倍率、 Mmgfは中位置データの内挿倍率、 Cmgfは粗位置データの内挿倍率、 MID は補正後の中位置データ、 CRS は補正後の粗位置データ を表している。
42a・42b,43a・43bは内挿処理部35で同
一のタイミングに内挿処理が開始され、その結果、粗位
置,中位置,精位置、3つの絶対値データが得られ、そ
れらはデータ結合部36に入力され、3つの位置データ
が結合され、連続した絶対値データとなる。図5は、そ
のデータ結合処理内容を表したフローチャートで、図4
を用いて説明をする。図5中、 fin は精位置データ、 mid は中位置データ、 crs は粗位置データ、 Fmgfは精位置データの内挿倍率、 Mmgfは中位置データの内挿倍率、 Cmgfは粗位置データの内挿倍率、 MID は補正後の中位置データ、 CRS は補正後の粗位置データ を表している。
【0014】図4から、中位置データmid は10μ
m毎に変化し、精位置データfin は20μmを一周
期として変化していることがわかる。そのため、精位置
の絶対値データfin が単調増加している場合、最大
値から0に変化する点では、中位置の絶対値データmi
d は、常に奇数または偶数のいずれか一方となる。こ
れは設計上どちらかに定まる。なお、精位置の絶対値デ
ータfin が単調減少の場合には、0から最大値に変
化する点で同様のことがいえる。また、その変化点は2
2a,22b,23a,23b(図2)の位相を調整す
ることで、ずらすことが可能である。
m毎に変化し、精位置データfin は20μmを一周
期として変化していることがわかる。そのため、精位置
の絶対値データfin が単調増加している場合、最大
値から0に変化する点では、中位置の絶対値データmi
d は、常に奇数または偶数のいずれか一方となる。こ
れは設計上どちらかに定まる。なお、精位置の絶対値デ
ータfin が単調減少の場合には、0から最大値に変
化する点で同様のことがいえる。また、その変化点は2
2a,22b,23a,23b(図2)の位相を調整す
ることで、ずらすことが可能である。
【0015】ここで、例えば、図4に示すように精位置
データfin が最大値から0に変化する点で中位置デ
ータmid が奇数の場合には、中位置データの値をm
とすれば、 ■ mが偶数ならば、補正後の中位置データMID
をm/2、 ■ mが奇数でかつ精位置データfin が精位置デ
ータの内挿倍率Fmgfの半分以上であれば、補正後の
中位置データMID を(m−1)/2、 ■ mが奇数でかつ精位置データfin が精位置デ
ータの内挿倍率Fmgfの半分未満であれば、補正後の
中位置データMID を(m+1)/2、ただし、この
MID が内挿倍率Mmgfの半分以上になったときに
は0とする。
データfin が最大値から0に変化する点で中位置デ
ータmid が奇数の場合には、中位置データの値をm
とすれば、 ■ mが偶数ならば、補正後の中位置データMID
をm/2、 ■ mが奇数でかつ精位置データfin が精位置デ
ータの内挿倍率Fmgfの半分以上であれば、補正後の
中位置データMID を(m−1)/2、 ■ mが奇数でかつ精位置データfin が精位置デ
ータの内挿倍率Fmgfの半分未満であれば、補正後の
中位置データMID を(m+1)/2、ただし、この
MID が内挿倍率Mmgfの半分以上になったときに
は0とする。
【0016】一方、図5のフローチャートには記載して
いないが、精位置データfin が最大値から0に変化
する点で中位置データmid が偶数の場合には、中位
置データmid の値をmとすれば、 ■´mが奇数ならば、補正後の中位置データMID を
m/2、 ■´mが偶数でかつ精位置データfin が精位置デー
タの内挿倍率 Fmgf の半分以上であれば、補正後
の中位置データMID を(m−1)/2、ただし、中
位置データmが0の時は中位置データの内挿倍率値Mm
gfとし演算する、■´mが偶数でかつ精位置データf
in が精位置データの内挿倍率Fmgfの半分未満で
あれば、補正後の中位置データMID を(m+1)/
2、 として、■´■´■´のいずれかの演算後、その商を取
れば良い。
いないが、精位置データfin が最大値から0に変化
する点で中位置データmid が偶数の場合には、中位
置データmid の値をmとすれば、 ■´mが奇数ならば、補正後の中位置データMID を
m/2、 ■´mが偶数でかつ精位置データfin が精位置デー
タの内挿倍率 Fmgf の半分以上であれば、補正後
の中位置データMID を(m−1)/2、ただし、中
位置データmが0の時は中位置データの内挿倍率値Mm
gfとし演算する、■´mが偶数でかつ精位置データf
in が精位置データの内挿倍率Fmgfの半分未満で
あれば、補正後の中位置データMID を(m+1)/
2、 として、■´■´■´のいずれかの演算後、その商を取
れば良い。
【0017】以上の演算により解MID は、精位置デ
ータfin の一周期20μmを1単位とした値となる
。このように、精位置データfin の一周期を中位置
データmid の最小分解能の2倍となるように設定し
たことにより、精位置データfin が最大値から0に
変化する点において、対応する中位置データmid が
変化しない範囲でズレが生じても、その誤差を吸収する
ことができる。
ータfin の一周期20μmを1単位とした値となる
。このように、精位置データfin の一周期を中位置
データmid の最小分解能の2倍となるように設定し
たことにより、精位置データfin が最大値から0に
変化する点において、対応する中位置データmid が
変化しない範囲でズレが生じても、その誤差を吸収する
ことができる。
【0018】また、粗位置データcrs は1mm毎に
変化し、中位置データmid は2mmを一周期として
変化している。これらの関係は、さきに述べた中位置デ
ータmid と精位置データfin の関係と、分割し
ている長さと内挿倍率を除き、全く同じで、同様の演算
処理により解CRS は、中位置データの一周期2mm
を1単位とした値となる。以上2回の演算処理により求
めた解を精位置の最小単位とすることで連続した絶対値
データが得られる。具体的には次式による。 絶対値データ = 精位置データ
+ 補正後の中位置データ
× 精位置データの内挿倍率
+ 補正後の粗位置データ ×
中位置データの内挿倍率
× 精位置データの内挿倍率 ÷
2 =fin +MI
D ×Fmgf+CRS ×Mmgf×Fmgf÷2な
お、得られた位置データは、そのままパラレル出力する
こともできるが、図3に示すように、P/S変換器37
によりP/S変換処理をして、シリアルデータとして送
信すれば、信号線の本数を少なくすることができる。
変化し、中位置データmid は2mmを一周期として
変化している。これらの関係は、さきに述べた中位置デ
ータmid と精位置データfin の関係と、分割し
ている長さと内挿倍率を除き、全く同じで、同様の演算
処理により解CRS は、中位置データの一周期2mm
を1単位とした値となる。以上2回の演算処理により求
めた解を精位置の最小単位とすることで連続した絶対値
データが得られる。具体的には次式による。 絶対値データ = 精位置データ
+ 補正後の中位置データ
× 精位置データの内挿倍率
+ 補正後の粗位置データ ×
中位置データの内挿倍率
× 精位置データの内挿倍率 ÷
2 =fin +MI
D ×Fmgf+CRS ×Mmgf×Fmgf÷2な
お、得られた位置データは、そのままパラレル出力する
こともできるが、図3に示すように、P/S変換器37
によりP/S変換処理をして、シリアルデータとして送
信すれば、信号線の本数を少なくすることができる。
【0019】以上、測定範囲が100mmで最小分解能
0.1μm、つまり分割数1,000,000、のエン
コーダ実現方法について説明してきたが、分割数は、(
第1の内挿倍率/2)×(第2の内挿倍率/2)× 第
3の内挿倍率により決定され、各段での内挿倍率を適当
に組み合わせることで任意の分割数が得られる。例えば
、測定範囲を127mmとし、第2のパターンは5.0
8mmを1周期と成るように形成し、第3のパターンは
25.4μmを1周期と成るように形成し、かつ、第1
の内挿倍率を100、第2の内挿倍率を200、第3の
内挿倍率を100にする事で、0.254μm単位、つ
まり10万分の1インチ単位での計測ができる。また、
同じスリット板を用いて、第3の内挿倍率だけを254
に変更する事で、0.1μm単位の計測が可能となる。 スイッチにより内挿倍率を切り換える様に内挿回路をす
る事で、同じスリット板を用いて、メートル系・インチ
系の測定が可能なスケールができる。
0.1μm、つまり分割数1,000,000、のエン
コーダ実現方法について説明してきたが、分割数は、(
第1の内挿倍率/2)×(第2の内挿倍率/2)× 第
3の内挿倍率により決定され、各段での内挿倍率を適当
に組み合わせることで任意の分割数が得られる。例えば
、測定範囲を127mmとし、第2のパターンは5.0
8mmを1周期と成るように形成し、第3のパターンは
25.4μmを1周期と成るように形成し、かつ、第1
の内挿倍率を100、第2の内挿倍率を200、第3の
内挿倍率を100にする事で、0.254μm単位、つ
まり10万分の1インチ単位での計測ができる。また、
同じスリット板を用いて、第3の内挿倍率だけを254
に変更する事で、0.1μm単位の計測が可能となる。 スイッチにより内挿倍率を切り換える様に内挿回路をす
る事で、同じスリット板を用いて、メートル系・インチ
系の測定が可能なスケールができる。
【0020】また、より大きな分割数が必要ならば、内
挿の段数を増やすことで、逆に、それほど大きな分解数
を必要としないのであれば、内挿を2段とすることで、
より単純な構成で、20,000分割程度(例えば測定
範囲100mmで最小分解能5μm)が同様の方法で可
能である。また、内挿倍率を大きくすることで分割数を
大きくすることもできる。
挿の段数を増やすことで、逆に、それほど大きな分解数
を必要としないのであれば、内挿を2段とすることで、
より単純な構成で、20,000分割程度(例えば測定
範囲100mmで最小分解能5μm)が同様の方法で可
能である。また、内挿倍率を大きくすることで分割数を
大きくすることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の検出方式
を採用した高分解能の絶対値エンコーダによれば、少な
いトラック数で高分解能の検出が可能となるため、装置
全体を大型化しないで絶対値検出が可能となる。また、
同じスリット板を用いて、メートル系・インチ系の測定
が可能なスケールを構成することができる。また、固定
マスクのスリット幅を充分広く設定することが可能なた
め,電流・電圧変換回路の増幅率を低く抑えることがで
き、ノイズの影響を受け難くなる。
を採用した高分解能の絶対値エンコーダによれば、少な
いトラック数で高分解能の検出が可能となるため、装置
全体を大型化しないで絶対値検出が可能となる。また、
同じスリット板を用いて、メートル系・インチ系の測定
が可能なスケールを構成することができる。また、固定
マスクのスリット幅を充分広く設定することが可能なた
め,電流・電圧変換回路の増幅率を低く抑えることがで
き、ノイズの影響を受け難くなる。
【図1】本発明による高分解能絶対値エンコーダの実施
例における移動スリット板のパターンを示す図である。
例における移動スリット板のパターンを示す図である。
【図2】実施例における固定スリットのパターンを示す
図である。
図である。
【図3】この発明を適用した高分解能絶対値エンコーダ
の信号処理系の一実施例を示すブロック図である。
の信号処理系の一実施例を示すブロック図である。
【図4】粗位置データ・中位置データ・精位置データの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図5】粗位置データ・中位置データ・精位置データを
結合するための処理法を表すフローチャートである。
結合するための処理法を表すフローチャートである。
【図6】従来の絶対値検出型リニアエンコーダの斜視図
である。
である。
10 移動スリット板
11 第1のパターン
12 第2のパターン
13 第3のパターン
20 固定スリット板
34 電流・電圧変換器
35 内挿処理部
36 データ結合部
61 移動スリット板
65 固定スリット板
Claims (3)
- 【請求項1】 第1および第2のパターンが配置され
た移動スリット板と、前記第1のパターンから移動量に
伴い単調増加する波形信号を検出する第1の検出手段と
、前記第2のパターンから90度位相のずれた2つの波
形信号を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手
段により検出された波形信号を内挿処理する第1の内挿
処理手段と、前記第2の検出手段により検出された2つ
の波形信号を内挿処理する第2の内挿処理手段と、前記
第1および第2の内挿処理手段により得られた内挿デー
タを結合するデータ結合手段と、を有し、前記第1のパ
ターンは、移動量に伴い透過光量が単調増加する符号か
らなり、前記第2のパターンは、前記第1のパターンが
配置されている範囲を等間隔に分割する縞状符号よりな
る、ことを特徴とする高分解能絶対値エンコーダ。 - 【請求項2】 第2のパターンは、縞状符号の間隔が
所定の整数比により順次細かくなる複数のトラックによ
り構成され、第2の内挿処理手段は、前記各々のトラッ
クに対応して複数設けられている、ことを特徴とする請
求項1記載の高分解能絶対値エンコーダ。 - 【請求項3】 隣接するパターンのうち後段のパター
ンは、前段のパターンから得られる信号を内挿処理する
内挿処理手段により得られた内挿データの分解能の2倍
を一周期とする、90度位相のずれた2つの疑似正弦波
状の出力信号が得られるようになされていることを特徴
とする請求項1あるいは請求項2記載の高分解能絶対値
エンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41533990A JPH04232814A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 高分解能絶対値エンコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41533990A JPH04232814A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 高分解能絶対値エンコ−ダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04232814A true JPH04232814A (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=18523713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41533990A Pending JPH04232814A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 高分解能絶対値エンコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04232814A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000180213A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-30 | Dr Johannes Heidenhain Gmbh | 増分および絶対位置デ―タを出力するエンコ―ダ |
US20100271711A1 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Hideo Yoshida | Optical position detecting apparatus and optical apparatus |
JP2013033058A (ja) * | 2012-10-04 | 2013-02-14 | Mitsubishi Electric Corp | エンコーダ |
JP2020034273A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置およびこれを備えた装置、位置検出方法およびコンピュータプログラム |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41533990A patent/JPH04232814A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000180213A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-30 | Dr Johannes Heidenhain Gmbh | 増分および絶対位置デ―タを出力するエンコ―ダ |
US20100271711A1 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Hideo Yoshida | Optical position detecting apparatus and optical apparatus |
JP2013033058A (ja) * | 2012-10-04 | 2013-02-14 | Mitsubishi Electric Corp | エンコーダ |
JP2020034273A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置およびこれを備えた装置、位置検出方法およびコンピュータプログラム |
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