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JPH04182484A - 光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH04182484A
JPH04182484A JP31091590A JP31091590A JPH04182484A JP H04182484 A JPH04182484 A JP H04182484A JP 31091590 A JP31091590 A JP 31091590A JP 31091590 A JP31091590 A JP 31091590A JP H04182484 A JPH04182484 A JP H04182484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optically active
alkyl
naphthyridine derivative
naphthyridine
general formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP31091590A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yamamoto
雅夫 山本
Naoya Morifuji
直哉 森藤
Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemiphar Co Ltd filed Critical Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority to JP31091590A priority Critical patent/JPH04182484A/ja
Priority to TW080109010A priority patent/TW200483B/zh
Priority to KR1019910020426A priority patent/KR100219251B1/ko
Publication of JPH04182484A publication Critical patent/JPH04182484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下記一般式(■): (式中、R1,R2及びR3はそれぞれ独立に、炭素数
1〜4個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素であるこ
とを示す) で表ねされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(
+)一体の製造方法に関する。
(発明の背景) 特開昭61−143382号公報には、下記−般式(m
): (式中、R1は置換されていることのある芳香族または
複素芳香環、R2は4個までの炭素原子を含む直鎖若し
くは分枝アルキル基、又はヘンシル基、R3は水素原子
、4個までの炭素原子を含む直鎖若しくは分枝アルキル
基若しくはアルコキシカルボニル基、R4は4個までの
炭素原子を含む直鎖若しくは分枝アルキル基、干してR
5はカルボキシル基、又は17個までの炭素原子を含み
かつ酸素、イオウまたは窒素原子を含んでいてもよい直
鎖、分校若しくは環式アルコキシカルボニル基である) で表わされる1、6−ナフチリジン誘導体が、血管の鎮
痙作用を有しており、心筋虚血、脳梗塞、肺動脈血栓症
、動脈峡化症あるいは他の個所の狭窄症などの大脳、心
臓あるいはその周辺の血管の疾患に使用されることが記
載されている。上記公報には、一般式(III)で表わ
される化合物がラセミ体の形態をとることは記載されて
いるが、その光学活性体の作用については全く記載され
ておらず、その光学活性体の製造方法についても記載さ
れていない。
一方、BJoidl、et al、、Naunyn−5
chmiedeberg’5Arch、Pharmac
ol、、337,447−453 (I988)には、
下記式(IIa) : (式中、i−P rはイソプロピル基を示す)で表わさ
れる化合物の、単離心筋細胞活動電位に対する作用は、
光学活性(+)一体が光学活性(−)一体よりも強いこ
とが開示されており、また、 D、J、Dooley、
et  al、、J、Neurochem、、49,9
00−904 (I987)には、式(IIa)で表わ
される化合物の、[3H] PN200−110結合に
対する作用[レセプター・パインディング;脳]は、光
学活性(+)一体が光学活性(−)一体の約13倍であ
ることが開示されている。
上記のように、式(Ila)で表わされる化合物の薬理
活性は、光学活性(+)一体が光学活性(−)一体より
も著しく強いことが知られているが、式([Ia)で表
わされる化合物のラセミ体からその光学活性(+)一体
を光学分割することは極めて困難であり[例えば、−数
的に使用されている酸性光学分割剤を使用して、式(I
la)で表わされる化合物のラセミ体を光学分割しよう
としでも殆ど分割できなかった]、式(Ila)で表ね
される化合物の光学活性体の工業的に有用な製造方法は
知られていない。
本発明者らは、一般式(I): (式中、R1及びR2はそれぞれ独立に、炭素数1〜4
個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素であることを示
す) で表わされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体
の混合物から、光学分割法によりその光学活性(+)一
体を容易に取得することができ、この光学活性(+)一
体を、炭素数1〜4個のアルキル基を含むアルキル化剤
と反応させることにより、式(I[a)で表わされる化
合物を含む前記−般式(ff)で表わされる1、6−ナ
フチリジン誘導体の光学活性(+)一体を製造できるこ
とを見出し本発明を完成した。
なお、上記一般式(I)で表わされる1、6−ナフチリ
ジン誘導体の一部のものは特開昭60−54385号公
報に記載されているが、同公報には一般式(I)で表わ
される1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体につい
ても、また光学分割方法についても記載されていない。
[発明の目的] 本発明の目的は、前記一般式(II)で表わされる光学
活性1,6−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)一体
を効率良く製造する方法を提供することにある。
[発明の構成] 本発明は、下記一般式(I): (式中、R+及びR2はそれぞれ独立に、炭素数1〜4
個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素であることを示
す) で表わされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(
+)一体を、炭素数1〜4個のアルキル基を含むアルキ
ル化剤と反応させて、下記一般式(): (式中、RI 、 R2及びR3はそれぞれ独立に、炭
素数1〜4個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素であ
ることを示す) で表わされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(
+)一体を生成させることを特徴とする光学活性1,6
−ナフチリジン誘導体の製造方法にある。
[発明の詳細な記述コ 本発明の製造方法において原料として使用される物質は
、上記一般式(I)で表わされる1、6−ナフチリジン
誘導体の光学活性(+)一体である。
上記一般式(I)において、R1及びR2はそれぞれ独
立に、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、
n−ブチル、i−ブチル、t−ブチルなどの炭素数1〜
4個のアルキル基を表わし、特に、メチル又はエチルで
あることが好ましい。
上記一般式(I)で表わされる1、6−ナフチリジン誘
導体の光学活性(+)一体は、一般式(I)で表わされ
る1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体の混合物に
、光学活性(+)−カンファースルホン酸又はその誘導
体を反応させ、生成した二種のジアステレオマー塩を溶
媒に対する溶解度の差を利用して分離し、次いで析出し
たジアステレオマー塩から上記1,6−ナフチリジン誘
導体の光学活性(+)一体を遊離させる光学分割方法に
より得ることができる。
上記光学分割方法において、一般式(I)で表わされる
1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体の混合物は、
ラセミ体であってもよく、上記1.6−ナフチリジン誘
導体のラセミ体から光学活性1,6−ナフチリジン誘導
体の一部が分離された残りの(+)一体と(−)一体と
の混合物であってもよい。
上記1.6−ナフチリジン誘導体のラセミ体は、例えば
、特開昭60−54385号公報に記載された方法に準
拠して製造することができる。
例えば、下記一般式(IV) (式中、R1及びR2は、前記と同じ意味を有する) で表わされる1、4−ジヒドロピリジン誘導体を、塩基
の存在下に1.3.5−トリアジンと反応させることに
より製造することができる。
上記光学分割方法において、光学分割剤として使用され
る光学活性(+)−カンファースルホン酸又はその誘導
体としては、光学活性(+)−カンファー−10−スル
ホン酸、光学活U(+)−カンファー−8−スルホン酸
、これらの光学活性(+)−カンファースルホン酸の環
形成炭素原子へのハロゲン化物(例えば、ブロム化物、
クロル化物等)、特に(+)−3−ブロモカンファー−
1O−スルホン酸を好ましい例として挙げることができ
る。
上記一般式(I)で表わされる1、6〜ルナフチリジン
導体の光学活性体の混合物と上記光学分割剤との反応割
合は特に限定されないが、上記混合物中に含まれる1、
6−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)一体1モルに
対し、1〜2モル量の上記光学分割剤を使用することか
好ましい。
上記光学分割方法においては、一般式(I)で表わされ
る1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)一体と
、光学分割剤である光学活性(+)−カンファースルホ
ン酸又はその誘導体とのジアステレオマー塩を結晶とし
て溶液から析出させ、溶液中に溶解したままの上記1.
6−ナフチリジン誘導体の光学活性(=)一体と分離す
る。
従って、上記光学分割方法においては、一般式(I)で
表わされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体の
混合物と上記光学分割剤とを、生成する二種のジアステ
レオマー塩が溶解度の差を示すような溶媒中で反応させ
る。このような溶媒としては、メタノール、エタノール
、1−プロパツール、2−プロパツール、1−ブタノー
ル、2−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、
アセトニトリル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジオキサン
、THF等の単独、若しくはこれらの混合物、又はこれ
らの溶媒と水との混合物を使用することができる。特に
エタノール又は2−プロパツールを使用することが好ま
しい。
上言己光学分割方法においては、上記のようにして、上
記1,6−ナフチリジン誘導体の光学活性体の混合物と
上記光学分割剤とを反応させた後、必要に応じて溶媒を
追加し、冷却し、結晶が十分析出するまで所定の温度に
維持する。その際、必要に応じて攪拌してもよい。また
結晶の析出を促進するために、種として析出させるべき
ジアステレオマー塩と同じ塩の結晶の少量を添加しても
よい。析出するジアステレオマー塩中の、上記1゜6−
ナフチリジン誘導体の光学活性(+)一体の純度ができ
るたけ高くなるように、前記溶媒の種類及び組成、固形
分の濃度、結晶析出温度及び時間等の分割条件を選定す
る。このような条件を選定すること自体は、当業者が容
易にできる。
上記のようにして析出させたジアステレオマー塩を濾取
し、次いで必要により、例えば、ジアステレオマー塩の
生成に使用したものと同し溶媒で部分溶解又は再結晶す
ることによって精製し、ジアステレオマー塩の精製物を
得ることができる。
得られた精製ジアステレオマー塩を、炭酸ナトリウム、
水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム等の
塩基で処理して解離させ、一般式(I)で表わされる1
、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)−遊離体を
得ることができる。
本発明において、上記一般式(I)で表わされる1、6
−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)一体は、その遊
離体の形態で使用することができ、場合により、光学分
割若しくは再結晶などの精製に使用した溶剤、例えばア
ルコールの付加物の形態で使用することもでき、更に、
無機酸(例、塩酸、硫酸、燐酸)又は有機酸(例、酢酸
、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ
酸、メタンスルホン酸)の酸付加塩のよう塩の形態で使
用することもできる。
上記光学分割方法における原料である一般式(I)で表
わされる1、6−ナフチリジン誘導体の光学活性体の混
合物としては、前記のように前記一般式(I)で表わさ
れる1、6−ナフチリジン誘導体のラセミ体を使用して
もよいが、予め、適当な方法、例えば、ジアステレオマ
ー塩法により前記1,6−ナフチリジン誘導体のラセミ
体から光学活性(−)一体の一部を分割除去し、光学活
性(+)一体の含有比率が相対的に高くなった光学活性
(+)一体と光学活性(−)一体との混合物を原料とし
て使用して上記光学分割方法を実施すると、光学純度の
高い光学活性(+)一体を容易に得ることができる。
本発明において使用されるアルキル化剤としては、ハロ
ゲン化アルキル(例えば、クロル化アルキル、ブロム化
アルキル、ヨウ化アルキルなど)、スルホン酸アルキル
エステル、アルキル硫酸エステル、トリアルキルオキソ
ニウム塩などを挙げることができる。上記アルキル化剤
に含まれるアルキル基としては、メチル、エチル、n−
プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t
−ブチルなどの炭素数1〜4個のアルキルを挙げること
かできる。
アルキル化剤としてハロゲン化アルキルを使用する場合
には、一般式(I)で表わされる1、6−ナフチリジン
誘導体の(+)一体を、適当な溶媒中で金属、好ましく
はアルカリ金属の水素化物、炭酸塩、アルコキシドなど
の塩基の存在下で反応させることが好ましい。
本発明におけるアルキル化反応は、一般に適当な溶剤中
で行われる。この溶剤としては種々の溶剤を使用するこ
とができるが、好ましい溶剤としては、例えば、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、ヘンゼン、ト
ルエンなとのような非環式、環式または芳香族の炭化水
素;ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタンなどのよ
うなハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、1,2−
ジメトキシエタンなどのようなエーテル:ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、ジメチルス
ルホキシドなどのような極性中性溶剤を挙げることがで
きる。
また、上記アルキル化反応は、一般に室温から使用する
溶剤の沸点までの温度で行われ、窒素ガスのような不活
性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
反応終了後、適当な溶剤による抽出、再結晶などの方法
により精製して、一般式(n)で表わされる1、6−ナ
フチリジン誘導体の光学活性(+)一体を高収率で得る
ことができる。
反応液から目的化合物を分離取得する際に、適当な無機
酸(例、塩酸、硫酸、燐酸)又は有機スルホン酸を添加
して目的化合物の塩を形成させると目的化合物の反応液
からの分離が容易になる。
特に、硫酸塩にすることが好ましい。この目的化合物の
塩は、精製の際に適当なアルカリで処理することにより
目的化合物の遊離体にすることができる。
本発明により製造される一般式(II)で表わされる1
、6−ナフチリジン誘導体の光学活性(十)一体は、無
機酸(例、塩酸、硫酸、燐酸)又は有機酸(例、酢酸、
プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸
、メタンスルホン酸)の酸付加塩のよう薬理学的に許容
され得る塩にすることができる。
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
[参考例1] (+)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−メチル−
5−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)
−1,6−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル[以下、(十)−エステルAとい− (i)(±)−1,4,5,6−チトラヒドロー2−メ
チル−5−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェ
ニル)−1,6−ナフチリジン−3=カルボン酸エチル
エステル[以下、(±)−エステルAという 1.4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4−(2−トリ
フルオロメチルフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸 ジエチルエステル39゜7g(0,10モル)の
乾燥N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)200m
ft溶液を、窒素雰囲気下で60%水素化ナトリウム4
.00g(o、ioモル)の乾燥D M F 50 m
 Il懸濁液に、攪拌下に45分間を要して滴下した。
水素の発生が止まった後更に15分間攪拌を続けた。こ
れに、1,3.5−トリアジン8.11g(0,10モ
ル)のDMF150mIL溶液を滴下し、反応混合物を
110℃で16時間加熱した。
反応混合物からDMFを減圧留去し、残留物にアセトン
750mILを加えて攪拌した後、不溶物を濾別した。
濾液を減圧下に濃縮し、タール状残留物をメタノール4
15mff1に加熱溶解させた。この溶液を室温にまで
冷却し析出した結晶を濾過、洗浄して、(±)−エステ
ルAのメタノール1分子付加物の組体23.Ogを結晶
として得た。
(ii)十  −エステルA 上記(i)におけると同様にして得た(±)−エステル
Aのメタノール1分子付加物の組体28.73g (7
0,0ミリモル)及び(S)−(+)−カンファー−1
0−スルホン酸16,25g (70,0ミリモル)を
、エタノール410m1に加熱溶解し、種結晶を加えた
後、室温て一夜放置した。析出した結晶を濾取し、エタ
ノールで洗浄し、粗ジアステレオマー塩18.4gを得
た。この粗結晶をエタノール500mJZに加熱溶解し
、室温で一夜放置した。析出した結晶を濾取し、エタノ
ールで洗浄し、ジアステレオマー塩16.48gを白色
結晶として得た。
この結晶を工0%NaOH水溶液50mItに懸濁させ
、室温で30分間激しく攪拌した。不溶物を濾取し、水
洗することにより、(+)−エステルA9.08gを白
色結晶性粉末として得た。
[al、   :+75. 9 °  (c  O,5
+9.  メタノール)’HNMR(DMSOdo )
   δ二1、 12      (3H,t、  J
=7Hz)2、 29      (3H,S) 3、 5−4. 2  (2)f、m)5、 52  
    (I)1.  s)5、 87      (
IH,d、  J=7Hz)7.09      (I
H,d、J=7Hz)7、 0−7. 5  (4H,
m) 9、 12      (jH,br、  5)10、
 72      (IH,br、  5)IR(にB
r)   cm−’: 3700−2400. 1660. 1620゜158
0、 1495. 1465. 1445゜1310、
 1250. 1205. 1150゜1100、 1
030. 760゜ [実施例1] (+)−1,4−ジヒドロ−5−イソプロピルオキシ−
2−メチル−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)
−1,6−ナフチリジン−3−カルボ゛ン  エチルエ
ステル 窒素雰囲気下で、参考例1で製造した(+)−エステル
A5.52g (I4,6ミリモル)、ヨウ化イソプロ
ピル7.45g (43,8ミリモル)及び粉末炭酸カ
ルシウム4.38g (43゜8ミリモル)を、乾燥D
MF36mn中に添加し、混合物を100℃で6時間加
熱攪拌した。次いで更に、ヨウ化イソプロピル7.45
g (43,8ミリモル)及び粉末炭酸カルシウム4.
38g (43,8ミリモル)を追加し、窒素雰囲気下
で100℃で7時間加熱攪拌した。
反応混合物を室温にまで冷却した後、不溶物を濾別し、
DMFで洗浄した。濾液及び洗浄液を一緒に併せて減圧
下に濃縮した。残留物にトルエン70m1Lを加え、水
50mff1X2、及び飽和食塩水50m1で洗浄した
後、減圧下に濃縮した。残留物をアセトン34mkに溶
解し、この溶液に濃硫酸1.48gのアセトン10m1
溶液を加え、均一にした後室温で一夜静置した。析出し
た結晶を濾取し、アセトンで洗浄し、乾燥することによ
リ、標題化合物の硫酸塩の組体6.62gを白色結晶と
して得た。
この標題化合物の硫酸塩の組体6.62gに、水80m
IL及び酢酸エチル50m1を加え、次いでこれに濃ア
ンモニア水を加えてpH10に調整した。酢酸エチル層
を分離し、更に水層を酢酸エチル50mILで抽出した
後、合わせた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去して乾
固し、得られた残漬5.34gを60%エタノール21
.3mLLに加熱溶解した後、攪拌しながら徐々に放冷
した。溶液が白濁する前に種結晶を加えて結晶を析出さ
せた。液、温が室温になってから更に1時間攪拌を続け
た。次に、この混合物に水5.34mflを30分間か
けて滴下し、更に室温で2時間攪拌を続けた。析出した
結晶を濾取し、40%エタノールで洗浄し、60℃で1
2時間減圧乾燥して、標題化合物4.77gを白色結晶
性粉末として得た。
融点:132.5〜133.5℃ [α]:3 :+114 °  (c  O,518,
塩化メチレン)得られた標題化合物を、セルロースのト
リス(4−クロロフェニルカルバメート)誘導体をシリ
カゲルに被覆した充填剤を用いたカラム(ダイセル化学
工業株式会社製、商品名rCHIRALCEL  OF
J )を使用し、高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)で光学純度を測定した。
カラム: CHIRALCEL OF 4.6X 25
0mm移動相:ヘキサン/2−プロパツール(I951
5)流 速:0.5mIt/分 カラム温度:室温 検 出:UV  254nm 上記条件で光学活性体は完全に分離し、実施例1で得ら
れた(+)一体の光学純度は99%以上であった。
(発明の効果) 本発明の1.6−ナフチリジン誘導体の光学活性(+)
一体の製造方法は、従来そのラセミ体から製造すること
が困難であった、医薬の有効成分として有用である前記
−数式(II)で表わされる1、6−ナフチリジン誘導
体の光学活性(+)−体を容易に製造することができる
方法であり、顕著に優れた効果を奏するものである。
特許出願人  日本ケミファ株式会社 代 理 人  弁理士 柳川 泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。下記一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立に、炭素数1
    〜4個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素であること
    を示す) で表わされる1,6−ナフチリジン誘導体の光学活性(
    +)−体を、炭素数1〜4個のアルキル基を含むアルキ
    ル化剤と反応させて、下記一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2及びR^3はそれぞれ独立に、
    炭素数1〜4個のアルキル基を表わし、*は不斉炭素で
    あることを示す) で表わされる1,6−ナフチリジン誘導体の光学活性(
    +)−体を生成させることを特徴とする光学活性1,6
    −ナフチリジン誘導体の製造方法。
JP31091590A 1990-11-16 1990-11-16 光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法 Pending JPH04182484A (ja)

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JP31091590A JPH04182484A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法
TW080109010A TW200483B (ja) 1990-11-16 1991-11-16
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JP31091590A JPH04182484A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法

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ID=18010915

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31091590A Pending JPH04182484A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 光学活性1,6―ナフチリジン誘導体の製造方法

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