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JPH04144743A - スエード調包装用紙の製造方法 - Google Patents

スエード調包装用紙の製造方法

Info

Publication number
JPH04144743A
JPH04144743A JP26926290A JP26926290A JPH04144743A JP H04144743 A JPH04144743 A JP H04144743A JP 26926290 A JP26926290 A JP 26926290A JP 26926290 A JP26926290 A JP 26926290A JP H04144743 A JPH04144743 A JP H04144743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
film
auxiliary film
suede
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26926290A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Aoyama
憲介 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP26926290A priority Critical patent/JPH04144743A/ja
Publication of JPH04144743A publication Critical patent/JPH04144743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、スェード調の外観をもった包装用紙の製造方
法に関する。
【従来の技術】
商品の包装に使用する包装用紙は、紙に適宜の絵柄や模
様を直接印刷することによって製造している。 最近で
は包装用紙にも、高級品が好まれる傾向があり、それに
ともなって、外観はもちろん、触感も質の良いものや変
ったものが求められるようになってきた。 高級感のある包装用紙のひとつとして、スェード調の外
観をもった包装用紙を製造する目的で、「ビーズ顔料」
とよばれる、顔料の微粉末を合成樹脂中に分散して粒状
に成形したもの、つまり顔料粒子が合成樹脂で被覆され
た形態のものを含有する塗料の使用を試みた。 しかし
、スェード調の外観を得るには、塗膜の厚さを少なくと
も10μm1一般には25μm以上としなければならな
い。 このような厚膜を、紙に直接塗料を塗布すること
により形成しようとしても、紙の繊維密度差に応じて塗
料の吸収量が異なるためムラが生じてしまい、外観の美
麗なものは得られない。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、美麗な外観を有するスェード調の包装
用紙の製造方法を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明のスェード調包装用紙の製造方法は、第1図に示
すように、耐熱性および耐溶剤性をもったプラスチック
の補助フィルム(2)にビーズ顔料を含有する塗料を塗
布して塗膜(1)を形成し、この塗膜が表面となるよう
に、補助フィルムを包装に適した紙(3)類の上にラミ
ネートすることからなる。 このようにして、第2図に
示す包装用紙が得られる。 包装に適した紙類とは、柔軟で折り曲げやすく、ある程
度商品を保護できる紙であって、具体的には、上質紙、
薄葉紙、クラフト紙などである。 表面に所望の絵柄や模様を印刷したものを使用してもよ
い。 補助フィルムに使用するプラスチックは、塗布した塗料
の乾燥時に加わる熱に耐える耐熱性、および塗料中の溶
剤によって溶解したり膨調したりすることのない程度の
耐溶剤性をかねそなえる必要がある。 その程度は、使
用する溶剤、塗料組成および乾燥時の加熱温度、加熱方
法に応じて異なるか、通常は耐熱性としては40〜15
0°Cの温度に耐えること、また耐溶剤性は、この温度
範囲において、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル
類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素、ヘキサンのような脂肪族炭化水素、メチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコールなどのアルコール類、そのほか、
シクロヘキサノン、エチレングリコール、あるいはミネ
ラルスピリットに対する耐久性をもつことである。 熱溶剤に耐えるべき時間は、1〜300秒間である。 
汎用されているプラスチックの中ではポリエステルとく
にポリエチレンテレフタレートが最適であるが、そのほ
か耐溶剤性にすぐれ比較的熱に耐えるポリプロピレン、
ポリメチルペンテン、セルローストリアセテート、ボリ
アリレートなとも、塗エヤ乾燥の条件に応じて選択使用
できる。 補助フィルムは、厚手のものを使用すると、包装用紙に
形成したときに紙のもつ柔軟性をそこなうので、なるべ
く薄いもの、好ましくは25μm以下のものをえらぶと
よい。 補助フィルムとして無色透明または着色透明の
ものをえらぶと、紙の色や印刷層を透視することができ
るし、不透明なものを用いれば、隠蔽性の良いものが得
られる。 補助フィルムにあらかじめコロナ放電やプライマーの塗
布などの易接着処理をしておくと、塗料のコーティング
が容易になるから、必要に応じて実施する。 所望によ
り、補助フィルムの片面または両面に絵柄印刷を施して
もよい。 補助フィルムへの塗料の塗布は、グラビアコート、ロー
ルコートなど従来と同様の手法でよい。 とくに、10μ以上の厚膜を形成したいときは、リバー
スロールコータ−、コンマコーター、フローコーターあ
るいはナイフコーターで行なえばよい。 塗料は、ビーズ顔料を添加したものであれば、二液硬化
型ウレタン系のものをはじめとしてほとんとすべての塗
料を使用できるので、任意のものを選択すればよい。 
ビーズ顔料を添加した塗料はツヤ消し効果か高く、との
方向からみてもツヤ消しになっていて、ソフトな質感の
スェード調塗膜を形成することができる。 顔料粒子を
被覆する合成樹脂として弾力のあるものを採用すれば、
ツヤ消し塗膜に物が当たっても復元力かあって、外観上
キズがつかないという利点かある。 ビーズ顔料は、前記したように、Fe2O3、TlO2
、CaCO3、キナクリドンなど常用の顔料の微粉末を
、ポリウレタン、アクリル樹脂、エポキシ、ポリエステ
ル、ナイロン、フッ素樹脂、塩ビー酢ビ共重合体など弾
力性のある樹脂、またはこれに必要に応じて可塑剤、安
定剤、界面活性剤などを加えたものに分散し、粒状にし
たものであって、その粒径は、形成しようとする塗膜の
厚さによっても異なるが、分布の範囲が5〜80μであ
って、かつ分布の極大が10〜35μの範囲にあるもの
がとくに好ましい。 ビーズ顔料の色は、所望に応じて選択すればよい。 た
とえば、はぼ無色透明なビーズ顔料を用いれば深みのあ
るツヤ消し塗膜ができるし、二色以上のビーズ顔料を組
み合わせても、変化に冨んだツヤ消し面がつくれる。 補助フィルムと紙とのラミネートは、ドライラミネート
、エクストルージョンラミネート、ホットメルト接着剤
による熱融着など、既知の手法に従えばよい。 この包装紙は、エンボス加工など後加工か可能である。 【作 用] 本発明の包装用紙の製造方法は、まず塗料をプラスチッ
クの補助フィルムに塗布することによって、−様な厚さ
のスェード調の塗膜を形成する。 次に塗膜が乾燥した上記のフィルムを包装に適した紙類
にラミネートすることにより、上記のスェード調の外観
を維持したまま、包装用紙ができる。 このようにして、紙の繊維密度の差異が塗膜厚さに与え
る影響を防いで、ツヤムラのない、外観の美麗なスェー
ド調の塗膜を設けることが可能になる。 [実施例1] 青色顔料をポリウレタンで被覆してなる、粒径5〜80
Iin、粒度分布の極大が約30timのビーズ顔料を
、下記の配合で二液硬化型ウレタン塗料に添加したもの
を用意した。 ビーズ顔料            17%ポリエステ
ルウレタン     12.6%酢酸エチル     
       12%メチルイソブチルケトン    
   8%トルエン             48%
酢酸ブチル           2.4%補助フィル
ムとして厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを使用し、これに上記の塗料を塗布して130〜
140℃に1分間加熱し、硬化させてから巻きとった。  塗膜の厚さは25μmである。 米坪50 g/rdの上質紙に上記フィルムをドライラ
ミネートして、スェード調のツヤ消し外観をもった包装
用紙を得た。 [実施例21 米坪100q/rdのさらしクラフト紙にオフセット印
刷で絵柄を印刷し、その上に、実施例1で使用したもの
と同じ、塗料を塗布したポリエチレンテレフタレートフ
ィルムをドライラミネートした。 このようにして得た包装用紙は、スェード調のツヤ消し
表面と、そのスェード調の層を透して見える絵柄とをめ
わせだ外観を有していた。 【実施例3] 米坪239/mの薄葉紙にグラビア印刷で絵柄を印刷し
、その上に、実施例1て使用したものと同じ、塗料を塗
布したポリエチレンテレフタレートフィルムをドライラ
ミネートした。 この包装紙もまた、実施例2の製品と同様に、スェード
調のツヤ消し表面と、それを透して見える絵柄とをあわ
せた外観をもつものであった。 [発明の効果] 本発明の方法に従えば、ツヤムラのない美麗な外観を有
するスェード調の包装用紙を製造できる。 本発明の方法で製造した包装用紙は、外観もさることな
がら触感にもすぐれ、高級感のあるものである。 また
、ある程度の防水性もあり強度も増しているから、包装
用紙としての性能も高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の製造方法を説明するための模式的な
断面図である。 第2図は、本発明の製造方法によって得た包装用紙の、
第1図と同様な図面である。 1・・・塗 膜     2・・・補助フィルム3・・
・紙 特許出願人   大日本印刷株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性および耐溶剤性をもつたプラスチックの補
    助フィルムにビーズ顔料を含有する塗料を塗布して塗膜
    を形成し、この塗膜が表面となるように、補助フィルム
    を包装に適した紙類の上にラミネートすることからなる
    スエード調包装用紙の製造方法。
  2. (2)補助フィルムとして厚さ50μm以下のポリエス
    テルフィルムを使用する請求項1の製造方法。
  3. (3)表面に印刷層を設けた紙を使用する請求項1の製
    造方法。
JP26926290A 1990-10-05 1990-10-05 スエード調包装用紙の製造方法 Pending JPH04144743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005513282A (ja) * 2001-12-18 2005-05-12 アルジョ ウィギンス デッサン エ パピエ ファン 絹の触感を有する塗工紙
EP1884594A1 (de) * 2006-08-04 2008-02-06 Mondi Packaging AG Migrationsbeständiges Papier
JP2012517915A (ja) * 2009-02-13 2012-08-09 アルジョ ウイグギンス フイネ パペルス リミテッド 柔らかな又は絹のような手触りを有する印刷可能多層シート及び該シートの製造方法

Cited By (4)

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