JPH0413380Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0413380Y2 JPH0413380Y2 JP1984194966U JP19496684U JPH0413380Y2 JP H0413380 Y2 JPH0413380 Y2 JP H0413380Y2 JP 1984194966 U JP1984194966 U JP 1984194966U JP 19496684 U JP19496684 U JP 19496684U JP H0413380 Y2 JPH0413380 Y2 JP H0413380Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- intercooler
- engine
- supercharger
- body frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エンジンの吸気通路に過給機を有
し、かつ過給機により過給された過給気を冷却す
るインタークーラを備えた自動車用エンジンの吸
気装置に関する。
し、かつ過給機により過給された過給気を冷却す
るインタークーラを備えた自動車用エンジンの吸
気装置に関する。
従来のかかる自動車用エンジンの吸気装置は実
開昭57−193028号公報に示されるごとく公知であ
るが、過給機により過給された過給気をインター
クーラにて効果的に冷却するために、一般に該イ
ンタークーラは大きな容積を有し、かつ熱交換が
容易に行なわれるようにアルミニウムや真ちゆう
などの軟質材料で形成されている。そのため、イ
ンタークーラはエンジンとは別に車体前方の走行
風の当り易い位置に取付けられている。
開昭57−193028号公報に示されるごとく公知であ
るが、過給機により過給された過給気をインター
クーラにて効果的に冷却するために、一般に該イ
ンタークーラは大きな容積を有し、かつ熱交換が
容易に行なわれるようにアルミニウムや真ちゆう
などの軟質材料で形成されている。そのため、イ
ンタークーラはエンジンとは別に車体前方の走行
風の当り易い位置に取付けられている。
ところが、インタークーラにはエンジンの吸気
系が接続されており、エンジンの振動、特に振幅
の大きな低周波振動のローリングが伝わつて、イ
ンタークーラのインレツトパイプやアウトレツト
パイプの取付基部に大きな力が加わり、軟質材質
で形成されているインタークーラは損傷を受け易
いといつた問題を有していた。
系が接続されており、エンジンの振動、特に振幅
の大きな低周波振動のローリングが伝わつて、イ
ンタークーラのインレツトパイプやアウトレツト
パイプの取付基部に大きな力が加わり、軟質材質
で形成されているインタークーラは損傷を受け易
いといつた問題を有していた。
このため、従来装置においては、インタークー
ラとエンジンの吸気系とを弾性体により形成され
た吸気管により接続して、エンジン振動がインタ
ークーラに伝わるのを極力防止するような構造が
とられているが、この弾性体の吸気管は過給機下
流の過給圧を受ける位置にあるため、むやみに剛
性を低下させることができず、依然として上記問
題を解消するまでに至つていない。つまり、上記
吸気管の剛性を大きく低下させると過給機吐出圧
による吸気管の伸縮疲労が生じ易くなり、これを
防止するために吸気管の剛性をある程度高くする
とエンジン振動の伝達を充分に抑制できなくなる
という問題が残されている。
ラとエンジンの吸気系とを弾性体により形成され
た吸気管により接続して、エンジン振動がインタ
ークーラに伝わるのを極力防止するような構造が
とられているが、この弾性体の吸気管は過給機下
流の過給圧を受ける位置にあるため、むやみに剛
性を低下させることができず、依然として上記問
題を解消するまでに至つていない。つまり、上記
吸気管の剛性を大きく低下させると過給機吐出圧
による吸気管の伸縮疲労が生じ易くなり、これを
防止するために吸気管の剛性をある程度高くする
とエンジン振動の伝達を充分に抑制できなくなる
という問題が残されている。
本考案は、上記従来の問題点を解消するために
なされたもので、過給機の過給圧による弾性吸気
管の伸縮疲労を抑制しつつ、インタークーラにエ
ンジンの振動が伝わるのを防止してインタークー
ラの損傷を防止し、さらに車体振動等に対しても
信頼性を高めることができる自動車用エンジンの
吸気装置を提供することを目的とする。
なされたもので、過給機の過給圧による弾性吸気
管の伸縮疲労を抑制しつつ、インタークーラにエ
ンジンの振動が伝わるのを防止してインタークー
ラの損傷を防止し、さらに車体振動等に対しても
信頼性を高めることができる自動車用エンジンの
吸気装置を提供することを目的とする。
本考案は、エンジンに吸気を供給する吸気通路
に過給機を介設する一方、この過給機よりも下流
の上記吸気通路に吸気を冷却するインタークーラ
を介設するとともに、このインタークーラを車体
に固定してなる自動車用エンジンの吸気装置にお
いて、上記インタークーラとエンジンおよび過給
機との間に車体フレームが存在し、該車体フレー
ムの上端がインタークーラ、エンジンおよび過給
機よりも上方に位置する状態で、該車体フレーム
に上記インタークーラを取り付けるとともに、該
インタークーラを、過給機を含む上流側吸気系お
よびエンジンに至る下流側吸気系に対してそれぞ
れ、弾性体からなる吸気管とこれより剛性が高く
てこの吸気管のインタークーラ近傍に介設された
吸気中間部材とで構成された接続用部分により接
続し、上記吸気中間部材は、そのインタークーラ
上流側部分とインタークーラ下流側部分とが結合
された構造で、かつ上記車体フレームの上方を横
切つて一端側がインタークーラに向かうように屈
曲した形状とし、インタークーラが車体フレーム
に取り付けられた部分の近傍において該車体フレ
ームの上端に該吸気中間部材を固定したものであ
る。
に過給機を介設する一方、この過給機よりも下流
の上記吸気通路に吸気を冷却するインタークーラ
を介設するとともに、このインタークーラを車体
に固定してなる自動車用エンジンの吸気装置にお
いて、上記インタークーラとエンジンおよび過給
機との間に車体フレームが存在し、該車体フレー
ムの上端がインタークーラ、エンジンおよび過給
機よりも上方に位置する状態で、該車体フレーム
に上記インタークーラを取り付けるとともに、該
インタークーラを、過給機を含む上流側吸気系お
よびエンジンに至る下流側吸気系に対してそれぞ
れ、弾性体からなる吸気管とこれより剛性が高く
てこの吸気管のインタークーラ近傍に介設された
吸気中間部材とで構成された接続用部分により接
続し、上記吸気中間部材は、そのインタークーラ
上流側部分とインタークーラ下流側部分とが結合
された構造で、かつ上記車体フレームの上方を横
切つて一端側がインタークーラに向かうように屈
曲した形状とし、インタークーラが車体フレーム
に取り付けられた部分の近傍において該車体フレ
ームの上端に該吸気中間部材を固定したものであ
る。
〔作用〕
この構成により、吸気管は、インタークーラ近
傍で車体フレームに固定された吸気中間部材とエ
ンジンおよび過給機との間にてフレキシブルにな
り、エンジンの振動が吸気管を介してインターク
ーラに伝わるのを防止する。また、エンジンと過
給機は近接してエンジンルーム内の所定箇所に位
置し、インタークーラは走行風を受け易い箇所に
配置される必要がある事の事情により、エンジン
および過給機とインタークーラと車体フレームと
の位置関係は上記のようになるが、このような位
置関係のもとで、車体振動に対しても上記吸気中
間部材とインタークーラとの間での相対振動抑制
および強度確保等の作用が得られる。
傍で車体フレームに固定された吸気中間部材とエ
ンジンおよび過給機との間にてフレキシブルにな
り、エンジンの振動が吸気管を介してインターク
ーラに伝わるのを防止する。また、エンジンと過
給機は近接してエンジンルーム内の所定箇所に位
置し、インタークーラは走行風を受け易い箇所に
配置される必要がある事の事情により、エンジン
および過給機とインタークーラと車体フレームと
の位置関係は上記のようになるが、このような位
置関係のもとで、車体振動に対しても上記吸気中
間部材とインタークーラとの間での相対振動抑制
および強度確保等の作用が得られる。
本考案の一実施例について、以下、図面に基き
説明する。第1図〜第4図において、1はエンジ
ンで、吸気マニホールド2と排気マニホールド3
を有する。吸気マニホールド2には、吸気通路を
構成する各種の部材が接続されている。すなわ
ち、上流端に吸気を過給する過給機4が介設さ
れ、さらに吸気管5a、吸気中間部材6、吸気管
7a、インタークーラ8のインレツトパイプ8a
を介してインタークーラ8が接続され、さらにこ
のインタークーラ8のアウトレツトパイプ8bよ
り吸気管7b、吸気中間部材6、吸気管5b、吸
気管部材9を介してスロツトルチヤンバ10、サ
ージタンク11が吸気マニホールド2に接続され
ている。上記吸気管5a、吸気中間部材6および
吸気管7aと、吸気管7b、吸気中間部材6およ
び吸気管5bにより、インタークーラ8を上流側
吸気系および下流側吸気系に対してそれぞれ接続
する接続用部分が構成されている。上記各部材間
はホースバンドを用いて連結固定されている。
説明する。第1図〜第4図において、1はエンジ
ンで、吸気マニホールド2と排気マニホールド3
を有する。吸気マニホールド2には、吸気通路を
構成する各種の部材が接続されている。すなわ
ち、上流端に吸気を過給する過給機4が介設さ
れ、さらに吸気管5a、吸気中間部材6、吸気管
7a、インタークーラ8のインレツトパイプ8a
を介してインタークーラ8が接続され、さらにこ
のインタークーラ8のアウトレツトパイプ8bよ
り吸気管7b、吸気中間部材6、吸気管5b、吸
気管部材9を介してスロツトルチヤンバ10、サ
ージタンク11が吸気マニホールド2に接続され
ている。上記吸気管5a、吸気中間部材6および
吸気管7aと、吸気管7b、吸気中間部材6およ
び吸気管5bにより、インタークーラ8を上流側
吸気系および下流側吸気系に対してそれぞれ接続
する接続用部分が構成されている。上記各部材間
はホースバンドを用いて連結固定されている。
12はエアフイルタ(図示せず)に接続される
過給機4のブロア吸気口である。なお、本実施例
では過給機4はエンジン1の排気ガスにより駆動
される、いわゆるターボ式のものを示している
が、これに限られることなく、エンジン出力軸に
よつて駆動される機械式のものであつてもよい。
過給機4のブロア吸気口である。なお、本実施例
では過給機4はエンジン1の排気ガスにより駆動
される、いわゆるターボ式のものを示している
が、これに限られることなく、エンジン出力軸に
よつて駆動される機械式のものであつてもよい。
上記過給機4はエンジン1に固定されて、エン
ジン1とともにエンジンルーム内の所定位置に配
置され、一方、上記インタークーラ8は、走行風
を受け易いように、エンジンルーム前方側の車体
フレーム13の前方に配置されている。従つて、
上記インタークーラ8とエンジン1および過給機
4との間に車体フレーム13が存在し、またこの
車体フレーム13の上端がインタークーラ8、エ
ンジン1および過給機4よりも上方に位置するよ
うな配置となつている。そして上記インタークー
ラ8は、上記車体フレーム13の前側面に固定さ
れている。
ジン1とともにエンジンルーム内の所定位置に配
置され、一方、上記インタークーラ8は、走行風
を受け易いように、エンジンルーム前方側の車体
フレーム13の前方に配置されている。従つて、
上記インタークーラ8とエンジン1および過給機
4との間に車体フレーム13が存在し、またこの
車体フレーム13の上端がインタークーラ8、エ
ンジン1および過給機4よりも上方に位置するよ
うな配置となつている。そして上記インタークー
ラ8は、上記車体フレーム13の前側面に固定さ
れている。
上記吸気管5a,5bおよび吸気管7a,7b
はゴムなどの弾性体で形成されている。上記吸気
中間部材6はアルミダイキヤストなどにて形成さ
れていて上記吸気管5a,5b,7a,7bより
も剛性が高くなつており、インタークーラ8の近
傍において上記吸気管5a,7a間および同5
b,7b間に介設されている。この吸気中間部材
6のインタークーラ上流側部分とインタークーラ
下流側部分とは一体的に結合された構造で、かつ
上記車体フレーム13の上方を横切つて一端側が
インタークーラ8に向かうように屈曲した形状と
なつている。そしてこの吸気中間部材6は、イン
タークーラ8が車体フレーム13に取り付けられ
た部分の近傍においてこの車体フレーム13の上
端に固定されている。具体的には車体フレーム1
3に対して第3図,第4図に示すように、この部
材6に設けた取付片6aを、ゴムブツシユ6bを
介してボルトなどの締着具6cを締着することに
よつて固定されている。
はゴムなどの弾性体で形成されている。上記吸気
中間部材6はアルミダイキヤストなどにて形成さ
れていて上記吸気管5a,5b,7a,7bより
も剛性が高くなつており、インタークーラ8の近
傍において上記吸気管5a,7a間および同5
b,7b間に介設されている。この吸気中間部材
6のインタークーラ上流側部分とインタークーラ
下流側部分とは一体的に結合された構造で、かつ
上記車体フレーム13の上方を横切つて一端側が
インタークーラ8に向かうように屈曲した形状と
なつている。そしてこの吸気中間部材6は、イン
タークーラ8が車体フレーム13に取り付けられ
た部分の近傍においてこの車体フレーム13の上
端に固定されている。具体的には車体フレーム1
3に対して第3図,第4図に示すように、この部
材6に設けた取付片6aを、ゴムブツシユ6bを
介してボルトなどの締着具6cを締着することに
よつて固定されている。
この吸気中間部材6の固定の他の実施例構成と
しては、第5図に示されるごとく、吸気中間部材
6を包囲するように形成された弾性部材6b′を用
いて車体フレーム13に固定するなど、種々のも
のが考えられる。
しては、第5図に示されるごとく、吸気中間部材
6を包囲するように形成された弾性部材6b′を用
いて車体フレーム13に固定するなど、種々のも
のが考えられる。
このようにして、吸気マニホールド2から吸気
管部材9および過給機4がエンジン1側の吸気通
路としてエンジン1側に固定される一方、インタ
ークーラ8から吸気中間部材6までがインターク
ーラ8側として車体フレーム13に固定されてお
り、エンジン側の吸気通路とインタークーラ8と
が弾性部材でなる吸気管5a,5b,7a,7b
および吸気中間部材6にて接続されたものとなつ
ている。
管部材9および過給機4がエンジン1側の吸気通
路としてエンジン1側に固定される一方、インタ
ークーラ8から吸気中間部材6までがインターク
ーラ8側として車体フレーム13に固定されてお
り、エンジン側の吸気通路とインタークーラ8と
が弾性部材でなる吸気管5a,5b,7a,7b
および吸気中間部材6にて接続されたものとなつ
ている。
次に、作用を説明する。吸気口12より吸入さ
れた吸気は過給機4により過給され、さらにイン
タークーラ8にて冷却され、スロツトルチヤンバ
10、サージタンク11、吸気マニホールド2を
経てエンジン1に供給される。ここに、エンジン
1はその運転状態によつて、ローリングなどの振
幅が大きい低周波振動を呈し、この振動が吸気通
路を構成する各種の部材を介してインタークーラ
8に伝播されようとする。ところが、本考案では
吸気管5a,5bが弾性体で形成され、しかも吸
気管5a,5bのエンジン1とは遠い側の部分が
吸気中間部材6に接続され、この吸気中間部材6
が車体フレーム13に固定されているため、上記
振動のインタークーラ8およびそのインレツトパ
イプ8a、アウトレツトパイプ8bへの伝播は大
幅に低減させられる。つまり、エンジン振動が先
ず上記の弾性体からなる吸気管5a,5bにより
減衰され、さらにインタークーラ8近傍で車体フ
レーム13に固定された剛性の高い吸気中間部材
6で制振される。この吸気中間部材6はインター
クーラ上流側部分とインタークーラ下流側部分と
が結合されていることにより、この部分の剛性が
確保され、制振作用が高められる。従つて、エン
ジンから伝わる振動によつてインタークーラ8の
インレツトパイプ8aおよびアウトレツトパイプ
8b等が損傷を受けることは防止される。
れた吸気は過給機4により過給され、さらにイン
タークーラ8にて冷却され、スロツトルチヤンバ
10、サージタンク11、吸気マニホールド2を
経てエンジン1に供給される。ここに、エンジン
1はその運転状態によつて、ローリングなどの振
幅が大きい低周波振動を呈し、この振動が吸気通
路を構成する各種の部材を介してインタークーラ
8に伝播されようとする。ところが、本考案では
吸気管5a,5bが弾性体で形成され、しかも吸
気管5a,5bのエンジン1とは遠い側の部分が
吸気中間部材6に接続され、この吸気中間部材6
が車体フレーム13に固定されているため、上記
振動のインタークーラ8およびそのインレツトパ
イプ8a、アウトレツトパイプ8bへの伝播は大
幅に低減させられる。つまり、エンジン振動が先
ず上記の弾性体からなる吸気管5a,5bにより
減衰され、さらにインタークーラ8近傍で車体フ
レーム13に固定された剛性の高い吸気中間部材
6で制振される。この吸気中間部材6はインター
クーラ上流側部分とインタークーラ下流側部分と
が結合されていることにより、この部分の剛性が
確保され、制振作用が高められる。従つて、エン
ジンから伝わる振動によつてインタークーラ8の
インレツトパイプ8aおよびアウトレツトパイプ
8b等が損傷を受けることは防止される。
また、インタークーラ8と剛性の高い上記吸気
中間部材6とが、互いに近い位置で同一の車体フ
レーム13に固定されていることにより、車体振
動によつてもインタークーラ8と吸気中間部材6
とに振動格差を生じることがなく、車体振動によ
る偏荷重がインタークーラ8と吸気中間部材6と
の間の連結部分に加わつたりインタークーラ8に
伝わつたりしてすることも抑制され、車体振動に
起因する損傷も防止される。
中間部材6とが、互いに近い位置で同一の車体フ
レーム13に固定されていることにより、車体振
動によつてもインタークーラ8と吸気中間部材6
とに振動格差を生じることがなく、車体振動によ
る偏荷重がインタークーラ8と吸気中間部材6と
の間の連結部分に加わつたりインタークーラ8に
伝わつたりしてすることも抑制され、車体振動に
起因する損傷も防止される。
また、前述のようなインタークーラ8とエンジ
ン1および過給機4と車体フレーム13との位置
関係から、インタークーラ8とエンジン1および
過給機4との間の吸気通路には車体フレーム13
の上方からインタークーラ8へ向けて曲がる屈曲
部分を設ける必要があつて、この屈曲部分に車体
振動による荷重が大きく作用し易いが、この屈曲
部分が剛性の高い上記吸気中間部材6に形成され
ていることにより、上記荷重に対する強度も確保
される。
ン1および過給機4と車体フレーム13との位置
関係から、インタークーラ8とエンジン1および
過給機4との間の吸気通路には車体フレーム13
の上方からインタークーラ8へ向けて曲がる屈曲
部分を設ける必要があつて、この屈曲部分に車体
振動による荷重が大きく作用し易いが、この屈曲
部分が剛性の高い上記吸気中間部材6に形成され
ていることにより、上記荷重に対する強度も確保
される。
さらに本実施例では、吸気中間部材6をゴムブ
ツシユ6b等を介して弾性支持しているため、振
幅の小さい高周波振動が車体13に伝播すること
も防止でき、車室内騒音を防止できる。
ツシユ6b等を介して弾性支持しているため、振
幅の小さい高周波振動が車体13に伝播すること
も防止でき、車室内騒音を防止できる。
以上のように本考案によれば、インタークーラ
とエンジンの吸気系とを弾性体からなる吸気管お
よびこれより剛性の高い吸気中間部材で接続し、
吸気中間部材はインタークーラ上流側と下流側の
部分を結合した構造とし、インタークーラ近傍に
おいて吸気中間部材を車体フレームに固定してい
るので、エンジン振動が上記吸気管で減衰された
上で上記吸気中間部材で制振され、エンジンの振
動がインタークーラのインレツトパイプ、アウト
レツトパイプに直接作用することがなくなつてこ
れらの損傷を防止できる。また、インタークーラ
と上記吸気中間部材とを互いに近い位置で同一の
車体フレームに固定しているため、車体振動によ
る偏荷重がインタークーラと吸気中間部材との間
の連結部分に加わることがなく、さらに、車体フ
レームの上方からインタークーラへ向けて曲がる
屈曲部分を剛性の高い上記吸気中間部材に形成し
ているため、車体振動に対して上記屈曲部分の強
度も確保される。従つて、車体振動に起因する損
傷も防止することができる。
とエンジンの吸気系とを弾性体からなる吸気管お
よびこれより剛性の高い吸気中間部材で接続し、
吸気中間部材はインタークーラ上流側と下流側の
部分を結合した構造とし、インタークーラ近傍に
おいて吸気中間部材を車体フレームに固定してい
るので、エンジン振動が上記吸気管で減衰された
上で上記吸気中間部材で制振され、エンジンの振
動がインタークーラのインレツトパイプ、アウト
レツトパイプに直接作用することがなくなつてこ
れらの損傷を防止できる。また、インタークーラ
と上記吸気中間部材とを互いに近い位置で同一の
車体フレームに固定しているため、車体振動によ
る偏荷重がインタークーラと吸気中間部材との間
の連結部分に加わることがなく、さらに、車体フ
レームの上方からインタークーラへ向けて曲がる
屈曲部分を剛性の高い上記吸気中間部材に形成し
ているため、車体振動に対して上記屈曲部分の強
度も確保される。従つて、車体振動に起因する損
傷も防止することができる。
第1図は本考案の一実施例による自動車用エン
ジンの吸気装置の側面図、第2図は同装置の上面
図、第3図は同装置の要部の拡大上面図、第4図
は第3図の−線断面図、第5図は吸気中間部
材の他の実施例を示す横断面図である。 1……エンジン、4……過給機、5a,5b…
…吸気管、8……インタークーラ、13……車体
フレーム。
ジンの吸気装置の側面図、第2図は同装置の上面
図、第3図は同装置の要部の拡大上面図、第4図
は第3図の−線断面図、第5図は吸気中間部
材の他の実施例を示す横断面図である。 1……エンジン、4……過給機、5a,5b…
…吸気管、8……インタークーラ、13……車体
フレーム。
Claims (1)
- エンジンに吸気を供給する吸気通路に過給機を
介設する一方、この過給機よりも下流の上記吸気
通路に吸気を冷却するインタークーラを介設する
とともに、このインタークーラを車体に固定して
なる自動車用エンジンの吸気装置において、上記
インタークーラとエンジンおよび過給機との間に
車体フレームが存在し、該車体フレームの上端が
インタークーラ、エンジンおよび過給機よりも上
方に位置する状態で、該車体フレームに上記イン
タークーラを取り付けるとともに、該インターク
ーラを、過給機を含む上流側吸気系およびエンジ
ンに至る下流側吸気系に対してそれぞれ、弾性体
からなる吸気管とこれよりも剛性が高くてこの吸
気管のインタークーラ近傍に介設された吸気中間
部材とで構成された接続用部分により接続し、上
記吸気中間部材は、そのインタークーラ上流側部
分とインタークーラ下流側部分とが結合された構
造で、かつ上記車体フレームの上方を横切つて一
端側がインタークーラに向かうように屈曲した形
状とし、インタークーラが車体フレームに取り付
けられた部分の近傍において該車体フレームの上
端に該吸気中間部材を固定したことを特徴とする
自動車用エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984194966U JPH0413380Y2 (ja) | 1984-12-22 | 1984-12-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984194966U JPH0413380Y2 (ja) | 1984-12-22 | 1984-12-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108838U JPS61108838U (ja) | 1986-07-10 |
JPH0413380Y2 true JPH0413380Y2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=30752446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984194966U Expired JPH0413380Y2 (ja) | 1984-12-22 | 1984-12-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413380Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2539850Y2 (ja) * | 1991-05-31 | 1997-07-02 | スズキ株式会社 | 車両用エンジンのインタクーラ取付構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5387532U (ja) * | 1976-12-21 | 1978-07-18 | ||
JPS59979U (ja) * | 1982-06-24 | 1984-01-06 | 株式会社精工舎 | 文字板の取付構造 |
JPS594817U (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | 株式会社東芝 | パツド型ジヤ−ナル軸受装置 |
JPS59118888U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-10 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの吸気管路構造 |
-
1984
- 1984-12-22 JP JP1984194966U patent/JPH0413380Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61108838U (ja) | 1986-07-10 |
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