JPH04131583A - メカニカル継手のシール機構 - Google Patents
メカニカル継手のシール機構Info
- Publication number
- JPH04131583A JPH04131583A JP25148090A JP25148090A JPH04131583A JP H04131583 A JPH04131583 A JP H04131583A JP 25148090 A JP25148090 A JP 25148090A JP 25148090 A JP25148090 A JP 25148090A JP H04131583 A JPH04131583 A JP H04131583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal member
- storage space
- sealing
- temperature
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 title claims abstract description 68
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 33
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 13
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims abstract description 7
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 2
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 43
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 229920001083 polybutene Polymers 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910004337 Ti-Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910011209 Ti—Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- KHYBPSFKEHXSLX-UHFFFAOYSA-N iminotitanium Chemical compound [Ti]=N KHYBPSFKEHXSLX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、例えばガス管や水道管のような管体を接続
するメカニカル継手に関し、殊にゴム等の弾性部材でな
るシール材により継手と管体の間の気密・水密性を得る
ようにしている前記メカニカル継手のシール機構に関す
る。
するメカニカル継手に関し、殊にゴム等の弾性部材でな
るシール材により継手と管体の間の気密・水密性を得る
ようにしている前記メカニカル継手のシール機構に関す
る。
[従来の技術]
上記のようなメカニカル継手として第10図に示すよう
な構成のものが知られている。このメカニカル継手は、
管体Aに外嵌させた継手本体1と押輪2を螺合させ、継
手本体1の内周面と管体Aの外周面の間にゴム材でなる
シール部材3を介設した構成となフている。シール部材
3を継手本体1の傾斜した内周面および管体Aの外周面
に密着させるために、シール部材3の端面3aと押輪2
のラジアル方向の内周面2bとの間に環状のリテーナ4
が介設されている。このリテーナ4は押輪2との間の摩
擦係数が小さ(、したかつ、てこのリテーナ4を設ける
ことにより、押輪2の回転がシール部材3に伝達するこ
とが防止される。また、押輪2には継手本体1側へ拡径
する内周面2aが形成されており、この内周面2aと管
体Aの外周面の間にロックリング5が介設されている。
な構成のものが知られている。このメカニカル継手は、
管体Aに外嵌させた継手本体1と押輪2を螺合させ、継
手本体1の内周面と管体Aの外周面の間にゴム材でなる
シール部材3を介設した構成となフている。シール部材
3を継手本体1の傾斜した内周面および管体Aの外周面
に密着させるために、シール部材3の端面3aと押輪2
のラジアル方向の内周面2bとの間に環状のリテーナ4
が介設されている。このリテーナ4は押輪2との間の摩
擦係数が小さ(、したかつ、てこのリテーナ4を設ける
ことにより、押輪2の回転がシール部材3に伝達するこ
とが防止される。また、押輪2には継手本体1側へ拡径
する内周面2aが形成されており、この内周面2aと管
体Aの外周面の間にロックリング5が介設されている。
このロックリング5は管体Aに何等かの引き抜き力(矢
符X)が働いたときに、管体Aの外周面に食い込んでこ
の管体Aの引き抜きを防止する。
符X)が働いたときに、管体Aの外周面に食い込んでこ
の管体Aの引き抜きを防止する。
以上のように、従来のメカニカル継手では、継手本体1
と押輪2の螺合が完了した時点で、継手本体1、リテー
ナ4および管体Aによって形成される一定容量の収納ス
ペースにシール部材3が収納されることによってシール
機構が構成されるようになっていた。
と押輪2の螺合が完了した時点で、継手本体1、リテー
ナ4および管体Aによって形成される一定容量の収納ス
ペースにシール部材3が収納されることによってシール
機構が構成されるようになっていた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記のような従来におけるメカニカル継
手のシール機構では、シール部材3が継手本体1と押輪
2の螺合が完了した時点で形成される一定容量の収納ス
ペースに収納されるものであったため、ゴム材でなるシ
ール部材3が温度変化により収縮したりあるいは逆に膨
脹したりするのに対応できないという問題があった。す
なわち、シール部材3が前述したような一定容量の収納
スペース内で収縮すると、このシール部材3と継手本体
1の内周面との間の面圧が小さ(なり、シール性が低下
するという問題が発生する。一方、シール部材3が前記
収納スペースで膨脹しようとした場合には、このシール
部材3は過剰圧力で継手本体1の内周面に圧接されるこ
とになるため、継手本体1との接触部、特に収納スペー
スの端部付近3bでシール部材3の劣化を早めてしまう
という問題があった。特に、継手本体1の内周面に電蝕
防止のためにポリブテン等でなる合成樹脂製被膜を形成
している場合には、この合成樹脂製被膜側も膨脹してよ
り大きな面圧が発生し、シール部材3の劣化による耐久
性の低下はより顕著となる。
手のシール機構では、シール部材3が継手本体1と押輪
2の螺合が完了した時点で形成される一定容量の収納ス
ペースに収納されるものであったため、ゴム材でなるシ
ール部材3が温度変化により収縮したりあるいは逆に膨
脹したりするのに対応できないという問題があった。す
なわち、シール部材3が前述したような一定容量の収納
スペース内で収縮すると、このシール部材3と継手本体
1の内周面との間の面圧が小さ(なり、シール性が低下
するという問題が発生する。一方、シール部材3が前記
収納スペースで膨脹しようとした場合には、このシール
部材3は過剰圧力で継手本体1の内周面に圧接されるこ
とになるため、継手本体1との接触部、特に収納スペー
スの端部付近3bでシール部材3の劣化を早めてしまう
という問題があった。特に、継手本体1の内周面に電蝕
防止のためにポリブテン等でなる合成樹脂製被膜を形成
している場合には、この合成樹脂製被膜側も膨脹してよ
り大きな面圧が発生し、シール部材3の劣化による耐久
性の低下はより顕著となる。
発明は上記のような事情に鑑みなされたものであって、
押輪が螺合された継手本体の端部内周面と管体の外周面
との間にシール部材を介設させたメカニカル継手のシー
ル機構において、シール部材が膨脹または収縮しても、
このシール部材と継手本体の間の面圧が良好に保たれる
ようにしたシール機構を提供することを目的としている
。
押輪が螺合された継手本体の端部内周面と管体の外周面
との間にシール部材を介設させたメカニカル継手のシー
ル機構において、シール部材が膨脹または収縮しても、
このシール部材と継手本体の間の面圧が良好に保たれる
ようにしたシール機構を提供することを目的としている
。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成する第1の発明によるメカニカル継手の
シール機構は、前記シール部材の収納スペースの容量を
温度変化に応じて変化させるようにしたことを特徴とし
ている。
シール機構は、前記シール部材の収納スペースの容量を
温度変化に応じて変化させるようにしたことを特徴とし
ている。
第2の発明は、前記押輪とシール部材の間に形状記憶合
金を介設することにより温度変化に応じて収納スペース
の容量を変化させることを特徴としている。
金を介設することにより温度変化に応じて収納スペース
の容量を変化させることを特徴としている。
上記目的を達成する第3の発明によるメカニカル継手の
シール機構は、前記シール部材の収納スペースの容量が
このシール部材の膨脹・収縮に応じて可変であることを
特徴としている。
シール機構は、前記シール部材の収納スペースの容量が
このシール部材の膨脹・収縮に応じて可変であることを
特徴としている。
第4の発明によるメカニカル継手のシール機構は、上記
第3の発明の具体的構成を開示するもので、前記押輪と
シール部材の間に弾性部材を介設することによりシール
部材の収納スペースの容量を可変としている。
第3の発明の具体的構成を開示するもので、前記押輪と
シール部材の間に弾性部材を介設することによりシール
部材の収納スペースの容量を可変としている。
[作 用]
第1の発明によると、温度変化によりシール部材が膨脹
もしくは収縮しても、このシール部材の収納スペースの
容量も温度変化に応じて拡大もしくは縮小しているため
、シール部材と継手本体間の面圧はほとんど変化しない
。
もしくは収縮しても、このシール部材の収納スペースの
容量も温度変化に応じて拡大もしくは縮小しているため
、シール部材と継手本体間の面圧はほとんど変化しない
。
第2の発明によると、形状記憶合金が温度の上昇に伴っ
て収納スペースを拡げる側へ変形するとともに温度の下
降に伴って収納スペースを狭める側へ変形することによ
って、温度変化が生じてもシール部材と継手本体間の面
圧がほぼ一定に保たれる。
て収納スペースを拡げる側へ変形するとともに温度の下
降に伴って収納スペースを狭める側へ変形することによ
って、温度変化が生じてもシール部材と継手本体間の面
圧がほぼ一定に保たれる。
第3の発明によると、シール部材の収納スペースの容量
がこのシール部材の膨脹・収縮により可変であるから、
膨脹によりシール部材と継手本体間の面圧が異常に大き
くなったり、逆に収縮により前記面圧が低下することが
抑制される。
がこのシール部材の膨脹・収縮により可変であるから、
膨脹によりシール部材と継手本体間の面圧が異常に大き
くなったり、逆に収縮により前記面圧が低下することが
抑制される。
第4の発明によると、シール部材は膨脹により弾性部材
を押圧してその収納スペースを拡げる。
を押圧してその収納スペースを拡げる。
また、シール部材が収縮すると、弾性部材はその収縮に
追随して復帰し、シール部材の収納スペースを狭める。
追随して復帰し、シール部材の収納スペースを狭める。
[実施例コ
以下に発明によるメカニカル継手のシール機構のいくつ
かの実施例を図を参照しながら説明する。
かの実施例を図を参照しながら説明する。
第1図に示すメカニカル継手のシール機構において、前
記第10図に示すものと対応する部位には同一の符号を
付し、一部はその説明を省略している。すなわち、この
第1図に示すメカニカル継手のシール機構においても、
継手本体1の端部に押輪2を螺合させることによって、
継手本体1の傾斜した内周面1aと管体Aの外周面に例
えばゴム材でなる弾力性のあるシール部材3を密着させ
、それによって管体A内の液体あるいは気体を外部へ漏
洩させないようにしている。
記第10図に示すものと対応する部位には同一の符号を
付し、一部はその説明を省略している。すなわち、この
第1図に示すメカニカル継手のシール機構においても、
継手本体1の端部に押輪2を螺合させることによって、
継手本体1の傾斜した内周面1aと管体Aの外周面に例
えばゴム材でなる弾力性のあるシール部材3を密着させ
、それによって管体A内の液体あるいは気体を外部へ漏
洩させないようにしている。
前記押輪2に形成されたラジアル方向の内周面2bとシ
ール部材3の同じくラジアル方向の端面3aの間には、
一対の環状のリテーナ6.7とこれらリテーナ6.7の
間に配置された同じく環状の変態部材8が介設されてい
る。
ール部材3の同じくラジアル方向の端面3aの間には、
一対の環状のリテーナ6.7とこれらリテーナ6.7の
間に配置された同じく環状の変態部材8が介設されてい
る。
リテーナ6は押輪2の内周面2bに接触している。
リテーナ6は押輪2との間の摩擦係数が小さな材質で形
成されており、したがって押輪2の回転は変態部材8に
はほとんど伝達されることがない。
成されており、したがって押輪2の回転は変態部材8に
はほとんど伝達されることがない。
リテーナ7はシール部材3の端面に接触しており、した
がって、このリテーナ7が軸方向に移動することでシー
ル部材3の収納スペースの容量が変化する。
がって、このリテーナ7が軸方向に移動することでシー
ル部材3の収納スペースの容量が変化する。
前記環状の変態部材8は形状記憶合金によりなり、第2
図に示すように外観形状を截頭円錐状にした皿バネ状に
形成されている。このように形状記憶合金でなる変態部
材8は、温度の変化に応じて第3図に示すようにその高
さが変化する。そして例えば、常温において実線で示す
ように高さhOである変態部材8は、温度が常温以上の
所定温度に上昇した時点で一点鎖線で示すように高さh
l(ho>hl)に変態し、また温度が常温以下の所定
温度に下降した時点で二点鎖線で示すように高さh2
(hO<h2)に変態する。温度上昇時の変態開始温度
と温度下降時の変態開始温度は必ずしも一致せず、した
がって変態部材8は常温付近の所定温度領域では温度が
変化してもその高さを変化させない。すなわち、変態部
材8は全ての温度領域で温度の変化に応じて高さが変化
するわけではない。
図に示すように外観形状を截頭円錐状にした皿バネ状に
形成されている。このように形状記憶合金でなる変態部
材8は、温度の変化に応じて第3図に示すようにその高
さが変化する。そして例えば、常温において実線で示す
ように高さhOである変態部材8は、温度が常温以上の
所定温度に上昇した時点で一点鎖線で示すように高さh
l(ho>hl)に変態し、また温度が常温以下の所定
温度に下降した時点で二点鎖線で示すように高さh2
(hO<h2)に変態する。温度上昇時の変態開始温度
と温度下降時の変態開始温度は必ずしも一致せず、した
がって変態部材8は常温付近の所定温度領域では温度が
変化してもその高さを変化させない。すなわち、変態部
材8は全ての温度領域で温度の変化に応じて高さが変化
するわけではない。
また、温度変化に伴う変態部材8の高さの変化量は、同
一の温度変化によるシール部材3の軸方向への変化量よ
りも小さくしておくことが好ましい。
一の温度変化によるシール部材3の軸方向への変化量よ
りも小さくしておくことが好ましい。
このような変態部材8に用いる形状記憶合金として、例
えばTi−Ni系等が採用される。
えばTi−Ni系等が採用される。
以上のようにしてなるメカニカル継手のシール機構では
、高温になると変態部材8の高さが低くなり且つ低温に
なると変態部材8の高さが高くなる。したがって、温度
変化に応じてリテーナ7の位置が軸方向に移動し、シー
ル部材3の収納スペースの容量が拡大または縮小される
。すなわち、シール部材3は温度上昇に伴ってリテーナ
7を移動させて膨脹することができる一方、温度の下降
に伴って収縮してもリテーナ7に押圧されるためこのリ
テーナ7との間に隙間を生じない。
、高温になると変態部材8の高さが低くなり且つ低温に
なると変態部材8の高さが高くなる。したがって、温度
変化に応じてリテーナ7の位置が軸方向に移動し、シー
ル部材3の収納スペースの容量が拡大または縮小される
。すなわち、シール部材3は温度上昇に伴ってリテーナ
7を移動させて膨脹することができる一方、温度の下降
に伴って収縮してもリテーナ7に押圧されるためこのリ
テーナ7との間に隙間を生じない。
例えば、常温時には第1図に実線で示す位置に配置され
ていたリテーナ7は、温度が常温以上の所定温度に上昇
すると、この所定温度時と常温時の変態部材8の高さの
差hO−hlだけシール部材3から遠ざかる方向へ移動
可能になる。すなわち、シール部材3の収納スペースが
軸方向にhO−hlだけ大きくなり、したがって、シー
ル部材3も温度上昇に伴って軸方向にhO−hlだけ膨
脹することができる。逆に、リテーナ7は、温度が常温
以下の所定温度に低下すると、変態部材8により前記所
定温度時と常温時の変態部材8の高さの差hO−h2だ
けシール部材3に接近する方向へ移動させられる。すな
わち、シール部材3の収納スペースが軸方向にhO−h
2だけ小さくなる。したがって、温度の低下によりシー
ル部材3が収縮しても、変態部材8によりシール部材3
を所定以上の押圧力で押圧しておくことができる。
ていたリテーナ7は、温度が常温以上の所定温度に上昇
すると、この所定温度時と常温時の変態部材8の高さの
差hO−hlだけシール部材3から遠ざかる方向へ移動
可能になる。すなわち、シール部材3の収納スペースが
軸方向にhO−hlだけ大きくなり、したがって、シー
ル部材3も温度上昇に伴って軸方向にhO−hlだけ膨
脹することができる。逆に、リテーナ7は、温度が常温
以下の所定温度に低下すると、変態部材8により前記所
定温度時と常温時の変態部材8の高さの差hO−h2だ
けシール部材3に接近する方向へ移動させられる。すな
わち、シール部材3の収納スペースが軸方向にhO−h
2だけ小さくなる。したがって、温度の低下によりシー
ル部材3が収縮しても、変態部材8によりシール部材3
を所定以上の押圧力で押圧しておくことができる。
以上のようなメカニカル継手のシール機構によると、シ
ール部材3が温度の上昇に応じて膨脹しても、シール部
材3と継手本体1内周面間の面圧が異常に上昇するよう
なことがなく、且つシール部材3が温度の下降に応じて
収縮しても、前記面圧が著しく低下してシール性が損な
われるようなことがない。
ール部材3が温度の上昇に応じて膨脹しても、シール部
材3と継手本体1内周面間の面圧が異常に上昇するよう
なことがなく、且つシール部材3が温度の下降に応じて
収縮しても、前記面圧が著しく低下してシール性が損な
われるようなことがない。
第4図に示すメカニカル継手のシール機構は上記第1図
に示したものとほぼ同様の構成である。
に示したものとほぼ同様の構成である。
但し、形状記憶合金でなる変態部材18の態様が前記変
態部材8と異り、それに伴いリテーナ6に代わるリテー
ナ16が採用されている。他の部位については第1図の
ものと同様であり、対応する部位に同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略している。
態部材8と異り、それに伴いリテーナ6に代わるリテー
ナ16が採用されている。他の部位については第1図の
ものと同様であり、対応する部位に同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略している。
この実施例の変態部材18は同一形状の4つで一組を構
成しており、各変態部材18・・・が周方向に90°の
間隔で配置されている。第6図にも示すように、個々の
変態部材18は断面v字状に形成されており、温度が上
昇すると■溝の深さが浅(なり、温度が低下すると■溝
の深さが深くなる状態に変態する。第5図に示すように
、環状のリテーナ16にはリテーナ7との対向面に90
°間隔で同一形状の凹部16a・・・が形成されており
、これらの凹部16aにそれぞれ前記変態部材18が配
置されている。
成しており、各変態部材18・・・が周方向に90°の
間隔で配置されている。第6図にも示すように、個々の
変態部材18は断面v字状に形成されており、温度が上
昇すると■溝の深さが浅(なり、温度が低下すると■溝
の深さが深くなる状態に変態する。第5図に示すように
、環状のリテーナ16にはリテーナ7との対向面に90
°間隔で同一形状の凹部16a・・・が形成されており
、これらの凹部16aにそれぞれ前記変態部材18が配
置されている。
各変態部材18は前述の如き変態によって、第1図に一
点鎖線もしくは二点鎖線で示すように、凹部16a・・
・からの突出量を変化させる。したがって、それによっ
てリテーナ7の位置が軸方向に変化し、シール部材3の
収納スペースの容量が変化する。
点鎖線もしくは二点鎖線で示すように、凹部16a・・
・からの突出量を変化させる。したがって、それによっ
てリテーナ7の位置が軸方向に変化し、シール部材3の
収納スペースの容量が変化する。
変態部材18・・・の変態に伴う収納スペースの容量の
変化の過程は上記第1図に示したものの場合と同様であ
り、ここではその詳細な説明は省略する。
変化の過程は上記第1図に示したものの場合と同様であ
り、ここではその詳細な説明は省略する。
尚、上記変態部材18のように周方向に間隔をおいて配
置する変態部材の形状は必ずしも第6図に示したような
断面v字状のものでなくてもよ(、他の形状、例えば渦
巻き状すなわち外観的にはコイルばね状のものであって
もよい。
置する変態部材の形状は必ずしも第6図に示したような
断面v字状のものでなくてもよ(、他の形状、例えば渦
巻き状すなわち外観的にはコイルばね状のものであって
もよい。
第7図に示したメカニカル継手のシール機構は第1図に
示したものにおける変態部材8に代わり、同じく形状記
憶合金でなる変態部材28を備えている。第8図に示す
ように、この変態部材28は、環状のシール部材当接部
28aの外周縁部に径方向に突出し且つ周方向に等間隔
で配設された複数の突片28bを一体形成し、これら突
片28bの各先端をV字状に屈曲させることにより変態
部28cを形成している。この変態部材28は温度変化
に応じて変態部28cと突片28bの屈曲角が変化する
。すなわち、高温になると第7図に一点鎖線で示すよう
に、変態部28cと突片28bの屈曲角が小さくなり、
シール部材3の収納スペースの容量が大きくなる。
示したものにおける変態部材8に代わり、同じく形状記
憶合金でなる変態部材28を備えている。第8図に示す
ように、この変態部材28は、環状のシール部材当接部
28aの外周縁部に径方向に突出し且つ周方向に等間隔
で配設された複数の突片28bを一体形成し、これら突
片28bの各先端をV字状に屈曲させることにより変態
部28cを形成している。この変態部材28は温度変化
に応じて変態部28cと突片28bの屈曲角が変化する
。すなわち、高温になると第7図に一点鎖線で示すよう
に、変態部28cと突片28bの屈曲角が小さくなり、
シール部材3の収納スペースの容量が大きくなる。
また、低温になると、変態部28cと突片28bの屈曲
角が大きくなり、シール部材3の収納スペースの容量が
小さ(なる。したがって、前述した各実施例の場合と同
様、高温になってシール部材3が膨脹しても、このシー
ル部材3と継手本体1の内周面1aの面圧が異常に大き
くなるようことはなく、また、低温になってシール部材
3が収縮しても前記面圧が小さくなってシール性が低下
することもない。上記のような変態部材28を用いた場
合には、第1図および第2図のものにおけるリテーナ7
は必要ない。この第7図に示すものの他の部位は第1図
のものと同様であり、対応する部位に同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
角が大きくなり、シール部材3の収納スペースの容量が
小さ(なる。したがって、前述した各実施例の場合と同
様、高温になってシール部材3が膨脹しても、このシー
ル部材3と継手本体1の内周面1aの面圧が異常に大き
くなるようことはなく、また、低温になってシール部材
3が収縮しても前記面圧が小さくなってシール性が低下
することもない。上記のような変態部材28を用いた場
合には、第1図および第2図のものにおけるリテーナ7
は必要ない。この第7図に示すものの他の部位は第1図
のものと同様であり、対応する部位に同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
第9図に他の発明によるメカニカル継手のシール機構が
示されている。このシール機構も第1図のシール機構と
同様、押輪2が螺合された継手本体1の端部内周面1a
と管体Aの外周面との間にシール部材3を介設したもの
である。そして、このシール機構においても、第1図の
シール機構と同様、押輪2の内周面2bとシール部材3
の端面3aの間に、一対の環状のリテーナ6.7とこれ
らリテーナ6.7の間に配置された変態部材38が介設
されている。但し、このシール機構の変態部材38は形
状記憶合金ではな(弾性材すなわちここではコイルばね
である。この第9図に示すシール機構の他の構成は第1
図に示したものと何等変わりはない。
示されている。このシール機構も第1図のシール機構と
同様、押輪2が螺合された継手本体1の端部内周面1a
と管体Aの外周面との間にシール部材3を介設したもの
である。そして、このシール機構においても、第1図の
シール機構と同様、押輪2の内周面2bとシール部材3
の端面3aの間に、一対の環状のリテーナ6.7とこれ
らリテーナ6.7の間に配置された変態部材38が介設
されている。但し、このシール機構の変態部材38は形
状記憶合金ではな(弾性材すなわちここではコイルばね
である。この第9図に示すシール機構の他の構成は第1
図に示したものと何等変わりはない。
以上のようにしてなるメカニカル継手のシール機構では
、シール部材3が膨脹すると、このシール部材3に押さ
れて変態部材38すなわちコイルばねが圧縮され、リテ
ーナ7の位置がリテーナ6側へ移動する。すなわち、シ
ール部材3の収納スペースの容量がこのシール部材3が
膨脹することによって拡大する。したがって、シール部
材3が膨脹してもこのシール部材3と継手本体1の内周
面1aの間の面圧はさほど大きくならない。また、シー
ル部材3が収縮すると、変態部材38たるコイルばねの
復帰力でリテーナ6がシール部材3の端面3aに接触し
たままりテーナ6から離れる方向へ移動する。すなわち
、シール部材3の収縮によってこのシール部材3の収納
スペースの容量が縮小される。したがって、シール部材
3が収縮しても、シール部材3と継手本体1の内周面1
aの間の面圧が著しく低下してシール性が損なわれてし
まうようなことはない。
、シール部材3が膨脹すると、このシール部材3に押さ
れて変態部材38すなわちコイルばねが圧縮され、リテ
ーナ7の位置がリテーナ6側へ移動する。すなわち、シ
ール部材3の収納スペースの容量がこのシール部材3が
膨脹することによって拡大する。したがって、シール部
材3が膨脹してもこのシール部材3と継手本体1の内周
面1aの間の面圧はさほど大きくならない。また、シー
ル部材3が収縮すると、変態部材38たるコイルばねの
復帰力でリテーナ6がシール部材3の端面3aに接触し
たままりテーナ6から離れる方向へ移動する。すなわち
、シール部材3の収縮によってこのシール部材3の収納
スペースの容量が縮小される。したがって、シール部材
3が収縮しても、シール部材3と継手本体1の内周面1
aの間の面圧が著しく低下してシール性が損なわれてし
まうようなことはない。
尚、上記変態部材38として用いる弾性材の種類および
形状は任意に選択することができる。
形状は任意に選択することができる。
上述した全ての発明によるメカニカル継手のシール機構
は、継手本体1の内周面に電蝕防止のためにポリブテン
等でなる合成樹脂製被膜を形成している場合にも適用で
きる。
は、継手本体1の内周面に電蝕防止のためにポリブテン
等でなる合成樹脂製被膜を形成している場合にも適用で
きる。
[発明の効果]
請求項1〜4によると、シール部材3が収縮しても、継
手本体1の内周面との間の面圧が小さ(なってシール性
が低下することが抑制もしくは防止され、継手の信頼性
が向上する。また、シール部材が膨脹しても、このシー
ル部材と継手本体の内周面間の面圧が異常に大きくなる
ことがないから、シール部材における継手本体との接触
部での劣化が早められるようなことがなくなり、高い耐
久性が得られるという効果を奏する。
手本体1の内周面との間の面圧が小さ(なってシール性
が低下することが抑制もしくは防止され、継手の信頼性
が向上する。また、シール部材が膨脹しても、このシー
ル部材と継手本体の内周面間の面圧が異常に大きくなる
ことがないから、シール部材における継手本体との接触
部での劣化が早められるようなことがなくなり、高い耐
久性が得られるという効果を奏する。
第1図は発明によるメカニカル継手のシール機構を示す
要部縦断面図、第2図は変態部材の斜視図、第3図は変
態部材の変態状態を示す説明図、第4図は他の実施例の
要部縦断面図、第5図はリテーナの正面図、第6図は変
態部材の斜視図、第7図は更に他の実施例の要部拡大縦
断面図、第8図は変態部材の正面図、第9図は他の発明
によるメカニカル継手のシール機構を示す縦断面図、第
10図は従来例の縦断面図である。 1・・・継手本体 2・・・押輪 3・・・シール部材 8、18.28・・・変態部材(形状記憶合金)38・
・・変態部材(弾性部材) 第91 特許出願人 日本鋼管継手株式会社
要部縦断面図、第2図は変態部材の斜視図、第3図は変
態部材の変態状態を示す説明図、第4図は他の実施例の
要部縦断面図、第5図はリテーナの正面図、第6図は変
態部材の斜視図、第7図は更に他の実施例の要部拡大縦
断面図、第8図は変態部材の正面図、第9図は他の発明
によるメカニカル継手のシール機構を示す縦断面図、第
10図は従来例の縦断面図である。 1・・・継手本体 2・・・押輪 3・・・シール部材 8、18.28・・・変態部材(形状記憶合金)38・
・・変態部材(弾性部材) 第91 特許出願人 日本鋼管継手株式会社
Claims (4)
- (1)押輪が螺合された継手本体の端部内周面と管体の
外周面との間にシール部材を介設させたメカニカル継手
のシール機構において、 前記シール部材の収納スペースの容量を温度変化に応じ
て変化させるようにしたことを特徴とするメカニカル継
手のシール部材。 - (2)前記押輪とシール部材の間に形状記憶合金を介設
することにより温度変化に応じて収納スペースの容量を
変化させるようにしたことを特徴とする請求項1のメカ
ニカル継手のシール機構。 - (3)押輪が螺合された継手本体の端部内周面と管体の
外周面との間にシール部材を介設させたメカニカル継手
のシール機構において、 前記シール部材の収納スペースの容量がこのシール部材
の膨脹・収縮に応じて可変であることを特徴とするメカ
ニカル継手のシール機構。 - (4)前記押輪とシール部材の間に弾性部材を介設する
ことにより収納スペースの容量を可変としたことを特徴
とする請求項3のメカニカル継手のシール機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25148090A JPH04131583A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | メカニカル継手のシール機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25148090A JPH04131583A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | メカニカル継手のシール機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131583A true JPH04131583A (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=17223440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25148090A Pending JPH04131583A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | メカニカル継手のシール機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04131583A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5366262A (en) * | 1992-07-23 | 1994-11-22 | Furnas Electric Co. | Quick connect fluid fitting |
JP2007092830A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Hitachi Metals Ltd | 管継手 |
JP2019178689A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社フジキン | 管継手 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP25148090A patent/JPH04131583A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5366262A (en) * | 1992-07-23 | 1994-11-22 | Furnas Electric Co. | Quick connect fluid fitting |
JP2007092830A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Hitachi Metals Ltd | 管継手 |
JP2019178689A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社フジキン | 管継手 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5346230A (en) | Seal for a reciprocating rod | |
EP0179906B1 (en) | Fluid fitting with high temperature capabilities | |
US5213339A (en) | Pipe joint gasket | |
US4150847A (en) | Flexible tube coupling with symmetrical anchor ring | |
KR102357624B1 (ko) | 고순도 유체 통로를 접합하기 위한 초밀봉 가스켓 | |
US4114898A (en) | Oil seal with permanently deformable locking member | |
KR100304202B1 (ko) | 피스톤 링 구조체 및 그 조립방법 | |
JPH04131583A (ja) | メカニカル継手のシール機構 | |
US3427034A (en) | Dynamic shaft seal | |
CA2377737C (en) | Ultra-flexible gasket for liquid natural gas processing plants | |
US4268072A (en) | Pipe coupling for interconnecting pipes experiencing length changes | |
US3403917A (en) | Dynamic shaft sealing device | |
JP2812962B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
JPH094728A (ja) | バルブ | |
JP3082981B2 (ja) | シール継手装置 | |
JP2009216150A (ja) | ピストンシール構造 | |
JPS63308274A (ja) | シールライナ | |
JP6748791B2 (ja) | 管継手 | |
JP7540276B2 (ja) | フレキシブル管用継手 | |
JP3071043B2 (ja) | フレキシブル管用継手 | |
JP4488635B2 (ja) | フレキシブルチューブ用継手および同継手用のリテーナ | |
JPH089511Y2 (ja) | ホース用継手金具 | |
JPH02173475A (ja) | 回転軸密閉用のエラストマー軸パツキンリング | |
JP3499894B2 (ja) | 蛇腹管用継手 | |
GB2242505A (en) | Valve sealing system |