JPH04120217A - 焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法Info
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- JPH04120217A JPH04120217A JP23911790A JP23911790A JPH04120217A JP H04120217 A JPH04120217 A JP H04120217A JP 23911790 A JP23911790 A JP 23911790A JP 23911790 A JP23911790 A JP 23911790A JP H04120217 A JPH04120217 A JP H04120217A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法に関
するものである。
するものである。
(従来の技術)
冷延鋼板の焼付硬化性を向上させる方法としては、例え
ば、特公昭55−141526号公報、特公昭55−1
41555号公報の如<Nb添加鋼において、鋼中のC
,N、 AM含有量に応じてNbを添加して、at、%
でNb/(固溶C十固溶N)をある範囲内に制限するこ
とにより、鋼板中の固溶C1固溶Nを調整し、さらに焼
鈍後の冷却速度を制御する方法が開示されている。
ば、特公昭55−141526号公報、特公昭55−1
41555号公報の如<Nb添加鋼において、鋼中のC
,N、 AM含有量に応じてNbを添加して、at、%
でNb/(固溶C十固溶N)をある範囲内に制限するこ
とにより、鋼板中の固溶C1固溶Nを調整し、さらに焼
鈍後の冷却速度を制御する方法が開示されている。
また、特公昭61−45689号公報の如<TiとNb
の複合添加によって焼付硬化性に優れた鋼板とすること
が開示されている。
の複合添加によって焼付硬化性に優れた鋼板とすること
が開示されている。
しかしながら、このような方法においても、未だ工業規
模では満足すべき結果が得られ難く、また焼付硬化量が
少なくなっている。
模では満足すべき結果が得られ難く、また焼付硬化量が
少なくなっている。
さらに、焼付硬化性を有しない超深絞り用鋼板の製造方
法に関するものとしては、Tiキルド鋼板(特公昭81
−45689号公報)およびNbキルド鋼板(特公昭5
4−1245号公報)の2つの系統のものが開示されて
いる。しかしながら、これらの鋼板は鋼板中のC,Nを
完全にT1あるいはNb等の析出物として固定している
ために、プレス後の塗装焼付時に歪時効現象がおこらず
、したがって焼付硬化性を有しないものとなっている。
法に関するものとしては、Tiキルド鋼板(特公昭81
−45689号公報)およびNbキルド鋼板(特公昭5
4−1245号公報)の2つの系統のものが開示されて
いる。しかしながら、これらの鋼板は鋼板中のC,Nを
完全にT1あるいはNb等の析出物として固定している
ために、プレス後の塗装焼付時に歪時効現象がおこらず
、したがって焼付硬化性を有しないものとなっている。
このように、冷延鋼板における焼付硬化性の向上が強く
要求されている。
要求されている。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は耐プント性が優れ、加工時に軟質で、使用時に
硬質になる特性を有する冷延鋼板の製造方法を提供する
ものである。
硬質になる特性を有する冷延鋼板の製造方法を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段)
本発明の特徴とするところは、冷延鋼板を製造するに際
して、重量%にて、C: 0.007%以下、Si:0
.8%以下、Mn+1%以下、P : 0.15%以下
、S : 0.020%以下、Al):0.01〜0.
1%、N : 0.01%以下および不可避的不純物か
らなる鋼にTi、Nbの1種あるいは2種の合計量が0
.0]〜0.10%を添加し、さらに、Mo:0.00
]〜3.0%を添加した鋼をA r s変態点以上で熱
延した後、500℃以上の温度で巻き取り、かかる後、
冷間圧延後、再結晶温度以上A3点以下の温度で連続焼
鈍を行う焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法である
。
して、重量%にて、C: 0.007%以下、Si:0
.8%以下、Mn+1%以下、P : 0.15%以下
、S : 0.020%以下、Al):0.01〜0.
1%、N : 0.01%以下および不可避的不純物か
らなる鋼にTi、Nbの1種あるいは2種の合計量が0
.0]〜0.10%を添加し、さらに、Mo:0.00
]〜3.0%を添加した鋼をA r s変態点以上で熱
延した後、500℃以上の温度で巻き取り、かかる後、
冷間圧延後、再結晶温度以上A3点以下の温度で連続焼
鈍を行う焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法である
。
本発明の対象とする冷延鋼板は、めっき等を施さない、
いわゆる冷延鋼板、亜鉛等をめっきしためっき鋼板等で
、鋼の製造方法として、転炉、電気炉、平炉等いずれの
方法でもよく、鋳型による鋳造後分塊したスラブ、連続
鋳造でスラブとしたもの等その製造方法は問わない。
いわゆる冷延鋼板、亜鉛等をめっきしためっき鋼板等で
、鋼の製造方法として、転炉、電気炉、平炉等いずれの
方法でもよく、鋳型による鋳造後分塊したスラブ、連続
鋳造でスラブとしたもの等その製造方法は問わない。
本発明者らは、冷延鋼板の焼付硬化性を向上させるため
に、種々の研究を重ねた結果、重量%にて、C:0.0
07%以下、S i:0.8%以下、Mn:1%以下、
P : 0.15%以下、S :0.020%以下、A
g:0.01〜0.1%、N : 0.01%以下およ
び不可避的不純物からなる鋼にTi、Nbの1種あるい
は2種の合計量が0.O1〜0,10%を添加し、さら
に、MO=0.001〜3.0%を添加した鋼をAr3
変態点以上で熱延した後、500℃以上の温度で巻き取
り、かかる後、冷間圧延後、再結晶温度以上、A3点以
下の温度で連続焼鈍を行うことによって、時効性に優れ
、しかも焼付硬化性を大幅に改善することを見出した。
に、種々の研究を重ねた結果、重量%にて、C:0.0
07%以下、S i:0.8%以下、Mn:1%以下、
P : 0.15%以下、S :0.020%以下、A
g:0.01〜0.1%、N : 0.01%以下およ
び不可避的不純物からなる鋼にTi、Nbの1種あるい
は2種の合計量が0.O1〜0,10%を添加し、さら
に、MO=0.001〜3.0%を添加した鋼をAr3
変態点以上で熱延した後、500℃以上の温度で巻き取
り、かかる後、冷間圧延後、再結晶温度以上、A3点以
下の温度で連続焼鈍を行うことによって、時効性に優れ
、しかも焼付硬化性を大幅に改善することを見出した。
°従来の上記冷延鋼板においては、焼付硬化性を有しな
いものとなったり、焼付硬化性を有してもその量が少な
く、しかも時効性を損なうもので不安定であった。
いものとなったり、焼付硬化性を有してもその量が少な
く、しかも時効性を損なうもので不安定であった。
本発明の鋼の成分を・限定した理由は以下のとおりであ
る。
る。
まず、C:0.007%以下としたのは、それを超える
とCが鋼の強化元素であり、強度が高くなり、加工性を
損ない、しかもT、i、Nbの1種あるいは2種の元素
を添加する量が多くなり、析出物による強度上昇が避け
られず加工性が劣るとともに経済的にも不利になるため
である。
とCが鋼の強化元素であり、強度が高くなり、加工性を
損ない、しかもT、i、Nbの1種あるいは2種の元素
を添加する量が多くなり、析出物による強度上昇が避け
られず加工性が劣るとともに経済的にも不利になるため
である。
S I : 0.8%以下としたのは、それを超えると
Sjが鋼の強化元素であり、強度が高くなり、加工性を
損なうためてあり、亜鉛めっき等を行うときには、亜鉛
が付着しにくく密着性を損なうためである。
Sjが鋼の強化元素であり、強度が高くなり、加工性を
損なうためてあり、亜鉛めっき等を行うときには、亜鉛
が付着しにくく密着性を損なうためである。
Mn:1%以下としたのは、それを超えるとMnが鋼の
強化元素であり、強度が高くなり、加工性を損なうため
である。
強化元素であり、強度が高くなり、加工性を損なうため
である。
P : 0.15%以下としたのは、Pが少量でも鋼の
強化元素であり、強度が高くなり、加工性を損なうため
であり、しかも、Pは結晶粒界に濃化して、粒界脆化を
起こしやすい元素であり、それを超えて添加することは
加工性を損なうためである。
強化元素であり、強度が高くなり、加工性を損なうため
であり、しかも、Pは結晶粒界に濃化して、粒界脆化を
起こしやすい元素であり、それを超えて添加することは
加工性を損なうためである。
S :0.020%以下としたのは本来、鋼中に存在す
ることが無意味な元素であり、それを超えて添加すると
、Mn等の硫化物形成元素が少ないと熱間圧延時に赤熱
脆性を起こし、表面で割れる、いわゆる熱間脆性を起こ
すことがあるためである。
ることが無意味な元素であり、それを超えて添加すると
、Mn等の硫化物形成元素が少ないと熱間圧延時に赤熱
脆性を起こし、表面で割れる、いわゆる熱間脆性を起こ
すことがあるためである。
AlI:0.01〜0.1%として、その下限を0.0
1%としたのは、それ未満ではNをAlNとして析出さ
せ、Nによる時効性を改善することが困難になるためで
ある。また、その上限を0.1%としたのは、それを超
えて添加しても、時効性の向上は飽和し、しかも強度が
高くなり、加工性を損なうためである。
1%としたのは、それ未満ではNをAlNとして析出さ
せ、Nによる時効性を改善することが困難になるためで
ある。また、その上限を0.1%としたのは、それを超
えて添加しても、時効性の向上は飽和し、しかも強度が
高くなり、加工性を損なうためである。
N : 0.01%以下としたのは、それを超えて添加
すれば、Agの添加量を多くしないと時効性を確保でき
ず、しかも強度が高くなり、加工性を損なうためである
。
すれば、Agの添加量を多くしないと時効性を確保でき
ず、しかも強度が高くなり、加工性を損なうためである
。
Ti、Nbの1種あるいは2種の合計量が0,01〜0
.10%として、Ti、Nbの1種あるいは2種とした
のはTiのみ添加することによって、加工性がよく、N
bのみ添加することによって、焼付硬化性がよく、2種
を複合添加することによって、双方の欠点を補うことか
ら有効である。その下限を0.01%としたのはそれ以
下ではC,N等の固溶元素を固定して、時効性を確保す
ることが可能となる。また、その上限を0.10%とし
たのはそれ以上添加しても、時効性は飽和し、しかも析
出物による強度上昇かあり、加工性の劣化を招くためで
ある。
.10%として、Ti、Nbの1種あるいは2種とした
のはTiのみ添加することによって、加工性がよく、N
bのみ添加することによって、焼付硬化性がよく、2種
を複合添加することによって、双方の欠点を補うことか
ら有効である。その下限を0.01%としたのはそれ以
下ではC,N等の固溶元素を固定して、時効性を確保す
ることが可能となる。また、その上限を0.10%とし
たのはそれ以上添加しても、時効性は飽和し、しかも析
出物による強度上昇かあり、加工性の劣化を招くためで
ある。
Mo:0.001〜3.0%とし、その下限を0.0吋
%としたのは、それ未満では焼付硬化性を高くする効果
かないためである。また、上限を3.0%としたのはそ
れを超えるとMoが鋼の強化元素であり、強度が高くな
りすぎ、加工性を損なうためてあり、焼付硬化性も飽和
してしまうために、高価で経済的になりたたなくなるた
めである。
%としたのは、それ未満では焼付硬化性を高くする効果
かないためである。また、上限を3.0%としたのはそ
れを超えるとMoが鋼の強化元素であり、強度が高くな
りすぎ、加工性を損なうためてあり、焼付硬化性も飽和
してしまうために、高価で経済的になりたたなくなるた
めである。
MoはF e s Cめ核生成を抑制し、パーライト変
態を抑制する元素であることが知られているが、焼付硬
化性を高くする理由は明らかではないか、極低炭素鋼の
ために、添加したMOが固溶して、多くの歪場を作るた
めに、加工歪の少ない部位での塗装焼付時の170℃程
度の低温でも、容易に残存している固溶炭素、固溶窒素
との析出物を生成するか、クラスター状となり、可動転
位を固着して硬化すると考えられ、Moを添加した効果
が表れると考えられる。
態を抑制する元素であることが知られているが、焼付硬
化性を高くする理由は明らかではないか、極低炭素鋼の
ために、添加したMOが固溶して、多くの歪場を作るた
めに、加工歪の少ない部位での塗装焼付時の170℃程
度の低温でも、容易に残存している固溶炭素、固溶窒素
との析出物を生成するか、クラスター状となり、可動転
位を固着して硬化すると考えられ、Moを添加した効果
が表れると考えられる。
つぎに、熱延条件で、仕上圧延終了温度をA r a変
態点以上としたのはそれ未満では、圧延組織が残存し、
冷延圧下時、その圧下量が大きくなり、不利となるため
である。また、加工性を向上させるには、熱延終了後の
結晶粒はランダムなほどよいとされているために、圧延
組織が残存することは結晶の集合組織の面からも加工性
に悪既響をおよほすためである。
態点以上としたのはそれ未満では、圧延組織が残存し、
冷延圧下時、その圧下量が大きくなり、不利となるため
である。また、加工性を向上させるには、熱延終了後の
結晶粒はランダムなほどよいとされているために、圧延
組織が残存することは結晶の集合組織の面からも加工性
に悪既響をおよほすためである。
また、巻取温度を500℃以上としたのは、銅相の加工
性を向上するために結晶粒を大きくすることが必要であ
り、高温からの冷却過程での結晶柱の成長が見込まれる
ためである。
性を向上するために結晶粒を大きくすることが必要であ
り、高温からの冷却過程での結晶柱の成長が見込まれる
ためである。
さらに、冷間圧延後、再結晶温度以上A3点り下の温度
で連続焼鈍を行う条件として、冷間圧列率は加工性を良
くする最適点があり、冷延鋼板C最終板厚にあわせるこ
とで、とくに規定するもCではないが、70〜90%が
望ましい。
で連続焼鈍を行う条件として、冷間圧列率は加工性を良
くする最適点があり、冷延鋼板C最終板厚にあわせるこ
とで、とくに規定するもCではないが、70〜90%が
望ましい。
連続焼鈍の温度条件を再結晶温度以上A3点り下として
、その下限を再結晶温度としたのはそ1未満では冷間圧
延によって生成した歪が除去さtず、しかも、再結晶し
ないために加工性の優れた結晶とならず加工性が劣るた
めである。また、その上限をA3点としたのはそれを超
えて焼鈍す2と再結晶粒が粗大化して加工後の鋼板表面
が肌荒れを呈し、外観上の問題を生じるためである。
、その下限を再結晶温度としたのはそ1未満では冷間圧
延によって生成した歪が除去さtず、しかも、再結晶し
ないために加工性の優れた結晶とならず加工性が劣るた
めである。また、その上限をA3点としたのはそれを超
えて焼鈍す2と再結晶粒が粗大化して加工後の鋼板表面
が肌荒れを呈し、外観上の問題を生じるためである。
なお、焼鈍時の加熱速度は高速なほど加工性を良くする
(III)面の発達が促進されるといわれているが、と
くに、規定するものではない。その範囲は連続焼鈍と称
する焼鈍では5〜b 程度で、その加熱方法は規定するものではない。
(III)面の発達が促進されるといわれているが、と
くに、規定するものではない。その範囲は連続焼鈍と称
する焼鈍では5〜b 程度で、その加熱方法は規定するものではない。
焼鈍時間は、と(に規定するものではないが、温度との
関係で温度が高いと時間が短く、低いと長くなる再結晶
完了時間以上とすればよい。
関係で温度が高いと時間が短く、低いと長くなる再結晶
完了時間以上とすればよい。
焼鈍後の冷却速度は規定するものではないが、焼付硬化
性を高くする点から急速冷却することが望ましい。
性を高くする点から急速冷却することが望ましい。
その後の調質圧延は形状調整のために実施してもよいか
、そのまま、調質圧延をしないで製品とすることでもよ
い。調質圧延をしなくても降伏伸びがなく加工性がよい
のは、先述のとおり可動転位を多く残存させ製造できる
方法であるからであり、調質圧延を行わないことにより
降伏点が低く加工が容易になる点でも有利である。
、そのまま、調質圧延をしないで製品とすることでもよ
い。調質圧延をしなくても降伏伸びがなく加工性がよい
のは、先述のとおり可動転位を多く残存させ製造できる
方法であるからであり、調質圧延を行わないことにより
降伏点が低く加工が容易になる点でも有利である。
第1図にMO添加量と焼付硬化性とを示す。この試料の
化学組成、製造条件は次の通りである。
化学組成、製造条件は次の通りである。
重量比でC: 0.0030%、S i : 0.01
%、Mn:0.20%、P :0.010%、S :0
.005%、Afi :0.040%、N : 0.0
030%、T i:o、050%、Mo:O〜3.8%
、残Fe及び不純物からなる鋼を熱延仕上温度:910
℃、熱延巻取温度=650℃、冷間圧延率=80%、冷
延最終板厚=0.7龍、焼鈍温度=800℃X40s(
3Cs冷却速度=100℃/ see、調質圧延率二〇
として試料を得た。
%、Mn:0.20%、P :0.010%、S :0
.005%、Afi :0.040%、N : 0.0
030%、T i:o、050%、Mo:O〜3.8%
、残Fe及び不純物からなる鋼を熱延仕上温度:910
℃、熱延巻取温度=650℃、冷間圧延率=80%、冷
延最終板厚=0.7龍、焼鈍温度=800℃X40s(
3Cs冷却速度=100℃/ see、調質圧延率二〇
として試料を得た。
Moの添加量が0.001〜3.0%の領域で焼付硬化
量は高くなり、しかも、降伏伸びのない加工性のよい焼
付硬化性に優れた冷延鋼板とすることができる。
量は高くなり、しかも、降伏伸びのない加工性のよい焼
付硬化性に優れた冷延鋼板とすることができる。
かくして、鋼の成分を調整し、熱延条件、冷延条件、焼
鈍条件を調整することで、焼付硬化性に優れた冷延鋼板
とすることができる。
鈍条件を調整することで、焼付硬化性に優れた冷延鋼板
とすることができる。
しかして、前記の如き焼付硬化性に優れた冷延鋼板を製
造する方法としては、連続鋳造で、重量%にて、C:0
.007%以下、S i:o、8%以下、Mn:1%以
下、P : 0.15%以下、S : 0.020%以
下、AJ:0.01〜0.1%、N : 0.01%以
下および不可避的不純物からなる鋼に、Tj、Nbの1
種あるいは2種の合計量が0.O1〜0.10%を添加
し、さらに、Mo:0.001〜3.0%を添加した鋼
をA r s変態点以上で熱延した後、500℃以上の
温度で巻き取り、かかる後、冷間圧延後、再結晶温度以
上、A3点以下の温度で連続焼鈍を行うことによって、
ストレッチャーストレインの生成しない時効性に優れ、
しかも、焼付硬化性を大幅に改善することができる。
造する方法としては、連続鋳造で、重量%にて、C:0
.007%以下、S i:o、8%以下、Mn:1%以
下、P : 0.15%以下、S : 0.020%以
下、AJ:0.01〜0.1%、N : 0.01%以
下および不可避的不純物からなる鋼に、Tj、Nbの1
種あるいは2種の合計量が0.O1〜0.10%を添加
し、さらに、Mo:0.001〜3.0%を添加した鋼
をA r s変態点以上で熱延した後、500℃以上の
温度で巻き取り、かかる後、冷間圧延後、再結晶温度以
上、A3点以下の温度で連続焼鈍を行うことによって、
ストレッチャーストレインの生成しない時効性に優れ、
しかも、焼付硬化性を大幅に改善することができる。
なお、かくして製造した鋼板をたとえばZnを電気めっ
きして、防錆鋼板とすることができ、焼付硬化性に優れ
た防錆鋼板とすることができ、さらに、かかる鋼板を冷
間圧延後、再結晶温度以上、A3点以下の温度で連続焼
鈍を行った後、直ちに、溶融亜鉛めっきを施′し、付は
加えて合金化処理を行い、合金化溶融亜鉛めっき鋼板と
し、高強度化、高防錆化に寄与できる鋼板とすることが
可能である。
きして、防錆鋼板とすることができ、焼付硬化性に優れ
た防錆鋼板とすることができ、さらに、かかる鋼板を冷
間圧延後、再結晶温度以上、A3点以下の温度で連続焼
鈍を行った後、直ちに、溶融亜鉛めっきを施′し、付は
加えて合金化処理を行い、合金化溶融亜鉛めっき鋼板と
し、高強度化、高防錆化に寄与できる鋼板とすることが
可能である。
(実 施 例)
本発明の実施例を比較例とともに第1〜2表に挙げる。
第1表に鋼の成分、第2表に製造条件と鋼板の特性値を
示す。
示す。
(発明の効果)
本発明により、冷延鋼板の焼付硬化性は向上し、例えば
、自動車の外板に使用され、耐プント性に優れ、加工時
に軟質で、使用時に硬質になる特性を上げることができ
る等の優れた効果が得られる。
、自動車の外板に使用され、耐プント性に優れ、加工時
に軟質で、使用時に硬質になる特性を上げることができ
る等の優れた効果が得られる。
第1図は冷延鋼板のMO添加量と焼付硬化性の関係を示
す図表である。 代 理 人 弁理士 茶野木 立 失策 図 Mo添刀0量 (IA/l、%)
す図表である。 代 理 人 弁理士 茶野木 立 失策 図 Mo添刀0量 (IA/l、%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量%にて、 C:0.007%以下、 Si:0.8%以下、 Mn:1%以下、 P:0.15%以下、 S:0.020%以下、 Al:0.01〜0.1%、 N:0.01%以下、 および不可避的不純物からなる鋼に、Ti、Nbの1種
あるいは2種の合計量が0.01〜0.10%を添加し
、さらに、Mo:0.001〜3.0%を添加した鋼を
Ar_3変態点以上で熱延した後、500℃以上の温度
で巻き取り、かかる後、冷間圧延後、再結晶温度以上A
_3点以下の温度で連続焼鈍を行うことを特徴とする焼
付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23911790A JPH04120217A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23911790A JPH04120217A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120217A true JPH04120217A (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17040047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23911790A Pending JPH04120217A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 焼付硬化性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120217A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1028172A1 (en) * | 1998-06-30 | 2000-08-16 | Nippon Steel Corporation | Cold rolled steel sheet excellent in baking hardenability |
KR100478723B1 (ko) * | 2000-11-27 | 2005-03-24 | 주식회사 포스코 | 내덴트성 및 가공성이 우수한 냉연강판 제조방법 |
KR100530057B1 (ko) * | 2001-11-26 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 가공성 및 내2차가공취성이 우수한 고강도 냉연강판의제조방법 |
KR100530059B1 (ko) * | 2001-11-26 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 드로잉성, 소부경화성 및 내2차가공취성이 우수한냉연강판의 제조방법 |
JP2007530783A (ja) * | 2004-03-25 | 2007-11-01 | ポスコ | 高強度焼付硬化型冷間圧延鋼板、溶融めっき鋼板及びその製造方法 |
KR20220060799A (ko) | 2020-11-05 | 2022-05-12 | 주식회사 포스코 | 소부 경화성 및 내시효성이 우수한 냉연강판, 도금강판 및 이들의 제조방법 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP23911790A patent/JPH04120217A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1028172A4 (en) * | 1998-06-30 | 2003-03-05 | Nippon Steel Corp | COLD-ROLLED STEEL WITH EXCELLENT BURN HARDNESS |
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