JPH04128440U - 携帯用電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ポケット内に入れて持ち歩きなが
ら通話できる携帯用電話機に関するものである。 【構成】 本考案は、受話部３及びダイヤル押し釦群２
を備えた電話機本体１に送話部７を有するハンドセット
６を折畳み自在に蝶着し、このハンドセット６内に可撓
性アンテナ８を蛇行して敷設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば、ポケット内に入れて持ち歩きながら通話できる携帯用電話 機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

既に提案されているこの種の持ち歩きながら通話できる携帯用電話機は、図３ に示されるように構成されている。

【０００３】 即ち、図３において、箱型に形成された電話機本体１の正面１ａには、複数 のダイヤル２ａを備えたダイヤル押し釦群２が縦横に列設されており、このダイ ヤル押し釦群２の上位の上記電話機本体１には、受話部３が設けられている。又 、上記電話機本体１の頂面１ｂには、断面がＵ字状をなす条溝４が形成されてお り、この条溝４の端部の上記電話機本体１には、例えば、ホィップアンテナ５が 起伏自在に枢着されている。さらに、上記電話機本体１の下部１ｃには、カバー を兼ねたハンドセット６が開閉するように折畳み自在に蝶着されており、このハ ンドセット６の自由端部６ａには、マイクによる送話部７が付設されている。

【０００４】 従って、上述した携帯用電話機は、持ち歩きながら通話する際、上記ハンドセ ット６を開き出し、次に、上記条溝４内に倒伏している上記ホィップアンテナ５ を起立して後、上記ダイヤル押し釦群２のダイヤル２ａを押して相手方を呼出し て通話するようになっている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した携帯用電話機は、上記ハンドセット６を開き出し、上 記条溝４内に倒伏している上記ホィップアンテナ５を起立して後、上記ダイヤル 押し釦群２のダイヤル２ａを押して相手方を呼出して通話するようになっている 関係上、収納する際、上記条溝４内に上記ホィップアンテナ５を倒伏して収納し なければならないばかりでなく、上記ダイヤル押し釦群２のダイヤル２ａを押し て相手方を呼出して送話する際、上記ホィップアンテナ５を起立しなければ良好 な通話が困難であるなどの問題がある。

【０００６】 本考案は、上述した問題を解消するため、カバーを兼ねたハンドセット内に可 撓性アンテナを内蔵して、持ち歩きながら通話する際、上記ハンドセットを開き 出すと同時に、このハンドセット内の可撓性のアンテナを送受信できるようにし て、取扱い操作を簡素化するとと共に、アンテナの劣化を防止してアンテナ効率 の向上を図るようにした携帯用電話機を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、受話部及びダイヤル押し釦群を備えた電話機本体に送話部を有する ハンドセットを折畳み自在に蝶着し、このハンドセット内に可撓性アンテナを蛇 行して敷設したものである。

【０００８】

【作用】

本考案は、持ち歩きながら通話する際、上記ハンドセットを開き出すと同時に 、このハンドセットの可撓性のアンテナを送受信できるようにし、アンテナの取 出し動作とその収納動作を上記ハンドセットの開閉動作で兼ねることによって取 扱い操作を簡素化すると共に、アンテナの劣化を防止してアンテナ効率の向上を 図るようにしたものである。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を図示のー実施例について説明する。

【００１０】 なお、本考案は、上述した具体例と同一構成部材には、同じ符号を付して説明 する。

【００１１】 図１及び図２において、符号１は、箱型に形成された電話機本体であって、こ の電話機本体１の正面１ａには、複数のダイヤル２ａを備えたダイヤル押し釦群 ２が縦横に列設されており、このダイヤル押し釦群２の上位の上記電話機本体１ には、受話部３が設けられている。又、上記電話機本体１の下部１ｃには、カバ ーを兼ねたハンドセット６が折畳み自在に蝶着されており、このハンドセット６ の自由端部６ａには、マイクによる送話部７が付設されている。さらに、上記ハ ンドセット６内には、図２に示されるように、可撓性アンテナ８が蛇行して敷設 されており、この可撓性アンテナ８は可撓性の基板８ａにアンテナ本体８ｂを蛇 行して敷設したものであり、この可撓性アンテナ８は上記電話機本体１に組込ま れた電話機回路の無線部に接続されている。

【００１２】 従って、本考案は、持ち歩きながら通話する際、上記ハンドセット６を開き出 すことにより、同時に、上記可撓性アンテナ８を起立し、しかる後、上記ダイヤ ル押し釦群２のダイヤル２ａを押して相手方を呼出して通話するようになってい る。

【００１３】

【考案の効果】

以上述べたように本考案によれば、受話部及びダイヤル押し釦群を備えた電話 機本体に送話部を有するハンドセットを折畳み自在に蝶着し、このハンドセット 内に可撓性アンテナを蛇行して敷設してあるので、アンテナの構成を簡素化する ことができるばかりでなく、上記アンテナの取出し動作とその収納動作を上記ハ ンドセットの開閉動作で兼用しているから、取扱い操作が簡単になると共に、ア ンテナの劣化を防止してアンテナ効率の向上を図ることができるし、さらに本考 案は、通常の内蔵アンテナとは異なり、電話機本体内のシールド等の金属を有す るものから離れているため、アンテナ効率の低下を防ぐことができる等の優れた 効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の携帯用電話機の斜面図。

【図２】本考案の携帯用電話機に組込まれる可撓性アン
テナの正面図。

【図３】既に提案されている携帯用電話機の斜面図。

【符号の説明】

１ 電話機本体 ２ 押し釦群 ３ 受話部 ６ ハンドセット ７ 送話部 ８ 可撓性アンテナ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】受話部及びダイヤル押し釦群を備えた電話
   機本体と、この電話機本体に折畳み自在に蝶着された送
   話部を有するハンドセットと、このハンドセット内に蛇
   行して敷設された可撓性アンテナとを具備したことを特
   徴とする携帯用電話機。