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JPH04104739U - 車両用円筒状灯具 - Google Patents

車両用円筒状灯具

Info

Publication number
JPH04104739U
JPH04104739U JP1991014155U JP1415591U JPH04104739U JP H04104739 U JPH04104739 U JP H04104739U JP 1991014155 U JP1991014155 U JP 1991014155U JP 1415591 U JP1415591 U JP 1415591U JP H04104739 U JPH04104739 U JP H04104739U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
housing
cylindrical
diameter
inner diameter
Prior art date
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Granted
Application number
JP1991014155U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072317Y2 (ja
Inventor
俊幸 近藤
嘉史 川口
Original Assignee
スタンレー電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スタンレー電気株式会社 filed Critical スタンレー電気株式会社
Priority to JP1991014155U priority Critical patent/JPH072317Y2/ja
Publication of JPH04104739U publication Critical patent/JPH04104739U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH072317Y2 publication Critical patent/JPH072317Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Sealing Devices (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空な円筒状のハウジングの両端をキャップ
で閉止する構成とした車両用灯具において、前記キャッ
プを固定するための押しネジが前記ハウジングの側面に
露出し著しく外観を損なう問題点の解決を図る。 【構成】 キャップ5をインナーキャップ51と、傾斜
部52cを有するアウターキャップ52とに分割して形
成し、キャップ5をハウジング2に挿着した状態で両キ
ャップ51、52の間隔を調整することで、傾斜部52
cによりOリングの外径を拡大させ、これによる圧接力
でキャップ5の固定を行い、従来必要とされた押しネジ
を廃して外観向上を達成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えばハイマウントストップランプなど車両用の信号灯具に関するも のであり、詳細には照射方向を調整するために円筒状のハウジングが採用された 車両用灯具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の灯具90の例を示すものが図3であり、例えば全体が透明部材 で形成されたハウジング91の両端の内径に回動自在なキャップ92を嵌着し、 このキャップ92夫々の間にLED93が搭載された基板94を保持させるもの である。 このときに、前記ハウジング91には図4に示すように取付脚91aが設けら れてリアウインド80に接着して取付けられるものとされ、この場合には車種毎 のリアウインド80の傾斜角の差により照射方向が異なるものとなるので、前記 キャップ92を回動することで照射方向の補正を行うものとされている。 尚、前記した補正が行われた後には前記ハウジング91の側面に設けられた押 しネジ95により前記キャップ92は固定されるものとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の灯具90においては、第一にはハウジング91 の側面に押しネジ95が露出し観者に違和感を与えて商品性を低下させる問題点 を生じ、第二には前記したリアウインド80の傾斜角が略水平に近いものからク リフカットと称されている通常とは逆傾斜のものまで存在するので、その傾斜に よっては前記押しネジ95が調整不能な位置となる場合もあり汎用性に欠ける問 題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、中空な略 円筒状のハウジングの両端の開口部をキャップで閉止して成る車両用円筒状灯具 において、前記キャップは、前記ハウジングの内径に略嵌合する円板状としたフ ランジ部と該フランジ部よりも小径の円筒状としたスライド部とが同芯に形成さ れたインナーキャップと、外径で前記ハウジングの内径に略嵌合し内径で前記ス ライド部に嵌合する管状で且つ一端の外側に傾斜部が設けられたシリンダー部と 該傾斜部と反対側の端部に接続し前記ハウジングの外径に略一致する外径を有す る円板状の蓋部とが同芯に形成されたアウターキャップと、前記フランジ部と傾 斜部とに挟持されるOリングとで構成され、前記インナーキャップとアウターキ ャップとは固定螺子により前記スライド部とシリンダー部との嵌入位置を調整自 在に係着されていることを特徴とする車両用円筒状灯具を提供することで前記押 しネジを使用することなくハウジングとキャップとの固定を可能として、前記し た従来の課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1、図2に符号1で示すものは本考案に係る車両用円筒状灯具(以下に灯具 1と略称する)であり、この灯具1は例えば透明な樹脂部材で形成された円筒状 のハウジング2を有し、該ハウジング2の両端の開口部にはLED3を搭載した 基板4を支持するキャップ5が取付けられるものである点は従来例のものと同様 であるが、本考案により前記キャップ5はインナーキャップ51とアウターキャ ップ52とで構成されるものとなり、これにより従来例で使用されていた押しネ ジを使用することなくハウジング2に対する固定を可能なものとしている。 尚、この灯具の両端部は同一形状であるので図示は一方の端部で示す。
【0006】 以下に、更に詳細に本考案のキャップ5、即ちインナーキャップ51とアウタ ーキャップ52とについて説明を行えば、先ずインナーキャップ51は、前記ハ ウジング2の内径と略嵌合する円板状としたフランジ部51aと、このフランジ 部51aよりも適宜に小径とした円筒状のスライド部51bとが同芯に接続され た形状に形成され、前記フランジ部51aのスライド部51bが接続されたのと 反対側の面には前記基板4を挟持するためのスリット51cが形成されるものと なっている。
【0007】 一方のアウターキャップ52は、外径で前記ハウジング2の内径に略嵌合し内 径で前記インナーキャップ51のスライド部51bに嵌合する管状に形成したシ リンダー部52aと、外径を前記ハウジング2の外径に略一致させた円板状の蓋 部52bとが同芯に接続した形状に形成され、前記シリンダー部52aの蓋部5 2bと接続された反対側の端部には外径側から面取りを行うようにして傾斜部5 2cが設けられている。
【0008】 また、前記インナーキャップ51のスライド部51bの外径には歯車の外歯状 としたスライド部歯形51dが形成され、前記アウターキャップ52のシリンダ ー部52aの内径には内歯状としたシリンダー部歯形52dが形成され、且つ両 歯形51d、52dはお互いに嵌合可能なものとされて、これにより前記スライ ド部51bとシリンダー部52aとを嵌合させたときにはインナーキャップ51 とアウターキャップ52とはお互いが回転することなく軸方向の摺動のみが可能 なものとされている。
【0009】 加えて、前記インナーキャップ51のフランジ部51aと、アウターキャップ 52の傾斜部52cとの間にはゴム部材などで形成され、内径を前記スライド部 51bと略一致し外径を前記ハウジング2の内径と略一致させるOリング53が 挟持され、前記インナーキャップ51とアウターキャップ52とは固定螺子54 で前記Oリング53が変形を生じない程度の締付力で係着されるものとなってい る。
【0010】 次いで、上記の構成としたキャップ5の作用効果について説明を行えば、上記 に説明した組立状態ではこのキャップ5はハウジング2に内径に対して挿入と回 動とが自在なものであるので、前記ハウジング2を自動車の例えばリアウインド に接着した後の、このリアウインドの傾斜角の差による照射方向の調整は自在な ものとなる。
【0011】 前記した調整が行われた後に、前記固定螺子54を締める方向に回転させれば 、前記インナーキャップ51とアウターキャップ52とはスライド部51bとシ リンダー部52aとで摺動し、両キャップ51、52はその保持する間隔を狭め るように摺動する。 このとき同時に前記Oリング53は傾斜部52cにより径を増すように変形さ せられるので、このOリング53の外径はハウジング2の内径に圧接され、その 摩擦力によりハウジング2とキャップ5とは固定されるものとなる。
【0012】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案により、キャップを相互の位置を調整可能なイン ナーキャップとアウターキャップとで形成し、このインナーキャップとアウター キャップとの間に、両キャップの間隔を調整するときには径を変化させるように Oリングを挟持させ、且つ前記インナーキャップとアウターキャップとは歯形に より摺動のみ自在なものとしたことで、このキャップは前記した間隔の調整によ るOリングの変形でハウジングの内径に固定されるものとなり、外観を損じ観者 に違和感を与える押しネジを不要なものとしてこの種の車両用円筒状灯具の商品 性の向上に極めて優れた効果を奏するものである。 また、上記の構成としたことでリアウインドの傾斜角により前記キャップの固 定のための作業位置が影響されないものとして、取付作業時の作業効率の向上に も優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用円筒状灯具の一実施例を
分解した状態で示す斜視図出ある。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 従来例を要部で示す断面図である。
【図4】 この種の車両用円筒状灯具の取付状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1……車両用円筒状灯具 2……ハウジング 3……LED 4……基板 5……キャップ 51……インナーキャップ 51a……フランジ部 51b……スライド部 51c……スリット 51d……スライド部歯形 52……アウターキャップ 52a……シリンダー部 52b……蓋部 52c……傾斜部 52d……シリンダー部歯形 53……Oリング 54……固定螺子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空な略円筒状のハウジングの両端の開
    口部をキャップで閉止して成る車両用円筒状灯具におい
    て、前記キャップは、前記ハウジングの内径に略嵌合す
    る円板状としたフランジ部と該フランジ部よりも小径の
    円筒状としたスライド部とが同芯に形成されたインナー
    キャップと、外径で前記ハウジングの内径に略嵌合し内
    径で前記スライド部に嵌合する管状で且つ一端の外側に
    傾斜部が設けられたシリンダー部と該傾斜部と反対側の
    端部に接続し前記ハウジングの外径に略一致する外径を
    有する円板状の蓋部とが同芯に形成されたアウターキャ
    ップと、前記フランジ部と傾斜部とに挟持されるOリン
    グとで構成され、前記インナーキャップとアウターキャ
    ップとは固定螺子により前記スライド部とシリンダー部
    との嵌入位置を調整自在に係着されていることを特徴と
    する車両用円筒状灯具。
  2. 【請求項2】 前記スライド部とシリンダー部には摺動
    を自在とし回転を抑制する歯形が夫々が噛合するように
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用円筒状灯具。
JP1991014155U 1991-02-21 1991-02-21 車両用円筒状灯具 Expired - Lifetime JPH072317Y2 (ja)

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JPH04104739U true JPH04104739U (ja) 1992-09-09
JPH072317Y2 JPH072317Y2 (ja) 1995-01-25

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