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JP7535651B2 - 自動分析装置およびその流路確認方法 - Google Patents

自動分析装置およびその流路確認方法 Download PDF

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JP7535651B2 JP2023506843A JP2023506843A JP7535651B2 JP 7535651 B2 JP7535651 B2 JP 7535651B2 JP 2023506843 A JP2023506843 A JP 2023506843A JP 2023506843 A JP2023506843 A JP 2023506843A JP 7535651 B2 JP7535651 B2 JP 7535651B2
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Description

本発明は、自動分析装置およびその流路確認方法に関する。
自動分析装置は、血清や尿などの生体試料(以下試料と称する)の成分を、光学的、電気的な分析手法を用いて定量、定性分析を行う装置である。分析手法の中には、分析部が含まれる流路内に、試料や試薬などの複数種の液体を異なるタイミングで供給し、各液体の成分の分析を行う手法が存在する。さらに、自動分析装置では、分析後の反応容器などの洗浄のため、共通の流路を通して供給された洗剤と水で得られる洗浄液を吐出する動作が行われる。
また、流路内の液体の物理量を測定する技術として、導電率センサを用いた技術が知られている。例えば、特許文献1には、調製後の試薬を導電率センサにより測定し、測定値が所定範囲にあるか否かを判断することで、濃度が所定範囲内にない試薬が検体を処理するための試薬として用いられるのを防止することができる、旨が開示されている(段落0095等)。
特開2010-54198号公報
自動分析装置では、前述のように、同一流路に流す液体の種類を所定のタイミングで切り替えて、所望の場所へ、異なる種類の液体を供給する場合がある。このとき、現状の自動分析装置では、装置の個体差や設置環境によらず、特定の液体が確実に供給できるように、過剰な分量の液体を供給しなければならなかった。
また、特許文献1に記載の技術は、導電率センサが設けられた流路に、複数種の液体である試薬と水が予め混合された混合液が存在しており、この混合液の濃度を導電率センサが測定するものである。したがって、所定のタイミングで特定の液体が供給されていることは、確認することができない。
本発明の目的は、試薬や洗剤の使用量を低減し、試薬容器や洗剤容器の交換頻度を抑制することで、ランニングコストを削減できる自動分析装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の自動分析装置は、複数種の液体が流れる同一の流路と、前記流路に前記液体を供給するポンプと、前記流路に供給された前記液体に関する物理量を測定する測定部と、前記測定部で測定された物理量に基づいて、前記測定部の上流側の流路内が特定の液体に置換されたことを判定する判定部と、を備えた。
本発明によれば、試薬や洗剤の使用量を低減し、試薬容器や洗剤容器の交換頻度を抑制することで、ランニングコストを削減できる自動分析装置を提供することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1が適用される電解質分析を行う自動分析装置の概略構成図の一例。 コントローラのうち、特に、流路内の液体の置換を判定する動作シーケンスに関わる構成を示す機能ブロック図。 電解質分析のフローチャートの一例。 実施例1に係る自動分析装置における各部の動作シーケンスを示すタイムチャート。 実施例1に係る自動分析装置における各部の別の動作シーケンスを示すタイムチャート。 シリンジポンプの処理を示すフローチャート。 実施例1の導電度測定部とその周辺の流路の構造を示す概略図。 実施例1の別の導電度測定部とその周辺の流路の構造を示す概略図。 実施例2が適用される洗剤希釈を行う自動分析装置の概略構成図の一例。 実施例2の自動分析装置における、洗剤希釈流路の概略構成図の一例。 洗剤を水で希釈してから反応容器に吐出するまでの処理を示すフローチャート。 実施例2に係る自動分析装置における各部の動作シーケンスを示すタイムチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態に係る自動分析装置は、分析またはメンテナンスの際に複数種(試料、試薬、洗剤、水など)の液体が異なるタイミングで供給される同一の流路に、液体に関する物理量を測定する測定部が設けられている。そして、本実施形態に係る自動分析装置の判定部は、測定部で測定された物理量に基づいて、測定部の上流側の流路内が特定の液体に置換されたことを判定する。これにより、液体の送液量が最適化され、液体の使用量を低減可能な自動分析装置を提供できる。
実施例1は、自動分析装置10の分析時に、測定部が流路内の液体の導電度を測定し、その導電度が所定値に達すると、判定部が、分析部内の液体が分析対象の液体に置換されたと判定するものである。したがって、本実施例の自動分析装置10によれば、液体が完全に置換されたタイミングを精度よく判定でき、過剰に供給する液体の量を低減することが可能となる。
ここでは、分析の一例として、電解質分析について述べる。電解質分析では、電解質分析部を含む流路内に試料を供給し、参照液との電位差を、試料中のイオンの濃度(電解質濃度)として測定する。電解質濃度を正確に測定するために、分析後には、電解質分析部を含む流路内に標準液(試薬)を供給し、前回分析時の試料を流路内から取り除く必要がある。また、流路内の汚れによるデータ異常を防止するため、一定周期毎に洗浄液を流路内に供給し、流路および分析部を洗浄する。
したがって、分析を正常に実施するためには、分析前に流路内に供給された液体を残留させることなく、試料、試薬および洗浄液の置換が完全に行われ、電解質分析部内を分析対象の液体で完全に満たした状態とする必要がある。
図1は、実施例1が適用される電解質分析を行う自動分析装置10の概略構成図の一例である。図1に示すとおり、本実施例の自動分析装置10は、分析ユニット11と、操作ユニット12と、を備えている。
分析ユニット11は、試料に対して依頼された項目の分析を行い、分析結果を出力するユニットである。この分析ユニット11は、試料ディスク102と、希釈槽103と、希釈液容器104と、洗浄液容器105と、試薬容器106と、試料分注プローブ107と、電解質分析部108と、シリンジポンプ109と、希釈ポンプ110と、洗浄電磁弁115と、試薬電磁弁116と、希釈電磁弁117と、吸引側電磁弁118と、排液側電磁弁119と、導電度測定部111と、を備えている。なお、試薬電磁弁116および希釈電磁弁117は、電解質分析部108の上流側に位置して、流路に供給される液体を試薬か希釈された試料かに切り替える電磁弁である。一方、吸引側電磁弁118は、導電度測定部111の下流側に位置して、流路の開放および遮断を行う電磁弁である。
試料ディスク102には、試料容器101(採血管)が円周上に載置されている。試料ディスク102と希釈槽103の間には、回転動作および上下動作が可能な試料分注プローブ107が設置されている。試料分注プローブ107は、回転動作および上下動作を行い、試料容器101から希釈槽103へ試料の分注を行う。希釈槽103は、上面が開放系のカップ型形状であり、底面にはシリンジポンプ109と接続された流路を有している。希釈ポンプ110は、希釈液容器104から希釈槽103へ希釈液の送液を行う。希釈槽103では、希釈ポンプ110の送液時の水勢によって、試料と希釈液が撹拌され試料の希釈が行われる。
導電度測定部111は、流路に供給された液体に関する物理量として、電気伝導度を測定する測定部である。また、電解質分析部108は、液体の成分を分析するために、導電度測定部で測定される物理量とは別の物理量を測定するものであり、具体的には、イオン選択電極を用いて液体の電位を測定することにより、試料中の電解質濃度を分析する分析部である。シリンジポンプ109は、液体の吸引・吐出を行うことで、流路に液体を供給する。シリンジポンプ109の上流の流路には、上流へ向かう順に、吸引側電磁弁118と、導電度測定部111と、電解質分析部108と、3方向に分岐する分岐部と、が設けられている。さらに、分岐部が分岐する第1の方向には、洗浄電磁弁115が位置し、その上流側の流路には洗浄液容器105が接続されている。分岐部が分岐する第2の方向には、試薬電磁弁116が位置し、その上流側の流路には試薬容器106が接続されている。分岐部が分岐する第3の方向には、希釈電磁弁117が位置し、その上流側には、希釈ポンプ110および希釈槽103が接続されている。
操作ユニット12は、自動分析装置10のシステム全体の情報を統括する役割を担う部分であり、コンピュータ112と、コントローラ113と、を有している。
コンピュータ112は、表示部と、入力部と、を備える。表示部は、分析依頼項目や分析結果、等の様々な画面を表示する。入力部は、表示部に表示された操作画面に基づいて、オペレータ等が、各種パラメータの設定、分析の開始や停止、等を入力するものである。
コントローラ113は、分析ユニット11内の各機構に接続されており、制御部と、データ取得部と、演算部と、判定部と、記憶部と、を備える。制御部は、シリンジポンプ109、各電磁弁、電解質分析部108、導電度測定部111、等の動作を制御する。データ取得部は、電解質分析部108や導電度測定部111で測定されたデータを取得する。演算部は、電解質分析部108において測定された電位などに基づいて、分析対象の試料中の電解質濃度を演算する。判定部は、導電度測定部111で測定された導電度に基づいて、導電度測定部111の上流側の流路が特定の液体に置換されたか否かを判定する。記憶部は、各機構の動作に必要なタイムチャートや動作パラメータ、試料,希釈液,試薬,洗浄液の各種情報、分析結果、の他、電解質分析部108や導電度測定部111を用いた演算や判定に供される参照データ等を記憶する。
図2は、コントローラ113のうち、特に、流路内の液体の置換を判定する動作シーケンスに関わる構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、コントローラ113は、導電度測定部111から導電度の測定データを取得する導電度データ取得部131と、流路内に供給される液体の導電度の基準データが予め記憶されている基準導電度記憶部133と、基準導電度記憶部133に記憶されている基準データを参照し、導電度データ取得部131により取得される導電度データが所定の範囲内の値にあるかを判定する判定部132と、シリンジポンプを制御するシリンジポンプ制御部134と、を備えている。
本実施例では、電解質分析を行う自動分析装置10について説明しているが、分析項目は電解質分析に限られず、例えば、生化学項目や免疫項目の分析を行う自動分析装置においても、物理量の異なる複数種の液体が通過する流路を有していれば適用できる。
次に、電解質分析の概要について説明する。図3は、電解質分析のフローチャートの一例である。なお、図3に示す電解質分析の処理は、主にコントローラ113によって制御される。
図3に示すように、まず、コントローラ113は、シリンジポンプ109を動作させて、試薬を吸引する(ステップS101)。これにより、電解質分析部108内の流路は試薬で満たされる。
次に、コントローラ113は、電解質分析部108を制御することにより、電解質分析部108内の液体(試薬)の電位を測定する(ステップS102)。測定されたデータは、データ取得部を介して、コントローラ113の記憶部に記憶される。
次に、コントローラ113は、試料分注プローブ107を動作させて、試料容器101から希釈槽103に試料を分注する(ステップS103)。
次に、コントローラ113は、希釈ポンプ110を動作させて、希釈液を希釈槽103に吐出する(ステップS104)。これにより、試料量と希釈液量が設定した比率になるように試料が希釈される。
次に、コントローラ113は、シリンジポンプ109を動作させて、希釈槽103内の希釈された試料を吸引する(ステップS105)。これにより、電解質分析部108内の流路は希釈された試料で満たされる。
次に、コントローラ113は、電解質分析部108を制御することにより、電解質分析部108内の液体(希釈された試料)の電位を計測する(ステップS106)。測定されたデータは、データ取得部を介して、コントローラ113の記憶部に記憶される。
次に、コントローラ113は、試薬の電位および希釈された試料の電位を用いて、試料中に含まれる分析対象の電解質濃度を算出(ステップS107)し、記憶部に記憶するとともに、コンピュータ112の表示部に出力する(ステップS108)。
ここで、複数の試料を連続して電解質分析する場合、ステップS107が終了すると、再び、ステップS101に戻り、以降、ステップS102~ステップS108を繰り返す。
次に、本実施例に係る自動分析装置10が、液体の置換判定を行いつつ、電解質分析を行う場合の具体的な処理について説明する。図4は、実施例1に係る自動分析装置10における各部の動作シーケンスを示すタイムチャートである。
まず、試薬の電解質濃度分析時の動作シーケンス(T1)について説明する。
試薬電磁弁116および吸引側電磁弁118により、電解質分析部108および導電度測定部111を含む流路が開放され(S11)、シリンジポンプ109が吸引動作を開始する。一定量の試薬が前記流路に供給された後、シリンジポンプ109は、吸引動作を停止し、導電度測定部111が導電度測定部111内の液体の導電度を測定する(S12)。測定された導電度は、コントローラ113の記憶部に記憶されるとともに、コンピュータ112の表示部に出力される。導電度測定部111が所定の導電度を測定すると、前記流路が試薬に置換されたことになるため、試薬電磁弁116および吸引側電磁弁118により前記流路が遮断される(S13)。
このように、各電磁弁により流路を遮断するのは、S12において導電度を測定し、液体の置換(試薬への置換)完了を判定部132が判定した後とするのが望ましい。仮に、各電磁弁が流路を遮断した後に、導電度の測定を行うとすると、所定の導電度に到達していなかった場合に、再度各電磁弁を開放しなければならない。電磁弁の開閉動作は、流路内の液体の揺れを生じさせ、結果として、導電度測定部111や電解質分析部108での測定や分析に影響を与えてしまう。
その後、排液側電磁弁119により、シリンジポンプ109の下流側の流路が開放され(S14)、シリンジポンプ109が原点復帰動作を行う(S15)ことにより、残液が排液部114に排出される。残液の排出が完了すると、排液側電磁弁119により流路が遮断される(S16)。このとき、電解質分析部108が、液体(試薬)の電位を測定する(S17)。
次に、試料の電解質濃度分析時の動作シーケンス(T2)について説明する。
試料ディスク102上に並べられた試料容器101内の各試料に対して、コンピュータ112により依頼された分析項目に従い、試料分注プローブ107により、所定の試料容器101から希釈槽103に試料が分注される。さらに、希釈ポンプ110により、希釈槽103に所定の量の希釈液が送液され、試料の希釈が行われる(S18)。その後、希釈電磁弁117および吸引側電磁弁118により、電解質分析部108および導電度測定部111を含む流路が開放され(S19)、シリンジポンプ109が吸引動作を開始する。一定量の試料が前記流路に供給された後、シリンジポンプ109は、吸引動作を停止し、導電度測定部111が導電度測定部111内の液体の導電度を測定する(S20)。測定された導電度は、コントローラ113の記憶部に記憶されるとともに、コンピュータ112の表示部に出力される。導電度測定部111が所定の導電度を測定すると、前記流路が希釈された試料に置換されたことになるため、希釈電磁弁117および吸引側電磁弁118により前記流路が遮断される(S21)。
その後、排液側電磁弁119により、シリンジポンプ109の下流側の流路が開放され(S22)、シリンジポンプ109が原点復帰動作を行う(S23)ことにより、残液が排液部114に排出される。残液の排出が完了すると、排液側電磁弁119により流路が遮断される(S24)。このとき、電解質分析部108が、液体(希釈された試料)の電位を測定する(S25)。
図5は、実施例1に係る自動分析装置10における各部の別の動作シーケンスを示すタイムチャートである。図5に示す動作シーケンスでは、図4に示す動作シーケンスと異なり、シリンジポンプ109の吸引動作と併行して、導電度測定部111が連続的に導電度を測定する。導電度測定部111による、試薬の導電度測定動作(S26)および希釈された試料の導電度測定動作(S27)を除く、他の動作シーケンスは、図4と同じである。
図5に示す動作シーケンスの場合、図4に示す動作シーケンスの場合と比べて、導電度が所定値に到達したか否かを連続的に判定するため、液体が完全に置換されたタイミングを精度よく判定し、過剰に供給する液体の量を極力低減することが可能となる。ただし、導電度測定部111は、電極間を流れる電流を測定するものであるため、液体に連続して電流が流れると、液体が変質する可能性もあるので、電気分解し易い液体を用いるときには、図4の動作シーケンスが望ましい。また、図4の動作シーケンスでは、連続して導電度を測定する必要がないため、消費電力を低減できる利点や、蓄積すべきテータ量を少なくできる利点もある。
ここで、図5の動作シーケンスにおいて、コントローラ113がシリンジポンプ109に対して行う制御に関し、説明する。図6は、シリンジポンプの処理を示すフローチャートである。
まず、判定部132が、吸引を行っている液体の基準データを、基準導電度記憶部133から取得する(ステップS1)。次に、シリンジポンプ109の吸引動作と併行して、導電度測定部111による、試薬の導電度測定動作(図5のS26)および希釈された試料の導電度測定動作(図5のS27)が実行される(ステップS2)さらに、判定部132は、基準導電度記憶部133の基準データを参照し、導電度データ取得部131により取得されるデータが所定の導電度に到達したか否か、を判定する(ステップS3)。
導電度データ取得部131により取得されるデータが所定の導電度に到達すると、流路内の液体が置換されたと見做すことができる。したがって、判定部132は、シリンジポンプ制御部134に信号を送信し、シリンジポンプ109を停止させ、次の動作すなわち流路の遮断(図5のS13またはS21)に移行する(ステップS4)。
一方、ステップS3で、導電度データ取得部131により取得されるデータが、所定の導電度に到達していない場合、判定部132は、シリンジポンプ109が上限値まで動作したか否かを判定する(ステップS5)。ここで、上限値とは、流路内の液体が完全に置換され所定の導電度に到達すると見込まれる、シリンジポンプ109の動作量に対して、一定の余裕をもって設定された量である。また、上限値の具体的な量としては、シリンジポンプ109を構成するモータのパルス数や駆動時間などである。
ステップS5で、シリンジポンプ109の動作が上限値まで達した場合、シリンジポンプ制御部134は、シリンジポンプ109の動作を停止させ、液体の供給を停止する(ステップS6)。判定部132は、液体の置換動作異常を知らせるアラームをコンピュータ112の表示部に出力する(ステップS7)。
なお、置換動作異常の例としては、シリンジポンプ109が壊れている場合、流路の接続部に漏れがある場合、吸引される液体自体に問題がある場合、などが考えられる。ここで、吸引される液体自体の問題としては、電解質分析の場合、溶液に含まれるタンパク質が壁面に付着して固化し、その一部のタンパク質が置換後の溶液の中に混入してしまい、正常な導電度が得られないケースが想定される。
図7は、実施例1の導電度測定部111とその周辺の流路の構造を示す概略図である。図7に示すように、本実施例の導電度測定部111は、導電度検出部120で構成されている。導電度検出部120は、電解質分析部108に接続される流路と、導電度を検出する電極121と、を備え、流路内を流れる液体の導電度を測定することが可能である。
図8は、実施例1の別の導電度測定部とその周辺の流路の構造を示す概略図である。図8に示すように、本実施例の導電度測定部は、電極付き電磁弁122で構成されている。図8の構成の場合、図7の構成と異なり、導電度検出部120を流路に別途設ける必要がないため、部品点数が減り、コストが低減できる。
また、図8の構成の場合、所定の導電度に達した時点で、電極付き電磁弁122を遮断することで、電極付き電磁弁122の上流側は、置換後の液体ですべて満たされるため、電解質分析部108に置換前の液体が戻らなくすることができる。これに対して、図7の構成の場合、電極121と、その下流にある吸引側電磁弁118と、の間の流路に置換前の溶液が残っていた場合に、電極121へ逆流してしまう可能性がある。図8の構成では、電極付き電磁弁が、電磁弁内部に導電度を測定可能な電極121を備えているため、導電度をより正確に測定することが可能である。
本実施例によれば、電解質分析部108を含む、導電度測定部111までの流路内部を、必要最低限の液体使用量で、送液対象の液体に完全に置換することが可能となる。なお、本実施例では、電解質分析における液体置換の定量評価方法について述べたが、本手法による液体置換の定量評価は電解質分析に限らず、同一流路内に物理量の異なる複数種の液体が通過する流路であれば、液体使用量の低減に期待できる。すなわち、本実施例によれば、置換動作中の流路内の物理量を測定し、置換後の液体の物理量範囲に達した時点で置換動作を停止することで、置換完了の確認および試薬消費量の低減を実現することが可能となる。
実施例2は、自動分析装置20のメンテナンス時に、測定部が流路内の液体の導電度を測定し、その導電度が所定値に達すると、判定部が、流路内が洗剤か水に置換されたと判定するものである。これにより、測定部の上流側の流路を満たす一定量の洗剤または水が逐次下流側に供給され、一定の希釈率の洗浄液を得ることが可能となる。なお、本実施例では、洗剤の希釈について述べるが、本手法による定量希釈は、物理量の異なる2種以上の液体であれば、洗剤の希釈に限らず他の希釈にも適用できる。
図9は、実施例2が適用される洗剤希釈を行う自動分析装置20の概略構成図の一例である。図9に示すとおり、本実施例の自動分析装置20は、試料を保持する試料容器201(採血管)を複数搭載可能な試料ディスク202と、試薬を保持する試薬容器203を複数搭載可能な第1試薬ディスク204および第2試薬ディスク205と、周上に複数の反応容器206を配置した反応ディスク207と、を備える。
また、本実施例の自動分析装置20は、試料容器201から吸引した試料を反応容器206に分注する試料分注プローブ208と、第1試薬ディスク204内の試薬容器203から吸引した試薬を反応容器206に分注する第1試薬プローブ209と、第2試薬ディスク205内の試薬容器203から吸引した試薬を反応容器206に分注する第2試薬プローブ210と、洗剤を水で希釈する洗剤希釈流路21と、洗剤希釈流路21から洗剤を吸引して反応容器206に吐出する洗剤プローブ211と、を備えている。
さらに、本実施例の自動分析装置20は、反応容器206内の液体を撹拌する攪拌装置212と、反応容器206を洗浄する容器洗浄機構213と、反応ディスク207の内周付近に設置された光源214と、分光検出器215と、分光検出器215に接続されたコンピュータ216と、自動分析装置20全体の動作を制御し、外部とのデータの交換を行うコントローラ217とを備える。
図10は、実施例2の自動分析装置20における、洗剤希釈流路21の概略構成図の一例である。図10に示すように、洗剤希釈流路21は、洗剤の送液を行う洗剤ポンプ219と、水の送液を行う水ポンプ220と、希釈された洗剤の送液を行う希釈洗剤ポンプ221と、流路の切り替えを行い液体の逆流を防止する三方電磁弁222と、液体の導電度を測定する導電度測定部223と、洗剤を水で希釈する洗剤希釈槽224と、洗剤プローブ211と、洗剤容器225と、水容器226と、を備えている。
図11は、洗剤を水で希釈してから反応容器に吐出するまでの処理を示すフローチャートである。なお、図11に示す処理は、主にコントローラ113によって制御される。
図11に示すように、まず、コントローラ113は、三方電磁弁222を切り替え、洗剤ポンプ219を用いて、洗剤容器225内から一定量の洗剤を送液する(ステップS201)。
次に、コントローラ113は、三方電磁弁222を切り替え、水ポンプ220を用いて、水容器226内から一定量の水を送液する(ステップS202)。これにより、一定量の洗剤が入っている洗剤希釈槽224に、一定量の水が加えられ、洗剤希釈槽224内で洗剤が水で希釈される。
次に、コントローラ113は、洗剤希釈槽224内の希釈された洗剤を、希釈洗剤ポンプ221を用いて洗剤プローブ211へ送液し、洗浄液として反応容器206に吐出する(ステップS203)。
なお、複数の反応容器206を連続して洗浄する場合は、ステップS201~ステップS203が繰り返される。
図12は、実施例2に係る自動分析装置20における各部の動作シーケンスを示すタイムチャートである。
まず、導電度測定部223の上流側に位置する三方電磁弁222が作動し、洗剤容器225と洗剤希釈槽224が接続される(S31)。
次に、導電度測定部223が、洗剤希釈流路21内の液体の導電度の測定を開始し、導電度が所定の値(洗剤判定値)となるまで、洗剤ポンプ219が動作して、洗剤の送液が行われる(S32)。なお、洗剤ポンプ219によって洗剤が送液されている間、導電度測定部223は、連続的に導電度を測定する。
次に、三方電磁弁222が切り替えられ、水容器226と洗剤希釈槽224が接続される(S33)。
次に、導電度測定部223が、洗剤希釈流路21内の液体の導電度の測定を開始し、導電度が所定の値(水判定値)となるまで、水ポンプ220が動作して、水の送液が行われる(S34)。なお、洗剤ポンプ219によって洗剤が送液されている間、導電度測定部223は、連続的に導電度を測定する。
最後に、希釈洗剤ポンプ221が動作することにより、洗剤希釈槽224から希釈洗剤が洗剤プローブ211へ送液され、洗剤プローブ211から反応容器206へ吐出される(S35)。
なお、導電度が洗剤判定値となって三方電磁弁222が作動した時点では、導電度測定部223と三方電磁弁222との間の流路内は洗剤で満たされている。このため、水ポンプ220が動作すると、導電度測定部223と三方電磁弁222との間の流路分の定量の洗剤が、洗剤希釈槽224へ供給されることになる。その後は、導電度測定部223と三方電磁弁222との間の流路内は、水で満たされた状態になり、その状態で、洗剤ポンプ219が動作すると、定量の水が洗剤希釈槽224へ供給される。このような、動作を繰り返すことにより、洗剤の希釈率を一定に保つことができ、結果として、洗剤を過剰に供給しなくて済む利点がある。さらに、流路内に導電度測定部223を複数設ければ、送液量が変更できるので、希釈率の調整も可能となる。
また、本実施例によれば、希釈(混合)される前の洗剤自体または水自体の導電度が測定されるので、いずれかの液体自体に固有の異常(品質の劣化など)があった場合にも、それを判別できる。
本発明は、前述の各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述の各実施例では、測定部として導電度センサを例に挙げて説明したが、測定部として導電度以外の物理量、例えば、熱伝達率や密度を定量的に測定可能なセンサを用いても良い。液体として、粘性の高い有機溶媒などが試薬に用いられる場合には、密度を測定するのが好ましい。
また、前述の各実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10…自動分析装置、11…分析ユニット、12…操作ユニット、101…試料容器、102…試料ディスク、103…希釈槽、104…希釈液容器、105…洗浄液容器、106…試薬容器、107…試料分注プローブ、108…電解質分析部、109…シリンジポンプ、110…希釈ポンプ、111…導電度測定部、112…コンピュータ、113…コントローラ、114…排液部、115…洗浄電磁弁、116…試薬電磁弁、117…希釈電磁弁、118…吸引側電磁弁、119…排液側電磁弁、120…導電度検出部、121…電極、122…電極付き電磁弁、131…導電度データ取得部、132…判定部、133…基準導電度記憶部、134…シリンジポンプ制御部、20…自動分析装置、21…洗剤希釈流路、201…試料容器、202…試料ディスク、203…試薬容器、204…第1試薬ディスク、205…第2試薬ディスク、206…反応容器、207…反応ディスク、208…試料分注プローブ、209…第1試薬プローブ、210…第2試薬プローブ、211…洗剤プローブ、212…攪拌装置、213…容器洗浄機構、214…光源、215…分光検出器、216…コンピュータ、217…コントローラ、219…洗剤ポンプ、220…水ポンプ、221…希釈洗剤ポンプ、222…三方電磁弁、223…導電度測定部、224…洗剤希釈槽、225…洗剤容器、226…水容器

Claims (11)

  1. 複数種の液体が流れる同一の流路と、
    前記流路に前記液体を供給するポンプと、
    前記流路に供給された前記液体に関する物理量を測定する測定部と、
    前記測定部の上流側に位置し、前記液体の成分を分析するために、前記測定部で測定される物理量とは別の物理量を測定する分析部と、
    前記測定部で測定された物理量に基づいて、前記分析部内が特定の液体に置換されたことを判定する判定部と、を備えた自動分析装置。
  2. (削除)
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記測定部は、前記液体の電気伝導度を測定する導電度測定部であり、
    前記分析部は、前記液体の電位を測定することでイオンの濃度を分析する電解質分析部であることを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記分析部の上流側に位置して、前記流路に供給される液体を切り替える第1電磁弁と、
    前記測定部の下流側に位置して、前記流路の開放および遮断を行う第2電磁弁と、
    をさらに備えたことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記測定部が、前記流路の開放および遮断を行う電磁弁に設けられたことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記流路の開放および遮断を行う電磁弁、をさらに備え、
    前記測定部が所定の物理量を測定すると、前記電磁弁が前記流路を遮断した後、前記分析部が測定を行うことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項6に記載の自動分析装置において、
    前記測定部の測定する物理量が所定の物理量に到達する前に、前記ポンプの動作量が上限値に達すると、前記ポンプは前記液体の供給を停止し、前記判定部がアラームを出力することを特徴とする自動分析装置。
  8. 複数種の液体が流れる同一の流路と、
    前記流路に前記液体を供給するポンプと、
    前記流路に供給された前記液体に関する物理量を測定する測定部と、
    前記測定部で測定された物理量に基づいて、前記測定部の上流側の流路内が特定の液体に置換されたことを判定する判定部と、を備え、
    前記測定部の下流側で、一方の液体に対して他方の液体が加えられ、一方の液体が希釈され、
    前記測定部では、希釈される前の液体の物理量が測定されることを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項8に記載の自動分析装置において、
    前記測定部の上流側に位置する電磁弁、をさらに備え、
    前記測定部が所定の物理量を測定すると、前記電磁弁は前記流路に供給する液体を切り替えることを特徴とする自動分析装置。
  10. 液体の成分を分析する分析部の下流側の流路に供給される液体に関する物理量を測定するステップと、
    測定された物理量に基づいて、前記分析部内が特定の液体に置換されたことを判定するステップと、を備えた自動分析装置の流路確認方法。
  11. 希釈槽の上流側の流路に供給される希釈前の液体に関する物理量を測定するステップと、
    測定された物理量に基づいて、前記流路内が特定の液体に置換されたことを判定するステップと、を備えた自動分析装置の流路確認方法。
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