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JP7523965B2 - 打ち込み工具 - Google Patents

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JP7523965B2
JP7523965B2 JP2020111293A JP2020111293A JP7523965B2 JP 7523965 B2 JP7523965 B2 JP 7523965B2 JP 2020111293 A JP2020111293 A JP 2020111293A JP 2020111293 A JP2020111293 A JP 2020111293A JP 7523965 B2 JP7523965 B2 JP 7523965B2
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Description

本発明は、例えば釘やステープル等の打ち込み具を木材等に打ち込むための打ち込み工具に関する。
打ち込み工具は、打ち込み具を射出する打撃機構を有している。打ち込み具は、打撃機構の打ち込み方向前方に設けられた打ち込み通路に供給される。打ち込み通路の側方には、複数の打ち込み具が装填されたマガジンが連結されている。打ち込み具は、打撃機構の駆動と連動してマガジンから打ち込み通路へ1本ずつ自動的に供給される。打ち込み具は、打撃機構によって打ち込み通路の打ち込み方向前方の射出部から打ち出される。これにより木材等に打ち込み具を打ち込むことができる。
打ち込み具が打ち込まれる場所の視認性を良くするために、照明が射出部及びその周囲を照射する打ち込み工具が従来提供されている。特許文献1に開示される打ち込み工具は、マガジンの打ち込み方向前方に照明を有している。打ち込み工具の本体部には、電源としてのバッテリが装着される。本体部の内部及びマガジンの側部には、バッテリから照明までを電気的に接続する配線が配設されている。マガジンの側部に沿って配線する場合、断線等を防ぐために配線の周囲を覆って保護する必要がある。そのためマガジンの構成が複雑になり、組付け作業の工数が増える。しかもマガジンは、箱形のマガジン本体に対して開閉可能なドアを有している。そのためドア及びドアの近傍を避けて配線する必要がある。したがってマガジン本体の側部に沿った配線は通常困難である。
特許文献2に開示される打ち込み工具は、マガジンよりも打ち込み方向後方に位置する本体部の前方側部に照明を有している。照明は、マガジンよりも打ち込み方向後方から射出部及びその周囲を照射する。照明は、本体部の反対側の側部に装着されたバッテリから電力の供給を受ける。
特開2009-202287号公報 特開2012-166309号公報
しかしながらマガジンよりも打ち込み方向後方から射出部を照射する際、マガジンが邪魔になって射出部の周囲に影が生じ易い。そのため射出部の周囲を好適に照らすことが難しい。一方で射出部の周囲に生じる影を抑制できる位置に照明を設置する際には、電源から照明までの配線が複雑になり組付け性が良好でない。したがって組付け性が良くかつ射出部の周囲を好適に照射できる打ち込み工具が従来必要とされている。
本開示の1つの特徴において、打ち込み工具は、打ち込み具を打撃する打撃機構と、打撃機構を具備する本体部を有する。さらに打ち込み工具は、打撃機構に打撃された打ち込み具が射出される射出部を有する。本体部に照明具が設けられる。照明具から射出部までの領域に導光材が設けられる。
したがって照明具へ電力を供給する配線を好適に本体部に配設できる。そのため本体部に照明具と配線を組付け易い。しかも照明具が発する光は、導光材によって射出部の近傍まで導かれる。そのため導光材の先端から射出部の周囲を広く照射できる。また照明具から射出部までの領域における光の拡散や光量の減少を防止できる。
他の特徴において、打ち込み工具は、打ち込み具を打撃機構に供給するマガジンを有する。照明具は、本体部の打ち込み方向前方に設けられる。導光材は、マガジンに設けられる。したがって導光材は、照明具の光源から射出部までを最短ルートまたは概ね最短の短いルートで結ぶことができる。そのため射出部に到達する光のロスを少なくできる。
他の特徴において、マガジンは打ち込み方向及び打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形である。マガジンは、打ち込み具を収容するマガジン本体と、マガジン本体に対して開閉可能に設けられたドアを有する。導光材は、ドアに設けられる。例えば打ち込み工具を右手で把持する使用者は、打ち込み工具の左方から右方へ向けて打ち込み具が打ち込まれる場所を見る。そしてドアは、打ち込み工具を右手で把持することを考慮してマガジン本体の左方に設けられる。したがって導光材を通る光は、左方から右方へ向けて射出部の周囲を照射する。そのため使用者の視線方向と光の照射方向が概ね同じ方向になる。これにより被打ち込み材において打ち込み具が打ち込まれる場所の視認性が良くなる。
他の特徴において、マガジンは打ち込み方向及び打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形である。マガジンは、打ち込み具を収容するマガジン本体と、マガジン本体に対して開閉可能に設けられたドアを有する。導光材は、マガジン本体に設けられる。したがって導光材は、本体部に固定されたマガジン本体に設けられる。そのため本体部に対する導光材の位置が安定する。これにより導光材の先端から照射される光の照射方向が安定する。
他の特徴において、導光材は、打ち込み具を打撃機構に供給するマガジンの外周に沿って延びる。したがって導光材は、延出方向に沿った長い領域でマガジンの外周と隣接する。そのため導光材は、マガジンに安定して支持される。これにより照明具から導光材を介して照射される光の照射方向が安定する。
他の特徴において、導光材は、マガジンの少なくとも一部と単一の部品として形成される。したがって部品点数を少なくできる。また、組み立て工程を少なくできる。また、導光材の周囲に取付部品を取り付ける必要がない。そのため導光材の周囲をコンパクトにできる。
他の特徴において、導光材は、照射方向前方の先端に照射部を有する。照射部は、面直方向が射出部へ向くように傾斜する傾斜面を有する。したがって傾斜面の面直方向へ向けて照射部から光が照射される。そのため光が射出部の近傍にまとまって照射される。これにより射出部の照射効率が良くなる。
他の特徴において、打ち込み工具は、打撃機構の動力源としてのバッテリを着脱できるバッテリ取付部を有する。照明具は、バッテリから電力が供給される。したがって照明具のための電源を別途設けることなく、打撃機構を動作させるためのバッテリを電源として利用できる。
他の特徴において、照明具は、打撃機構の駆動と連動して照射が自動的に切換えられる。したがって照明具は、例えば打ち込み具が打ち込まれる前段階において自動的に点灯し、打ち込み具が打ち込まれた後に消灯する。そのため使用者は、照明具のオン状態とオフ状態を切換える操作をすることなく打ち込み工具を使用できる。これにより打ち込み工具の作業性が良好になる。
第1実施形態に係る打ち込み工具の斜視図である。 マガジンが開き状態である際の打ち込み工具の斜視図である。 打ち込み工具の側面図である。 打ち込み工具の上面図である。 打ち込み工具の縦断面図であって、図4中のV-V線断面矢視図である。 打ち込み工具を左側後方から見た斜視図である。 打ち込み工具を右側後方から見た斜視図である。 第2実施形態に係る打ち込み工具を右側後方から見た斜視図である。 第2実施形態に係る打ち込み工具を左側後方から見た斜視図である。 第1比較例の打ち込み工具の斜視図である。 第2比較例の打ち込み工具の斜視図である。
本開示の第1実施形態に係る打ち込み工具1を図1~図7に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態では打ち込み工具1として、ピンタッカとも称される機械ばね式かつ充電式の仕上げ釘打機を例示する。打ち込み工具1は、圧縮コイルばねの付勢力を被打ち込み材W(図5参照)に打ち込み具Tを打ち込むための打撃力(打ち込み力)として利用する。以下の説明では、打ち込み具Tの打ち込み方向を前側、反打ち込み方向を後側とし、左右方向については使用者を基準として用いる。
図1に示すように打ち込み工具1は、本体ハウジング11で外装された本体部10を有している。本体部10の前部には、モータ収容部12が下方に延びて設けられている。モータ収容部12は、駆動源としての電動モータ13を収容している。本体部10の後部には、使用者が把持するグリップ部16が下方に延びて設けられている。モータ収容部12とグリップ部16は、相互に略平行に延びて設けられている。モータ収容部12の下部とグリップ部16の下部の間に跨って、前後方向に延びた電源部20が設けられている。そのため本体ハウジング11、モータ収容部12、電源部20、グリップ部16は、ループ形状を形成している。
図5に示すように本体部10の前部には、打撃ドライバ3を打ち込み方向に案内する打ち込みノーズ部2が設けられている。打ち込みノーズ部2は、前後方向に延びる打ち込み通路2aを有している。打ち込みノーズ部2の前端には、射出部4が設けられている。射出部4の前端において、打ち込み通路2aと連通する射出口4aが開口している。打撃ドライバ3が打ち込み通路2a内を前進することにより、打ち込み具Tが打撃されて射出口4aから打ち出される。射出口4aから打ち出された1本の打ち込み具Tは、被打ち込み材Wに打ち込まれる。
図5に示す打ち込みノーズ部2は、本体ハウジング11に対して前後方向に一定の範囲で変位可能に設けられている。射出部4を被打ち込み材Wに押し付けて打ち込みノーズ部2を本体部10に対して相対的に後退させた状態でのみ打ち込み動作がなされる。このことから打ち込みノーズ部2は、打ち込み動作が許容されるために操作されるコンタクトアームとしての機能を兼ね備えている。本体ハウジング11の前部と対面する打ち込みノーズ部2の後部には、作動アーム部5が結合されている。作動アーム部5は、打ち込みノーズ部2と一体で前後に変位する。
図5に示すように作動アーム部5の後方であって本体ハウジング11の前部には、1つのマイクロスイッチ6が配置されている。打ち込みノーズ部2が本体ハウジング11に対して後退する際、マイクロスイッチ6は、作動アーム部5で押されてオンする。このオン操作検出用のマイクロスイッチ6がオンされた状態であることを一つの条件として、打ち込み動作がなされる。本体ハウジング11の後部には、打撃ドライバ3の後退端位置を検出するためのマイクロスイッチ7が配置されている。後退端検出用のマイクロスイッチ7については後述する。
図1,5に示すように打ち込みノーズ部2には、マガジン51が結合されている。マガジン51は、上下方向に長く延びかつ打ち込み方向に延在する箱形矩形である。マガジン51は、打ち込みノーズ部2の下面からモータ収容部12の前側に沿って下方へ延びている。マガジン51は、多数本の打ち込み具Tを相互に並列に仮止めした板状の連結打ち込み具を装填可能である。マガジン51は、連結打ち込み具を上下方向に平板状に延ばして収容可能な矩形状であり、いわゆるストレートタイプのマガジンである。装填した連結打ち込み具を、本体部10の打ち込み動作に連動して打ち込みノーズ部2側にピッチ送りする。これにより打ち込み通路2a内に打ち込み具Tを1本ずつ供給する。マガジン51の詳細については後述する。
図5に示すようにグリップ部16の前方上部には、トリガ形式のスイッチレバー17が設けられている。すなわちスイッチレバー17は、本体ハウジング11、モータ収容部12、電源部20、グリップ部16で形成されるループ形状の内側に設けられている。グリップ部16は、スイッチレバー17の後方にスイッチ本体18を内装している。打ち込みノーズ部2をオン位置まで後退させた状態(マイクロスイッチ6がオン状態)で、グリップ部16を把持した手の指先でスイッチレバー17を引く。これによりスイッチ本体18がオンして電動モータ13が起動する。スイッチレバー17の引き操作を止めると、スイッチ本体18がオフする。電動モータ13は、スイッチ本体18がオフした後、あるいはスイッチレバー17を引いたままであっても、後述するドライバ台座部42が後退端(初期位置)まで戻された後に自動的に停止する。
図5に示すように電源部20の下面側にバッテリ取付部21が設けられている。バッテリ取付部21に1つのバッテリパック22が取り付けられている。バッテリパック22は、主として電動モータ13の電源として電力を供給する。図では詳しく見えていないが、バッテリ取付部21には、バッテリパック22を機械的に結合するための左右一対のレール部と、電気的に接続するための正負の端子板が配置されている。バッテリ取付部21の内部には、電動モータ13の動作を制御する制御回路基板や電源回路基板を内装したコントローラ23が収容されている。
図1に示すバッテリパック22は、出力電圧が18Vのリチウムイオンバッテリである。バッテリパック22は、バッテリ取付部21に対して後方へスライドさせて取外し可能、かつ前方へスライドさせて取付け可能なスライド取付式である。バッテリパック22は、バッテリ取付部21から取外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用できる。バッテリパック22は、例えば充電式のねじ締め機や切断工具等その他の電動工具の電源としても利用できる。
図5に示すように本体部10は、本体ハウジング11内にドライバ戻し機構30と打撃機構40を内装している。打撃機構40は、打撃ドライバ3を支持するドライバ台座部42と、ドライバ台座部42を打ち込み方向(前方)へ付勢する打撃ばね43を備えている。打撃ばね43には、比較的線径及び巻き径が太い圧縮コイルばねが用いられている。打撃ドライバ3は、細長い板材で、打ち込み通路2a内にガタつきなく進退可能な状態で常時挿通されている。打撃ドライバ3の後部が、結合ピン3aを介してドライバ台座部42の上部に結合されている。
図5に示すように本体ハウジング11には、丸棒形の支軸部41が設けられている。支軸部41は、本体ハウジング11の前部から後部に至るほぼ全長にわたって延びている。打撃ばね43は、支軸部41の周囲に介装されている。ドライバ台座部42は、本体ハウジング11に対して前後に自在にスライドできるように支持されている。また、ドライバ台座部42は、支軸部41の軸線回りの変位が規制された状態で支持されている。打撃ばね43は、前後方向においてドライバ台座部42と本体ハウジング11の後部との間に介装されている。ドライバ台座部42及び打撃ドライバ3は、打撃ばね43によって打ち込み方向に付勢されている。打撃ばね43の付勢力により、打ち込み通路2a内に供給された1本の打ち込み具Tが打撃ドライバ3で打撃されて射出口4aから打ち出される。
図5に示すように本体ハウジング11の前部には、前進端ダンパ45が設けられている。前進端ダンパ45は、支軸部41の周囲に沿って配置される円筒形状を有している。前進端ダンパ45は、打ち込み方向に移動するドライバ台座部42の前進端位置での衝撃を吸収する。本体ハウジング11の後部には、円筒形の保持スリーブ44が配置されている。保持スリーブ44は、打撃ばね43の後部内周側に配置されている。保持スリーブ44は、縮小された状態の打撃ばね43の屈曲、変形による噛み込み等を回避させる。
図5に示すように打撃機構40のドライバ台座部42の下面には、第1係合受け部35と第2係合受け部36が下方へ突出して設けられている。図では詳しく見えていないが第1係合受け部35と第2係合受け部36は、左右方向に所定の長さで延びている。第1係合受け部35は、第2係合受け部36よりも一定距離だけ後側に配置されている。第1係合受け部35の下方への突き出し量は、第2係合受け部36の下方への突き出し量よりも大きくなっている。第1係合受け部35と第2係合受け部36は、ドライバ台座部42と一体で前後に移動する。
図5に示すように電動モータ13は、モータ軸13aが上下に延びる姿勢でモータ収容部12に収容されている。電動モータ13の上方には、遊星ギヤ列14と出力ギヤ15がモータ軸13aに沿って並んで設けられている。電動モータ13の回転出力は、遊星ギヤ列14で減速されて出力ギヤ15に出力される。
図5に示すようにドライバ戻し機構30は、1つの戻しギヤ(駆動ギヤ)32と1つのアイドルギヤ31を有している。戻しギヤ32とアイドルギヤ31は、本体ハウジング11の下部において、それぞれ上下に延びる支軸32aと支軸31aを中心に回転可能に支持されている。支軸32aは、支軸31aよりも後方に配置されている。アイドルギヤ31は、電動モータ13の回転出力が出力される出力ギヤ15と、戻しギヤ32の双方と噛み合わされている。アイドルギヤ31は、出力ギヤ15の回転出力を増減速せずに戻しギヤ32に伝達するいわゆる遊び歯車である。そのため戻しギヤ32の減速比は、出力ギヤ15との歯数比で決定される。また、戻しギヤ32の回転方向は、1つのアイドルギヤ31が介在するため、出力ギヤ15と同じ方向である。
図5に示すように戻しギヤ32の上面には、第1係合部33と第2係合部34が設けられている。第1係合部33と第2係合部34は、ほぼ同径の円柱形の突部で、それぞれ上方へ突出している。第1係合部33の上方への突き出し量は、第2係合部34の略半分程度で低くなっている。すなわち第1係合部33は、第1係合受け部35と係合可能かつ第2係合受け部36と係合しない高さで突出する。第2係合部34は、第1係合受け部35と第2係合受け部36の双方と係合可能な高さで突出する。第1係合部33と第2係合部34は、支軸32aを中心に回転方向にずれて配置されている。第1係合部33と第2係合部34の回転方向の間隔は、第1係合受け部35または第2係合受け部36に対する係合のタイミングにより適切に設定されている。
打撃機構40とドライバ戻し機構30による打撃ドライバ3の動作を説明する。図5は、打撃ドライバ3が打撃ばね43の付勢力により前進端位置に至り、打ち込み具Tが打撃ドライバ3によって被打ち込み材Wに打ち込まれた直後の状態を示している。電動モータ13は、マイクロスイッチ6をオンさせ、かつスイッチレバー17を引いてスイッチ本体18をオンさせることにより起動する。マイクロスイッチ6は、コンタクトアームとしての打ち込みノーズ部2を被打ち込み材Wに当てて後退させることでオンする。マイクロスイッチ6及びスイッチ本体18がオンすると、電動モータ13へ電力供給が開始される。これによりドライバ戻し機構30が動作を開始する。
電動モータ13が起動すると、戻しギヤ32が回転し始める。戻しギヤ32の回転によって、第1係合部33が第1係合受け部35の前面に押圧される。そのため第1係合受け部35と一体のドライバ台座部42は、打撃ばね43の付勢力に抗して後方へ変位する。これによりドライバ台座部42と一体の打撃ドライバ3は、後退端位置側へ戻される。
さらに戻しギヤ32が回転すると、第1係合部33が第1係合受け部35の前面から離間する。一方、第2係合部34は、第2係合受け部36の前面に押圧される。そのため戻しギヤ32の回転による戻し動作の駆動源が第1係合部33から第2係合部34に受け渡される。これにより第2係合受け部36とドライバ台座部42は、打撃ばね43の付勢力に抗して引き続き後退する。
ドライバ台座部42が後退端位置に至ると、マイクロスイッチ7が後退する第1係合受け部35に押されてオンする。電動モータ13は、マイクロスイッチ7がオンした後に電力供給が遮断されて停止する。電動モータ13の停止によって戻しギヤ32が停止する。そのため第1係合部33と第2係合部34の変位が停止する。これによりドライバ台座部42及び打撃ドライバ3は、後退端位置(初期位置)で停止する。
ドライバ台座部42及び打撃ドライバ3が初期位置の状態で、打ち込みノーズ部2を被打ち込み材Wに当ててマイクロスイッチ6をオンし、かつスイッチレバー17を引いてスイッチ本体18をオンする。これにより電動モータ13が起動し、戻しギヤ32が回転する。これにより第2係合部34が第2係合受け部36から離間する。そのためドライバ台座部42を打撃ばね43の付勢力に抗して後退端位置側へ戻す動力が遮断される。従ってドライバ台座部42が打撃ばね43の付勢力により前進し、打撃ドライバ3が打ち込み通路2a内を前進する。かくして打ち込み通路2a内の打ち込み具Tは、前進する打撃ドライバ3に打撃されて被打ち込み材Wに打ち込まれる。
図1,3に示すように本体部10の左方前端には、照明具55が設けられている。照明具55は、モータ収容部12が連結された本体部10の下部に設けられている。そのため照明具55は、射出部4よりも下方に設けられている。照明具55は、光源として例えば発光ダイオード(LED)を備えている。照明具55が具備するLEDは、バッテリ取付部21に装着されたバッテリパック22と電気的に接続されている。LEDは、バッテリパック22から電力を供給されて発光する。照明具55は、前方へ向けて光を照射する。
図3には、バッテリパック22から照明具55へ電力を供給する配線56を概略的に示している。配線56は、コントローラ23を介して照明具とバッテリ取付部21を電気的に接続している。配線56は、例えば電源部20からグリップ部16の内部及び本体ハウジング11内を通って配設されている。このように配線56は、新たな構造を加えることなく、打ち込み工具1が通常有している本体ハウジング11、グリップ部16等の内部に好適に配設できる。
照明具55は、バッテリパック22、コントローラ23、スイッチ本体18等(図5参照)と電気的に接続されている。照明具55は、使用者がスイッチレバー17を引いてスイッチ本体18をオンするとオン状態になる。オン状態になった照明具55は、バッテリパック22から電力が供給されて自動的に点灯する。ドライバ戻し機構30によってドライバ台座部42が後退端位置に至る際、マイクロスイッチ7がオンして電動モータ13が停止する。コントローラ23は、電動モータ13が停止してから一定時間後にバッテリパック22から照明具55への電力供給を停止させる。これにより照明具55が自動的に消灯する。
図1,2に示すようにマガジン51は、箱形矩形のマガジン本体52と、マガジン本体52の開口に対して開閉可能なドア53を有している。マガジン本体52は、左側が開口した箱形である。そのためドア53は、マガジン本体52の左側に設けられている。マガジン本体52の開口の後部には、上下方向に延びるレール52aが設けられている。マガジン本体52の開口の前部には、レール52aと平行に延びるレール溝52bが設けられている。ドア53の後部には、上下方向に延びるレール溝53aが設けられている。ドア53の前部には、レール溝53aと平行に延びるレール53bが設けられている。
図1,2に示すようにレール52aとレール溝53a、レール溝52bとレール53bは、互いに上下に変位可能に係合している。そのためドア53は、レール52aとレール溝52bに沿って上下にスライド可能である。ドア53を下方へスライドすることでマガジン本体52が開き、打ち込み具T(図5参照)を装填できる。ドア53を上方の閉じ位置へスライドすることでマガジン本体52が閉じる。マガジン本体52は、不透明の樹脂材で形成されている。ドア53は、例えばポリカーボネートやアクリル等の透明な樹脂材で形成されている。そのためドア53は、マガジン本体52内に収容された打ち込み具T(図5参照)を外部から確認できる窓としても機能する。
図3に示すようにドア53の左側面(外側面)には、導光材54が設けられている。導光材54は、ドア53と同じポリカーボネートやアクリル等の透明な樹脂材で、ドア53と一体に設けられている。導光材54は、矩形柱状であり、ドア53の外側面に沿って前後に延びている。導光材54は、後方から前方へ向けて上方へわずかに傾斜している。導光材54は、後端に入光部54aを有し、前端に照射部54bを有している。導光材54の入光部54aは、ドア53の後端よりも後方に配置されている。照射部54bは、前後方向においてドア53の前端と略同じ位置に配置されている。換言すると導光材54は、前後方向において照明具55と射出部4の間の領域に設けられている。
図3に示すように入光部54aは、ドア53が閉じ位置の状態で、照明具55の直前に位置している。この状態で入光部54aは、照明具55の発光面をほぼ覆っている。そのため照明具55が発する光は、そのほとんどが入光部54aへ進入する。入光部54aから入射した光は、導光材54の長手方向に沿って進行する。導光材54内を通る光は、導光材54の側方へほとんど漏れることなく前方の照射部54bへ向けて進行する。
図4,6に示すように照射部54bの端面は、面直方向が射出部4へ向けて傾斜した傾斜面54cとして形成されている。傾斜面54cは、後方から前方へ向けて右方から左方へ傾斜しており、かつ後方から前方へ向けて上方から下方へ傾斜している。傾斜面54cは、照射部54bと射出部4を結ぶ線に対して直交する平面状である。これにより傾斜面54cから導光材54の外方へ出ていく光は、射出部4へ向けて照射方向が概ね揃えられる。
図6,7に示すように照射部54bから照射される光は、ドア53の前端近傍から射出部4へ向けて照射する。そのため射出部4にドア53やマガジン本体52の影が生じるのを回避できる。照射光の照射領域Lを模式的に図で表すと、射出部4及び射出部4の周囲の被打ち込み材Wを照らす比較的広い略円形状である。射出部4の周囲は、打ち込み工具1の左方または右方のいずれから見ても略均等に照らされる。
打ち込み工具1と対比される第1比較例の打ち込み工具70を図10に示している。打ち込み工具70は、打ち込み工具1の照明具55(図6参照)と同様に、本体部10の左方前部に照明具74を備えている。打ち込み工具70のマガジン71は、箱形矩形のマガジン本体72と、マガジン本体72の左方で上下にスライド可能なドア73を有している。しかしながらドア73は、ドア53(図6参照)と異なり導光材を有していない。そのため照明具74から照射される光は、ドア73またはマガジン本体72に遮られ、右側領域に影ができる。そのため照明具74の照射領域Lを模式的に図で表すと、射出部4の左側領域を照らす略半円状になる。従って射出部4の右側領域の視認性が良好でない。
上述するように打ち込み工具1は、打ち込み具Tを打撃する打撃機構40と、打撃機構40を具備する本体部10を有する。さらに打ち込み工具1は、打撃機構40に打撃された打ち込み具Tが射出される射出部4を有する。本体部10に照明具55が設けられる。照明具55から射出部4までの領域に導光材54が設けられる。
したがって照明具55へ電力を供給する配線56を好適に本体部10に配設できる。そのため本体部10に照明具55と配線56を組付け易い。しかも照明具55が発する光は、導光材54によって射出部4の近傍まで導かれる。そのため導光材54の先端から射出部4の周囲を広く照射できる。また照明具55から射出部4までの領域における光の拡散や光量の減少を防止できる。
また、打ち込み工具1は、打ち込み具を打撃機構40に供給するマガジン51を有する。照明具55は、本体部10の打ち込み方向前方に設けられる。導光材54は、マガジン51に設けられる。したがって導光材54は、照明具55の光源から射出部4までを最短ルートまたは概ね最短の短いルートで結ぶことができる。そのため射出部4に到達する光のロスを少なくできる。
また、マガジン51は打ち込み方向及び打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形である。マガジン51は、打ち込み具Tを収容するマガジン本体52と、マガジン本体52に対して開閉可能に設けられたドア53を有する。導光材54は、ドア53に設けられる。例えば打ち込み工具1を右手で把持する使用者は、打ち込み工具1の左方から右方へ向けて打ち込み具Tが打ち込まれる場所を見る。そしてドア53は、打ち込み工具1を右手で把持することを考慮してマガジン本体52の左方に設けられる。したがって導光材54を通る光は、左方から右方へ向けて射出部4の周囲を照射する。そのため使用者の視線方向と光の照射方向が概ね同じ方向になる。これにより被打ち込み材W上において打ち込み具Tが打ち込まれる場所の視認性が良くなる。
また、導光材54は、打ち込み具Tを打撃機構40に供給するマガジン51の外周に沿って延びる。したがって導光材54は、延出方向に沿った長い領域でマガジン51の外周と隣接する。そのため導光材54は、マガジン51に安定して支持される。これにより照明具55から導光材54を介して照射される光の照射方向が安定する。
また、導光材54は、マガジン51のドア53と単一の部品として形成される。したがって部品点数を少なくできる。また、組み立て工程を少なくできる。また、導光材54の周囲に取付部品を取り付ける必要がない。そのため導光材54の周囲をコンパクトにできる。
また、導光材54は、照射方向前方の先端に照射部54bを有する。照射部54bは、面直方向が射出部4へ向くように傾斜する傾斜面54cを有する。したがって傾斜面54cの面直方向へ向けて照射部54bから光が照射される。そのため光が射出部4の近傍にまとまって照射される。これにより射出部4の照射効率が良くなる。
また、打ち込み工具1は、打撃機構40の動力源としてのバッテリパック22を着脱できるバッテリ取付部21を有する。照明具55は、バッテリパック22から配線56を介して電力が供給される。したがって照明具55のための電源を別途設けることなく、打撃機構40を動作させるためのバッテリパック22を電源として利用できる。
また、照明具55は、打撃機構40の駆動と連動して照射が自動的に切換えられる。したがって照明具55は、例えば打ち込み具Tが打ち込まれる前段階で使用者がスイッチレバー17を引いた際に自動的に点灯する。照明具55は、打ち込み具Tが打ち込まれた後に消灯する。そのため使用者は、照明具55のオン状態とオフ状態を切換える操作をすることなく打ち込み工具1を使用できる。これにより打ち込み工具1の作業性が良好になる。
次に本開示の第2実施形態に係る打ち込み工具60を図8,9に基づいて説明する。打ち込み工具60は、図1に示す第1実施形態の打ち込み工具1のマガジン51と照明具55に代えて、マガジン61と照明具65を備えている。マガジン61は、右側面に導光材64を備えている。照明具65は、本体部10の右方前端の下部に設けられている。照明具65は、バッテリ取付部21に装着されたバッテリパック22と電気的に接続されている。照明具65は、前方へ向けて光を照射する例えばLEDを光源として備えている。導光材64及び照明具65は、左右方向において図6に示す導光材54及び照明具55と略対称の位置に設けられている。
図8に示すようにマガジン61は、左側が開口した箱形矩形のマガジン本体62と、マガジン本体62の左側で上下に開閉可能なドア63を有している。マガジン本体62は左側が開口した箱形である。マガジン本体62は、不透明の樹脂材で形成されている。ドア63は、透明な樹脂材で形成されていても良く、マガジン本体62と同様に不透明の樹脂材で形成されていても良い。
図9に示すように導光材64は、矩形柱状であり、マガジン本体62の右側面に沿って前後に延びている。導光材64は、例えばポリカーボネートやアクリル等の透明な樹脂材で形成されている。すなわち導光材64は、マガジン本体62と別の樹脂材で形成されている。そのため導光材64は、例えば接着剤でマガジン本体62の右側面に固定されている。導光材64は、後端に入光部64aを有し、前端に照射部64bを有している。導光材64の入光部64aは、マガジン本体62の後端よりも後方に配置されている。照射部64bは、前後方向においてマガジン本体62の前端と略同じ位置に配置されている。換言すると導光材64は、前後方向において照明具65と射出部4の間の領域に設けられている。
図9に示すように入光部64aは、照明具65の直前に配置されている。照明具65が発する光は、そのほとんどが入光部64aへ進入する。入光部64aから入射した光は、導光材64の長手方向に沿って、導光材64の側方へほとんど漏れることなく前方の照射部64bへ向けて進行する。照射部64bの端面は、面直方向が射出部4へ向けて傾斜した傾斜面64cとして形成されている。傾斜面64cは、後方から前方へ向けて左方から右方へ傾斜しており、かつ後方から前方へ向けて上方から下方へ傾斜しており、略平面状である。これにより傾斜面64cから導光材64の外方へ出ていく光は、射出部4へ向けて照射方向が概ね揃えられる。
図8,9に示すように照射部64bから照射される光は、マガジン本体62の前端近傍から射出部4へ向けて照射する、そのため射出部4にマガジン本体62の影が生じるのを回避できる。照射光の照射領域Lを模式的に図で表すと、射出部4及び射出部4の周囲の被打ち込み材Wを照らす比較的広い略円形状である。射出部4の周囲は、打ち込み工具1の左方または右方のいずれから見ても略均等に照らされる。
打ち込み工具60と対比される第1比較例の打ち込み工具80を図11に示している。打ち込み工具80は、打ち込み工具60の照明具65(図9参照)と同様に、本体部10の右方前部に照明具84を備えている。打ち込み工具80のマガジン81は、箱形矩形のマガジン本体82を有している。しかしながらマガジン本体82は、マガジン本体62(図9参照)と異なり側面に導光材を有していない。そのため照明具84から照射される光は、マガジン本体82に遮られ、左側領域に影ができる。そのため照明具84の照射領域Lを模式的に図で表すと、射出部4の右側領域を照らす略半円状になる。従って射出部4の左側領域の視認性が良好でない。
上述するように、マガジン61は打ち込み方向及び打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形である。マガジン61は、打ち込み具Tを収容するマガジン本体62と、マガジン本体62に対して開閉可能に設けられたドア63を有する。導光材64は、マガジン本体62に設けられる。したがって導光材64は、本体部10に固定されたマガジン本体62に設けられる。そのため本体部10に対する導光材64の位置が安定する。これにより導光材64の先端から照射される光の照射方向が安定する。
以上説明した各実施形態の打ち込み工具1,60には種々変更を加えることができる。打撃機構40が機械ばね式である打ち込み工具1,60を例示した。これに代えて、例えば蓄圧室に封入したガスのガス圧を打ち込みの推力として利用するガスばね式の打ち込み工具についても同様に適用することができる。また、フライホイールの慣性力を利用してドライバを射出させるフライホイール式、あるいは電動モータでクランクを回転させて生成した圧縮エアを利用する電気空圧式の打ち込み工具についても同様に適用できる。また、1つのアイドルギヤ31と1つの戻しギヤ32を備えたドライバ戻し機構30を例示した。これに代えて複数のアイドルギヤ31を備えていても良いし、アイドルギヤ31を備えない構成としても良い。あるいは複数の戻しギヤを備え、各戻しギヤに突出する係合部を設ける構成としても良い。
矩形柱状の導光材54,64を例示した。これに代えて、例えば円柱状、矩形以外の多角形の柱状であっても良い。透明な樹脂製の導光材54,64を例示した。これに代えて、例えばガラス製で柱状の導光材54,64であっても良い。例えばグラスファイバーで導光材54,64を形成しても良い。透明な樹脂製のドア53,63を例示したが、不透明の樹脂製のドア53,63であっても良い。導光材54,64の先端において平面状の傾斜面54c,64cを例示した。これに代えて傾斜面54c,64cは、例えば凸レンズ形状または凹レンズ形状であっても良い。これにより射出部4を照射する光の収束または発散を調整できる。
電源部20からグリップ部16の内部と本体ハウジング11内を通って配設される配線56を例示した。これに代えて、例えば電源部20からモータ収容部12の内部と本体ハウジング11内を通って配設される配線56としても良い。照明具55としてLEDを例示したが、これに代えて例えばバッテリパック22から電力が供給されて発光する電球等を用いても良い。
打ち込み動作の初期状態であって、ドライバ台座部の初期位置、あるいは電動モータの停止のタイミング等については、例示した構成の他に適宜変更して設定することができる。照明具55,65の点灯、消灯のタイミングについても、例示した構成の他に適宜変更して設定することができる。例えば照明具55,65は、スイッチ本体18がオン状態になってから所定の時間経過で消灯される構成であっても良い。バッテリパック22を電源とする直流電源式の打ち込み工具1,60を例示した。これに代えて、例えば商用100V等の交流電源を電源とする打ち込み工具について同様に適用しても良い。
T…打ち込み具
W…被打ち込み材
L…照射領域
1…打ち込み工具(充電式ピンタッカ)
2…打ち込みノーズ部、2a…打ち込み通路
3…打撃ドライバ、3a…結合ピン
4…射出部、4a…射出口
5…作動アーム部
6…マイクロスイッチ(コンタクトアームのオン操作検知用)
7…マイクロスイッチ(ドライバ台座部の後退端位置検知用)
10…本体部
11…本体ハウジング
12…モータ収容部
13…電動モータ、13a…モータ軸
14…遊星ギヤ列
15…出力ギヤ
16…グリップ部
17…スイッチレバー
18…スイッチ本体
20…電源部
21…バッテリ取付部
22…バッテリパック
23…コントローラ
30…ドライバ戻し機構
31…アイドルギヤ、31a…支軸
32…戻しギヤ(駆動ギヤ)、32a…支軸
33…第1係合部
34…第2係合部
35…第1係合受け部
36…第2係合受け部
40…打撃機構
41…支軸部
42…ドライバ台座部
43…打撃ばね
44…保持スリーブ
45…前進端ダンパ
51…マガジン
52…マガジン本体、52a…レール、52b…レール溝
53…ドア、53a…レール溝、53b…レール
54…導光材、54a…入光部、54b…照射部、54c…傾斜面
55…照明具(LED)
56…配線
60…打ち込み工具
61…マガジン
62…マガジン本体
63…ドア
64…導光材、64a…入光部、64b…照射部、64c…傾斜面
65…照明具(LED)
70…打ち込み工具
71…マガジン
72…マガジン本体
73…ドア
74…照明具(LED)
80…打ち込み工具
81…マガジン
82…マガジン本体
84…照明具(LED)

Claims (9)

  1. 打ち込み工具であって、
    打ち込み具を打撃する打撃機構と、
    前記打撃機構を具備する本体部と、
    前記打撃機構に打撃された前記打ち込み具が射出される射出部を有し、
    前記本体部に照明具を設け、
    前記照明具から前記射出部までの領域に導光材が設けられ、
    前記導光材は、照明具に対向する入光部と、前記射出部の近傍に配置される照射部を有し、前記入光部と前記照射部との間において前記照射部が前記照明具と前記入光部とが並ぶ延長線上で直線状に延出する打ち込み工具。
  2. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記打ち込み具を前記打撃機構に供給するマガジンを有し、
    前記照明具は、前記本体部の打ち込み方向前方に設けられ、
    前記導光材は、前記マガジンに設けられる打ち込み工具。
  3. 請求項2に記載の打ち込み工具であって、
    前記マガジンは、前記打ち込み方向及び前記打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形であり、前記打ち込み具を収容するマガジン本体と、前記マガジン本体に対して開閉可能に設けられたドアを有し、
    前記導光材は、前記ドアに設けられる打ち込み工具。
  4. 請求項2に記載の打ち込み工具であって、
    前記マガジンは、前記打ち込み方向及び前記打ち込み方向と直交する方向に延在する箱形であり、前記打ち込み具を収容するマガジン本体と、前記マガジン本体に対して開閉可能に設けられたドアを有し、
    前記導光材は、前記マガジン本体に設けられる打ち込み工具。
  5. 請求項3また4に記載の打ち込み工具であって、
    前記導光材は、前記マガジンの外周に沿って延びる打ち込み工具。
  6. 請求項3~5のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記導光材は、前記マガジンの少なくとも一部と単一の部品として形成される打ち込み工具。
  7. 請求項1~6のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記照射部は、面直方向が前記射出部へ向くように傾斜する傾斜面を有する打ち込み工具。
  8. 請求項1~7のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記打撃機構の動力源としてのバッテリを着脱できるバッテリ取付部を有し、
    前記照明具は、前記バッテリから電力が供給される打ち込み工具。
  9. 請求項1~8のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記照明具は、前記打撃機構の駆動と連動して照射が自動的に切換えられる打ち込み工具。
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