I.定義
以下の説明は、本開示が、特許請求される主題の例示として考慮されるべきであり、添付の特許請求の範囲を、例示される特定の実施形態に限定することを意図したものではない、との理解のもとに行われる。本開示全体を通して使用される見出しは便宜上のものであり、決して特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。いずれかの見出しの下に例示される実施形態を、他のいずれかの見出しの下で例示される実施形態と組み合わせることができる。
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、「a」、「and」、及び「the」という単数形は、別途文脈で明確に示されない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。したがって、例えば、「化合物」への言及は、複数のこのような化合物を含み、「アッセイ」への言及は、当業者などに公知の1つ以上のアッセイ及びその等価物への言及を含む。
本開示で使用する場合、以下の語、句及び記号は、概して、それらが使用されている文脈がそうでないことを示している場合を除き、以下に明らかにされる意味を有することが意図されている。
2つの文字又は記号の間にはないダッシュ(「-」)は、置換基についての結合点を示すために使用される。例えば、-CONH
2は、炭素原子を介して結合している。化学基の前部又は末端のダッシュは、便宜上のものであり、化学基は、それらの通常の意味を失うことなく、1つ以上のダッシュを伴うか又は伴わずに示され得る。構造内の線を横切って引かれた波線は、基の結合点を示す。化学的又は構造的に必要とされない限り、化学基が書かれている又は呼称されている順序によって、方向性が示されている又は含意されているものではない。環の中心から突き出た実線は、その環での置換基の結合点が、いずれの環原子にあってもよいことを示す。例えば、以下の構造におけるR
aは、5個の炭素環原子のいずれに結合していてもよく、又は、窒素環原子に結合した水素がR
aで置き換えられてもよい:
「Cu~v」という接頭辞は、以下の基が、u~v個の炭素原子を有することを示す。例えば、「C1~6アルキル基」は、アルキル基が1~6個の炭素原子を有することを示す。同様に、x及びyが数値範囲である「x~y員」環という用語(例えば、3~12員ヘテロシクリル」など)は、x~y個(すなわち、3~12個)の原子を有する環を意味し、これらの原子のうち最大80%は、N、O、S、Pなどのヘテロ原子であってよく、残りの原子は炭素である。
また、特定の一般的に使用される代替的な化学名称を使用する場合もあれば、使用しない場合もある。例えば、二価「アルキル」基、二価「アリール」基などの二価基はまた、それぞれ、「アルキレン」基又は「アルキレニル」基、又はアルキリル基、「アリーレン」基又は「アリーレニル」基、又はアリーリル基と称されてもよい。
「本明細書で開示される化合物」又は「本開示の化合物」又は「本明細書で提供される化合物」又は「本明細書に記載の化合物」は、式I、II、IIa、III、IV、及び/又はVの化合物を指す。また、実施例1~195の特定の化合物も含まれる。
本明細書における「約」の値又はパラメータへの言及は、その値又はパラメータそれ自体に関する実施形態を含む(及び説明する)。ある特定の実施形態では、「約」という用語は、示された量±10%を含む。他の実施形態では、「約」という用語は、示された量±5%を含む。ある特定の他の実施形態では、「約」という用語は、示された量±1%を含む。また、「約X」という用語は、「X」の説明を含む。
「アルキル」は、非分枝状又は分岐状の飽和炭化水素鎖を指す。本明細書で使用される場合、アルキルは、1~20個の炭素原子を有する(すなわち、C1~20アルキル)、1~12個の炭素原子を有する(すなわち、C1~12アルキル)、1~8個の炭素原子を有する(すなわち、C1~8アルキル)、1~6個の炭素原子を有する(すなわち、C1~6アルキル)、1~4個の炭素原子を有する(すなわち、C1~4アルキル)、1~3個の炭素原子を有する(すなわち、C1~3アルキル)、又は1~2個の炭素原子を有する(すなわち、C1~2アルキル)。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、2-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシル、及び3-メチルペンチルがある。特定の数の炭素を有するアルキル基が化学名によって呼称されている、又は分子式によって同定されているとき、その炭素数を有する全ての位置異性体が包含されることができ、したがって、例えば、「ブチル」には、n-ブチル(すなわち、-(CH2)3CH3)、sec-ブチル(すなわち、-CH(CH3)CH2CH3)、イソブチル(すなわち、-CH2CH(CH3)2)及びtert-ブチル(すなわち、-C(CH3)3)があり、「プロピル」には、n-プロピル(すなわち、-(CH2)2CH3)及びイソプロピル(すなわち、-CH(CH3)2)がある。
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素間二重結合を含有しかつ、2~20個の炭素原子を有する(すなわち、C2~20アルケニル)、2~8個の炭素原子を有する(すなわち、C2~8アルケニル)、2~6個の炭素原子を有する(すなわち、C2~6アルケニル)、又は2~4個の炭素原子を有する(すなわち、C2~4アルケニル)、脂肪族基を指す。アルケニル基の例としては、エテニル、プロペニル、ブタジエニル(1,2-ブタジエニル及び1,3-ブタジエニルを含む)がある。
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素間三重結合を含有しかつ、2~20個の炭素原子を有する(すなわち、C2~20アルキニル)、2~8個の炭素原子を有する(すなわち、C2~8アルキニル)、2~6個の炭素原子を有する(すなわち、C2~6アルキニル)、又は2~4個の炭素原子を有する(すなわち、C2~4アルキニル)、脂肪族基を指す。「アルキニル」という用語はまた、1つの三重結合と1つの二重結合とを有するアルキニル基も含む。
「アルキレン」は、二価の非分枝状飽和炭化水素鎖を指す。本明細書で使用される場合、アルキレンは、1~20個の炭素原子を有する(すなわち、C1~20アルキレン)、1~12個の炭素原子を有する(すなわち、C1~12アルキレン)、1~8個の炭素原子を有する(すなわち、C1~8アルキレン)、1~6個の炭素原子を有する(すなわち、C1~6アルキレン)、1~4個の炭素原子を有する(すなわち、C1~4アルキレン)、1~3個の炭素原子を有する(すなわち、C1~3アルキレン)、又は1~2個の炭素原子を有する(すなわち、C1~2アルキレン)。アルキレン基の例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、及びヘキシレンが挙げられる。いくつかの実施形態では、アルキレンは、任意選択的にアルキル基で置換されている。置換アルキレン基として、-CH(CH3)CH2-、-CH2CH(CH3)-、-CH2CH(CH2CH3)-、-CH2C(CH3)2-、-C(CH3)2CH2-、-CH(CH3)CH(CH3)-、-CH2C(CH2CH3)(CH3)-、及び-CH2C(CH2CH3)2が挙げられる。
「アルコキシ」は、「アルキル-O-」基を指す。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、iso-プロポキシ、n-ブトキシ、tert-ブトキシ、sec-ブトキシ、n-ペントキシ、n-ヘキソキシ、及び1,2-ジメチルブトキシが挙げられる。「ハロアルコキシ」は、先に定義したアルコキシ基を指し、この中で、1つ以上の水素原子は、ハロゲンによって置き換えられている。
「アシル」は、-C(=O)R基を指し、式中、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアルキル、又はヘテロアリールであり、その各々は場合により、本明細書で定義されるように、置換されてもよい。アシルの例としては、ホルミル、アセチル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘキシルメチル-カルボニル、及びベンゾイルが挙げられる。
「アミド」は、-C(=O)NRyRz基を指す「C-アミド」基、及び-NRyC(=O)Rz基を指す「N-アミド基」の両方を指し、式中、Ry及びRzは独立して、水素、アルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクリルからなる群から選択され、その各々は場合により、置換されてもよい。
「アミノ」は、-NRyRz基を指し、式中、Ry及びRzは独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクリルからなる群から選択され、その各々は場合により、置換されてもよい。
「アリール」は、単環を有する(例えば、単環式)、又は縮合系を含む多環を有する(例えば、二環式又は三環式)、芳香族炭素環式基を指す。本明細書で使用される場合、アリールは、6~20個の環の炭素原子を有する(すなわち、C6~20アリール)、6~12個の炭素環原子を有する(すなわち、C6~12アリール)、又は6~10個の炭素環原子を有する(すなわち、C6~10アリール)。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、フルオレニル、及びアントリルが挙げられる。しかしながら、アリールは、以下に定義されるヘテロアリールを、いかようにも包含せず、かつこのヘテロアリールと重複しない。1個以上のアリール基がヘテロアリール環と縮合している場合、結果として生じる環系はヘテロアリールである。
「シアノ」又は「カルボニトリル」は、-CN基を指す。
「シクロアルキル」は、縮合した環系、架橋した環系、及びスピロ環系を含む単環又は多環を有する飽和又は部分飽和環状アルキル基を指す。「シクロアルキル」という用語は、シクロアルケニル基(すなわち、少なくとも1つの二重結合を有する環状基)を含む。本明細書で使用される場合、シクロアルキルは、3~20個の環炭素原子を有する(すなわち、C3~20シクロアルキル)、3~12個の環炭素原子を有する(すなわち、C3~12シクロアルキル)、3~10個の環炭素原子を有する(すなわち、C3~10シクロアルキル)、3~8個の環炭素原子を有する(すなわち、C3~8シクロアルキル)、又は3~6個の環炭素原子を有する(すなわち、C3~6シクロアルキル)。シクロアルキル基の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルが含まれる。
「架橋」は、環上の非隣接原子が、アルキレニル基、1個若しくは2個のヘテロ原子を含有するアルキレニル基、又は単一のヘテロ原子などの二価置換基によって結合される環縮合を指す。キヌクリジニル及びアドマンタニル(admantanyl)は、架橋環系の例である。
「縮合」という用語は、隣接する環に結合している環を指す。
「スピロ」は、同じ炭素原子において2つの結合によって結合される環置換基を指す。スピロ基の例としては、それぞれ、シクロペンタン及びピペリジンがスピロ置換基である、1,1-ジエチルシクロペンタン、ジメチル-ジオキソラン、及び4-ベンジル-4-メチルピペリジンが挙げられる。
「ハロゲン」又は「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、及びヨードを含む。「ハロアルキル」は、先に定義した非分岐状又は分岐状のアルキル基を指し、この中で、1つ以上の水素原子は、ハロゲンによって置き換えられている。例えば、残基が2つ以上のハロゲンで置換されている場合、結合したハロゲン部分の数に対応する接頭辞を使用することによって言及されることができる。ジハロアルキル及びトリハロアルキルは、同じハロゲンであってもよいが必ずしもそうではない2個(「ジ」)又は3個(「トリ」)のハロ基で置換されたアルキルを指す。ハロアルキルの例としては、ジフルオロメチル(-CHF2)及びトリフルオロメチル(-CF3)がある。
「ヘテロアルキレン」は、NH、O、又はSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する二価の非分枝状飽和炭化水素鎖を指す。本明細書で使用される場合、ヘテロアルキレンは、1~20個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~20ヘテロアルキレン)、1~8個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~8ヘテロアルキレン)、1~6個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~6ヘテロアルキレン)、1~4個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~4ヘテロアルキレン)、1~3個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~3ヘテロアルキレン)、又は、1~2個の炭素原子及びNH、O、及びSから選択される1つ、2つ、又は3つのヘテロ原子を有する(すなわち、C1~3ヘテロアルキレン)。例えば、-CH2O-は、C1ヘテロアルキレンであり、-CH2SCH2-は、C2ヘテロアルキレンである。ヘテロアルキレン基の例として、-CH2CH2OCH2-、-CH2SCH2OCH2-、-CH2O-、及び-CH2NHCH2-が挙げられる。いくつかの実施形態では、ヘテロアルキレンは、任意選択的にアルキル基で置換されている。置換ヘテロアルキレン基の例として、-CH(CH3)N(CH3)CH2-、-CH2OCH(CH3)-、-CH2CH(CH2CH3)S-、-CH2NHC(CH3)2-、-C(CH3)2SCH2-、-CH(CH3)N(CH3)CH(CH3)O-、-CH2SC(CH2CH3)(CH3)-、及び-CH2C(CH2CH3)2NH-が挙げられる。
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1個以上の環ヘテロ原子を有する、単環、多環、又は縮合多環を有する芳香族基を指す。本明細書で使用される場合、ヘテロアリールは、1~20個の炭素環原子(すなわち、C1~20ヘテロアリール)、3~12個の炭素環原子(すなわち、C3~12ヘテロアリール)、又は3~8個の炭素環原子(すなわち、C3~8ヘテロアリール)を含み、かつ、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される、1~5個の環ヘテロ原子、1~4個の環ヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1~2個の環ヘテロ原子、又は1個の環ヘテロ原子を含む。ヘテロアリール基の例には、ピリミジニル、プリニル、ピリジル、ピリダジニル、ベンゾチアゾリル、及びピラゾリルが含まれる。ヘテロアリールは、先に定義したようにアリールを包含せず、かつアリールと重複しない。
「ヘテロシクリル」又は「複素環式環」又は「複素環」は、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上の環ヘテロ原子を有する非芳香族環状アルキル基を指す。本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリル」又は「複素環式環」又は「複素環」は、特に指示がない限り、飽和又は部分的に飽和されている環を指す。例えば、いくつかの実施形態では、「ヘテロシクリル」又は「複素環式環」又は「複素環」は、特定された場合に部分的に飽和された環を指す。「ヘテロシクリル」又は「複素環式環」又は「複素環」という用語は、ヘテロシクロアルケニル基(すなわち、少なくとも1つの二重結合を有するヘテロシクリル基)を含む。ヘテロシクリルは、単環又は多環であってもよく、多環は、縮合、架橋、又はスピロであってもよい。本明細書で使用される場合、ヘテロシクリルは、2~20個の炭素環原子を有する(すなわち、C2~20ヘテロシクリル)、2~12個の炭素環原子を有する(すなわち、C2~12ヘテロシクリル)、2~10個の炭素環原子を有する(すなわち、C2~10ヘテロシクリル)、2~8個の炭素環原子を有する(すなわち、C2~8ヘテロシクリル)、3~12個の炭素環原子を有する(すなわち、C3~12ヘテロシクリル)、3~8個の炭素環原子を有する(すなわち、C3~8ヘテロシクリル)、又は3~6個の炭素環原子を有する(すなわち、C3~6ヘテロシクリル);独立して窒素、硫黄又は酸素から選択される1~5個の環ヘテロ原子、1~4個の環ヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1~2個の環ヘテロ原子、又は1個の環ヘテロ原子を有する。ヘテロシクリル基の例としては、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキセタニル、ジオキソラニル、アゼチジニル、及びモルホリニルが挙げられる。本明細書で使用される場合、「架橋ヘテロシクリル」という用語は、1つ以上の(例えば、1つ又は2つの)4~10員の環状部分を有するヘテロシクリルの2つの非隣接原子において、各ヘテロ原子が独立して窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1つのヘテロ原子と接続した4~10員の環状部分を指す。本明細書で使用される場合、「架橋ヘテロシクリル」は、二環式環系及び三環式環系を含む。本明細書で使用される場合、「スピロヘテロシクリル」という用語は、3~10員のヘテロシクリルが1つ以上の追加の環を有する環系を指し、1つ以上の追加の環は、3~10員のシクロアルキル又は3~10員のヘテロシクリルであり、1つ以上の追加の環の単一の原子はまた、3~10員のヘテロシクリルの原子である。スピロヘテロシクリルの例としては、2-オキサ-7-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.4]オクタニル、及び6-オキサ-1-アザスピロ[3.3]ヘプタニルなどの二環式環系及び三環式環系がある。本明細書で使用される場合、「複素環」、「ヘテロシクリル」、及び「複素環式環」という用語は互換的に使用される。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリルは、オキソ基で置換されている。
「ヒドロキシ」又は「ヒドロキシル」は、-OH基を指す。
「オキソ」は、(=O)基又は(O)基を指す。
「スルホニル」は、-S(O)2Rc基を指し、式中、Rcは、アルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロアリール、又はアリールである。スルホニルの例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホニル、及びトルエンスルホニルである。
本明細書で使用される場合、「2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン」は、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「1H-ベンゾ[d]イミダゾール」は、次の構造を有する。
基の図解が単一の結合窒素原子で終端する場合は常に、その基は、特に指示がない限り、-NH基を表す。同様に、特に明記しない限り、水素原子(複数可)は、当業者の知識を考慮して、原子価を完全にするか、又は安定性を提供するために必要な場合に暗示され、存在すると見なされる。
「任意選択的な」又は「任意選択的に」という用語は、その後に説明される事象又は状況が発生しても発生しなくてもよいこと、及び当該事象又は状況が発生する場合と当該事象又は状況がない場合とをその説明が含むことを意味する。また、「任意選択的に置換された」という用語は、指定された原子又は基の上のいずれか1つ以上の水素原子が、水素以外の部分によって置き換えられてもよく、又は置き換えられていなくてもよいことを意味する。
「置換された」という用語は、指定された原子又は基の上のいずれかの1つ以上の水素原子が水素以外の1つ以上の置換基で置き換えられることを意味し、但し、指定された原子の正常な原子価が超過されないことを条件とする。1つ以上の置換基としては、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アシル、アミノ、アミド、アミジノ、アリール、アジド、カルバモイル、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、グアニジノ、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ヒドラジノ、イミノ、オキソ、ニトロ、アルキルスルフィニル、スルホン酸、アルキルスルホニル、チオシアナート、チオール、チオン、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。無限に付加された更なる置換基で置換基を定義することによって得られるポリマー又は同様の不定構造(例えば、置換アルキルを有する置換アリールであって、置換アルキル自体が置換アリール基で置換されており、これが置換ヘテロアルキル基で更に置換されている、置換アリールなど)は、本明細書に含めることを意図するものではない。別段に記載しない限り、本明細書に説明する化合物における連続置換の最大数は3である。例えば、置換アリール基の、2つの他の置換アリール基による連続置換は、((置換アリール)置換アリール)置換アリールに限定される。同様に、先の定義は、許容不可能な置換パターン(例えば、2つの隣接する酸素環原子を有する5個のフッ素又はヘテロアリール基で置換されたメチル)を含むことを意図するものではない。このような許容不可能な置換パターンは、当業者に周知である。化学基を修飾するために使用されるとき、「置換された」という用語は、本明細書で定義される他の化学基を説明することができる。例えば、「置換アリール」という用語は、「アルキルアリール」を含むが、これらに限定されない。別段の指定がない限り、基が任意選択的に置換されたものとして説明されている場合、基のいかなる置換基もそれ自体が非置換である。
いくつかの実施形態では、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、置換アリール、及び/又は置換ヘテロアリールは、環原子上に置換基を有する、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、及び/又はヘテロアリールを含み、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、及び/又はヘテロアリールは、化合物の残部に結合している。例えば、以下の部分では、シクロプロピルは、メチル基で置換されている:
本明細書に開示される実施形態の化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩は、1つ以上の不斉中心を含み得、したがって、絶対立体化学に関して、(R)-若しくは(S)-として、又はアミノ酸については(D)-若しくは(L)-として定義され得る鏡像異性体、ジアステレオマー、及び他の立体異性体形態を生じさせ得る。本開示は、全てのそのような可能な異性体、並びにそれらのラセミ体形態及び光学的に純粋な形態を含むことを意味する。光学活性な(+)及び(-)、(R)-及び(S)-、又は(D)-及び(L)-異性体は、キラルシントン若しくはキラル試薬を使用して調製されても、従来の技術、例えば、クロマトグラフィー及び分別結晶化を使用して分割されてもよい。個々の鏡像異性体の調製/単離のための従来の技術は、好適な光学的に純粋な前駆体からのキラル合成、又は例えば、キラル高圧液体クロマトグラフィー(high pressure liquid chromatography、HPLC)を使用したラセミ化合物(又は塩若しくは誘導体のラセミ化合物)の分割を含む。本明細書に記載の化合物が、オレフィン性二重結合、又は他の幾何学的不斉中心を含有するとき、かつ別段特定されない限り、これらの化合物は、E及びZ幾何異性体の両方を含むことが意図される。同様に、全ての互変異性体形態もまた含まれることが意図される。化合物がそれらのキラル形態で表される場合、実施形態は、特定のジアステレオマー的又は鏡像異性的に濃縮された形態を包含するが、これらに限定されないことが理解される。キラリティが特定されていないが存在する場合、実施形態は、特定のジアステレオマー的若しくは鏡像異性的に濃縮された形態、又はそのような化合物のラセミ若しくはスカレミック混合物のうちのいずれかを対象とすることが理解される。本明細書で使用される場合、「スカレミック混合物」は、1:1以外の比での立体異性体の混合物である。
「立体異性体」は、同じ結合によって結合している同じ原子で構成されているが、互換的ではない、異なる三次元構造を有する化合物を指す。本開示は、様々な立体異性体及びこれらの混合物を意図し、その分子が互いに重ね合わせることができない鏡像である2つの立体異性体を指す「鏡像異性体」を含む。
「鏡像異性体」は、互いに重ね合わせることができない鏡像である一対の立体異性体である。一対の鏡像異性体の1:1混合物は、「ラセミ」混合物である。1:1以外の比の鏡像異性体の混合物は、「スカレミック」混合物である。
「ジアステレオ異性体」は、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない、立体異性体である。
「互変異性体」は、分子の一方の原子から同じ分子の別の原子へのプロトン移動を指す。本開示は、本明細書で提供される任意の化合物の互変異性体を含む。
本明細書で提供される化合物の一部は、互変異性異性体(tautomeric isomer)として存在する。互変異性異性体は互いに平衡状態にある。例えば、アミド含有化合物は、イミド酸互変異性体との平衡状態で存在してもよい。どの互変異性体が示されているかに関係なく、かつ互変異性体間の平衡の性質に関係なく、化合物は、アミド及びイミド酸互変異性体の両方を含むことが当業者によって理解される。したがって、アミド含有化合物は、それらのイミド酸互変異性体を含むと理解される。同様に、イミド酸含有化合物は、それらのアミド互変異性体を含むと理解される。
「溶媒和物」は、溶媒と化合物との相互作用によって形成される。本明細書で提供される化合物の塩の溶媒和物も提供される。本明細書で提供される化合物の水和物も提供される。
本明細書で提供されるいかなる式又は構造はまた、化合物の非標識形態及び同位体標識形態を表すことも意図している。同位体標識化合物は、1つ以上の原子が、選択された原子質量又は質量数を有する原子によって交換されていることを除き、本明細書で与えられる式によって示される構造を有する。本開示の化合物へと組み込むことができる同位体の例としては、2H(重水素、D)、3H(トリチウム)、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl及び125Iなど、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の同位体があるが、これらに限定されない。本開示の様々な同位体標識化合物は、例えば、2H、3H、13C及び14Cなどの放射性同位体が組み込まれたものであり、これもまた本明細書で提供される。このような同位体標識化合物は、代謝研究、反応速度論研究、ポジトロン断層撮影法(positron emission tomography、PET)又は薬物若しくは基質の組織分布アッセイを含む単光子放射型コンピュータ断層撮影法(single-photon emission computed tomography、SPECT)などの検出技術又は撮像技術において、又は患者の放射線治療において有用であり得る。
本開示はまた、炭素原子に結合した1~n個の水素が重水素によって交換され、nが分子中の水素の数である、式I、II、又はIIaの化合物も含む。このような化合物は、代謝に対する抵抗性の上昇を呈し、したがって、哺乳動物、特にヒトに投与されると、式I、II、又はIIaのいかなる化合物の半減期も延長するのに有用である。例えば、Foster,「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」,Trends Pharmacol.Sci.5(12):524-527(1984)を参照されたい。このような化合物は、当技術分野で周知の手段によって、例えば、1つ以上の水素が重水素によって交換された出発材料を採用することによって合成される。
本開示の重水素標識又は重水素置換治療用化合物は、吸収、分布、代謝及び排泄(ADME)に関する改善されたDMPK(薬物代謝及び薬物動態)特性を有し得る。重水素などのより重い同位体による置換は、より大きな代謝安定性に起因するある特定の治療上の利点、例えば、インビボでの半減期の延長、薬用量必要条件の低減及び/又は治療指数の改善をもたらし得る。18F標識化合物は、PET又はSPECTの試験において有用であり得る。本開示の同位体標識化合物及びそのプロドラッグは、概して、容易に入手可能な同位体標識試薬を非同位体標識試薬と置換することによって、スキーム又は以下に説明される例及び調製において開示される手順を実施することによって調製することができる。この文脈における重水素は、式I、II、又はIIaの化合物における置換基とみなされることが理解される。
このようなより重い同位体、具体的には重水素の濃度は、同位体濃縮係数によって定義され得る。本開示の化合物において、特定の同位体として特に指定されない任意の原子は、その原子の任意の安定的な同位体を表すことを意味する。別段に記載がない限り、位置が「H」又は「水素」として具体的に指定されているとき、その位置は、水素の自然存在比の同位体組成でその水素を有すると理解される。これ故に、本開示の化合物では、重水素(D)として具体的に指定されるいかなる原子も、重水素を表すことを意味する。
多くの場合、本開示の化合物は、アミノ基及び、/若しくはカルボキシル基又はそれと同様の基の存在によって、酸性塩及び/又は塩基性塩を形成することができる。
与えられた化合物の「薬学的に許容される塩」という用語は、与えられた化合物の生物学的有効性及び特性を保持し、かつ生物学的に又は他の点で所望ではないというものではない塩を指す。薬学的に許容される塩基付加塩は、無機塩基及び有機塩基から調製することができる。無機塩基に由来する塩には、単なる例として、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、及びマグネシウム塩がある。有機塩基に由来する塩としては、アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、置換アルキルアミン、ジ(置換アルキル)アミン、トリ(置換アルキル)アミン、アルケニルアミン、ジアルケニルアミン、トリアルケニルアミン、置換アルケニルアミン、ジ(置換アルケニル)アミン、トリ(置換アルケニル)アミン、モノ、ジ又はトリシクロアルキルアミン、モノ、ジ又はトリアリールアミン、又は混合アミンなどの、第1級、第2級、及び第3級アミンの塩が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアミンの具体例としては、単なる例として、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリ(イソ-プロピル)アミン、トリ(n-プロピル)アミン、エタノールアミン、2-ジメチルアミノエタノール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、N-エチルピペリジンなどが挙げられる。
薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸及び有機酸から調製され得る。無機酸に由来する塩には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などがある。有機酸に由来する塩には、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸などがある。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される担体」又は「薬学的に許容される賦形剤」には、ありとあらゆる溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌薬及び抗真菌剤、等張剤、並びに吸収遅延剤などがある。医薬として活性のある物質のためのこのような媒体及び作用薬の使用は、当技術分野において周知である。いかなる従来の媒体又は作用薬も有効成分と不適合でない限り、治療用組成物におけるその使用が企図される。補足的な有効成分もまた、組成物内へと組み込むことができる。
「治療」又は「治療すること」は、臨床結果を含む有益な結果又は所望の結果を得るためのアプローチである。有益な又は望ましい臨床結果は、以下のうちの1つ以上を含むことができる。すなわち、a)疾患又は容態を阻害すること(すなわち、疾患又は容態から結果として生じる1つ以上の症状を低下させること、及び/又は疾患又は容態の程度を減衰させること)、b)疾患又は容態と関係する1つ以上の臨床症状の発症を遅滞又は阻止すること(すなわち、疾患又は容態を安定化すること、疾患又は容態の悪化又は進行を予防する又は遅滞させること、及び/又は疾患又は容態の拡散(すなわち、転移)を予防する又は遅滞させること)、並びに/又は、c)疾患を緩和すること、すなわち、臨床症状の退行を引き起こすこと(すなわち、疾患状態を改善すること、疾患又は容態の部分寛解若しくは完全寛解を提供すること、別の薬品の効果を増強すること、疾患の進行を遅滞させること、生活の質を高めること、及び/又は生存を延長させること、である。
「予防」又は「予防すること」は、疾患又は状態の臨床症状を発症させない、疾患又は状態のあらゆる治療を意味する。いくつかの実施形態では、化合物は、リスクがあるか、又は疾患若しくは状態の家族歴を有する対象(ヒトを含む)に投与され得る。
「対象」は、治療、観察、又は実験の目的であったことがあるか、又は目的となる哺乳動物(ヒトを含む)などの動物を指す。本明細書に説明する方法は、ヒトの療法及び/又は獣医学への応用において有用であり得る。いくつかの実施形態では、対象は、哺乳動物である。一実施形態では、対象は、ヒトである。
本明細書に説明する化合物又はその薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物の「治療有効量」又は「有効量」という用語は、対象へ投与すると治療をもたらして、症状の改善又は疾患の進行の遅滞などの治療上の利益を提供するのに充分な量を意味する。例えば、治療有効量は、プロテインキナーゼC(PKC)の活性化に応答して疾患又は容態の症状を低下させるのに充分な量であってもよい。治療有効量は、対象、治療される疾患又は容態、対象の体重及び齢、疾患又は容態の重症度、及び投与様式に応じて変えてもよく、当業者によって容易に判断することができる。
II.化合物
一態様では、本明細書で提供されるのは、式I、
の化合物であって、
式中、
R
2及びR
3は、各々独立して、H又はC
1~3アルキルであり、
各R
5は、同じであっても異なっていてもよいハロゲンであり、
R
1は、H、-CN、ハロゲン、C
1~8アルキル、C
3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR
6R
6、-NR
6R
6、-NR
7C(O)R
8、又は-C(O)R
8であり、このとき、C
1~8アルキル及びC
3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C
3~7単環式シクロアルキル、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキル、3~4員単環式ヘテロシクリル、5~7員単環式ヘテロシクリル、又は5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、
このとき、C
3~7単環式シクロアルキル、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキル、3~7員単環式ヘテロシクリル、及び5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、各々、1~5つのR
16基で任意選択的に置換されており、
このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、5~7員単環式ヘテロシクリル及び5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
16は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~8アルキル、C
1~4アルコキシ、C
3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR
6R
6、-NR
6R
6、-NR
6C(O)R
8、又は-C(O)R
8であり、このとき、C
1~8アルキル及びC
3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
R
4は、フェニル、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、又は9~12員縮合三環式ヘテロアリールであり、
このとき、フェニル、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、及び9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、各々、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、及び9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~8アルキル、C
1~8アルコキシ、-NR
6R
6、-NR
7S(O)
2R
9、-NR
7S(O)
2NR
6R
6、-NR
7C(O)R
8、-NR
7C(O)R
10NR
6R
6、-NR
7C(O)NR
6R
6、又は-C(O)NR
6R
6であり、このとき、C
1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、又は、
1~3つのR
4a基のうち2つのR
4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR
4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3~7単環式シクロアルキルを形成し、
各R
6は、独立して、H、C
1~8アルキル、C
3~7単環式シクロアルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する4~6員単環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C
1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C
3~7単環式シクロアルキル及びN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する4~6員単環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、又は
両方のR
6は、それらが結合している窒素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する4~6員単環式ヘテロシクリルを形成し、
各R
7は、独立して、H又は同じであっても異なっていてもよいC
1~8アルキルであり、このとき、C
1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
各R
8は、独立して、-OH、C
1~8アルキル、C
1~8アルコキシ、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は4~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C
1~8アルキル及びC
1~8アルコキシは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び4~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び4~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
9は、独立して、C
1~8アルキル、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C
1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
10は、同じであっても異なっていてもよいC
1~4アルキレンであり、
環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つのZ基で置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
Zは、
i)オキソ、
ii)-OH、
iii)-CN、
iv)C
1~5アルキルであって、このとき、C
1~5アルキルは、-OH及びC
1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C
1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に更に置換されている、C
1~5アルキル、
v)C
6~8アルキルであって、このとき、C
6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C
6~8アルキル、
vi)-Z
1-Z
2-Z
3-Z
4であって、
このとき、Z
1は、C
2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z
2及びZ
3は、各々独立して、C
3~7単環式シクロアルキレン、C
6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、C
3~7単環式シクロアルキレン、C
6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、C
1~4アルコキシ、及び-C(O)R
8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z
4は、C
3~7単環式シクロアルキル、C
6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、C
3~7単環式シクロアルキル、C
6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、C
1~4アルコキシ、及び-C(O)R
8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-Z
1-Z
2-Z
3-Z
4、
vii)C
3~7単環式シクロアルキルであって、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C
3~7単環式シクロアルキル、
viii)-S(C
1~8アルキル)であって、このとき、C
1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、-S(C
1~8アルキル)、
ix)-NR
11R
12であって、このとき、R
11及びR
12のうち一方は、H又はC
1~8アルキルであり、R
11及びR
12のうち他方は、C
1~8アルキル、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、各C
1~8アルキルは、1~3つのR
17基で置換されており、
このとき、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-NR
11R
12、
x)C
6~10単環式又は縮合二環式アリールであって、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、C
1~4アルコキシ、-C(O)NR
6R
6、-C(O)R
8、-NR
6R
6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、C
1~4アルコキシ、-C(O)NR
6R
6、-C(O)R
8、及び-NR
6R
6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、C
6~10単環式又は縮合二環式アリール、
xi)4~6員単環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている、4~6員単環式ヘテロシクリル、
xii)8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、
xiii)5~6員単環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている、5~6員単環式ヘテロアリール、
xiv)8~10員縮合二環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は、
xv)7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
各R
17は、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルコキシ、-NR
6R
6、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C
1~4アルコキシ、C
3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~4アルキル、C
1~4アルコキシ、-NR
6R
6、-C(O)R
10NR
6R
6、-C(O)NR
6R
6、-C(O)R
8、C
6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C
6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR
14基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
14は、独立して、ハロゲン、C
1~4アルキル、-C(O)R
8、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C
1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC
1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、C
1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C
1~3アルキルは、-OR
10Si(R
15)
3で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R
15は、独立して、同じであっても異なっていてもよいC
1~3アルキルであり、
nは、0、1、2、又は3である、化合物、又はその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物は、式Iaの化合物、
又はその薬学的に許容される塩である。
式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
R2及びR3は、各々独立して、H又はC1~3アルキルであり、
各R5は、同じであっても異なっていてもよいハロゲンであり、
R1は、H、-CN、ハロゲン、C1~8アルキル、又はC3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキル又は5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル及び5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、各々、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されており、
各R16aは、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~4アルコキシ、及びC3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
R4は、フェニル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルであり、
このとき、フェニル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されており、
このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、又は-C(O)NR6R6であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、
各R6は、独立して、H、C1~8アルキル、又はC3~7単環式シクロアルキルであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
各R7は、独立して、H又は同じであっても異なっていてもよいC1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
各R8は、独立して、-OH、C1~8アルキル、又はC1~8アルコキシであり、
各R9は、独立して、C1~8アルキル又はC3~7単環式シクロアルキルであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
各R10は、同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキレンであり、
環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つのZ基で置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
Zは、
i)オキソ、
ii)-OH、
iii)-CN、
iv)C1~5アルキルであって、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に更に置換されている、C1~5アルキル、
v)C6~8アルキルであって、このとき、C6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C6~8アルキル、
vi)-Z1-Z2-Z3-Z4であって、
このとき、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z3は、5~6員単環式ヘテロシクリレン又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有するもの、
vii)C3~7単環式シクロアルキルであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、-Z1-Z2-Z3-Z4、
viii)-S(C1~4アルキル)であって、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、-S(C1~4アルキル)、
ix)-NR11R12であって、このとき、R11及びR12のうち一方は、H又はC1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17a基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-NR11R12、
x)C6~10単環式又は縮合二環式アリールであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、
xi)4~6員単環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、4~6員単環式ヘテロシクリル、
xii)8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、
xiii)5~6員単環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、5~6員単環式ヘテロアリール、
xiv)8~10員縮合二環式ヘテロアリールであって、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は、
xv)7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
各R17aは、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルコキシ、-NR6R6、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~4アルコキシ、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-NR6R6、-C(O)R10NR6R6、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、又は8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、
このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、及び8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、各々、1~3つのR14基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、及び8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
各R14は、独立して、ハロゲン、C1~4アルキル、-C(O)R8、又はN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員単環式ヘテロアリールは、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されており、
各R15は、独立して、同じであっても異なっていてもよいC1~3アルキルであり、
nは、0、1、2、又は3である。
式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、nは、0、1、2、又は3である。式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、nは0である。式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、nは1である。式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、nは2である。式I若しくはIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、nは3である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物は、式IIの化合物、
又はその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、式I、Ia、又はIIの化合物は、式IIaの化合物、
又はその薬学的に許容される塩である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3は、各々独立して、H又はC1~3アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3のうち一方はHであり、R2及びR3のうち他方はC1~3アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3のうち一方はHであり、R2及びR3のうち他方はメチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3のうち一方はHであり、R2及びR3のうち他方はエチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3のうち一方はHであり、R2及びR3のうち他方はプロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3のうち一方はHであり、R2及びR3のうち他方はイソプロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、両方のR2及びR3はHである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R2及びR3は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R5は、同じであっても異なっていてもよいハロゲンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R5は、独立して、クロロ、フルオロ、ブロモ、又はヨードである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R5は、独立して、クロロ、フルオロ、又はブロモである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR5は、フルオロである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、2つのR5は、フルオロである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R5は、フルオロである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキル、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキル、3~4員単環式ヘテロシクリル、5~7員単環式ヘテロシクリル、又は5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキル、3~7員単環式ヘテロシクリル、及び5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、各々、1~5つのR16基で任意選択的に置換されており、
このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、5~7員単環式ヘテロシクリル及び5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキル又は5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル及び5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、各々、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロヘキシル又は6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、シクロヘキシル及び6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、各々、1~5つのハロゲンで任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのR16基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのR16基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのR16a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~8アルキルから独立して選択される、1~5つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成し、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、1~5つのフルオロで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロペンチルを形成し、このとき、シクロペンチルは、1~5つのフルオロで置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロペンチル又はシクロヘキシルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロヘキシルを形成し、このとき、シクロヘキシルは、1~5つのハロゲンで任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロヘキシルを形成し、このとき、シクロヘキシルは、1~5つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロヘキシルを形成し、このとき、シクロヘキシルは、1~4つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、シクロヘキシルを形成し、このとき、シクロヘキシルは、1~5つのフルオロで置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのR16基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~8アルキルから独立して選択される、1~5つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~4つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのフルオロで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~8員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~8員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのフルオロで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのフルオロで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのフルオロで置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのハロゲンで任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~5つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~4つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~3つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルを形成し、このとき、6~7員縮合又は架橋二環式シクロアルキルは、1~3つのフルオロで置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、3~4員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、3~4員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、3~4員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、3~4員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、3~4員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環ヘテロ原子を有する3~4員単環式ヘテロシクリルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~7員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~7員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~7員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~7員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~7員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~7員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~7員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~7員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員単環式ヘテロシクリルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~5つのR16a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~9員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、シクロヘキシル、テトラヒドロピラニル、
であり、
これらの各々は、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~8アルキル、C
1~4アルコキシ、C
3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR
6R
6、-NR
6R
6、-NR
6C(O)R
8、及び-C(O)R
8から独立して選択される、1~5つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、シクロヘキシル、テトラヒドロピラニル、
であり、
これらの各々は、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C
1~8アルキル、C
1~4アルコキシ、C
3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR
6R
6、-NR
6R
6、-NR
6C(O)R
8、及び-C(O)R
8から独立して選択される、1~4つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、シクロヘキシル、
であり、
これらの各々は、1~5つのハロゲンで任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Bは、シクロヘキシル、
であり、
これらの各々は、1~5つのフルオロで任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R16は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~4アルコキシ、C3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR6R6、-NR6R6、-NR6C(O)R8、又は-C(O)R8であり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R16aは、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~4アルコキシ、及びC3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、H、-CN、ハロゲン、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、-C(O)NR6R6、-NR6R6、-NR7C(O)R8、又は-C(O)R8であり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、H、-CN、ハロゲン、C1~8アルキル、又はC3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C1~8アルキル及びC3~7単環式シクロアルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、Hである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-CNである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、ハロゲンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、クロロ、フルオロ、ブロモ、又はヨードである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、クロロ、フルオロ、又はブロモである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~3アルキルであり、このとき、C1~3アルキルは、1~3つのハロゲンで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~3アルキルであり、このとき、C1~3アルキルは、1~3つのフルオロで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、1~3つのフルオロで置換されているメチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、1~3つのフルオロで置換されているエチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-CHF2又は-CF3である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~8アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~6アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C1~4アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-C(O)NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-NR7C(O)R8である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R1は、-C(O)R8である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニル、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、又は9~12員縮合三環式ヘテロアリールであり、
このとき、フェニル、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、及び9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、各々、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリル、及び9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルであり、
このとき、フェニル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されており、
このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニル又は9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、フェニル及び9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されており、このとき、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニルであり、このとき、フェニルは、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニルであり、このとき、フェニルは、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、フェニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、5~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、5~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、9~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルであり、このとき、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルであり、このとき、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、9~12員縮合又は架橋三環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~12員縮合三環式ヘテロアリールであり、このとき、9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、9~12員縮合三環式ヘテロアリールであり、このとき、9~12員縮合三環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR4a基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、9~12員縮合三環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
これらの各々は、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
これらの各々は、1~3つのR
4a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
これらの各々は、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
これらの各々は、1~3つのR
4a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、
であり、
1~3つのR
4a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、-NR7S(O)2NR6R6、-NR7C(O)R8、-NR7C(O)R10NR6R6、-NR7C(O)NR6R6、又は-C(O)NR6R6であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、又は、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、又は-C(O)NR6R6であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、又は、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、-NR7S(O)2NR6R6、-NR7C(O)R8、-NR7C(O)R10NR6R6、-NR7C(O)NR6R6、又は-C(O)NR6R6であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R4aは、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、又は-C(O)NR6R6であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R4aは、独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、C1~8アルキル、-NR6R6、-NR7S(O)2R9、又は-C(O)NR6R6である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、オキソである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、オキソである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-OHである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、ハロゲンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、フルオロ又はクロロである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、フルオロである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、クロロである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-CNである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-CNである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~8アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、メチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、メチルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、C1~8アルコキシである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NH2である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NH2である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR7S(O)2R9である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NHS(O)2R9である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2R9である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2(C1~4アルキル)である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2CH3である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2CH2CH3である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2(C3~5シクロアルキル)である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-NHS(O)2(シクロプロピル)である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR7S(O)2NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR7C(O)R8である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR7C(O)R10NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-NR7C(O)NR6R6である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-C(O)NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR4aは、-C(O)NH2である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR4aは、-C(O)NH2である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C3~7単環式シクロアルキルを形成する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、C3~5単環式シクロアルキルを形成する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、又はシクロペンチルを形成する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1~3つのR4a基のうち2つのR4aは、同じ炭素に結合しており、2つのR4aは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されており、それらは次のものである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されており、それらは次のものである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R
4は、1~3つのR
4a基で任意選択的に置換されており、それらは次のものである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R6は、独立して、H、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル及びN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する4~6員単環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、又は
両方のR6は、それらが結合している窒素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R6は、独立して、H、C1~8アルキル、又はC3~7単環式シクロアルキルであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R6は、独立して、H又はC1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R6は、独立して、H又はメチルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、Hである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C1~8アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、メチルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR6は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、両方のR6は、それらが結合している窒素と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルを形成する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R7は、独立して、H又は同じであっても異なっていてもよいC1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R7は、独立して、H又は同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R7は、独立して、H又は同じであっても異なっていてもよいC1~3アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、Hである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~8アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR7は、同じであっても異なっていてもよいC1~3アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R8は、独立して、-OH、C1~8アルキル、C1~8アルコキシ、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は4~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~8アルキル及びC1~8アルコキシは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び4~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び4~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R8は、独立して、-OH、C1~8アルキル、又はC1~8アルコキシである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、-OHである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~4アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルコキシであり、このとき、C1~8アルコキシは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルコキシであり、このとき、C1~8アルコキシは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~8アルコキシである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~5アルコキシであり、このとき、C1~5アルコキシは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~5アルコキシであり、このとき、C1~5アルコキシは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C1~5アルコキシである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、4~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、4~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、4~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、4~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR8は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R9は、独立して、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R9は、独立して、C1~8アルキル又はC3~7単環式シクロアルキルであり、
このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R9は、独立して、C1~3アルキル又はC3~5単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~8アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C1~3アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、メチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR9は、メチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR9は、エチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR9は、プロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR9は、イソプロピルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~7単環式シクロアルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~5単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~5単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~5単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~5単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、C3~5単環式シクロアルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つのR9は、シクロプロピルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR9は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R10は、同じであっても異なっていてもよいC1~4アルキレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、又はイソブチレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R10は、-CH(CH3)2-である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つのZ基で置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つのZ基で置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、このとき、1つ又は2つの環ヘテロ原子は、窒素である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、1つのZ基で置換されており、かつN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロシクリルを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、1つのZ基で置換されており、かつN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、このとき、1つ又は2つの環ヘテロ原子は、窒素である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、1つのZ基で置換されており、かつN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Aは、それらが結合している2つの炭素と一緒になって、5~6員単環式ヘテロアリールを形成し、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、1つのZ基で置換されており、かつN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、このとき、1つ又は2つの環ヘテロ原子は、窒素である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、
i)オキソ、
ii)-OH、
iii)-CN、
iv)C1~5アルキルであって、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に更に置換されている、C1~5アルキル、
v)C6~8アルキルであって、このとき、C6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C6~8アルキル、
vi)-Z1-Z2-Z3-Z4であって、
このとき、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z2及びZ3は、各々独立して、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z4は、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-Z1-Z2-Z3-Z4、
vii)C3~7単環式シクロアルキルであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C3~7単環式シクロアルキル、
viii)-S(C1~8アルキル)であって、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、-S(C1~8アルキル)、
ix)-NR11R12であって、このとき、R11及びR12のうち一方は、H又はC1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-NR11R12、
x)C6~10単環式又は縮合二環式アリールであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、
xi)4~6員単環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、4~6員単環式ヘテロシクリル、
xii)8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、
xiii)5~6員単環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、5~6員単環式ヘテロアリール、
xiv)8~10員縮合二環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は、
xv)7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、
i)オキソ、
ii)-OH、
iii)-CN、
iv)C1~5アルキルであって、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に更に置換されている、C1~5アルキル、
v)C6~8アルキルであって、このとき、C6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C6~8アルキル、
vi)-Z1-Z2-Z3-Z4であって、
このとき、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z3は、5~6員単環式ヘテロシクリレン又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-Z1-Z2-Z3-Z4、
vii)C3~7単環式シクロアルキルであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、C3~7単環式シクロアルキル、
viii)-S(C1~4アルキル)であって、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている、-S(C1~4アルキル)、
ix)-NR11R12であって、このとき、R11及びR12のうち一方は、H又はC1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17a基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、-NR11R12、
x)C6~10単環式又は縮合二環式アリールであって、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、
xi)4~6員単環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、4~6員単環式ヘテロシクリル、
xii)8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、
xiii)5~6員単環式ヘテロアリールであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、5~6員単環式ヘテロアリール、
xiv)8~10員縮合二環式ヘテロアリールであって、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は、
xv)7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであって、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、オキソである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-OH又は-CNである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-OHである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-CNである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C1~5アルキルであり、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に更に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C1~5アルキルであり、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから選択される1つの基で置換されており、このとき、C1~5アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~2つの基で更に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C1~5アルキルであり、このとき、C1~5アルキルは、-OH及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C1~5アルキルであり、このとき、C1~5アルキルは、1つの-OHで置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-C(CH3)2OHである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~8アルキルであり、このとき、C6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~8アルキルであり、このとき、C6~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~8アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-Z1-Z2-Z3-Z4であり、
このとき、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z2及びZ3は、各々独立して、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z4は、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-Z1-Z2-Z3-Z4であり、
このとき、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z3は、5~6員単環式ヘテロシクリレン又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
このとき、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~6アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~6アルキニレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~4アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~4アルキニレンであり、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2~4アルキニレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2アルキニレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C3~7単環式シクロアルキレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C3~7単環式シクロアルキレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C3~7単環式シクロアルキレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、フェニレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、4~6員単環式ヘテロシクリレンであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、4~6員単環式ヘテロシクリレンであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリーレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z2は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z1は、C2アルキニレンであり、Z2は、フェニレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレン、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン、5~6員単環式ヘテロアリーレン、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレン、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレン、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、5~6員単環式ヘテロシクリレン又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C3~7単環式シクロアルキレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C3~7単環式シクロアルキレンであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C3~7単環式シクロアルキレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、4~6員単環式ヘテロシクリレンであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、4~6員単環式ヘテロシクリレンであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリーレンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、イミダゾリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリーレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z3は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリレンである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキル、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリル又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリールは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリールは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から選択される、1つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、5~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、5~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から選択される1つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている、ピロリジニルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、1つの-C(O)R8で置換されている、ピロリジニルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、ピロリジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Z4は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、
Z2は、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリーレン、4~6員単環式ヘテロシクリレン、及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、
Z3は、5~6員単環式ヘテロシクリレン又は5~6員単環式ヘテロアリーレンであり、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、及び-C(O)R8から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員単環式ヘテロシクリレン及び5~6員単環式ヘテロアリーレンは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキル又は-S(C1~4アルキル)であり、このとき、C3~7単環式シクロアルキル及びC1~4アルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~2つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキル又は-S(C1~4アルキル)であり、このとき、C3~7単環式シクロアルキル及びC1~4アルキルは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~2つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキル又は-S(C1~4アルキル)である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C3~7単環式シクロアルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、シクロプロピル、シクロブチル、又はシクロペンチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、シクロプロピルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~8アルキル)であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~8アルキル)であり、このとき、C1~8アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~8アルキル)である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~4アルキル)であり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~4アルキル)であり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、-CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(C1~4アルキル)である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(メチル)、-S(エチル)、-S(プロピル)、又は-S(イソプロピル)である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-S(CH3)である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、H又はC1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、H又はC1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17a基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、1~3つのR17基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキルであり、このとき、C1~8アルキルは、1~3つのR17a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、1~3つのR17a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、-OH、ハロゲン、及び-CNから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、C1~4アルコキシ、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で置換されており、このとき、C1~4アルコキシは、1つのC1~4アルコキシで任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、-OH、メトキシ、-OCH2CH2OCH3、又は-N(C1~3アルキル)2から選択される1つの基で置換されており、このとき、各C1~3アルキルは、同じであっても異なっていてもよい。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、1~3つのR17a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、このとき、C1~6アルキルは、シクロプロピル、モルホリニル、及びイミダゾリルから選択される1つの基で置換されており、このとき、シクロプロピル、モルホリニル、及びイミダゾリルは、各々、-OH、ハロゲン、及びC1~4アルコキシから選択される、1つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR
11R
12であり、このとき、-NR
11R
12は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、シクロプロピル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルであり、これらの各々は、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、シクロプロピル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルであり、これらの各々は、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ及びC1~4アルキルから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ及びC1~4アルキルから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、又は5~6員単環式ヘテロアリールである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、シクロプロピル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、シクロプロピルであり、このとき、シクロプロピルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、シクロプロピルであり、このとき、シクロプロピルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方はHであり、R11及びR12のうち他方はシクロプロピルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルであり、このとき、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、及びピロリジニルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルであり、このとき、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、及びピロリジニルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、又はピロリジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、ピラゾリルであり、このとき、ピラゾリルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、ピラゾリルであり、このとき、ピラゾリルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方はHであり、R11及びR12のうち他方はピラゾリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、Hであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR
11R
12であり、このとき、-NR
11R
12は、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキル、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されており、
このとき、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~6アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、
このとき、各C1~6アルキルは、1~3つのR17基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~8アルキルであり、
このとき、各C1~8アルキルは、1~3つのR17a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~6アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C1~6アルキルであり、
このとき、各C1~6アルキルは、1~3つのR17a基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R17は、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルコキシ、-NR6R6、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C1~4アルコキシ、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R17aは、独立して、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルコキシ、-NR6R6、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~4アルコキシ、C3~7単環式シクロアルキル、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルであり、このとき、C3~7単環式シクロアルキルは、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、C3~7単環式シクロアルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、-NR11R12であり、このとき、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、R11及びR12のうち一方は、C1~8アルキルであり、R11及びR12のうち他方は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、C6~10単環式又は縮合二環式アリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、-NR6R6、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、及び-NR6R6から独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、このとき、フェニルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つの-C(O)R8で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、このとき、フェニルは、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、4~6員単環式ヘテロシクリル、及び5~6員単環式ヘテロアリールから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル及び5~6員単環式ヘテロアリールは、各々、1つの-C(O)R8で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、このとき、フェニルは、ハロゲン、-C(O)NR6R6、モルホリニル、又はピペラジニルから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、このとき、モルホリニル及びピペラジニルは、各々、1つの-C(O)R8で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルであり、このとき、フェニルは、ハロゲン、-C(O)NR6R6、モルホリニル、又はピペラジニルから独立して選択される、1~3つの基で置換されており、このとき、モルホリニル及びピペラジニルは、各々、1つの-C(O)R8で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、
である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、フェニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、このとき、少なくとも1つの環ヘテロ原子は、窒素である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~2つのR13基で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~2つのR13基で任意選択的に置換されており、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、このとき、少なくとも1つの環ヘテロ原子は、窒素である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、2-オキサ-6-アザスピロ(azaspirl)[3.3]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニル、又は5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニルであり、これらの各々は、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニル、又は5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニルであり、これらの各々は、1~2つのR13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニル、又は5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニルであり、これらの各々は、1~3つのR13基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニル、又は5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニルであり、これらの各々は、1~2つのR13基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニル、又は5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、又はピペリジニルであり、このとき、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、及びピペリジニルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、又はピペリジニルであり、このとき、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、及びピペリジニルは、各々、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、又はピペリジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニル、又は2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルであり、このとき、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニル、及び2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニル、又は2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルであり、このとき、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニル、及び2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルは、各々、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジニル、又は2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、ピラゾリル、イミダゾリル、又はピリミジニルであり、このとき、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピリミジニルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、ピラゾリル、イミダゾリル、又はピリミジニルであり、このとき、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピリミジニルは、各々、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、イソインドリニル、ピラゾリル、イミダゾリル、又はピリミジニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、イソインドリニル又は1H-ベンゾ[d]イミダゾリルであり、このとき、イソインドリニル及び1H-ベンゾ[d]イミダゾリルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、イソインドリニル又は1H-ベンゾ[d]イミダゾリルであり、このとき、イソインドリニル及び1H-ベンゾ[d]イミダゾリルは、各々、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、イソインドリニル又は1H-ベンゾ[d]イミダゾリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、又は1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニルであり、このとき、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、及び1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニルは、各々、1~3つのR13基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、又は1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニルであり、このとき、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、及び1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニルは、各々、1~3つのR13基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナニル、又は1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカニルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、
であり、
式中、
環Z
aは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の追加の環ヘテロ原子を任意選択的に有し、
環Z
aは、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、Zは、
であり、
式中、
環Z
aは、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、かつ各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~2個の環(aring)ヘテロ原子を任意選択的に有し、
環Z
aは、1~2つのR
13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Z
aは、
であり、
これらの各々は、1~3つのR
13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、環Z
aは、
であり、
これらの各々は、1~2つのR
13基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-NR6R6、-C(O)R10NR6R6、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、1~3つのR14基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-NR6R6、-C(O)R10NR6R6、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、又は8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、
このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、及び8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、各々、1~3つのR14基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、及び8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、-CN、C1~4アルキル、C1~4アルコキシ、-NR6R6、-C(O)R10NR6R6、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、C6~10単環式又は縮合二環式アリール、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、又は8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリールは、1~3つのR14基で任意選択的に置換されており、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、及び8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R13は、独立して、オキソ、-OH、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、-NR6R6、-C(O)R10NR6R6、-C(O)NR6R6、-C(O)R8、フェニル、オキセタニル、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル、ピリジニル、ピリミジニル、又は1H-ベンゾ[d]イミダゾリルであり、このとき、フェニルは、1つのR14基で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、オキソである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-OHである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、ハロゲンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-CNである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、C1~4アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、C1~4アルコキシである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-C(O)R10NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-C(O)NR6R6である。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、-C(O)R8である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリールは、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールであり、このとき、C6~10単環式又は縮合二環式アリールは、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、C6~10単環式又は縮合二環式アリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、1~3つのR14基で置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR13は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R14は、独立して、ハロゲン、C1~4アルキル、-C(O)R8、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、又は7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、
このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されており、
このとき、4~6員単環式ヘテロシクリル、5~6員単環式ヘテロアリール、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリル、8~10員縮合二環式ヘテロアリール、及び7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、各々、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R14は、独立して、ハロゲン、C1~4アルキル、-C(O)R8、又はN、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されており、
このとき、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールは、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R14は、独立して、ハロゲン、C1~4アルキル、又は5~6員単環式ヘテロアリールであり、
このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換されており、
このとき、5~6員ヘテロアリールは、-CH2OCH2CH2Si(CH3)3で任意選択的に置換されており、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R14は、独立して、ハロゲン、C1~4アルキル、又はイミダゾリルであり、このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換されており、このとき、イミダゾリルは、-CH2OCH2CH2Si(CH3)3で任意選択的に置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、ハロゲンである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、-C(O)R8である。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、-OH、ハロゲン、CN、及びC1~4アルコキシから独立して選択される、1~3つの基で置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、C1~4アルキルであり、このとき、C1~4アルキルは、1~3つのハロゲンで置換されている。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、C1~4アルキルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、4~6員単環式ヘテロシクリルであり、このとき、4~6員単環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、4~6員単環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、5~6員単環式ヘテロアリールであり、このとき、5~6員単環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、5~6員単環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、イミダゾリルであり、このとき、イミダゾリルは、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、イミダゾリルであり、このとき、イミダゾリルは、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、イミダゾリルであり、このとき、イミダゾリルは、-CH2OCH2CH2Si(CH3)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、イミダゾリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルであり、このとき、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合又は架橋二環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、8~10員縮合二環式ヘテロアリールであり、このとき、8~10員縮合二環式ヘテロアリールは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、8~10員縮合二環式ヘテロアリールである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで任意選択的に置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルであり、このとき、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルは、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有し、C1~3アルキルで置換されており、このとき、C1~3アルキルは、-OR10Si(R15)3で任意選択的に置換されている。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR14は、N、O、及びSから独立して選択される、1~3個の環ヘテロ原子を有する、7~10員スピロ環式ヘテロシクリルである。
式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、各R15は、独立して、同じであっても異なっていてもよいC1~3アルキルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR15は、メチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR15は、エチルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR15は、プロピルである。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩のいくつかの実施形態では、1つ以上のR15は、イソプロピルである。
式I、Ia、II、又はIIaの化合物のいくつかの実施形態では、化合物は、
又はその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
一態様では、本明細書で提供されるのは、次の構造を有する化合物、
又はその薬学的に許容される塩である。
III.組成物及びキット
本明細書で提供される化合物は通常、医薬組成物の形態で投与される。したがって、本明細書で提供される化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物のうちの1つ以上と、担体、補助剤、及び賦形剤から選択される1つ以上の薬学的に許容されるビヒクルと、を含む医薬組成物も本明細書で提供される。本明細書で提供される化合物は、唯一の活性成分であっても、医薬組成物の活性成分のうちの1つであってもよい。適切な医薬として許容され得るビヒクルとしては、例えば、不活性固体希釈剤及び充填剤、無菌水溶液及び様々な有機溶媒を含む希釈剤、浸透促進剤、可溶化剤、並びにアジュバントを挙げることができる。このような組成物は、医薬分野で周知の様式で調製される。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mace Publishing Co.,Philadelphia,Pa.17th Ed.(1985)、及びModern Pharmaceutics,Marcel Dekker,Inc.3rd Ed.(G.S.Banker&C.T.Rhodes,Eds.を参照されたい)。
一態様では、本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤又は担体と、を含む医薬組成物が、本明細書で提供される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、治療有効量の本明細書で提供される化合物、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤又は担体と、を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される医薬組成物は、1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ、4つ;1つ若しくは2つ;1~3つ;又は1~4つ)の追加の治療剤、又はその薬学的に許容される塩を更に含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、治療有効量の、1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ、4つ;1つ若しくは2つ;1~3つ;又は1~4つ)の追加の治療剤、又はその薬学的に許容される塩を更に含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、HIV感染に対する治療用の薬剤を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、イスラトラビル、ビクテグラビル若しくはその薬学的に許容される塩、アバカビル硫酸塩、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、エムトリシタビン、及びラミブジン、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
医薬組成物は、単回用量又は複数回用量のいずれかで投与され得る。医薬組成物は、例えば、直腸、口腔、鼻腔内、及び経皮の経路を含む様々な方法によって投与され得る。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、動脈内注射によって、静脈内に、腹腔内に、非経口的に、筋肉内に、皮下に、経口的に、局所的に、又は吸入剤として投与され得る。
投与のための1つの様式は、非経口的であり、例えば、注射による。本開示に説明する医薬組成物を注射による投与のために組み込むことができる形態としては、例えば、水性懸濁液又は油性懸濁液、又はゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、若しくはラッカセイ油を有するエマルション、又はエリキシル剤、マンニトール、デキストロース、若しくは滅菌水溶液、及び類似の医薬ビヒクルがある。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物及び医薬組成物は、皮下注射によって投与される。
本開示の医薬組成物は、滅菌注射用水性又は油性懸濁液などの滅菌注射用調製物の形態であり得る。この懸濁液は、本明細書に述べられている好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤を使用して、既知の技術に従って製剤化され得る。滅菌注射用調製物はまた、1,3-ブタン-ジオール中の溶液などの非毒性の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液又は懸濁液であってもよく、又は凍結乾燥粉末として調製されてもよい。用いられ得る許容可能なビヒクル及び溶媒の中には、水、リンゲル液、及び等張塩化ナトリウム溶液がある。更に、滅菌固定油は、従来、溶媒又は懸濁媒体として用いられ得る。この目的では、合成モノグリセリド又はジグリセリドを含む任意の無溶剤固定油を用いることができる。更に、オレイン酸などの脂肪酸も同様に注射剤の調製に使用され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される滅菌注射用調製物はまた、1,3-ブタン-ジオール中の溶液などの非毒性の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の溶解された凍結乾燥粉末から調製された滅菌注射用溶液又は懸濁液であってもよい。用いられ得る許容可能なビヒクル及び溶媒の中には、水、リンゲル液、及び等張塩化ナトリウム溶液がある。更に、滅菌固定油は、従来、溶媒又は懸濁媒体として用いられ得る。この目的では、合成モノグリセリド又はジグリセリドを含む任意の無溶剤固定油を用いることができる。更に、オレイン酸などの脂肪酸も同様に注射剤の調製に使用され得る。
非経口投与に好適な製剤には、製剤を意図されたレシピエントの血液と等張にする抗酸化剤、緩衝液、バクテリオスタット、及び溶質を含有し得る水性及び非水性滅菌注入溶液、並びに懸濁剤及び増粘剤を含み得る水性及び非水性滅菌懸濁液が含まれる。ある特定の実施形態では、懸濁液は、ミクロ懸濁液である。ある特定の実施形態では、懸濁液は、ナノ懸濁液である。
いくつかの実施形態では、非経口投与(例えば、筋肉内(IM)及び皮下(SC)投与)に好適な製剤は、1つ以上の賦形剤を含む。賦形剤は、製剤の他の成分と適合性であり、そのレシピエントに対して生理学的に無害でなくてはならない。好適な賦形剤の例は、非経口製剤の当業者に周知であり、例えば、Handbook of Pharmaceutical Excipients(eds.Rowe,Sheskey&Quinn),6th edition 2009に見出され得る。
非経口製剤(例えば、SC又はIM製剤)中の可溶化賦形剤の例としては、ポリソルベート(ポリソルベート20又は80など)及びポロキサマー(ポロキサマー338、188、又は207など)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるのは、式I、Ia、II、若しくはIIbの化合物、又はその薬学的塩と、ポロキサマー、特にポロキサマー338と、を含む、非経口投与(例えば、SC又はIM製剤)である。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される非経口投与におけるポロキサマー(例えば、ポロキサマー388)の量は、約5%未満、例えば、約3%、約2%、約1%、又は約0.5%未満である。
非経口製剤(例えば、SC又はIM製剤)中の可溶化賦形剤の例としては、ポリソルベート(ポリソルベート20又は80など)、ポロキサマー(ポロキサマー338、188、又は207など)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるのは、式I、Ia、II、若しくはIIbの化合物、又はその薬学的塩と、ポロキサマーと、を含む、非経口投与(例えば、SC又はIM製剤)である。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物及び医薬組成物は、インプラントと共に投与される。
経口投与は、本明細書で提供される化合物の投与のための別の経路であり得る。投与は、例えば、カプセル又は腸溶性コーティングされた錠剤によるものであり得る。本明細書で提供される少なくとも1つの化合物、又はその薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物を含む医薬組成物を製造する際、活性成分(本明細書で提供される化合物など)は、通常、賦形剤によって希釈され、及び/又はカプセル、サシェ、紙、若しくは他の容器の形態であり得る担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として機能するとき、賦形剤は、活性成分のビヒクル、担体、又は媒体として作用する固体、半固体又は液体の材料の形態にあることができる。したがって、医薬組成物は、錠剤、丸剤、散剤、トローチ剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体として又は液体の媒体中)、例えば最高10重量%の活性化合物を含有する軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤、無菌注射用溶剤、及び無菌包装された散剤の形態であり得る。
好適な賦形剤のいくつかの例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、微結晶セルロース、滅菌水、シロップ、及びメチルセルロース、又はそれらの任意のそれらの組み合わせが含まれる。医薬組成物は、タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱油、湿潤剤、乳化剤及び懸濁化剤、ヒドロキシ安息香酸メチル及びヒドロキシ安息香酸プロピルなどの保存剤、甘味剤、並びに香味剤、又はそれらの任意の組み合わせを更に含むことができる。
本明細書に記載の少なくとも1つの化合物又はその薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物を含む医薬組成物は、当技術分野で既知の手順を使用することにより、対象への投与後に活性成分(本明細書で提供される化合物など)の迅速な放出、持続的放出、又は遅延放出を提供するように製剤化することができる。経口投与のための制御放出薬物送達システムには、浸透圧ポンプシステム、及びポリマー被覆リザーバ又は薬物-ポリマーマトリックス製剤を含有する溶体化システムが含まれる。制御放出システムの例は、米国特許第3,845,770号、同第4,326,525号、同第4,902,514号、及び同第5,616,345号に供与されている。本開示の方法で使用するための別の製剤は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を採用する。このような経皮パッチは、本明細書で提供される化合物の連続的又は非連続的な注入を制御された量で提供するために使用され得る。医薬品を送達するための経皮パッチの構築及び使用は、当該技術分野において周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号、及び同第5,001,139号を参照されたい。このようなパッチは、医薬剤の連続的、パルス化した、又はオンデマンドの送達のために構築されてもよい。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要な活性成分を医薬賦形剤と混合して、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物の均一な混合物を含む固体予備製剤化(preformulation)組成物を形成し得る。これらの予備製剤化組成物を均質と称するとき、活性成分は、組成物全体に均一に分散していてもよく、その結果、組成物が、錠剤、丸剤、及びカプセル剤などの均等に有効な単位剤形に容易に細分され得る。
本明細書に記載される化合物の錠剤又は丸剤は、コーティングされてもよいか、又は別の方法で配合されて、長期作用の利点をもたらす剤形を提供してもよいか、又は胃の酸性状態から保護してもよい。例えば、錠剤又は丸剤は、内側投与量及び外側投与量の成分を含むことができ、後者は、前者に被さるエンベロープの形態にある。2つの成分は、胃内の崩壊に抵抗し、内側成分が十二指腸内に無傷に通過することを可能にする、又は放出の遅延を可能にする腸溶性層によって分離され得る。このような腸溶層又は腸溶コーティングには、様々な材料を使用することができ、このような材料には、多くの高分子酸、及び高分子酸とシェラック、セチルアルコール、及び酢酸セルロースなどの材料との混合物が含まれる。
吸入又は吹送用の医薬組成物には、薬学的に許容される水性溶媒若しくは有機溶媒中又はそれらの混合物中の溶液及び懸濁液、並びに粉末が含まれてもよい。液体又は固体組成物は、上記のような好適な薬学的に許容される賦形剤を含んでもよい。いくつかの実施形態では、組成物は、局所的又は全身的効果のために、経口又は鼻呼吸経路によって投与される。他の実施形態では、医薬として許容され得る溶媒中の組成物は、不活性ガスの使用によって霧化してもよい。霧化した溶液は、噴霧装置から直接吸入されてもよく、又は噴霧装置は、フェイスマスクテント若しくは断続的な陽圧呼吸模擬装置に取り付けられてもよい。溶液、懸濁液、又は粉末の組成物は、製剤を適切な様式で送達する装置から好ましくは経口で又は経鼻で投与されてもよい。
一態様では、本明細書で提供されるのは、本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩、立体異性体、プロドラッグ、若しくは溶媒和物と、好適な包装と、を含む、キットである。いくつかの実施形態では、キットは、使用説明書を更に含む。いくつかの実施形態では、キットは、本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩、立体異性体、プロドラッグ、若しくは溶媒和物と、本明細書に記載の疾患又は状態を含む適応症の治療における化合物の使用のためのラベル及び/又は説明書と、を含む。
いくつかの実施形態では、キットは、1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ、4つ;1つ若しくは2つ;1~3つ;又は1~4つ)の追加の治療剤、又はその薬学的に許容される塩を更に含む。
一態様では、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物を好適な容器中に含む製造物品が本明細書で提供される。いくつかの実施形態では、容器は、バイアル、広口瓶、アンプル、充填済み注射器、又は点滴用バッグであってもよい。
IV.方法
本明細書に提供される方法は、細胞集団にインビボで又はエクスビボで適用してもよい。「インビボで」は、動物又はヒトの内部のように、生きている個体内を意味する。この文脈において、本明細書に提供される方法は、個体において治療上使用してもよい。エクスビボで」は、生きている個体の外部を意味する。エクスビボでの細胞集団の例としては、インビトロでの細胞培養物、及び個体から得られた流体又は組織試料を含む生物学的試料がある。このような試料は、当技術分野で周知の方法によって得ることができる。例示的な生物学的流体試料としては、血液、脳脊髄液、尿、及び唾液がある。例示的な組織試料としては、腫瘍及びその生検がある。この文脈では、本開示は、治療及び実験の目的を含む様々な目的に使用することができる。例えば、所与の細胞型、個体、及び他のパラメータに対する本明細書に開示されるHIVカプシド阻害剤の投与の最適なスケジュール及び/又は投薬を判断するために、本開示をエクスビボで使用することができる。このような使用から収集した情報は、実験目的のために、又は診療所においてインビボでの治療のためのプロトコルを設定するために使用することができる。本開示が適切であり得る他のエクスビボでの使用は、以下に説明されており、又は当業者に明らかとなるであろう。選択された化合物は、ヒト対象又は非ヒト対象における安全性又は耐性薬用量を検討するために更に特徴付けることができる。このような特性は、当業者に一般的に公知の方法を使用して検討することができる。
一態様では、本開示は、治療有効量の本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩、又は本明細書で提供される医薬組成物を対象に投与することを含む、それを必要とする対象における、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)感染症を治療又は予防する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される方法は、治療有効量の1つ以上の追加の治療剤、又はその薬学的に許容される塩を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、HIV用の併用薬物、HIVを治療する他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド又は非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(又はアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏感染再活性剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫に基づく療法、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体及び「抗体様」治療タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL-13アンタゴニスト、ペプチジルプロリルシストランスイソメラーゼAモジュレータ、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレータ、Vif二量体化アンタゴニスト、HIV-1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV-1 Nefモジュレータ、Hckチロシンキナーゼモジュレータ、混合系統キナーゼ-3(MLK-3)阻害剤、HIV-1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、ヌクレオタンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレータ、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレータ、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレータ、CDK-9阻害剤、樹状ICAM-3グラビング非インテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレータ、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆転写酵素プライミング複合体阻害剤、G6PD及びNADH-オキシダーゼ阻害剤、薬物動態増強剤、HIV遺伝子療法、及びHIVワクチン、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態増強剤、並びにHIVを治療する他の薬物、又は前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、イスラトラビル、ビクテグラビル、アバカビル硫酸塩、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、及びテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、イスラトラビル、ビクテグラビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩及びテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、イスラトラビル、ドルテグラビル、カボテグラビル、ビクテグラビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、及びテノホビルジソプロキシルフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、ビクテグラビル、又はその各々の薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、エムトリシタビン及びラミブジン、又はその各々の薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、エムトリシタビン又はその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される方法は、治療有効量の本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、治療有効量の本明細書で提供される医薬組成物を投与することを含む。
一態様では、本明細書で提供されるのは、治療に使用するための、本明細書に開示される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩である。
一態様では、本明細書で提供されるのは、治療有効量の本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩、又は本明細書で提供される医薬組成物を対象に投与することを含む、それを必要とする対象における、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)感染症を治療又は予防する方法で使用するための、本明細書に開示される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、上記使用は、治療有効量の1つ以上の追加の治療剤、又はその薬学的に許容される塩を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、HIV用の併用薬物、HIVを治療する他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド又は非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(又はアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏感染再活性剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫に基づく療法、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体及び「抗体様」治療タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL-13アンタゴニスト、ペプチジルプロリルシストランスイソメラーゼAモジュレータ、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレータ、Vif二量体化アンタゴニスト、HIV-1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV-1 Nefモジュレータ、Hckチロシンキナーゼモジュレータ、混合系統キナーゼ-3(MLK-3)阻害剤、HIV-1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、ヌクレオタンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレータ、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレータ、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレータ、CDK-9阻害剤、樹状ICAM-3グラビング非インテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレータ、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆転写酵素プライミング複合体阻害剤、G6PD及びNADH-オキシダーゼ阻害剤、薬物動態増強剤、HIV遺伝子療法、及びHIVワクチン、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態増強剤、並びにHIVを治療する他の薬物、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、イスラトラビル、ビクテグラビル、ドルテグラビル、カボテグラビル、アバカビル硫酸塩、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、及びテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、イスラトラビル、ビクテグラビル、ドルテグラビル、カボテグラビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩及びテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、イスラトラビル、ビクテグラビル、ドルテグラビル、カボテグラビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、及びテノホビルジソプロキシルフマル酸塩、若しくは前述のいずれかの薬学的に許容される塩、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、エムトリシタビン及びラミブジン、又はその各々の薬学的に許容される塩からなる群から選択される、1つ以上の追加の治療剤を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、上記使用は、エムトリシタビン又はその薬学的に許容される塩を投与することを更に含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される使用は、治療有効量の本明細書で提供される化合物(すなわち、式I、Ia、II、又はIIaの化合物)、又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
V.投与
本開示の化合物(本明細書では活性成分とも称される)は、治療される健康不良状態に適切な任意の経路によって投与することができる。好適な経路には、経口、直腸、鼻、局所(頬側及び舌下を含む)、経皮、膣及び非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内及び硬膜外を含む)などが含まれる。好ましい経路は、例えば、レシピエントの状態によって変化し得ることが理解されよう。本明細書に開示されるある特定の化合物の利点は、それらが経口的に生物学的に利用可能であり、経口投与され得ることである。
本開示の化合物は、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約6ヶ月、又は少なくとも約12ヶ月以上など、所望の期間又は持続時間にわたって、有効な投与計画に従って個体に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、個体の寿命の期間にわたって毎日又は断続的なスケジュールで投与される。
任意の特定の対象のための本開示の化合物の具体的な用量レベルは、用いられる具体的な化合物の活性、年齢、体重、全身の健康、性別、食事、投与時間、投与経路、及び排泄速度、薬物の組み合わせ、並びに治療を受けている対象における特定の疾患の重症度を含む様々な要因に依存するであろう。例えば、投与量は、対象の体重1キログラム当たりの本明細書に記載される化合物のミリグラム数(mg/kg)として表されてもよい。約0.1~150mg/kgの投与量が適切であり得る。いくつかの実施形態では、約0.1及び100mg/kgが適切であり得る。他の実施形態では、0.5~60mg/kgの投与量が適切であり得る。対象の体重によって正規化することは、小児及び成人両方のヒトにおいて薬物を使用するとき、又はイヌなどの非ヒト対象における有効投与量をヒト対象に好適な投与量に変換するときに起こるような、広く異なるサイズの対象間で投与量を調整するときに特に有用である。
1日投与量はまた、1回の投与当たり又は1日当たり投与される本明細書に記載される化合物の総量として説明されてもよい。式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくは薬学的に許容される互変異性体の1日投与量は、約1mg~4,000mg、約2,000~4,000mg/日、約1~2,000mg/日、約1~1,000mg/日、約10~500mg/日、約20~500mg/日、約50~300mg/日、約75~200mg/日、又は約15~150mg/日であってもよい。
本開示の化合物の投与量又は投与頻度は、投与医師の判断に基づいて、治療の過程にわたって調整され得る。
本開示の化合物は、治療有効量で個体(例えば、ヒト)に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物を1日1回投与する。
本明細書で提供される化合物は、経口又は非経口(例えば、静脈内)投与などの任意の有用な経路及び手段によって投与され得る。化合物の治療有効量には、1日当たり約0.00001mg/kg体重~1日当たり約10mg/kg体重、例えば、1日当たり約0.0001mg/kg体重~1日当たり約10mg/kg体重、又は例えば1日当たり約0.001mg/kg体重~1日当たり約1mg/kg体重、又は例えば1日当たり約0.01mg/kg体重~1日当たり約1mg/kg体重、又は1日当たり約0.05mg/kg体重~1日当たり約0.5mg/kg体重が含まれてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される化合物の治療有効量には、1日当たり約0.3mg~約30mg、又は1日当たり約30mg~約300mg、又は1日当たり約0.3μg~約30mg、又は1日当たり約30μg~約300μgが含まれてもよい。
本開示の化合物は、本開示の化合物の任意の投与量(例えば、1mg~1000mgの化合物)で1つ以上の追加の治療薬と組み合わせることができる。治療有効量には、用量当たり約0.1mg~用量当たり約1000mg、例えば用量当たり約50mg~用量当たり約500mg、又は例えば用量当たり約100mg~用量当たり約400mg、又は例えば用量当たり約150mg~用量当たり約350mg、又は例えば用量当たり約200mg~用量当たり約300mg、又は例えば用量当たり約0.01mg~用量当たり約1000mg、又は例えば用量当たり約0.01mg~用量当たり約100mg、又は例えば用量当たり約0.1mg~用量当たり約100mg、又は例えば用量当たり約1mg~用量当たり約100mg、又は例えば用量当たり約1mg~用量当たり約10mg、又は例えば用量当たり約1mg~用量当たり約1000mgが含まれてもよい。式I、Ia、II、又はIIaの化合物の他の治療有効量は、1用量当たり約1mg、又は1用量当たり約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、若しくは約100mgである。本開示の化合物の他の治療有効量は、用量当たり約100、125、150、175、200、225、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、500、525、550、575、600、625、650、675、700、725、750、775、800、825、850、875、900、925、950、975、又は約1000mgである。
いくつかの実施形態では、本方法は、約1~500mgの初期1日用量の本明細書で提供される化合物を対象に投与することと、臨床的有効性が達成されるまで、用量を増分で増加させることと、を含む。約5、10、25、50、又は100mgの増分を使用して、用量を増加させることができる。投与量は、毎日、1日毎、週に2回、週に1回、2週間に1回、3週間に1回、又は月に1回増加させることができる。
経口投与する場合、ヒト対象のための総1日投与量は、約1mg~1,000mg、約10~500mg/日、約50~300mg/日、約75~200mg/日、又は約100~150mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約100、200、300、400、500、600、700、800、900、又は1000mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約200、300、400、500、600、700、又は800mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約300、400、500、又は600mg/日であってもよい。
いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約100mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約150mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約200mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回投与で投与される約250mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約300mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約350mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約400mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約450mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約500mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約550mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約600mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約650mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約700mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約750mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約800mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約850mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約900mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約950mg/日であってもよい。いくつかの実施形態では、ヒト対象のための総1日投与量は、単回用量で投与される約1000mg/日であってもよい。
単回用量は、毎時、毎日、毎週、又は毎月投与することができる。例えば、単回投与量は、1、2、3、4、6、8、12、16時間毎に1回、又は24時間毎に1回投与することができる。単回投与量はまた、1、2、3、4、5、6日毎に1回、又は7日毎に1回投与することもできる。単回投与量はまた、1、2、3週間毎に1回、又は4週間毎に1回投与することもできる。いくつかの実施形態では、単回投与は、1週間毎に1回投与され得る。単回投与量は、毎月1回投与することもできる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示の化合物は、本明細書に開示の方法で1日1回投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示の化合物は、本明細書に開示の方法で1日2回投与される。
本開示の化合物の投与の頻度は、個々の患者の必要性によって決定され、例えば、1日1回又は1日2回若しくはそれ以上であり得る。化合物の投与は、HBV感染、HIV感染、がん、過剰増殖性疾患、又は本明細書に記載の任意の他の適応症を治療するために必要な限り継続する。例えば、化合物は、HIVに感染しているヒトに、20日~180日の期間、又は例えば20日~90日の期間、又は例えば30日~60日の期間投与することができる。
投与は、患者が、本開示の化合物の1日用量を受ける数日以上の期間、それに続く患者が化合物の1日用量を受けない数日以上の期間を伴って、断続的であり得る。例えば、患者は、ある用量の化合物を1日おきに又は1週間当たり3回受けることができる。更に一例として、患者は、ある用量の化合物を1~14日間の期間にわたって毎日受け、続いて7~21日の期間の間、患者はある用量の化合物を受けず、続いてその後の期間(例えば、1~14日)の間、患者は再び1日用量の化合物を受けることができる。化合物の投与、続いて化合物の非投与の交互の期間は、患者を治療するために臨床的に必要とされるように繰り返され得る。
本開示の化合物又はその医薬組成物は、上記の任意の好適な様式を使用して、1日1回、2回、3回、又は4回投与されてもよい。また、化合物による投与又は治療は、数日間継続されてもよく、例えば、通常、治療は、1つの治療サイクルについて、少なくとも7日間、14日間、又は28日間継続するであろう。治療サイクルは、がん化学療法において周知であり、サイクル間で約1~28日間、一般的には約7日間又は約14日間の休止期間と頻繁に交互になる。治療サイクルはまた、他の実施形態では、連続的であってもよい。
VI.併用療法
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、1、2、3、4つ、又はそれより多くの追加の治療剤と組み合わされる。一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、2つの追加の治療剤と組み合わされる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、3つの追加の治療薬と組み合わされる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、4つの追加の治療薬と組み合わされる。1、2、3、4以上の追加の治療薬は、同じクラスの治療剤から選択される異なる治療剤であってもよく、かつ/又は異なるクラスの治療剤から選択してもよい。
一部の実施形態では、本開示の化合物を本明細書に記載の1つ以上の追加の治療剤と組み合わせる場合、組成物の成分は、同時又は連続レジメンとして投与される。連続的に投与される場合、組み合わせは、2回以上の投与で投与されてもよい。
一部の実施形態では、本開示の化合物は、例えば経口投与のための固体剤形として、患者への同時投与のための単位剤形において1つ又は複数の追加の治療剤と組み合わされる。
一部の実施形態では、本開示の化合物は、1つ又は複数の追加の治療剤と共投与される。
共投与は、1つ以上の追加の治療薬の単位用量の投与前又は投与後の、本明細書に開示される化合物の単位用量の投与を含む。本明細書に開示される化合物は、1つ以上の追加の治療剤の投与の数秒、数分、又は数時間以内に投与され得る。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物の単位用量を最初に投与し、続いて数秒又は数分以内に1つ又は複数の追加の治療薬の単位用量を投与する。あるいは、他の実施形態では、1つ又は複数の追加の治療薬の単位用量を最初に投与し、続いて本明細書に開示される化合物の単位用量を数秒又は数分以内に投与する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物の単位用量を最初に投与し、続いて数時間(すなわち、1~12時間)後に、1つ以上の追加の治療剤の単位用量を投与する。他の実施形態では、1つ以上の追加の治療剤の単位用量を最初に投与し、続いて、数時間(すなわち、1~12時間)後に、本明細書に開示される化合物の単位用量を投与する。
いくつかの実施形態では、式I、Ia、II、又はIIaの化合物は錠剤として製剤化され、この錠剤は、治療される疾患の治療に有用な1つ以上の他の化合物を任意に含有し得る。ある特定の実施形態では、錠剤は、HIV感染症を治療するための別の活性成分を含有し得る。いくつかの実施形態では、このような錠剤は、1日1回の投与に好適である。
本明細書で更に提供されるのは、式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその互変異性体若しくは薬学的に許容される塩が、1つ以上の追加の治療剤又は療法と組み合わせて患者に与えられる治療方法である。いくつかの実施形態では、式I、Ia、II、若しくはIIaの化合物、又はその互変異性体若しくは薬学的に許容される塩の総1日投与量は、ヒト対象に対して単回用量で投与される約300mg/日であり得る。
HIVの併用療法
ある特定の実施形態では、感染症を有する又は感染症を有するリスクのあるヒト又は動物におけるHIV感染症を治療又は予防するための方法が提供され、この方法は、ヒト又は動物に、治療有効量の本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩を、治療有効量の1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ;1つ若しくは2つ;又は1~3つ)の追加の治療剤と組み合わせて投与することを含む。一実施形態では、感染症を有する又は感染症を有するリスクのあるヒト又は動物におけるHIV感染症を治療するための方法が提供され、この方法は、ヒト又は動物に、治療有効量の本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩を、治療有効量の1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ;1つ若しくは2つ;又は1~3つ)の追加の治療剤と組み合わせて投与することを含む。
一実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上(すなわち、1つ、2つ、3つ;1つ若しくは2つ;又は1~3つ)の追加の治療剤、及び薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤と組み合わせて含む、医薬組成物が提供される。
ある特定の実施形態では、本開示は、HIV感染症を治療するための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩を、治療有効量の、HIV感染症を治療するのに好適な1つ以上の追加の治療薬と組み合わせて投与することを含む、方法が提供される。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物は、錠剤として製剤化され、錠剤は、HIVの治療に有用な1つ又は複数の他の化合物を任意に含有してもよい。ある実施形態では、錠剤は、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド若しくは非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド若しくはヌクレオシド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(若しくはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、薬物動態増強剤、又はこれらの任意の組み合わせなどの、HIVを治療するための別の活性成分を含むことができる。
ある実施形態では、このような錠剤は、1日1回の投与に好適である。
いくつかの実施形態では、追加の治療薬は抗HIV剤であってもよい。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、HIV併用薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド若しくは非ヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIVヌクレオシド若しくはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(若しくはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、免疫調節剤、免疫療法剤、抗体-薬物複合体、遺伝子修飾剤、遺伝子エディタ(CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、ホーミングヌクレアーゼ、合成ヌクレアーゼ、TALENs等)、細胞療法(キメラ抗原受容体T細胞、CAR-T、及び遺伝子操作T細胞受容体、TCR-T等)、潜伏感染再活性剤、HIVカプシドを標的とする化合物(カプシド阻害剤を含む)、免疫に基づく療法、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)阻害剤、α-4/β-7アンタゴニスト、HIV抗体、二重特異性抗体及び「抗体様」治療タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL-13アンタゴニスト、ペプチジルプロリルシストランスイソメラーゼAモジュレータ、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレータ、Vif二量体化アンタゴニスト、HIV-1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV-1 Nefモジュレータ、Hckチロシンキナーゼモジュレータ、混合系統キナーゼ-3(MLK-3)阻害剤、HIV-1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、ヌクレオタンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレータ、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレータ、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレータ、CDK-9阻害剤、樹状ICAM-3グラビング非インテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレータ、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆転写酵素プライミング複合体阻害剤、G6PD及びNADH-オキシダーゼ阻害剤、薬物動態増強剤、HIV遺伝子療法、HIVワクチン、及び他のHIV治療薬、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、HIVの併用薬、他のHIV治療薬、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV逆転写酵素阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(若しくはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入(融合)阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏感染再活性化剤、カプシド阻害剤、免疫系治療薬、PI3K阻害剤、HIV抗体、及び二重特異性抗体、及び「抗体様」治療タンパク質、又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
HIV併用薬
併用薬物の例としては、ATRIPLA(登録商標)(エファビレンツ、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);COMPLERA(登録商標)(EVIPLERA(登録商標);リルピビリン、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);STRIBILD(登録商標)(エルビテグラビル、コビシスタット、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);TRUVADA(登録商標)(テノホビルジソプロキシルフマレート及びエムトリシタビン;TDF+FTC);DESCOVY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド及びエムトリシタビン);ODEFSEY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、及びリルピビリン);GENVOYA(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、コビシスタット、及びエルビテグラビル);BIKTARVY(登録商標)(ビクテグラビル、エムトリシタビン、テノホビルアラフェナミド);ダルナビル、テノホビルアラフェナミドヘミフマレート、エムトリシタビン、及びコビシスタット;エファビレンツ、ラミブジン、及びテノホビルジソプロキシルフマレート;ラミブジン及びテノホビルジソプロキシルフマレート;テノホビル及びラミブジン;テノホビルアラフェナミド及びエムトリシタビン;テノホビルアラフェナミドヘミフマレート及びエムトリシタビン;テノホビルアラフェナミドヘミフマレート、エムトリシタビン、及びリルピビリン;テノホビルアラフェナミドヘミフマレート、エムトリシタビン、コビシスタット、及びエルビテグラビル;COMBIVIR(登録商標)(ジドブジン及びラミブジン;AZT+3TC);EPZICOM(登録商標)(LIVEXA(登録商標);アバカビル硫酸塩及びラミブジン;ABC+3TC);KALETRA(登録商標)(ALUVIA(登録商標);ロピナビル及びリトナビル);TRIUMEQ(登録商標)(ドルテグラビル、アバカビル、及びラミブジン);TRIZIVIR(登録商標)(アバカビル硫酸塩、ジドブジン、及びラミブジン;ABC+AZT+3TC);アタザナビル及びコビシスタット;アタザナビル硫酸塩及びコビシスタット;アタザナビル硫酸塩及びリトナビル;ダルナビル及びコビシスタット;ドルテグラビル及びリルピビリン;ドルテグラビル及びリルピビリン塩酸塩;ドルテグラビル、アバカビル硫酸塩、及びラミブジン;ラミブジン、ネビラピン、及びジドブジン;ラルテグラビル及びラミブジン;ドラビリン、ラミブジン、及びテノホビルジソプロキシルフマレート;ドラビリン、ラミブジン、及びテノホビルジソプロキシル;ドルテグラビル+ラミブジン、ラミブジン+アバカビル+ジドブジン、ラミブジン+アバカビル、ラミブジン+テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ラミブジン+ジドブジン+ネビラピン、ロピナビル+リトナビル、ロピナビル+リトナビル+アバカビル+ラミブジン、ロピナビル+リトナビル+ジドブジン+ラミブジン、テノホビル+ラミブジン、及びテノホビルジソプロキシルフマル酸塩+エムトリシタビン+リルピビリン塩酸塩、ロピナビル、リトナビル、ジドブジン、及びラミブジン;Vacc-4x及びロミデプシン;並びにAPH-0812、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
HIVプロテアーゼ阻害剤
HIVプロテアーゼ阻害剤の例としては、アンプレナビル、アタザナビル、ブレカナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビルカルシウム、インジナビル、インジナビル硫酸塩、ロピナビル、ネルフィナビル、ネルフィナビルメシル酸塩、リトナビル、サキナビル、サキナビルメシル酸塩、チプラナビル、DG-17、TMB-657(PPL-100)、T-169、BL-008、及びTMC-310911が挙げられる。
HIV逆転写酵素阻害剤
逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド又は非ヌクレオチド阻害剤の例としては、ダピビリン、デラビルジン、デラビルジンメシル酸塩、ドラビリン、エファビレンツ、エトラビリン、レンチナン、ネビラピン、リルピビリン、ACC-007、AIC-292、KM-023、PC-1005、及びVM-1500が挙げられる。
逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤の例としては、アデホビル、アデホビルジピボキシル、アズブジン、エムトリシタビン、テノホビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、VIDEX(登録商標)及びVIDEX EC(登録商標)(ジダノシン、ddl)、アバカビル、アバカビル硫酸塩、アロブジン、アプリシタビン、センサブジン、ジダノシン、エルブシタビン、フェスチナビル、フォサルブジンチドキシル、CMX-157、ダピビリン、ドラビリン、エトラビリン、OCR-5753、テノホビルジソプロキシルオロチン酸塩、フォジブジンチドキシル、ラミブジン、ホスファジド、スタブジン、ザルシタビン、ジドブジン、GS-9131、GS-9148、MK-8504及びKP-1461が挙げられる。
HIVインテグラーゼ阻害剤
HIVインテグラーゼ阻害剤の例としては、エルビテグラビル、クルクミン、クルクミン誘導体、チコリン酸、チコリン酸の誘導体、3,5-ジカフェオイルキナ酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸の誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸の誘導体、カフェイン酸フェネチルエステル、カフェイン酸フェネチルエステルの誘導体、チルホスチン、チルホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、ラルテグラビル、ドルテグラビル、JTK-351、ビクテグラビル、AVX-15567、カボテグラビル(長時間作用性注射)、ジケトキノリン4-1誘導体、インテグラーゼ-LEDGF阻害剤、ledgins、M-522、M-532、NSC-310217、NSC-371056、NSC-48240、NSC-642710、NSC-699171、NSC-699172、NSC-699173、NSC-699174、スチルベンジスルホン酸、T-169及びカボテグラビルが挙げられる。
HIV非触媒部位又はアロステリックなインテグラーゼ阻害剤(NCINI)の例には、CX-05045、CX-05168、及びCX-14442が挙げられる。
HIV侵入阻害剤
HIV侵入(融合)阻害剤の例としては、セニクリビロック、CCR5阻害剤、gp41阻害剤、CD4結合阻害剤、gp120阻害剤、及びCXCR4阻害剤が挙げられる。
CCR5阻害剤の例としては、アプラビロック、ビクリビロク、マラビロク、セニクリビロック、PRO-140、アダプタビル(RAP-101)、ニフェビロク(TD-0232)、抗GP120/CD4又はCCR5二重特異性抗体、B-07、MB-66、ポリペプチドC25P、TD-0680、及びvMIP(Haimipu)が挙げられる。
gp41阻害剤の例には、アルブビルチド、エンフビルチド、BMS-986197、エンフビルチドバイオベター、エンフビルチドバイオシミラー、HIV-1融合阻害剤(P26-Bapc)、ITV-1、ITV-2、ITV-3、ITV-4、PIE-12トリマー、及びシフビルチドが含まれる。
CD4結合阻害剤の例には、イバリズマブ及びCADA類似体が挙げられる。
gp120阻害剤の例には、Radha-108(レセプトール)3B3-PE38、BanLec、ベントナイト系ナノ薬剤、フォステムサビルトロメタミン、IQP-0831、及びBMS-663068が挙げられる。
CXCR4阻害剤の例としては、プレリキサフォル、ALT-1188、N15ペプチド、及びvMIP(Haimipu)が挙げられる。
HIV成熟阻害剤
HIV成熟阻害剤の例としては、BMS-955176及びGSK-2838232が挙げられる。
潜伏感染再活性化剤
潜伏感染再活性剤の例としては、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤、ベルケイドなどのプロテアソーム阻害剤、プロテインキナーゼC(PKC)活性化因子、Smyd2阻害剤、BET-ブロモドメイン4(BRD4)阻害剤、イオノマイシン、PMA、SAHA(スベロイルアニリドヒドロキサム酸、又はスベロイル、アニリド、及びヒドロキサム酸)、AM-0015、ALT-803、NIZ-985、NKTR-255、IL-15調節抗体、JQ1、ジスルフィラム、アンホテリシンB、並びにラルガゾール類似体、GSK-343、GSK3β阻害剤、SMAC模倣薬及びGal9などのユビキチン阻害剤が挙げられる。
HDAC阻害剤の例には、ロミデプシン、ボリノスタット、及びパノビノスタットが挙げられる。
PKC活性化因子の例には、インドラクタム、プロストラチン、インゲノールB、及びDAG-ラクトンが挙げられる。
GSK3β阻害剤の例として、チデグルシブ、LY2090314、CHIR99021、及びAZD1080が挙げられる。
SMAC模倣薬の例として、ビリナパント、AZD5582、LCL161、及びAT406が挙げられる。
カプシド阻害剤
カプシド阻害剤の例としては、カプシド重合阻害剤又はカプシド破壊化合物、アゾジカルボンアミドなどのHIVヌクレオカプシドp7(NCp7)阻害剤、HIV p24カプシドタンパク質阻害剤、AVI-621、AVI-101、AVI-201、AVI-301、及びAVI-CAN1-15シリーズが挙げられる。
免疫系療法
免疫系治療剤の例には、TLR1、TLR2、TLR3、TLR4、TLR5、TLR6、TLR7、TLR8、TLR9、TLR10、TLR11、TLR12、及びTLR13などのtoll様受容体モジュレータ;プログラム細胞死タンパク質1(Pd-1)モジュレータ;プログラム死リガンド1(Pd-L1)モジュレータ;IL-15モジュレータ、DermaVir;インターロイキン-7;プラケニル(ヒドロキシクロロキン);プロロイキン(アルデスロイキン、IL-2);インターフェロンα;インターフェロンα-2b;インターフェロンα-n3;PEG化インターフェロンα;インターフェロンγ;ヒドロキシ尿素;ミコフェノール酸モフェチル(mycophenolate mofetil、MPA)及びそのエステル誘導体ミコフェノール酸モフェチル(mycophenolate mofetil、MMF);リバビリン;リンタトリモド、ポリマーポリエチレンイミン(PEI);gepon;リンタトリモド;IL-12;WF-10;VGV-1;MOR-22;BMS-936559;CYT-107;インターロイキン-15/Fc融合タンパク質;normferon;ペグインターフェロンα-2a;ペグインターフェロンα-2b;組換えインターロイキン-15;RPI-MN;GS-9620;STINGモジュレータ;RIG-Iモジュレータ;NOD2モジュレータ;及びIR-103が含まれる。
TLR8モジュレータの例としては、モトリモド、レシキモド、3M-051、3M-052、MCT-465、IMO-4200、VTX-763、VTX-1463、及び米国特許出願公開第20140045849号(Janssen)、同第20140073642号(Janssen)、国際公開第2014/056953号(Janssen)、同第2014/076221号(Janssen)、同第2014/128189号(Janssen)、米国特許出願公開第20140350031号(Janssen)、国際公開第2014/023813号(Janssen)、米国特許出願公開第20080234251号(Array Biopharma)、同第20080306050号(Array Biopharma)、同第20100029585号(Ventirx Pharma)、同第20110092485号(Ventirx Pharma)、同第20110118235号(Ventirx Pharma)、同第20120082658号(Ventirx Pharma)、同第20120219615号(Ventirx Pharma)、同第20140066432号(Ventirx Pharma)、同第20140088085号(VentirxPharma)、同第20140275167号(Novira therapeutics)、同公開第20130251673号(Novira therapeutics)、米国特許第9670205号(Gilead Sciences Inc.)、米国特許出願公開第20160289229号(Gilead Sciences Inc.)、米国特許出願第15/692161号(Gilead Sciences Inc.)、及び同第15/692093号(Gilead Sciences Inc.)に開示されるものが挙げられる。
ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)阻害剤
PI3K阻害剤の例には、イデラリシブ、アルペリシブ、ブパリシブ、CAIオロチン酸塩、コパンリシブ、デュベリシブ、ゲダトリシブ、ネラチニブ、パヌリシブ、ペリフォシン、ピクチリシブ、ピララリシブ、プキチニブメシル酸塩、リゴセルチブ、リゴセルチブナトリウム、ソノリシド、タセリシブ、AMG-319、AZD-8186、BAY-1082439、CLR-1401、CLR-457、CUDC-907、DS-7423、EN-3342、GSK-2126458、GSK-2269577、GSK-2636771、INCB-040093、LY-3023414、MLN-1117、PQR-309、RG-7666、RP-6530、RV-1729、SAR-245409、SAR-260301、SF-1126、TGR-1202、UCB-5857、VS-5584、XL-765、及びZSTK-474が挙げられる。
α-4/β-7アンタゴニスト
インテグリンα-4/β-7アンタゴニストの例には、PTG-100、TRK-170、アブリルマブ、エトロリズマブ、カロテグラストメチル、及びベドリズマブが挙げられる。
HIV抗体、二重特異性抗体、及び「抗体様」治療タンパク質
HIV抗体、二重特異性抗体、及び「抗体様」治療タンパク質の例としては、DARTs(登録商標)、DUOBODIES(登録商標)、BITES(登録商標)、XmAbs(登録商標)、TandAbs(登録商標)、Fab誘導体、bnABs(HIV-1抗体を広く中和する)、BMS-936559、TMB-360、及びHIV gp120又はgp41を標的とするもの、HIVを標的とする抗体動員分子、抗CD63モノクローナル抗体、抗GBウイルスC抗体、抗GP120/CD4、CCR5二重特異性抗体、抗nef単ドメイン抗体、抗Rev抗体、camelid由来抗CD18抗体、camelid由来抗ICAM-1抗体、DCVax-001、gp140標的化抗体、gp41系HIV治療抗体、ヒト組換えmAbs(PGT-121)、イバリズマブ、Immuglo、及びMB-66が挙げられる。
更なる例としては、バビツキシマブ、UB-421、C2F5、2G12、C4E10、C2F5+C2G12+C4E10、8ANC195、3BNC117、3BNC60、10-1074、PGT145、PGT121、PGT-151、PGT-133、MDX010(イピリムマブ)、DH511、N6、VRC01 PGDM1400、A32、7B2、10E8、10E8v4、CAP256-VRC26.25、DRVIA7、VRC-07-523、VRC-HIVMAB080-00-AB、VRC-HIVMAB060-00-AB、MGD-014及びVRC07が挙げられる。
HIV二重特異性抗体の追加の例としては、MGD014が挙げられる。
薬物動態増強剤
薬物動態増強剤の例には、コビシスタット及びリトナビルが挙げられる。
HIVワクチン
HIVワクチンの例としては、ペプチドワクチン、組換えサブユニットタンパク質ワクチン、ライブベクターワクチン、DNAワクチン、CD4由来ペプチドワクチン、ワクチン組み合わせ、rgp120(AIDSVAX)、ALVAC HIV(vCP1521)/AIDSVAX B/E(gp120)(RV144)、単量体gp120 HIV-1サブタイプCワクチン、Remune、ITV-1、Contre Vir、Ad5-ENVA-48、DCVax-001(CDX-2401)、Vacc-4x、Vacc-C5、VAC-3S、マルチクラドDNA組換えアデノウイルス-5(rAd5)、Pennvax-G、Pennvax-GP、HIV-TriMix-mRNAワクチン、HIV-LAMP-vax、Ad35、Ad35-GRIN、NAcGM3/VSSP ISA-51、ポリ-ICLCアジュバント化ワクチン、TatImmune、GTU-multiHIV(FIT-06)、gp140[デルタ]V2.TV1+MF-59、rVSVIN HIV-1 gagワクチン、SeV-Gagワクチン、AT-20、DNK-4、ad35-Grin/ENV、TBC-M4、HIVAX、HIVAX-2、NYVAC-HIV-PT1、NYVAC-HIV-PT4、DNA-HIV-PT123、rAAV1-PG9DP、GOVX-B11、GOVX-B21、TVI-HIV-1、Ad-4(Ad4-env Clade C+Ad4-mGag)、EN41-UGR7C、EN41-FPA2、PreVaxTat、AE-H、MYM-V101、CombiHIVvac、ADVAX、MYM-V201、MVA-CMDR、DNA-Ad5 gag/pol/nef/nev(HVTN505)、MVATG-17401、ETV-01、CDX-1401、rcAD26.MOS1.HIV-Env、Ad26.Mod.HIVワクチン、AGS-004、AVX-101、AVX-201、PEP-6409、SAV-001、ThV-01、TL-01、TUTI-16、VGX-3300、IHV-001、及び擬似ビリオンワクチンなどのウイルス様粒子ワクチン、CombiVICHvac、LFn-p24 B/C融合ワクチン、GTU系DNAワクチン、HIV gag/pol/nef/env DNAワクチン、抗TAT HIVワクチン、コンジュゲートポリペプチドワクチン、樹状細胞ワクチン、gag系DNAワクチン、GI-2010、gp41 HIV-1ワクチン、HIVワクチン(PIKAアジュバント)、I i-key/MHCクラスIIエピトープハイブリッドペプチドワクチン、ITV-2、ITV-3、ITV-4、LIPO-5、マルチクラドEnvワクチン、MVAワクチン、Pennvax-GP、pp71欠損HCMVベクターHIV gagワクチン、組換えペプチドワクチン(HIV感染症)、NCI、rgp160 HIVワクチン、RNActive HIVワクチン、SCB-703、Tat Oyiワクチン、TBC-M4、治療用HIVワクチン、UBI HIV gp120、Vacc-4x+ロミデプシン、変異gp120ポリペプチドワクチン、rAd5 gag-pol env A/B/Cワクチン、DNA.HTI及びMVA.HTIが挙げられる。
追加のHIV治療薬
追加のHIV治療薬の例としては、国際公開第2004/096286号(Gilead Sciences)、同第2006/015261号(Gilead Sciences)、同第2006/110157号(Gilead Sciences)、同第2012/003497号(Gilead Sciences)、同第2012/003498号(Gilead Sciences)、同第2012/145728号(Gilead Sciences)、同第2013/006738号(Gilead Sciences)、同第2013/159064号(Gilead Sciences)、同第2014/100323号(Gilead Sciences)、米国特許出願公開第2013/0165489号(University of Pennsylvania)、同第2014/0221378号(日本タバコ)、同第2014/0221380号(日本タバコ)、国際公開第2009/062285号(Boehringer Ingelheim)、同第2010/130034号(Boehringer Ingelheim)、同第2013/006792号(Pharma Resources)、米国特許出願公開第20140221356号(Gilead Sciences)、同第20100143301号(Gilead Sciences)、及び国際公開第2013/091096号(Boehringer Ingelheim)に開示される化合物が挙げられる。
HIVを治療するための他の薬物の例としては、アセマンナン、アリスポリビル、BanLec、デフェリプロン、Gamimune、メトエンケファリン、ナルトレキソン、プロラスチン、REP 9、RPI-MN、VSSP、H1viral、SB-728-T、1,5-ジカフェオイルキナ酸、rHIV7-shl-TAR-CCR5RZ、AAV-eCD4-Ig遺伝子療法、MazF遺伝子療法、BlockAide、ABX-464、AG-1105、APH-0812、BIT-225、CYT-107、HGTV-43、HPH-116、HS-10234、IMO-3100、IND-02、MK-1376、MK-8507、MK-8591、NOV-205、PA-1050040(PA-040)、PGN-007、SCY-635、SB-9200、SCB-719、TR-452、TEV-90110、TEV-90112、TEV-90111、TEV-90113、RN-18、Immuglo、及びVIR-576が挙げられる。
遺伝子療法及び細胞療法
遺伝子療法及び細胞療法は、遺伝子をサイレンシングするための遺伝子修飾と;感染細胞を直接死滅させるための遺伝的アプローチと;感染細胞に対する免疫応答を強化するため患者自身の免疫系の大部分を置き換えるか、又は感染した細胞を死滅させる、若しくは感染した細胞を発見して死滅させるために患者自身の免疫系を活性化するように設計された免疫細胞の注入と;感染に対する内因性免疫応答を更に変化させるために細胞活性を改変する遺伝子学的アプローチとを含む。
樹状細胞療法の例には、AGS-004が挙げられる。
遺伝子エディタ
遺伝子編集系の例としては、CRISPR/Cas9系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ系、TALEN系、ホーミングエンドヌクレアーゼ系、及びメガヌクレアーゼ系が挙げられる。
HIV標的化CRISPR/Cas9系の例には、EBT101が挙げられる。
CAR-T細胞療法
CAR-T細胞療法は、キメラ抗原受容体(CAR)を発現するよう遺伝子操作された免疫エフェクター細胞の集団を含み、このCARは、HIV抗原結合ドメインを含む。HIV抗原は、HIVエンベロープタンパク質又はその一部、gp120又はその一部、gp120上のCD4結合部位、gp120上のCD4誘導結合部位、gp120上のNグリカン、gp120のV2、及びgp41上の膜近位領域を含む。いくつかの実施形態では、免疫エフェクター細胞は、T細胞又はNK細胞である。いくつかの実施形態では、T細胞は、CD4+T細胞、CD8+T細胞、又はこれらの組み合わせである。
HIV CAR-T細胞療法の例としては、VC-CAR-Tが挙げられる。
TCR-T細胞療法
TCR-T細胞療法は、ウイルス感染細胞の表面上に存在するHIV由来ペプチドを標的とするよう遺伝子操作されたT細胞を含む。
上記に列挙した追加の治療薬は、上記に列挙したクラスのうちの2つ以上に含まれ得ることが、当業者には理解されるであろう。特定のクラスは、それらのクラスに列挙されるこれらの化合物の官能性を制限することを意図していない。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤及び逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド阻害剤と組み合わされる。別の特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤、及びHIVプロテアーゼ阻害化合物と組み合わされる。追加の実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、逆転写酵素のHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシド阻害剤、及び薬物動態増強剤と組み合わされる。ある実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、逆転写酵素の少なくとも1つのHIVヌクレオシド阻害剤、インテグラーゼ阻害剤、及び薬物動態増強剤と組み合わされる。別の実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、逆転写酵素の2つのHIVヌクレオシド又はヌクレオチド阻害剤と組み合わされる。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物又はその薬学的に許容される塩は、以下から選択される、1つ、2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の追加の治療薬と組み合わされる:ATRIPLA(登録商標)(エファビレンツ、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);COMPLERA(登録商標)(EVIPLERA(登録商標);リルピビリン、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);STRIBILD(登録商標)(エルビテグラビル、コビシスタット、テノホビルジソプロキシルフマレート、及びエムトリシタビン);TRUVADA(登録商標)(テノホビルジソプロキシルフマレート及びエムトリシタビン;TDF+FTC);DESCOVY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド及びエムトリシタビン);ODEFSEY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、及びリルピビリン);GENVOYA(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、コビシスタット、及びエルビテグラビル);BIKTARVY(登録商標)(ビクテグラビル、エムトリシタビン、テノホビルアラフェナミド);アデホビル;アデホビルジピボキシル;コビシスタット;エムトリシタビン;テノホビル;テノホビルジソプロキシル;テノホビルジソプロキシルフマル酸塩;テノホビルアラフェナミド;テノホビルアラフェナミドヘミフマレート;TRIUMEQ(登録商標)(ドルテグラビル、アバカビル、及びラミブジン);ドルテグラビル、アバカビル硫酸塩、及びラミブジン;ラルテグラル;ラルテグラビル及びラミブジン;マラビロク;エンフビルチド;ALUVIA(登録商標)(KALETRA(登録商標);ロピナビル及びリトナビル);COMBIVIR(登録商標)(ジドブジン及びラミブジン;AZT+3TC);EPZICOM(登録商標)(LIVEXA(登録商標);アバカビル硫酸塩及びラミブジン;ABC+3TC);TRIZIVIR(登録商標)(アバカビル硫酸塩、ジドブジン、及びラミブジン;ABC+AZT+3TC);リルピビリン;リルピビリン塩酸塩;アタザナビル硫酸塩及びコビシスタット;アタザナビル及びコビシスタット;ダルナビル及びコビシスタット;アタザナビル;アタザナビル硫酸塩;ドルテグラビル;エルビテグラビル;リトナビル;アタザナビル硫酸塩及びリトナビル;ダルナビル;ラミブジン;プロラスチン;ホサンプレナビル;ホサンプレナビルカルシウムエファビレンツ;エトラビリン;ネルフィナビル;ネルフィナビルメシル酸塩;インターフェロン;ジダノシン;スタブジン;インジナビル;インジナビル硫酸塩;テノホビル及びラミブジン;ジドブジン;ネビラピン;サキナビル;サキナビルメシル酸塩;アルデスロイキン;ザルシタビン;チプラナビル;アンプレナビル;デラビルジン;デラビルジンメシル酸塩;Radha-108(receptol);ラミブジン及びテノホビルジソプロキシルフマレート;エファビレンツ、ラミブジン、及びテノホビルジソプロキシルフマレート;ホスファジド;ラミブジン、ネビラピン、及びジドブジン;アバカビル、及びアバカビル硫酸塩。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、アバカビル硫酸塩、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はビクテグラビルと組み合わせる。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はビクテグラビルと組み合わされる。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、アバカビル硫酸塩、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、及びビクテグラビルからなる群から選択される第1の追加の治療薬、並びにエムトリシタビン及びラミブジンからなる群から選択される第2の追加の治療薬と組み合わされる。
特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、及びビクテグラビルからなる群から選択される第1の追加の治療薬、並びにエムトリシタビンである第2の追加の治療薬と組み合わされる。
本明細書に開示される化合物は、化合物の任意の投与量(例えば、1mg~500mgの化合物)で1つ以上の追加の治療剤と組み合わせることができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、5~30mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はテノホビルアラフェナミド、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、5~10、5~15、5~20、5~25、25~30、20~30、15~30、又は10~30mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はテノホビルアラフェナミド、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、10mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はテノホビルアラフェナミド、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、25mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、又はテノホビルアラフェナミド、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。本明細書に開示される化合物(すなわち、式I、II、又はIIAの化合物)は、本明細書で提供される薬剤と、投与量の各組み合わせが具体的に及び個々に列挙されているかのように、任意の投与量の化合物(すなわち、1mg~500mgの化合物)で、組み合わされてもよい。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、200~400mgのテノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、又はテノホビルジソプロキシル、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、200~250、200~300、200~350、250~350、250~400、350~400、300~400、又は250~400mgのテノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、又はテノホビルジソプロキシル、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。ある特定の実施形態では、本明細書に開示される化合物、又はその薬学的に許容される塩は、300mgのテノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルジソプロキシルヘミフマル酸塩、又はテノホビルジソプロキシル、及び200mgのエムトリシタビンと組み合わされる。本明細書に開示される化合物(すなわち、式I、II、又はIIaの化合物)は、本明細書で提供される薬剤と、投与量の各組み合わせが具体的に及び個々に列挙されているかのように、任意の投与量の化合物(すなわち、1mg~500mgの化合物)で、組み合わされてもよい。
VII.化合物の調製
本開示のいくつかの実施形態は、本明細書で提供される化合物又はその薬学的に許容される塩を調製するのに有用なプロセス及び中間体を対象とする。
本明細書に記載の化合物は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、分取薄層クロマトグラフィー、フラッシュカラムクロマトグラフィー、及びイオン交換クロマトグラフィーなどのクロマトグラフィー手法など当該技術分野で既知の手法のいずれかによって精製することができる。順相及び逆相並びにイオン性樹脂など任意の好適な固定相を使用することができる。最も典型的には、開示の化合物は、シリカゲル及び/又はアルミナクロマトグラフィーによって精製される。
本明細書で提供される化合物の調製のためのプロセスのいずれかの間、関係する分子のいずれかで感応基又は反応基を保護することが必要である、及び/又は望ましい場合がある。これは、T.W.Greene and P.G.M.Wuts,「Protective Groups in Organic Synthesis,」4th ed.,Wiley,New York 2006などの標準的な研究に記載されている従来の保護基によって達成され得る。保護基は、当該技術分野から既知の方法を使用して、都合のよい後続段階で除去され得る。
ここで、実施形態の方法において有用な例示的な化学物質を、本明細書のそれらの全般的な調製のための例示的な合成スキーム及び以下の特定の実施例を参照することによって説明する。熟練者であれば、本明細書の様々な化合物を得るために、最終的に所望される置換基が、必要に応じて保護を伴うか又は伴わずに反応スキームを介して担持されるように、出発物質を好適に選択して、所望の生成物を得ることができることを認識するであろう。あるいは、最終的に所望される置換基の代わりに、反応スキームを通して担持され、所望の置換基と適切に置き換えられ得る好適な基を用いることが必要であるか、又は望ましい場合がある。更に、当業者は、以下のスキームに示す変換が、特定のペンダント基の機能性に適合する任意の順序で実行され得ることを理解するであろう。全般スキームに示される反応の各々は、好ましくは、使用される有機溶媒の約0℃~還流温度までの温度で実行される。
本開示の方法は、概して、所望の生成物として特定の鏡像異性体又はジアステレオマーを提供するが、鏡像異性体又はジアステレオマーの立体化学は、全ての場合において決定されなかった。鏡像異性体又はジアステレオマーにおける特定の立体中心の立体化学が決定されない場合、化合物が実質的に鏡像異性的に又はジアステレオマー的に純粋であり得る場合でも、その特定の立体中心に立体化学を示すことなく、化合物が引き出される。
本開示の化合物の代表的な合成は、以下のスキーム及び以下の特定の実施例に記載されている。
略語及び頭字語のリスト
全般的な合成スキーム
全般的な反応スキームI~Vは、本開示の更なる実施形態として提供され、本開示の特定の化合物を調製するために使用され、本開示の追加の化合物を調製するために使用され得る全般的な方法を示す。全般的な反応スキームI~Vに開示されている化合物の可変部の各々(例えば、R1、R2、R3、R4)は、本明細書で定義されるとおりである。
本開示の化合物は、本明細書に開示される方法及びその日常的な改変を使用して調製されてもよく、これは、本明細書の開示及び当技術分野で周知の方法を考えると当業者にとって明らかであろう。本明細書の教示に加えて、従来の及び周知の合成方法を使用してもよい。本明細書に説明する典型的な化合物の合成は、以下の実施例において説明されるように達成され得る。入手可能な場合、試薬は商業的に、例えば、Sigma Aldrich又は他の化学物質供給元から購入されてもよい。概して、本明細書に説明する化合物は典型的には、室温及び圧力で安定であり、単離可能である。
本明細書に開示される化合物の典型的な実施形態は、以下に説明される全般的な反応スキームを使用して合成されてもよい。本明細書の説明を考えると、出発材料を、類似の構造を有する他の材料と置換することによって、全般的なスキームを変更し、結果的にそれに応じて異なる生成物をもたらし得ることが当業者に取って明らかであろう。合成の説明は続いて、出発材料が対応する生成物を提供するためにどのように変化し得るかに関する多くの例を提供する。置換基が定義されている所望の生成物を考慮すると、必要な出発材料は概して、検査によって決定され得る。出発材料は、典型的には、商業的供給源から得られるか、又は公表された方法を使用して合成される。本開示に開示される実施形態である化合物を合成するために、合成される化合物の構造の検査は、各々の置換基の同一性を提供する。最終的な生成物の同一性は概して、本明細書の実施例を考慮して、必要な出発材料の同一性を単純な検査プロセスによって明らかにするであろう。
「溶媒」、「不活性有機溶媒」、又は「不活性溶媒」という用語は、一緒に説明されている(例えば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(又はジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノールなどを含む)反応の条件下で不活性である溶媒を指す。逆に指定されない限り、本開示の反応に使用される溶媒は不活性有機溶媒であり、反応は不活性ガス、好ましくは窒素又はアルゴン下で実行される。
全般的な反応スキーム1は、化合物GN12(式1のサブセット)を調製する方法を示す。化合物3Aは、アリールボロン酸GN1によるパラジウム触媒クロスカップリングを受け、GN2を形成できる。GN2は、NBSなどの求電子性ハロゲン源によってハロゲン化され、GN3を生成できる。GN3は、次いで、図示される3工程のプロセスによって、チアゾロピリジンGN5に変換され得る。エステルGN5は、2工程の還元/酸化手順によって、アルデヒドGN6に変換され得る。アルデヒドを、N-tert-ブタンスルフィニルアルジミンGN7に変換するが、これは、tert-ブタンスルフィンアミドによる縮合による。ベンジル亜鉛試薬GN8及びCu(II)触媒による処理によって、GN7がGN9に変換される。酸性条件下で、GN9を遊離アミンに変換し、これを、GN10とのHATU媒介カップリングに供し、GN11をもたらす。GN11の硫化物を、mCPBAなどの酸化剤で酸化し、次いで、第一級又は第二級アミンで置換して、GN12を得る。
全般的な反応スキーム2は、化合物GN17(式1のサブセット)を調製する方法を示す。GN4は、図示される2工程のプロセスによって、チアゾロピリジンGN15に変換され得る。エステルGN1は、2工程の還元/酸化手順によって、アルデヒドG14に変換され得る。アルデヒドを、N-tert-ブタンスルフィニルアルジミンGN15に変換するが、これは、tert-ブタンスルフィンアミドによる縮合による。ベンジル亜鉛試薬GN8及びCu(II)触媒による処理によって、GN15がGN16に変換される。酸性条件下で、GN16を遊離アミンに変換し、これを、GN10とのHATU媒介カップリングに供し、GN17をもたらす。
全般的な反応スキーム3は、化合物GN12(式1のサブセット)を調製する方法を示す。酸性条件下で、GN9を遊離アミンに変換し、これを、Boc無水物との処理により、tert--ブチルカルバメートとして保護する。GN18の硫化物を、mCPBAなどの酸化剤で酸化し、次いで、第一級又は第二級アミンで置換して、GN19を得る。化合物GN19は、アリールボロン酸エステルGN20によるパラジウム触媒クロスカップリングを受け、GN21を形成できる。酸処理により、遊離アミンが曝露され、これは、COMU促進アミドカップリングを受けて、GN12が提供される。
全般的な反応スキーム4は、化合物GN12(式1のサブセット)を調製する方法を示す。酸性条件下で、GN22を遊離アミンに変換し、これを、GN10とのCOMU媒介カップリングに供し、GN23をもたらす。化合物GN23は、アリールボロン酸エステルGN20によるパラジウム触媒クロスカップリングを受け、GN11を形成できる。GN11の硫化物を、mCPBAなどの酸化剤で酸化し、次いで、第一級又は第二級アミンで置換して、GN12を得る。
全般的な反応スキーム5は、化合物GN28(式1のサブセット)を調製する方法を示す。ジブロミドGN24を、アザベンズイミダゾールGN26に変換するが、これは、アミジンGN25との銅促進縮合中で行われる。化合物GN25は、アリールボロン酸エステルGN20によるパラジウム触媒クロスカップリングを受け、GN27を形成できる。酸性条件下で、GN27を遊離アミンに変換し、これを、GN10とのCOMU媒介カップリングに供し、GN28をもたらす。
VIII.
本開示の例示的な化学物質は、以下の特定の実施例に提供される。当業者は、本明細書に記載の様々な化合物を得るために、出発物質は、最終的に所望される置換基が、所望の生成物を得るために必要に応じて保護を伴う又は伴わない反応スキームを通して担持されるように、好適に選択され得ることを理解するであろう。あるいは、最終的に所望される置換基の代わりに、反応スキームを通して担持され、所望の置換基と適切に置き換えられ得る好適な基を用いることが必要であるか、又は望ましい場合がある。更に、当業者は、以下のスキームに示す変換が、特定のペンダント基の機能性に適合する任意の順序で実行され得ることを理解するであろう。
本明細書で提供される実施例は、本明細書に開示の化合物の合成、並びに化合物を調製するために使用する中間体について説明する。本明細書に記載の個々の工程を組み合わせることができることを理解されたい。また、化合物の別個のバッチを組み合わせ、次いで次の合成工程に持ち越すことができることを理解されたい。
以下の実施例の説明において、特定の実施形態を記載する。これらの実施形態は、当業者が本開示のある特定の実施形態を実施することを可能にするために十分に詳細に記載する。他の実施形態を利用することができ、本開示の範囲から逸脱することなく、論理的変更及び他の変更を行うことができる。したがって、以下の説明は、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
(S)-tert-ブチル(1-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-フェニルエチル)カルバメート(1B)の合成:(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-フェニルプロパン酸(440mg、1.66mmol)及び4-メチルモルホリン(0.24mL、2.2mmol)の0℃のDME(1.5mL)中溶液に、イソブチルクロロホルメート(0.26mL、2mmol)をゆっくりと溶液に添加した。30分後、ベンゼン-1,2-ジアミン(180mg、1.66mmol)を混合物に添加した。反応物を2時間撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。粗生成物を酢酸(3mL)に溶解し、65℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製し(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)、化合物1Bを得た。MS(m/z)338[M+H]+。
(S)-N-(1-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-フェニルエチル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(1)の合成:化合物1B(310mg、0.92mmol)のTFA(2mL)中の溶液を、1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空中で濃縮乾固させた。粗生成物のTFA塩を、DCM(3mL)に溶解し、DIEA(0.35mL、2mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(89mg、0.65mmol)及びN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(126mg、0.65mmol)を混合物に添加した。反応物を一晩撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物1を得た。MS(m/z)468[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ12.32(s,1H),8.96(d,1H),7.64-7.35(m,2H),7.29-7.05(m,7H),5.37-5.19(m,1H),4.90-4.58(m,2H),3.42(dd,1H),3.07(dd,1H),2.43-2.03(m,2H),1.59(s,4H)。
(S)-2-(2-(2-メチル-1H-インドール-3-イル)アセトアミド)-3-フェニルプロパン酸(2B)の合成:2-(2-メチル-1H-インドール-3-イル)酢酸(3.56g、18.83mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(8.2mL、47mmol)及びHATU(7.52g、19.8mmol)のDMF(50mL)溶液に、L-フェニルアラニン(3.27g、19.8mmol)を10分後に溶液に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物をpH~4で酸性化した。反応物をEtOAc(100mL、3回)で抽出した。有機層を分離し、濃縮した。粗生成物を更に精製することなく使用した。MS(m/z)337[M+H]+。
(S)-2-(2-メチル-1H-インドール-3-イル)-N-(2-フェニル-1-(1-フェニル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)アセトアミド(2)の合成:2B(1.064g、3.16mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.83mL、4.74mmol)及びHATU(1.44g、3.78mmol)のDMF(5mL)溶液に、N1-フェニルベンゼン-1,2-ジアミン(757mg、4.1mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。粗生成物を酢酸(20mL)に溶解し、65℃で2.5時間加熱した。溶媒を除去し、反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製し(A=0.1%TFA/H
2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)、化合物2を得た。MS(m/z)485[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ10.68(s,1H),8.92(d,1H),7.79(d,1H),7.61-7.41(m,3H),7.41-7.20(m,3H),7.20-6.99(m,5H),6.96-6.72(m,4H),4.98(q,1H),3.39(d,2H),3.25-3.03(m,2H),2.21(s,3H)。
メチル6-アミノ-3-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)ピコリネート(3B)の合成:メチル6-アミノ-3-ブロモピコリネート(3g、13mmol)及び(3-シアノ-4-フルオロフェニル)ボロン酸(2.5g、15mmol)を1,2-ジメトキシエタンに溶解した。1N K2CO3水溶液(26mL、26mmol)を加え、反応物を排気により脱気し、N2をパージした(3x)。Pd(PPh3)2Cl2(456mg、0.65mmol)を添加し、反応物を再度脱気した。混合物を80℃で一晩加熱した。冷却した反応混合物をセライトで濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液をEtOAcとH2Oとの間で分配した。水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過して濃縮した。残渣を、EtOAc/hexを使用してフラッシュカラムによって精製した。純粋な画分を合わせ、濃縮し、高真空で3時間乾燥させて、3Bを得た。MS(m/z)272[M+H]+。
メチル6-アミノ-5-ブロモ-3-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)ピコリネート(3C)の合成:3B(1.1g、4mmol)のDMF(6mL)中溶液に、N-ブロモスクシンイミド(0.72g、4mmol)を添加した。1時間後、混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、ブライン及び水で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、3Cを得た。MS(m/z)350[M+H]+。
メチル6-アミノ-3-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-5-((3-((2-エチルヘキシル)オキシ)-3-オキソプロピル)チオ)ピコリネート(3D)の合成:丸底フラスコに、3C(4.26g、12.2mmol)、i-Pr2NEt(4.25mL、24.4mmol)及び1,4-ジオキサン(60mL)を添加した。混合物を排気し、窒素を再充填した(3サイクル)。触媒であるPd2(dba)3(559mg、0.61mmol)、Xantphos(706mg、1.22mmol)及び2-エチルヘキシル3-メルカプトプロピオネート(2.8mL、12.2mmol)を添加し、次いでこのバッチを2回更に脱気した。反応物を6時間穏やかに還流し、次いで、TLC分析によって出発物質の消費を確認した後、室温まで冷却させた。混合物を、ガラス濾紙を通して濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(50% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、3Dを得た。MS(m/z)488[M+H]+。
メチル6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-カルボキシレート(3E)の合成:3D(5.9g、13.1mmol)のテトラヒドロフラン(65mL)中の溶液に、MeOH中20%NaOMe(26.2mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を1N HClでpH5~7に酸性化し、EtOAcで5回抽出した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。粗生成物を65mLのテトラヒドロフランに溶解した。1,1’-チオカルボニルジイミダゾール(3.47g、19.5mmol)を混合物に添加し、2時間還流した。溶媒を除去し、残渣をEtOAc(100mL)に溶解し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、乾燥させた。粗化合物をDMF(8mL)に溶解し、炭酸カリウム(2g、14.3mmol)及びヨードメタン(1mL、16mmol)を溶液に添加した。次いで、溶液を16時間撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(30% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、3Eを得た。MS(m/z)360[M+H]+。
2-フルオロ-5-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)ベンゾニトリル(3F)の合成:化合物3E(3.7g、10.27mmol)のCH2Cl2/MeOH(1:1、30mL)中溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(2g、51.14mmol)を添加した。飽和NH4Cl溶液(100mL)及び水(100mL)を得られた混合物にゆっくりと添加し、次いでEtOAc(50mL、3回)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をDCM(10mL)に溶解し、デス・マーチンペルヨージナン(1.4g、3.3mmol)を溶液に添加した。対で、混合物を2時間撹拌し、濾過した。濾液をNaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させ、3Fを得、これを更に精製することなく使用した。MS(m/z)330[M+H]+。
(S)-N-((6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3G)の合成:硫酸銅(II)(無水1.06g、6.6mmol)の懸濁液に、化合物3E(1.09g、3.3mmol)及び(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(400mg、3.3mmol)のDCM(10mL)中溶液を添加した。懸濁液を室温で一晩撹拌した。反応物を濾過し、DCM(3×20mL)で洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、3Gを得た。MS(m/z)433[M+H]+。
(S)-N-((S)-1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド (3H)及び(S)-N-((R)-1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3I)の合成:化合物3G(0.8g、1.85mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(33.5mg、0.093mmol)のDCM(5mL)中溶液に、(3,5-ジフルオロベンジル)臭化亜鉛(テトラヒドロフラン中0.5M、6mL、3mmol)を0℃で滴加した。反応物を2時間撹拌した。塩化アンモニウム(水溶液、50mL)を反応物に添加し、混合物を室温に温めた。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、3H及び3Iを得た。MS(m/z)561[M+H]+。
(S)-N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(3J)の合成:3H(400mg、0.72mmol)の2N塩酸塩(2mLのメタノール/2mLのジオキサン)中溶液を30分間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)酢酸(国際公開第2013/006738号に従って調製、220mg、0.73mmol)、及びHATU(278mg、0.73mmol)をDMF(3mL)に溶解した溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.16mmol)を添加した。反応物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、3Jを得た。MS(m/z)741[M+H]+。
(S)-N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(3K)の合成:3J(20mg、0.027mmol)のDCM(1mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、11mg、0.055mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、モルホリン(0.047mL、0.54mmol)を混合物に添加した。1時間後、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、NaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、3Kを得た。MS(m/z)780[M+H]+。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(3)の合成:3K(20mg、0.026mmol)及び炭酸カリウム(35.4mg、0.26mmol)のDMSO(1mL)中懸濁液に、0.2mLの過酸化水素(H
2O中30重量%)を添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物3を得た。MS(m/z)798[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.93(s,1H),7.45-7.25(m,2H),7.20(dd,1H),6.95-6.61(m,2H),6.41-6.27(m,2H),5.32(dd,1H),3.89-3.71(m,7H),3.09(q,2H),2.60-2.40(m,4H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((2-(2-メトキシエトキシ)エチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(4)の合成:化合物4を、3Iを利用し、モルホリンを2-(2-メトキシエトキシ)エタンアミンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)830[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.82(s,1H),7.46-7.24(m,2H),7.24-7.13(m,1H),6.95-6.62(m,3H),6.43-6.30(m,2H),5.31(dd,1H),3.76(s,4H),3.71-3.62(m,2H),3.62-3.53(m,2H),3.36(s,3H),3.16-3.03(m,2H),2.50(dd,5H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(5)の合成:化合物5を、3Iを利用し、モルホリンを1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)853[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.90(s,1H),7.35(s,2H),7.23-7.15(m,1H),6.95-6.63(m,2H),6.36-6.26(m,2H),5.32(d,1H),5.05(s,2H),4.78(d,2H),4.20(s,1H),3.99(s,4H),3.11(d,6H),2.51(d,4H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(6)の合成:化合物6を、3Iを利用し、モルホリンを1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)800[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.38(d,J=7.0Hz,1H),7.29(s,1H),7.22-7.11(m,1H),6.96-6.54(m,2H),6.36(d,J=7.3Hz,2H),5.37-5.25(m,1H),5.06(s,2H),3.59(s,2H),3.19-2.93(m,2H),2.60-2.39(m,4H),1.30(d,J=1.9Hz,6H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(7)の合成:化合物7を、3Iを利用し、モルホリンを1-メチルピペラジンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)811[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.92(s,1H),7.41-7.15(m,3H),6.96-6.65(m,2H),6.35-6.25(m,2H),5.34(s,1H),3.46(s,4H),3.01(s,6H),2.52(s,4H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(8)の合成:化合物8を、3Iを利用し、モルホリンを2-モルホリノエタンアミンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)841[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.84(s,1H),7.36(s,2H),7.19(dd,1H),6.95-6.65(m,2H),6.32(d,2H),5.31(t,1H),5.05(d,2H),4.23-4.00(m,4H),3.98(t,2H),3.54(t,2H),3.22-2.98(m,4H),2.51(d,4H)。
5-(5-((S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(9)の合成:化合物9を、3Iを利用し、モルホリンをテトラヒドロフラン-3-アミンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)798[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ9.09(d,1H),8.79(d,1H),7.92(s,1H),7.63(d,2H),7.52-7.41(m,1H),7.41-7.23(m,2H),7.17-6.87(m,2H),6.64-6.54(m,2H),5.15-5.06(m,1H),4.94(d,2H),3.90-3.81(m,2H),3.78-3.67(m,2H),3.02(t,2H),2.25(dd,2H),1.93(s,2H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(オキセタン-3-イルアミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(10)の合成:化合物10を、3Iを利用し、モルホリンをオキセタン-3-アミンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)784[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ9.26(d,1H),9.09(d,1H),7.96(s,1H),7.63(d,2H),7.46(dd,1H),7.41-7.22(m,2H),6.91(d,2H),6.65-6.54(m,2H),5.18-4.82(m,7H),4.56(q,2H),3.01(t,2H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(11)の合成:化合物11を、3Iを利用し、モルホリンを3-メチルアゼチジン-3-オールに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)798[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ9.03(d,1H),8.02(s,1H),7.63(d,2H),7.43(dd,1H),7.37(d,1H),7.28(dd,1H),6.90(d,2H),6.59-6.50(m,2H),5.17-5.09(m,1H),4.95(s,2H),4.09-4.03(m,4H),3.09-2.95(m,2H),1.47(s,3H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((2-メトキシエチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(12)の合成:化合物12を、3Iを利用し、モルホリンを2-メトキシエタンアミンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)786[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.83(s,1H),7.39(s,1H),7.30(s,1H),7.19(dd,1H),6.67(d,2H),6.36(d,2H),5.31(t,1H),5.07(s,2H),3.75(t,2H),3.67(t,2H),3.41(s,3H),3.19-3.00(m,3H),2.51(q,5H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(13)の合成:化合物13を、3Iを利用し、モルホリンを2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)810[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.85(s,1H),7.35(d,1H),7.23-7.13(m,1H),6.95-6.65(m,2H),6.32(d,2H),5.31(d,1H),5.05(s,2H),4.89(s,4H),4.48(s,4H),3.12(d,1H),3.04(d,1H),2.49(s,4H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-)イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(14)の合成:化合物14を、3Iを3Hに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)798[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.88(s,1H),7.42-7.34(m,1H),7.30(d,1H),6.80(s,2H),6.38-6.30(m,2H),5.32(dd,1H),3.85(t,4H),3.75(dd,4H),3.12(d,1H),3.08-3.01(m,1H),2.58-2.43(m,4H)。
メチル6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-カルボキシレート(15A)の合成:3D(5.64g、11.6mmol)のテトラヒドロフラン(61mL)中溶液に、MeOH中20%NaOMe(25mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を1N HClでpH5~7に酸性化し、EtOAcで5回抽出した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。5mLのギ酸中の1gの粗生成物の溶液を、130℃で20分間加熱した。溶媒を除去し、真空中で一晩乾燥させた。粗生成物を更に精製することなく使用した。MS(m/z)314[M+H]+。
2-フルオロ-5-(5-ホルミルチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)ベンゾニトリル(15B)の合成:化合物15A(1g、3.2mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中懸濁液に、1Mのトルエン中水素化ジイソブチルアルミニウム(6.4mL、6.4mmol)を添加した。反応が完了したら、飽和NH4Cl溶液(100mL)をゆっくりと添加し、得られた混合物をEtOAc(50mLを2回)で抽出した。合わせた有機溶媒をMgSO4上で乾燥させ、真空中で濃縮乾固させた。DCM(5mL)中の粗生成物の溶液に、デス・マーチンペルヨージナン(1.0g、2.35mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、EtOAc(50mL)で希釈し、次いでNaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。MS(m/z)284[M+H]+。
(S)-N-((6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(15C)の合成:硫酸銅(II)(無水800mg、5mmol)の懸濁液に、化合物15B(0.7g、粗)及び(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(333mg、2.75mmol)のDCM(5mL)中溶液を添加した。懸濁液を室温で一晩撹拌した。反応物を濾過し、DCM(3×10mL)で洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物15Cを得た。MS(m/z)387[M+H]+。
(S)-N-((S)-1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(15D)の合成:化合物15C(230mg、0.6mmol)の-78℃のTHF(5mL)中の溶液に、(3,5-ジフルオロベンジル)臭化マグネシウム(エーテル中0.25M、3.6mL、0.9mmol)を滴下した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。塩化アンモニウム(水溶液、20mL)を反応物に添加し、混合物を室温に温めた。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物15Dを得た。(2つの異性体の比は2:1であった)。MS(m/z)515[M+H]+。
(S)-N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(15E)の合成:化合物15Eを、15Dを3Hに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)695[M+H]+。1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ9.67(s,1H),8.32(s,1H),7.56(s,1H),7.36(q,2H),6.92-6.65(m,2H),6.34(qd,2H),5.39(dd,1H),5.08(d,2H),3.24-3.07(m,2H),2.58-2.40(m,4H)。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-ヒドロキシチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(15-1)及び(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(15-2)の合成:化合物15-1及び15-2を、15Eを3Kに置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、化合物15-1及び15-2を得た。化合物15-1:MS(m/z)729[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.64(s,1H),7.45-7.37(m,1H),7.32-7.15(m,2H),6.93-6.65(m,2H),6.40(h,2H),5.27(dd,1H),3.14(dd,1H),3.06-3.00(m,1H),2.56-2.44(m,4H)。化合物15-2:MS(m/z)713[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ9.58(s,1H),8.28(s,1H),7.37(d,2H),7.18(dd,1H),6.84-6.57(m,2H),6.30(d,2H),5.42(d,1H),4.98(s,2H),3.03(d,2H),2.41(d,4H)。
メチル6-アミノ-5-((3-((2-エチルヘキシル)オキシ)-3-オキソプロピル)チオ)-3-(4-フルオロフェニル)ピコリネート(16A)の合成:化合物16Aを、3Aを利用し、(3-シアノ-4-フルオロフェニル)ボロン酸を(4-フルオロフェニル)ボロン酸に置き換えて、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。
(S)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(16)の合成:化合物16を、16Aを3Dの代わりに利用して、実施例15の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)670[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ9.64(s,1H),8.33(s,1H),7.25-7.07(m,3H),6.66(ddd,2H),6.41-6.22(m,2H),5.55(td,1H),3.15(dd,1H),3.05(dd,1H),2.66-2.34(m,4H)。
(R)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(4-フルオロフェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(17)の合成:化合物17を、16Aを利用して、実施例15の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た:MS(m/z)670[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ9.64(s,1H),9.01(d,1H),8.33(s,1H),7.23-7.12(m,3H),6.92-6.66(m,2H),6.32(d,2H),5.55(q,1H),5.08(s,2H),3.17-3.10(m,1H),3.05(dd,1H),2.48(t,4H)。
(S)-N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(18A)の合成:化合物3G(300mg、0.7mmol)の-78℃のTHF(5mL)中溶液に、(3,5-ジフルオロベンジル)臭化マグネシウム(エーテル中0.25M、4.5mL、1.12mmol)を滴下した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。塩化アンモニウム(水溶液、20mL)を反応物に添加し、混合物を室温に温めた。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物18Aを得た。(2つの異性体の比は2:1であった)。MS(m/z)515[M+H]+。
tert-ブチル(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(18B)の合成:18A(400mg、0.72mmol)の2N塩酸塩(2mLのメタノール/2mLのジオキサン)中溶液を30分間撹拌した。溶媒を除去し、混合物を真空乾燥した。粗生成物をDCM(5mL)に溶解し、ジ-tert-ブチルジカーボネート(164mg、0.75mmol)及びDIEA(0.32mL、1.8mmol)を溶液に添加した。反応物を2時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、ブラインで2回洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(40%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物18Bを得た。(2つの異性体の比は2:1であった)。MS(m/z)557[M+H]+。
tert-ブチル(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(18C)の合成:化合物18Cを、18Bを3Jの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、化合物18Cを得た:MS(m/z)596[M+H]+。
N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(18D)の合成:化合物18Dを、18Cを3Hの、かつ、ジオキサン中の4N塩酸塩を2N塩酸塩(1mLのメタノール/1mLのジオキサン)の代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、化合物18Dを得た:MS(m/z)780[M+H]+。1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(d,1H),7.43(t,1H),7.30(t,1H),7.24-7.13(m,1H),6.98-6.67(m,2H),6.30(dt,2H),5.23(dd,1H),5.08(s,2H),3.84(dd,4H),3.73(dd,4H),3.15-3.03(m,2H),2.60-2.44(m,4H)。
5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(18)の合成:18D(40mg、0.052mmol)及び炭酸カリウム(71mg、0.52mmol)のDMSO(1mL)中懸濁液に、0.4mLの過酸化水素(H
2O中30重量%)を添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物18を得た。MS(m/z)798[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.75(s,1H),7.29(d,1H),7.24-7.16(m,1H),7.10(dd,1H),6.86-6.57(m,2H),6.31-6.20(m,2H),5.25(dd,1H),3.76(dd,4H),3.65(dd,4H),3.05(dd,1H),2.99-2.93(m,1H),2.43(tdd,4H)。
5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(19)の合成:化合物19を、18Bを利用し、モルホリンを3-メチル-1H-ピラゾール-5-アミンに置き換えて、実施例18の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た:MS(m/z)808[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.82(s,1H),8.15(s,1H),7.47(s,1H),7.24(dd,1H),6.79(s,2H),6.39(d,2H),5.43(d,1H),5.06(s,2H),3.16(d,2H),2.51(s,4H),2.18(s,3H)。
5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(20)の合成:化合物20を、18Bを利用し、モルホリンをN1,N1-ジメチルエタン-1,2-ジアミンに置き換えて、実施例18の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た:MS(m/z)799 MS[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.75-8.60(m,1H),7.84(s,1H),7.36(d,1H),7.29(s,1H),7.24-7.15(m,1H),6.80(s,2H),6.33(d,2H),5.32(s,1H),5.05(d,2H),3.96(d,2H),3.54(t,2H),3.19-3.06(m,2H),3.04(s,3H),2.51(d,3H)。
N-(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(21)の合成:化合物21を、18Bを利用し、モルホリンをN1,N1-ジメチルエタン-1,2-ジアミンに置き換えて、実施例18の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)781[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.73(d,1H),7.46-7.37(m,1H),7.31(q,1H),7.17(d,1H),6.94-6.67(m,2H),6.36-6.27(m,2H),5.22(dd,1H),5.08(s,2H),3.70(q,2H),3.19-3.03(m,2H),2.73(t,2H),2.61-2.43(m,4H),2.37(d,6H)。
tert-ブチル(1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(3-メチル-3-((トリメチルシリル)オキシ)ブタ-1-イン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(22A)の合成:18B(80mg、0.144mmol)のDCM(1mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、11mg、0.055mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、NaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。トリメチル((2-メチルブタ-3-イン-2-イル)オキシ)シラン(0.112mL、0.575mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液に、0.29mLの塩化イソプロピルマグネシウム溶液(THF中2.0M)を添加した。混合物をニードルによって前反応の粗生成物に移し、10分間撹拌した。酢酸(1mL)を混合物に添加した。反応物をEtOAc(50mL)で希釈し、NaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、22Aを得た。MS(m/z)665[M+H]+。
5-(5-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-クロロ-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-イン-1-イル)-2,3-ジヒドロチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンゾニトリル塩酸塩(22B)の合成:22A(30mg、0.057mmol)のジオキサン中4N HCl中溶液を、30分間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物を更に精製することなく使用した。MS(m/z)529[M+H]+。
5-(2-クロロ-5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-イン-1-イル)-2,3-ジヒドロチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(22C)の合成:22B(前の工程の粗生成物)、2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)酢酸(220mg、0.73mmol)及びHATU(238mg、0.06mmol)のDMF(3mL)中溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL)を添加した。反応物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、22Cを得た。MS(m/z)813[M+H]+。
5-(2-クロロ-5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-イン-1-イル)-2,3-ジヒドロチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(22)の合成:化合物22を、22Cを3Kの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た:MS(m/z)831[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ9.24(d,1H),8.48(s,1H),7.73-7.53(m,3H),7.50(ddd,1H),7.36(dd,1H),6.91(ddd,2H),6.67-6.49(m,2H),5.23(td,1H),4.96(s,2H),3.13-2.99(m,2H),1.46(s,6H)。
メチル6-アミノ-3-ブロモ-5-メルカプトピコリネート(23B)の合成:丸底フラスコに、メチル6-アミノ-3,5-ジブロモピコリネート(930mg、3mmol)、i-Pr2NEt(1.05mL、6mmol)、及び1,4-ジオキサン(15mL)を加えた。混合物を排気し、窒素を再充填した(3サイクル)。触媒であるPd2(dba)3(138mg、0.15mmol)、Xantphos(174mg、0.3mmol)及び2-エチルヘキシル3-メルカプトプロピオネート(0.68mL、3mmol)を添加し、次いでこのバッチを2回更に脱気した。反応物を12時間穏やかに還流し、次いで室温まで冷却させた。混合物を、ガラス濾紙を通して濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を濃縮乾固させ、残渣にTHF(15mL)及びEtOH中20%NaOEt(6mmol)を添加し、次に混合物を室温で1時間エージングした。混合物を1N HClでpH5~7に酸性化し、EtOAcで5回抽出した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、23Bを得た。MS(m/z)263[M+H]+。
メチル6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-カルボキシレート(23C)の合成:化合物23B(603mg、2.3mmol)のTHF(10mL)中懸濁液に、1,1’-チオカルボニルジイミダゾール(703mg、3.94mmol)を添加した。続いて、反応物を還流するまで2時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をEtOAc(50mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、乾燥させた。粗化合物をDMF(8mL)に溶解し、炭酸カリウム(354mg、2.56mmol)及びヨードメタン(0.174mL、2.79mmol)を溶液に添加した。次いで、溶液を5時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(30% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物23Cを得た。MS(m/z)319[M+H]+。
6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-カルバルデヒド23Dの合成:化合物23C(1.3g、4.1mmol)のDCM/MeOH(1:1、20mL)中溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.93g、24.5mmol)を添加した。飽和NH4Cl溶液(100mL)及び水(100mL)をゆっくりと添加し、得られた混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濃縮した。更に精製することなく、粗生成物(0.8g、2.76mmol)をDMSO(10mL)に溶解し、デス・マーチンペルヨージナン(1.17g、2.76mmol)を溶液に添加した。次いで、反応物を1時間撹拌し、EtOAc(50mL)で希釈し、NaHCO3(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物23Dを得た。MS(m/z)289[M+H]+。
(S)-N-((6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(23E)の合成:硫酸銅(II)(無水、672mg、4.2mmol)を化合物23D(600mg、1.875mmol)及び(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(250.8mg、2.07mmol)のDCM(5mL)中溶液に添加した。懸濁液を室温で一晩撹拌した。反応物を濾過し、DCM(3×20mL)で洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(30%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物23Eを得た。MS(m/z)392[M+H]+。
(S)-N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(23F)の合成:(3,5-ジフルオロベンジル)臭化マグネシウム(エーテル中0.25M、4,5mL、1.12mmol)を、化合物23E(520mg、1.0mmol)の-78℃のTHF(15mL)中溶液に滴下した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。塩化アンモニウム(水溶液、10mL)を反応物に添加し、混合物を室温に温めた。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物23Fを得た(2:1の2つの異性体比)。MS(m/z)520[M+H]+。
tert-ブチル(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(23G)の合成:化合物23Gを、23Fを15Dの代わりに、かつ、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(国際公開第2014110297号に従って調製)を2-(4,4,7,7-テトラフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例15の合成について提示された方法に従って調製し、化合物23Gを得た:MS(m/z)680[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(23-1)及び2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(メチルチオ)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(23-2)の合成:マイクロ波チューブに、化合物23G(58mg、0.0875mmol)、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソインドリン-1-オン(26mg、0.1mmol)、LiCl(6mg、0.15mmol)、Na
2CO
3(19mg、0.18mmol)、及びPd(PPh
3)
2Cl
2(5mg)を投入した。混合物に、1mLのDME、0.2mLのDMF、及び0.2mLのH
2Oを添加した。混合物をマイクロ波合成装置内で140℃まで20分間加熱した。冷却し、シリンジフィルターを通して濾過した後、反応混合物を、アセトニトリル及び水(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCで精製し、23-1及び23-2を得た。化合物23-1:MS(m/z)669[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.84(d,1H),8.56-8.39(m,2H),7.80(d,1H),7.38(dd,1H),6.88-6.64(m,3H),5.43(d,1H),4.57(s,2H),3.38(d,1H),3.22(d,1H),2.61-2.38(m,2H),1.36(d,1H),1.05(s,1H)。化合物23-2:MS(m/z)715[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.56-8.36(m,2H),7.82-7.70(m,1H),7.37(dd,1H),6.90-6.48(m,3H),5.43(dt,1H),4.53(d,2H),3.38(ddd,1H),3.26-3.16(m,1H),2.44(ddd,2H),1.39-1.29(m,1H),1.05(dt,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-シアノ-4-フルオロフェニル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(24A)の合成:3H(400mg、0.72mmol)の2N塩酸塩(2mLのメタノール/2mLのジオキサン)中溶液を、30分間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(国際公開第2014110297号に従って調製、206mg、0.73mmol)及びHATU(278mg、0.73mmol)のDMF(3mL)中溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.16mmol)を添加した。反応物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物24Aを得た。MS(m/z)721[M+H]+。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(24)の合成:化合物24を、24Aを3Jの代わりにし、かつ1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)833[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.73(s,0H),7.89(s,1H),7.32(s,2H),7.24-7.08(m,1H),6.63(d,J=9.7Hz,1H),6.30(d,J=7.3Hz,2H),5.34(d,J=8.0Hz,1H),4.87(d,J=8.8Hz,4H),4.80-4.68(m,2H),4.18(s,1H),3.99(s,4H),3.24-2.93(m,5H),2.48(d,J=7.4Hz,2H),1.40(d,J=6.4Hz,1H),1.12(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(ピリミジン-5-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(25)の合成:化合物25を、24Aを3Jの代わりにし、かつ5-(ピペラジン-1-イル)ピリミジンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)855[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.62(s,1H),8.58(s,2H),7.88(s,1H),7.35(s,1H),7.23-7.12(m,1H),6.64(s,1H),6.32(d,J=7.4Hz,2H),5.37-5.28(m,1H),4.87(s,2H),3.96(s,4H),3.58(d,J=5.4Hz,4H),3.10(dd,J=22.6,7.9Hz,2H),2.71-2.4(m,2H)1.40(d,J=6.8Hz,1H),1.12(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(ピリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(26)の合成:化合物26を、24Aを3Jの代わりにし、かつ1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)854[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.20(d,J=7.1Hz,2H),7.88(s,1H),7.33(s,1H),7.28-7.10(m,3H),6.63(d,J=9.3Hz,1H),6.31(d,J=7.5Hz,2H),5.34(d,J=7.8Hz,1H),4.87(s,2H),4.01(s,8H),3.20-2.98(m,1H),2.64-2.39(m,3H),1.40(d,J=7.4Hz,1H),1.12(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((1S,4S)-5-(オキセタン-3-イル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(27)の合成:化合物27を、24Aを3Jの代わりにし、かつ(1S,4S)-2-(オキセタン-3-イル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)845[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.91(s,1H),7.33(d,J=7.2Hz,2H),7.25-7.12(m,1H),6.65(t,J=9.5Hz,1H),6.29(d,J=7.3Hz,2H),5.33(t,J=7.6Hz,1H),5.08-4.89(m,3H),4.79-4.68(m,1H),4.64(d,J=8.3Hz,3H),3.92(dd,J=27.7,10.0Hz,4H),3.45(d,J=11.5Hz,1H),3.18-2.98(m,2H),2.55-2.36(m,5H),1.40(q,J=7.1Hz,1H),1.11(s,1H)。
5-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(28-1)及び5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(4-(1-(2-(トリメチルシリル)エチル)-1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(28-2)の合成:化合物28-1及び28-2を、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、24Aを3Jの代わりにし、1-(4-1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジンをモルホリンの代わりにして、化合物28-1を得、24Aを3Jの代わりにし、1-(4-(1-(2-(トリメチルシリル)エチル)-1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジンをモルホリンの代わりにして、化合物28-2を得た。化合物28-1:MS(m/z)919[M+H]+;
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),7.80(d,J=8.9Hz,2H),7.52(s,1H),7.41-7.26(m,3H),7.20(dd,J=20.6,9.2Hz,3H),6.64(t,J=9.1Hz,1H),6.32(d,J=7.4Hz,2H),5.41-5.25(m,1H),4.87(s,2H),3.94(s,4H),3.65(t,J=5.3Hz,4H),3.19-2.99(m,2H),2.60-2.36(m,2H),1.40(d,J=7.4Hz,1H),1.12(s,1H)。化合物28-2:MS(m/z)1019[M+H]+;
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.87(s,1H),7.83-7.68(m,3H),7.61(d,J=2.2Hz,1H),7.41-7.08(m,3H),6.65(t,J=9.2Hz,1H),6.32(d,J=7.2Hz,2H),5.53(s,2H),5.44-5.28(m,1H),4.87(s,2H),3.95(s,4H),3.70(dd,J=15.9,7.4Hz,7H),3.21-2.98(m,2H),2.61-2.35(m,2H),1.40(d,J=6.8Hz,1H),1.12(s,1H),1.06-0.87(m,2H),0.00(s,9H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(2-オキソ-1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(29)の合成:化合物29を、24Aを3Jの代わりにし、かつ1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-オンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)847[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.87(s,1H),7.41-7.24(m,2H),7.25-7.05(m,1H),6.65(t,J=9.3Hz,1H),6.32(d,J=7.4Hz,2H),5.38-5.26(m,1H),4.87(s,2H),4.10(s,2H),3.73(t,J=12.6Hz,2H),3.44(s,2H),3.19-2.96(m,2H),2.48(dd,J=8.1,4.2Hz,1H),2.14(d,J=13.7Hz,2H),2.02(t,J=12.5Hz,2H),1.39(d,J=7.0Hz,1H),1.11(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3,5-ジメチル-4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(30)の合成:化合物30を、24Aを3Jの代わりにし、かつ2,6-ジメチル-1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)861[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.81(s,1H),7.34(d,J=6.8Hz,1H),7.27(s,1H),7.24-7.09(m,1H),6.62(d,J=9.6Hz,1H),6.33(d,J=7.5Hz,2H),5.41-5.28(m,1H),4.86(s,2H),4.76(d,J=4.1Hz,2H),4.72-4.65(m,2H),4.50(d,J=5.5Hz,1H),4.28(t,J=7.1Hz,1H),3.73(s,3H),3.22-3.09(m,1H),3.03(dd,J=13.8,6.5Hz,3H),2.47(dd,J=7.8,4.1Hz,1H),1.27(s,2H),1.13(d,J=6.7Hz,7H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(31)の合成:化合物31を、24Aを3Jの代わりにし、5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)815[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.91(s,1H),7.93(s,1H),7.41-7.25(m,2H),7.25-7.09(m,1H),6.64(t,J=9.2Hz,1H),6.31(d,J=7.3Hz,2H),5.34(t,J=7.4Hz,1H),5.29-5.19(m,2H),4.87(s,2H),4.46(t,J=5.5Hz,2H),4.27(d,J=5.6Hz,2H),3.20-2.95(m,2H),2.52-2.41(m,2H),1.40(q,J=7.1Hz,1H),1.12(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(32)の合成:化合物32を、24Aを3Jの代わりにし、3-メチルアゼチジン-3-オールをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)778[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),7.34(d,J=6.6Hz,1H),7.28(s,1H),7.18(dd,J=10.7,8.5Hz,1H),6.64(t,J=9.3Hz,1H),6.32(d,J=7.2Hz,2H),5.32(dd,J=8.9,6.3Hz,1H),4.86(s,2H),4.32-4.12(m,4H),3.14(dd,J=12.9,9.0Hz,1H),3.06(d,J=6.2Hz,1H),2.51-2.41(m,2H),1.59(s,3H),1.39(q,J=7.4Hz,1H),1.10(s,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-オキソピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(33)の合成:化合物33を、24Aを3Jの代わりにし、ピペラジン-2-オンをモルホリンの代わりにして、実施例3の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)791[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(s,1H),7.33-7.18(m,2H),7.11(dd,J=10.7,8.5Hz,1H),6.64-6.49(m,1H),6.30-6.18(m,2H),5.26(dd,J=8.8,6.2Hz,1H),4.79(s,2H),4.29(s,2H),3.86(dd,J=6.4,4.5Hz,2H),3.48(dd,J=6.3,4.5Hz,2H),3.06(dd,J=13.0,8.8Hz,1H),2.97(dd,J=12.9,6.3Hz,1H),2.56(s,1H),2.41(ddd,J=12.0,8.0,4.1Hz,1H),1.32(q,J=7.1Hz,1H),1.04(s,1H)。
2-(4-ブロモフェニル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-イミダゾール(34B)の合成:2-(4-ブロモフェニル)-1H-イミダゾールの5mLのDMF中溶液に、炭酸カリウム(1.25g、9.1mmol)及び2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(1.51g、9.1mmol)を添加した。反応物を一晩撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させ、34Bを得、これを更に精製することなく使用した。MS(m/z)353[M+H]+。
tert-ブチル4-(4-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(34C)の合成:tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(950mg、5.1mmol)、34B(1500mg、4.25mmol)、2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル(110mg、0.17mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(77.8mg、0.085mmol)、ナトリウムt-ブトキシド(571mg、5.94mmol)、及びトルエン(16mL)の溶液を、100mLの丸底フラスコに入れ、油浴中の還流にて一晩撹拌し、真空下で濃縮した。シリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン(70%))による精製により、化合物34Cが得られた。MS(m/z)459[M+H]+。
1-(4-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン2,2,2-トリフルオロアセテート(34D)の合成:34Cの2mLのトリフルオロ酢酸中溶液を、30分間撹拌した。TFAを除去し、残渣を高真空下で乾燥させて、化合物34Dを得た。MS(m/z)359[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-6-ブロモチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(カルバメート)(34F)の合成:34E(80mg、0.155mmol)のDCM(6mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、69.4mg、0.31mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌した。34D(366mg、0.78mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.81mL、4.65mmol)を混合物に添加した。6時間後、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、10mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物34Fを得た。MS(m/z)696[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(34H)の合成:34F(20mg、0.029mmol)、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソインドリン-1-オン(11.2mg、0.043mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.086mL)の1mLのジオキサン中懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(2.12mg)を添加した。反応物を、マイクロ波反応器内によって130℃で10分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物34Hを得た。MS(m/z)749[M+H]+。
N-((S)-1-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(34)の合成:34H(8mg、0.0.011mmol)のジオキサン(2mL)中の4N塩酸塩中溶液を1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(3mg、0.011mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(4.58mg、0.011mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.004mL、0.021mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)913[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.90(s,1H),7.80(d,J=8.9Hz,2H),7.56(d,J=7.9Hz,1H),7.52(s,2H),7.45(s,1H),7.31-7.15(m,3H),6.63(t,J=9.3Hz,1H),6.26(d,J=7.4Hz,2H),5.47-5.32(m,1H),4.88(s,2H),4.48(s,2H),3.95(s,4H),3.66(t,J=5.3Hz,4H),3.17-2.99(m,2H),2.52-2.42(m,2H),1.47-1.33(m,1H),1.13(s,1H)。
N-((S)-1-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)アセトアミド(35)の合成:化合物35を、34Eを利用し、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸(国際公開第2013006738号に従って調製)を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)873[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.93(d,J=2.4Hz,1H),7.80(d,J=9.0Hz,2H),7.59(d,J=7.9Hz,1H),7.52(s,2H),7.35(s,1H),7.23(d,J=9.0Hz,2H),6.81-6.42(m,2H),6.30(t,J=7.2Hz,2H),5.40(t,J=7.0Hz,1H),4.96-4.85(m,3H),4.49(s,2H),3.96(s,4H),3.65(t,J=5.2Hz,4H),3.14-2.91(m,2H),2.68(s,1H),2.2-2.14(m,1H),1.77(dd,J=28.6,24.2Hz,2H),1.57(s,1H),1.04-0.81(m,1H),0.64(d,J=26.6Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)-2-(4-(ピリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(36)の合成:化合物36を、34Eを利用し、1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンを34Dの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.20(d,J=7.3Hz,2H),7.92(s,1H),7.56(d,J=7.8Hz,1H),7.46(s,1H),7.24(d,J=7.6Hz,3H),6.63(t,J=9.2Hz,1H),6.25(d,J=7.4Hz,2H),5.38(dd,J=8.7,6.1Hz,1H),4.88(s,2H),4.48(s,2H),4.02(s,8H),3.18-2.95(m,2H),2.59-2.33(m,2H),1.40(q,J=7.2Hz,1H),1.13(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((R)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)-2-(4-(ピリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(37)の合成:化合物37を、34Eを利用し、tert-ブチル(R)-(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートを34Eの代わりにし、かつ1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンを34Dの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.20(d,J=7.3Hz,2H),7.93(s,1H),7.57(d,J=7.8Hz,1H),7.46(d,J=7.9Hz,1H),7.36-7.21(m,3H),6.63(t,J=9.2Hz,1H),6.25(d,J=7.5Hz,2H),5.48-5.33(m,1H),4.87(s,2H),4.49(s,2H),4.02(s,8H),3.12-2.95(m,2H),2.51-2.41(m,2H),1.38(q,J=7.3Hz,1H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(38)の合成:化合物38を、34Eを利用し。1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンを34Dの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)827[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.95(s,1H),7.55(d,J=7.8Hz,1H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),7.27(s,1H),6.62(tt,J=9.2,2.3Hz,1H),6.33-6.16(m,2H),5.39(dd,J=8.5,6.3Hz,1H),4.88(d,J=3.3Hz,4H),4.56-4.37(m,3H),4.09(q,J=5.4Hz,4H),3.42(t,J=5.3Hz,4H),3.29(p,J=1.6Hz,2H),3.15-2.96(m,2H),2.60(s,0H),2.51-2.41(m,2H),1.50-1.32(m,1H),1.12(qt,J=4.1,3.0,2.2Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-(1-オキソイソインドリン-4-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(39)の合成:化合物39を、34Eを利用し、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-オン-4-ボロン酸ピナコールエステルを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)772[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.84(d,J=33.6Hz,1H),7.73(t,J=8.9Hz,1H),7.54-7.29(m,1H),6.59(dd,J=64.5,8.9Hz,2H),6.23(dd,J=43.6,7.5Hz,2H),5.21(d,J=6.0Hz,1H),4.83(d,J=5.0Hz,2H),4.20-3.98(m,6H),3.08(dd,J=22.6,11.7Hz,1H),2.40(s,2H),1.52(s,3H),1.41-1.21(m,2H),1.03(d,J=30.9Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-オキソイソインドリン-4-イル)-2-(4-(ピリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(40)の合成:化合物40を、34Eを利用し、1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンを34Dの代わりにし、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-オン-4-ボロン酸ピナコールエステルを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.21(d,J=7.3Hz,2H),7.98(d,J=33.5Hz,1H),7.82(t,J=9.2Hz,1H),7.70-7.37(m,2H),7.24(d,J=7.5Hz,2H),6.86-6.51(m,1H),6.31(dd,J=45.1,7.6Hz,2H),5.14(d,J=139.3Hz,1H),4.91(s,1H),4.81(s,1H),4.19(dd,J=40.3,20.2Hz,1H),4.02(s,8H),3.33(s,1H),3.23-3.08(m,1H),3.00(dt,J=12.4,6.3Hz,1H),2.48(s,2H),1.51-1.32(m,1H),1.11(d,J=29.1Hz,1H)。
5-(2-(4-(4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)-5-((1S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(41)の合成:化合物41を、34Eを利用し、(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)ボロン酸を34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)879[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.88(d,J=1.5Hz,1H),7.80(d,J=8.9Hz,2H),7.52(s,2H),7.43(s,1H),7.33(s,1H),7.23(d,J=9.1Hz,3H),6.83-6.41(m,2H),6.36(t,J=7.8Hz,2H),5.41-5.28(m,1H),4.88(s,2H),4.03-3.85(m,4H),3.65(t,J=5.3Hz,4H),3.33(s,1H),3.08(dd,J=19.7,7.3Hz,1H),2.69(d,J=12.3Hz,1H),2.21-2.01(m,2H),1.82-1.52(m,3H),1.05-0.51(m,2H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3’-オキソスピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-5’-イル)-2-(4-(ピリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(42)の合成:化合物42を、34Eを利用し、1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンを34Dの代わりにし、5’-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)スピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-3’-オン(国際公開第2014134566号に従って調製)を34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)874[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.20(d,J=7.2Hz,2H),7.92(s,1H),7.41(s,1H),7.23(dt,J=16.4,8.0Hz,4H),6.63(t,J=9.2Hz,1H),6.24(d,J=7.3Hz,2H),5.47-5.27(m,1H),4.88(s,2H),4.02(s,8H),3.20-2.89(m,2H),2.47(dd,J=8.1,4.2Hz,1H),1.73-1.45(m,4H),1.40(q,J=7.2Hz,1H),1.13(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-(3’-オキソスピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-5’-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(43)の合成:化合物43を、34Eを利用し、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、5’-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)スピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-3’-オンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)798[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.91(s,1H),7.40(s,1H),7.28(s,1H),7.20(d,J=7.9Hz,1H),6.73-6.50(m,1H),6.26(d,J=7.4Hz,2H),5.48-5.30(m,1H),4.87(s,2H),4.30-4.05(m,4H),3.15-2.92(m,2H),2.48(dt,J=12.6,3.4Hz,2H),1.68-1.45(m,7H),1.39(q,J=7.1Hz,1H),1.11(s,1H)。
N-((S)-1-(2-(4-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペラジン-1-イル)-6-(3’-オキソスピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-5’-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(44)の合成:化合物44を、34Eを利用し、2-ピペラジン-1-イル-1H-ベンゾイミダゾールを34Dの代わりにし、5’-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)スピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリン]-3’-オンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)913[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.93(s,1H),7.46-7.41(m,3H),7.35(dd,J=6.0,3.2Hz,2H),7.27(s,1H),7.25-7.14(m,1H),6.63(t,J=9.2Hz,1H),6.24(d,J=7.4Hz,2H),5.45-5.30(m,1H),4.88(s,2H),4.07(d,J=4.5Hz,4H),3.94(t,J=5.2Hz,4H),3.12-2.91(m,2H),2.52-2.42(m,2H),1.68-1.46(m,4H),1.46-1.27(m,1H),1.13(s,1H)。
5-(2-(4-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペラジン-1-イル)-5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(45)の合成:化合物45を、34Eを利用して、2-ピペラジン-1-イル-1H-ベンゾイミダゾールを34Dの代わりにし、(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)ボロン酸を34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)893[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.89(s,1H),7.44(dd,J=6.0,3.2Hz,3H),7.41-7.31(m,3H),7.25-7.10(m,1H),6.64(t,J=9.2Hz,1H),6.31(d,J=7.2Hz,2H),5.45-5.23(m,1H),4.87(s,3H),4.07(d,J=4.6Hz,4H),3.93(t,J=5.2Hz,4H),3.24-2.90(m,2H),2.72-2.25(m,2H),1.44-1.31(m,1H),1.12(s,1H)。
5-(2-(4-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペラジン-1-イル)-5-((1S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(46)の合成:化合物46を、34Eを利用して、2-ピペラジン-1-イル-1H-ベンゾイミダゾールを34Dの代わりにし、(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)ボロン酸を34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)853[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.91(d,J=0.8Hz,1H),7.46-7.41(m,3H),7.38-7.28(m,3H),7.22(t,J=10.1Hz,1H),6.62(td,J=54.6,7.3Hz,1H),6.34(t,J=7.8Hz,2H),5.45-5.21(m,1H),4.87(d,J=7.7Hz,2H),4.06(d,J=5.6Hz,4H),3.93(t,J=5.3Hz,4H),3.20-2.94(m,2H),2.33-1.89(m,3H),1.99-1.46(m,2H),1.04-0.82(m,1H),0.63(dd,J=31.5,5.0Hz,1H)。
5-(2-(4-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペラジン-1-イル)-5-((1S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(47)の合成:化合物47を、34Eを利用し、1-(ピリジン-4-イル)ピペラジンを34Dの代わりにし、(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)ボロン酸を34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)814[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-(3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(48)の合成:化合物48を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)774[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.87(s,1H),7.12(d,J=10.4Hz,3H),6.67(t,J=9.3Hz,1H),6.38(d,J=7.4Hz,2H),5.31(t,J=7.3Hz,1H),4.96-4.85(m,3H),4.18(q,J=9.2Hz,4H),3.13(d,J=7.6Hz,2H),2.66-2.33(m,2H),1.59(s,3H),1.39(d,J=6.7Hz,1H),1.12(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-(5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(49)の合成:化合物49を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、5-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)788[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=13.2Hz,1H),6.88(s,1H),6.84-6.42(m,3H),5.95(d,J=9.6Hz,1H),5.17(ddd,J=21.0,9.1,5.7Hz,1H),4.83(d,J=1.8Hz,2H),4.18(q,J=9.6,7.8Hz,4H),3.53-3.32(m,1H),3.16-3.01(m,1H),2.58-2.42(m,2H),2.24(d,J=117.5Hz,3H),1.59(d,J=1.5Hz,3H),1.39(p,J=7.7Hz,1H),1.18-1.00(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)アセトアミド(50)の合成:化合物50を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)746[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00(d,J=13.4Hz,1H),7.82(q,J=9.5,8.4Hz,1H),7.40-7.02(m,1H),6.81-6.22(m,4H),5.11(dt,J=79.5,7.3Hz,1H),4.82-4.69(m,2H),4.21(q,J=10.5,9.7Hz,4H),3.14(dd,J=10.6,2.9Hz,3H),3.03-2.60(m,3H),2.29-2.00(m,2H),1.75-1.51(m,5H),0.91(d,J=6.0Hz,1H),0.64(s,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(51)の合成:化合物51を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)788[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.99-7.72(m,2H),7.37-7.01(m,1H),6.86-6.57(m,2H),6.55-6.26(m,2H),5.22-4.91(m,2H),4.82-4.73(m,1H),3.72-3.52(m,2H),3.24-2.92(m,4H),2.83(s,1H),2.51(dddd,J=17.4,12.5,8.6,4.1Hz,2H),1.51-1.35(m,1H),1.32(d,J=2.1Hz,6H),1.21-1.00(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(52)の合成:化合物52を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(国際公開第2014110297号に従って調製)を34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)866[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.92(d,J=19.2Hz,1H),7.80(ddd,J=8.1,4.0,1.1Hz,1H),7.30-6.97(m,1H),6.85-6.54(m,1H),6.58-6.27(m,3H),5.30-4.90(m,1H),4.80(d,J=4.2Hz,1H),3.85-3.45(m,2H),3.37(s,3H),3.22-3.14(m,2H),3.14-2.88(m,4H),2.62-2.35(m,2H),1.41(dq,J=14.2,7.1Hz,1H),1.33(d,J=1.9Hz,6H),1.11(d,J=22.8Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(53)の合成:化合物53を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)864[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.01(d,J=17.8Hz,1H),7.81(ddd,J=8.2,5.4,1.1Hz,1H),7.31-7.12(m,1H),7.06(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.82-6.56(m,1H),6.52-6.23(m,3H),5.27-4.93(m,1H),4.82-4.74(m,2H),4.35-4.11(m,4H),3.34(s,2H),3.15(d,J=20.0Hz,4H),3.06-2.87(m,2H),2.63-2.27(m,2H),1.62(d,J=1.6Hz,3H),1.55-1.34(m,1H),1.17-1.01(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)-6-(5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(54)の合成:化合物54を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、5-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)790[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.73(d,J=12.4Hz,1H),6.88(d,J=2.0Hz,1H),6.83-6.42(m,3H),5.97(d,J=9.6Hz,1H),5.29-5.07(m,1H),4.85(s,2H),3.73-3.47(m,2H),3.18-3.00(m,1H),2.49(ddd,J=12.2,8.0,4.1Hz,1H),2.27(d,J=118.1Hz,3H),1.31(t,J=2.3Hz,8H),1.01(dd,J=99.4,9.2Hz,2H)。
2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(55)の合成:化合物55を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.95(d,J=22.6Hz,1H),7.82(dd,J=8.2,1.1Hz,1H),7.07(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.90-6.67(m,1H),6.67-6.47(m,1H),6.37(dd,J=15.9,7.5Hz,2H),5.30-4.90(m,1H),4.79-4.66(m,2H),3.83-3.48(m,2H),3.37(s,2H),3.15(d,J=22.0Hz,4H),3.07-2.80(m,2H),2.44(ddd,J=11.2,7.8,3.9Hz,2H),1.49-1.26(m,7H),1.06(d,J=21.6Hz,1H)。
(S)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(56)の合成:化合物56を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)886[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.96(d,J=20.6Hz,1H),7.82(dd,J=8.2,1.0Hz,1H),7.40-7.03(m,1H),7.01-6.48(m,3H),6.37(ddd,J=12.8,8.3,2.2Hz,2H),5.35-4.91(m,3H),3.73-3.51(m,2H),3.39(s,2H),3.26-3.12(m,2H),3.09(s,2H),3.06-2.86(m,2H),2.51(p,J=11.2,9.8Hz,4H),1.33(t,J=1.5Hz,6H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(57)の合成:化合物57を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)770[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.98-7.72(m,2H),7.41-7.08(m,1H),6.90-6.53(m,3H),6.51-6.17(m,2H),5.18-4.92(m,1H),4.75(d,J=3.8Hz,2H),3.77-3.45(m,2H),3.25-2.77(m,5H),2.44(ddd,J=11.2,7.8,4.0Hz,2H),1.42-1.34(m,1H),1.33(d,J=2.1Hz,6H),1.15-0.96(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(58)の合成:化合物58を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)786[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00(d,J=14.0Hz,1H),7.93-7.78(m,1H),7.28(dd,J=50.2,7.4Hz,1H),7.21-7.10(m,1H),6.81-6.67(m,1H),6.67-6.41(m,1H),6.41-6.25(m,1H),5.23-4.97(m,1H),4.80(dd,J=6.0,2.3Hz,2H),4.30-4.12(m,4H),3.24-2.74(m,5H),2.50(ddt,J=17.8,8.2,4.2Hz,2H),1.61(d,J=1.7Hz,3H),1.40(dd,J=14.3,7.5Hz,1H),1.21-1.01(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(59)の合成:化合物59を、34Eを利用して、3-メチルアゼチジン-3-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)768[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00(d,J=13.6Hz,1H),7.85(ddd,J=15.0,8.3,1.1Hz,1H),7.40-7.04(m,2H),6.90-6.51(m,2H),6.51-6.21(m,2H),5.23-4.95(m,1H),4.77-4.72(m,2H),4.33-4.15(m,4H),3.23-2.76(m,5H),2.44(ddd,J=11.3,7.8,4.0Hz,2H),1.61(d,J=1.7Hz,3H),1.38(dd,J=10.3,4.4Hz,1H),1.06(d,J=17.9Hz,1H)。
(S)-N-(1-(6-(3-アミノ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド(60)の合成:化合物60を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにし、2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)808[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.87(d,J=16.4Hz,1H),7.71(ddd,J=8.2,7.2,1.1Hz,1H),7.23-6.87(m,1H),6.85-6.53(m,2H),6.53-6.22(m,3H),5.27-4.92(m,3H),3.68-3.46(m,2H),3.33(d,J=12.3Hz,2H),3.27-3.08(m,3H),3.04-2.82(m,2H),2.68-2.36(m,3H),1.32(d,J=1.7Hz,6H)。
2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-(エチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(61)の合成:化合物61を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)エタンスルホンアミドを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)862[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.98(d,J=25.5Hz,1H),7.84(dd,J=8.3,1.0Hz,1H),7.38-6.45(m,4H),6.45-6.29(m,2H),5.30-4.91(m,1H),4.80-4.61(m,2H),3.71-3.53(m,2H),3.36(s,3H),3.27-2.89(m,4H),2.44(ddd,J=11.2,8.0,4.1Hz,2H),1.45-1.26(m,10H),1.06(d,J=20.2Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(62)の合成:化合物62を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)シクロプロパンスルホンアミドを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)874[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.98(d,J=22.4Hz,1H),7.86(dt,J=8.2,1.3Hz,1H),7.33-7.00(m,1H),6.90-6.46(m,3H),6.44-6.28(m,2H),5.29-4.88(m,1H),4.79-4.64(m,2H),3.81-3.46(m,3H),3.37(s,2H),3.24-2.86(m,2H),2.84-2.61(m,1H),2.43(ddd,J=11.3,7.7,4.0Hz,2H),1.33(d,J=1.7Hz,8H),1.17-0.84(m,4H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-(エチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(63)の合成:化合物63を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)エタンスルホンアミドを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)880[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.95(d,J=22.9Hz,1H),7.83(ddd,J=8.2,3.1,1.1Hz,1H),7.34-6.96(m,1H),6.82-6.57(m,1H),6.57-6.28(m,3H),5.32-4.91(m,1H),4.81-4.74(m,2H),3.73-3.50(m,2H),3.36(s,2H),3.26-2.81(m,3H),2.65-2.27(m,2H),1.54-1.28(m,10H),1.17-1.03(m,1H)。
N-((S)-1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(64A)の合成:34E(4g、7.77mmol)のジオキサン中の4Nの塩酸塩(20mL)中溶液を、1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(2.19g、7.77mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(3.33g、7.77mmol)をDMF(20mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(2.7mL、15.4mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で90分間撹拌した。混合物を100mLのEtOAcに溶解し、50mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)及び50mLのブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を濾過し、濾液を濃縮乾固させた。残渣を、30% EtOAc/ヘキサンによるフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物64Aを得た。MS(m/z)680[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(64C)の合成:14mLのジオキサン中の64A(800mg、1.18mmol))、64B(496mg、1.41mmol、国際公開第2014/134566(A2)号に記載されるように調製)、1Nの重炭酸ナトリウム(3.53mL)の懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(130mg、0.18mmol)を添加した。反応物を、マイクロ波反応器内によって145℃で20分間加熱した。混合物を50mLのEtOAcに溶解し、25mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)及び25mLのブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を濾過し、濾液を濃縮乾固させた。残渣を、40% EtOAc/ヘキサンによるフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物64Cを得た。MS(m/z)825[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-isoプロピルピペラジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(64)の合成:64C(30mg、0.036mmol)のDCM(3mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、16.3mg、0.073mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌した。64D(46.6mg、0.36mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を混合物に添加した。2時間後、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、10mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)905[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08(d,J=14.8Hz,1H),7.82(ddd,J=8.1,6.0,1.0Hz,1H),7.32-6.98(m,1H),6.84-6.26(m,4H),5.37-4.94(m,1H),4.83-4.73(m,2H),3.94-3.38(m,8H),3.33(s,3H),3.23-2.86(m,6H),2.49(ddd,J=16.8,8.2,4.3Hz,2H),1.44(d,J=6.6Hz,7H),1.18-1.04(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(65)の合成:化合物65を、34Eを利用し、N1,N1-ジメチルエタン-1,2-ジアミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)865[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.57(dd,J=24.2,8.2Hz,1H),8.01(d,J=13.7Hz,1H),7.87-7.75(m,1H),7.38-6.98(m,1H),6.81-6.54(m,1H),6.55-6.21(m,3H),5.32-4.93(m,1H),4.79(d,J=8.5Hz,2H),3.99(q,J=6.8,6.4Hz,2H),3.57(t,J=5.8Hz,2H),3.25-2.86(m,13H),2.68-2.37(m,3H),1.41(dt,J=13.8,6.8Hz,1H),1.08(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(66)の合成:化合物66を、34Eを利用し、N,N-ジメチルピペリジン-4-アミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)905[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.57(d,J=8.8Hz,1H),8.02(d,J=14.9Hz,1H),7.93-7.74(m,1H),7.31-6.93(m,1H),6.81-6.22(m,3H),5.32-4.89(m,1H),4.79(d,J=2.8Hz,2H),4.48(t,J=14.8Hz,2H),3.67-3.33(m,5H),3.21-2.80(m,12H),2.59-2.36(m,2H),2.29(d,J=12.3Hz,2H),2.05-1.76(m,2H),1.41(p,J=7.2,6.7Hz,1H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((1S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((1-(ジメチルアミノ)プロパン-2-イル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(67)の合成:化合物67を、34Eを利用し、N1,N1-ジメチルプロパン-1,2-ジアミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)879[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08-7.97(m,1H),7.82(dt,J=8.5,4.4Hz,1H),7.34-6.96(m,1H),6.81-6.24(m,4H),5.37-4.94(m,1H),4.82-4.62(m,2H),3.54-3.32(m,4H),3.21-3.08(m,7H),3.08-2.90(m,6H),2.48(s,2H),1.60-1.30(m,4H),1.10(d,J=22.1Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(68)の合成:化合物68を、34Eを利用し、1-エチルピペラジンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)891[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08(d,J=15.0Hz,1H),7.82(ddd,J=8.2,5.8,1.1Hz,1H),7.12(ddd,J=39.9,8.2,7.0Hz,1H),6.79-6.56(m,1H),6.54-6.25(m,3H),5.33-4.92(m,1H),4.83-4.76(m,2H),3.50(d,J=15.5Hz,7H),3.34(dd,J=7.5,1.7Hz,5H),3.15(d,J=19.1Hz,4H),3.05-2.88(m,2H),2.49(ddd,J=16.8,8.2,4.3Hz,2H),1.43(t,J=7.3Hz,4H),1.21-1.04(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-((2-メトキシエチル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(69)の合成:化合物69を、34Eを利用し、2-メトキシエタン-1-アミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)852[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.95(d,J=22.3Hz,1H),7.81(ddd,J=8.2,2.9,1.1Hz,1H),7.12(ddd,J=43.6,8.2,7.1Hz,1H),6.80-6.54(m,1H),6.53-6.26(m,3H),5.32-4.91(m,1H),4.83-4.70(m,2H),3.87-3.72(m,2H),3.69(td,J=4.7,1.2Hz,2H),3.49-3.33(m,5H),3.25-2.85(m,6H),2.49(ddd,J=17.3,8.3,4.3Hz,2H),1.49-1.30(m,2H),1.08(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(((1-ヒドロキシシクロプロピル)メチル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(70)の合成:化合物70を、34Eを利用し、1-(アミノメチル)シクロプロパン-1-オールを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)864[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.94(d,J=21.2Hz,1H),7.81(dd,J=8.2,1.0Hz,1H),7.19-6.96(m,1H),6.73(t,J=9.1Hz,1H),6.58-6.28(m,3H),5.29-4.91(m,1H),4.79(d,J=3.5Hz,2H),3.75(s,2H),3.37(s,3H),3.15(d,J=19.6Hz,4H),3.07-2.87(m,2H),2.54-2.33(m,2H),1.47-1.27(m,1H),1.11(d,J=24.2Hz,1H),0.90-0.73(m,4H)。
N-((S)-1-(2-(((1H-イミダゾール-2-イル)メチル)アミノ)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(71)の合成:化合物71を、34Eを利用し、(1H-イミダゾール-2-イル)メタンアミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)874[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.04(d,J=12.5Hz,1H),7.94-7.68(m,1H),7.56(d,J=0.6Hz,2H),7.19-6.98(m,1H),6.81-6.54(m,1H),6.51-6.21(m,3H),5.33-4.94(m,3H),4.79-4.64(m,2H),3.32(s,2H),3.20-2.86(m,5H),2.59-2.30(m,2H),1.54-1.25(m,3H),1.10(d,J=24.7Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(3-オキソピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(72)の合成:化合物72を、34Eを利用し、ピペラジン-2-オンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)877[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.06(d,J=16.5Hz,1H),7.82(dd,J=8.2,1.1Hz,1H),7.20-6.95(m,1H),6.83-6.56(m,1H),6.55-6.27(m,3H),5.32-4.89(m,1H),4.80(d,J=5.2Hz,2H),4.40(s,2H),3.98(t,J=5.4Hz,2H),3.58(t,J=5.4Hz,2H),3.34(s,2H),3.23-2.87(m,6H),2.48(td,J=8.2,4.0Hz,2H),1.40(q,J=7.0Hz,1H),1.11(s,1H)。
1-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド(73)の合成:化合物73を、34Eを利用し、アゼチジン-3-カルボキサミドを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)877[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.01(d,J=15.6Hz,1H),7.89-7.75(m,1H),7.19-6.97(m,1H),6.73(d,J=9.2Hz,1H),6.54-6.15(m,3H),5.28-4.93(m,1H),4.79(d,J=3.9Hz,2H),4.57-4.34(m,4H),3.77(ddd,J=8.7,5.9,2.8Hz,1H),3.34(s,2H),3.22-2.85(m,6H),2.60-2.35(m,2H),1.40(dt,J=14.3,7.6Hz,1H),1.11(d,J=25.0Hz,1H)。
1-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)アゼチジン-2-カルボキサミド(74)の合成:化合物74を、34Eを利用し、アゼチジン-2-カルボキサミドを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)877[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.11-7.95(m,1H),7.82(dt,J=8.3,1.2Hz,1H),7.20-6.94(m,1H),6.77-6.54(m,1H),6.54-6.23(m,3H),5.37-4.91(m,2H),4.79(t,J=3.1Hz,2H),4.31(dt,J=24.2,9.0Hz,2H),3.36-3.32(m,3H),3.14(d,J=20.1Hz,4H),3.04-2.84(m,2H),2.72-2.39(m,3H),1.40(p,J=7.4Hz,1H),1.27-1.00(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(75)の合成:化合物75を、34Eを利用し、2-モルホリノエタン-1-アミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)907[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.02(d,J=13.0Hz,1H),7.91-7.76(m,1H),7.23-7.00(m,1H),6.69(dt,J=44.6,9.2Hz,1H),6.56-6.26(m,3H),5.35-4.91(m,1H),4.79(d,J=16.0Hz,2H),4.33-3.84(m,6H),3.84-3.45(m,6H),3.35(s,2H),3.24-2.83(m,6H),2.68-2.36(m,2H),1.52-1.24(m,2H),1.23-0.96(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(76)の合成:化合物76を、34Eを利用し、1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)919[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.06(d,J=15.2Hz,1H),7.94-7.78(m,1H),7.12(dt,J=40.1,7.6Hz,1H),6.80-6.55(m,1H),6.55-6.11(m,3H),4.98(t,J=7.1Hz,1H),4.88(d,J=7.4Hz,2H),4.82-4.72(m,4H),4.15(t,J=6.3Hz,1H),4.01(s,4H),3.33(s,3H),3.23-2.83(m,7H),2.67-2.37(m,2H),1.40(p,J=7.1,6.7Hz,1H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(77)の合成:化合物77を、34Eを利用し、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)876[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00-7.73(m,2H),7.06(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.85-6.54(m,1H),6.51-6.17(m,3H),5.28-4.88(m,4H),4.82-4.66(m,3H),4.51(s,3H),4.30-4.07(m,1H),3.33(d,J=4.1Hz,3H),3.25-2.81(m,6H),2.46(dd,J=8.1,4.1Hz,2H),1.39(d,J=7.0Hz,1H),1.11(d,J=24.2Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((1S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-メチルシクロプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(78)の合成:化合物78を、34Eを利用し、2-メチルシクロプロパン-1-アミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.07-7.93(m,1H),7.82(dt,J=8.3,1.0Hz,1H),7.18-7.01(m,1H),6.76-6.55(m,1H),6.54-6.31(m,3H),5.34-4.90(m,1H),4.82-4.69(m,2H),4.14-3.44(m,1H),3.35(s,3H),3.25-2.90(m,6H),2.59-2.36(m,2H),1.52-1.25(m,1H),1.28-1.03(m,4H),0.97(dt,J=8.9,4.6Hz,1H),0.75(q,J=6.0Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メチルアミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(79)の合成:化合物79を、34Eを利用し、メタンアミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)808[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.94(d,J=19.3Hz,1H),7.19-6.99(m,1H),6.88-6.55(m,1H),6.56-6.21(m,3H),5.31-4.90(m,1H),4.77(d,J=16.4Hz,1H),3.36(s,2H),3.25-2.79(m,10H),2.49(ddd,J=17.6,8.7,4.5Hz,2H),1.41(dq,J=14.2,7.1Hz,1H),1.30-1.01(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2-オキソ-1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(80)の合成:化合物80を、34Eを利用し、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-オンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)933[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00(d,J=18.8Hz,1H),7.92-7.77(m,1H),7.21-6.95(m,1H),6.67(dt,J=47.9,9.0Hz,1H),6.53-6.19(m,3H),5.30-4.90(m,1H),4.80(d,J=4.5Hz,2H),4.10(d,J=20.7Hz,2H),3.76(t,J=12.3Hz,2H),3.46(s,2H),3.35(s,3H),3.23-2.83(m,6H),2.65-2.34(m,2H),2.16(d,J=13.8Hz,2H),2.09-1.84(m,2H),1.47-1.26(m,1H),1.12(d,J=18.1Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((1-メチルシクロプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(81)の合成:化合物81を、34Eを利用し、1-メチルシクロプロパン-1-アミンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)848[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.02(d,J=23.3Hz,1H),7.92-7.72(m,1H),7.21-6.87(m,1H),6.83-6.53(m,1H),6.52-6.23(m,3H),5.33-4.91(m,1H),4.83-4.73(m,2H),3.36(s,3H),3.25-3.05(m,4H),3.05-2.85(m,2H),2.63-2.34(m,2H),1.55(d,J=2.5Hz,3H),1.39(q,J=7.2Hz,1H),1.13-0.93(m,3H),0.91-0.76(m,2H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-モルホリノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(82)の合成:化合物82を、34Eを利用し、モルホリン64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)864[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.04(d,J=21.7Hz,1H),7.88-7.72(m,1H),7.21-6.98(m,1H),6.86-6.57(m,1H),6.57-6.24(m,3H),5.35-4.88(m,1H),4.82-4.68(m,2H),3.88(t,J=4.6Hz,4H),3.79(d,J=4.8Hz,4H),3.35(s,2H),3.15(d,J=19.9Hz,4H),3.07-2.84(m,2H),2.48(ddd,J=12.3,8.1,4.1Hz,2H),1.40(p,J=6.7Hz,1H),1.12(d,J=19.0Hz,1H)。
N-((S)-1-(2-(4-(2-アミノ-2-メチルプロパノイル)ピペラジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(83)の合成:化合物83を、34Eを利用し、2-アミノ-2-メチル-1-(ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)948[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.04(d,J=15.1Hz,1H),7.87-7.72(m,1H),7.12(dt,J=40.8,7.7Hz,1H),6.80-6.56(m,1H),6.53-6.22(m,3H),5.30-4.90(m,1H),4.83-4.76(m,2H),3.92(d,J=4.7Hz,4H),3.87(s,4H),3.34(s,2H),3.15(d,J=19.0Hz,4H),3.06-2.84(m,2H),2.59-2.33(m,2H),1.74(s,6H),1.40(q,J=7.0Hz,1H),1.12(d,J=19.5Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1-オキソ-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(84)の合成:化合物84を、34Eを利用し、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-1-オンを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)917[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.99(d,J=16.8Hz,1H),7.89-7.72(m,1H),7.19-6.98(m,1H),6.84-6.54(m,1H),6.54-6.20(m,3H),5.30-4.89(m,1H),4.82-4.70(m,2H),4.09(s,2H),3.78(t,J=10.0Hz,2H),3.35(s,3H),3.15(d,J=19.1Hz,5H),3.05-2.83(m,2H),2.48(ddd,J=12.3,8.4,4.6Hz,2H),2.20-2.07(m,2H),2.07-1.94(m,2H),1.40(p,J=7.0Hz,1H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(85)の合成:化合物85Aを、34Eを利用し、tert-ブチル1,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-1-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物85Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)875[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.06(d,J=14.1Hz,1H),7.82(td,J=7.3,6.6,0.9Hz,1H),7.11(dt,J=38.4,7.7Hz,1H),6.67(dt,J=44.4,9.1Hz,1H),6.54-6.23(m,3H),5.32-4.93(m,1H),4.80(dd,J=13.0,2.2Hz,4H),4.73-4.58(m,2H),4.02(t,J=8.4Hz,2H),3.76-3.41(m,1H),3.15(d,J=19.6Hz,4H),3.07-2.84(m,4H),2.63-2.28(m,2H),1.40(p,J=7.2Hz,1H),1.11(d,J=23.9Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(86)の合成:化合物86Aを、34Eを利用し、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物86Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)863[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08(d,J=14.3Hz,1H),7.82(dd,J=7.5,6.4Hz,1H),7.12(dt,J=40.3,7.7Hz,1H),6.68(dt,J=46.7,9.3Hz,1H),6.54-6.25(m,3H),5.00(q,J=7.6Hz,1H),4.79(d,J=2.5Hz,2H),4.18-3.90(m,4H),3.48(t,J=5.3Hz,5H),3.33(s,3H),3.15(d,J=19.1Hz,4H),3.09-2.82(m,2H),2.60-2.31(m,2H),1.41(p,J=7.2,6.7Hz,1H),1.12(d,J=18.7Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(87)の合成:化合物87Aを、34Eを利用し、tert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物87Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)875[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.02(d,J=14.6Hz,1H),7.81(dd,J=7.8,6.6Hz,1H),7.11(dt,J=39.4,7.7Hz,1H),6.67(dt,J=45.1,9.4Hz,1H),6.52-6.20(m,3H),5.33-4.91(m,1H),4.82-4.71(m,2H),4.54(s,4H),4.39(s,4H),3.32(s,2H),3.15(d,J=19.4Hz,4H),3.02-2.71(m,2H),2.46(td,J=11.9,10.7,6.6Hz,2H),1.54-1.19(m,1H),1.10(d,J=24.3Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((S)-3-メチルピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(88)の合成:化合物88Aを、34Eを利用し、tert-ブチル(S)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物88Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)877[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08(d,J=13.9Hz,1H),7.89-7.75(m,1H),7.12(dt,J=39.8,7.7Hz,1H),6.84-6.53(m,1H),6.52-6.20(m,3H),5.35-4.94(m,1H),4.83-4.75(m,2H),4.40(d,J=14.0Hz,2H),3.63(t,J=11.1Hz,2H),3.44(dd,J=14.4,10.8Hz,2H),3.33(s,3H),3.15(d,J=19.1Hz,4H),3.08-2.82(m,2H),2.61-2.33(m,2H),1.56-1.29(m,4H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((R)-3-メチルピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(89)の合成:化合物89Aを、34Eを利用し、tert-ブチル(R)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物89Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)877[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.08(d,J=14.0Hz,1H),7.82(dd,J=7.7,6.5Hz,1H),7.12(dt,J=39.7,7.7Hz,1H),6.82-6.57(m,1H),6.54-6.23(m,3H),5.00(q,J=7.3Hz,1H),4.83-4.72(m,2H),4.40(d,J=14.1Hz,2H),3.63(t,J=11.4Hz,3H),3.52-3.37(m,2H),3.33(s,2H),3.15(d,J=19.0Hz,4H),3.09-2.84(m,2H),2.61-2.36(m,2H),1.53-1.31(m,4H),1.12(d,J=18.4Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(90)の合成:化合物90Aを、34Eを利用し、tert-ブチル2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物90Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)903[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.99(d,J=15.4Hz,1H),7.88-7.74(m,1H),7.22-6.98(m,1H),6.67(dt,J=48.1,9.3Hz,1H),6.53-6.25(m,3H),5.33-4.91(m,1H),4.83-4.76(m,2H),3.98(s,4H),3.79(d,J=6.2Hz,4H),3.33(s,2H),3.15(d,J=19.1Hz,4H),3.05-2.87(m,2H),2.48(ddd,J=12.2,7.2,3.4Hz,2H),2.09(t,J=5.7Hz,4H),1.41(dq,J=13.8,6.9Hz,1H),1.10(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(91)の合成:化合物91Aを、34Eを利用し、tert-ブチル2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-カルボキシレートを64Dの代わりにして、実施例64の合成について提示された方法に従って調製した。化合物91Aを、1mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去し、残渣を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)903[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.01(d,J=14.8Hz,1H),7.85-7.73(m,1H),7.19-6.93(m,1H),6.78-6.55(m,1H),6.55-6.22(m,3H),4.98(d,J=7.2Hz,1H),4.80(d,J=14.9Hz,3H),4.15(d,J=4.6Hz,4H),3.33(s,2H),3.26(t,J=5.6Hz,3H),3.15(d,J=19.1Hz,4H),3.04-2.85(m,2H),2.59-2.37(m,2H),2.18(s,4H),1.40(dt,J=14.2,7.3Hz,1H),1.11(d,J=23.0Hz,1H)。
tert-ブチル(S)-(1-(6-ブロモ-2-シクロプロピル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(92B)の合成:フラスコに、1.5mLのDMF中の92A(300mg、0.59mmol、国際公開第2014/134566(A2)号に記載されるように調製)、酸化銅(I)(12.7mg、0.09mmol)、Cs2CO3(771mg、2.37mmol)、及びシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩(143mg、1.18mmol)を、窒素雰囲気で投入した。混合物を室温で撹拌し、n,n,n’,n’-テトラメチルエチレンジアミン(0.027mL、0.18mmol)を、シリンジを介して加えた。次いで、反応混合物を予熱した油浴中にて140℃で2時間撹拌し、その後室温まで冷却した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物92Bを得た。MS(m/z)493[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(2-シクロプロピル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(92C)の合成:1mLのジオキサン中の92B(50mg、0.1mmol))、64B(53.4mg、0.15mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.3mL、0.3mmol)の懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(11.1mg、0.015mmol)を加えた。反応物を、マイクロ波反応器内によって150℃で15分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物92Cを得た。MS(m/z)638[M+H]+。
N-((S)-1-(2-シクロプロピル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(92)の合成:92C(30mg、0.047mmol)のジオキサン(2mL)中の4Nの塩酸塩中溶液を、1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(13.3mg、0.047mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(20.1mg、0.047mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL、0.094mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で15分間撹拌した。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)802[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.76(d,J=8.4Hz,1H),7.92-7.72(m,2H),7.34-6.93(m,1H),6.81-6.51(m,2H),6.36(dd,J=35.7,7.2Hz,2H),5.35-4.96(m,1H),4.77(d,J=9.2Hz,2H),3.27(s,2H),3.15(d,J=21.1Hz,4H),2.99(ddd,J=26.2,13.3,6.6Hz,1H),2.87(s,1H),2.62-2.29(m,3H),1.61-1.32(m,5H),1.23-0.90(m,1H)。
N-((S)-1-(2-シクロプロピル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(93)の合成:化合物93を、実施例92の合成について提示された方法に従って、92Aを利用し、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)784[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.94-7.69(m,2H),7.32-7.03(m,2H),6.81-6.56(m,2H),6.36(dd,J=35.4,7.4Hz,2H),5.34-4.96(m,1H),4.77(d,J=9.2Hz,2H),3.29-3.09(m,7H),2.87(s,1H),2.70-2.25(m,2H),1.57-1.27(m,6H),1.08(d,J=26.9Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(94)の合成:化合物94を、実施例92の合成について提示された方法に従って、92Aを利用し、ベンズイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにして調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)838[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.27-8.13(m,2H),8.04-7.77(m,2H),7.67(dd,J=4.8,2.0Hz,3H),7.16(ddd,J=28.8,8.2,7.0Hz,1H),6.81-6.57(m,2H),6.40(dd,J=47.5,7.2Hz,2H),5.41-4.99(m,1H),4.80(d,J=5.6Hz,2H),3.32(s,3H),3.16(d,J=19.9Hz,3H),3.07-2.72(m,2H),2.60-2.37(m,2H),1.53-1.32(m,1H),1.09(d,J=26.0Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(95)の合成:化合物95を、92Aを利用して、ベンズイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)820[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.26-8.15(m,2H),8.06-7.78(m,2H),7.75-7.59(m,3H),7.16(dt,J=30.3,7.7Hz,1H),6.95-6.50(m,3H),6.50-6.24(m,2H),5.35-4.98(m,1H),4.74(d,J=9.5Hz,2H),3.32(s,3H),3.26-3.06(m,4H),3.06-2.85(m,1H),2.43(ddd,J=11.2,7.9,4.0Hz,2H),1.36(q,J=7.0Hz,1H),1.01(s,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-シクロプロピル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(96)の合成:化合物96を、92Aを利用し、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)836[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.67(d,J=16.0Hz,1H),7.18-6.98(m,1H),6.81-6.54(m,1H),6.54-6.24(m,3H),4.99(dd,J=7.8,6.6Hz,1H),4.79(d,J=4.5Hz,2H),3.25(d,J=3.7Hz,3H),3.23(s,3H),3.00(td,J=12.9,12.1,5.9Hz,1H),2.80(s,1H),2.47(ddt,J=16.6,12.4,6.8Hz,2H),2.26(tt,J=7.9,5.5Hz,1H),1.50-1.26(m,5H),1.10(d,J=23.6Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-シクロプロピル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(97)の合成:化合物97を、92Aを利用し、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)818[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.67(d,J=14.8Hz,1H),7.23-7.00(m,1H),6.89-6.51(m,2H),6.51-6.20(m,3H),4.98(dd,J=7.8,6.6Hz,1H),4.73(d,J=9.0Hz,2H),3.25(d,J=2.3Hz,3H),3.22(s,3H),3.10-2.85(m,1H),2.81(s,1H),2.45(dtd,J=14.6,7.7,7.1,3.9Hz,2H),2.34-2.13(m,1H),1.44-1.20(m,5H),1.14-0.96(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(98)の合成:化合物98を、92Aを利用し、1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキシミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)858[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.34(d,J=2.9Hz,1H),8.17(dd,J=2.6,0.8Hz,1H),7.77(d,J=15.3Hz,1H),7.22-7.01(m,1H),6.92-6.28(m,5H),5.30-4.98(m,1H),4.74(d,J=9.7Hz,2H),4.03(d,J=1.6Hz,3H),3.34(s,1H),3.23(s,3H),3.02(dd,J=13.1,6.7Hz,1H),2.84(s,1H),2.44(ddd,J=11.3,7.8,4.0Hz,2H),1.48-1.24(m,2H),1.02(s,1H),0.88(d,J=11.9Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-メチル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(99)の合成:化合物99を、92Aを利用し、アセトイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)792[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.75(d,J=15.2Hz,1H),7.24-6.94(m,1H),6.91-6.50(m,2H),6.50-6.23(m,3H),5.09(ddd,J=62.9,8.6,6.1Hz,1H),4.73(d,J=7.8Hz,2H),3.25(d,J=2.7Hz,3H),3.22(s,3H),3.00(td,J=12.9,11.8,6.0Hz,1H),2.81(s,1H),2.69(d,J=4.2Hz,3H),2.45(tdd,J=11.2,8.0,4.1Hz,2H),1.49-1.29(m,1H),1.12-0.93(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-メチル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(100)の合成:化合物100を、92Aを利用し、アセトイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)810[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.75(d,J=15.9Hz,1H),7.17-6.95(m,1H),6.77-6.57(m,1H),6.53-6.29(m,3H),5.08(ddd,J=58.3,8.6,6.0Hz,1H),4.79(dd,J=4.8,1.1Hz,2H),3.26-3.12(m,6H),3.01(td,J=13.0,12.3,6.1Hz,1H),2.79(s,1H),2.69(d,J=4.3Hz,3H),2.48(ddd,J=12.3,8.1,4.5Hz,1H),1.52-1.32(m,1H),1.19-0.95(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メトキシメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(101)の合成:化合物101を、92Aを利用し、2-メトキシアセトイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)840[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.92(d,J=14.2Hz,1H),7.25-7.02(m,1H),6.83-6.57(m,1H),6.55-6.27(m,3H),5.28-4.98(m,1H),4.88(d,J=3.3Hz,2H),4.79-4.70(m,2H),3.58(d,J=1.5Hz,3H),3.28-3.20(m,6H),3.13-2.75(m,2H),2.48(ddd,J=12.1,7.8,4.2Hz,2H),1.40(dt,J=14.2,7.8Hz,1H),1.18-0.94(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メトキシメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(102)の合成:化合物102を、実施例92の合成について提示された方法に従って、92Aを利用し、2-メトキシアセトイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)822[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.88(d,J=13.8Hz,1H),7.24-7.01(m,1H),6.94-6.51(m,2H),6.51-6.26(m,3H),5.05(q,J=7.0Hz,1H),4.85(s,2H),4.72(d,J=8.3Hz,2H),3.61-3.44(m,3H),3.28-3.17(m,7H),3.14-2.94(m,1H),2.43(ddd,J=11.2,7.9,4.0Hz,2H),1.53-1.16(m,1H),1.04(d,J=24.2Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メトキシメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(103)の合成:化合物103を、92Aを利用して、2-メトキシアセトイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)744[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.89(d,J=14.3Hz,1H),7.18-6.77(m,2H),6.77-6.41(m,3H),6.35(d,J=7.2Hz,1H),5.31-5.03(m,1H),4.87(s,2H),4.71(d,J=1.6Hz,2H),3.57(s,4H),3.25-2.86(m,4H),2.69(s,1H),2.43(tt,J=7.7,4.0Hz,2H),1.37(dt,J=13.5,6.6Hz,1H),1.04(d,J=19.4Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(104)の合成:化合物104を、92Aを利用して、イソブチルイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)820[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.93(d,J=15.4Hz,1H),7.14(dd,J=35.7,7.3Hz,1H),6.87-6.43(m,3H),6.43-6.29(m,1H),5.30-4.97(m,1H),4.71(d,J=13.2Hz,2H),3.55-3.37(m,1H),3.34(s,1H),3.28-3.19(m,6H),3.08-2.96(m,1H),2.89-2.82(m,1H),2.69(s,1H),2.44(ddd,J=11.3,9.0,5.0Hz,2H),1.60-1.52(m,5H),1.38(dq,J=14.1,7.3Hz,1H),1.11-0.89(m,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(105)の合成:化合物105を、92Aを利用し、2-ヒドロキシ-2-メチルプロパンイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)836[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.94(d,J=13.7Hz,1H),7.27-6.99(m,1H),6.87-6.53(m,2H),6.53-6.33(m,3H),5.31-5.01(m,1H),4.71(d,J=13.3Hz,2H),3.26(d,J=18.6Hz,6H),3.13-2.94(m,1H),2.86(s,1H),2.43(ddd,J=11.2,7.8,4.0Hz,2H),1.78(d,J=3.2Hz,7H),1.37(p,J=7.2Hz,1H),1.01(s,1H)。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(106)の合成:化合物106を、92Aを利用し、2-ヒドロキシ-2-メチルプロパンイミドアミド塩酸塩をシクロプロパンカルボキシミドアミド塩酸塩の代わりにし、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを64Bの代わりにして、実施例92の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)854[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.96(d,J=13.8Hz,1H),7.13(dd,J=26.7,7.6Hz,1H),6.81-6.56(m,1H),6.56-6.26(m,3H),5.31-5.03(m,1H),4.76(d,J=11.9Hz,2H),3.52-3.32(m,1H),3.25(d,J=9.5Hz,4H),3.17-2.72(m,2H),2.48(ddd,J=12.1,7.9,4.2Hz,2H),1.78(d,J=3.3Hz,6H),1.40(dt,J=14.4,7.6Hz,1H),1.05(s,1H)。
エチル(S)-(5-ブロモ-6-(1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-3-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)ピリジン-2-イル)グリシネート(107A)の合成:92A(1g、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.41mL、2.96mmol)の10mLのDCM中溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.334mL、2.37mmol)を添加した。次いで、この溶液を一晩撹拌した。反応物を50mLのEtOAcで希釈し、20mLの飽和重炭酸ナトリウム及びブラインで洗浄した。有機層を乾燥させて濃縮した。4mLのDMSO中の粗生成物、エチルグリシネート塩酸塩(338mg、2.42mmol)、ヨウ化銅(30.4mg、0.16mmol)、L-プロリン(36.6mg、0.32mmol)及び炭酸カリウム(660mg、4.78mmol)のフラスコを、N2によって脱気した。反応物を120℃まで1時間加熱し、次いで冷却し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、フラッシュカラム(20%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して化合物107Aを得た。MS(m/z)625[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリド[2,3-b]ピラジン-6-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(107B)の合成:107A(170mg、0.27mmol)及び炭酸カリウム(376mg、2.72mmol)の2mLのメタノール及び2mLの水中懸濁液を、60℃まで20時間加熱した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、化合物107Bを得た。MS(m/z)483[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(7-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリド[2,3-b]ピラジン-6-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(107C)の合成:107B(90mg、0.19mmol))、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(101mg、0.26mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.56mL、0.56mmol)の2mLのジオキサン中懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(13.7mg、0.019mmol)を加えた。反応物を、マイクロ波反応器内によって150℃で15分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物107Cを得た。MS(m/z)662[M+H]+。
N-((S)-1-(7-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリド[2,3-b]ピラジン-6-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(107)の合成:107C(32mg、0.048mmol)のジオキサン(1.5mL)中の4Nの塩酸塩中溶液を1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(13.6mg、0.048mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(20.7mg、0.048mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL、0.097mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)826[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.16-7.01(m,1H),6.94(dd,J=14.3,8.5Hz,1H),6.85-6.70(m,1H),6.67-6.33(m,3H),6.15(d,J=7.6Hz,1H),4.81-4.65(m,2H),4.32-3.98(m,2H),3.56-3.35(m,2H),3.28-3.07(m,4H),3.04(s,1H),3.00-2.84(m,2H),2.63-2.36(m,2H),1.41(dt,J=14.3,8.1Hz,1H),1.10(d,J=29.5Hz,1H)。
N-((S)-1-(7-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリド[2,3-b]ピラジン-6-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(108)の合成:化合物108を、92Aを利用し、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例107の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)808[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.13-6.89(m,1H),6.87-6.52(m,3H),6.42(d,J=6.7Hz,2H),6.18(d,J=7.6Hz,1H),4.79-4.61(m,3H),4.34-4.12(m,2H),3.45(s,2H),3.24(d,J=8.3Hz,3H),3.17-3.00(m,2H),3.01-2.77(m,1H),2.47(d,J=16.4Hz,2H),1.39(dq,J=14.1,7.2Hz,1H),1.06(d,J=27.8Hz,1H)。
tert-ブチル(S)-(1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(109B)の合成:109A(32mg、0.07mmol))、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(36.8mg、0.1mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.2mL、0.2mmol)の1mLのジオキサン中懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(5.1mg、0.007mmol)を加えた。反応物を、マイクロ波反応器内によって150℃で15分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物109Bを得た。MS(m/z)648[M+H]+。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(109)の合成:109B(20mg、0.031mmol)のジオキサン(1.0mL)中の4Nの塩酸塩中溶液を1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(8.71mg、0.031mmol)、及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(13.2mg、0.031mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.011mL、0.062mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)794[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.14(s,1H),7.01(d,J=7.6Hz,1H),6.85-6.49(m,2H),6.39(d,J=7.2Hz,2H),6.29(d,J=7.5Hz,1H),4.91-4.87(m,1H),4.70(d,J=3.0Hz,2H),3.35(s,3H),3.23(s,3H),3.05-2.80(m,1H),2.43(d,J=11.4Hz,2H),1.48-1.26(m,2H),0.94(d,J=54.7Hz,1H)。
tert-ブチル(S)-(1-(3,6-diブロモ-5-(シクロプロパンカルボキシアミド)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(110A)の合成:92A(240mg、0.473mmol)及びトリエチルアミン(0.079mL、0.568mmol)の5mLのDCM中溶液に、シクロプロパンカルボニルクロリド(0.045mL、0.5mmol)をゆっくりと加えた。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物110Aを得た。MS(m/z)574[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(6-ブロモ-2-シクロプロピルオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(110B)の合成:110A(180mg、0.313mmol)、炭酸セシウム(204mg、0.626mmol)、ヨウ化銅(6mg、0.0313mmol)、及び1,10-フェナントロリン(11.3mg、0.0626mmol)の2mLのDME中溶液を、灌流するまで一晩加熱した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。混合物を1mLのDMFに溶解した。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物110Bを得た。MS(m/z)494[M+H]+。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-シクロプロピルオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(110)の合成:化合物110を、実施例109の合成について提示された方法に従って、110Bを109Aの代わりにして調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)819[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.89(d,J=15.7Hz,1H),7.08(d,J=7.5Hz,1H),6.92-6.52(m,2H),6.48(d,J=7.5Hz,1H),6.43-6.30(m,2H),5.29-4.92(m,1H),4.76-4.56(m,2H),3.29-3.11(m,8H),3.09-2.77(m,2H),2.56-2.17(m,3H),1.23(t,J=7.1Hz,2H),1.10-0.95(m,1H),0.89(d,J=6.7Hz,1H)。
N-((S)-1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(111B)の合成:111A(50mg、0.1mmol)の、1mLのジオキサン中4Nの塩酸塩及び1mLのメタノール中溶液を、1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(25.8mg、0.092mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(39.2mg、0.092mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.032mL、0.18mmol)を溶液に添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を10mLのEtOAcに溶解し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)及び5mLのブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物111Bを得た。MS(m/z)664[M+H]+。
N-((S)-1-(6-ブロモ-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(111C)の合成:111B(10mg、0.015mmol)のDCM(1mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、6.75mg、0.03mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌した。3-メチルアゼチジン-3-オール(18.6mg、0.15mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.45mmol)を混合物に添加した。2時間後、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物111Cを得た。MS(m/z)703[M+H]+。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(111)の合成:111C(10mg、0.014mmol))、(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸(3.9mg、0.021mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.043mL)の1mLのジオキサン中懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(1.1mg、0.0014mmol)を加えた。反応物を、マイクロ波反応器内によって130℃で10分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固させた。混合物を1mLのDMFに溶解し、反応混合物を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分間かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)762[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.35-7.25(m,2H),7.25-7.15(m,2H),6.64(d,J=9.8Hz,1H),6.33(d,J=7.6Hz,2H),5.24(d,J=6.4Hz,1H),4.21(d,J=5.1Hz,5H),3.16-2.94(m,2H),2.48(d,J=8.5Hz,2H),1.57(s,4H),1.39(d,J=7.3Hz,1H),1.10(s,1H)。
tert-ブチル(S)-(1-(2-(ベンジルオキシ)-6-ブロモチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(112A)の合成:34E(200mg、0.39mmol)のDCM(3mL)中溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、174mg、0.76mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌した。ナトリウムt-ブトキシド(112mg、1.16mmol)及びフェニルメタノール(419mg、3.88mmol)を混合物に添加した。2時間後、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させた。反応混合物を20~80%Bを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物112Aを得た。MS(m/z)576[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(2-(ベンジルオキシ)-6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(112B)の合成:112A(50mg、0.087mmol))、N-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(40.1mg、0.1mmol)、1Nの重炭酸ナトリウム(0.26mL)の1mLのジオキサン中懸濁液に、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(9.6mg、0.013mmol)を加えた。反応物を、マイクロ波反応器内によって150℃で20分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固させた。混合物を1mLのDMFに溶解し、反応混合物を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分間かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、化合物112Bを得た。MS(m/z)755[M+H]+。
N-((S)-1-(6-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-ヒドロキシチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(112)の合成:112B(17mg、0.026mmol)の2mLのEtOH中溶液に、10mgの10%パラジウム炭素を加えた。水素バルーンを反応物に1時間投入した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。粗生成物をフラスコに入れ、ジオキサン中4N塩酸塩1mLを添加し、反応物を1時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(6.75mg、0.026mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(11mg、0.026mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.01mL、0.05mmol)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を、20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の生成物を得た。MS(m/z)811[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.81(d,J=13.7Hz,1H),7.19-6.96(m,1H),6.90-6.52(m,2H),6.43(ddd,J=19.9,17.4,7.5Hz,3H),5.20-4.88(m,1H),4.72(dd,J=23.4,2.2Hz,2H),3.39(s,2H),3.26-3.10(m,3H),3.10-2.87(m,2H),2.46(d,J=15.0Hz,2H),1.44-1.17(m,2H),1.04(d,J=37.7Hz,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-ヒドロキシ-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(113)の合成:化合物113を、64BをN-(4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの代わりにし、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例112の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)795[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.88-7.63(m,2H),7.11(ddd,J=32.8,8.1,7.0Hz,1H),6.69(dtt,J=40.7,9.2,2.4Hz,1H),6.55-6.25(m,3H),5.20-4.90(m,1H),4.78(dd,J=19.0,2.1Hz,2H),3.38(s,2H),3.23-2.82(m,6H),2.64-2.33(m,2H),1.51-1.30(m,1H),1.16-0.98(m,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-ヒドロキシオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(114)の合成:111A(50mg、0.1mmol)の、1mLのジオキサン中4Nの塩酸塩及び1mLのメタノール中溶液を、3時間撹拌した。溶媒を除去し、真空乾燥した。粗生成物、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(25.8mg、0.092mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(39.2mg、0.092mmol)をDMF(1mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.032mL、0.18mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。混合物を10mLのEtOAcに溶解し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)及び5mLのブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を乾燥して濃縮した。粗生成物を1mLのジオキサン、(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸(8.65mg、0.047mmol)、1N重炭酸ナトリウム(0.047mL)に溶解し、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(1.16mg、0.002mmol)を混合物に添加した。反応物を、マイクロ波反応器内によって140℃で15分間加熱した。混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固させた。混合物を1mLのアセトニトリルに溶解し、1,1’-カルボニルジイミダゾール(9.73mg、0.06mmol)を溶液に添加し、これを1時間撹拌した。混合物を濾過し、反応混合物を20~80%のBを用いる分取逆相HPLCで20分かけて精製した(A=0.1%TFA/H2O、B=0.1%TFA/アセトニトリル)。LC/MSによって決定される純粋な画分を合わせ、凍結乾燥して、所望の化合物を得た。MS(m/z)693[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.88(d,J=8.1Hz,1H),7.34(s,1H),7.22-7.10(m,2H),6.65(t,J=9.3Hz,1H),6.37(d,J=6.8Hz,2H),5.37-5.20(m,1H),4.98-4.88(m,1H),3.24(p,J=1.7Hz,1H),3.15-2.96(m,2H),2.47(dd,J=8.1,4.0Hz,1H),1.39(d,J=6.8Hz,1H),1.10(s,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(115)の合成:化合物115を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)822[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.86(s,1H),6.92(d,1H),6.74(t,1H),6.42-6.27(m,3H),4.92-4.71(m,3H),3.69-3.50(m,2H),3.20(s,4H),3.00(dt,1H),2.56-2.35(m,2H),1.40(d,1H),1.32(d,7H),1.09(d,1H)。
N-((S)-1-(6-(3-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(116)の合成:化合物116を、34Eを利用して、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを34Dの代わりにし、4-クロロ-1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-アミンを34Gの代わりにし、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりにして、実施例34の合成について提示された方法に従って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)804[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ7.86(s,1H),7.11-6.98(m,1H),6.92(d,1H),6.79-6.68(m,1H),6.38(d,2H),6.34(d,1H),4.96(t,1H),4.78-4.72(m,3H),3.68-3.56(m,3H),3.19(s,3H),3.17-3.11(m,1H),2.99(dt,2H),2.81(s,1H),2.54-2.40(m,2H),1.32(d,6H),1.07(d,1H)。
N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(117A)の合成:化合物117Aを、実施例23と同様の方法で、23Fを用い、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりに用いて調製し、化合物117Aを得た。MS(m/z):680.83[M+H]+。
5,5’-(5-(1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2,6-ジイル)ビス(2-フルオロベンズアミド)(117)の合成:マイクロ波チューブに、N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(117A、50mg、0.73mmol)、(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸(20mg、0.11mmol)及びPdCl
2[P(cy)
3]
2(3mg、0.004mmol)を入れた。混合物に1.4mLの1,4-ジオキサン及び0.2mLの重炭酸ナトリウム水溶液(1M)を添加した。この系をアルゴンでパージし、次いでマイクロ波チューブを密閉し、反応混合物を沸騰(140℃浴)まで40分間加熱した。冷却後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄した後、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物117B及び化合物117を得た。化合物117B:(MS(m/z)738.96[M+H]
+)。化合物117:MS(m/z)829.89[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.63(m,1H),8.39(m,1H),8.30(s,1H),7.48(m,3H),7.36-7.16(m,1H),6.65(m,1H),6.38(m,2H),5.49(m,1H),4.88(s,2H),3.14(m,2H),2.46(m,2H),1.39(m,1H),1.11(m,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-フェニルチアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(118)の合成:化合物118を、実施例117と同様の方法で、117Bを用い、フェニルボロン酸を(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)768.87[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.97(d,J=8.1Hz,1H),8.28(s,1H),8.21(dd,J=7.9,1.6Hz,2H),7.62(m,3H),7.44(m,2H),7.25(m,1H),6.65(m,1H),6.38(m,2H),5.48(m,1H),4.86(s,2H),3.23-3.08(m,2H),2.46(m,2H),1.38(m,1H),1.11(m,1H)。
N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルスルホニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(119A)の合成:N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(117B、100mg、0.147mmol)の、0℃の3mLのジクロロメタン中撹拌溶液に、メタ-クロロペルオキシ安息香酸(82mg、0.367mmol)を加えた。反応混合物を室温に加温し、一晩撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、及びブラインで洗浄した。有機層を分離し、真空中で濃縮乾固させて、化合物119Aを得た。MS(m/z):713.73[M+H]+。
N-(1-(6-ブロモ-2-シアノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(119B)の合成:N-(1-(6-ブロモ-2-(メチルスルホニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(119A、105mg、0.147mmol)の無水塩化メチレン(0.5mL)中溶液に、シアン化テトラブチルアンモニウム(39mg、0.147mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで塩化メチレンで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。EtOAc及びヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残渣を精製し、化合物119Bを得た。MS(m/z):660.80[M+H]+。
6-(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)-5-(1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-カルボキサミド(119):マイクロ波チューブに、N-(1-(6-ブロモ-2-シアノチアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(119B、50mg、0.076mmol)、(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸(21mg、0.11mmol)及びPdCl
2[P(cy)
3]
2(3mg、0.004mmol)を入れた。混合物に1.4mLの1,4-ジオキサン及び0.2mLの重炭酸ナトリウム水溶液(1M)を添加した。この系をアルゴンでパージし、次いでマイクロ波チューブを密閉し、反応混合物をマイクロ波で、150℃で15分間加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄した後、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物119を得た。MS(m/z)735.88[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d
4)δ8.98(d,J=7.9Hz,1H),8.38(s,1H),7.46(m,2H),7.25(m,1H),6.65(m,1H),6.37(m,2H),5.48(m,1H),4.85(s,2H),3.23-3.09(m,2H),2.46(m,2H),1.38(m,1H),1.09(m,1H)。
tert-ブチル(S)-(1-(5-アミノ-3-ブロモ-6-(フェニルエチニル)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(120A)の合成:マイクロ波チューブに、tert-ブチル(S)-(1-(5-アミノ-3,6-ジブロモピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(200mg、0.39mmol)、フェニルアセチレン(0.087mL、0.79mmol)、THF(2mL)及びトリエチルアミン(0.2mL)を入れた。この系をアルゴンでパージし、次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(32mg、0.039mmol)及びヨウ化銅(I)(15mg、0.079mmol)を入れた。系を再びアルゴンでパージし、マイクロ波チューブを密閉し、反応混合物を70℃まで1時間加熱した。冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、50mLのH2O(1mLの28%水酸化アンモニウム溶液を含む)及びブラインで洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、化合物120Aを得た。MS(m/z)527.95[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(3-ブロモ-6-(フェニルエチニル)-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(120B)の合成:tert-ブチル(S)-(1-(5-アミノ-3-ブロモ-6-(フェニルエチニル)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(120A、185mg、0.35mmol)の0℃の1,4-ジオキサン(3mL)中溶液を、トリフルオロ酢酸無水物(0.06mL、0.42mmol)、続いて炭酸カリウム(62mg、0.455mmol))で処理した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、次いで水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残渣を精製し、化合物120Bを得た。MS(m/z)625.39[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(1-(6-ブロモ-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(120C)の合成:トリエチルアミン(0.023mL、0.167mmol)を、tert-ブチル(S)-(1-(3-ブロモ-6-(フェニルエチニル)-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(120B、208mg、0.33mmol)の乾燥DMF(4mL)中溶液に加え、反応物を100℃で20時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した後、水(20mL)を添加し、混合物をEtOAcと5%LiCl水溶液とに分配した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、アセトニトリル/水(0.1%TFA含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物120Cを得た。MS(m/z)527.99[M+H]+。
tert-ブチル(S)-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)エチル)カルバメート(120D)の合成:化合物120Dを、化合物119Cと同様の方法で、120Cを119Bの代わりに用い、5-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オンを2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)596.91[M+H]+。
(S)-6-(5-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-6-イル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン塩酸塩(120E)の合成:Tert-ブチル(S)-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)エチル)カルバメート(120D、20mg、0.034mmol)を、2mLの1,4-ジオキサンに溶解し、0℃に冷却した。1,4-ジオキサン中のHCl(4N)溶液1mLを反応物に添加し、次いで室温で一晩撹拌し、濃縮乾固させ、化合物120Eを得た。MS(m/z):496.97[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(120)の合成:(S)-6-(5-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-6-イル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン塩酸塩(120E、18mg、0.034mmol)を1mLのDMFに溶解し、0℃に冷却した。反応物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.061mL、0.34mmol)、続いて、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(9.6mg、0.034mmol)及びCOMU(14.6mg、0.034mmol)の1mLのDMF中溶液。5分間撹拌した後、反応物をEtOAcと5%LiCl水溶液とに分配した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を1mLのDMF及び0.1mLのモルホリンに溶解し、30分間放置した。次いで、反応物を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物120を得た。MS(m/z):761.00[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ10.80(s,1H),10.14(s,1H),8.18-7.78(m,3H),7.75-7.37(m,3H),7.41-6.32(m,6H),5.64-5.14(m,1H),4.96-4.54(m,2H),3.20(m,2H),2.88-2.07(m,5H),1.38(m,1H),1.04(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(121)の合成:化合物121を、実施例120と同様の方法で、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを5-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オンの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):837.07[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ11.28(d,1H),9.84(dd,1H),8.42-7.85(m,5H),7.81-7.06(m,6H),6.97-6.03(m,3H),5.67-4.95(m,1H),4.93-4.48(m,2H),3.60-3.03(m,8H),2.63-2.38(m,2H),1.47-1.23(m,1H),1.18-0.88(m,1H)。
2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-フェニル-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(122)の合成:化合物122を、実施例121と同様の方法で、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5a,6,6a-テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール-1(4H)-イル)酢酸を2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):797.05[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.05-7.77(m,4H),7.69-7.41(m,4H),7.39-7.04(m,2H),6.94-6.24(m,4H),5.52-4.99(m,1H),4.88(s,2H),3.49-3.10(m,6H),3.08-2.58(m,2H),2.40-1.22(m,6H),0.92(m,1H),0.59(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(123A)の合成:化合物123Aを、実施例119と同様の方法で、N-(1-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミドの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):825.00[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(123)の合成:化合物123を、実施例119と同様の方法で、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミドの代わりに用い、160℃で20分間の加熱を150℃で15分間の代わりに行って調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):858.91[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.83(m,1H),8.61-7.93(m,3H),7.95-6.96(m,2H),6.83-6.11(m,3H),5.44-4.97(m,1H),4.85(m,2H),4.03(s,3H),3.47-2.77(m,8H),2.62-2.33(m,2H),1.56-0.89(m,2H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(124)の合成:化合物124を、実施例 52と同様の方法で、4-メチルピペリジン-4-オールを1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)892.02[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.97(d,1H),7.89-7.68(m,1H),7.06(m,1H),6.87-6.53(m,1H),6.54-6.14(m,3H),4.95(t,J=7.3Hz,1H),4.84-4.67(m,2H),3.98(m,2H),3.72(m,2H),3.35(s,3H),3.26-2.79(m,5H),2.68-2.36(m,2H),1.78(m,4H),1.39(m,1H),1.32(s,3H),1.10(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(125)の合成:化合物125を、実施例 52と同様の方法で、3-メチルピロリジン-3-オールを1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)878.00[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.99(d,1H),7.88-7.70(m,1H),7.33-6.99(m,1H),6.72(t,J=9.2Hz,1H),6.52-6.21(m,3H),5.30-4.93(m,1H),4.84(m,2H),4.29-3.45(m,4H),3.42-2.76(m,8H),2.59-2.32(m,2H),2.17(m,2H),1.52(s,3H),1.39(m,1H),1.08(m,1H)。
tert-ブチル(1-(5-(1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(126A)の合成:化合物126Aを、実施例 52と同様の方法で、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートを1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)991.28[M+H]+。
N-(1-(2-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(126)の合成:tert-ブチル(1-(5-(1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(126A、7mg、0.007mmol)を、1mLの塩化メチレン中20% TFAに溶解し、室温で1.5時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を高真空下で乾燥させて化合物126を得た。MS(m/z)891.09[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.00(s,1H),7.82(dd,J=8.1,1.0Hz,1H),7.06(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.73(tt,J=9.2,2.4Hz,1H),6.47(dd,J=7.0,1.2Hz,1H),6.45-6.17(m,2H),4.97(t,J=7.2Hz,1H),4.79(m,2H),4.15(m,2H),3.80-3.54(m,2H),3.34(s,3H),3.13(m,4H),3.08-2.88(m,1H),2.48(m,2H),2.14-1.90(m,4H),1.56(s,3H),1.52-1.32(m,1H),1.22-0.95(m,1H)。
1-(5-(1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド(127)の合成:化合物127を、実施例 52と同様の方法で、4-メチル-4-ピペリジンカルボキサミド塩酸塩を1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)918.97[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.96(s,1H),7.82(dd,J=8.1,1.1Hz,1H),7.06(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.90-6.63(m,1H),6.48(dd,J=7.0,1.1Hz,1H),6.44-6.15(m,2H),4.96(t,J=7.2Hz,1H),4.85(m,2H),4.00(m,2H),3.61(m,2H),3.35(s,3H),3.15(m,4H),3.07-2.91(m,1H),2.47(m,2H),2.26(m,2H),1.68(m,2H),1.47-1.34(m,1H),1.32(s,3H),1.10(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((5-オキソピロリジン-3-イル)アミノ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(128)の合成:化合物128を、実施例52と同様の方法で、4-アミノピロリジン-2-オンを1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z)876.91[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.09-7.89(m,1H),7.81(m,1H),7.32-6.95(m,1H),6.83-6.56(m,1H),6.57-6.10(m,3H),4.96(t,J=7.2Hz,1H),4.81(m,2H),4.01-3.80(m,1H),3.61-3.41(m,1H),3.42-3.32(m,3H),3.15(m,4H),3.06-2.84(m,3H),2.46(m,3H),1.50-1.26(m,1H),1.10(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-ヒドラジニル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(129A)の合成:2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(123A、500mg、0.61mmol)を25mLの塩化メチレンに溶解し、溶液を0℃に冷却した。溶液に3-クロロペルオキシ安息香酸(純度77%、204mg、0.91mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液及びブラインで洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。300mgの粗生成物(0.35mmol)に2mLのエタノールを添加し、混合物を0℃に冷却した。混合物に0.2mLのヒドラジン水和物を滴加し、得られた溶液を室温で20分間撹拌し、溶媒を除去した。残渣を水に懸濁し、濾過した。ケーキを回収し、高真空下で乾燥させて、化合物129Aを得た。MS(m/z):808.89[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(129-2)の合成:臭化銅(II)(162mg、0.73mmol)を、水(0.3mL)及び氷酢酸(0.3mL)の混合物に溶解した。混合物に、2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-ヒドラジニル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(129A、196mg、0.24mmol)の6mLの氷酢酸中溶液を滴加した。反応物を5分間撹拌し、水酸化アンモニウム水溶液と塩化アンモニウムと酢酸エチルとの間に分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4乾燥させて濾過し、濃縮乾固させた。残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、化合物129-1及び化合物129-2を得、これを、ACN/H2O(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCで再び精製した。化合物129-1:MS(m/z):856.78[M+H]
+。化合物129-2:MS(m/z):778.94[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ9.72(d,J=1.5Hz,1H),8.90(t,1H),8.55(d,J=9.0Hz,1H),7.98-7.72(m,1H),7.40-7.04(m,1H),6.87-6.51(m,2H),6.50-6.23(m,2H),5.52-5.06(m,1H),4.85(m,2H),3.62-2.81(m,8H),2.65-2.25(m,2H),1.39(m,1H),1.10(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-メチル-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(130)の合成:マイクロ波チューブに、N-(1-(2-ブロモ-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(129-1、45mg、0.053mmol)、炭酸カリウム(22mg、0.16mmol)、トリメチルボロキシン(0.022mL、0.16mmol)及びtrans-ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(3.7mg、0.005mmol)を入れた。混合物に、1mLの1,4-ジオキサン、0.3mLのN,N-ジメチルホルムアミド、及び0.1mLの水を添加した。この系をアルゴンでパージし、次いでマイクロ波チューブを密閉し、反応混合物をマイクロ波反応器内で120℃まで5分間加熱した。室温に冷却した後、EtOAcと水との間で分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄した後、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物130を得た。MS(m/z)792.92[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.10(d,1H),7.92(dd,J=8.2,1.1Hz,1H),7.22-6.90(m,1H),6.79(m,1H),6.69-6.55(m,1H),6.51-6.34(m,1H),6.27-6.02(m,2H),5.12(t,J=6.9Hz,1H),4.71(s,2H),3.23(d,6H),3.12-2.85(m,5H),2.44(m,2H),1.41(q,J=7.2Hz,1H),1.34-1.01(m,1H)。
N-(1-(2-シアノ-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(131)の合成:化合物131を、実施例119と同様の方法で、123Aを117Aの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):803.86[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.97(d,J=8.8Hz,1H),8.65(s,1H),8.10-7.76(m,1H),7.19(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.82(dd,J=7.1,1.1Hz,1H),6.78-6.63(m,1H),6.47-6.14(m,2H),5.30-5.10(m,1H),4.83(m,2H),3.28-3.15(m,1H),3.14(s,3H),3.05-2.81(m,1H),2.59-2.35(m,2H),1.38(q,J=7.1Hz,1H),1.06(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1H-ピラゾール-4-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(132)の合成:化合物132を、実施例123と同様の方法で、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):845.11[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.53-8.22(m,3H),7.99-7.77(m,1H),7.44-7.08(m,1H),6.86-6.53(m,2H),6.39(dd,J=35.7,7.5Hz,2H),5.39-5.03(m,1H),4.85(m,2H),3.52-2.84(m,8H),2.67-2.37(m,2H),1.50-1.24(m,1H),1.11(m,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1-トリチル-1H-イミダゾール-4-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(133A)の合成:マイクロ波チューブに、N-(1-(2-ブロモ-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(129-1、30mg、0.035mmol)、4-(トリブチルスタンニル)-1-トリチルイミダゾール(25mg、0.042mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.2mg、0.0011mmol)を入れた。混合物に、0.3mLのN,N-ジメチルホルムアミドを添加した。系をアルゴンでパージし、マイクロ波チューブを密閉し、反応混合物を100℃まで4時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を20mLの飽和NH4Clで希釈し、20mLのEtOAcで3回抽出した。有機抽出物を合わせ、1N NaOH、1M KF水溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物133Aを得た。MS(m/z):1086.73[M+H]+。
N-(1-(2-(1H-イミダゾール-4-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(133)の合成:2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-(1-トリチル-1H-イミダゾール-4-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(133A、12mg、0.011mmol)を5mLのアセトニトリル中0.1% TFAに溶解し、得られた溶液を室温で3時間撹拌し、濃縮乾固させた。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物133を得た。MS(m/z):845.90[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.83(d,1H),8.45(d,1H),8.18(dd,2H),8.02-7.77(m,1H),7.44-7.04(m,1H),6.84-6.57(m,2H),6.57-6.23(m,2H),5.13(q,J=7.6Hz,1H),4.85(m,2H),3.55-2.80(m,51H),2.46(dd,J=7.7,4.1Hz,1H),1.55-1.26(m,1H),1.07(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-(2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(134)の合成:化合物134を、実施例133と同様の方法で、1-メチル-4-(トリブチルスタンニル)-1H-イミダゾールを4-(トリブチルスタンニル)-1-トリチルイミダゾールの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た:MS(m/z):859.16[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.81(d,J=8.6Hz,1H),8.42(s,1H),8.12(d,J=1.3Hz,1H),8.07-7.97(m,1H),7.88(dd,J=8.2,1.0Hz,1H),7.14(dd,J=8.2,7.0Hz,1H),6.80-6.58(m,2H),6.44-6.19(m,2H),5.24-4.97(m,1H),4.82-4.73(m,2H),3.92(s,3H),3.33(s,3H),3.27-3.17(m,1H),3.13(s,3H),3.07-2.85(m,1H),2.46(m,2H),1.54-1.25(m,1H),1.20-0.90(m,1H)。
エチル3-(3-アミノ-6-(1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-5-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)ピリジン-2-イル)アクリレート(135A)の合成:マイクロ波チューブに、tert-ブチル(1-(5-アミノ-6-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(国際公開第2014110297号に従って調製、100mg、0.15mmol)、エチルアクリレート(0.048mL、0.44mmol)、トリ(o-トリル)ホスフィン(8.9mg、0.029mmol)及び酢酸パラジウムトリマー(3.3mg、0.015mmol)を入れた。混合物に、1.5mLのアセトニトリル及びトリエチルアミン(0.122mL、0.88mmol)を添加した。系をアルゴンでパージし、マイクロ波チューブを密閉し、反応混合物を140℃で1時間加熱した。室温に冷却した後、反応物を塩化メチレンとブラインとの間に分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄した後、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残渣を精製し、化合物135Aを得た。MS(m/z):705.24[M+H]+。
tert-ブチル(1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(135B)の合成:エチル3-(3-アミノ-6-(1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-5-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)ピリジン-2-イル)アクリレート(135A、48mg、0.068mmol)をエタノール(10mL)に溶解し、これに、ナトリウムエトキシド溶液(0.053mL、0.68mmol、エタノール中21%)を加えた。混合物を100℃で30分間加熱し、次いで室温に冷却し、更にナトリウムエトキシド溶液(0.1mL、エタノール中21%)を添加した。反応物を100℃で更に30分間加熱し、室温まで冷却し、ある程度の溶媒を除去した。反応物を50%n-ブタノール/EtOAcとブラインとの間に分配した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をACN/水(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物135Bを得た。MS(m/z):659.14[M+H]+。
N-(7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-3-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(135C)の合成:Tert-ブチル(1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(135B)、28mg、0.043mmol)を2mLの塩化メチレンに溶解し、これに0.3mLのTFAを加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を除去し、化合物135CをTFA塩として得た。MS(m/z):559.02[M+H]+。
N-(1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(135)の合成:N-(7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-3-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(135C、28mg、0.043mmol)を0.5mLのDMFに溶解し、0℃に冷却した。この溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.027mL、0.214mmol)、続いて2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(11.3mg、0.043mmol)、及びHATU(24.4mg、0.064mmol)の0.5mLのDMF中溶液を加えた。反応混合物を0℃で5分間撹拌した。反応混合物に0.5mLのエタノール及び0.1mLの15%NaOH水溶液を添加し、反応混合物を5分間撹拌した。反応混合物を5%クエン酸で酸性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、ACN/水で溶出する逆相HPLCによって精製し、化合物135を得た。MS(m/z):805.05[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.68(m,1H),8.20(m,1H),7.60(m,1H),7.21(q,J=7.7Hz,1H),7.12(d,J=7.6Hz,1H),6.97(dd,J=9.8,0.9Hz,1H),6.89-6.51(m,3H),6.50-6.21(m,2H),5.43-4.93(m,1H),4.81-4.54(m,2H),3.34(s,2H),3.28-2.87(m,6H),2.45(m,2H),1.49-1.27(m,1H),1.16-0.89(m,1H)。
N-((S)-1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-6-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,5-ナフチリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(136)の合成:N-(1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-6-オキソ-5,6-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(135C、13mg、0.016mmol)を、3mLの酢酸エチルに溶解した。溶液を真空によって脱気し、アルゴンでバックフラッシュした。溶液にロジウム(2mg、5重量%のアルミナ、粉末、DegussaのタイプG214 RA/D)を添加し、次いで反応物を真空下に置き、水素バルーン下で1時間撹拌した。反応物に、0.1mLの酢酸及び5mgのRh/Al
2O
3を添加し、水素バルーン下で一晩撹拌した。濾過後、溶媒を除去し、残渣を、ACN/H2O(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物136を得た。MS(m/z):807.16[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.17-6.95(m,2H),6.89-6.48(m,2H),6.48-6.25(m,3H),4.88(m,1H),4.82-4.39(m,2H),3.37(s,3H),3.24(s,3H),3.17-3.02(m,1H),2.94(m,1H),2.81(m,2H),2.46(m,2H),1.39(q,J=6.8Hz,1H),1.15-0.76(m,1H)。
tert-ブチル(S)-2-(4-(4-((6-(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)-5-((S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)エチニル)フェニル)-1H-イミダゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(137)の合成:マイクロ波チューブに、(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(44mg、0.06mmol)、tert-ブチル(S)-2-(5-(4-エチニルフェニル)-1H-イミダゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(29.2mg、0.087mmol)、ヨウ化銅(1.1mg、0.006mmol)及びジクロロ1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(4.75mg、0.006mmol)を入れた。混合物に1mLのTHF及び0.2mLのトリエチルアミンを加えた。系をアルゴンでパージし、次いでマイクロ波チューブを密閉し、反応混合物をマイクロ波中で120℃まで30分間加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAc(100mL)と水/水酸化アンモニウム(30mL)との間で分配した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣を、アセトニトリル及び水(0.1%TFA含む)で溶出する逆相HPLCによって精製して、化合物137を得た。MS(m/z):1048.30[M+H]
+)。
5-(5-((S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((4-(2-((S)-ピロリジン-2-イル)-1H-イミダゾール-4-イル)フェニル)エチニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(138)の合成:tert-ブチル(S)-2-(4-(4-((6-(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)-5-((S)-1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)エチニル)フェニル)-1H-イミダゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(137、2.1mg)を、1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、濃縮乾固させて、化合物138を得た。MS(m/z)948.04[M+H]
+。
(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(139)の合成:化合物139を、実施例3と同様の方法で、1-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)ピペラジンをモルホリンの代わりに用いて調製した。MS(m/z):931.26[M+H]
+。
5-(2-(4-(4-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)-5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(140)の合成:化合物140を、実施例24と同様の方法で、1-(4-クロロフェニル)ピペラジンを1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):887.24[M+H]
+。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(141)の合成:化合物141を、実施例24と同様の方法で、1-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジンを1-(オキセタン-3-イル)ピペラジンの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):921.51[M+H]
+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(メチルチオ)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(142)の合成:化合物142を、実施例117と同様の方法で、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソインドリン-1-オンを2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミドの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):733.32[M+H]+。
N-((S)-1-(2,6-ビス(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(143)の合成:化合物143を、実施例117と同様の方法で、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソインドリン-1-オンを2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミドの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):817.92[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(4-モルホリノフェニル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(144)の合成:化合物144を、実施例118と同様の方法で、化合物142と、(4-モルホリノフェニル)ボロン酸を(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):848.14[M+H]
+。
tert-ブチル4-(4-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(145)の合成:化合物145を、実施例118と同様の方法で、化合物142と、tert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートを(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):947.12[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)-2-((4-(2-((S)-ピロリジン-2-イル)-1H-イミダゾール-4-イル)フェニル)エチニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(146)の合成:化合物146を、実施例138と同様の方法で、化合物142を(S)-5-(5-(1-(2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4,7,7-テトラフルオロ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(メチルチオ)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミドの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):922.93[M+H]+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(6-(3-オキソイソインドリン-5-イル)-2-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(147)の合成:化合物147を、実施例138と同様の方法で、化合物145を化合物137の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):847.04[M+H]+。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(ピリミジン-5-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(148)の合成:化合物148を、実施例118と同様の方法で、5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジンをフェニルボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):771.02[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ9.67(s,0H),9.55(s,1H),9.36(s,1H),8.38(d,J=5.6Hz,1H),7.50(d,J=7.0Hz,1H),7.36-7.14(m,1H),6.78-6.56(m,1H),6.52-6.27(m,2H),5.53-5.43(m,1H),4.90(s,2H),3.27-2.93(m,3H),2.47(tt,J=6.7,3.7Hz,2H),1.40(q,J=7.2Hz,1H),1.12(dd,J=6.3,3.9Hz,1H)。
5-(5-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(1H-ピラゾール-4-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル)-2-フルオロベンズアミド(149)の合成:化合物149を、実施例118と同様の方法で、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールをフェニルボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):759.10[M+H]+。
1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.39(s,2H),8.22(s,1H),7.46(d,J=6.9Hz,1H),7.40(s,1H),7.25(dd,J=10.7,8.5Hz,1H),6.72-6.62(m,1H),6.42-6.35(m,2H),5.46(t,J=7.5Hz,1H),4.90(s,2H),3.24(dd,J=13.0,8.4Hz,1H),3.18-3.08(m,1H),2.55-2.42(m,2H),1.40(q,J=7.0Hz,1H),1.12(s,1H)。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(150)の合成:化合物150を、実施例3と同様の方法で、N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンをモルホリンの代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):877.06[M+H]
+。
2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)-N-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(2-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-6-(1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)チアゾロ[4,5-b]ピリジン-5-イル)エチル)アセトアミド(151)の合成:化合物151を、実施例118と同様の方法で、(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)ボロン酸を(3-カルバモイル-4-フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに用いて調製し、所望の化合物を得た。MS(m/z):900.01[M+H]+。
MT4細胞における抗ウイルスアッセイ
抗ウイルスアッセイでは、10%FBSを含む培養培地中で、最終的に有効な1×試験濃度の3倍に段階希釈した化合物を達成するために必要な濃度40μLを、384ウェルプレート(10濃度)の各ウェルに添加し、4回繰り返した。次に、MT-4細胞を、m.o.i0.003のHIV-IIIbと1時間混合した後、35μLのウイルス/細胞混合物(2000細胞)を、40μLの希釈化合物を含む各ウェルに直ちに添加した。続いて、プレートを37℃で5日間インキュベートした。5日間のインキュベーション後、25μLの2×濃度のCellTiter-Glo(商標)試薬(カタログ#G7571、Promega Biosciences,Inc.(Madison,WI))を、MT-4細胞を含む各ウェルに添加した。室温で10分間インキュベートすることによって細胞を溶解させ、その後化学発光を読み取った。EC50値を、HIV-1増殖の尺度である発光シグナルの50%減少を引き起こした化合物濃度として計算し、以下の表1に示す。