[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7554841B2 - 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法 - Google Patents

1’-シアノヌクレオシドを調製する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7554841B2
JP7554841B2 JP2022553075A JP2022553075A JP7554841B2 JP 7554841 B2 JP7554841 B2 JP 7554841B2 JP 2022553075 A JP2022553075 A JP 2022553075A JP 2022553075 A JP2022553075 A JP 2022553075A JP 7554841 B2 JP7554841 B2 JP 7554841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
mixture
reactor
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022553075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023516087A (ja
Inventor
パーベル アール. バダロフ,
ステイシー ブレムナー,
マシュー アール. チン,
デチアン ガオ,
ノーラン グリッグス,
ラース ブイ. ヘウマン,
チアジェン ライ,
ロバート アール. ミルバーン,
サンカール モハン,
ショーン ティー. ネビル,
ビン シ,
アンドリュー シー. スティーブンス,
ニコラス エー.ジェイ. ウーリッグ,
ティアゴ ヴィエイラ,
トッド エー. ウェンデルスキ,
Original Assignee
ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド filed Critical ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
Publication of JP2023516087A publication Critical patent/JP2023516087A/ja
Priority to JP2024133263A priority Critical patent/JP2024144781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7554841B2 publication Critical patent/JP7554841B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/23Heterocyclic radicals containing two or more heterocyclic rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system, not provided for in groups C07H19/14 - C07H19/22
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6561Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing systems of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring or ring system, with or without other non-condensed hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H1/00Processes for the preparation of sugar derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H7/00Compounds containing non-saccharide radicals linked to saccharide radicals by a carbon-to-carbon bond
    • C07H7/06Heterocyclic radicals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年3月12日に出願された米国仮特許出願第62/988,661号の優先権を主張し、この出願は、あらゆる目的のためにその全体が本明細書に組み込まれる。
化合物(2R,3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリルは、重要な合成中間体である(例えば、国際公開第2016/069825号を参照されたい)。この中間体、及び他の1’-シアノヌクレオシドを調製する方法が継続的に必要とされている。更に、これらの化合物を大規模で、良好な収率、及び/又は良好な純度で調製する方法が継続的に必要とされている。本発明は、この必要性及び他の必要性を満たす。
国際公開第2016/069825号
一実施形態では、本発明は、式(I)の化合物を調製する方法を提供し、
方法は、(a)第1の投入混合物を第1のフロー反応器に添加することであって、第1の投入混合物は、ルイス酸、ブレンステッド酸、及び式(II-a)の化合物を含み、
第1のフロー反応器は、第1の出力混合物を提供する、添加することと、(b)第2の投入混合物を第2のフロー反応器に添加することであって、第2の投入混合物は、第1の出力混合物及びシアン化剤を含み、第2のフロー反応器は、式(I)の化合物を含む第2の出力混合物を提供する、添加することと、を含む。
別の実施形態では、式(II-a)の化合物を調製する方法が本明細書で提供され、
第5の投入混合物を第5の反応器に添加することであって、第5の投入混合物は、式(V)の化合物と、
酸化剤と、第5の塩基とを含み、第5の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第5の出力混合物を提供する、ことを含む。
別の実施形態では、式(VII)の化合物
又はその塩を調製する方法が本明細書で提供され、方法は、第8の投入混合物を第8のフロー反応器に添加することであって、第8の投入混合物は、第8のルイス酸及び式(I)の化合物を含み、
第8のフロー反応器は、式(VII)の化合物又はその塩を含む第8の出力混合物を提供する、ことを含む。
別の実施形態では、式(VII)の化合物
又はその塩を調製する方法が本明細書で提供され、方法は、式(I)の化合物と
第9のルイス酸と、添加剤とを、第9の反応器で組み合わせて、式(VII)の化合物又はその塩を含む第9の出力混合物を提供することを含む。
別の実施形態では、式(VII)の化合物
又はその塩を調製する方法が本明細書で提供され、方法は、式(I)の化合物と
第10のルイス酸とを、第10の反応器で組み合わせて、式(VII)の化合物又はその塩を含む第10の出力混合物を提供することを含み、第10のルイス酸は、三塩化アルミニウム(AlCl)、三臭化アルミニウム(AlBr)、塩化チタン(IV)(TiCl)、及び塩化スズ(IV)(SnCl)からなる群から選択される。
別の実施形態では、式(VIII)の化合物
又はその薬学的に許容される塩を調製する方法が本明細書で提供され、(a)第11の投入混合物を第11の反応器に添加することであって、第11の投入混合物は、第11の酸HX、第11の保護剤、第11の溶媒、及び式(VII)の化合物を含み、
第11の反応器は、式(VIII-a)の酸塩を含む第11の出力混合物を提供し、
第11の酸HXは、硫酸、塩酸、リン酸、安息香酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カンファースルホン酸、ナフタレンスルホン酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、1,5-ナフタレンジスルホン酸、マレイン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、又はシュウ酸であり、第11の保護剤は、アセトン、2-メトキシプロペン、2,2-ジメトキシプロパン、アルキルアセタール、又はビニルエーテルであり、第11の溶媒は、ジクロロメタン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、若しくはアセトニトリル、又はそれらの組み合組み合わせである、添加することと、
(b)第12の投入混合物を第12の反応器に添加することであって、第12の投入混合物は、第11の出力混合物、第12の塩基、及び第12の溶媒を含み、第12の反応器は、式(VIII-a)の化合物を含む第12の出力混合物を提供し、第12の塩基は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、又は水酸化カルシウムであり、第12の溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、若しくは水、又はそれらの組み合組み合わせである、添加することと、を含む。
別の実施形態では、式(X)の化合物を調製する方法が本明細書で提供され、
第13の投入混合物を第13の反応器に添加することを含み、第13の投入混合物は、式(VIII)の化合物
又はその薬学的に許容される塩、塩化マグネシウム、ジイソプロピルエチルアミン、第13の溶媒、及び式(IX)の化合物を含み、
第13の反応器は、式(X)の化合物を含む第13の出力混合物を提供し、第13の溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、若しくは2-メチルテトラヒドロフラン、又はそれらの組み合組み合わせである。
実施例7に記載の式(I)の化合物を調製する方法を示すフロー概略図である。
実施例13に記載の式(VII)の化合物を調製する方法を示すフロー概略図である。
I.概論
本開示は、1’-シアノヌクレオシドを調製する方法を記載する。本明細書に記載の方法は、任意のスケール、例えば、1kg以上で実行することができる効率的で拡張可能なプロセスに関する。いくつかの実施形態では、方法はフロー反応器で、式(I)の化合物を調製することを含む。
II.定義
値を指す場合、「約」は、記載された値の、記載された値+/-10%を含む。例えば、約50%は、45%~55%の範囲を含み、約20モル当量は、18~22モル当量の範囲を含む。したがって、範囲を指す場合、「約」は、範囲の各末端の記載された値の、記載された値+/-10%の各々を指す。例えば、約1~約3(重量/重量)の比は、0.9~3.3の範囲を含む。
「フロー反応器」又は「管型反応器」は、化学物質、試薬、及び溶媒が、通常、定常状態で供給混合物として継続的に添加され、化学物質、試薬、及び他の従属変数の変換が反応器内の位置及び滞留時間の関数であるように構成される容器を指す。例えば、流体は、それらが固体プラグ又はピストンであるかのようにフロー反応器を通って流れることができ、反応時間は、任意の所与の断面における全ての流動材料について同じである。材料は、フロー反応器に連続的に添加されるが、供給混合物が使い尽くされるまで、すなわち、供給混合物がなくなるまで、生成物は、出力混合物を介して連続的に生成される。例えば、図1に示すフロー概略図に関して、第1のフロー反応器は、反応ループ140によって表される。図1に示すフロー概略図に関して、第2のフロー反応器は、反応ループ170によって表される。
「連続的に添加すること」は、反応器に流れるストリームとして化学物質、試薬、及び溶媒の供給源を提供して、生成物のストリームを提供することを指す。
「排出された」とは、化学物質、試薬、及び溶媒の供給混合物がフロー反応器に完全に送達された時点を指す。
本明細書で使用される「投入混合物」は、反応器に入る1つ又は複数の試薬及び/又は溶媒の混合物を指す。反応器は、バッチ反応器又はフロー反応器であり得る。
本明細書で使用される「第1の投入混合物」は、第1のフロー反応器に入る1つ又は複数の試薬及び/又は溶媒の混合物を指す。例えば、図1に示されるフロー概略図に関して、第1の投入混合物は、第1のフロー反応器に入るストリーム135によって表される。
本明細書で使用される「第2の投入混合物」は、第2のフロー反応器に入る1つ又は複数の試薬及び/又は溶媒の混合物を指す。例えば、図1に示されるフロー概略図に関して、第2の投入混合物は、第2のフロー反応器に入るストリーム165によって表される。
本明細書で使用される「出力混合物」は、反応器を出る1つ又は複数の試薬及び/又は溶媒の混合物を指す。反応器は、バッチ反応器又はフロー反応器であり得る。
本明細書で使用される「第1の出力混合物」は、第1のフロー反応器を出る1つ又は複数の化合物及び/又は溶媒の混合物を指す。例えば、図1に示されるフロー概略図に関して、第1の出力混合物は、第1のフロー反応器を出るストリーム145によって表される。
本明細書で使用される「第2の出力混合物」は、第2のフロー反応器を出る1つ又は複数の化合物及び/又は溶媒の混合物を指す。例えば、図1に示されるフロー概略図に関して、第2の出力混合物は、第2のフロー反応器を出るストリーム180によって表される。
反応器内の「滞留時間」とは、1つ又は複数の成分がフロー反応器内で平均的に消費される期間を指す。滞留時間は、流量及び機器の寸法の関数である。
「供給混合物」は、フロー反応器内に投入する前の試薬及び/又は溶媒の混合物を指す。化学反応は、濃度及び温度依存性であり得るため、試薬の濃度及び温度は、フロー反応器内の投入混合物としての組み合組み合わせ及び/又は反応の前に調製することができる。例えば、図1によって示される実施形態では、「第1の供給混合物」は、ストリーム110として表される式(II-a)の化合物を含む。図1に示す実施形態では、「第2の供給混合物」は、混合され、ストリーム120に提供されたルイス酸及びブレンステッド酸を含む。図1に示される実施形態では、「第3の供給混合物」は、混合され、ストリーム150に提供されたシアン化剤を含む。
「ルイス酸」とは、電子対を供与することができる第2の化学基から電子対を受け入れることができる化学基を指す。ルイス酸は、三フッ化ホウ素等のホウ素塩、又は三塩化アルミニウム等のアルミニウム塩を含む無機化合物;トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)等の有機化合物塩;又は、塩化インジウム(III)又はジクロロジイソプロポキシチタン(IV)等の有機及び/又は無機配位子を含有する金属錯体であり得る。
「ブレンステッド酸(Bronsted acid)」、「ブレンステッド酸(Bronsted acid)」、又は「ブレンステッド-ローリー酸(Bronsted-Lowry acid)」は、プロトンを供与し、共役塩基を形成することができる酸を指す。ブレンステッド酸の例としては、塩化水素又はテトラフルオロボラート水素等の無機酸、並びに有機酸、例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)等のカルボン酸、又はトリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸が挙げられる。
「シアン化剤」とは、対応する化合物にシアノ基(-CN)を設置することができる薬剤を指す。シアン化剤としては、無機シアン化物、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、テトラメチルアンモニウムシアニド、及びトリアルキルシリルシアニド等の有機シアン化物、例えば、トリメチルシリルシアニド(TMSCN)又はtert-ブチルジメチルシリルシアニド(TBSCN)が挙げられる。
モル当量を指す場合、「相対的」は、第2の成分のモル量と比較した第1の成分のモル量の比を指す。例えば、式(II-a)の化合物に対するトリフルオロ酢酸(TFA)の2.0モル当量は、式(II-a)の化合物の分子と比較して、TFAの分子数が2倍である実施形態を指す。
第2の成分の量「に対する」第1の成分の量は、第1の成分の重量と第2の成分の重量との比を指す。例えば、ジクロロメタン(DCM)に対する20%(w/w)のトリメチルシリルシアニド(TMSCN)は、10kgのDCM中の2kgのTMSCNの溶液を指す。
「体積」は、成分の1キログラム(kg)当たりの溶媒のリットル(L)の数を指す。例えば、15体積のジクロロメタンは、式(II-a)の化合物1キログラム当たり15リットルを指す。ジクロロメタンは、1.33g/mLの密度を有するため、15体積は、式(II-a)の化合物1kg当たり20kgのジクロロメタンに対応する。同様に、8体積の水は、化合物式(II-a)の1kg当たり8kgの水に対応する。したがって、250kgの化合物式(II-a)及び15体積のジクロロメタンに関する反応は、3,750Lのジクロロメタンを含む。
III.作製方法
本開示は、
(1)式Iの化合物、(2R,3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリル、
(2)式II-aの化合物、(3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-オール、
(3)式VIIの化合物、(2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリル、
(4)式VIIIの化合物、(3aR,4R,6R,6aR)-4-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-6-(ヒドロキシメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-カルボニトリル、及び
(5)式Xの化合物、2-エチルブチル((S)-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-6-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニナート
の作製方法を記載する。
A.式(II-A)からの式(I)
本明細書に記載の化合物を調製する方法が本明細書に提供される。式(I)の化合物、(2R,3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリルを調製する方法が本明細書で提供される:
一実施形態では、本開示は、式(I)の化合物を調製する方法を提供し、
方法は、(a)第1の投入混合物を第1のフロー反応器に添加することであって、第1の投入混合物は、ルイス酸、ブレンステッド酸、及び式(II-a)の化合物を含み、
第1のフロー反応器は、第1の出力混合物を提供する、添加することと、(b)第2の投入混合物を第2のフロー反応器に添加することであって、第2の投入混合物は、第1の出力混合物及びシアン化剤を含み、第2のフロー反応器は、式(I)の化合物を含む第2の出力混合物を提供する、添加することと、を含む。
以下の構造を有する式(I)の化合物は、
(2R,3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリルとしても知られている。
以下の構造を有する式(II-a)の化合物は、
(3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-オールとしても知られている。
当技術分野で一般に理解されるように、式(II-a)の化合物は、式(II-b)の化合物と平衡状態で存在する。
したがって、本明細書で使用される場合、式(II-a)の化合物は、単独で列挙されている場合、式(II-a)の化合物及び/若しくは式(II-b)の化合物又は2つの種の任意の組み合組み合わせを意味すると理解される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物を調製する方法は、溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第1の投入混合物、第2の投入混合物、及び/又は第3の投入混合物は、溶媒を含む。式(I)の化合物を調製する方法では、任意の好適な溶媒を使用することができる。いくつかの実施形態では、溶媒は、エステル(例えば、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n-プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン)、芳香族溶媒(例えば、トルエン、ベンゼン、キシレン)、極性非プロトン性溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリジノン、ジメチルスルホキシド)、塩素化溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル)、又はそれらの組み合組み合わせを含むことができる。
いくつかの実施形態では、溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、若しくはクロロベンゼン、又はそれらの組み合組み合わせである。いくつかの実施形態では、溶媒はジクロロメタン(DCM)である。
式(I)の化合物を調製する方法では、任意の好適なルイス酸を使用することができる。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、tert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TBSOTf)、トリエチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TESOTf)、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化ホウ素エーテラート(BF-OEt)、三塩化ホウ素(BCl)、三フッ化ホウ素テトラヒドロフラン錯体(BF-THF)、二塩化マグネシウム(MgCl)、二臭化マグネシウム(MgBr)、二臭化マグネシウムエーテラート(MgBr-OEt)、二塩化亜鉛(ZnCl)、二臭化亜鉛(ZnBr)、塩化リチウム(LiCl)、臭化リチウム(LiBr)、ヨウ化リチウム(LiI)、三塩化アルミニウム(AlCl)、三臭化アルミニウム(AlBr)、三ヨウ化アルミニウム(AlI)、ジメチルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナート)(MeSi(OTf))、ジエチルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナート)(EtSi(OTf))、ジプロピルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナート)(PrSi(OTf))、ジイソプロピルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナート)(iPrSi(OTf))、ジ-tert-ブチルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナート)((tBu)Si(OTf))、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン((CB)、トリクロロメチルシラン(MeSiCl)、ジクロロジメチルシラン(MeSiCl)、テトラクロロシラン(SiCl)、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、トリメチルシリルヨージド(TMSI)、トリメチルシリルブロミド(TMSBr)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(TBSCl)、tert-ブチルジメチルシリルブロミド(TBSBr)、tert-ブチルジメチルシリルヨージド(TBSI)、トリエチルシリルクロリド(TESCl)、トリエチルシリルブロミド(TESBr)、トリエチルシリルヨージド(TESI)、塩化サマリウム(III)(SmCl)、臭化サマリウム(III)(SmBr)、ヨウ化サマリウム(II)(SmI)、ヨウ化サマリウム(III)(SmI)、ヨウ化スカンジウム(III)(ScI)、臭化スカンジウム(III)(ScBr)、ヨウ化スカンジウム(III)(ScI)、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウム(III)(Sm(OTf))、トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウム(III)(Sc(OTf))、塩化チタン(IV)(TiCl)、チタン(IV)イソプロポキシド(Ti(OiPr))、クロロトリイソプロポキシチタン(IV)(Ti(OiPr)Cl)、ジクロロジイソプロポキシチタン(IV)(Ti(OiPr)Cl)、トリクロロイソプロポキシチタン(IV)(Ti(OiPr)Cl)、テトラフルオロホウ酸亜鉛(Zn(BF)、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF)、テトラフルオロホウ酸マグネシウム(Mg(BF)、塩化ジルコニウム(ZrCl)、塩化鉄(II)(FeCl)、塩化鉄(III)(FeCl)、臭化鉄(II)(FeBr)、臭化鉄(III)(FeBr)、ヨウ化鉄(II)(FeI)、ヨウ化鉄(III)(FeI)、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)(Cu(OTf))、4-トルエンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリド、4-トルエンスルホニルトリフラート、ベンゼンスルホニルトリフラート、メチルスルホニルクロリド、メチルスルホン酸無水物、塩化インジウム(III)(InCl)、臭化インジウム(III)(InBr)、ヨウ化インジウム(III)(InI)、トリフルオロメタンスルホン酸インジウム(III)(In(OTf))、硫酸マグネシウム(MgSO)、若しくは硫酸ナトリウム(NaSO);又はそれらの組み合組み合わせである。
いくつかの実施形態では、ルイス酸は、トリアルキルシリルルイス酸である。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、トリメチルシリルヨージド(TMSI)、トリメチルシリルブロミド(TMSBr)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(TBSCl)、tert-ブチルジメチルシリルブロミド(TBSBr)、tert-ブチルジメチルシリルヨージド(TBSI)、トリエチルシリルクロリド(TESCl)、トリエチルシリルブロミド(TESBr)、トリエチルシリルヨージド(TESI)、tert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TBSOTf)、又はトリエチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TESOTf)である。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)である。
ルイス酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、ルイス酸は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在し得る。ルイス酸はまた、約4.0~約8.0モル当量等、式(II-a)の化合物に対して約3.0~約9.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、式(II-a)の化合物に対して約6.0モル当量の量で存在し得る。
いくつかの実施形態では、ルイス酸は、TMSOTfである。いくつかの実施形態では、第2の投入混合物は、TMSOTfを含む。TMSOTfは、任意の好適な量で存在し得る。例えば、TMSOTfは、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。TMSOTfはまた、式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、TMSOTfは、式(II-a)の化合物に対して約4.0~約8.0、又は約3.0~約9.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、TMSOTfは、式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、TMSOTfは、式(II-a)の化合物に対して約6.0モル当量の量で存在する。
任意の好適なブレンステッド酸は、本明細書に記載の式(I)の化合物を調製する方法で使用することができる。ブレンステッド酸は、ベンゼンスルホン酸、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、4-トルエンスルホン酸、トリフリン酸、トリフルオロ酢酸、4-ニトロ安息香酸、メタンスルホン酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフルオロメタンスルホン酸、4-フルオロ安息香酸、ピバル酸、テトラフルオロボラート水素(HBF)、硝酸、4-クロロ安息香酸、ペンタフルオロフェノール、ヘキサフルオロホスファート水素(HPF)、カンファースルホン酸、又はそれらの組み合組み合わせであり得る。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸は、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフルオロメタンスルホン酸、4-フルオロ安息香酸、ピバル酸、テトラフルオロボラート水素(HBF)、硝酸、4-クロロ安息香酸、ペンタフルオロフェノール、又はヘキサフルオロホスファート水素(HPF)である。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸はトリフルオロ酢酸である。
ブレンステッド酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、ブレンステッド酸は、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1.0、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、又は約1.5モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも0.5モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸は、約0.5~約1.5モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸は、約0.7~約1.3モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸は、約0.8~約1.2モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸は、式(II-a)の化合物に対して約1.0モル当量の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ブレンステッド酸はトリフルオロ酢酸(TFA)である。トリフルオロ酢酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、トリフルオロ酢酸は、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1.0、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、又は約1.5モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも0.5モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、トリフルオロ酢酸は、式(II-a)の化合物に対して約0.7~約1.3、約0.9~約1.1、又は約0.6~約1.4モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、トリフルオロ酢酸は、式(II-a)の化合物に対して約0.5~約1.5モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、トリフルオロ酢酸は、式(II-a)の化合物に対して約0.8~約1.2モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、トリフルオロ酢酸は、式(II-a)の化合物に対して約1.0モル当量の量で存在する。
任意の好適なシアン化剤を、式(I)の化合物を調製する方法において使用することができる。いくつかの実施形態では、シアン化剤は、トリメチルシリルシアニド(TMSCN)、tert-ブチルジメチルシリルシアニド(TBSCN)、トリエチルシリルシアニド(TESCN)、シアン化水素(HCN)、シアン化カリウム(KCN)、シアン化ナトリウム(NaCN)、4-トルエンスルホニルシアニド、シアン化銅(I)(CuCN)、シアン化銅(I)-塩化リチウム(CuCN-LiCl)、シアン化リチウム(LiCN)、シアン化亜鉛(Zn(CN))、フェロシアン化カリウム(K[Fe(CN)])、テトラブチルアンモニウムシアニド、テトラメチルアンモニウムシアニド、テトラエチルアンモニウムシアニド、アルキルが独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、又はヘキシルであるテトラアルキルアンモニウムシアニド、トリブチルスズシアニド、トリメチルスズシアニド、トリエチルスズシアニド、トリプロピルスズシアニド、アルキルが独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル若しくはヘキシルであるトリアルキルスズシアニド、2-ヒドロキシ-2-メチルプロパンニトリル、又はそれらの組み合組み合わせである。
いくつかの実施形態では、シアン化剤は、トリメチルシリルシアニド(TMSCN)、tert-ブチルジメチルシリルシアニド(TBSCN)、トリエチルシリルシアニド(TESCN)、テトラブチルアンモニウムシアニド、テトラメチルアンモニウムシアニド、又はテトラエチルアンモニウムシアニドである。いくつかの実施形態では、シアン化剤は、TMSCNである。
シアン化剤は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、シアン化剤は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、シアン化剤は、式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在し得る。シアン化剤はまた、約4.0~約8.0モル当量等、式(II-a)の化合物に対して約3.0~約9.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、シアン化剤は、式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、シアン化剤は、式(II-a)の化合物に対して約6.0モル当量の量で存在する。
いくつかの実施形態では、シアン化剤は、TMSCNである。いくつかの実施形態では、第2の投入混合物は、TMSCNを含む。TMSCNは、任意の好適な量で存在し得る。例えば、TMSCNは、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、TMSCNはまた、式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、TMSCNは、式(II-a)の化合物に対して約4.0~約8.0、又は約3.0~約9.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、TMSCNは、式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、TMSCNは、式(II-a)の化合物に対して約6.0モル当量の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ルイス酸はトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)であり、ブレンステッド酸はトリフルオロ酢酸(TFA)であり、溶媒はジクロロメタンであり、シアン化剤はトリメチルシリルシアニド(TMSCN)である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物を調製する方法は、
(a)第1の投入混合物を第1のフロー反応器に添加することであって、第1の投入混合物は、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)、トリフルオロ酢酸(TFA)、ジクロロメタン(DCM)、及び式(II-a)の化合物を含み、
第1のフロー反応器は、第1の出力混合物を提供する、添加することと、(b)第2の投入混合物を第2のフロー反応器に添加することであって、第2の投入混合物は、第1の出力混合物及びトリメチルシリルシアニド(TMSCN)を含み、第2のフロー反応器は、式(I)の化合物を含む第2の出力混合物を提供する、添加することと、を含む。
本開示の方法は、式(II-a)の化合物から、任意の所望の量、例えば、グラム~キログラム量の式(I)の化合物を調製するために使用することができる。本明細書に記載の方法は連続フロー法であるため、方法は、本明細書に記載の特定の量よりも大きい量を含む、任意の量の式(I)の化合物を調製するために使用することができる。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも5g、10g、15g、20g、25g、30g、35g、40g、45g、50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、250kg、280kg、300kg、400kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(II-a)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約50g~約1000kg、例えば、約50g~約300kgの式(II-a)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも1kgの式(II-a)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも100kgの式(II-a)の化合物を含む。例えば、方法は、少なくとも280kgの式(II-a)の化合物を含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、約200g~約300kgの式(II-a)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約250g~約300kgの式(II-a)の化合物を含む。
本明細書に記載の式(I)の化合物を調製する方法は、フロー反応器、例えば、第1のフロー反応器及び第2のフロー反応器の使用を含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1の投入混合物が使い果たされるまで、第1の投入混合物を第1のフロー反応器に連続的に添加することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1の出力混合物が使い果たされるまで、第2の投入混合物を第2のフロー反応器に連続的に添加することを含む。
第1の投入混合物は、第1のフロー反応器に添加する前に、1つ又は複数の供給混合物から組み合わせることができる多数の成分を含み得る。例えば、第1の投入混合物は、式(II-a)の化合物及びジクロロメタン等の溶媒を含む、第1の供給混合物、例えば、図1の供給物1を含むことができる。式(II-a)の化合物は、溶媒に対して約3%~約30%(w/w)、又は約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約15%、約20%、約25%、若しくは約30%の式(II-a)の化合物等であるがこれらに限定されない任意の適切な量で溶媒中に存在することができる。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物は、ジクロロメタンに対して約3%~約10%(w/w)の溶液中に存在する。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物は、ジクロロメタンに対して約5%(w/w)の溶液中に存在し得る。
第1の投入混合物はまた、ルイス酸及びジクロロメタン等の溶媒を含む、第2の供給混合物、例えば、図1の供給物2を含むことができる。TMSOTf等のルイス酸は、溶媒に対して約10%~約60%(w/w)又は約20%~約50%(w/w)、又は約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、又は約50%のルイス酸等であるがこれらに限定されない任意の好適な量で存在し得る。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、溶媒に対して約30%~約50%(w/w)の量で存在する。いくつかの実施形態では、ルイス酸は、溶媒に対して約40%(w/w)の量で存在する。
第2の供給混合物はまた、ブレンステッド酸を含む。トリフルオロ酢酸等のブレンステッド酸は、溶媒に対して約1%~約5%(w/w)、例えば、約1%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、約4.5%、又は約5%のトリフルオロ酢酸等であるがこれらに限定されない任意の好適な量で存在し得る。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物は、ジクロロメタンに対して約2%~約5%(w/w)のトリフルオロ酢酸を更に含む。あるいは、第2の供給混合物の溶媒は、約1~約10体積、約1~約8体積、約2~約7体積、約3~約6体積、又は約4~約5体積の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物中の溶媒は、約1、又は2、3、4、5、6、7、8、9、又は約10体積の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物中の溶媒は、約4.0、又は4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、又は約5.0体積の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物の溶媒は、約4.4体積の量で存在し得る。体積は、方法における任意の成分に対して計算することができる。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物中の溶媒の体積は、式(II-a)の化合物に対するものである。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される式(I)の化合物を調製する方法は、ジクロロメタンに対して約3%~約7%(w/w)の式(II-a)の化合物を含む第1の供給混合物と、ジクロロメタンに対して約30%~約50%(w/w)のTMSOTf及びジクロロメタンに対して約2%~約5%(w/w)のトリフルオロ酢酸を含む第2の供給混合物と、を組み合わせて、結果として第1の投入混合物を形成することを含む。あるいは、第1の供給混合物の溶媒は、約1~約50体積、約5~約15体積、約10~約20体積、約12~約18体積、又は約14~約16体積の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、第1の供給混合物中の溶媒は、約10、又は11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は約20体積の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、第1の供給混合物の溶媒は、約15体積の量で存在することができる。体積は、方法における任意の成分に対して計算することができる。いくつかの実施形態では、第1の供給混合物中の溶媒の体積は、式(II-a)の化合物に対するものである。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される式(I)の化合物を調製する方法は、第3の供給混合物、例えば、図1の供給物3と、第1の出力混合物とを組み合わせ、結果として、第2の投入混合物を形成することを更に含む。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物は、シアン化剤及び溶媒を含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約50%(w/w)のTMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として、第2の投入混合物を形成することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約30%(w/w)のTMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として、第2の投入混合物を形成することを含む。あるいは、第3の供給混合物の溶媒は、約1~約10体積、約1~約8体積、約2~約7体積、約3~約6体積、又は約4~約5体積の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物中の溶媒は、約1、又は2、3、4、5、6、7、8、9、又は約10体積の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物中の溶媒は、約4.0、又は4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、又は約5.0体積の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物の溶媒は、約4.5体積の量で存在することができる。体積は、方法における任意の成分に対して計算することができる。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物中の溶媒の体積は、式(II-a)の化合物に対するものである。
いくつかの実施形態では、第3の供給混合物は、ジクロロメタンに対して約10%~約50%(w/w)のTMSCNを含む。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物は、ジクロロメタンに対して約10%~約30%(w/w)のTMSCNを含む。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物は、ジクロロメタンに対して約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、又は約50%のTMSCNを含む。
第3の供給混合物中のTMSCNは、任意の好適な量で存在し得る。例えば、TMSCNは、約1、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(II-a)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。TMSCNはまた、約4.0~約8.0モル当量等、式(II-a)の化合物に対して約3.0~約9.0モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、TMSCNは、式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在することができる。いくつかの実施形態では、TMSCNは、式(II-a)の化合物に対して約6.0モル当量の量で存在する。
供給混合物は、式(I)の化合物を調製するのに適切な流量で反応器に提供され得る。流量は、機器の寸法に基づいて変化し得る。例えば、第1のフロー反応器への第1の投入混合物の添加は、第1の出力混合物を提供するのに好適な任意の速度で実行することができる。同様に、第2のフロー反応器への第2の投入混合物の添加は、第2の出力混合物を提供するのに好適な任意の速度で行うことができる。
第1のフロー反応器内の第1の投入混合物の滞留時間は、第1の出力混合物を提供するのに十分な任意の時間である。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器内の第1の投入混合物の滞留時間は、約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1、約2、約3、約4、又は約5分等、約0.1~約30分である。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器内の滞留時間は、約0.1~約10分である。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器内の第1の投入混合物の滞留時間は、約0.1~約20分、約0.1~約10分、約0.1~約5分、約0.2~約5分、又は約0.3~約0.7分である。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器内の第1の投入混合物の滞留時間は、約0.5分である。
第2のフロー反応器内の第2の投入混合物の滞留時間は、第2の出力混合物を提供するのに十分な任意の時間である。いくつかの実施形態では、第2のフロー反応器内の第2の投入混合物の滞留時間は、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10分等、約0.1~約30分である。いくつかの実施形態では、第2のフロー反応器内の第2の投入混合物の滞留時間は、約0.1~約10分である。いくつかの実施形態では、第2のフロー反応器内の第2の投入混合物の滞留時間は、約0.5~約10分、約0.2~約20分、約0.5~約5分、約0.4~約10分、又は約1~約3分である。いくつかの実施形態では、第2のフロー反応器内の第2の投入混合物の滞留時間は、約2分である。
式(I)の化合物を調製する方法は、任意の適切な温度で行うことができる。例えば、温度は、約-60℃、約-50℃、約-40℃、約-30℃、約-20℃、約-10℃等、約-120℃~約20℃、例えば、約-60℃~約0℃であり得る。いくつかの実施形態では、温度は、約-40℃~約-20℃である。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器及び第2のフロー反応器は、各々独立して、約-40℃~約-20℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器は、約-40℃~約-20℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第2のフロー反応器は、約-40℃~約-20℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器及び第2のフロー反応器は、各々独立して、約-35℃~約-25℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第1のフロー反応器及び第2のフロー反応器は、両方とも約-30℃の温度に維持される。
供給混合物の温度は、所望の収率及び純度の生成物への効果的な変換に適したものとして使用される反応及び装置に従って調整することができる。供給混合物のうちの1つ又は複数の温度は、同じであるか、又は異なる可能性がある。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の供給混合物の温度は、第1の投入混合物及び/又は第2の投入混合物を形成する前に、第1のフロー反応器及び/又は第2のフロー反応器と同等の温度に調整される。したがって、第1の供給混合物、第2の供給混合物、第3の供給混合物、及び/又は第1の出力混合物の温度は、約-60℃、約-50℃、約-40℃、約-30℃、約-20℃、約-10℃等、約-120℃~約30℃、例えば、約-60℃~約0℃であり得る。いくつかの実施形態では、温度は、約-40℃~約-20℃である。
いくつかの実施形態では、第1の供給混合物、第3の供給混合物、及び/又は第1の出力混合物は、各々独立して、約-30℃等、約-40℃~約-20℃、約-35℃~約-25℃の温度に調整される。
いくつかの実施形態では、第1の供給混合物は、第2の供給混合物と混合する前に、約-30℃等、約-35℃~約-25℃に冷却されて、第1の投入混合物を得る。いくつかの実施形態では、方法は、第2の供給混合物と組み合わせる前に、第1の供給混合物を約-35℃~約-25℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第1の供給混合物と組み合わせる前の第2の供給混合物の温度は、約20℃~約30℃、例えば、約22℃である。いくつかの実施形態では、第2の供給混合物の温度は、第1の供給混合物と組み合わせる前に、約17℃~約27℃である。
いくつかの実施形態では、第1の供給混合物は、約-30℃等、約-35℃~約25℃まで冷却され、第2の供給混合物と混合されて、第1の投入混合物を得、第2の供給混合物の温度は、約20℃~約30℃、例えば、約22℃である。
いくつかの実施形態では、方法は、第1の出力混合物と組み合わせる前に、第3の供給混合物を約35℃~約-25℃に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第3の供給混合物は、第1の出力混合物と混合する前に、約-30℃等、約-35℃~約-25℃に冷却されて、第2の投入混合物を得る。
本明細書に記載の式(II-a)の化合物から式(I)の化合物を調製する方法の実施形態の例示的な図を図1に示す。第1の供給混合物(供給物1)(110)は、DCM等の好適な溶媒中で混合され得る式(II-a)の化合物を含む。供給物1を、第1の温度に維持された予冷却ループ#1(111)に供給した後、交差点#1(130)で第2の供給混合物(供給物2)(120)と組み合わせて、第1の投入混合物(135)を形成する。第2の供給混合物(供給物2)は、TMSOTf及びTFA等のルイス酸及びブレンステッド酸を含み、これらは、DCM等の好適な溶媒中で混合され、第2の温度に維持され得る。第1の投入混合物は、第1の滞留時間中に第3の温度に維持された第1のフロー反応器(140)に供給されて、第1の出力混合物(145)を提供する。DCM等の好適な溶媒中で混合された、TMSCN等のシアン化剤を含む第3の供給混合物(供給物3)(150)は、第4の温度に維持された予冷却ループ#2(151)に供給される。第1の出力混合物145及び予冷却ループ151からの第3の供給混合物が、交差点#2(160)で組み合わされて、第2の投入混合物(165)を形成する。第2の投入混合物は、第2の滞留時間中に第5の温度に維持された第2のフロー反応器(170)に供給されて、第2の出力混合物(180)を提供する。次いで、式(I)の化合物を含む第2の出力混合物180は、ワークアップのために第6の温度に維持された水酸化カリウム水溶液に供給される。
いくつかの実施形態では、第1の温度は、約-60℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約-40℃~約-20℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約-35℃~約-25℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約-40℃、約-30℃、約-20℃、又は約-10℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は約-30℃である。
いくつかの実施形態では、第2の温度は、約0℃~約30℃である。いくつかの実施形態では、第2の温度は、約15℃~約25℃である。いくつかの実施形態では、第2の温度は、約17℃~約27℃である。いくつかの実施形態では、第2の温度は、約0℃、約10℃、約20℃、又は約30℃である。いくつかの実施形態では、第2の温度は約22℃である。
いくつかの実施形態では、第3の温度は、約-60℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第3の温度は、約-40℃~約-20℃である。いくつかの実施形態では、第3の温度は、約-35℃~約-25℃である。いくつかの実施形態では、第3の温度は、約-40℃、約-30℃、約-20℃、又は約-10℃である。いくつかの実施形態では、第3の温度は約-30℃である。
いくつかの実施形態では、第4の温度は、約-60℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第4の温度は、約-40℃~約-20℃である。いくつかの実施形態では、第4の温度は、約-35℃~約-25℃である。いくつかの実施形態では、第4の温度は、約-40℃、約-30℃、約-20℃、又は約-10℃である。いくつかの実施形態では、第4の温度は、約-30℃である。
いくつかの実施形態では、第5の温度は、約-60℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第5の温度は、約-40℃~約-20℃である。いくつかの実施形態では、第5の温度は、約-35℃~約-25℃である。いくつかの実施形態では、第5の温度は、約-40℃、約-30℃、約-20℃、又は約-10℃である。いくつかの実施形態では、第5の温度は、約-30℃である。
いくつかの実施形態では、第6の温度は、約-60℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第6の温度は、約-20℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第6の温度は、約-15℃~約-5℃である。いくつかの実施形態では、第6の温度は、約-30℃、約-20℃、約-10℃、又は約0℃である。いくつかの実施形態では、第6の温度は、約-10℃である。
本発明の方法は、任意の好適な圧力で実施することができる。例えば、方法は大気圧であり得る。第1の投入混合物及び/又は第2の投入混合物はまた、大気ガス、又は窒素若しくはアルゴン等の不活性ガス等の任意の好適な環境に曝露され得る。
方法は、式(I)の化合物を第2の出力混合物から単離することを更に含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物を第2の出力混合物から単離することを更に含む。そのような単離方法は、1つ又は複数の有機溶媒での抽出等の好適なワークアップ若しくは抽出条件、又は水溶液、例えば、塩化ナトリウム溶液で洗浄することを含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、第2の出力混合物を水酸化カリウム水溶液に添加して、有機層を含む二相混合物を形成することを含む。
水酸化カリウムの溶液に第2の出力混合物を添加する温度は、任意の好適な温度であり得る。例えば、第2の出力混合物を水酸化カリウム溶液に添加する温度は、約-20℃、約-15℃、約-10℃、約-5℃、又は約0℃等、約-20℃~約0℃であり得る。いくつかの実施形態では、温度は、約-15℃~約-5℃であり得る。いくつかの実施形態では、第2の出力混合物を水酸化カリウム溶液に添加する温度は、約-10℃である。
いくつかの実施形態では、二相混合物は、蒸留の容易さ、又は他の目的のために、溶解目的のための第2の有機溶媒を含み得る。二相混合物に添加される第2の有機溶媒は、ジクロロメタン及び他のハロゲン化溶媒、並びにジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、イソプロパノール、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、及び他の非ハロゲン化溶媒を含むがこれらに限定されない任意の好適な有機溶媒であり得る。いくつかの実施形態では、第2の有機溶媒はイソプロパノールである。いくつかの実施形態では、方法は、イソプロパノールを二相混合物に添加することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、有機層を二相混合物から単離することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、有機層にトルエンを添加することを含む。有機層をトルエンと共蒸留して、式(I)の化合物を沈殿させることができる。
いくつかの実施形態では、方法は、有機層を濃縮することを含む。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物を回収し、真空下で乾燥させる。乾燥の温度は、化合物の品質を損なうと予想されない任意の好適な温度であり得る。いくつかの実施形態では、乾燥温度は、約20℃、約30℃、約40℃、約50℃、約60℃、約70℃、又は約80℃等、約20℃~約80℃である。いくつかの実施形態では、乾燥温度は、約60℃である。いくつかの実施形態では、乾燥温度は、約55℃~約65℃である。いくつかの実施形態では、乾燥温度は、約50℃~約70℃である。
本開示の方法は、式(I)の化合物を任意の好適な収率で提供することができる。例えば、式(I)の化合物は、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%、又は少なくとも99%の収率で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約60%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約60%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約70%~約80%又は約75%~約85%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約70%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約70%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約75%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約75%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約80%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約80%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約60%、約70%、約72%、約74%、約75%、約76%、約78%、約80%、約82%、約84%、約85%、約86%、約88%、約90%、約95%、約97%、約98%、又は約99%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約78%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約70%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の収率は、約70%~約90%である。
本開示の方法は、任意の好適な純度で式(I)の化合物を提供することができる。例えば、式(I)の化合物は、約95%~約100%、又は約98%~約100%等、約90%~約100%の純度で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物の純度は、約98%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約99.9%、約99.99%、約99.999%、約99.9999%、又は約99.99999%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、約99.9%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、約95%~約99.999%、約98%~約99.999%、約98%~約99.99%、又は約99%~約99.99%の純度で調製される。
B.式(II-A)
式(II-a)の化合物、(3R,4R,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-オールを調製する方法も本明細書で提供される:
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物を調製する方法は、本明細書に記載の任意の方法によって式(II-a)の化合物を調製することを更に含む。
1.式(III)からの式(II-a)
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、第4の触媒、第4の添加剤、及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
任意の好適な第4の触媒を方法で使用して、式(II-a)の化合物を調製することができる。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、ランタニド塩である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、NdCl、YCl、CeCl、及びLaClからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、NdCl又はCeClである。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、CeClである。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、NdClである。
任意の好適な形態の第4の触媒を方法で使用して、式(II-a)の化合物を調製することができる。例えば、第4の触媒は、その水和物又は溶媒和物形態であり得る。いくつかの実施形態では、第4の触媒は無水である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、溶媒和物である。第4の触媒の代表的な溶媒和物形態としては、エーテル溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。第4の触媒の溶媒和物形態は、任意の好適なモル比の溶媒和物、例えば、溶媒和物、二溶媒和物、三溶媒和物等を含むことができる。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、THF溶媒和物である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、水和物である。第4の触媒の水和物形態は、任意の好適なモル比で、例えば、一水和物、二水和物、三水和物、四水和物、五水和物、又は六水和物であり得る。いくつかの実施形態では、第4の触媒は六水和物である。
いくつかの実施形態では、第4の添加剤は、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、又はテトラ-n-ブチルアンモニウム塩等のテトラアルキルアンモニウム塩である。いくつかの実施形態では、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl又はBuNCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr又はBuNBr)、又はテトラ-n-ブチルアンモニウムヨージド(n-BuNI又はBuNI)等のテトラ-n-ブチルアンモニウム塩である。いくつかの実施形態では、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)である。いくつかの実施形態では、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)である。
いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジム(NdCl)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジム(NdCl)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化セリウム(CeCl)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)である。いくつかの実施形態では、第4の触媒は、塩化セリウム(CeCl)であり、第4の添加剤は、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)である。
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(n-BuNCl)、及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
式(II-a)の化合物を調製する方法において、任意の好適な形態の塩化ネオジム(NdCl)を使用することができる。いくつかの実施形態では、NdClは、無水である。いくつかの実施形態では、NdClは、例えばエーテル溶媒を含む溶媒和物である。いくつかの実施形態では、NdClは、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)である。いくつかの実施形態では、NdClは、水和物である。いくつかの実施形態では、NdClは、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)である。
NdCl溶媒和物を使用して式(II-a)の化合物を調製する方法の実施形態はまた、脱水剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、脱水剤は、オルトギ酸トリメチル、オルトギ酸トリエチル、オルト酢酸トリエチル、オルトプロピオン酸トリエチル、又は3,3,3-トリエトキシ-1-プロピン等のトリアルキルオルトエステルである。いくつかの実施形態では、脱水剤はオルトギ酸トリメチルである。
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)、オルトギ酸トリメチル、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
いくつかの実施形態では、方法は、(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、第3の投入混合物は、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
第3の反応器は、第3の出力混合物を提供する、添加することと、(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、第4の投入混合物は、第3の出力混合物、塩化セリウム(CeCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(n-BuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
第4の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
本開示の方法は、式(III)の化合物からの式(II-a)の化合物のグラム~キログラム量の合成に適している。いくつかの実施形態では、第4の投入混合物は、少なくとも50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(III)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第4の投入混合物は、少なくとも1kgの式(III)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第4の投入混合物は、約50g~約100kg、例えば、約50g~約20kg、又は約30g~約20kgの式(III)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第4の投入混合物は、約5kg~約15kgの式(III)の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、第4の投入混合物は、約10kgの式(III)の化合物を含む。
以下の構造を有する式(III)の化合物は、
(3R,4R,5R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-5-((ベンジルオキシ)メチル)ジヒドロフラン-2(3H)-オンとしても知られている。
以下の構造を有する式(IV)の化合物は、
7-ヨードピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミンとしても知られている。
2.式(V)からの式(II-a)
いくつかの実施形態では、本開示は、式(II-a)の化合物を調製する方法を提供し、
第5の投入混合物を第5の反応器に添加することであって、第5の投入混合物は、式(V)の化合物と、
酸化剤と、第5の塩基とを含み、第5の反応器は、式(II-a)の化合物を含む第5の出力混合物を提供する、ことを含む。
いくつかの実施形態では、酸化剤は、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル、9-アザビシクロ[3.3.1]ノナンN-オキシル、ヨードベンゼンジクロリド、二酢酸ヨードベンゼン、次亜塩素酸ナトリウム、1,1,1-トリス(アセチルオキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン、ジメチルスルホキシド/ピリジン三酸化硫黄、酸化マンガン、2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノベンゾキノン、又はN-メチルモルホリン-N-オキシド/テトラプロピルアンモニウムペルルテナート、又はそれらの組み合組み合わせである。いくつかの実施形態では、酸化剤は、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル及び二酢酸ヨードベンゼンである。
いくつかの実施形態では、第5の塩基は、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム若しくは酢酸アンモニウム、又はそれらの組み合組み合わせである。いくつかの実施形態では、第5の塩基は、リン酸水素カリウムである。
いくつかの実施形態では、第5の投入混合物は、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、トルエン、トリフルオロトルエン、水、スルホラン、ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジン、ジメチルスルホキシド、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、及びアセトニトリル、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第5の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第5の溶媒はアセトニトリルである。
いくつかの実施形態では、酸化剤は、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル及び二酢酸ヨードベンゼンであり、第5の塩基はリン酸水素カリウムであり、第5の溶媒はアセトニトリルである。
式(II-a)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第5の反応器は、約10℃、約15℃、約20℃、約25℃、又は約30℃等、約-10℃~約60℃、又は約0℃~約30℃、又は約10℃~約30℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第5の反応器は、約-10℃~約60℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第5の反応器は、約10℃~約30℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第5の反応器は、約20℃の温度に維持される。
いくつかの実施形態では、方法は、式(V)の化合物を調製することを更に含み、方法は、(a)第6の投入混合物を第6の反応器に添加することであって、第6の投入混合物は、アミン保護剤、第6の塩基、及び式(IV)の化合物を含み、
第6の反応器は、第6の出力混合物を提供する、添加することと、
(b)第7の投入混合物を第7の反応器に添加することであって、第7の投入混合物は、第6の出力混合物、第7のトランスメタル化剤、及び式(VI)の化合物を含み、
第7の反応器は、式(V)の化合物を含む第7の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む。
いくつかの実施形態では、アミン保護剤は、クロロトリメチルシラン、クロロトリエチルシラン、tert-ブチルジメチルクロロシラン、tert-ブチルジフェニルクロロシラン、1,2-ビス(クロロジメチルシリル)エタン、トリフルオロ酢酸無水物、又はジ-(tert-ブチル)ジカルボナートである。いくつかの実施形態では、アミン保護剤は、クロロトリメチルシランである。
いくつかの実施形態では、第6の塩基は、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、tert-ブチルリチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、若しくは水素化カルシウム、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態では、第6の塩基は、フェニルマグネシウムクロリドである。
いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第6の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第6の溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)である。
いくつかの実施形態では、アミン保護剤は、クロロトリメチルシランであり、第6の塩基は、フェニルマグネシウムクロリドであり、第6の溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)である。
式(II-a)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第6の反応器は、約-20℃、約-10℃、約0℃、又は約10℃等、約-70℃~約40℃、又は約-30℃~約30℃、又は約-20℃~約10℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第6の反応器は、約-70℃~約40℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第6の反応器は、約-20℃~約10℃の温度に維持される。
いくつかの実施形態では、第7のトランスメタル化剤は、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、tert-ブチルマグネシウムブロミド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、若しくはtert-ブチルリチウム、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態では、第7のトランスメタル化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。
いくつかの実施形態では、第7の投入混合物は、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第7の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第7の溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)である。
いくつかの実施形態では、第7のトランスメタル化剤は、イソプロピルマグネシウムクロリドであり、第7の溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)である。
式(II-a)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第7の反応器は、約-30℃、約-25℃、約-20℃、又は約-10℃等、約-70℃~約40℃、又は約-30℃~約30℃、又は約-30℃~約-10℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第7の反応器は、約-70℃~約40℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第7の反応器は、約-30℃~約-10℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第7の反応器は、約-20℃の温度に維持される。
本開示の方法は、式(V)の化合物からの式(II-a)の化合物のグラム~キログラム量の合成に適している。いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、少なくとも50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(V)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、少なくとも1kgの式(V)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、約50g~約100kg、例えば、約50g~約20kg、又は約30g~約20kgの式(V)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、約5kg~約15kgの式(V)の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、第6の投入混合物は、約10kgの式(V)の化合物を含む。
本開示の方法は、式(III)の化合物又は式(V)の化合物から任意の好適な収率で式(II-a)の化合物を提供することができる。例えば、式(II-a)の化合物は、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%、又は少なくとも99%の収率で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約60%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約70%~約80%又は約75%~約85%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約60%、約70%、約72%、約74%、約75%、約76%、約78%、約80%、約82%、約84%、約85%、約86%、約88%、約90%、約95%、約97%、約98%、又は約99%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約79%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約70%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約70%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の収率は、約75%~約85%である。
本開示の方法は、式(III)の化合物又は式(V)の化合物から任意の好適な純度で式(II-a)の化合物を提供することができる。例えば、式(II-a)の化合物は、約95%~約100%、又は約98%~約100%等、約90%~約100%の純度で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物の純度は、約98%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物は、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約99.9%、約99.99%、約99.999%、約99.9999%、又は約99.99999%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物は、約99.92%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(II-a)の化合物は、約95%~約99.999%、約98%~約99.999%、約98%~約99.99%、又は約99%~約99.99%の純度で調製される。
C.式(I)からの式(VII)
式(VII)の化合物、(2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリルを調製する方法が本明細書で更に提供される:
式VIIの化合物は、以下に記載される様々な方法によって調製することができる。
1.フロー反応器の方法
いくつかの実施形態では、本開示は、式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法を提供し、方法は、第8の投入混合物を第8のフロー反応器に添加することであって、第8の投入混合物は、第8のルイス酸及び式(I)の化合物を含み、
第8のフロー反応器は、式(VII)の化合物又はその塩を含む第8の出力混合物を提供する、ことを含む。
いくつかの実施形態では、第8の投入混合物は、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第8の溶媒は、ジクロロメタンである。
いくつかの実施形態では、第8のルイス酸は、三塩化ホウ素(BCl)、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(BF・OEt)、三フッ化ホウ素テトラヒドロフラン錯体(BF・THF)、三塩化ホウ素ジメチルスルフィド錯体(BCl・SMe)、又は2-クロロ-1,3,2-ベンゾジオキサボロールである。いくつかの実施形態では、第8のルイス酸は、三塩化ホウ素(BCl)である。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、式(I)の化合物は、約-10℃、約-5℃、約0℃、約5℃、又は約10℃等、約-20℃~約30℃、又は約-10℃~約30℃、又は約-10℃~約20℃の温度に冷却することができる。いくつかの実施形態では、方法は、第8のルイス酸と組み合わせる前に、式(I)の化合物を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、第8のルイス酸と組み合わせる前に、式(I)の化合物を約0℃に冷却することを含む。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第8のルイス酸は、約-10℃、約-5℃、約0℃、約5℃、又は約10℃等、約-20℃~約20℃、又は約-10℃~約20℃、又は約-10℃~約10℃の温度に冷却することができる。いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物と組み合わせる前に、第8のルイス酸を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物と組み合わせる前に、第8のルイス酸を約0℃に冷却することを更に含む。
第8のルイス酸は、任意の適切な濃度で存在することができる。例えば、第8のルイス酸は、約0.5M、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、又は約1.5M等、0.1M~10M、又は0.1M~5M、又は0.1M~2Mの濃度で存在することができる。いくつかの実施形態では、第8のルイス酸は、約0.1M~約5Mの濃度である。いくつかの実施形態では、第8のルイス酸は、約0.9M~約1.1Mの濃度である。いくつかの実施形態では、第8のルイス酸は、約1Mの濃度である。
いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物及び第8のルイス酸BClを、第8の溶媒ジクロロメタン中の約1Mの濃度で組み合わせて、第8の投入混合物を形成することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、第8の投入混合物が使い果たされるまで、第8の投入混合物を第8のフロー反応器に連続的に添加することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、第8の投入混合物の滞留時間を含み、第8のフロー反応器内の第8の投入混合物の滞留時間は、約0.1~約10分である。いくつかの実施形態では、第8のフロー反応器における第8の投入混合物の滞留時間は、約0.5~約3分である。いくつかの実施形態では、第8のフロー反応器における第8の投入混合物の滞留時間は、約135秒である。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第8のフロー反応器は、約-10℃、約-5℃、約0℃、約5℃、又は約10℃等、約-20℃~約30℃、又は約-10℃~約30℃、又は約-10℃~約20℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第8のフロー反応器は、約-10℃~約20℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第8のフロー反応器は、約0℃の温度に維持される。
いくつかの実施形態では、方法は、第8の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第8のプロトン性溶媒はメタノールである。
いくつかの実施形態では、方法は、第8の出力混合物を第8の塩基と組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第8の塩基は、トリエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、及び水酸化カリウムからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第8の塩基は、炭酸カリウムである。
本明細書に記載の式(I)の化合物から式(VII)の化合物を調製するフロー反応器の方法の実施形態の説明図を図2に示す。第4の供給混合物(供給物4)(210)は、DCM等の好適な溶媒中で混合され得る式(I)の化合物を含む。供給物4は、第7の温度に維持された予冷却ループ#4(211)に供給される。第5の供給混合物(供給物5)(220)は、DCM等の好適な溶媒中で混合することができる、BCl等の第8のルイス酸を含む。供給物5は、第7の温度に維持された予冷却ループ#5(221)に供給される。供給物4及び供給物5は、交差点#3(230)で組み合わされて、第8の投入混合物(235)を形成する。第8の投入混合物は、第3の滞留時間中に第8の温度に維持された第8のフロー反応器(240)に供給されて、第8の出力混合物(250)を提供する。次いで、式(VII)の化合物を含む第8の出力混合物を、メタノール等の第8のプロトン性溶媒に供給する。この混合物は、炭酸カリウム等の水性塩基でワークアップして、式(VII)の化合物を提供することができる。
2.ルイス酸及び添加剤法
いくつかの実施形態では、本開示は、式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法を提供し、方法は、式(I)の化合物と、
第9のルイス酸と、添加剤とを、第9の反応器で組み合わせて、式(VII)の化合物又はその塩を含む第9の出力混合物を提供することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、ジクロロメタン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第9の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第9の溶媒は、ジクロロメタンである。
いくつかの実施形態では、第9のルイス酸は、三塩化ホウ素(BCl)、三臭化ホウ素(BBr)、又は三フッ化ホウ素エーテラート/ヨウ化ナトリウム(BF・OEt/NaI)である。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸は三塩化ホウ素(BCl)である。
第9のルイス酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、第9のルイス酸は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(I)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸は、式(I)の化合物に対して約2.0~約6.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸は、式(I)の化合物に対して約3.0~約4.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸は、式(I)の化合物に対して約3.6モル当量の量で存在する。
いくつかの実施形態では、添加剤は、トリアルキルボラート、トリアリールボラート、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される。トリアルキルボラートは、トリメチルボラート、トリエチルボラート、トリイソプロピルボラート、トリ-n-ブチルボラート、トリ(tert-ブチル)ボラート等であり得る。トリアリールボラートは、トリフェニルボラート、トリ(o-トリル)ボラート等であり得る。いくつかの実施形態では、添加剤は、トリメチルボラート(B(OMe))、トリエチルボラート(B(OEt))、トリイソプロピルボラート(B(OiPr))、トリ-n-ブチルボラート(B(OBu))、トリフェニルボラート(B(OPh))、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、添加剤は、トリメチルボラート(B(OMe))である。
添加剤は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、添加剤は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(I)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、添加剤は、式(I)の化合物に対して約1.0~約4.0モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、添加剤は、式(I)の化合物に対して約1.5~約2.5モル当量の量で存在する。いくつかの実施形態では、添加剤は、式(I)の化合物に対して約1.8モル当量の量で存在する。
第9のルイス酸、添加剤、及び式(I)の化合物は、任意の好適な順序で組み合わせることができる。例えば、第9のルイス酸及び添加剤は、式(I)の化合物と直接組み合わせるか、又は式(I)の化合物と組み合わせる前に組み合わせることができる。あるいは、第9のルイス酸及び添加剤のうちの1つは、他方が組み合わされる前に、式(I)の化合物と組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物と組み合わせる前に、第9のルイス酸と添加剤とを組み合わせることを更に含む。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第9のルイス酸及び添加剤を組み合わせることは、約10℃、約15℃、約20℃、約25℃、又は約30℃等、約0℃~約50℃、又は約10℃~約40℃、又は約10℃~約30℃の温度であり得る。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸及び添加剤を組み合わせることは、約0℃~約40℃の温度で実施される。いくつかの実施形態では、第9のルイス酸及び添加剤を組み合わせることは、約10℃~約30℃の温度で実施される。
第9のルイス酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、第9のルイス酸は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(I)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、方法は、第9の反応器内で、式(I)の化合物と、式(I)の化合物に対して約3.0~約4.0モル当量の量の第9のルイス酸三塩化ホウ素(BCl)と、式(I)の化合物に対して約1.5~約2.5モル当量の量の添加剤トリメチルボラート(B(OMe))とを組み合わせることを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第9の反応器内で、式(I)の化合物と、式(I)の化合物に対して約3.6モル当量の量の第9のルイス酸三塩化ホウ素(BCl)と、式(I)の化合物に対して約1.8モル当量の量の添加剤トリメチルボラート(B(OMe))を組み合わせることを含む。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第9の反応器は、約0℃、約5℃、約10℃、約15℃、又は約20℃等、約-20℃~約40℃、又は約-10℃~約30℃、又は約0℃~約30℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第9の反応器は、約-20℃~40℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第9の反応器は、約20℃の温度に維持される。
いくつかの実施形態では、方法は、第9の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第9のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第9のプロトン性溶媒はメタノールである。
いくつかの実施形態では、方法は、第9の出力混合物を第9の塩基と組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第9の塩基は、炭酸カリウムである。
3.ルイス酸法
いくつかの実施形態では、本開示は、式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法を提供し、方法は、式(I)の化合物と
第10のルイス酸とを、第10の反応器で組み合わせて、式(VII)の化合物又はその塩を含む第10の出力混合物を提供することを含み、第10のルイス酸は、三塩化アルミニウム(AlCl)、三臭化アルミニウム(AlBr)、塩化チタン(IV)(TiCl)、及び塩化スズ(IV)(SnCl)からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、方法は、ジクロロメタン、アニソール、トルエン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、トリフルオロトルエン、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、酢酸、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第10の溶媒を更に含む。いくつかの実施形態では、第10の溶媒は、ジクロロメタン、アニソール、又はそれらの組み合わせである。
いくつかの実施形態では、第10のルイス酸は、三塩化アルミニウム(AlCl)である。
いくつかの実施形態では、方法は、塩化テトラブチルアンモニウム、亜硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第10の添加剤を更に含む。
いくつかの実施形態では、方法は、式(I)の化合物と組み合わせる前に、第10のルイス酸及び第10の溶媒を組み合わせることを更に含む。
第10のルイス酸は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、第10のルイス酸は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、又は約10モル当量等、式(I)の化合物に対して少なくとも1モル当量の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、方法は、第10の反応器内で、式(I)の化合物及び第10のルイス酸アルミニウム三塩化アルミニウム(AlCl)を、式(I)の化合物に対して約3.0~約5.0モル当量の量で組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、第10の反応器内で、式(I)の化合物及び第10のルイス酸アルミニウム三塩化アルミニウム(AlCl)を、式(I)の化合物に対して約4.0モル当量の量で組み合わせることを更に含む。
式(VII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第10の反応器は、約10℃、約15℃、約20℃、約25℃、又は約30℃等、約0℃~約150℃、又は約0℃~約100℃、又は約0℃~約50℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第10の反応器は、約0℃~約150℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第10の反応器は、約20℃の温度に維持される。
いくつかの実施形態では、方法は、第10の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第10のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第10のプロトン性溶媒はメタノールである。
いくつかの実施形態では、方法は、第10の出力混合物を第10の塩基と組み合わせることを更に含む。いくつかの実施形態では、第10の塩基は、炭酸カリウムである。
いくつかの実施形態では、上記の方法のいずれかは、式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む。
本開示の方法は、式(I)の化合物からの式(VII)の化合物のグラム~キログラム量の合成に適している。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(I)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも1kgの式(I)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約50g~約100kg、例えば、約50g~約20kg、又は約30g~約20kgの式(I)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約5kg~約15kgの式(I)の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、方法は、約10kgの式(I)の化合物を含む。
本開示の方法は、式(VII)の化合物を任意の好適な収率で提供することができる。例えば、式(VII)の化合物は、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%、又は少なくとも99%の収率で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約50%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約50%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約50%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約60%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約60%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約70%~約80%又は約75%~約85%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約70%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約70%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約75%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約75%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約80%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約80%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約60%、約70%、約72%、約74%、約75%、約76%、約78%、約80%、約82%、約84%、約85%、約86%、約88%、約90%、約95%、約97%、約98%、又は約99%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約78%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約70%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の収率は、約70%~約90%である。
本開示の方法は、式(VII)の化合物を任意の好適な純度で提供することができる。例えば、式(VII)の化合物は、約95%~約100%、又は約98%~約100%等、約90%~約100%の純度で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物の純度は、約98%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物は、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約99.9%、約99.99%、約99.999%、約99.9999%、又は約99.99999%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物は、約99.9%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物は、約95%~約99.999%、約98%~約99.999%、約98%~約99.99%、又は約99%~約99.99%の純度で調製される。
いくつかの実施形態では、式(VII)の化合物を調製する方法は、本明細書に記載の任意の方法によって式(I)の化合物を調製することを更に含む。
D.式(VII)からの式(VIII)
式(VIII)の化合物、(3aR,4R,6R,6aR)-4-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-6-(ヒドロキシメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-カルボニトリルを調製する方法が本明細書で更に提供される。
いくつかの実施形態では、本開示は、式(VIII)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を調製する方法を提供し、
(a)第11の投入混合物を第11の反応器に添加することであって、第11の投入混合物は、第11の酸HX、第11の保護剤、第11の溶媒、及び式(VII)の化合物を含み、
第11の反応器は、式(VIII-a)の酸塩を含む第11の出力混合物を提供し、
第11の酸HXは、硫酸、塩酸、リン酸、安息香酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カンファースルホン酸、ナフタレンスルホン酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、1,5-ナフタレンジスルホン酸、マレイン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、又はシュウ酸であり、第11の保護剤は、アセトン、2-メトキシプロペン、又は2,2-ジメトキシプロパンであり、
第11の溶媒は、ジクロロメタン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、若しくはアセトニトリル、又はそれらの組み合わせである、添加することと、
(b)第12の投入混合物を第12の反応器に添加することであって、第12の投入混合物は、第11の出力混合物、第12の塩基、及び第12の溶媒を含み、第12の反応器は、式(VIII-a)の化合物を含む第12の出力混合物を提供し、第12の塩基は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、又は水酸化カルシウムであり、第12の溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、若しくは水、又はそれらの組み合わせである、添加することと、を含む。
いくつかの実施形態では、第11の酸HXは硫酸である。
いくつかの実施形態では、第11の保護剤は、2,2-ジメトキシプロパンである。
いくつかの実施形態では、第11の溶媒は酢酸イソプロピルである。
いくつかの実施形態では、第11の酸HXは硫酸であり、第11の保護剤は、2,2-ジメトキシプロパンであり、第11の溶媒は酢酸イソプロピルである。
いくつかの実施形態では、第12の塩基は、酢酸カリウムである。
いくつかの実施形態では、第12の溶媒はメタノールである。
いくつかの実施形態では、第12の塩基は、酢酸カリウムであり、第12の溶媒はメタノールである。
式(VIII)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で実施することができる。例えば、第11の反応器は、約20℃、約25℃、約30℃、約35℃、又は約40℃等、約0℃~約60℃、又は約10℃~約50℃、又は約20℃~約40℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第11の反応器は、約0℃~約60℃の温度に維持される。いくつかの実施形態では、第11の反応器は、約20℃~約40℃の温度に維持される。
本開示の方法は、式(VII)の化合物からの式(VIII)の化合物のグラム~キログラム量の合成に適している。いくつかの実施形態では、第11の投入混合物は、少なくとも50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(VII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第11の投入混合物は、少なくとも1kgの式(VII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第11の投入混合物は、約50g~約100kg、例えば、約50g~約20kg、又は約30g~約20kgの式(VII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、第11の投入混合物は、約5kg~約15kgの式(VII)の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、第11の投入混合物は、約10kgの式(VII)の化合物を含む。
本開示の方法は、式(VIII)の化合物を任意の好適な収率で提供することができる。例えば、式(VIII)の化合物は、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%、又は少なくとも99%の収率で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約60%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約60%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約70%~約80%又は約75%~約85%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約70%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約70%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約75%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約75%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約80%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約80%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約60%、約70%、約72%、約74%、約75%、約76%、約78%、約80%、約82%、約84%、約85%、約86%、約88%、約90%、約95%、約97%、約98%、又は約99%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約78%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約70%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の収率は、約70%~約90%である。
本開示の方法は、式(VIII)の化合物を任意の好適な純度で提供することができる。例えば、式(VIII)の化合物は、約95%~約100%、又は約98%~約100%等、約90%~約100%の純度で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物の純度は、約98%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物は、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約99.9%、約99.99%、約99.999%、約99.9999%、又は約99.99999%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物は、約99.9%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物は、約95%~約99.999%、約98%~約99.999%、約98%~約99.99%、又は約99%~約99.99%の純度で調製される。
いくつかの実施形態では、式(VIII)の化合物を調製する方法は、本明細書に記載の任意の方法によって式(VII)の化合物を調製することを更に含む。
E.式(VIII)からの式(X)
式(X)の化合物、2-エチルブチル((S)-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-6-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニナートを調製する方法が本明細書で更に提供される。
いくつかの実施形態では、本開示は、式(X)の化合物を調製する方法を提供し、
第13の投入混合物を第13の反応器に添加することを含み、第13の投入混合物は、式(VIII)の化合物
又はその薬学的に許容される塩、塩化マグネシウム、ジイソプロピルエチルアミン、第13の溶媒、及び式(IX)の化合物を含み、
第13の反応器は、式(X)の化合物を含む第13の出力混合物を提供し、第13の溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、若しくは2-メチルテトラヒドロフラン、又はそれらの組み合わせである。
いくつかの実施形態では、第13の溶媒は、テトラヒドロフランである。
式(X)の化合物を調製する方法は、任意の好適な温度で行うことができる。例えば、第13の反応器は、約10℃、約15℃、約20℃、約25℃、又は約30℃等、約0℃~約50℃、又は約10℃~約40℃、又は約10℃~約30℃の温度に維持することができる。いくつかの実施形態では、第13の反応器は、約10℃~約30℃の温度に維持される。
本開示の方法は、式(VIII)の化合物からの式(X)の化合物のグラム~キログラム量の合成に適している。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも50g、100g、200g、300g、400g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、2kg、3kg、4kg、5kg、10kg、20kg、30kg、40kg、50kg、100kg、200kg、500kg、又は少なくとも1000kg以上の式(VIII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも1kgの式(VIII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約50g~約100kg、例えば、約50g~約20kg、又は約30g~約20kgの式(VIII)の化合物を含む。いくつかの実施形態では、方法は、約5kg~約15kgの式(VIII)の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、方法は、約10kgの式(VIII)の化合物を含む。
本開示の方法は、式(X)の化合物を任意の好適な収率で提供することができる。例えば、式(X)の化合物は、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%、又は少なくとも99%の収率で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約60%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約60%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約70%~約80%又は約75%~約85%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約70%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約70%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約75%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約75%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約80%~約95%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約80%~約90%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約60%、約70%、約72%、約74%、約75%、約76%、約78%、約80%、約82%、約84%、約85%、約86%、約88%、約90%、約95%、約97%、約98%、又は約99%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約78%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約70%~約80%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の収率は、約70%~約90%である。
本開示の方法は、任意の好適な純度で式(X)の化合物を提供することができる。例えば、式(X)の化合物は、約95%~約100%、又は約98%~約100%等、約90%~約100%の純度で調製することができる。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物の純度は、約98%~約100%である。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物は、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約99.9%、約99.99%、約99.999%、約99.9999%、又は約99.99999%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物は、約99.9%の純度で調製される。いくつかの実施形態では、式(X)の化合物は、約95%~約99.999%、約98%~約99.999%、約98%~約99.99%、又は約99%~約99.99%の純度で調製される。
いくつかの実施形態では、式(X)の化合物を調製する方法は、本明細書に記載の任意の方法によって式(VIII)の化合物を調製することを更に含む。
IV.実施例
実施例1.式(II-a)の化合物の合成
リトリートカーブオーバーヘッド撹拌機、熱電対、及びNバブラーを備えた円筒型反応器に、無水NdCl(60.00g、239mol、1.00当量)、n-BuNCl(71.51g、239mmol、1.00当量)、及びTHF(900g)を充填した。得られた混合物を、90℃のジャケット温度を使用して、Nパッド下、周囲圧力で約450mLに濃縮した。THF(500g)を充填し、蒸留を繰り返した(2回)。混合物を22℃に冷却し、式(III)の化合物(100.02g、239mmol、1.00当量)を充填した。30分後、混合物を-20℃まで冷却し、保持した。別の反応フラスコ中で、式(IV)の化合物(68.52g、264mmol、1.10当量)及びTHF(601g)を合わせ、0℃に冷却した。TMSCl(28.64g、264mmol、1.10当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を10℃まで冷却した。PhMgCl(THF中2.0M、270.00g、5.18mmol、2.17当量)をゆっくりと添加し、混合物を約30分間撹拌し、-20℃まで冷却した。i-PrMgCl(THF中2.0M、131.13g、269mmol、1.13当量)をゆっくりと添加した。約2時間後、グリニャール反応混合物を、カニューレを介して、ラクトン/NdCl/n-BuNCl/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌した。約16時間後、酢酸(100g)の水(440g)中溶液を添加し、混合物を22℃に加温した。i-PrOAc(331g)を加え、層を分離した。有機層を10%のKHCO(aq)(2x500g)及び10%のNaCl(aq)(500g)で洗浄した。有機層を約450mLに濃縮し、i-PrOAc(870g)を充填した。有機混合物を水(2x500g)で洗浄し、約450mLに濃縮した。i-PrOAc(435g)を充填し、混合物を約450mLに濃縮した。混合物を濾過し、残渣をi-PrOAc(129g)で順方向にすすいだ。濾液を約250mLに濃縮し、MTBE(549g)を充填し、混合物を22℃に調整した。種結晶(0.15g)を充填し、続いてn-ヘプタン(230mL)を充填し、混合物を0℃まで冷却した。固体を濾過により単離し、MTBE(113g)及びn-ヘプタン(30g)の混合物で順方向にすすいだ。得られた固体を真空下、35℃で乾燥させて、式(II-a)の化合物(収率79%及び純度99.92%)を得た。
実施例2.式(II-a)の化合物の代替合成
無水NdCl(1.0当量)、n-BuNCl(1.0当量)及びTHF(3.7g/mmol)を不活性雰囲気下で充填する。得られた混合物を周囲圧力及び高温で約半分に濃縮する。THF(1体積)を充填し、蒸留を繰り返す(2回)。混合物を室温に冷却し、式(III)の化合物(1.0当量)を充填する。30分後、混合物を-20℃まで冷却し、保持する。別個の反応フラスコで、式(IV)の化合物(1.1当量)及びTHF(8.8g/mmol)を合わせ、0℃に冷却する。TMSCl(1.1当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を-10℃に冷却する。PhMgClのTHF中溶液(2.17当量)をゆっくりと加え、混合物を約30分間撹拌し、-20℃まで冷却する。THF中のi-PrMgCl(1.13当量)をゆっくりと加える。約2時間後、グリニャール反応混合物を、カニューレを介して式IIIの化合物/NdCl/n-BuNCl/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌する。約16時間後、酢酸(0.4g/mmol)の水(1.8g/mmol)中溶液を添加し、混合物を室温に加温する。i-PrOAcを添加し、層を分離する。有機層を10%のKHCO(aq)及び10%のNaCl(aq)で洗浄する。有機層を約半分の体積に濃縮し、i-PrOAcを充填する。有機混合物を水で2回洗浄し、約半分の体積に濃縮する。i-PrOAcを充填し、混合物を約半分の体積に濃縮する。混合物を濾過し、残渣をi-PrOAcで順方向にすすぐ。濾液を約1/4体積に濃縮し、MTBEを充填し、混合物を室温に調整する。種結晶を充填し、続いてn-ヘプタンを充填し、混合物を0℃に冷却する。固体を濾過によって単離し、MTBE及びn-ヘプタンの混合物で順方向にすすぐ。得られた固体を真空下で乾燥させて、式(II-a)の化合物を得る。
実施例3.臭化テトラブチルアンモニウムによる式(II-a)の化合物の合成
反応器に、無水NdCl(169kg、674mol、1.00当量)、n-BuNBr(217kg、673mol、1.00当量)及びTHF(2865L)を充填した。得られた混合物を、約90℃のジャケット温度を有するNパッド下、周囲圧力で約1270Lに濃縮した。THF(2865L)を充填し、蒸留を繰り返した。混合物を約22℃に冷却し、式(III)の化合物(282kg、674mol、1.00当量)を充填した。約30分後、混合物を約-20℃に冷却し、保持した。別個の反応器において、式(IV)の化合物(195kg、750mol、1.11当量)及びTHF(1432L)を合わせ、約0℃に冷却した。TMSCl(81.8kg、753mol、1.12当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を約-10℃に冷却した。PhMgCl(THF中2.0M、761kg、1463mol、2.17当量)をゆっくりと添加し、混合物を約30分間撹拌し、約-20℃まで冷却した。i-PrMgCl(THF中2.0M、372kg、763mol、1.13当量)をゆっくりと添加した。約4時間後、グリニャール反応混合物を式(III)の化合物/NdCl/n-BuNBr/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌した。約9時間後、酢酸(282kg)の水(1100L)中溶液を添加し、混合物を約22℃に加温した。i-PrOAc(931kg)を添加し、層を分離した。有機層を10%のKHCO(aq)(2x1322L)及びNaCl(141kg)の水(1269L)中溶液で順次洗浄した。有機層を約1270Lに濃縮し、i-PrOAc(2453kg)を充填した。有機混合物を水(1410L)で洗浄し、濾過し、層を分離した。有機層を水(1410L)で洗浄し、約1270Lに濃縮した。i-PrOAc(2453kg)を充填し、混合物を約1270Lに濃縮した。混合物を濾過し、残渣をi-PrOAc(367kg)で順方向にすすいだ。濾液を約845Lに濃縮し、MTBE(1551kg)を充填し、混合物を約22℃に調整した。種結晶(0.28kg)を充填し、続いてn-ヘプタン(451kg)を充填し、混合物を0℃に冷却した。固体を濾過により単離し、MTBE(310kg)及びn-ヘプタン(85kg)の混合物で順方向にすすいだ。得られた固体を真空下、約35℃で乾燥させて、式(II-a)の化合物を得た(収率86%及び純度98.23%)。
実施例4.塩化セリウムによる式(II-a)の化合物の合成
リトリートカーブオーバーヘッド撹拌機、熱電対、及びNバブラーを備えた円筒型反応器に、無水CeCl(12.03g、48.8mmol、1.02当量)、n-BuNBr(15.40g、47.8mmol、1.00当量)、及びTHF(180g)を充填した。得られた混合物を、約90℃のジャケット温度を有するNパッド下、周囲圧力で約90mLに濃縮した。THF(180g)を充填し、蒸留を繰り返した。混合物を約22℃に冷却し、式(III)の化合物(20.03g、47.9mmol、1.00当量)を充填した。約30分後、混合物を約-20℃に冷却し、保持した。別の反応フラスコ中で、式(IV)の化合物(13.82g、53.2mol、1.11当量)及びTHF(90g)を合わせ、約0℃に冷却した。TMSCl(5.80g、53.4mmol、1.12当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を約-10℃に冷却した。PhMgCl(THF中2.0M、54.26g、104mmol、2.18当量)をゆっくりと添加し、混合物を約30分間撹拌し、約-20℃まで冷却した。i-PrMgCl(THF中2.0M、26.58g、55.0mol、1.10当量)をゆっくりと添加した。約1時間後、グリニャール反応混合物を式(III)の化合物/CeCl/n-BuNBr/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌した。約15時間後、酢酸(20.40g)の水(88g)中溶液を添加し、混合物を約22℃に加温した。i-PrOAc(66g)を添加し、混合物を珪藻土のパッドで濾過し、パッドをi-PrOAc(28g)ですすいだ。二相濾液の層を分離し、有機層を10%KHCO(aq)(2x100g)及び10%NaCl(aq)(101g)で順次洗浄した。有機層を約60mLに濃縮し、i-PrOAc(175g)及び水(100g)を充填した。混合物を珪藻土のパッドで濾過し、パッドをi-PrOAc(26g)ですすいだ。二相濾液の層を分離し、有機層を水(100g)で洗浄した。有機層を約90mLに濃縮し、i-PrOAc(175g)を充填した。混合物を約90mLに濃縮し、濃縮した混合物を濾過し、残渣をi-PrOAc(28g)で順方向にすすいだ。濾液を約60mLに濃縮し、MTBE(110g)を充填し、混合物を約22℃に調整した。種結晶(0.022g)を充填し、続いてn-ヘプタン(33g)を充填し、混合物を0℃に冷却した。固体を濾過により単離し、MTBE(22g)及びn-ヘプタン(6g)の混合物で順方向にすすいだ。得られた固体を真空下、約35℃で乾燥させて、式(II-a)の化合物を得た(収率69%及び純度97.08%)。
実施例5.塩化ネオジム-テトラヒドロフラン溶媒和物による式(II-a)の化合物の合成
リトリートカーブオーバーヘッド撹拌機、熱電対、及びNバブラーを備えた円筒型反応器に、NdCl・6HO(8.74g、24.3mmol、1.02当量)及びTHF(35g)を充填した。塩化チオニル(23.3g、196mmol、8.17当量)をゆっくりと添加し、混合物を約1時間撹拌した。THF(1g)中の無水NdCl(0.11g)の混合物を添加し、混合物を約4時間撹拌した。混合物を濾過し、固体NdCl・THFを、円筒型反応器内でn-BuNBr(7.70g、239mmol、1.00当量)及びTHF(91g)と組み合わせた。得られた混合物を、約90℃のジャケット温度を有するNパッド下、周囲圧力で約45mLに濃縮した。THF(91g)を充填し、蒸留を繰り返した。混合物を約22℃に冷却し、式(III)の化合物(10.0g、23.9mmol、1.00当量)を充填した。約30分後、混合物を約-20℃に冷却し、保持した。別個の反応器において、式(IV)の化合物(6.91g、26.6mmol、1.11当量)及びTHF(45g)を合わせ、約0℃に冷却した。TMSCl(2.91g、26.8mmol、1.12当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を約-10℃に冷却した。PhMgCl(THF中2.0M、27.0g、52.0mmol、2.17当量)をゆっくりと添加し、混合物を約30分間撹拌し、約-20℃まで冷却した。i-PrMgCl(THF中2.0M、13.5g、27.6mmol、1.15当量)をゆっくりと添加した。約3時間後、グリニャール反応混合物を式(III)の化合物/NdCl・THF/n-BuNBr/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌した。約17時間後、酢酸(10.7g)の水(45g)中溶液を添加し、混合物を約22℃に加温した。i-PrOAc(33g)を添加し、層を分離した。有機層を10%KHCO(aq)(2x51g)及び10%NaCl(aq)(50g)で順次洗浄した。i-PrOAc(88g)を充填し、有機層を約45mLに濃縮した。i-PrOAc(87g)及び水(50g)を充填し、混合物を珪藻土のパッドを通して濾過した。パッドをi-PrOAc(13g)ですすぎ、二相濾液の層を分離した。有機層を水(50g)で洗浄し、約45mLに濃縮した。i-PrOAc(87g)を充填し、混合物を約30mLに濃縮した。MTBE(55g)を充填し、続いて種子結晶(0.01g)を充填した。n-ヘプタン(16g)を充填し、混合物を0℃に冷却した。混合物を濾過し、固体をMTBE(12g)及びn-ヘプタン(3g)の混合物ですすいだ。得られた固体を真空下、約35℃で乾燥させて、式(II-a)の化合物を得た(収率43%及び純度98.53%)。
実施例6.塩化ネオジム水和物による式(II-a)の化合物の合成
リトリートカーブオーバーヘッド撹拌機、熱電対、及びNのバブラーを備えた円筒型反応器に、NdCl・6HO(17.2g、48.1mmol、1.17当量)、THF(180g)及びオルトギ酸トリメチル(30.7g、189mmol、7.07当量)を充填し、混合物を約22℃で約2時間撹拌した。n-BuNBr(15.4g、47.8mmol、1.17当量)を充填し、約90℃のジャケット温度でNパッド下の周囲圧力で、混合物を約90mLに濃縮した。THF(180g)添加、引き続いてNパッド下の周囲圧力における約90mLまでの濃縮のシーケンスを3回行った。混合物を約22℃に冷却し、式(III)の化合物(17.1g、40.9mmol、1.00当量)を充填した。約30分後、混合物を約-20℃に冷却し、保持した。別個の反応器において、式(IV)の化合物(11.8g、45.4mmol、1.11当量)及びTHF(77g)を合わせ、約0℃に冷却した。TMSCl(4.97g、45.7mmol、1.12当量)をゆっくりと添加し、約30分後、混合物を約-10℃に冷却した。PhMgCl(THF中2.0M、46.5g、91.2mmol、2.23当量)をゆっくりと添加し、混合物を約30分間撹拌し、約-20℃まで冷却した。i-PrMgCl(THF中2.0M、22.7g、46.5mmol、1.14当量)をゆっくりと添加した。約4時間後、グリニャール反応混合物を式(III)の化合物/NdCl/n-BuNBr/THF混合物に移し、混合物を約-20℃で撹拌した。約20時間後、酢酸(17.1g)の水(76g)中溶液を添加し、混合物を約22℃まで加温した。水(8g)及びi-PrOAc(56g)を添加し、層を分離した。有機層を10%のKHCO(aq)(2x86g)及び10%のNaCl(aq)(86g)で順次洗浄した。有機層を約90mLに濃縮し、i-PrOAc(149g)を充填した。水(86g)を充填し、混合物を珪藻土のパッドを通して濾過した。パッドをi-PrOAc(22g)ですすぎ、二相濾液の層を分離した。有機層を水(86g)で洗浄し、約90mLに濃縮した。i-PrOAc(149g)を充填し、混合物を約90mLに濃縮した。混合物を濾過し、残渣をi-PrOAc(22g)で順方向にすすいだ。濾液を約60mLに濃縮し、MTBE(94g)を充填し、混合物を約22℃に調整した。種結晶(0.02g)を充填し、続いてn-ヘプタン(28g)を充填し、混合物を0℃に冷却した。固体を濾過により単離し、MTBE(19g)及びn-ヘプタン(5g)の混合物で順方向にすすいだ。得られた固体を真空下、約35℃で乾燥させて、式(II-a)の化合物を得た(収率65%及び純度86.16%)。
実施例7.式(I)の化合物のフロー反応器合成
反応器に水酸化カリウム(19.7当量)及び水(8体積)を充填した。ジクロロメタン(15.0体積)中の式(II-a)の化合物(250kg、1.0当量、スケーリングファクタ)(供給物1)、ジクロロメタン(4.4体積)中のTMSOTf(6.0当量)及びTFA(1.0当量)(供給物2)、並びにジクロロメタン(4.5体積)中のTMSCN(6.0当量)(供給物3)の原液を、別々の反応器又は供給容器で調製した(図1)。供給物1を約-30℃の予冷却ループを通して約504mL/分の流量で圧送し、供給物2を約207mL/分の流量で圧送した。供給物1及び2を、反応ループ#1で約-30℃で約30秒間合わせた。次いで、流出物を、反応ループ#2において約-30℃で約2分間、供給物3(約-30℃の予冷却ループを通して約189mL/分で圧送)と合わせた。合わせた供給物の流出物を、約-10℃で水酸化カリウム水溶液を含む容器に直接回収した。混合物を約22℃に調整し、次いで、2-プロパノールを充填し、層を分離した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、濃縮した。得られた溶液を濾過した。トルエンを濾液に充填し、混合物を濃縮した。混合物を約55℃に加熱し、次いで約0℃に冷却した。得られたスラリーを濾過し、トルエンですすぎ、約60℃で乾燥させて、99.9%の純度、78%の収率で式(I)の化合物を得た。H-NMR(400MHz,DMSO-d):δ 7.99-7.82(m,3H),7.37-7.23(m,15H),6.88(d,J=4.5Hz,1H),6.76(d,J=4.5Hz,1H),4.91(d,J=5.0Hz,1H),4.85(d,J=11.7Hz,1H),4.77(d,J=11.7Hz,1H),4.60-4.45(m,4H),4.40(q,J=4.6Hz,1H),4.12(t,J=5.4Hz,1H),3.69(dd,J=11.1,3.7Hz,1H),3.59(dd,J=11.1,4.7Hz,1H);13C-NMR(100MHz,DMSO-d):δ 155.54,147.86,138.08,137.94,137.32,128.17,128.14,128.11,127.93,127.72,127.52,127.40,122.63,116.78,116.73,110.48,100.81,81.90,79.25,77.61,76.26,72.30,72.27,71.45,68.79;HRMS(m/z):[M]+calcd for C3331,561.2376;実測値,561.2394.
実施例8.式(I)の化合物の代替合成
反応器に水酸化カリウム(19.7当量)及び水(8体積)を充填する。ジクロロメタン(15.0体積)中の式(II-a)の化合物(1.0当量、スケーリングファクタ)(供給物1)、ジクロロメタン(4.4体積)中のTMSOTf(6.0当量)及びTFA(1.0当量)(供給物2)、並びにジクロロメタン(4.5体積)中のTMSCN(6.0当量)(供給物3)の原液を、別々の反応器又は供給容器で調製する(図1)。供給物1は、約-30℃の予冷却ループを通して圧送する。供給物1及び2を、反応ループ#1で約-30℃で約30秒間合わせる。次いで、流出物を、反応ループ#2において約-30℃で約2分間、供給物3(約-30℃の予冷却ループを通して圧送)と合わせた。合わせた供給物の流出物を、約-10℃で水酸化カリウム水溶液を含む容器に直接回収する。混合物を約22℃に調整し、次いで2-プロパノールを充填し、層を分離する。有機層を塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、濃縮する。得られた溶液を濾過する。トルエンを濾液に充填し、混合物を濃縮する。混合物を約55℃に加熱し、次いで約0℃に冷却する。得られたスラリーを濾過し、トルエンですすぎ、約60℃で乾燥させて、式(I)の化合物を得る。
実施例9.ブレンステッド酸なしの式(I)の化合物の比較合成
トリフルオロ酢酸を含まないことを除いて、上記の実施例8に記載されたものと同じ条件に従って、100gのスケールで式(II-a)の化合物の反応により、68%の単離された収率及び99.4%の純度で式(I)の化合物を得た。
実施例10.式(V)からの式(II-a)の化合物の合成
反応器Aに式(IV)の化合物(1.2当量)及びTHF(6体積)を充填し、反応器の内容物を約0℃まで冷却した。クロロトリメチルシラン(1.2当量)を反応混合物に添加し、続いて反応物を約-10℃に冷却した。フェニルマグネシウムクロリドのTHF(2.4当量)中溶液を混合物に添加し、撹拌を約-10℃で続けた。得られた反応混合物を約-20℃まで更に冷却し、イソプロピルマグネシウムクロリドのTHF(1.0当量)中溶液を添加した。
反応器Bに2,3,5-トリ-O-ベンジル-D-リボフラノース(式(V)、1.0当量、スケーリングファクタ)及びTHF(6体積)を充填し、反応器の内容物を約-20℃に冷却した。イソプロピルマグネシウムクロリドのTHF(1.1当量)中溶液を反応器Bに添加した。反応器Aで生成されたグリニャール試薬を、約-20℃で反応器Bに移した。反応器及び移送ラインをTHF(7体積)で順方向にすすいだ。反応混合物を周囲温度に加温し、反応混合物を約17時間熟成させた。次いで、反応混合物を約0℃まで冷却し、氷酢酸(7.0当量)及び水(4体積)でクエンチした。得られた混合物を酢酸イソプロピル(4体積)で抽出した。有機層を10%w/w重炭酸カリウム溶液で2回洗浄し(各時間5体積)、最後に10%w/wのブライン溶液(5体積)で洗浄した。次いで、有機層を濃縮乾固させ、酢酸イソプロピル(10体積)で1回共蒸発させて、式(VI)化合物を得た。主要なジアステレオマーの特性決定データを提供する。H NMR(400MHz,CDOD)δ 7.67(s,1H,Ar-H),7.38- 7.01(m,15H,Ar-H),6.89(d,J=4.4Hz,1H,Ar-H),6.75(d,J=4.4Hz,1H,Ar-H),5.55(d,J=4.0Hz,1H,H-1),4.62(d,J=11.3Hz,1H,Ph-CH-),4.53(d,J=11.3Hz,1H,Ph-CH-),4.50-4.35(m,3H,Ph-CH-),4.29(dd,J=4.3 and 4.3Hz,1H,H-2),4.14(d,J=11.2Hz,1H,Ph-CH-),4.09(ddd,J=3.4 and 5.6Hz,1H,H-4),3.73(dd,J=5.0 and 5.2Hz,1H,H-3),3.67(dd,J=3.3 and 10.0Hz,1H,H-5a),3.57(dd,J=5.8 and 9.9Hz,1H,H-5b)。13C NMR(100MHz,CDOD)δ 155.7,146.5,138.3,138.0,131.7,127.92,127.90,127.86,127.77,127.59,127.55,127.21,127.19,127.10,114.1,109.8,101.5,80.1,79.2,73.4,72.9,72.8,71.2,70.3,66.8。粗物質のLC-MS分析:m/z=555.5[M+1]。
反応器に式(VI)化合物(1.0当量、スケーリングファクタ)、アセトニトリル(52体積)及びリン酸二カリウム(7.0当量)を充填した。二酢酸ヨードベンゼン(3.5当量)及び(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル(TEMPO、0.2当量)を1度に周囲温度で反応混合物に添加し、撹拌を約22時間続けた。反応混合物を3%w/w亜硫酸ナトリウム溶液(28体積)でクエンチし、水(20体積)及び酢酸イソプロピル(12体積)で希釈した。約10分の撹拌後、層を分離した。次いで、有機層を濃縮乾固し、得られた残渣を酢酸イソプロピル(17体積)に溶解し、NaCl水溶液(15体積)で洗浄した。次いで、有機層を濃縮して、式(II-a)の化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.10(s,2H,N-H),7.98(s,1H,Ar-H),7.35-6.93(m,18H,Ar-H),5.37(d,1H,Ar-H),5.06(d,1H),4.58-4.44(m,6H,Ph-CH-),4.00(s,1H),3.93(d,1H),3.69(dd,1H),3.47(dd,1H)。
実施例11.BCl/B(OMe)による式(VII)の化合物の合成
反応器に三塩化ホウ素(ジクロロメタン中1M、3.6当量)を充填し、約0℃に冷却した。約20℃未満の温度を維持しながら、トリメチルボラート(1.8当量)を三塩化ホウ素溶液にゆっくりと添加した。次いで、溶液を約20℃に加温し、約1時間撹拌した。別個の反応器において、式(I)(1.0当量、スケーリングファクタ)を添加し、続いてジクロロメタン(4体積)を添加し、混合物を約0℃に冷却した。20℃未満の温度を維持しながら、三塩化ホウ素/トリメチルボラート試薬及び式(I)溶液を合わせた。三塩化ホウ素/トリメチルボラート試薬をジクロロメタン(1体積)で順方向にすすぎ、混合物を約35℃に約2時間加温した。別個の反応器で、メタノール(7体積)を添加し、約-15℃に冷却した。温度を約25℃未満に維持しながら、反応混合物及びメタノール溶液を合わせた。溶液を約20℃に加温し、約12時間撹拌した。スラリーを濾過し、湿潤ケークをジクロロメタン(2体積)ですすいだ。固体を20重量%のKCO(0.8当量)を含む反応器に移し、得られたスラリーを約20℃で約1時間撹拌した。スラリーを濾過し、ケークを水(3体積)及びメタノール(1体積)ですすぎ、次いで約60℃で乾燥させて、式(VII)の化合物を得た。H-NMR(400MHz,HO-d):δ 8.10(s,1H),7.37(d,J=5.1Hz,1H),7.14(d,J=4.8Hz,1H),4.94(d,J=5.4Hz,1H),4.42(app q,J=4.2Hz,1H),4.35(t,J=5.1Hz,1H),3.86(dd,J=12.8,3.2Hz,1H),3.79(dd,J=12.8,4.7Hz,1H)。13C-NMR(100MHz,DMSO-d):δ 155.62,147.87,123.87,117.34,116.52,110.77,100.79,85.42,78.56,74.24,70.07,60.94。HRMS(m/z):[M] calc’d.for C1213,291.0968;実測値,291.0967。
本発明のプロセスは、以下の表1に示すように、以前に報告されたプロセスと比較することができる。
実施例12.AlClによる式(VII)の化合物の合成
第1の反応器にアニソール(6体積)及びジクロロメタン(1体積)を充填し、約10℃に冷却した。温度を約30℃に維持しながら、塩化アルミニウム(4.0当量)を小分けにして添加した。内容物を約15分間撹拌した。式(I)の化合物(1当量)を少しずつ入れ、ジクロロメタン(0.5体積)で順方向にすすいだ。内容物を約20℃で約6時間撹拌した。第2の反応器では、メタノール(8体積)を添加し、約0℃に冷却した。第1の反応器内の反応混合物を約0℃に冷却し、続いて、第2の反応器からメタノールを添加し、温度を約20℃に維持した。固体が溶解するまで、反応混合物を2つの反応器の間で再循環させた。溶液を約20℃に加温し、約12時間撹拌した。スラリーを濾過し、湿潤ケークをMeOH(2体積)ですすいだ。固体を20重量%のKCO(0.8当量)を含む反応器に移し、スラリーを約20℃で約1時間撹拌した。スラリーを濾過し、ケークを水(3体積)及びメタノール(1体積)ですすぎ、次いで約60℃で乾燥させて、式(VII)の化合物を得た。
実施例13.式(VII)の化合物のフロー反応器合成
反応器に式(I)(1.0当量、スケーリングファクタ)及びCHCl(4.5体積)を充填して、原液を形成した。次いで、この原液を研磨濾過し、第4の供給容器に移した(供給物4、図2の210)。次いで、BClの溶液(CHCl中1.0M)を第5の供給容器に充填した(供給物5、220)。供給物4を約0℃の予冷却ループを通して約12.8mL/分の流量で圧送し、供給物5を約0℃の予冷却ループを通して約13.8mL/分の流量で圧送した。供給物4及び5を反応ループ(240)内で約0℃で約135秒間(2分15秒)組み合わせた。流出物250を、約0℃の温度に制御されたMeOH(式(I)の化合物に対して7.0体積)を含有する容器に直接回収した。一旦回収が完了したら、混合物を約20℃に調整し、約16時間撹拌した。得られたスラリーを濾過し、CHClですすぎ、真空を使用して乾燥させて、固体として粗中間体を得た。これらの固体を反応器に戻し、水と組み合わせ、約20℃に調整した。得られたスラリーに、20%(w/w)炭酸カリウムの水溶液を充填してpHを約8~11に調整し、溶液を約20℃で約1時間撹拌した。得られたスラリーを濾過し、水及びMeOHですすぎ、約60℃で乾燥させて、式(VII)の化合物を得た。
実施例14.式(VIII)の化合物の合成
反応器に、式(VII)(1.0当量、スケーリングファクタ)、続いて酢酸イソプロピル(10体積)、2,2-ジメトキシプロパン(5.9当量)を充填し、約20℃に冷却した。濃硫酸(1.3当量)を充填し、反応物を約30℃に約3時間加熱した。反応混合物を濾過し、ケークを酢酸イソプロピル(3体積)ですすいだ。中間体硫酸塩を反応器に戻し、続いて酢酸カリウム(2.0当量)及びメタノール(15体積)を添加した。次いで、水(2体積)を添加し、反応混合物を約1時間撹拌した。溶液を炭素処理にかけ、続いて研磨濾過を行った。炭素カートリッジをメタノール(7体積)ですすいだ。次いで、溶液を約3体積に蒸留し、続いて水(8体積)を約2時間かけて添加した。得られたスラリーを濾過し、ケークを水(3体積)ですすいだ。固体を乾燥させて、式(VIII)の化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.91- 7.98(brm,5H),6.95-6.88(m,4H),5.38(d,J=6.6Hz,2H),5.02(t,J=5.7Hz,2H),4.90(dd,J=6.6,3.1Hz,2H),4.32(td,J=5.3,3.0Hz,2H),3.53(ddq,J=17.3,11.6,5.5Hz,4H),1.64(s,6H),1.37(s,6H)。13C NMR(100MHz,DMSO-d)δ 156.05,148.62,122.97,117.42,116.71,115.87,111.05,101.32,85.87,84.37,82.01,80.41,61.35,26.34,25.58。
実施例15.式(X)の化合物の合成
反応器に、式(VIII)(1.0当量、スケーリングファクタ)、続いて塩化マグネシウム(1.5当量)及びテトラヒドロフラン(10体積)を充填した。この混合物を約25℃に冷却した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.5当量)を充填し、反応物を約25℃で約16時間撹拌した。反応物を約10℃でtert-ブチルメチルエーテル(10体積)及び10%(w/w)クエン酸(10体積)にクエンチした。層を分離し、有機層を10%(w/w)の炭酸カリウム(15体積)、10%(w/w)の炭酸カリウム(10体積)、10%(w/w)の塩化アンモニウム(10体積)、次いで15%(w/w)の塩化ナトリウム(10体積)で洗浄した。有機層を約3.5体積まで蒸留した後、アセトニトリル(10体積)を添加し、アセトニトリル(7体積)を充填して約3.5体積まで蒸留した。式(X)のアセトニトリル原液を次の工程で使用した。
上述の発明は、理解を明確にするために、説明及び例示としてある程度詳細に説明されているが、当業者であれば、特定の変更及び修正が添付の特許請求の範囲の範囲内で実施
され得ることを理解するであろう。加えて、本明細書に提供される各参照は、各参照が参照により個別に組み込まれているかのように、その全体が参照により組み込まれる。本出願と、本明細書に提供される参照との間に矛盾が存在する場合、本出願が支配するものとする。
本発明は、例えば、以下の項を提供する:
(項1)
式(I)の化合物を調製する方法であって、
(a)第1の投入混合物を第1のフロー反応器に添加することであって、上記第1の投入混合物は、ルイス酸、ブレンステッド酸、及び式(II-a)の化合物を含み、
上記第1のフロー反応器が、第1の出力混合物を提供する、添加することと、
(b)第2の投入混合物を第2のフロー反応器に添加することであって、上記第2の投入混合物は、上記第1の出力混合物及びシアン化剤を含み、上記第2のフロー反応器が、上記式(I)の化合物を含む第2の出力混合物を提供する、添加することと、を含む、方法。
(項2)
溶媒を更に含む、項1に記載の方法。
(項3)
上記溶媒が、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、若しくはクロロベンゼン、又はそれらの組み合わせである、項1~2のいずれか一項に記載の方法。
(項4)
上記ルイス酸が、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、トリメチルシリルヨージド(TMSI)、トリメチルシリルブロミド(TMSBr)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(TBSCl)、tert-ブチルジメチルシリルブロミド(TBSBr)、tert-ブチルジメチルシリルヨージド(TBSI)、トリエチルシリルクロリド(TESCl)、トリエチルシリルブロミド(TESBr)、トリエチルシリルヨージド(TESI)、tert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TBSOTf)、又はトリエチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TESOTf)である、項1~3のいずれか一項に記載の方法。
(項5)
上記ブレンステッド酸が、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフルオロメタンスルホン酸、4-フルオロ安息香酸、ピバル酸、テトラフルオロボラート水素(HBF)、硝酸、4-クロロ安息香酸、ペンタフルオロフェノール、又はヘキサフルオロホスファート水素(HPF)である、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
(項6)
上記シアン化剤が、トリメチルシリルシアニド(TMSCN)、tert-ブチルジメチルシリルシアニド(TBSCN)、トリエチルシリルシアニド(TESCN)、テトラブチルアンモニウムシアニド、テトラメチルアンモニウムシアニド、又はテトラエチルアンモニウムシアニドである、項1~5のいずれか一項に記載の方法。
(項7)
上記ルイス酸が、トリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)であり、上記ブレンステッド酸がトリフルオロ酢酸であり、上記溶媒がジクロロメタンであり、上記シアン化剤がトリメチルシリルシアニド(TMSCN)である、項2~6のいずれか一項に記載の方法。
(項8)
上記TMSOTfが、上記式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在する、項7に記載の方法。
(項9)
上記TMSOTfが、上記式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する、項7又は8に記載の方法。
(項10)
上記トリフルオロ酢酸が、上記式(II-a)の化合物に対して約0.5~約1.5モル当量の量で存在する、項7~9のいずれか一項に記載の方法。
(項11)
上記トリフルオロ酢酸が、上記式(II-a)の化合物に対して約0.8~約1.2モル当量の量で存在する、項7~10のいずれか一項に記載の方法。
(項12)
上記TMSCNが、上記式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在する、項7~11のいずれか一項に記載の方法。
(項13)
上記TMSCNが、上記式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する、項7~12のいずれか一項に記載の方法。
(項14)
上記第1の投入混合物が使い果たされるまで、上記第1の投入混合物を上記第1のフロー反応器に連続的に添加することを含む、項1~13のいずれか一項に記載の方法。
(項15)
上記第1の出力混合物が使い果たされるまで、上記第2の投入混合物を上記第2のフロー反応器に連続的に添加することを含む、項1~14のいずれか一項に記載の方法。
(項16)
ジクロロメタンに対して約3%~約7%(w/w)の上記式(II-a)の化合物を含む第1の供給混合物と、ジクロロメタンに対して約30%~約50%(w/w)の上記TMSOTf及びジクロロメタンに対して約2%~約5%(w/w)の上記トリフルオロ酢酸を含む第2の供給混合物と、を合わせ、結果として、上記第1の投入混合物を形成することを更に含む、項7~15のいずれか一項に記載の方法。
(項17)
上記第2の供給混合物と組み合わせる前に、上記第1の供給混合物を約-35℃~約-25℃の温度に冷却することを更に含む、項16に記載の方法。
(項18)
上記第2の供給混合物の上記温度が、上記第1の供給混合物と組み合わせる前に、約17℃~約27℃である、項17に記載の方法。
(項19)
上記第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約50%(w/w)の上記TMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として上記第2の投入混合物を形成することを更に含む、項7~18のいずれか一項に記載の方法。
(項20)
上記第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約30%(w/w)の上記TMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として上記第2の投入混合物を形成することを更に含む、項7~19のいずれか一項に記載の方法。
(項21)
上記第1の出力混合物と組み合わせる前に、上記第3の供給混合物を約-35℃~約-25℃に冷却することを更に含む、項19又は20に記載の方法。
(項22)
上記第1のフロー反応器内の上記第1の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、項1~21のいずれか一項に記載の方法。
(項23)
上記第1のフロー反応器内の上記第1の投入混合物の滞留時間が、約0.5分である、項1~22のいずれか一項に記載の方法。
(項24)
上記第2のフロー反応器内の上記第2の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
(項25)
上記第2のフロー反応器内の上記第2の投入混合物の滞留時間が、約2分である、項1~24のいずれか一項に記載の方法。
(項26)
上記第1のフロー反応器が、約-40℃~約-20℃の温度に維持される、項1~25のいずれか一項に記載の方法。
(項27)
上記第2のフロー反応器が、約-40℃~約-20℃の温度に維持される、項1~26のいずれか一項に記載の方法。
(項28)
上記第1のフロー反応器及び上記第2のフロー反応器が両方とも約-30℃の温度に維持される、項1~27のいずれか一項に記載の方法。
(項29)
上記式(I)の化合物を上記第2の出力混合物から単離することを更に含む、項1~28のいずれか一項に記載の方法。
(項30)
上記式(I)の化合物の収率が、約60%~約90%である、項1~29のいずれか一項に記載の方法。
(項31)
上記式(I)の化合物の収率が、約70%~約90%である、項1~30のいずれか一項に記載の方法。
(項32)
上記式(I)の化合物の収率が、約75%~約85%である、項1~31のいずれか一項に記載の方法。
(項33)
上記式(I)の化合物の純度が、約98%~約100%である、項1~32のいずれか一項に記載の方法。
(項34)
(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、上記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
上記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、上記第4の投入混合物が、上記第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(nBuNCl)、及び式(III)の化合物を含み、
上記第4の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項35)
(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、上記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び上記式(IV)の化合物を含み、
上記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、上記第4の投入混合物が、上記第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
上記第4の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項36)
(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、上記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
上記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、上記第4の投入混合物が、上記第3の出力混合物、塩化セリウム(CeCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
上記第4の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項37)
(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、上記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
上記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、上記第4の投入混合物が、上記第3の出力混合物、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
上記第4の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、
を更に含む、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項38)
(c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、上記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
上記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
(d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、上記第4の投入混合物が、上記第3の出力混合物、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)、オルトギ酸トリメチル、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式
(III)の化合物を含み、
上記第4の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項39)
式(II-a)の化合物を調製する方法であって、
第5の投入混合物を第5の反応器に添加することであって、上記第5の投入混合物は、式(V)の化合物と、
酸化剤と、第5の塩基と、を含み、
上記第5の反応器が、上記式(II-a)の化合物を含む第5の出力混合物を提供する、添加することを含む、方法。
(項40)
上記酸化剤が、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル、9-アザビシクロ[3.3.1]ノナンN-オキシル、ヨードベンゼンジクロリド、二酢酸ヨードベンゼン、次亜塩素酸ナトリウム、1,1,1-トリス(アセチルオキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン、ジメチルスルホキシド/ピリジン三酸化硫黄、酸化マンガン、2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノベンゾキノン、又はN-メチルモルホリン-N-オキシド/テトラプロピルアンモニウムペルルテナート、又はそれらの組み合わせである、項39に記載の方法。
(項41)
上記第5の塩基が、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム又は酢酸アンモニウム、又はそれらの組み合わせである、項39~40のいずれか一項に記載の方法。
(項42)
上記第5の投入混合物が、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、トルエン、トリフルオロトルエン、水、スルホラン、ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジン、ジメチルスルホキシド、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、及びアセトニトリル、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第5の溶媒を更に含む、項3
9~41のいずれか一項に記載の方法。
(項43)
上記酸化剤が、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル及び二酢酸ヨードベンゼンであり、
上記第5の塩基が、リン酸水素カリウムであり、
上記第5の溶媒が、アセトニトリルである、項42に記載の方法。
(項44)
上記第5の反応器が、約-10℃~約60℃の温度に維持される、項39~43のいずれか一項に記載の方法。
(項45)
上記第5の反応器が、約10℃~約30℃の温度に維持される、項44に記載の方法。(項46)
上記式(V)の化合物を調製することを更に含み、
(a)第6の投入混合物を第6の反応器に添加することであって、上記第6の投入混合物が、アミン保護剤、第6の塩基、及び式(IV)の化合物を含み、
上記第6の反応器が、第6の出力混合物を提供する、添加することと、
(b)第7の投入混合物を第7の反応器に添加することであって、上記第7の投入混合物が、上記第6の出力混合物、第7のトランスメタル化剤、及び式(VI)の化合物を含み、
上記第7の反応器が、式(V)の化合物を含む第7の出力混合物を提供する、添加することと、
を含む、項39~45のいずれか一項に記載の方法。
(項47)
上記アミン保護剤が、クロロトリメチルシラン、クロロトリエチルシラン、tert-ブチルジメチルクロロシラン、tert-ブチルジフェニルクロロシラン、1,2-ビス(クロロジメチルシリル)エタン、トリフルオロ酢酸無水物、又はジ-(tert-ブチル)ジカルボナートである、項46に記載の方法。
(項48)
上記第6の塩基が、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、tert-ブチルリチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、若しくは水素化カルシウム、又はそれらの組み合わせである、項46に記載の方法。
(項49)
上記第6の投入混合物が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第6の溶媒を更に含む、項46~48のいずれか一項に記載の方法。
(項50)
上記アミン保護剤が、クロロトリメチルシランであり、
上記第6の塩基が、フェニルマグネシウムクロリドであり、
上記第6の溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)である、請求49に記載の方法。
(項51)
上記第6の反応器が、約-70℃~約40℃の温度に維持される、項46~50に記載の方法。
(項52)
上記第6の反応器が、約-20℃~約10℃の温度に維持される、項51に記載の方法。
(項53)
上記第7のトランスメタル化剤が、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、tert-ブチルマグネシウムブロミド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、若しくはtert-ブチルリチウム、又はそれらの組み合わせである、項46~52のいずれか一項に記載の方法。
(項54)
上記第7の投入混合物が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第7の溶媒を更に含む、項46~53のいずれか一項に記載の方法。
(項55)
上記第7のトランスメタル化剤が、イソプロピルマグネシウムクロリドであり、
上記第7の溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)である、項54に記載の方法。
(項56)
上記第7の反応器が、約-70℃~約40℃の温度に維持される、項46~55のいずれか一項に記載の方法。
(項57)
上記第7の反応器が、約-30℃~約-10℃の温度に維持される、項56に記載の方法。
(項58)
上記式(II-a)の化合物が、項39~57のいずれか一項によって調製される、項1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項59)
式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法であって、第8の投入混合物を第8のフロー反応器に添加することであって、上記第8の投入混合物は、第8のルイス酸及び式(I)の化合物を含み、
上記第8のフロー反応器が、上記式(VII)の化合物又はその塩を含む第8の出力混合物を提供する、添加することを含む、方法。
(項60)
上記第8の投入混合物が、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8の溶媒を更に含む、項59に記載の方法。
(項61)
上記第8の溶媒がジクロロメタンである、項60に記載の方法。
(項62)
上記第8のルイス酸が、三塩化ホウ素(BCl)、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(BF・OEt)、三フッ化ホウ素テトラヒドロフラン錯体(BF・THF)、三塩化ホウ素ジメチルスルフィド錯体(BCl・SMe)、又は2-クロロ-1,3,2-ベンゾジオキサボロールである、項59~61のいずれか一項に記載の方法。
(項63)
上記第8のルイス酸が三塩化ホウ素(BCl)である、項59~62のいずれか一項に記載の方法。
(項64)
上記第8のルイス酸と組み合わせる前に、上記式(I)の化合物を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む、項59~63のいずれか一項に記載の方法。
(項65)
上記第8のルイス酸と組み合わせる前に、上記式(I)の化合物を約0℃に冷却することを含む、項64に記載の方法。
(項66)
上記式(I)の化合物と組み合わせる前に、上記第8のルイス酸を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む、項59~65のいずれか一項に記載の方法。
(項67)
上記式(I)の化合物と組み合わせる前に、上記第8のルイス酸を約0℃に冷却することを含む、項66に記載の方法。
(項68)
上記第8のルイス酸が、約0.1M~約5Mの濃度である、項60~67のいずれか一項に記載の方法。
(項69)
上記式(I)の化合物及び上記第8のルイス酸BClを、上記第8の溶媒ジクロロメタン中の約1Mの濃度で組み合わせて、上記第8の投入混合物を形成する、項60~68のいずれか一項に記載の方法。
(項70)
上記第8の投入混合物が使い果たされるまで、上記第8の投入混合物を上記第8のフロー反応器に連続的に添加することを含む、項59~69のいずれか一項に記載の方法。
(項71)
上記第8のフロー反応器における上記第8の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、項59~70のいずれか一項に記載の方法。
(項72)
上記第8のフロー反応器における上記第8の投入混合物の滞留時間が、約0.5~約3分である、項71に記載の方法。
(項73)
上記第8のフロー反応器が、約-10℃~約20℃の温度に維持される、項59~72のいずれか一項に記載の方法。
(項74)
上記第8のフロー反応器が、約0℃の温度に維持される、項73に記載の方法。
(項75)
上記第8の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、項59~74のいずれか一項に記載の方法。
(項76)
上記第8のプロトン性溶媒が、メタノールである、項73に記載の方法。
(項77)
上記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、項59~76のいずれか一項に記載の方法。
(項78)
上記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約60%~約90%である、項59~77のいずれか一項に記載の方法。
(項79)
上記式(I)の化合物が、項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製される、項59~78のいずれか一項に記載の方法。
(項80)
式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法であって、式(I)の化合物と、
第9のルイス酸と、添加剤とを、第9の反応器で組み合わせて、上記式(VII)の化合物又はその塩を含む第9の出力混合物を提供することを含む、方法。
(項81)
ジクロロメタン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第9の溶媒
を更に含む、項80に記載の方法。
(項82)
上記第9の溶媒がジクロロメタンである、項81に記載の方法。
(項83)
上記第9のルイス酸が、三塩化ホウ素(BCl)、三臭化ホウ素(BBr)、又は三フッ化ホウ素エーテラート/ヨウ化ナトリウム(BF・OEt/NaI)である、項80~82のいずれか一項に記載の方法。
(項84)
上記第9のルイス酸が三塩化ホウ素(BCl)である、項83に記載の方法。
(項85)
上記第9のルイス酸が、上記式(I)の化合物に対して約2.0~約6.0モル当量の量で存在する、項80~84のいずれか一項に記載の方法。
(項86)
上記添加剤が、トリアルキルボラート、トリアリールボラート、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、項80~85のいずれか一項に記載の方法。
(項87)
上記添加剤が、トリメチルボラート(B(OMe))、トリエチルボラート(B(OEt))、トリイソプロピルボラート(B(OiPr))、トリ-n-ブチルボラート(B(OBu))、トリフェニルボラート(B(OPh))、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、項80~86のいずれか一項に記載の方法。
(項88)
上記添加剤がトリメチルボラート(B(OMe))である、項80~87のいずれか一項に記載の方法。
(項89)
上記式(I)の化合物と組み合わせる前に上記第9のルイス酸及び上記添加剤を組み合わせることを更に含む、項80~88のいずれか一項に記載の方法。
(項90)
上記第9のルイス酸及び上記添加剤を組み合わせることが、約0℃~約40℃の温度で実施される、項89に記載の方法。
(項91)
上記第9のルイス酸及び上記添加剤を組み合わせることが、約10℃~約30℃の温度で実施される、項89又は90に記載の方法。
(項92)
上記第9の反応器内で、上記式(I)の化合物と、上記式(I)の化合物に対して約3.0~約4.0モル当量の量の上記第9のルイス酸三塩化ホウ素(BCl)と、上記式(I)の化合物に対して約1.5~約2.5モル当量の量の上記添加剤トリメチルボラート(B(OMe))とを組み合わせることを含む、項80~90のいずれか一項に記載の方法。
(項93)
上記第9の反応器が、約-20℃~約40℃の温度に維持される、項80~92のいずれか一項に記載の方法。
(項94)
上記第9の反応器が、約20℃の温度に維持される、項93に記載の方法。
(項95)
上記第9の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第9のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、項80~94のいずれか一項に記載の方法。
(項96)
上記第9のプロトン性溶媒が、メタノールである、項95に記載の方法。
(項97)
上記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、項80~96のいずれか一項に記載の方法。
(項98)
上記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約50%~約90%である、項80~97のいずれか一項に記載の方法。
(項99)
上記式(I)の化合物が、項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製される、項80~98のいずれか一項に記載の方法。
(項100)
式(VII)の化合物、
又はその塩を調製する方法であって、式(I)の化合物と、
第10のルイス酸とを第10の反応器内で組み合わせて、上記式(VII)の化合物又はその塩を含む第10の出力混合物を提供することを含み、
上記第10のルイス酸は、三塩化アルミニウム(AlCl)、三臭化アルミニウム(AlBr)、塩化チタン(IV)(TiCl)、及び塩化スズ(IV)(SnCl)からなる群から選択される、方法。
(項101)
ジクロロメタン、アニソール、トルエン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、トリフルオロトルエン、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、酢酸、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10の溶媒を更に含む、項100に記載の方法。
(項102)
上記第10の溶媒が、ジクロロメタン、アニソール、又はそれらのみ合わせである、項101に記載の方法。
(項103)
上記第10のルイス酸が、三塩化アルミニウム(AlCl)である、項100~102のいずれか一項に記載の方法。
(項104)
塩化テトラブチルアンモニウム、亜硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10の添加剤を更に含む、項100~103のいずれか一項に記載の方法。
(項105)
上記式(I)の化合物と組み合わせる前に、上記第10のルイス酸及び上記第10の溶媒を組み合わせることを更に含む、項101~104のいずれか一項に記載の方法。
(項106)
上記第10の反応器において、上記式(I)の化合物及び上記第10のルイス酸アルミニウム三塩化アルミニウム(AlCl)を、上記式(I)の化合物に対して約3.0~約5.0モル当量の量で組み合わせることを含む、項100~105のいずれか一項に記載の方法。
(項107)
上記第10の反応器が、約0℃~約150℃の温度に維持される、項100~106のいずれか一項に記載の方法。
(項108)
上記第10の反応器が、約20℃の温度に維持される、項107に記載の方法。
(項109)
上記第10の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、項100~108のいずれか一項に記載の方法。
(項110)
上記第10のプロトン性溶媒が、メタノールである、項109に記載の方法。
(項111)
上記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、項100~110のいずれか一項に記載の方法。
(項112)
上記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約60%~約90%である、項100~111のいずれか一項に記載の方法。
(項113)
上記式(I)の化合物が、項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製される、項100~112のいずれか一項に記載の方法。
(項114)
式(VIII)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を調製する方法であって、
(a)第11の投入混合物を第11の反応器に添加することであって、上記第11の投入混合物は、第11の酸HX、第11の保護剤、第11の溶媒、及び式(VII)の化合物を含み、
上記第11の反応器は、式(VIII-a)の酸塩を含む第11の出力混合物を提供し、
式中、
上記第11の酸HXは、硫酸、塩酸、リン酸、安息香酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カンファースルホン酸、ナフタレンスルホン酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、1,5-ナフタレンジスルホン酸、マレイン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、又はシュウ酸であり、
上記第11の保護剤は、アセトン、2-メトキシプロペン、又は2,2-ジメトキシプロパンであり、
上記第11の溶媒は、ジクロロメタン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、若しくはアセトニトリル、又はそれらの組み合わせである、添加することと、
(b)第12の投入混合物を第12の反応器に添加することであって、上記第12の投入混合物は、上記第11の出力混合物、第12の塩基、及び第12の溶媒を含み、
上記第12の反応器は、上記式(VIII-a)の化合物を含む第12の出力混合物を提供し、
上記第12の塩基は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、又は水酸化カルシウムであり、
上記第12の溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、若しくは水、又はそれらの組み合わせである、添加することと、を含む、方法。
(項115)
上記第11の酸HXが、硫酸であり、
上記第11の保護剤が、2,2-ジメトキシプロパンであり、
第11の溶媒が、酢酸イソプロピルである、項114に記載の方法。
(項116)
上記第12の塩基が酢酸カリウムであり、
上記第12溶媒が、メタノールである、項114又は115に記載の方法。
(項117)
上記第11の反応器が、約0℃~約60℃の温度に維持される、項114~116のいずれか一項に記載の方法。
(項118)
上記第11の反応器が、約20℃~約40℃の温度に維持される、項117に記載の方法。
(項119)
上記式(VII)の化合物が、項59~113のいずれか一項に記載の方法によって調製される、項114~118のいずれか一項に記載の方法。
(項120)
式(X)の化合物を調製する方法であって、
第13の投入混合物を第13の反応器に添加することを含み、上記第13の投入混合物は、式(VIII)の化合物
又はその薬学的に許容される塩、塩化マグネシウム、ジイソプロピルエチルアミン、第13の溶媒、及び式(IX)の化合物を含み、
上記第13の反応器は、上記式(X)の化合物を含む第13の出力混合物を提供し、
上記第13の溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、若しくは2-メチルテトラヒドロフラン、又はそれらのみ合わせである、方法。
(項121)
上記第13の溶媒がテトラヒドロフランである、項120に記載の方法。
(項122)
上記第13の反応器が、約10℃~約30℃の温度に維持される、項120又は121に記載の方法。
(項123)
上記式(VIII)の化合物が、項114~119のいずれか一項に記載の方法によって調製される、項120~122のいずれか一項に記載の方法。

Claims (118)

  1. 式(I)の化合物を調製する方法であって、
    (a)第1の投入混合物を第1のフロー反応器に添加することであって、前記第1の投入混合物は、ルイス酸、ブレンステッド酸、及び式(II-a)の化合物を含み、
    前記第1のフロー反応器が、第1の出力混合物を提供する、添加することと、
    (b)第2の投入混合物を第2のフロー反応器に添加することであって、前記第2の投入混合物は、前記第1の出力混合物及びシアン化剤を含み、前記第2のフロー反応器が、前記式(I)の化合物を含む第2の出力混合物を提供する、添加することと、を含む、方法。
  2. 溶媒を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記溶媒が、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、若しくはクロロベンゼン、又はそれらの組み合わせである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ルイス酸が、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、トリメチルシリルヨージド(TMSI)、トリメチルシリルブロミド(TMSBr)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(TBSCl)、tert-ブチルジメチルシリルブロミド(TBSBr)、tert-ブチルジメチルシリルヨージド(TBSI)、トリエチルシリルクロリド(TESCl)、トリエチルシリルブロミド(TESBr)、トリエチルシリルヨージド(TESI)、tert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TBSOTf)、又はトリエチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(TESOTf)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ブレンステッド酸が、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフルオロメタンスルホン酸、4-フルオロ安息香酸、ピバル酸、テトラフルオロボラート水素(HBF)、硝酸、4-クロロ安息香酸、ペンタフルオロフェノール、又はヘキサフルオロホスファート水素(HPF)である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記シアン化剤が、トリメチルシリルシアニド(TMSCN)、tert-ブチルジメチルシリルシアニド(TBSCN)、トリエチルシリルシアニド(TESCN)、テトラブチルアンモニウムシアニド、テトラメチルアンモニウムシアニド、又はテトラエチルアンモニウムシアニドである、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ルイス酸が、トリフルオロメタンスルホナート(TMSOTf)であり、前記ブレンステッド酸がトリフルオロ酢酸であり、前記溶媒がジクロロメタンであり、前記シアン化剤がトリメチルシリルシアニド(TMSCN)である、請求項2~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記TMSOTfが、前記式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記TMSOTfが、前記式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記トリフルオロ酢酸が、前記式(II-a)の化合物に対して約0.5~約1.5モル当量の量で存在する、請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記トリフルオロ酢酸が、前記式(II-a)の化合物に対して約0.8~約1.2モル当量の量で存在する、請求項7~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記TMSCNが、前記式(II-a)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の量で存在する、請求項7~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記TMSCNが、前記式(II-a)の化合物に対して約5.0~約7.0モル当量の量で存在する、請求項7~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1の投入混合物が使い果たされるまで、前記第1の投入混合物を前記第1のフロー反応器に連続的に添加することを含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第1の出力混合物が使い果たされるまで、前記第2の投入混合物を前記第2のフロー反応器に連続的に添加することを含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. ジクロロメタンに対して約3%~約7%(w/w)の前記式(II-a)の化合物を含む第1の供給混合物と、ジクロロメタンに対して約30%~約50%(w/w)の前記TMSOTf及びジクロロメタンに対して約2%~約5%(w/w)の前記トリフルオロ酢酸を含む第2の供給混合物と、を合わせ、結果として、前記第1の投入混合物を形成することを更に含む、請求項7~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第2の供給混合物と組み合わせる前に、前記第1の供給混合物を約-35℃~約-25℃の温度に冷却することを更に含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2の供給混合物の前記温度が、前記第1の供給混合物と組み合わせる前に、約17℃~約27℃である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約50%(w/w)の前記TMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として前記第2の投入混合物を形成することを更に含む、請求項7~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1の出力混合物と、ジクロロメタンに対して約10%~約30%(w/w)の前記TMSCNを含む第3の供給混合物とを組み合わせ、結果として前記第2の投入混合物を形成することを更に含む、請求項7~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記第1の出力混合物と組み合わせる前に、前記第3の供給混合物を約-35℃~約-25℃に冷却することを更に含む、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記第1のフロー反応器内の前記第1の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、請求項1~21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記第1のフロー反応器内の前記第1の投入混合物の滞留時間が、約0.5分である、請求項1~22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記第2のフロー反応器内の前記第2の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記第2のフロー反応器内の前記第2の投入混合物の滞留時間が、約2分である、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記第1のフロー反応器が、約-40℃~約-20℃の温度に維持される、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記第2のフロー反応器が、約-40℃~約-20℃の温度に維持される、請求項1~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記第1のフロー反応器及び前記第2のフロー反応器が両方とも約-30℃の温度に維持される、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記式(I)の化合物を前記第2の出力混合物から単離することを更に含む、請求項1~28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記式(I)の化合物の収率が、約60%~約90%である、請求項1~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記式(I)の化合物の収率が、約70%~約90%である、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記式(I)の化合物の収率が、約75%~約85%である、請求項1~31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記式(I)の化合物の純度が、約98%~約100%である、請求項1~32のいずれか一項に記載の方法。
  34. (c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、前記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
    前記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
    (d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、前記第4の投入混合物が、前記第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムクロリド(nBuNCl)、及び式(III)の化合物を含み、
    前記第4の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  35. (c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、前記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び前記式(IV)の化合物を含み、
    前記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
    (d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、前記第4の投入混合物が、前記第3の出力混合物、塩化ネオジム(NdCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
    前記第4の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  36. (c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、前記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
    前記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
    (d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、前記第4の投入混合物が、前記第3の出力混合物、塩化セリウム(CeCl)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
    前記第4の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  37. (c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、前記第3の投入混合物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
    前記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
    (d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、前記第4の投入混合物が、前記第3の出力混合物、塩化ネオジムのテトラヒドロフラン溶媒和物(NdCl・THF)、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
    前記第4の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、
    を更に含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  38. (c)第3の投入混合物を第3の反応器に添加することであって、前記第3の投入混合
    物が、トリメチルシリルクロリド(TMSCl)、イソプロピルマグネシウムクロリド(iPrMgCl)、フェニルマグネシウムクロリド(PhMgCl)、テトラヒドロフラン(THF)、及び式(IV)の化合物を含み、
    前記第3の反応器が、第3の出力混合物を提供する、添加することと、
    (d)第4の投入混合物を第4の反応器に添加することであって、前記第4の投入混合物が、前記第3の出力混合物、塩化ネオジム六水和物(NdCl・6HO)、オルトギ酸トリメチル、テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(nBuNBr)、及び式(III)の化合物を含み、
    前記第4の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第4の出力混合物を提供する、添加することと、を更に含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  39. 式(II-a)の化合物を調製する方法であって、
    第5の投入混合物を第5の反応器に添加することであって、前記第5の投入混合物は、式(V)の化合物と、
    酸化剤と、第5の塩基と、を含み、
    前記第5の反応器が、前記式(II-a)の化合物を含む第5の出力混合物を提供する、添加することを含む、方法。
  40. 前記酸化剤が、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル、9-アザビシクロ[3.3.1]ノナンN-オキシル、ヨードベンゼンジクロリド、二酢酸ヨードベンゼン、次亜塩素酸ナトリウム、1,1,1-トリス(アセチルオキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン、ジメチルスルホキ
    シド/ピリジン三酸化硫黄、酸化マンガン、2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノベンゾキノン、又はN-メチルモルホリン-N-オキシド/テトラプロピルアンモニウムペルルテナート、又はそれらの組み合わせである、請求項39に記載の方法。
  41. 前記第5の塩基が、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム又は酢酸アンモニウム、又はそれらの組み合わせである、請求項39~40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記第5の投入混合物が、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、トルエン、トリフルオロトルエン、水、スルホラン、ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジン、ジメチルスルホキシド、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、及びアセトニトリル、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第5の溶媒を更に含む、請求項39~41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記酸化剤が、(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル及び二酢酸ヨードベンゼンであり、
    前記第5の塩基が、リン酸水素カリウムであり、
    前記第5の溶媒が、アセトニトリルである、請求項42に記載の方法。
  44. 前記第5の反応器が、約-10℃~約60℃の温度に維持される、請求項39~43のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記第5の反応器が、約10℃~約30℃の温度に維持される、請求項44に記載の方法。
  46. 前記式(V)の化合物を調製することを更に含み、
    (a)第6の投入混合物を第6の反応器に添加することであって、前記第6の投入混合物が、アミン保護剤、第6の塩基、及び式(IV)の化合物を含み、
    前記第6の反応器が、第6の出力混合物を提供する、添加することと、
    (b)第7の投入混合物を第7の反応器に添加することであって、前記第7の投入混合物が、前記第6の出力混合物、第7のトランスメタル化剤、及び式(VI)の化合物を含み、
    前記第7の反応器が、式(V)の化合物を含む第7の出力混合物を提供する、添加することと、
    を含む、請求項39~45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記アミン保護剤が、クロロトリメチルシラン、クロロトリエチルシラン、tert-ブチルジメチルクロロシラン、tert-ブチルジフェニルクロロシラン、1,2-ビス
    (クロロジメチルシリル)エタン、トリフルオロ酢酸無水物、又はジ-(tert-ブチル)ジカルボナートである、請求項46に記載の方法。
  48. 前記第6の塩基が、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、tert-ブチルリチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、若しくは水素化カルシウム、又はそれらの組み合わせである、請求項46に記載の方法。
  49. 前記第6の投入混合物が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第6の溶媒を更に含む、請求項46~48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記アミン保護剤が、クロロトリメチルシランであり、
    前記第6の塩基が、フェニルマグネシウムクロリドであり、
    前記第6の溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)である、請求49に記載の方法。
  51. 前記第6の反応器が、約-70℃~約40℃の温度に維持される、請求項46~50に記載の方法。
  52. 前記第6の反応器が、約-20℃~約10℃の温度に維持される、請求項51に記載の方法。
  53. 前記第7のトランスメタル化剤が、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムヨージド、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、tert-ブチルマグネシウムクロリド、tert-ブチルマグネシウムブロミド、フェニルリチウム、メチルリチウム、イソプロピルリチウム、若しくはtert-ブチルリチウム、又はそれらの組み合わせである、請求項46~52のいずれか一項に記載の方法。
  54. 前記第7の投入混合物が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、及びトルエン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される第7の溶媒を更に含む、請求項46~53のいずれか一項に記載の方法。
  55. 前記第7のトランスメタル化剤が、イソプロピルマグネシウムクロリドであり、
    前記第7の溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)である、請求項54に記載の方法。
  56. 前記第7の反応器が、約-70℃~約40℃の温度に維持される、請求項46~55のいずれか一項に記載の方法。
  57. 前記第7の反応器が、約-30℃~約-10℃の温度に維持される、請求項56に記載の方法。
  58. 前記方法が、前記式(II-a)の化合物、請求項39~57のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  59. 式(VII)の化合物、
    又はその塩を調製する方法であって、第8の投入混合物を第8のフロー反応器に添加することであって、前記第8の投入混合物は、第8のルイス酸及び式(I)の化合物を含み、
    前記第8のフロー反応器が、前記式(VII)の化合物又はその塩を含む第8の出力混合物を提供する、添加することを含み、ここで前記方法が、前記式(I)の化合物、請求項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、方法。
  60. 前記第8の投入混合物が、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8の溶媒を更に含む、請求項59に記載の方法。
  61. 前記第8の溶媒がジクロロメタンである、請求項60に記載の方法。
  62. 前記第8のルイス酸が、三塩化ホウ素(BCl)、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(BF・OEt)、三フッ化ホウ素テトラヒドロフラン錯体(BF・THF)、三塩化ホウ素ジメチルスルフィド錯体(BCl・SMe)、又は2-クロロ-1,3,2-ベンゾジオキサボロールである、請求項59~61のいずれか一項に記載の方法。
  63. 前記第8のルイス酸が三塩化ホウ素(BCl)である、請求項59~62のいずれか一項に記載の方法。
  64. 前記第8のルイス酸と組み合わせる前に、前記式(I)の化合物を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む、請求項59~63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 前記第8のルイス酸と組み合わせる前に、前記式(I)の化合物を約0℃に冷却することを含む、請求項64に記載の方法。
  66. 前記式(I)の化合物と組み合わせる前に、前記第8のルイス酸を約-10℃~約20℃の温度に冷却することを更に含む、請求項59~65のいずれか一項に記載の方法。
  67. 前記式(I)の化合物と組み合わせる前に、前記第8のルイス酸を約0℃に冷却するこ
    とを含む、請求項66に記載の方法。
  68. 前記第8のルイス酸が、約0.1M~約5Mの濃度である、請求項60~67のいずれか一項に記載の方法。
  69. 前記式(I)の化合物及び前記第8のルイス酸BClを、前記第8の溶媒ジクロロメタン中の約1Mの濃度で組み合わせて、前記第8の投入混合物を形成する、請求項60~68のいずれか一項に記載の方法。
  70. 前記第8の投入混合物が使い果たされるまで、前記第8の投入混合物を前記第8のフロー反応器に連続的に添加することを含む、請求項59~69のいずれか一項に記載の方法。
  71. 前記第8のフロー反応器における前記第8の投入混合物の滞留時間が、約0.1~約10分である、請求項59~70のいずれか一項に記載の方法。
  72. 前記第8のフロー反応器における前記第8の投入混合物の滞留時間が、約0.5~約3分である、請求項71に記載の方法。
  73. 前記第8のフロー反応器が、約-10℃~約20℃の温度に維持される、請求項59~72のいずれか一項に記載の方法。
  74. 前記第8のフロー反応器が、約0℃の温度に維持される、請求項73に記載の方法。
  75. 前記第8の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第8のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、請求項59~74のいずれか一項に記載の方法。
  76. 前記第8のプロトン性溶媒が、メタノールである、請求項7に記載の方法。
  77. 前記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、請求項59~76のいずれか一項に記載の方法。
  78. 前記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約60%~約90%である、請求項59~77のいずれか一項に記載の方法。
  79. 式(VII)の化合物、
    又はその塩を調製する方法であって、式(I)の化合物と、
    第9のルイス酸と、添加剤とを、第9の反応器で組み合わせて、前記式(VII)の化合物又はその塩を含む第9の出力混合物を提供することを含み、ここで前記方法が、前記式(I)の化合物、請求項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、方法。
  80. ジクロロメタン、トルエン、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される第9の溶媒を更に含む、請求項79に記載の方法。
  81. 前記第9の溶媒がジクロロメタンである、請求項80に記載の方法。
  82. 前記第9のルイス酸が、三塩化ホウ素(BCl)、三臭化ホウ素(BBr)、又は三フッ化ホウ素エーテラート/ヨウ化ナトリウム(BF・OEt/NaI)である、請求項79~81のいずれか一項に記載の方法。
  83. 前記第9のルイス酸が三塩化ホウ素(BCl)である、請求項82に記載の方法。
  84. 前記第9のルイス酸が、前記式(I)の化合物に対して約2.0~約6.0モル当量の量で存在する、請求項79~83のいずれか一項に記載の方法。
  85. 前記添加剤が、トリアルキルボラート、トリアリールボラート、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項79~84のいずれか一項に記載の方法。
  86. 前記添加剤が、トリメチルボラート(B(OMe))、トリエチルボラート(B(OEt))、トリイソプロピルボラート(B(OiPr))、トリ-n-ブチルボラート(B(OBu))、トリフェニルボラート(B(OPh))、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項79~85のいずれか一項に記載の方法。
  87. 前記添加剤がトリメチルボラート(B(OMe))である、請求項79~86のいずれか一項に記載の方法。
  88. 前記式(I)の化合物と組み合わせる前に前記第9のルイス酸及び前記添加剤を組み合わせることを更に含む、請求項79~87のいずれか一項に記載の方法。
  89. 前記第9のルイス酸及び前記添加剤を組み合わせることが、約0℃~約40℃の温度で実施される、請求項88に記載の方法。
  90. 前記第9のルイス酸及び前記添加剤を組み合わせることが、約10℃~約30℃の温度で実施される、請求項88又は89に記載の方法。
  91. 前記第9の反応器内で、前記式(I)の化合物と、前記式(I)の化合物に対して約3
    .0~約4.0モル当量の量の前記第9のルイス酸三塩化ホウ素(BCl)と、前記式(I)の化合物に対して約1.5~約2.5モル当量の量の前記添加剤トリメチルボラート(B(OMe))とを組み合わせることを含む、請求項79~89のいずれか一項に記載の方法。
  92. 前記第9の反応器が、約-20℃~約40℃の温度に維持される、請求項79~91のいずれか一項に記載の方法。
  93. 前記第9の反応器が、約20℃の温度に維持される、請求項92に記載の方法。
  94. 前記第9の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第9のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、請求項79~93のいずれか一項に記載の方法。
  95. 前記第9のプロトン性溶媒が、メタノールである、請求項94に記載の方法。
  96. 前記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、請求項79~95のいずれか一項に記載の方法。
  97. 前記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約50%~約90%である、請求項79~96のいずれか一項に記載の方法。
  98. 式(VII)の化合物、
    又はその塩を調製する方法であって、式(I)の化合物と、
    第10のルイス酸とを第10の反応器内で組み合わせて、前記式(VII)の化合物又はその塩を含む第10の出力混合物を提供することを含み、
    前記第10のルイス酸は、三塩化アルミニウム(AlCl)、三臭化アルミニウム(AlBr)、塩化チタン(IV)(TiCl)、及び塩化スズ(IV)(SnCl)からなる群から選択され、ここで前記方法が、前記式(I)の化合物、請求項1~37のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、方法。
  99. ジクロロメタン、アニソール、トルエン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、トリフルオロトルエン、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン、酢酸イソプロピル(iPrOAc)、アセトニトリル、酢酸、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10の溶媒を更に含む、請求項98に記載の方法。
  100. 前記第10の溶媒が、ジクロロメタン、アニソール、又はそれらのみ合わせである、請求項99に記載の方法。
  101. 前記第10のルイス酸が、三塩化アルミニウム(AlCl)である、請求項98~100のいずれか一項に記載の方法。
  102. 塩化テトラブチルアンモニウム、亜硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10の添加剤を更に含む、請求項98~101のいずれか一項に記載の方法。
  103. 前記式(I)の化合物と組み合わせる前に、前記第10のルイス酸及び前記第10の溶媒を組み合わせることを更に含む、請求項99~102のいずれか一項に記載の方法。
  104. 前記第10の反応器において、前記式(I)の化合物及び前記第10のルイス酸アルミニウム三塩化アルミニウム(AlCl)を、前記式(I)の化合物に対して約3.0~約5.0モル当量の量で組み合わせることを含む、請求項98~103のいずれか一項に記載の方法。
  105. 前記第10の反応器が、約0℃~約150℃の温度に維持される、請求項98~104のいずれか一項に記載の方法。
  106. 前記第10の反応器が、約20℃の温度に維持される、請求項105に記載の方法。
  107. 前記第10の出力混合物と、水、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、及びそれらのみ合わせからなる群から選択される第10のプロトン性溶媒とを組み合わせることを更に含む、請求項98~106のいずれか一項に記載の方法。
  108. 前記第10のプロトン性溶媒が、メタノールである、請求項107に記載の方法。
  109. 前記式(VII)の化合物又はその塩を単離することを更に含む、請求項98~108のいずれか一項に記載の方法。
  110. 前記式(VII)の化合物又はその塩の収率が、約60%~約90%である、請求項98~109のいずれか一項に記載の方法。
  111. 式(VIII)の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩を調製する方法であって、
    (a)第11の投入混合物を第11の反応器に添加することであって、前記第11の投入混合物は、第11の酸HX、第11の保護剤、第11の溶媒、及び式(VII)の化合物を含み、
    前記第11の反応器は、式(VIII-a)の酸塩を含む第11の出力混合物を提供し、
    式中、
    前記第11の酸HXは、硫酸、塩酸、リン酸、安息香酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カンファースルホン酸、ナフタレンスルホン酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、1,5-ナフタレンジスルホン酸、マレイン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、又はシュウ酸であり、
    前記第11の保護剤は、アセトン、2-メトキシプロペン、又は2,2-ジメトキシプロパンであり、
    前記第11の溶媒は、ジクロロメタン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、若しくはアセトニトリル、又はそれらの組み合わせである、添加することと、
    (b)第12の投入混合物を第12の反応器に添加することであって、前記第12の投入混合物は、前記第11の出力混合物、第12の塩基、及び第12の溶媒を含み、
    前記第12の反応器は、前記式(VIII)の化合物を含む第12の出力混合物を提供し、
    前記第12の塩基は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、又は水酸化カルシウムであり、
    前記第12の溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、若しくは水、又はそれらの組み合わせである、添加することと、を含み、ここで前記方法が、前記式(VII)の化合物、請求項59~110のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、方法。
  112. 前記第11の酸HXが、硫酸であり、
    前記第11の保護剤が、2,2-ジメトキシプロパンであり、
    第11の溶媒が、酢酸イソプロピルである、請求項111に記載の方法。
  113. 前記第12の塩基が酢酸カリウムであり、
    前記第12溶媒が、メタノールである、請求項111又は112に記載の方法。
  114. 前記第11の反応器が、約0℃~約60℃の温度に維持される、請求項111~113のいずれか一項に記載の方法。
  115. 前記第11の反応器が、約20℃~約40℃の温度に維持される、請求項114に記載の方法。
  116. 式(X)の化合物を調製する方法であって、
    第13の投入混合物を第13の反応器に添加することを含み、前記第13の投入混合物は、式(VIII)の化合物
    又はその薬学的に許容される塩、塩化マグネシウム、ジイソプロピルエチルアミン、第13の溶媒、及び式(IX)の化合物を含み、
    前記第13の反応器は、前記式(X)の化合物を含む第13の出力混合物を提供し、
    前記第13の溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、若しくは2-メチルテトラヒドロフラン、又はそれらの組み合わせであり、ここで前記方法が、前記式(VIII)の化合物、請求項111~115のいずれか一項に記載の方法によって調製することをさらに含む、方法。
  117. 前記第13の溶媒がテトラヒドロフランである、請求項116に記載の方法。
  118. 前記第13の反応器が、約10℃~約30℃の温度に維持される、請求項116又は117に記載の方法。
JP2022553075A 2020-03-12 2021-03-11 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法 Active JP7554841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024133263A JP2024144781A (ja) 2020-03-12 2024-08-08 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202062988661P 2020-03-12 2020-03-12
US62/988,661 2020-03-12
PCT/US2021/021880 WO2021183750A2 (en) 2020-03-12 2021-03-11 Methods of preparing 1'-cyano nucleosides

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024133263A Division JP2024144781A (ja) 2020-03-12 2024-08-08 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023516087A JP2023516087A (ja) 2023-04-17
JP7554841B2 true JP7554841B2 (ja) 2024-09-20

Family

ID=75396862

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022553075A Active JP7554841B2 (ja) 2020-03-12 2021-03-11 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法
JP2024133263A Pending JP2024144781A (ja) 2020-03-12 2024-08-08 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024133263A Pending JP2024144781A (ja) 2020-03-12 2024-08-08 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法

Country Status (9)

Country Link
US (2) US11613553B2 (ja)
EP (1) EP4118085A2 (ja)
JP (2) JP7554841B2 (ja)
KR (1) KR20220153619A (ja)
CN (1) CN115298181B (ja)
AU (2) AU2021234308C1 (ja)
CA (1) CA3169340A1 (ja)
TW (2) TWI785528B (ja)
WO (1) WO2021183750A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2011280910B2 (en) 2010-07-22 2015-07-09 Gilead Sciences, Inc. Methods and compounds for treating Paramyxoviridae virus infections
MX2021005087A (es) 2015-09-16 2022-08-18 Gilead Sciences Inc Compuestos de formula i para usarse en el tratamiento de infecciones por virus arenaviridae y coronaviridae.
US10836787B2 (en) 2017-05-01 2020-11-17 Gilead Sciences, Inc. Crystalline forms of (S)-2-ethylbutyl 2-(((S)-(((2R,3S,4R,5R)-5- (4-aminopyrrolo[2,1-f] [1,2,4]triazin-7-yl)-5-cyano-3,4-dihydroxytetrahydrofuran-2-yl)methoxy)(phenoxy) phosphoryl)amino)propanoate
CA3077489A1 (en) 2017-07-11 2019-01-17 Gilead Sciences, Inc. Compositions comprising an rna polymerase inhibitor and cyclodextrin for treating viral infections
CA3163424A1 (en) 2020-01-27 2021-08-05 Gilead Sciences, Inc. Methods for treating sars cov-2 infections
JP7554841B2 (ja) 2020-03-12 2024-09-20 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法
EP4132651A1 (en) 2020-04-06 2023-02-15 Gilead Sciences, Inc. Inhalation formulations of 1'-cyano substituted carbanucleoside analogs
CN115666570A (zh) 2020-05-29 2023-01-31 吉利德科学公司 瑞德西韦治疗方法
PE20230618A1 (es) 2020-06-24 2023-04-14 Gilead Sciences Inc Analogos de nucleosido de 1'-ciano y usos de los mismos
DK4204421T3 (da) 2020-08-27 2024-05-27 Gilead Sciences Inc Forbindelser og fremgangsmåder til behandling af virale infektioner
TW202400185A (zh) 2022-03-02 2024-01-01 美商基利科學股份有限公司 用於治療病毒感染的化合物及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533903A (ja) 2014-10-29 2017-11-16 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド リボシドの調製のための方法

Family Cites Families (224)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4816570A (en) 1982-11-30 1989-03-28 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Biologically reversible phosphate and phosphonate protective groups
US4968788A (en) 1986-04-04 1990-11-06 Board Of Regents, The University Of Texas System Biologically reversible phosphate and phosphonate protective gruops
JP3347723B2 (ja) 1990-06-13 2002-11-20 グラツィエル,アーノルド 含リンプロドラッグ
ES2118069T3 (es) 1990-09-14 1998-09-16 Acad Of Science Czech Republic Profarmacos de fosfonatos.
US6887707B2 (en) 1996-10-28 2005-05-03 University Of Washington Induction of viral mutation by incorporation of miscoding ribonucleoside analogs into viral RNA
HUP0100998A3 (en) 1998-03-03 2001-12-28 Novo Nordisk As (2e)-5-amino-5-methylhex-2-enoic acid n-methyl-n-((1r)-1-(n-methyl-n-((1r)-1-(methylcarbamoyl)-2-phenylethyl)carbamoyl)-2-(2-naphtyl)ethyl)amide salts, methods for their preparation, pharmaceutical compositions comprising thereof and their use
US6312662B1 (en) 1998-03-06 2001-11-06 Metabasis Therapeutics, Inc. Prodrugs phosphorus-containing compounds
US6475985B1 (en) 1998-03-27 2002-11-05 Regents Of The University Of Minnesota Nucleosides with antiviral and anticancer activity
JP2002527519A (ja) 1998-10-16 2002-08-27 メルク シャープ エンド ドーム リミテッド Gaba受容体のリガンドとしてのピラゾロトリアジン誘導体
DE19912636A1 (de) 1999-03-20 2000-09-21 Aventis Cropscience Gmbh Bicyclische Heterocyclen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Herbizide und pharmazeutische Mittel
DE60029314T2 (de) 1999-03-24 2007-07-12 Exiqon A/S Verbesserte Synthese für -2.2.1. I Bicyclo-Nukleoside
EP1181301A1 (en) 1999-06-03 2002-02-27 Abbott Laboratories Oligonucleotide synthesis with lewis acids as activators
AUPQ105499A0 (en) 1999-06-18 1999-07-08 Biota Scientific Management Pty Ltd Antiviral agents
US6656915B1 (en) 1999-09-15 2003-12-02 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Inhibiting T-cell proliferation
CA2389745C (en) 1999-11-04 2010-03-23 Shire Biochem Inc. Method for the treatment or prevention of flaviviridae viral infection using nucleoside analogues
AU2001235278A1 (en) 2000-02-18 2001-08-27 Shire Biochem Inc Method for the treatment or prevention of flavivirus infections using nucleoside analogues
MY164523A (en) 2000-05-23 2017-12-29 Univ Degli Studi Cagliari Methods and compositions for treating hepatitis c virus
EP1736478B1 (en) 2000-05-26 2015-07-22 IDENIX Pharmaceuticals, Inc. Methods and compositions for treating flaviviruses and pestiviruses
KR100854398B1 (ko) 2000-05-26 2008-08-26 이데닉스 (케이만) 리미티드 베타-l-2'-데옥시-뉴클레오사이드를 이용한 델타형 간염바이러스 감염의 치료방법
NZ535408A (en) 2000-07-21 2006-09-29 Gilead Sciences Inc Method for selecting prodrugs of phosphonate nucleotide analogues
US20030008841A1 (en) 2000-08-30 2003-01-09 Rene Devos Anti-HCV nucleoside derivatives
AU2002228749B2 (en) 2000-10-18 2008-04-24 Pharmasset Inc Modified nucleosides for treatment of viral infections and abnormal cellular proliferation
AUPR213700A0 (en) 2000-12-18 2001-01-25 Biota Scientific Management Pty Ltd Antiviral agents
EP1355916B1 (en) 2001-01-22 2007-01-10 Merck & Co., Inc. Nucleoside derivatives as inhibitors of rna-dependent rna viral polymerase
DE10145223A1 (de) 2001-09-13 2003-04-03 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von meso-Zeaxanthin
EP1438054A4 (en) 2001-09-28 2006-07-26 Idenix Cayman Ltd METHODS AND COMPOSITIONS FOR TREATING FLAVIVIRUS AND PESTIVIRUS USING MODIFIED NUCLEOSIDE AT 4 'POSITION
AT410792B (de) 2001-12-28 2003-07-25 Dsm Fine Chem Austria Gmbh Verfahren zur herstellung von geschützten, enantiomeren-angereicherten cyanhydrinen durch in-situ-derivatisierung
WO2003072757A2 (en) 2002-02-28 2003-09-04 Biota, Inc. Nucleotide mimics and their prodrugs
EP1485396A2 (en) 2002-02-28 2004-12-15 Biota, Inc. Nucleoside 5'-monophosphate mimics and their prodrugs
US20040138170A1 (en) 2002-03-06 2004-07-15 Montgomery John A. Nucleosides, preparation thereof and use as inhibitors of rna viral polymerases
GB0210127D0 (en) 2002-05-02 2002-06-12 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
GB0210124D0 (en) 2002-05-02 2002-06-12 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
EP1501850A2 (en) 2002-05-06 2005-02-02 Genelabs Technologies, Inc. Nucleoside derivatives for treating hepatitis c virus infection
WO2003100009A2 (en) 2002-05-23 2003-12-04 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Enhancing the efficacy of reverse transcriptase and dna polymerase inhibitors (nucleoside analogs) using pnp inhibitors and/or 2'-deoxyguanosine and/or prodrug thereof
DK1576138T3 (en) 2002-11-15 2017-05-01 Idenix Pharmaceuticals Llc 2'-METHYL NUCLEOSIDES IN COMBINATION WITH INTERFERON AND FLAVIVIRIDAE MUTATION
DK1628685T3 (da) 2003-04-25 2011-03-21 Gilead Sciences Inc Antivirale phosphonatanaloge
EP1646371A4 (en) 2003-06-26 2010-09-22 Biotron Ltd ANTIVIRAL COMPOSITIONS AND METHODS
GB0317009D0 (en) 2003-07-21 2003-08-27 Univ Cardiff Chemical compounds
JP2007501185A (ja) 2003-07-25 2007-01-25 イデニクス(ケイマン)リミテツド C型肝炎を含むフラビウイルス関連疾患を治療するためのプリンヌクレオシド類似体
CN1863813B (zh) 2003-08-27 2011-03-30 生物区科学管理控股有限公司 作为治疗剂的三环核苷或核苷酸
JP2005187428A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Univ Of Tokyo 抗mgl抗体によるフィロウイルス治療薬
JP2005185235A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Univ Of Tokyo ウイルス感染に対する感受性診断のための方法およびキット。
KR20120007088A (ko) 2004-03-16 2012-01-19 베링거 인겔하임 인터내셔날 게엠베하 글루코피라노실-치환된 벤졸 유도체, 당해 화합물을 함유하는 약제, 이의 용도 및 이의 제조 방법
EP1758453B1 (en) 2004-06-15 2014-07-16 Merck Sharp & Dohme Corp. C-purine nucleoside analogs as inhibitors of rna-dependent rna viral polymerase
WO2006002231A1 (en) 2004-06-22 2006-01-05 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Aza nucleosides, preparation thereof and use as inhibitors of rna viral polymerases
SG158136A1 (en) 2004-09-14 2010-01-29 Pharmasset Inc Preparation of 2`-fluoro-2`- alkyl- substituted or other optionally substituted ribofuranosyl pyrimidines and purines and their derivatives
WO2006065335A2 (en) 2004-10-21 2006-06-22 Merck & Co., Inc. Fluorinated pyrrolo[2,3-d]pyrimidine nucleosides for the treatment of rna-dependent rna viral infection
CN101043893A (zh) 2004-10-21 2007-09-26 默克公司 治疗RNA-依赖性RNA病毒感染的氟化吡咯并[2,3-d]嘧啶核苷
CA2585079A1 (en) 2004-10-29 2006-05-11 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic furopyrimidines and thienopyrimidines
WO2006064033A2 (en) 2004-12-16 2006-06-22 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucopyranosyl-substituted benzene derivatives, medicaments containing such compounds, their use and process for their manufacture
EP1858889A1 (en) 2005-03-08 2007-11-28 Biota Scientific Management Pty. Ltd. Bicyclic nucleosides and nucleotides as therapeutic agents
CA2602533A1 (en) 2005-03-29 2006-10-05 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Use of c-nucleoside analogs for treatment of hepatitis c related viral infections
AR056327A1 (es) 2005-04-25 2007-10-03 Genelabs Tech Inc Compuestos de nucleosidos para el tratamiento de infecciones virales
WO2006121820A1 (en) 2005-05-05 2006-11-16 Valeant Research & Development Phosphoramidate prodrugs for treatment of viral infection
WO2007027248A2 (en) 2005-05-16 2007-03-08 Valeant Research & Development 3', 5' - cyclic nucleoside analogues for treatment of hcv
US8669280B2 (en) 2005-06-24 2014-03-11 Biotron Limited Antiviral compounds and methods
US8067391B2 (en) 2005-10-03 2011-11-29 University Health Network ODCase inhibitors for the treatment of malaria
WO2007056170A2 (en) 2005-11-02 2007-05-18 Bayer Healthcare Ag Pyrrolo[2,1-f] [1,2,4] triazin-4-ylamines igf-1r kinase inhibitors for the treatment of cancer and other hyperproliferative diseases
NO20055456L (no) * 2005-11-17 2007-05-18 Fluens Synthesis As Kontinuerlig stromningsreaktor
DE602006009698D1 (de) 2005-12-01 2009-11-19 Basilea Pharmaceutica Ag Verfahren zur herstellung von expoxybutanol-zwischenprodukten
PE20070855A1 (es) 2005-12-02 2007-10-14 Bayer Pharmaceuticals Corp Derivados de 4-amino-pirrolotriazina sustituida como inhibidores de quinasas
CA2631741C (en) 2005-12-02 2014-01-28 Bayer Healthcare Llc Substituted 4-amino-pyrrolotriazine derivatives useful for treating hyper-proliferative disorders and diseases associated with angiogenesis
JP5112328B2 (ja) 2005-12-09 2013-01-09 バジリア ファルマスーチカ アーゲー 重度の皮膚科障害の局所的処置のための4−オキソ(イソ)トレチノイン
BRPI0619563A2 (pt) 2005-12-09 2011-10-04 Pharmasset Inc nucleosìdeos antivirais
AU2007215114A1 (en) 2006-02-14 2007-08-23 Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti S.P.A. Nucleoside aryl phosphoramidates for the treatment of RNA-dependent RNA viral infection
WO2007097991A2 (en) 2006-02-16 2007-08-30 Pharmasset, Inc. Methods and kits for dosing of antiviral agents
DE102006015378A1 (de) 2006-04-03 2007-10-04 Ludwig-Maximilians-Universität München Verfahren zur Synthese von Organoelementverbindungen
AR061024A1 (es) 2006-05-22 2008-07-30 Novartis Ag Maleato de 5-amino-3- (2'3'-di-o-acetil-beta-d-ribofuranosil)-3h-tiazolo[4,5-d] pirimidin-2-ona.
WO2008005542A2 (en) 2006-07-07 2008-01-10 Gilead Sciences, Inc., Antiviral phosphinate compounds
ATE499940T1 (de) 2006-07-18 2011-03-15 Anadys Pharmaceuticals Inc Carbonat- und carbamat-prodrugs von thiazolo ä4,5-dü-pyrimidinen
WO2008033466A2 (en) 2006-09-14 2008-03-20 Combinatorx (Singapore) Pre. Ltd. Compositions and methods for treatment of viral diseases
WO2008055870A1 (en) 2006-11-06 2008-05-15 Boehringer Ingelheim International Gmbh Glucopyranosyl-substituted benzyl-benzonitrile derivatives, medicaments containing such compounds, their use and process for their manufacture
AU2007338899A1 (en) 2006-12-20 2008-07-03 Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti S.P.A. Nucleoside cyclic phosphoramidates for the treatment of RNA-dependent RNA viral infection
US7951789B2 (en) 2006-12-28 2011-05-31 Idenix Pharmaceuticals, Inc. Compounds and pharmaceutical compositions for the treatment of viral infections
CA2673649A1 (en) 2007-01-05 2008-07-17 Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti S.P.A. Nucleoside aryl phosphoramidates for the treatment of rna-dependent rna viral infection
AU2008206406A1 (en) 2007-01-12 2008-07-24 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Antiviral nucleoside analogs
WO2008116064A2 (en) 2007-03-21 2008-09-25 Bristol-Myers Squibb Company Fused heterocyclic compounds useful for the treatment of proliferative, allergic, autoimmune or inflammatory diseases
PT2308514E (pt) 2007-03-23 2013-09-06 To Bbb Holding B V Conjugados para a administração orientada de medicamentos através da barreira hematoencefálica
US7964580B2 (en) 2007-03-30 2011-06-21 Pharmasset, Inc. Nucleoside phosphoramidate prodrugs
DK2155758T3 (da) 2007-05-10 2012-11-05 Biocryst Pharm Inc Tetrahydrofuro[3,4-d]dioxolanforbindelser til anvendelse i behandlingen af virusinfektioner og cancer
CN100532388C (zh) 2007-07-16 2009-08-26 郑州大学 2’-氟-4’-取代-核苷类似物、其制备方法及应用
NZ583652A (en) 2007-08-03 2012-06-29 Biotron Ltd Hepatitis c antiviral compositions and methods
KR101502533B1 (ko) 2007-11-22 2015-03-13 에스케이케미칼주식회사 우수한 안정성을 갖는 택산 유도체 함유 주사제용동결건조 조성물 및 이의 제조방법
TW200942243A (en) 2008-03-05 2009-10-16 Biocryst Pharm Inc Antiviral therapeutic agents
US8227431B2 (en) 2008-03-17 2012-07-24 Hetero Drugs Limited Nucleoside derivatives
AP3076A (en) 2008-04-23 2014-12-31 Gilead Sciences Inc Carba-nucleoside analogs for antiviral treatment
US7863291B2 (en) 2008-04-23 2011-01-04 Bristol-Myers Squibb Company Quinuclidine compounds as alpha-7 nicotinic acetylcholine receptor ligands
WO2010036407A2 (en) 2008-05-15 2010-04-01 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Antiviral nucleoside analogs
EP2313102A2 (en) 2008-07-03 2011-04-27 Biota Scientific Management Bycyclic nucleosides and nucleotides as therapeutic agents
EP2342616A2 (en) 2008-09-23 2011-07-13 Alnylam Pharmaceuticals Inc. Chemical modifications of monomers and oligonucleotides with cycloaddition
PE20120257A1 (es) 2009-02-10 2012-03-29 Gilead Sciences Inc Analogos carba-nucleosidicos para tratamiento antiviral
AR075584A1 (es) 2009-02-27 2011-04-20 Intermune Inc COMPOSICIONES TERAPEUTICAS QUE COMPRENDEN beta-D-2'-DESOXI-2'-FLUORO-2'-C-METILCITIDINA Y UN DERIVADO DE ACIDO ISOINDOL CARBOXILICO Y SUS USOS. COMPUESTO.
AU2010226466A1 (en) 2009-03-20 2011-10-20 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleoside and nucleotide analogs
BRPI1006534B1 (pt) 2009-03-24 2021-05-25 Biocryst Pharmaceuticals, Inc Sal do composto 1, processo para preparar um sal do composto 1, e processo para preparar um sal misto do composto 1
TWI583692B (zh) 2009-05-20 2017-05-21 基利法瑪席特有限責任公司 核苷磷醯胺
JP5841531B2 (ja) 2009-07-21 2016-01-13 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド フラビウイルス科ウイルスの阻害剤
ES2614651T3 (es) 2009-09-21 2017-06-01 Gilead Sciences, Inc. Análogos de carbanucleósido 2' -fluorosustituidos para tratamiento antiviral
US7973013B2 (en) 2009-09-21 2011-07-05 Gilead Sciences, Inc. 2'-fluoro substituted carba-nucleoside analogs for antiviral treatment
US8455451B2 (en) 2009-09-21 2013-06-04 Gilead Sciences, Inc. 2'-fluoro substituted carba-nucleoside analogs for antiviral treatment
KR101848099B1 (ko) 2009-09-21 2018-04-11 길리애드 사이언시즈, 인코포레이티드 1'-치환된 카바-뉴클레오사이드 유사체의 제조를 위한 방법 및 중간체
CN102762099A (zh) 2009-12-28 2012-10-31 财团法人生物技术开发中心 作为mTOR和P13K抑制剂的新颖嘧啶化合物
US9198972B2 (en) 2010-01-28 2015-12-01 Alnylam Pharmaceuticals, Inc. Monomers and oligonucleotides comprising cycloaddition adduct(s)
PE20130151A1 (es) 2010-03-31 2013-02-21 Gilead Pharmasset Llc Sintesis estereoselectiva de activos que contienen fosforo
TW201136945A (en) 2010-03-31 2011-11-01 Pharmasset Inc Purine nucleoside phosphoramidate
TW201201815A (en) 2010-05-28 2012-01-16 Gilead Sciences Inc 1'-substituted-carba-nucleoside prodrugs for antiviral treatment
ES2524398T3 (es) 2010-07-19 2014-12-09 Gilead Sciences, Inc. Métodos para la preparación de profármacos de fosforoamidato diastereoméricamente puros
AU2011280910B2 (en) 2010-07-22 2015-07-09 Gilead Sciences, Inc. Methods and compounds for treating Paramyxoviridae virus infections
TW201305185A (zh) 2010-09-13 2013-02-01 Gilead Sciences Inc 用於抗病毒治療之2’-氟取代之碳-核苷類似物
PE20171624A1 (es) 2010-09-20 2017-11-02 Gilead Sciences Inc Analogos de carba-nucleosidos sustituidos con 2'-fluoro para tratamiento antiviral
MX2013003153A (es) 2010-09-22 2013-05-01 Alios Biopharma Inc Analogos de nucleotidos sustituidos.
AU2011315902B2 (en) 2010-10-15 2016-11-17 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. (A Us Corporation) Methods and compositions for inhibition of polymerase
JP5808818B2 (ja) 2010-11-25 2015-11-10 ラツィオファーム・ゲーエムベーハー アファチニブの新規塩及び多形形態
CA2822037A1 (en) 2010-12-20 2012-06-28 Gilead Sciences, Inc. Methods for treating hcv
JP6043338B2 (ja) 2011-04-13 2016-12-14 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド 抗ウイルス治療用の1’−置換ピリミジンn−ヌクレオシド類似体
US20150050305A1 (en) 2011-05-13 2015-02-19 Zoetis Llc Hendra and nipah virus g glycoprotein immunogenic compositions
EP3384938A1 (en) 2011-09-12 2018-10-10 Moderna Therapeutics, Inc. Engineered nucleic acids and methods of use thereof
CN106166160A (zh) 2011-09-16 2016-11-30 吉利德制药有限责任公司 用于治疗hcv的组合物
US8889159B2 (en) 2011-11-29 2014-11-18 Gilead Pharmasset Llc Compositions and methods for treating hepatitis C virus
WO2013084165A1 (en) 2011-12-05 2013-06-13 Medivir Ab Hcv polymerase inhibitors
US20130143835A1 (en) 2011-12-05 2013-06-06 Medivir Ab HCV Polymerase Inhibitors
US8980865B2 (en) 2011-12-22 2015-03-17 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleotide analogs
NZ702744A (en) 2012-05-22 2016-12-23 Idenix Pharmaceuticals Llc D-amino acid compounds for liver disease
US9556216B2 (en) 2012-08-31 2017-01-31 Novartis Ag 2′-Ethynyl nucleoside derivatives for treatment of viral infections
MA37942B1 (fr) 2012-09-10 2020-01-31 Hoffmann La Roche Hétéroaryldihydropyrimidines d'acide 6-aminé pour le traitement et la prophylaxie d'une infection par le virus de l'hépatite b
WO2014042433A2 (en) 2012-09-14 2014-03-20 Kainos Medicine, Inc. Compounds and compositions for modulating adenosine a3 receptor activity
US20150291596A1 (en) 2012-11-16 2015-10-15 Biocryst Pharmaceuticals, Inc. Antiviral azasugar-containing nucleosides
WO2014078463A1 (en) 2012-11-19 2014-05-22 Merck Sharp & Dohme Corp. 2 -alkynyl substituted nucleoside derivatives for treating viral diseases
SG11201504554UA (en) 2012-12-21 2015-07-30 Alios Biopharma Inc Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
US9283242B2 (en) 2013-01-22 2016-03-15 Massachusetts Institute Of Technology Uses of dihydro bases
US10034893B2 (en) 2013-02-01 2018-07-31 Enanta Pharmaceuticals, Inc. 5, 6-D2 uridine nucleoside/tide derivatives
AU2014250762A1 (en) 2013-04-12 2015-10-29 Achillion Pharmaceuticals, Inc. Highly active nucleoside derivative for the treatment of HCV
US9815864B2 (en) 2013-06-26 2017-11-14 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
UA117375C2 (uk) 2013-09-04 2018-07-25 Медівір Аб Інгібітори полімерази hcv
JP6366721B2 (ja) 2013-09-11 2018-08-01 アンスティチュ ナショナル ドゥ ラ サンテ エ ドゥ ラ ルシェルシュ メディカル B型肝炎ウイルス感染症を処置するための方法及び医薬組成物
WO2015054465A1 (en) 2013-10-11 2015-04-16 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
UA119050C2 (uk) 2013-11-11 2019-04-25 Ґілеад Саєнсиз, Інк. ПІРОЛО[1.2-f][1.2.4]ТРИАЗИНИ, ЯКІ ВИКОРИСТОВУЮТЬСЯ ДЛЯ ЛІКУВАННЯ РЕСПІРАТОРНО-СИНЦИТІАЛЬНИХ ВІРУСНИХ ІНФЕКЦІЙ
EA201691261A1 (ru) 2014-01-30 2016-11-30 Ф. Хоффманн-Ля Рош Аг Новые дигидрохинолизиноны для лечения и профилактики инфекции, вызванной вирусом гепатита b
JP6306750B2 (ja) 2014-03-07 2018-04-04 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft B型肝炎ウイルス感染症の治療および予防のための新規な6−縮合ヘテロアリールジヒドロピリミジン
WO2015166434A1 (en) 2014-05-01 2015-11-05 Sun Pharmaceutical Industries Limited Crystalline form of baricitinib
JP6568106B2 (ja) 2014-05-13 2019-08-28 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft B型肝炎ウイルス感染症の治療及び予防のための新規ジヒドロキノリジノン類
US9504701B2 (en) 2014-06-02 2016-11-29 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Methods for treating viral infections using hydrogen sulfide donors
US9616076B2 (en) 2014-06-02 2017-04-11 The Board Of Regents Of The University Of Texas Systems Methods for treating viral infections using hydrogen sulfide donors
CA3207106A1 (en) 2014-06-24 2015-12-30 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
TN2016000566A1 (en) 2014-06-24 2018-04-04 Alios Biopharma Inc Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
WO2016012470A1 (en) 2014-07-25 2016-01-28 F. Hoffmann-La Roche Ag New amorphous and crystalline forms of (3s)-4-[[(4r)-4-(2-chloro-4-fluoro-phenyl)-5-methoxycarbonyl-2-thiazol-2-yl-1, 4-dihydropyrimidin-6-yl]methyl]morpholine-3-carboxylic acid
MX2017001862A (es) 2014-08-14 2017-05-15 Hoffmann La Roche Nuevas piridazonas y triazinonas para el tratamiento y la profilaxis de infeccion por virus de hepatitis b.
US9637485B2 (en) 2014-11-03 2017-05-02 Hoffmann-La Roche Inc. 6,7-dihydrobenzo[a]quinolizin-2-one derivatives for the treatment and prophylaxis of hepatitis B virus infection
WO2016102438A1 (en) 2014-12-23 2016-06-30 F. Hoffmann-La Roche Ag Process for the preparation of 4-phenyl-5-alkoxycarbonyl-2-thiazol-2-yl-1,4-dihydropyrimidine analogues
US9676793B2 (en) 2014-12-23 2017-06-13 Hoffmann-Laroche Inc. Co-crystals of 5-amino-2-oxothiazolo[4,5-d]pyrimidin-3(2H)-yl-5-hydroxymethyl tetrahydrofuran-3-yl acetate and methods for preparing and using the same
WO2016107832A1 (en) 2014-12-30 2016-07-07 F. Hoffmann-La Roche Ag Novel tetrahydropyridopyrimidines and tetrahydropyridopyridines for the treatment and prophylaxis of hepatitis b virus infection
CN107109497A (zh) 2014-12-31 2017-08-29 豪夫迈·罗氏有限公司 通过实时PCR从细胞裂解物定量HBV cccDNA的高通量新方法
MA41338B1 (fr) 2015-01-16 2019-07-31 Hoffmann La Roche Composés de pyrazine pour le traitement de maladies infectieuses
CN107208102B (zh) 2015-01-27 2021-07-06 豪夫迈·罗氏有限公司 重组hbv cccdna、其产生方法及其用途
WO2016128335A1 (en) 2015-02-11 2016-08-18 F. Hoffmann-La Roche Ag Novel 2-oxo-6,7-dihydrobenzo[a]quinolizine-3-carboxylic acid derivatives for the treatment and prophylaxis of hepatitis b virus infection
MX2021005087A (es) 2015-09-16 2022-08-18 Gilead Sciences Inc Compuestos de formula i para usarse en el tratamiento de infecciones por virus arenaviridae y coronaviridae.
WO2017165489A1 (en) 2016-03-23 2017-09-28 Emory University Antiviral agents for treating zika and dengue virus infections
WO2017184668A1 (en) 2016-04-20 2017-10-26 Gilead Sciences, Inc. Methods for treating flaviviridae virus infections
CA3042671A1 (en) 2016-11-03 2018-05-11 Laurence I. Wu Prodrugs of clofarabine
EP3330276A1 (en) 2016-11-30 2018-06-06 Universität Bern Novel bicyclic nucleosides and oligomers prepared therefrom
CN108299532B (zh) 2016-12-29 2020-12-22 广东东阳光药业有限公司 一种抗病毒核苷类似物前药及其组合物、用途
EP3579833B1 (en) 2017-02-08 2022-01-05 Biotron Limited Methods of treating influenza
AU2018235754B2 (en) 2017-03-14 2021-04-08 Gilead Sciences, Inc. Methods of treating feline coronavirus infections
US10836787B2 (en) 2017-05-01 2020-11-17 Gilead Sciences, Inc. Crystalline forms of (S)-2-ethylbutyl 2-(((S)-(((2R,3S,4R,5R)-5- (4-aminopyrrolo[2,1-f] [1,2,4]triazin-7-yl)-5-cyano-3,4-dihydroxytetrahydrofuran-2-yl)methoxy)(phenoxy) phosphoryl)amino)propanoate
US11241491B2 (en) 2017-05-23 2022-02-08 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for dengue virus serotype 4 epitopes
CA3077489A1 (en) 2017-07-11 2019-01-17 Gilead Sciences, Inc. Compositions comprising an rna polymerase inhibitor and cyclodextrin for treating viral infections
US20190023745A1 (en) 2017-07-19 2019-01-24 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for zika virus vaccines
CR20200126A (es) 2017-09-18 2020-07-11 Janssen Biopharma Inc Nucleósidos sustituidos, nucleótidos y análogos de estos
WO2019079594A1 (en) 2017-10-18 2019-04-25 The University Of North Carolina At Chapel Hill METHODS AND COMPOSITIONS FOR VACCINES AGAINST NOVOVIRUS AND DIAGNOSIS OF NOVOVIRUS
BR122022008466B1 (pt) 2017-12-07 2023-12-05 Emory University Uso de um composto
CN108084192B (zh) * 2017-12-28 2020-06-05 大连微凯化学有限公司 一种微通道反应器进行氰基水解反应的方法
CA3146679A1 (en) 2019-07-27 2021-02-04 Brii Biosciences, Inc. Adenosine derivative and pharmaceutical composition comprising the same
CN110330540A (zh) 2019-08-08 2019-10-15 木天(济南)生物科技有限公司 核苷盐及其制备方法
WO2021040356A1 (en) 2019-08-23 2021-03-04 Kainos Medicine, Inc. C-nucleosides, c-nucleotides and their analogs, equivalents and prodrugs thereof for ectonucleotidase inhibition
CN110724174B (zh) 2019-09-10 2021-02-05 广州六顺生物科技股份有限公司 吡咯并三嗪类化合物、组合物及其应用
AU2020346908A1 (en) 2019-09-11 2022-03-24 The Scripps Research Institute Antiviral prodrugs and formulations thereof
US20230018080A1 (en) 2019-11-20 2023-01-19 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for recombinant dengue viruses or vaccine and diagnostic development
CN110776512A (zh) 2019-11-28 2020-02-11 成都傲飞生物化学品有限责任公司 一种核苷类似物的制备方法
CN111265532A (zh) 2020-01-21 2020-06-12 中国人民解放军军事科学院军事医学研究院 取代氨基丙酸酯类化合物在治疗2019-nCoV感染中的应用
CA3163424A1 (en) 2020-01-27 2021-08-05 Gilead Sciences, Inc. Methods for treating sars cov-2 infections
WO2021154530A1 (en) 2020-01-27 2021-08-05 Vanderbilt University Human anti-dengue antibodies and methods of use therefor
CN113248508A (zh) 2020-02-13 2021-08-13 安徽诺全药业有限公司 N-保护的杂环类化合物、其制备方法及其用于制备c-核苷衍生物的方法
CN111205327B (zh) 2020-02-17 2022-05-31 南京法恩化学有限公司 一种瑞德西韦的制备方法
TWI791193B (zh) 2020-02-18 2023-02-01 美商基利科學股份有限公司 抗病毒化合物
CN113292565B (zh) 2020-02-24 2023-01-31 浙江森科建设有限公司 核苷类化合物及其制备方法和应用
CN111171078B (zh) 2020-02-27 2022-04-22 江苏阿尔法药业股份有限公司 一种瑞德西韦的合成方法
CN111205294B (zh) 2020-02-27 2021-10-01 江苏阿尔法药业股份有限公司 一种瑞德西韦中间体的制备方法
WO2021175296A1 (zh) 2020-03-04 2021-09-10 中国科学院上海药物研究所 瑞德西韦的中间体及其制备方法
CN113387954B (zh) 2020-03-11 2024-03-19 上海特化医药科技有限公司 一种瑞德西韦中间体的制备方法
JP7554841B2 (ja) 2020-03-12 2024-09-20 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法
CN111233869B (zh) 2020-03-12 2022-09-16 杭州新博思生物医药有限公司 用于制备瑞德西韦关键中间体的新化合物及其制备方法
US20230137667A1 (en) 2020-03-19 2023-05-04 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for treatment of coronavirus infection
CN115697328A (zh) 2020-03-23 2023-02-03 约翰·M.H.·格雷格 抗病毒化合物及其给药方法
CN111548384B (zh) 2020-03-29 2021-04-27 常州安蒂卫生物科技有限公司 用于抗病毒治疗的被取代的n4-羟基胞苷衍生物及其前药
US20230183282A1 (en) 2020-04-02 2023-06-15 The Regents Of The University Of Michigan Remdesivir and remdesivir analogs, solutions, and nanoparticle, liposomal, and microparticle compositions for treating viral infections
EP4132651A1 (en) 2020-04-06 2023-02-15 Gilead Sciences, Inc. Inhalation formulations of 1'-cyano substituted carbanucleoside analogs
CN112778310A (zh) 2020-04-20 2021-05-11 中国科学院上海药物研究所 核苷类似物或含有核苷类似物的组合制剂在抗病毒中的应用
CN111440176B (zh) 2020-04-28 2022-04-26 江苏大学 金属配合物促进的瑞德西韦中间体的合成方法
WO2021222807A1 (en) 2020-04-30 2021-11-04 Ajk Pharmaceutical Llc Fatty acyl and fatty ether conjugates of remdesivir and its active metabolites as antivirals
CN111961057A (zh) 2020-05-26 2020-11-20 李小冬 一种α构型核苷及其在治疗猫冠状病毒感染的应用
CN115666570A (zh) 2020-05-29 2023-01-31 吉利德科学公司 瑞德西韦治疗方法
US11377456B2 (en) 2020-06-11 2022-07-05 Apotex Inc. Crystalline form of Remdesivir
PE20230618A1 (es) 2020-06-24 2023-04-14 Gilead Sciences Inc Analogos de nucleosido de 1'-ciano y usos de los mismos
WO2022008642A1 (en) 2020-07-08 2022-01-13 Apeiron Biologics Ag Treatment of sars-cov-2 infection with a combination of targets
CA3185450A1 (en) 2020-08-06 2022-02-10 Istvan Borza Remdesivir intermediates
DK4204421T3 (da) 2020-08-27 2024-05-27 Gilead Sciences Inc Forbindelser og fremgangsmåder til behandling af virale infektioner
CN116367837A (zh) 2020-08-28 2023-06-30 塞瓦药品公司 抗病毒化合物的制剂
US11225508B1 (en) 2020-09-23 2022-01-18 The University Of North Carolina At Chapel Hill Mouse-adapted SARS-CoV-2 viruses and methods of use thereof
WO2022081870A1 (en) 2020-10-14 2022-04-21 The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Stabilized norovirus virus-like particles as vaccine immunogens
US20240018191A1 (en) 2020-10-27 2024-01-18 The University Of North Carolina At Chapel Hill Chimeric coronavirus s protein compositions and methods of use
CN114621229B (zh) 2020-12-11 2024-07-02 嘉兴金派特生物科技有限公司 治疗或预防猫传染性腹膜炎的化合物或组合物
WO2022165386A1 (en) 2021-01-29 2022-08-04 Virbis Llc Lnp and lmp delivery of antiviral nucleotide 5'-phosphates
WO2022174194A1 (en) 2021-02-15 2022-08-18 Emory University 4'-halogen containing nucleotide and nucleoside therapeutic compositions and uses related thereto
US20240156941A1 (en) 2021-03-17 2024-05-16 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for mature dengue viruses as vaccines and diagnostics
MX2023011901A (es) 2021-04-09 2024-01-05 Univ Emory Nucleosidos y analogos de nucleotidos como agentes antivirales.
CN113185519A (zh) 2021-04-23 2021-07-30 苏州富德兆丰生化科技有限公司 一种核苷类化合物及其在治疗猫传染性腹膜炎中的应用
US20240262857A1 (en) 2021-05-27 2024-08-08 Emory University Novel universal anti-rna virus agents
WO2023009977A1 (en) 2021-07-26 2023-02-02 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for norovirus chimeric therapeutics
WO2023056335A1 (en) 2021-09-30 2023-04-06 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and compositions for recombinant dengue viruses for vaccine and diagnostic development
US11541071B1 (en) 2021-12-16 2023-01-03 Ascletis BioScience Co., Ltd Nucleoside derivatives and methods of use thereof
US11905306B2 (en) 2021-12-21 2024-02-20 Southern Research Institute Substituted phenyl ethynyl pyridine carboxamides as potent inhibitors of SARS virus
KR20240154646A (ko) 2022-03-02 2024-10-25 길리애드 사이언시즈, 인코포레이티드 바이러스성 감염 치료를 위한 화합물 및 방법
TW202400185A (zh) 2022-03-02 2024-01-01 美商基利科學股份有限公司 用於治療病毒感染的化合物及方法
CN114437159B (zh) 2022-04-11 2022-06-28 佛山市晨康生物科技有限公司 一种环状碳酸酯核苷类化合物及其应用
AU2023283718A1 (en) 2022-06-06 2024-12-12 Gilead Sciences, Inc. Methods for treatment of viral infections including sars-cov-2

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533903A (ja) 2014-10-29 2017-11-16 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド リボシドの調製のための方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
布施新一郎,マイクロフロー合成法を駆使する有機合成,有機合成化学協会,2012年,70(2),177-178

Also Published As

Publication number Publication date
AU2023285784A1 (en) 2024-01-18
AU2021234308A1 (en) 2022-11-10
WO2021183750A3 (en) 2021-10-21
TWI785528B (zh) 2022-12-01
KR20220153619A (ko) 2022-11-18
EP4118085A2 (en) 2023-01-18
AU2021234308B2 (en) 2023-10-05
WO2021183750A2 (en) 2021-09-16
JP2023516087A (ja) 2023-04-17
AU2021234308C1 (en) 2024-02-22
TW202142548A (zh) 2021-11-16
US20210309689A1 (en) 2021-10-07
TW202309061A (zh) 2023-03-01
CN115298181B (zh) 2024-08-16
US11613553B2 (en) 2023-03-28
CA3169340A1 (en) 2021-09-16
US20230295214A1 (en) 2023-09-21
US12012431B2 (en) 2024-06-18
JP2024144781A (ja) 2024-10-11
CN115298181A (zh) 2022-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7554841B2 (ja) 1’-シアノヌクレオシドを調製する方法
TWI745652B (zh) 用於製備有療效化合物之方法及中間物
KR101908642B1 (ko) 항바이러스성 화합물의 제조 방법
EP2712367B1 (en) Direct trifluoromethylations using trifluoromethane
KR102695300B1 (ko) 인산염 유도체의 합성
EP4192839A1 (en) Remdesivir intermediates
WO2021175296A1 (zh) 瑞德西韦的中间体及其制备方法
JP6878270B2 (ja) トリス(トリアルキルシリル)ホスフィンを調製する方法
KR20190009326A (ko) 에리불린 및 그의 중간체의 제조방법
CN104755469B (zh) 二氟酯化合物的制造方法
AU2022258969B2 (en) Methods of preparing carbanucleosides using amides
TWI817446B (zh) 使用醯胺製備碳核苷之方法
TWI725046B (zh) 鹵化丙烯酸酯衍生物的製造方法
KR20110131029A (ko) 서로 다른 실릴기로 보호된 알킨 그룹을 갖는 삼중연결고리 화합물, 이의 제조방법 및 응용
JPH06184082A (ja) ノルカンファンジカルボニトリル類の製造方法
HU231431B1 (hu) Remdesivir köztitermékek
CN117343119A (zh) 一种烷基化核苷、核苷酸、寡核苷酸及其类似物的制备方法
PL222577B1 (pl) Sposób ochrony funkcji hydroksylowych lub aminowych nowe związki do realizacji tego sposobu oraz sposób otrzymywania nowych związków
WO2021054414A1 (ja) 含フッ素化合物の製造方法
US20120041193A1 (en) Substituted internal vinyl-boronic acids and boronic acid derivatives

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230927

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7554841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150