JP7551373B2 - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents
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Description
また、第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトに接着シートを保持する保持力を付与するとともに、当該ベルトに回転力を付与すれば、簡素な構成で被着体に接着シートを貼付することができる。
また、貼付補助手段が、第1プーリとで被着体を挟持する複数のローラを備えていれば、被着体を所定の貼付位置で確実に挟持することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Z軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」が図1の手前方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
貼付補助手段26は、サクションベルト23を介して第1プーリ21とで被着体WKを挟持する複数のローラとしての第1、第2ローラ26C、26Fとを備えている。すなわち、貼付補助手段26は、駆動機器としての第1直動モータ26Aの出力軸26Bに回動自在に支持された第1ローラ26Cと、駆動機器としての第2直動モータ26Dの出力軸26Eに回動自在に支持された第2ローラ26Fとを備えている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EAに対し、当該シート貼付装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、供給手段10が回動モータ14Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、回動モータ14Aの駆動を停止する。次いで、搬送手段30がコンベア31を駆動し、ガイドバー32に沿って被着体WKが所定の搬送方向TDに搬送され、当該被着体WKが供給手段10に対する所定の位置に到達すると、供給手段10および貼付手段20が回動モータ14A、25および図示しない減圧手段を駆動し、原反RSを繰り出すとともに、吸引チャンバ24で吸引力を付与しつつ、サクションベルト23を反時計回転方向に回転させる。これにより、先頭の接着シートASおよびそれに続く2番目の接着シートASが剥離シートRLから剥離され、剥離されたそれら2枚の接着シートASは、図1(A)中二点鎖線で示すように、サクションベルト23で吸着保持されて貼付位置APに向かって搬送される。この際、先頭の接着シートASと2番目の接着シートASとの第2間隔GP2は、被着体WKの外周長さから各接着シートASの繰出方向長さを引いた長さの半分に設定されている。その後、先頭の接着シートASが第1プーリ21の近傍所定位置に到達すると、貼付手段20が回動モータ25の駆動を停止する一方、2番目の接着シートASに続く3番目の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、供給手段10が回動モータ14Aの駆動を停止する。
保持力付与手段は、ベルトに付与する保持力として、クーロン力、接着力、粘着力、磁力等を付与する構成を採用してもよい。
貼付補助手段は、複数のローラが単一の直動モータの出力軸に支持された構成を採用してもよいし、単一または3体以上のローラにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよいし、大気やガス等の気体の吹き付けにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよいし、2個のプーリに駆け回されたベルトにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよい。
回転力付与手段は、第2プーリ22に代えてまたは併用して第1プーリ21を駆動し、ベルトに被着体WKを回転する回転力を付与してもよいし、ベルトに直接回転力を付与してもよい。
シート貼付装置EAは、供給手段10の動作によって第2間隔GP2を形成してもよいし、貼付手段20の動作によって第2間隔GP2を形成してもよいし、それら両方の動作によって第2間隔GP2を形成してもよく、例えば、供給手段10が貼付手段20に接着シートASを供給するタイミングを調整して第2間隔GP2を形成してもよいし、貼付手段20がサクションベルト23の回転速度を調整して第2間隔GP2を形成してもよいし、それら両方の調整を行って第2間隔GP2を形成してもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
10…供給手段
20…貼付手段
21…第1プーリ
22…第2プーリ
23…サクションベルト(ベルト)
24…吸引チャンバ(保持力付与手段)
25…回動モータ(回転力付与手段)
26…貼付補助手段
26C…第1ローラ(ローラ)
26F…第2ローラ(ローラ)
AP…貼付位置
AS…接着シート
GP1…第1間隔
GP2…第2間隔
RL…剥離シート
RS…原反
WK…被着体
Claims (3)
- 剥離シートに所定の第1間隔を空けて複数の接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給する供給手段と、
前記供給手段で供給された前記接着シートを所定の第2間隔を空けて複数保持し、当該第2間隔を維持した状態でそれら複数の前記接着シートを単一の被着体に貼付する貼付手段とを備え、
前記貼付手段は、第1プーリと、第2プーリと、それら第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトと、前記ベルトに前記接着シートを保持する保持力を付与する保持力付与手段と、前記ベルトに回転力を付与する回転力付与手段と、前記被着体を所定の貼付位置から移動させずに当該貼付位置で回転させて前記接着シートを当該被着体に貼付する貼付補助手段とを備えていることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記貼付補助手段は、前記ベルトを介して前記第1プーリとで前記被着体を挟持する複数のローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
- 剥離シートに所定の第1間隔を空けて複数の接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給する供給工程と、
前記供給工程で供給された前記接着シートを所定の第2間隔を空けて複数保持し、当該第2間隔を維持した状態でそれら複数の前記接着シートを単一の被着体に貼付する貼付工程とを実施し、
前記貼付工程では、第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトに前記接着シートを保持する保持力を付与するとともに、前記ベルトに回転力を付与し、前記被着体を所定の貼付位置から移動させずに当該貼付位置で回転させて前記接着シートを当該被着体に貼付する貼付補助工程を行うことを特徴とするシート貼付方法。
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