[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7425592B2 - 粉末緑茶抽出組成物 - Google Patents

粉末緑茶抽出組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7425592B2
JP7425592B2 JP2019225511A JP2019225511A JP7425592B2 JP 7425592 B2 JP7425592 B2 JP 7425592B2 JP 2019225511 A JP2019225511 A JP 2019225511A JP 2019225511 A JP2019225511 A JP 2019225511A JP 7425592 B2 JP7425592 B2 JP 7425592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
green tea
tea extract
mass
component
extract composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019225511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021093921A (ja
Inventor
健司 山脇
生道 白倉
淳 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2019225511A priority Critical patent/JP7425592B2/ja
Publication of JP2021093921A publication Critical patent/JP2021093921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7425592B2 publication Critical patent/JP7425592B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)

Description

本発明は、粉末緑茶抽出組成物に関する。
近年、健康志向の高まりから、非重合体カテキン類の生理効果が注目されており、茶飲料等の飲食品の需要が拡大している。非重合体カテキン類による生理効果を十分に発現するには、高濃度の非重合体カテキン類を含む飲食品を継続して摂取することが有利である。そこで、緑茶抽出物を精製して夾雑物を除去し、非重合体カテキン類を高純度化する技術が種々検討されている。例えば、所定濃度の非重合体カテキン類を含有する固体カテキン製剤を、有機溶媒と水の重量比率が一定に制御された溶媒に添加し、これに水を加えることにより有機溶媒と水の重量比率を所定濃度に調整した後、不溶の固形分を除去する方法(特許文献1)、カテキン類組成物を、有機溶媒/水の質量比が一定に制御された混合溶媒に溶解させ、活性炭及び酸性白土又は活性白土と接触させる方法(特許文献2)、緑茶抽出物を、合成吸着剤を充填したカラムに通液して吸着させ、次いで水を通液してカラムを洗浄し、次いで所定濃度のエタノール水溶液をカラムに通液する方法(特許文献3)等が提案されている。
一方、粉末飲料の粉体色及び飲用時の水色を改善する技術として、緑茶抽出物、抗酸化物、粉末茶を含有するインスタント緑茶にカリウムを一定量含有させることで、粉体色及び飲用時の水色を鮮やかな緑色に改善できることが報告されている(特許文献4)。しかし、かかる文献に記載された技術は、非重合体カテキン類を高純度化した緑茶抽出物を対象とするものでも、かかる緑茶抽出物自体の外観に着目したものでもない。
特開2004-147508号公報 特開2004-222719号公報 特開2006-160656号公報 特開2009-219411号公報
通常、緑茶抽出組成物は、未精製の場合や非重合体カテキン類の純度が比較的低い場合には、粉末化しかつ遮光された条件であれば、長期に亘って保存したとしても、その外観に大きな変化は見られない。ところが、緑茶抽出組成物の精製度を増し非重合体カテキン類の純度を高めるにつれ、粉末化しかつ遮光したとしても、長期に亘って保存すると赤みを帯び、外観が大きく変化しやすいという課題があることを本発明者らは見出した。
したがって、本発明の課題は、高純度の非重合体カテキン類を含み、長期保存したときに色相変化のし難い粉末緑茶抽出組成物及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み検討した結果、(A)非重合体カテキン類の含有量を特定量以上とした際に、該(A)非重合体カテキン類に対する(B)金属イオンの質量比[(B)/(A)]を特定値以上に制御することで、非重合体カテキン類を高純度で含有しながらも、長期保存したときの色相変化が抑制された粉末緑茶抽出組成物が得られることを見出した。
すなわち、次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類、及び
(B)金属イオン
を含有し、
成分(A)の含有量が40質量%以上であり、かつ
成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上である、
粉末緑茶抽出組成物を提供するものである。
本発明はまた、(A)非重合体カテキン類の含有量が40質量%以上である緑茶抽出物と、(B)金属イオンとを、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上となるように水系溶媒の存在下に混合した後、当該混合液を乾燥する工程を含む、粉末緑茶抽出組成物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、非重合体カテキン類を高純度で含有しながらも、長期保存したときに色相変化のし難い粉末緑茶抽出組成物を提供することができる。
〔粉末緑茶抽出組成物〕
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、成分(A)として非重合体カテキン類を含有する。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、成分(A)の含有量が40質量%以上であるが、非重合体カテキン類の強化の観点から、42質量%以上が好ましく、44質量%以上がより好ましく、46質量%以上が更に好ましく、また長期保存したときの色相変化の抑制、生産効率の観点から、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、80質量%以下が更に好ましく、70質量%以下がより更に好ましく、60質量%以下がより更に好ましい。かかる成分(A)の含有量の範囲としては、本発明の粉末緑茶抽出組成物中に、好ましくは40~95質量%であり、より好ましくは42~90質量%であり、更に好ましくは44~80質量%であり、更に好ましくは46~70質量%でありより更に好ましくは46~60質量%である。成分(A)の含有量は、上記8種の合計量に基づいて定義され、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することができる。例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能であり、具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。また、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、成分(B)として金属イオンを含有する。
成分(B)としては、食品として許容される金属イオンであれば特に限定されないが、例えば、1価の金属イオン、2価の金属イオン、3価以上の金属イオンを挙げることができる。1価の金属イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオンが挙げられる。また、2価の金属イオンとしては、例えば、カルシウムイオン、マグネシウムイオンを挙げることができる。3価以上の金属イオンとしては、例えば、アルミニウムイオンが挙げられる。成分(B)は、1種又は2種以上含有することができる。
中でも、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、1価の金属イオン及び2価の金属イオンから選ばれる1種又は2種以上含むことが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオン及びカルシウムイオンから選ばれる1種又は2種以上含むことが更に好ましい。
成分(B)は、原料に由来するものでも、新たに加えたものでもよい。
また、成分(B)は、粉末緑茶抽出組成物を水に溶解したときに金属イオンを生成するものであれば、塩の形態でもよい。塩の形態としては食品として許容されるものであれば特に限定されないが、例えば、無機塩、有機酸塩を挙げることができる。無機塩としては、例えば、塩化物塩、リン酸塩、炭酸塩を挙げることができる。有機酸塩としては、例えば、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸等の食用酸塩を挙げることができる。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、成分(B)の含有量が、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、0.2質量%以上であることが好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上が更に好ましく、3.0質量%以上がより更に好ましく、4.0質量%以上がより更に好ましく、また長期保存したときの色相変化の抑制、食品への配合のし易さの観点から、14質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。かかる成分(B)の含有量の範囲としては、本発明の粉末緑茶抽出組成物中に、好ましくは0.2~14質量%であり、より好ましくは1.0~12質量%であり、更に好ましくは2.0~12質量%であり、より更に好ましくは3.0~10質量%であり、より更に好ましくは4.0~10質量%である。なお、成分(B)の含有量は、金属イオンの合計量とする。ここで、本明細書において「成分(B)の含有量」は、原子吸光分析により測定したものであって、具体的には、後掲の実施例に記載の方法により測定することができる。また、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上であるが、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、0.010以上が好ましく、0.02以上がより好ましく、0.04以上が更に好ましく、0.09以上がより更に好ましい。また、かかる質量比[(B)/(A)]は、風味、本発明の効果を享受しやすい点から、0.3以下が好ましく、0.25以下がより好ましく、0.2以下が更に好ましい。かかる質量比[(B)/(A)]の範囲としては、好ましくは0.005~0.3であり、より好ましくは0.010~0.3であり、更に好ましくは0.02~0.3であり、より更に好ましくは0.04~0.25であり、殊更に好ましくは0.09~0.2である。
また、本発明の粉末緑茶抽出組成物は、長期保存したときの色相変化の抑制、風味、ブロッキング防止の観点から、揮発分が10.0質量%以下であることが好ましく、8.0質量%以下がより好ましく、5質量%以下が更に好ましい。また、生産効率の観点から、揮発分は、0.2質量%以上が好ましく、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%以上が更に好ましい。かかる揮発分の範囲としては、好ましくは0.2~10.0質量%であり、より好ましくは0.4~8.0質量%であり、更に好ましくは0.6~5.0質量%である。ここで、本明細書において「揮発分」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で15分間加熱したときの揮発成分の含有割合をいい、加熱前後の試料の質量から、下記式(1)により算出される値をいう。揮発分は、例えば、水と、水以外の揮発性物質とを包含する概念である。
揮発分(質量%)=(P-Q)/P×100 (1)
〔式中、Pは、加熱前の試料の質量を示し、Qは、加熱後の試料の質量を示す。〕
本明細書において「粉末」とは、粒子状形態を意味し、粉末状のみならず、顆粒状も包含する概念である。本発明の粉末緑茶抽出組成物の形態としては、取り扱いのし易さ、溶解性の観点から、粉末状が好ましい。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、平均粒子径が、溶解時の凝集(継粉)抑制の観点から、1μm以上であることが好ましく、10μm以上がより好ましく、20μm以上更に好ましく、また溶解性の観点から、1000μm以下が好ましく、800μm以下がより好ましく、500μm以下が更に好ましい。かかる平均粒子径の範囲としては、好ましくは1~1000μmであり、より好ましくは10~800μmであり、更に好ましくは20~500μmである。ここで、本明細書において「平均粒子径」とは、レーザー回折・散乱法により測定したものであって、粉末緑茶抽出組成物の粒度分布を個数基準で作成して得られたメディアン径(d50)を平均粒子径としたものである。
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、長期保存したときの色相変化が抑制されている。具体的には、37℃/50%RHの雰囲気下で8週間保存した後の粉末緑茶抽出組成物のa*値と、保存開始前(例えば、製造直後)の粉末緑茶抽出組成物のa1 *値との差分の絶対値Δa*(|a*-a1 *|)を、通常6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、殊更に好ましくは1.5以下とすることができる。
なお、37℃/50%RHの雰囲気下で8週間保存という条件は、通常、25℃±2℃/60%RH±5%で約10ヶ月保存したときに相当する。ここで、本明細書において「a*値」とは、色をL***表色系で表現したときに、色相、彩度を表す座標値であって、赤色方向の彩度を示す座標値である。L***表色系には、黄色方向の彩度を示す座標値であるb*もあるが、本発明においては、粉末緑茶抽出組成物が色相変化したときに最も顕在化しやすいa*について規定するものである。なお、a*値の測定は、後掲の実施例に記載の「色相変化の測定」にしたがうものとする。
〔粉末緑茶抽出組成物の製造方法〕
本発明の粉末緑茶抽出組成物は、上記特性を具備すれば適宜の方法で製造することが可能であり、特に限定されないが、例えば、(a)固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が40質量%以上である緑茶抽出物と、(B)金属イオンとを、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上となる割合で、水系溶媒の存在下に混合した後、混合液を乾燥する工程を含む方法により製造することができる。ここで、本明細書において「固形分」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発成分を除いた残分をいう。
(a)緑茶抽出物は、原料緑茶抽出物を精製して夾雑物を除去し、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量を40質量%以上に調整したものである。
原料緑茶抽出物は、通常、緑茶葉から抽出して得られることができる。緑茶葉としては、例えば、Camellia属の茶葉、例えば、C.sinensis.var.sinensis(やぶきた種を含む)、C.sinensis.var.assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)を挙げることができる。具体的には、例えば、煎茶、深蒸し煎茶、焙じ茶、番茶、玉露、かぶせ茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等が挙げられる。なお、茶葉の茶品種及び採取時期は特に限定されず、適宜選択することができる。
抽出方法としては、ニーダー抽出、攪拌抽出(バッチ抽出)、向流抽出(ドリップ抽出)、カラム抽出等の公知の方法を採用することができる。
抽出条件は、抽出方法により適宜選択することが可能であるが、例えば、抽出溶媒として、水系溶媒を使用することができる。ここで、本明細書において「水系溶媒」とは、水を含む溶媒をいい、水系溶媒中の水の含有量は通常1~100質量%、好ましくは30~100質量%である。水系溶媒としては、例えば、水、有機溶媒水溶液、炭酸水等が挙げられる。有機溶媒としては、例えば、アルコール、ケトン、エステル等が挙げられ、食品への使用を考慮すると、アルコールが好ましく、エタノールが更に好ましい。中でも、水系溶媒としては、水が好ましい。水としては、例えば、水道水、天然水、蒸留水、イオン交換水等が挙げられる。中でも、味の面から、イオン交換水が好ましい。
水系溶媒のpH(20℃)は、通常4~10、好ましくは5~7である。なお、所望のpHとするために、水系溶媒にpH調整剤を添加してもよい。
水系溶媒の温度は、通常25~100℃、好ましくは50~100℃、更に好ましくは80~99℃である。
抽出倍率及び抽出時間は、抽出方法やスケールにより一様ではないが、例えば、抽出倍率は通常1~50倍であり、抽出時間は通常5~60分である。
抽出後、濾過、遠心分離、膜処理等の公知の固液分離手段により、緑茶葉と原料緑茶抽出物とを分離することができる。
また、原料緑茶抽出物として市販品を使用してもよい。例えば、三井農林社製の「ポリフェノン」、伊藤園社製の「テアフラン」、太陽化学社製の「サンフェノン」等が挙げられる。
精製方法としては、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が40質量%以上となれば特に限定されないが、風味の観点、本発明の効果を享受しやすい観点から、下記(i)~(iii)のいずれか一の方法、あるいは二以上の組み合わせを挙げることができる。
(i)原料緑茶抽出物を、水又は有機溶媒水溶液(例えば、エタノール水溶液)に懸濁し、生じた沈殿を除去する方法。
(ii)原料緑茶抽出物を、活性炭、酸性白土及び活性白土から選択される少なくとも1種の吸着剤と接触させる方法。
(iii)原料緑茶抽出物を、合成吸着剤又はイオン交換樹脂と接触させる方法。
上記(i)の方法については、例えば、特開2004-147508号公報、特開2004-149416号公報等を参照することができる。また、上記(ii)の方法については、例えば、特開2004-222719号公報、特開2005-270094号公報等を参照することができる。更に、上記(iii)の方法については、例えば、特開2004-222592号公報、特開2006-8580号公報、特開2006-160656号公報等を参照することができる。
また、上記(i)~(iii)の方法においては、原料緑茶抽出物としてタンナーゼ処理したものを使用してもよく、また(i)~(iii)のいずれか一以上の方法により処理した後、タンナーゼ処理することもできる。ここで、「タンナーゼ処理」とは、緑茶抽出物を、タンナーゼ活性を有する酵素と接触させることをいう。なお、タンナーゼ処理における具体的な操作方法は公知の方法を採用することが可能であり、例えば、特開2004-321105号公報に記載の方法を挙げることができる。
このようにして得られた(a)緑茶抽出物は、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が40質量%以上であるが、風味の観点、本発明の効果を享受しやすい観点から、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が45質量%以上であることが好ましく、50質量%以上がより好ましく、55質量%以上が更に好ましい。なお、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量の上限値は100質量%であっても構わないが、生産効率の観点から、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下が更に好ましい。
(a)緑茶抽出物は、そのままでも、濃縮又は乾燥して使用しても構わない。濃縮方法としては、例えば、常圧にて溶媒の蒸発を行う常圧濃縮法、減圧にて溶媒の蒸発を行う減圧濃縮法、膜分離により溶媒を除去する膜濃縮法等が挙げられる。また、乾燥方法としては、例えば、噴霧乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥等の公知の方法を採用することができる。
次に、(a)緑茶抽出物と(B)金属イオンとを所定の割合で、水性溶媒の存在下に混合して混合液を調製する。なお、成分(B)は、塩の形態で含有させてもよく、例えば、無機塩、有機酸塩の形態で含有させることができる。塩の具体例は、上記において説明したとおりである。
(a)緑茶抽出物、(B)金属イオンの混合順序は特に限定されず、これらを任意の順序で添加しても、両者を同時に添加してもよく、乾燥前の混合液中に水系溶媒と、(a)緑茶抽出物と、(B)金属イオンとが共存した状態にあればよい。
(a)緑茶抽出物と(B)金属イオンは、(A)非重合体カテキン類に対する(B)金属イオンの質量比[(B)/(A)]が0.005以上となる割合で混合するが、かかる質量比[(B)/(A)]は、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、0.010以上が好ましく、0.02以上がより好ましく、0.04以上が更に好ましく、0.09以上がより更に好ましい。また、かかる質量比[(B)/(A)]は、風味、本発明の効果を享受しやすい点から、0.3以下が好ましく、0.25以下がより好ましく、0.2以下が更に好ましい。かかる質量比[(B)/(A)]の範囲としては、好ましくは0.005~0.3であり、より好ましくは0.010~0.3であり、更に好ましくは0.02~0.3であり、より更に好ましくは0.04~0.25であり、殊更に好ましくは0.09~0.2である。
水系溶媒としては、例えば、水、有機溶媒水溶液等を挙げることができる。水及び有機溶媒の具体例としては、前述と同様のものを挙げられる。なお、有機溶媒水溶液は、該有機溶媒水溶液中に水が1質量%以上、好ましくは30質量%以上含まれていればよい。中でも、水系溶媒としては、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、水が好ましく、イオン交換水が更に好ましい。
水系溶媒の使用量は、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、混合液中に(A)非重合体カテキン類を1質量%以上含有するように調整することが好ましく、2.5質量%以上がより好ましく、5質量%以上がより好ましく、7質量%以上が更に好ましく、10質量%以上がより更に好ましく、そして同様の観点から、30質量%以下含有するように調整することが好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましく、15質量%以下がより更に好ましい。かかる混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量の範囲としては、好ましくは1~30質量%、より好ましくは2.5~25質量%、更に好ましくは5~20質量%、より更に好ましくは7~20質量%、より更に好ましくは10~15質量%である。
(a)緑茶抽出物及び(B)金属イオンのいずれにも溶媒が含まれていない場合には、水系溶媒、(a)緑茶抽出物と(B)金属イオンとを混合する際に、水系溶媒の使用量を、混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記範囲内となるように調整すればよい。また、所定量の水系溶媒と、(a)緑茶抽出物と、(B)金属イオンとを混合し、追加の水系溶媒を添加して混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記範囲内となるように調整することもできる。一方、(a)緑茶抽出物及び(B)金属イオンのいずれか1以上に溶媒が含まれている場合には、当該溶媒量を考慮して混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記範囲内となるように水系溶媒の使用量を調整することができる。なお、(a)緑茶抽出物及び(B)金属イオンのいずれか1以上に含まれている溶媒量によって、混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記要件を満たす場合には、その溶媒中に水が含まれていれば、(a)緑茶抽出物と(B)金属イオンとをそのまま混合すればよい。また、(a)緑茶抽出物及び(B)金属イオンのいずれか1以上に含まれている溶媒量によって、混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記要件を満たす場合において、溶媒中に水が含まれていない場合には、その溶媒を濃縮又は除去した後、水系溶媒を添加して混合液中の(A)非重合体カテキン類の含有量が上記範囲内となるように調整することができる。
混合方法としては、例えば、撹拌、震盪等の適宜の方法を採用することが可能であり、特に限定されない。
混合温度は、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、15℃以上が好ましく、18℃以上がより好ましく、20℃以上が更に好ましく、また風味の観点から、40℃以下が好ましく、35℃以下がより好ましく、30℃以下が更に好ましい。混合温度の範囲としては、好ましくは15~40℃、より好ましくは18~35℃、更に好ましくは20~30℃である。
混合時間は、長期保存したときの色相変化の抑制の観点から、3分以上が好ましく、5分以上がより好ましく、6分以上が更に好ましく、また生産効率の観点から、90分以下が好ましく、60分以下がより好ましく、40分以下が更に好ましい。混合時間の範囲としては、好ましくは3~90分、より好ましくは5~60分、更に好ましくは6~40分である。
次に、混合液を乾燥する。
乾燥方法としては、公知の方法を採用することができる。例えば、噴霧乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥等が挙げられる。乾燥は、粉末緑茶抽出組成物の揮発分が上記範囲内となるように行い、乾燥時間は適宜選択することができる。
また、公知の造粒法により造粒物としてもよい。造粒方法としては、例えば、噴霧造粒、流動層造粒、圧縮造粒、転動造粒、撹拌造粒、押出造粒、粉末被覆造粒等が挙げられる。なお、造粒条件は、造粒方法により適宜選択することができる。
上記の実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1> 次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類、及び
(B)金属イオン
を含有し、
成分(A)の含有量が40~95質量%であり、かつ
成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.010~0.3である、粉末緑茶抽出組成物。
<2> 次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類、及び
(B)金属イオン
を含有し、
成分(A)の含有量が40~95質量%であり、
成分(B)の含有量が1.0~12質量%であり、かつ
成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上である、
粉末緑茶抽出組成物。
<3> 次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類、及び
(B)金属イオン
を含有し、
成分(A)の含有量が40質量%以上であり、
成分(B)の含有量が1.0~12質量%であり、かつ
成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.010~0.3である、粉末緑茶抽出組成物。
<4> 次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類、及び
(B)金属イオン
を含有し、
成分(A)の含有量が40~95質量%であり、
成分(B)の含有量が1.0~12質量%であり、かつ
成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.010~0.3である、粉末緑茶抽出組成物。
<5> 成分(B)として1価の金属イオン及び2価の金属イオンから選ばれる1種又は2種以上を含む、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の粉末緑茶抽出組成物。
<6> 成分(B)としてナトリウムイオン、カリウムイオン及びカルシウムイオンから選択される1種又は2種以上を含む、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の粉末緑茶抽出組成物。
<7> 揮発分が0.6~5.0質量%である、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の粉末緑茶抽出組成物。
<8> 平均粒子径が1~1000μmである、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の粉末緑茶抽出組成物。
<9> 固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が40~95質量%である緑茶抽出物と、(B)金属イオンとを、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.010~0.3となるように水系溶媒の存在下に混合した後、当該混合液を乾燥する工程を含む、粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
<10> 固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が40~95質量%である緑茶抽出物と、(B)金属イオン0.2~14質量%とを、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上となるように水系溶媒の存在下に混合した後、当該混合液を乾燥する工程を含む、粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
<11> 水系溶媒が、水又は有機溶媒水溶液である、前記<9>又は<10>記載の粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
<12> 水系溶媒の使用量が、混合液中に成分(A)が1~30質量%となる量である、前記<9>又は<10>記載の粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
<13> 混合時間が、3~90分である、前記<9>又は<10>記載の粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
1.非重合体カテキン類の分析
純水で溶解希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL-10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L-カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラジエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
2.金属イオンの分析
試料2gに10%塩酸5mLを加え、水浴上で蒸発乾固する。さらに10%塩酸5mLを加え、加温した後、全量をメスフラスコに濾過し、水で定容する。1%塩酸を用いて、検量線の範囲内に入るように、適当な濃度に希釈し、20000ppmのストロンチウム液2.5mLを加え、定容したものを試験溶液とする。原子吸光光度計を用いて、試験溶液の吸光度を測定し、あらかじめ作成した検量線から金属の定量を行う。
・原子吸光光度計:Z-2310(HITACHI製)
・フレーム:空気-アセチレン
・測定波長:589.0nm(ナトリウム)、766.5nm(カリウム)、422.7nm(カルシウム)
3.色相変化の評価
分光光度計(形式Color Meter ZE-2000、日本電色工業社製)を使用し、粉末試料を30φの円形セルに入れてL***表色系のa*値を反射測定した。37℃/50%RHの雰囲気下で8週間保存した後の粉末緑茶抽出組成物のa*値と、製造直後の粉末緑茶抽出組成物のa1 *値との差分の絶対値Δa*(|a*-a1 *|)を求めた。
製造例1
〔緑茶抽出物の製造〕
ケニア産の乾燥緑茶葉3kgを90℃の熱水30Lにて30分間抽出後、濾過し、得られた緑茶抽出液をスプレードライにて乾燥し、粉末状の緑茶抽出物(I)を得た。緑茶抽出物(I)は、(A)非重合体カテキン類の含有量が38.3質量%であった。
92.2質量%のエタノール水溶液800gに、得られた緑茶抽出物(I)200gを投入し、次いで酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)を100g、ろ過助剤(ソルカフロック、栗田工業社製)12.6gを添加した。その後、25℃にて6時間撹拌した。次に、プレコート剤を堆積させた2号濾紙にてろ過した。次に、ろ過液をエタノール濃度が60質量%になるように加水した後、遠心分離を行い、上澄み液を回収した。次に、上澄み液を活性炭(SG-K、フタムラ化学製)24gが充填されたカラムに通液し、回収液をトッピングしエタノールを留去することで、緑茶抽出物(II)を得た。得られた緑茶抽出物(II)は、(A)非重合体カテキン類の含有量が14.8質量%であり、固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が62.5質量%であった。
実施例1~6
緑茶抽出物(II)と、表1に示す金属塩とを、(A)非重合体カテキン類に対する(B)金属イオンの質量比[(B)/(A)]が表1に示す割合となるように混合した後、25℃にて30分間撹拌した。その後、混合液をスプレードライにて、揮発分が表1に示す割合となるまで乾燥し、粉末緑茶抽出組成物を得た。得られた粉末緑茶抽出組成物について分析を行った。また、粉末緑茶抽出組成物2gを用い、色相変化の評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例1
金属イオンを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末緑茶抽出組成物を得た。得られた粉末緑茶抽出組成物について、実施例1と同様に分析、色相変化の評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0007425592000001
表1から、(A)非重合体カテキン類の含有量を40質量%以上とした際に、(A)非重合体カテキン類に対する(B)金属イオンの質量比[(B)/(A)]を0.005以上に制御することで、長期保存したときの色相変化が抑制された粉末緑茶抽出組成物が得られることがわかる。

Claims (8)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)非重合体カテキン類、及び
    (B)金属イオン
    を含有し、
    成分(A)の含有量が40質量%以上であり、かつ
    成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上である、
    粉末緑茶抽出組成物。
  2. 成分(B)として1価の金属イオン及び2価の金属イオンから選ばれる1種又は2種以上を含む、請求項1記載の粉末緑茶抽出組成物。
  3. 成分(B)としてナトリウムイオン、カリウムイオン及びカルシウムイオンから選択される1種又は2種以上を含む、請求項1又は2に記載の粉末緑茶抽出組成物。
  4. 揮発分が5.0質量%以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の粉末緑茶抽出組成物。
  5. 平均粒子径が1~1000μmである、請求項1~4のいずれか1項に記載の粉末緑茶抽出組成物。
  6. 固形分中の(A)非重合体カテキン類の含有量が45質量%以上である緑茶抽出物と、(B)金属イオンとを、成分(A)に対する成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.005以上となるように水系溶媒の存在下に混合した後、当該混合液を乾燥する工程を含む、粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
  7. 前記混合液中の成分(A)の含有量が1~30質量%となるように調整する、請求項6に記載の粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
  8. 混合時間が3分以上である、請求項6又は7に記載の粉末緑茶抽出組成物の製造方法。
JP2019225511A 2019-12-13 2019-12-13 粉末緑茶抽出組成物 Active JP7425592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019225511A JP7425592B2 (ja) 2019-12-13 2019-12-13 粉末緑茶抽出組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019225511A JP7425592B2 (ja) 2019-12-13 2019-12-13 粉末緑茶抽出組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021093921A JP2021093921A (ja) 2021-06-24
JP7425592B2 true JP7425592B2 (ja) 2024-01-31

Family

ID=76429675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019225511A Active JP7425592B2 (ja) 2019-12-13 2019-12-13 粉末緑茶抽出組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7425592B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159541A (ja) 2005-12-17 2007-06-28 Pharma Foods International Co Ltd 高濃度カテキン類含有液及びその製造方法
JP2009201384A (ja) 2008-02-26 2009-09-10 Ito En Ltd 緑茶抽出物、その用途及び製造方法
JP2012115229A (ja) 2010-12-03 2012-06-21 Kao Corp 精製茶抽出物
JP2014140354A (ja) 2012-12-28 2014-08-07 Kao Corp 茶抽出物の製造方法
JP2015109829A (ja) 2013-10-29 2015-06-18 花王株式会社 緑茶抽出組成物
JP2016208960A (ja) 2015-04-28 2016-12-15 花王株式会社 緑茶抽出組成物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322710A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Minato Seiyaku Kk カテキン類を含有する茶抽出物の製造方法
JPH11266841A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Fukujuen:Kk カテキンを強化した緑茶入り麦茶ティーバック

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159541A (ja) 2005-12-17 2007-06-28 Pharma Foods International Co Ltd 高濃度カテキン類含有液及びその製造方法
JP2009201384A (ja) 2008-02-26 2009-09-10 Ito En Ltd 緑茶抽出物、その用途及び製造方法
JP2012115229A (ja) 2010-12-03 2012-06-21 Kao Corp 精製茶抽出物
JP2014140354A (ja) 2012-12-28 2014-08-07 Kao Corp 茶抽出物の製造方法
JP2015109829A (ja) 2013-10-29 2015-06-18 花王株式会社 緑茶抽出組成物
JP2016208960A (ja) 2015-04-28 2016-12-15 花王株式会社 緑茶抽出組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021093921A (ja) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4225814B2 (ja) カフェイン含有カテキン類組成物の脱カフェイン方法
KR101049391B1 (ko) 카페인함유 카테킨류 조성물의 탈카페인 방법
US7972644B2 (en) Bottleable green tea beverage
US9968109B2 (en) Green tea extract composition
JP2005229918A (ja) 容器詰緑茶飲料の製造方法
JP2006288383A (ja) 精製緑茶抽出物の製造法
JP4181863B2 (ja) カフェイン含有カテキン類組成物の脱カフェイン方法
JP4065012B2 (ja) 加温販売用容器詰緑茶飲料及びその製造方法
JP3662561B2 (ja) カテキン製剤の精製方法
WO2011078119A1 (ja) インスタント紅茶
JP3981108B2 (ja) 茶系飲料
JP3696594B2 (ja) 茶抽出液の製造法
JP4354902B2 (ja) 緑茶抽出物の精製物及びそれを配合した高濃度カテキン含有容器詰飲料
JP7425592B2 (ja) 粉末緑茶抽出組成物
JP4383337B2 (ja) 高濃度カテキン含有容器詰烏龍茶飲料
JP4002290B2 (ja) 飲料の製造方法
JP4381254B2 (ja) カテキン類含有組成物の製造方法
JP4181848B2 (ja) カテキン製剤の精製方法
JP5393225B2 (ja) ポリフェノール組成物含有飲料
JP2007044056A (ja) 容器詰緑茶飲料及びその製造方法
JP7410699B2 (ja) 粉末緑茶抽出組成物
JP5393770B2 (ja) 粉末紅茶
CA2541255C (en) Bottleable green tea beverage
JP6312418B2 (ja) 茶抽出物の製造方法
EP1836899A1 (en) Bottleable green tea beverage

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7425592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151