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JP7423243B2 - ワイン風味果実飲料 - Google Patents

ワイン風味果実飲料 Download PDF

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Description

本発明は、ワイン風味果実飲料に関する。
我国における飲料製品は、生活スタイルの変化や飲食に対する嗜好の多様化に応えるため、その種類は年々増加し続けている。飲料製品の中でも、洋食等との相性も良く、気軽に飲み易く、スタイリッシュな印象を有することから、ワイン風味を有する果実飲料が最近注目されている。例えば、ワイン品種のカベルネソーヴィニヨンとコンコードグレープを使用し、赤ワインの風味に近づけた飲料が提案されている(非特許文献1参照)。
スジャータめいらく 赤ぶどう コンコードグレープのみ果汁100%(https://www.sujahta.co.jp/item/drink/akabudo.html#1)
しかしながら、これまでに提案されたワイン風味を有する清涼飲料は、ワイン様の味わいの厚み及び適度な渋みを備えるものがなかった。
以上より、ワイン様の味わいの厚み及び適度な渋みを備えるワイン風味果汁飲料が求められていた。また比較的簡易な製造方法でありながら、そのようなワイン風味果汁飲料を製造できる方法が求められていた。
本発明は、ワイン様の味わいの厚み及び適度な渋みを備えたワイン風味果汁飲料及びその製造方法を提供することを課題とする。
具体的には、本発明は以下の内容に関する。
〈1〉ワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
0.25≦D≦0.35を満たす、ワイン風味清涼飲料水。
〈2〉ワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370である、〈1〉記載のワイン風味清涼飲料水。
〈3〉ワイン風味果汁飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、 0.10≦A/(A+B+C)≦0.43、0.25≦D≦0.35を満たす、ワイン風味果汁飲料。
〈4〉ワイン風味果汁飲料の全重量基準(wt%)で、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370、である、〈3〉記載のワイン風味果汁飲料。
〈5〉ぶどう果汁飲料を用意し、ぶどう果汁飲料に、フィチン酸、クエン酸、酒石酸を添加し、ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
0.25≦D≦0.35を満たすように調整する工程を備えるワイン風味果実飲料の製造方法。
〈6〉ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.0137である、〈5〉に記載のワイン風味果実飲料の製造方法。
本発明によれば、ワイン様の味わいの厚み及び適度な渋みを備えたワイン風味果汁飲料及びその製造方法が提供される。
以下に、本発明の実施態様を挙げて本発明を説明していくが、本発明は以下の実施態様に限定解釈されることはない。
〔ワイン風味果実飲料〕
本発明者らは上記課題を踏まえて果実飲料をベースにしてワイン風味果実飲料の開発を鋭意検討した。その結果、ぶどう果汁に含まれる酒石酸に、所定量のクエン酸とフィチン酸を添加し、また、ある種の糖を所定量で添加することにより、ワイン様の厚みと、適度な渋みとが付加された、良好なワイン風味果実飲料が得られることを見出した。
本明細書における「果実飲料」とは、果実飲料の日本農林規格(平成25年12月24日農林水産省告示第3118号、日本国農林水産省)で規定されるものであり、その概念の中には、例えば、濃縮果汁、果実ジュース、果実ミックスジュース、果粒入り果実ジュース、果実・野菜ミックスジュース及び果汁入り飲料が含まれる。より具体的には、果実飲料公正取引協議会による解釈によれば、以下のとおりである。
「濃縮果汁」とは、果実の搾汁を濃縮したものをいう。
「ジュース」とは、果汁(「果実・野菜ミックスジュース」にあっては、果汁及び野菜汁であって、果汁の使用割合が50%以上のもの。)の使用割合が100%(少量の糖類や添加物の配合は可)のものをいう。果汁の種類や果粒の有無等により、「果実ジュース」、「果実ミックスジュース」、「果粒入り果実ジュース」、「果実・野菜ミックスジュース」の4種類に分類される。
「果汁入り飲料」とは、果汁の使用割合が10%以上100%未満であって、果汁が主原料であるものをいう。
「その他の飲料」とは、果汁の使用割合が10%未満であって、「商品名に果実名を使用した飲料」又は「色等によって果汁使用を連想させる飲料」であるものをいう。
「ワイン風味果実飲料」とはワイン様の風味をもつ果実飲料である。酵母発酵は行わず、ワインの配合もせずに、果実飲料をベースに製造された果実飲料である。ワイン風味果実飲料中のアルコール濃度は、香料に由来する分のみであることから、0.1%未満、好ましくは0.05%未満である。以下に各成分や成分比等について詳細に説明する。
具体的には、ワイン風味の果実飲料中、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=(A+B+C)としたときその理想的な量は0.10≦A/(A+B+C)≦0.43、0.25≦D≦0.35であり、糖度については、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、その理想的な量は0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370とした、良好なワイン風味の果実飲料が提供される。
(酒石酸、クエン酸)
酒石酸、クエン酸については特に制限はなく、天然由来の有機酸、例えばりんご酸、乳酸、酢酸、酪酸、アスコルビン酸、コハク酸、クエン酸ナトリウム等を使用することができる。
(フィチン酸)
ワイン風味果汁飲料にフィチン酸を添加することにより、ワイン様の味わいの厚み及び適度な渋みを備えたワイン風味果汁飲料が得られる。その際、以下の態様を満たすように添加することが好ましい。
(イ)ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
0.25≦D≦0.35を満たすことが好ましい。
(ロ)ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370であることが好ましい。
なお、ワイン中の例えば鉄分等の雑実成分を除去する目的で、ワインにフィチン酸を添加することについての報告はあるが、雑実成分が含まれないワイン風味果汁飲料にあえてフィチン酸を添加することについての報告はなかった。またキレート剤としてフィチン酸が使用される事例が見られるが、その場合、フィチン酸と結合して沈降した物質は取り除かれるため、フィチン酸骨格を有する物質が飲料中に残存することはなかった。以上より、本発明におけるフィチン酸は、ワイン様の厚み、渋みを付加するために用いられるものであり、このようなことは未だ報告されていなかった。
(糖)
糖としては、糖とフィチン酸が所定の割合で含まれていれば、特に制限はなく、種々のものを用いることができる。具体的には、果汁由来の糖が用いられる。それ以外にも、砂糖や還元糖等を用いることもできる。
ワイン風味飲料としては、大きく分けて、(イ)ワインの発酵後にアルコールを取り除く方法か、(ロ)ワインの発酵の際にアルコールを生成しない方法の2つにより製造されている。しかし、(イ)の方法は蒸留装置や逆浸透膜装置等の大掛かりで高価な装置が必要であった。また(ロ)の方法は果汁の糖分を減らし、発酵を途中で止めるなど作業が繁雑になる傾向があった。(ロ)の方法により製造されたワイン風味を有する飲料としては、赤ワイン風味のみであり、白ワイン風味の果実飲料についての報告はなかった。
一方、本発明によれば、比較的簡易な製造方法でありながら、ワイン風味の果汁飲料、より好ましくは白ワイン風味の果実飲料が提供される。
本明細書における風味の評価項目である、厚み、渋み、余韻、えぐみの意義は以下の通りである。
「厚み」とは、コクがある、濃度や粘性が感じられることをいう。
「渋み」とは、舌の奥や口の粘膜に残る収れんをいう。
「余韻」とは、ラストに残る良好な風味をいう。
「えぐみ」とは、舌の奥や口の粘膜に残る不快なくどさをいう。
なお、上記用語の意義は当業者に周知な事項である(例えば以下の文献参照)。
書名:第6版 地図でみる図鑑 世界のワイン、ページ:48、著者:ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン、発行:2008年8月1日、発行者:平野陽三、発行元:ガイヤブックス、発売元:産調出版株式会社、
書名:Wine Complete ワインのすべて、ページ:53、発行:2017年12月25日、発行元:エイムック、発売元:エイ出版社
〔ワイン風味果実飲料の製造方法〕
以上、ワイン風味果実飲料について説明してきたが、本発明はワイン風味果実飲料の製造方法にも関する。具体的には、
(イ)ぶどう果汁飲料を用意し、
(ロ)ぶどう果汁飲料に、フィチン酸、クエン酸、酒石酸を添加し、
(ハ)ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
0.25≦D≦0.35を満たすように調整する工程を備えるワイン風味果実飲料の製造方法が挙げられる。
この場合、(ニ)ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370であることが好ましい。ぶどう果汁飲料としては、40~80%のぶどう果汁飲料が好ましく、50~70%のぶどう果汁飲料がより好ましく、60%程度のぶどう果汁飲料がよりさらに好ましい。
〔その他の実施形態〕
以上、ワイン風味果実飲料について説明してきたが、上述の本発明の趣旨を備えるのであれば、本発明はワイン風味果実飲料に限定されることはない。上述の割合でフィチン酸等をその他の飲料、例えば清涼飲料水に添加した物であってもよい。即ち本発明は以下の発明にも関する。
ワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
0.10≦A/(A+B+C)≦0.43、
0.25≦D≦0.35を満たすワイン風味清涼飲料水。
この場合、ワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370であることが好ましい。
その他の飲料としては、例えばぶどう以外の果実飲料や、ノンアルコール飲料等が挙げられる。ここで「ノンアルコール飲料」とは、アルコールを全く含まない飲料の他に、アルコールを含んでも極めて少量である飲料(例えば、アルコール濃度が0.05%未満の飲料、アルコール濃度が0.05%以上1.00%未満の飲料)が包含されるものである。「アルコール濃度」とは、果汁飲料の全体積基準におけるアルコールの体積濃度(体積%)である。また「アルコール」とはエチルアルコール(エタノール)をいう。
以下に、本発明の実施例などを挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[調整]
(1)ぶどうのJAS規格と同様の糖分目標11%、クエン酸酸度は0.25~0.35%である60%ぶどう果汁入り飲料についてワインらしい渋み、厚み強化の検討を行った。
(2)りんご酸、イノシン酸、フィチン酸、果汁発酵エキス、ホエーペプチド、酒粕パウダー、カフェイン添加品について、風味評価を行い、フィチン酸が最も効果があることを確認した。なお、添加量(重量%)は以下の通りであった。りんご酸(0.2)、イノシン酸(0.2)、フィチン酸(0.2)、果汁発酵エキス(1.0)、酵母エキス(0.1)、ホエーペプチド(0.1)、酒粕パウダー(0.2)、カフェイン(0.05)
フィチン酸の添加量と、評価項目(厚み、渋み、余韻、えぐみ)との関係を調べた。
(3)上述の(2)の結果を受け、上述の(1)の60%ぶどう果汁入り飲料にフィチン酸を添加し開発チーム10名で官能評価を行った。添加量はフィチン酸0~0.25%とし、ワインらしい厚みの強さ、渋み、余韻、マイナス評価としてえぐみの強さを評価した。
〈評価項目〉
厚み:コクがある、濃度や粘性が感じられる
渋み:舌の奥や口の粘膜に残る収れん
余韻:ラストに残る良好な風味
えぐみ:舌の奥や口の粘膜に残る不快なくどさ
〈評価基準(採用値)
各項目におけて受けた印象の強さを以下の5段階で評価した。
1:感じない、2:僅かに感じる、3:やや感じる、4:感じる、5:強く感じる
Figure 0007423243000001
10名の評価の結果、ワインらしい厚み、余韻の強さはフィチン酸0.025%~0.15%が良好であり、0.2%以上はえぐみが強く、そのことにより飲料としての評価点が下がることが確認された。得られた結果を以下に示す。なお、10名の評価値平均を採用して記載した。
Figure 0007423243000002
(4)次にワインらしい厚み、渋みが最も評価の良かったフイチン酸0.05%(50%フィチン酸0.1%)を60%ぶどう果汁飲料に添加した試料と、参考例(市販品ぶどうジュース、商品名「Doleマスカットミックス100%」との比較評価を行った。得られた素データと、それをまとめた表を以下に示す。

ワインらしい厚み、渋みについて、参考例よりも試料の方が強く感じることが確認された。
(5)なお、果汁飲料は果汁の割合が10%以上と規定されている。つまり果汁飲料は果汁率10%~100%未満である。ここでブドウ果汁由来の酒石酸酸度実績幅から製品の酒石酸幅を考えると最小酸度は果汁10%のときの0.010%であり、最大酸度は100%のときの0.332%となる。つまり、使用果汁の割合により、製品酸度である0.25~0.35%を満たすよう、酸を添加することが好ましい。
(6)また、製品の糖分は11%であり果汁飲料は果汁率10%~100%未満であるから、果汁率が少ない場合は糖分の添加が必要となる。つまり、製品糖度目標である11%に満たない場合はそれを満たすよう、糖分を添加することが好ましい。
(7)、(5)の酸添加量の結果から酸の割合は
A:フィチン酸0.025~0.15
B:ぶどう由来の酒石酸(クエン酸換算した値)0.009~0.283
C:クエン酸0~0.216
D:製品クエン酸酸度合計0.25~0.35
このときのA、B、C、Dの関係は0.10≦A/(A+B+C)≦0.43であり、この範囲に調整することが好ましい。ワインらしい厚み、風味を維持したぶどう果汁飲料が提供できるからである。
(8)(6)の糖の割合と(3)の結果からフィチン酸と糖の割合は、
A:フィチン酸0.025~0.15
X:果汁由来糖の割合1.1~11.2
Y:添加する糖の割合 0~10.1
このときのA.X.Yの関係は0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370であり、この範囲で調整することが好ましい。ワインらしい厚み、風味を維持したぶどう果汁飲料が提供できるからである。

Claims (6)

  1. ぶどう果汁を含有するワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
    0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
    0.25≦D≦0.35を満たす、ぶどう果汁を含有するワイン風味清涼飲料水。
  2. ぶどう果汁を含有するワイン風味清涼飲料水の全重量基準(wt%)で、ぶどう果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、
    0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370
    である、請求項1記載のぶどう果汁を含有するワイン風味清涼飲料水。
  3. ワイン風味ぶどう果汁飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度をB、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
    0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
    0.25≦D≦0.35を満たす、ワイン風味ぶどう果汁飲料。
  4. ワイン風味ぶどう果汁飲料の全重量基準(wt%)で、ぶどう果汁由来糖度をX、添加する砂糖をYとしたとき、
    0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370
    である、請求項3記載のワイン風味ぶどう果汁飲料。
  5. ぶどう果汁飲料を用意し、
    前記ぶどう果汁飲料に、フィチン酸、クエン酸、酒石酸を添加し、
    ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、フィチン酸濃度をA、クエン酸濃度を
    B、酒石酸濃度をC、クエン酸濃度換算の総酸濃度量D=A+B+Cとしたときに、
    0.10≦A/(A+B+C)≦0.43
    0.25≦D≦0.35を満たすように調整する工程を備えるワイン風味果実飲料の製
    造方法。
  6. ワイン風味果実飲料の全重量基準(wt%)で、果汁由来糖度をX、添加する砂糖をY
    としたとき、0.00223≦A/(A+X+Y)≦0.01370である、請求項5に
    記載のワイン風味果実飲料の製造方法。
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