JP7472551B2 - 理化学用保存容器 - Google Patents
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Description
特許文献1の理化学用保存容器では、キャップを管状本体から取り外すことによって、管状本体に収容されている内容物を取り出すことができる。
前記上端開口に対して着脱可能に装着されて、該上端開口を塞ぐキャップと、
を備え、
前記キャップの天板の外面には、針刺し用の貫通孔又は凹部が形成されている理化学用保存容器が提供される。
先ず、図1から図3を用いて第1実施形態を説明する
図1から図3に示すように、本実施形態に係る理化学用保存容器100は、底面131と上端開口17とを有する樹脂製の管状本体10と、上端開口17に対して着脱可能に装着されて、上端開口17を塞ぐキャップ20と、を備え、キャップ20の天板21には、針刺し用の貫通孔25が形成されている。
管状本体10の内部空間は、生物由来物質が収容される収容部となっている。
本実施形態の場合、キャップ20が上端開口17に対して装着されている状態において、貫通孔25を介して、シリンジの中空針を管状本体10の内部に挿入することによって、管状本体10から生物由来物質をシリンジの内部に吸引することができる。すなわち、キャップ20を管状本体10から取り外すことなく、生物由来物質を管状本体10から容易に取り出すことができる。
本発明において、生物由来物質の種類は、特に限定されない。生物由来物質としては、例えば、受精卵、未受精卵、細胞、血清、微生物、ウイルス、DNA、RNA、抗体、酵素タンパク質、低分子化合物などが挙げられる。
胴部11は、例えば、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されている。胴部11の内径及び外径の各々は、例えば、軸方向における位置にかかわらず一定である。
段差部12は、例えば、平面形状が環状の内フランジ状に形成されており、口頸部14の下端からキャップ20の径方向外側に張り出している。段差部12は、胴部11の上縁と口頸部14の下縁とを相互に接続している。
本実施形態の場合、口頸部14の上端の開口が上端開口17を構成している。キャップ20は、口頸部14に対して着脱可能に装着される。すなわち、キャップ20は、上端開口17に対して着脱可能に装着される。
口頸部14の一部分は、ネジ山が形成された雄ネジ部となっている。
図1に示すように、底部13は、例えば、胴部11の下端側の開口を閉塞している底面131と、胴部11の下縁から垂下しているスカート部132と、を含む。
底面131は、例えば、下方に向けて凸の半球形状に形成されている。
底面131の外径は、例えば、胴部11の内径と同等に設定されている。
スカート部132は、例えば、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されている。
スカート部132の外径は、胴部11の外径と同等に設定されており、スカート部132の内径は、胴部11の内径と同等に設定されている。
理化学用保存容器100は、例えば、自立可能に構成されていてもよい。
より詳細には、本実施形態の場合、スカート部132の下縁132aは、例えば、管状本体10の軸方向に対して直交する面を含む円環状に形成されている。そして、管状本体10は、スカート部132の下縁132aが水平な載置面上に載置された状態で自立可能となっている。
ただし、管状本体10の底部13の形状は特に限定されず、例えば、底面131は、下方に向けて凸の円錐状に形成されていてもよい。また、底部13は、例えば、スカート部132を有しておらず、代わりに底面131において、局所的に平坦に形成されているとともに水平に配置されている平坦部(不図示)を有しており、当該平坦部が水平な載置面上に載置された状態で自立可能となっていてもよい。
装着部22は、例えば、上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。
閉塞部22aは、例えば、平板状に形成されている。閉塞部22aの上面及び下面の各々は、平坦に形成されているとともに、水平に配置されている。閉塞部22aの平面形状は、例えば、円形状である。
ここで、閉塞部22aにおいて、平面視に視たときに装着部22の内腔の外形線よりも内側に収まっている部分が、天板21を構成している。よって、天板21の直径(図2及び図3に示すR1)は、装着部22の内径と同等に設定されている。また、天板21の外面21a(上面)及び内面21b(下面)の各々は、平坦に形成されているとともに、水平に配置されている。
本実施形態の場合、装着部22は、口頸部14に対して着脱可能に装着される。より詳細には、装着部22の一部分は、ネジ山が形成された雌ネジ部を構成している。雌ネジ部は、上述した口頸部14の雄ネジ部と螺合する部分である。雌ネジ部と雄ネジ部とを螺合させることによって、装着部22を口頸部14に装着することができる。
そして、口頸部14に装着部22が装着されることによって、キャップ20の全体が管状本体10に装着され、ひいてはキャップ20によって口頸部14の上端開口17が閉塞される。
キャップ20は、例えば、熱可塑性の樹脂材料によって構成されている。熱可塑性の樹脂材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリメチルテルペン(TPX)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などを挙げることができる。
なお、管状本体10とキャップ20とは、互いに同種の樹脂材料によってそれぞれ構成されていてもよいし、互いに異なる種類の樹脂材料によってそれぞれ構成されていてもよい。
本実施形態の場合、貫通孔25の内径(図2及び図3に示すR2)は、例えば、天板21の直径R1の1/4以下であることが好ましい。
このようにすることにより、貫通孔25の内径R2が天板21の直径R1の1/4よりも大きい場合と比較して、中空針の外径と貫通孔25の内径R2との差をより小さくすることができる。これにより、中空針を貫通孔25に挿通する際に、当該中空針が貫通孔25の内周面によって下方に案内されるようにできる。よって、中空針のぐらつきが抑制され、天板21を介して、中空針を管状本体10内にスムーズに挿入することができる。
そして、シリンジが有する中空針の外径は、例えば、中空針をスムーズに貫通孔25に挿入する観点から、貫通孔25の内径R2よりも小さいことが好ましい。より詳細には、中空針の外径は、例えば、0.1mm以上2.7mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1.5mm以下であることがより好ましい。
このようにすることにより、シリンジの中空針を貫通孔25に挿入する際に、中空針がテーパー状の貫通孔25の内周面によって下方に案内されるようにできる。よって、中空針のぐらつきを更に抑制しつつ、中空針をよりスムーズに天板21に挿入させることができる。
なお、上述のように貫通孔25がテーパー状に形成されている場合、図2及び図3に示すように、貫通孔25の内径R2は、貫通孔25の内径の最小値(下端側の開口の内径)である。
ゲート痕28は、例えば、下方に向けて窪んだ形状に形成されている。また、図2に示すように、ゲート痕28の平面形状は、例えば、円形状である。
ここで、図3に示すように、ゲート痕28の深さ(図3に示すD1)は、例えば、天板21の肉厚(図3に示すT1)の1/2未満である。このため、ゲート痕28と、天板21を厚み方向に貫通している貫通孔25と、を容易に判別することができるので、生物由来物質を管状本体10から取り出す際に、確実に中空針を貫通孔25に挿入することができる。
これにより、平面視において、ゲート痕28と、天板21を厚み方向に貫通している貫通孔25と、をより容易に判別することができるので、中空針を天板21に刺し通す際に、より確実に中空針を貫通孔25に挿入することができる。
より詳細には、図2に示すように、平面視において、貫通孔25の中心は天板21の中心と一致している。一方、ゲート痕28の中心は、平面視において、天板21の中心に対して外方にオフセットした位置に配置されている。
本実施形態の場合、図3に示すように、貫通孔25の下端側の開口は、シール部材30の上面31によって気密に閉塞されている。より詳細には、キャップ20が管状本体10に対して装着されている状態において、上端開口17は、キャップ20(シール部材30)によって気密に閉止されている。
生物由来物質を管状本体10から取り出す際には、例えば、中空針の先端部は、貫通孔25に挿入され、更に、シール部材30に対して厚み方向(シール部材30の厚み方向)に刺し通されることによって、管状本体10の内部に配置される。これにより、キャップ20を管状本体10から取り外すことなく、すなわち気密を保ちつつ、生物由来物質を管状本体10から容易に取り出すことができる。
シール部材30の直径(図2及び図3に示すR4)は、例えば、天板21の直径R1と同等の寸法に設定されている。
より詳細には、図3に示すように、シール部材30は、装着部22の内周面に対して全周に亘って周回状に密着している。また、シール部材30の上面31は、天板21の内面21bに対して面接触している。更に、図1に示すように、キャップ20が口頸部14に対して装着されている状態において、シール部材30は、上下方向において、天板21の内面21bと口頸部14の上端とによって良好に挟持されており、シール部材30の下面32は口頸部14の上端14aに対して密着している。これにより、上端開口17は、キャップ20(シール部材30)によって気密に閉止されている。
また、上述の構成によれば、シール部材30に中空針が刺し通される際に、シール部材30は、中空針によって下方に押圧されたとしても、キャップ20に対して嵌合している状態を良好に維持することができる。
このようにすることにより、中空針を刺し通すことによって生じるシール部材30の削り屑の量を削減することができる。よって、中空針を管状本体10の内部に挿入する際に、中空針の先端部の内腔が当該削り屑によって閉塞してしまうことを抑制できる。
このようにすることにより、中空針を刺し通すことによって生じるシール部材30の削り屑の量をより削減することができる。よって、中空針を管状本体10の内部に挿入する際に、中空針の先端部の内腔が当該削り屑によって閉塞してしまうことをより抑制できる。しかも、管状本体10から生物由来物質を取り出す際に、中空針をシール部材30に対してよりスムーズに刺し通すことができる。
理化学用保存容器100がこのような環状部材を有することによって、より確実に上端開口17を気密に閉止することができる。
次に、図4、図5及び図6を用いて第2実施形態を説明する。
第2実施形態に係る理化学用保存容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る理化学用保存容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る理化学用保存容器100と同様に構成されている。
凹部29は、下方に向けて窪んだ形状に形成されている。
キャップ20が管状本体10に対して装着されている状態において、キャップ20は上端開口17を気密に閉止している。
そして、本実施形態の場合、中空針の先端部を天板21に刺し通し、中空針の内腔を介して、シリンジによって管状本体10から生物由来物質を吸引する。このようにすることにより、キャップ20を管状本体10から取り外すことなく、すなわち気密を保持しつつ、生物由来物質を管状本体10から容易に取り出すことができる。
このようにすることによって、中空針が貫通するキャップ20の深さがより小さくなり、中空針がキャップ20に挿通される際に生じる削り屑が中空針の内腔に入り込こんでしまうことを更に抑制することができる。
このようにすることによって、中空針が貫通するキャップ20の深さが更に小さくなり、中空針がキャップ20に挿通される際に生じる樹脂が中空針の内腔に入り込こんでしまうことが一層抑制される。
また、凹部29の深さD2は、例えば、0.2mm以上1.0mm以下であることが好ましく、0.4mm以上0.8mm以下であることが更に好ましい。
このようにすることにより、凹部29の内径R5が天板21の直径R1の1/4よりも大きい場合と比較して、中空針の外径と凹部29の内径R5との差をより小さくすることができる。これにより、中空針の先端部を管状本体10の内部に挿入する際に、中空針が凹部29の内周面によって下方に案内されるようにできる。よって、中空針のぐらつきが抑制され、中空針をスムーズに凹部29の形成箇所に刺し通すことができる。
このようにすることにより、シリンジの中空針を凹部29の形成箇所に刺し通す際に、中空針がテーパー状の凹部29の内周面によって下方に案内されるようにできる。よって、中空針のぐらつきが更に抑制され、中空針をスムーズに天板21に刺し通すことができる。しかも、凹部29の内周面によって中空針が支持されることによって、中空針を外面21aに対して面直に刺し通すこともできるため、中空針が天板21を貫通する際の削り屑の発生を抑制することができる。
なお、凹部29が上述のようにテーパー状に形成されている場合、図5及び図6に示すように、凹部29の内径R5は、凹部29の内径の最小値(下端の内径)である。
また、天板21の直径R1は、特に限定されないが、例えば、5.0mm以上16.0mm以下であることが好ましく、10.0mm以上12.0mm以下であることが更に好ましい。
このようにすることにより、ゲート痕28と凹部29とを容易に判別することができるので、中空針を天板21に刺し通す際に、確実に中空針を凹部29に刺し通すことができる。
また、凹部29は、例えば、ゲート痕28よりも天板21の中央寄りの位置に配置されていることが好ましい。
このようにすることにより、これにより、平面視において、ゲート痕28と凹部29とをより容易に判別することができるので、中空針を天板21に刺し通す際に、より確実に中空針を凹部29に挿入することができる。
このようにすることにより、キャップ20において、天板21とシール部材30との2層構造が実現され、天板21はシール部材によって補強されることとなるので、キャップ20の耐力を向上させることができる。
なお、理化学用保存容器100がシール部材30を備えている場合、中空針を管状本体10の内部に挿入する際に、中空針は、天板21とシール部材30との両方を厚み方向に貫通することとなる。
次に、図7を用いて第2実施形態の変形例を説明する。なお、図7は、理化学用保存容器100の軸方向(キャップ20の軸方向)に沿った断面図であり、キャップ20と管状本体10の上端部とを示している。
第2実施形態の変形例に係る理化学用保存容器100は、以下に説明する点で、上記の第1又は第2実施形態に係る理化学用保存容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1又は第2実施形態に係る理化学用保存容器100と同様に構成されている。
中栓部41は、例えば、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されている。中栓部41が口頸部14の内腔に嵌入されることによって、中栓部41は口頸部14に対して着脱可能に装着される。
より詳細には、本変形例の場合、中栓部41の外周面の一部分は、ネジ山が形成された雄ネジ部を構成している。また、口頸部14の内周面の一部分は、ネジ山が形成された雌ネジ部(不図示)となっている。雄ネジ部と雌ネジ部とを螺合させることによって、中栓部41を口頸部14に装着することができる。
閉塞部22aは、例えば、平板状に形成されている。閉塞部22aの上面及び下面の各々は、平坦に形成されているとともに、水平に配置されている。閉塞部22aの平面形状は、例えば、円形状である。閉塞部22aの直径は、中栓部41よりも大きい寸法に設定されている。
円筒部42は、例えば、閉塞部22aの周縁部から上方に向けて突出した円筒状に形成されている。また、円筒部42は、中栓部41よりも大径である。
ここで、閉塞部22aにおいて、平面視に視たときに中栓部41の内腔の外形線よりも内側に収まっている部分が、天板21を構成している。したがって、天板21の直径は、図7に示す直径R1である。
これにより、当該削り屑が中空針の内腔に入り込こんでしまうことが抑制され、しかも、中空針がキャップ20を貫通する際に生じる削り屑の量をより少なくすることができる。よって、当該削り屑によって中空針の内腔が閉塞されてしまうことが抑制されるので、生物由来物質を管状本体10の内部から容易に取り出すことができる。
(1)底面と上端開口とを有する樹脂製の管状本体と、
前記上端開口に対して着脱可能に装着されて、該上端開口を塞ぐキャップと、
を備え、
前記キャップの天板には、針刺し用の貫通孔又は凹部が形成されている理化学用保存容器。
(2)前記天板の外面には、前記凹部が形成されており、
前記凹部の深さは、前記天板の肉厚の1/2を超えている(1)に記載の理化学用保存容器。
(3)前記天板の外面には、前記凹部が形成されており、
前記天板の肉厚と前記凹部の深さとの差が0.2mm以上0.8mm以下である(1)又は(2)に記載の理化学用保存容器。
(4)前記貫通孔又は前記凹部は、内径が下方に向けて狭まるテーパー状に形成されている(1)から(3)のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。
(5)前記貫通孔又は前記凹部の内径は、前記天板の直径の1/4以下である(1)から(4)のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。
(6)前記天板の外面にはゲート痕である窪みが形成されており、
前記ゲート痕の深さは、前記天板の肉厚の1/2未満である(1)から(5)のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。
(7)前記貫通孔又は前記凹部は、前記ゲート痕よりも前記天板の中央寄りの位置に配置されている(6)に記載の理化学用保存容器。
(8)前記天板の内面に沿って設けられている樹脂製のシール部材を更に備え、
前記シール部材の材料は、前記キャップの材料よりも靱性が高い(1)から(7)のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。
(9)前記天板の内面に沿って設けられている樹脂製のシール部材を更に備え、
前記シール部材の材料は、前記キャップの材料よりも易裂性が高い(1)から(8)のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。
11 胴部
12 段差部
13 底部
131 底面
132 スカート部
132a 下縁
14 口頸部
14a 上端
17 上端開口
20 キャップ
21 天板
21a 外面
21b 内面
22 装着部
22a 閉塞部
25 貫通孔
28 ゲート痕
29 凹部
30 シール部材
31 上面
32 下面
41 中栓部
42 円筒部
100 理化学用保存容器
Claims (9)
- 底面と上端開口とを有する樹脂製の管状本体と、
前記管状本体の上端部に対して着脱可能に螺合して装着される樹脂製のキャップと、
前記キャップの天板の内面に沿って設けられている樹脂製のシール部材と、
を備え、
前記天板には、当該天板を厚み方向に貫通している針刺し用の貫通孔が形成されており、
前記貫通孔の内径の最小値は、前記天板の直径の1/4以下であり、
前記貫通孔は、内径が下方に向けて狭まるテーパー状に形成されており、
前記シール部材は前記貫通孔の下端開口を気密に閉塞しており、
前記シール部材の材料は、前記キャップの材料よりも靱性が高く、
前記天板の肉厚は、前記シール部材の肉厚よりも大きく、
前記シール部材の上面は、前記天板の前記内面に対して面接触している理化学用保存容器。 - 前記シール部材の材料は、前記キャップの材料よりも易裂性が高い請求項1に記載の理化学用保存容器。
- 前記天板の外面にはゲート痕である窪みが形成されており、
前記ゲート痕の深さは、前記天板の肉厚の1/2未満である請求項1又は2に記載の理化学用保存容器。 - 前記貫通孔は、前記ゲート痕よりも前記天板の中央寄りの位置に配置されている請求項3に記載の理化学用保存容器。
- 底面と上端開口とを有する樹脂製の管状本体と、
前記上端開口に対して着脱可能に装着されて、該上端開口を塞ぐキャップと、
を備え、
前記キャップの天板には、針刺し用の凹部が形成されており、
前記凹部は、前記天板の外面から下方に向けて窪んだ形状に形成されており、
前記凹部は、内径が下方に向けて狭まるテーパー状に形成されており、
前記天板における前記凹部の底部の形成箇所は、局所的に肉薄となっている肉薄部を構成しており、
前記肉薄部の上面及び下面の各々は、平坦に形成されており、
前記肉薄部の肉厚は、前記天板における前記凹部の非形成箇所の肉厚の1/2未満である理化学用保存容器。 - 前記凹部の深さは、前記天板の肉厚の1/2を超えている請求項5に記載の理化学用保存容器。
- 前記天板の肉厚と前記凹部の深さとの差が0.2mm以上0.8mm以下である請求項5又は6に記載の理化学用保存容器。
- 前記天板の外面にはゲート痕である窪みが形成されており、
前記ゲート痕の深さは、前記天板の肉厚の1/2未満である請求項5から7のいずれか一項に記載の理化学用保存容器。 - 前記凹部は、前記ゲート痕よりも前記天板の中央寄りの位置に配置されている請求項8に記載の理化学用保存容器。
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2020
- 2020-03-05 JP JP2020037876A patent/JP7472551B2/ja active Active
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