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JP7463343B2 - ラッチニードル - Google Patents

ラッチニードル Download PDF

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JP7463343B2
JP7463343B2 JP2021505805A JP2021505805A JP7463343B2 JP 7463343 B2 JP7463343 B2 JP 7463343B2 JP 2021505805 A JP2021505805 A JP 2021505805A JP 2021505805 A JP2021505805 A JP 2021505805A JP 7463343 B2 JP7463343 B2 JP 7463343B2
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
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Description

本発明は、ループ形成繊維機械のためのラッチニードルに関する。ラッチニードルはニードルシャンクと、背部を有するニードルラッチとを有し、ニードルシャンクはニードルラッチを受容するためのスロットと、ニードルラッチの背部に適合された第1の接触部とを有し、ニードルラッチは、開位置と閉位置との間で枢動軸を中心に枢動可能にニードルシャンク取り付けられ、開位置にある場合、ニードルシャンクの背部は第1の接触部に当接する。
特許文献1には編機のためのラッチニードルが開示されている。ニードルシャンク内のスロットに通常のラッチが枢動可能に配置され、支持部として機能するニードルシャンクの凹部においてラッチの最外後位でラッチスプーンが置かれ、凹部はニードルシャンクの押圧部分により形成されている。押圧部分は、スロットの壁の突起で構成され、突起はシャンク材料をニードルシャンクスロットの内部に変位することにより形成される。押圧部は、ニードルシャンクスロットの端部の後ろのフルシャンク部に延びる。スプーンの後部の形状にエンボス加工が適合される。
特許文献2から、ループ形成繊維機械のためのラッチニードルが知られている。ラッチニードルは、ニードルシャンクと端部でニードルシャンクに隣接するニードルフックとを有し、ニードルシャンクにピンスロット(tongue slot)が形成されて、ニードルシャンクの長手方向に延び、保持点でピンスロット内の横方向枢動軸を中心にニードルラッチが枢動可能に取り付けられ、一端でラッチブレードに隣接するラッチスプーンを保持し、ラッチ閉位置でニードルフックと相互作用し、そのシャンクは保持点の領域から延びる端部とラッチスプーンから離れた方を向く端部を有し、細長いバネ要素はその一端部の領域に、ピンスロットに隣接するニードルシャンクの溝状の凹部に固定され、他方の自由端がピンスロット内に突出し、ニードルラッチが閉位置にある場合に、関連する支持面がラッチブレードの端部で重なり、ニードルラッチはばね要素がそれに作用することにより、部分的開いた中間位置に弾性的に移動できる。該中間位置において、ラッチブレード及びニードルシャンクの軸は好ましくは互いに90°未満の角度互いに取り囲み、その角度において、ばね要素の端部のための支持面と隣接するラッチブレードの端部は、ラッチブレードの上側又はその端部に開く自由面を有し、中間位置から全開位置の方向に枢動されたときにニードルラッチを解放し、この枢動の間にラッチブレードの端部から外れるばね要素の端面から離れて延びる。
特許文献2に記載のラッチニードルの場合、枢動動作の最後に、ニードルラッチのラッチブレードの背部がばね要素と大きな範囲で当接し、ニードルラッチがその後位に到達するまでループが開いたニードルラッチを押すことによりラッチニードルの排出動作が続けられると、ばね要素は少し下方に曲げられる。ラッチニードルのさらなる排出動作の過程でループがニードルラッチを離すと直ぐにばね要素はその開始位置に戻り、ニードルラッチを中間位置に枢動させて、中間位置では支持面に作用するばね要素の端部でニードルラッチが保持される。
特許文献3から、ループ形成織機のためのラッチニードルが知られている。ラッチニードルは、ニードルシャンクと、横方向軸によりニードルシャンクのピンスロットに枢動可能に取り付けられるニードルラッチとを有し、ニードルラッチは、ラッチブレードに隣接するとともにラッチ閉位置でニードルフックと相互作用するラッチスプーンを一端で保持し、ラッチブレードには軸受ボアが形成され、軸受ボアの領域から延びる端部とラッチスプーンから離れる方を向く端部とを有し、細長いばね要素はその一端の領域でニードルシャンクに固定され、その他方の自由端はピンスロットに突入し、少なくともニードルラッチが閉位置にある場合に、ラッチブレードの端部の関連する支持面と重なり、ニードルラッチはそれが係合するばね要素によって部分的に開いた中間位置に弾性的に動かされ、中間位置では、ラッチブレードの端部の領域は軸受ボアに到達する端部が開いた開口を有し、その縁に支持面が配置され、ラッチブレードは、ピンスロットを画定するニードルシャンクのチーク部内の対応するボアに回転可能に取り付けられるシャフトに固定連結される。
特許文献3に係るラッチニードルの場合、第2の脚部の円形端部は、枢動動作の最後にばね要素の端部と係合するか又はニードルラッチのラッチブレードの背部がばね要素上に容易に掛かるように配置されている。ラッチニードルの排出動作が続くと、ニードルラッチはループ軸受によって下方に押し下げられ、ニードルラッチがその後位に到達するとばね要素がわずかに曲がる。
特許文献4は、ニードル背部の方に広がるピンスロットと、ニードル背部の方に広がるピンスロットの領域内に配置されるスプリングスウェル(spring swell)とを有するラッチニードルに関する。ラッチの安定した背部位置又は閉位置に隣接sする位置を安定させるために、スプリングスウェルの端部はばね取り付けポケット内に位置し、スプリングスウェルの中央の、好ましくは平坦な領域がピンスロット内に位置するラッチの端部にとりわけ好ましくはプレテンション下で当接する。
特許文献5には、ラッチと、後位とは異なる少なくとも1つの安定した安静置に設置されるばねとを有するラッチニードルが開示されている。この目的のために、互いに対応するラッチ上の2つの支持面と、ばね上の2つの圧力面とが用いられる。ばねはピンスロットに配置され、軸受ジャーナルを越えて延びる。その両端はピンスロットに形成された対応する台座で支持される。ばねは、ラッチが後位に枢動した場合にラッチの外側(背部)及び内側が当接する圧力面を表す2つの屈曲点を有する。
特許文献6には、ラッチと、シャンクに固定されたばねとを有する編み針が開示されている。ばねは開位置でラッチと係合し、ばねによる負荷に対して、シャンクに沿ってフックから離れる糸によりラッチをさらなる開位置に動かすことができるように、シャンクに対してラッチを所定の角度で支持する。ばねは長く、平坦なばね部であり、一端がニードルシャンクに固定され、他端にラッチを接触させることができる。ラッチの最も開いた位置はシャンクの端面により画定されている。
独国特許発明第1069812号明細書 独国特許出願公開第3702019号明細書 欧州特許出願公開第547331号明細書 欧州特許出願公開第1645670号明細書 欧州特許出願公開第1197591号明細書 独国特許出願公開第2650985号明細書
発明が解決する課題
本発明の目的は、上述のラッチニードルを構造的及び/又は機能的に改善することである。
上記目的は、請求項1の特徴を有するラッチニードルにより実現される。従属請求項は有利なデザイン及び展開に関する。
ラッチニードルは編み針又は織り針であり得る。ラッチニードルは短いラッチニードルであり得る。繊維機械は編機又は織機であり得る。繊維機械は円形編機、とりわけ大径の円形編機であり得る。繊維機械は高速円形編機、例えば、最大で100rpmで動作する円形編機であり得る。
ラッチニードルはニードル背部及びニードル上部を有することができる。ラッチニードルはニードルフックを有することができる。ニードルフックはニードル上部の方に開くことができる。ニードルフックは、ニードルラッチと協働する閉鎖部を有することができる。ラッチニードルはニードル後部を有することができる。ニードルシャンクは第1の端部及び第2の端部を有することができる。ニードルフックはニードルシャンクの第1の端部に配置できる。ニードル後部はニードルシャンクの第2の端部に配置できる。
ニードルラッチは、ニードルフックと協働する閉鎖部分を有することができる。ニードルラッチは第1の端部及び第2の端部を有することができる。ニードルラッチはその第1の端部で取り付けることができる。閉鎖部はニードルラッチの第2の端部に配置できる。ニードルラッチは短くてもよい。例えば、ニードルラッチは、その取り付け部と閉鎖部との間の長さが約2.5mm~約3mmであり得る。
背部は少なくとも実質的に弓形の輪郭を有することができる。背部は接触部は有することができる。背部の接触部は、前記弓形の輪郭よりも半径が大きい弧状を有することができる。背部の接触部は真っ直ぐであってもよい。「弓形の輪郭」及び/又は「真っ直ぐ」という用語は、この文脈においてとりわけニードルラッチの長手に延びる部分に関連して理解すべきである。背部は、少なくとも部分的に、とりわけニードルラッチの閉鎖部の領域に凸状を有することができる。
スロットは、2つのチーク部により横方向に画定することがでる。スロットはニードル上部の方に開くことがきる。スロットは弓形の底部を有することができる。スロットはニードルの背部の方に向けられた背部開口を有することができる。背部開口はニードルラッチの領域に配置することができる。
第1の接触部は、背部に対して幾何学的相補的に対応する輪郭を有することができる。第1の接触部は少なくとも実質的にニードルラッチの全幅にわたって延在できる。本件では、幅方向は枢動軸が延びる方向に対応する。第1の接触部はニードルシャンク、とりわけチーク部の塑性変形により形成できる。第1の接触部は凹状を有することができる。第1の接触部は、開位置で、第1の接触部と背部との間に大きくなった接触面が存在するように設計できる。第1の接触部は開位置で背部が第1の接触部に置かれている場合に領域結果に対して接触力が少なくなるように設計できる。
ニードルフックは開位置で開くことができる。閉位置では、ニードルラッチの閉鎖部とニードルフックの閉鎖部とが互いに当接できる。閉位置では、ニードルフックはニードルラッチの支援で閉じることができる。
ダンピングスプリングは弾性材料、とりわけ線ばねから作ることができる。ダンピングスプリングは丸い断面、とりわけ円形断面を有する材料で作ることができる。ダンピングスプリングは横方向に平坦であってもよい。ダンピングスプリングは両側を平坦にできる。ダンピングスプリングは、ニードルシャンクのスロットを画定するチーク部と関連する側を平坦にすることができる。ダンピングスプリングは背部及び/又は第1の接触部に幾何学的に適合できる。ダンピングスプリングは、その制動効果に関して背部及び/又は第1の接触部に適合できる。ダンピングスプリングは、ニードルラッチが開位置の方向に枢動されると、ニードルラッチの背部、とりわけ背部の接触部が先ず第2の接触部の第1の端部又は接触部側のダンピングスプリングの端部と機械的に接触し、次いで第2の接触部が押し込まれてニードルラッチの枢動動作が遅延され、背部、とりわけ背部の接触部と第2の接触部との間の接触領域が増加し、背部、とりわけ背部の接触部が少なくともほぼ完全に第2の接触部と接触し及び/又はそれと同時に又は続いて背部、とりわけ背部の接触部は第1の接触部と少なくとも実質的に完全に接触するように背部及び/又は第1の接触部に適合できる。ダンピングスプリングは、開位置に到達した場合に、一方でニードルラッチ、他方でダンピングスプリングとの間の接触から、一方でニードルラッチ及びダンピングスプリング、他方でニードルシャンクの間の接触に可能な限り力のピークが低減された形で遷移が生じるように背部及び/又は第1の接触部に適合できる。ダンピングスプリングの一部、とりわけ第2の接触部は背部及び/又は第1の接触部に幾何学的に対応する輪郭を有する。ダンピングスプリングは埃が上からスロットに入った場合に、ラッチ軸受とスプリングの間で且つラッチ軸受の前でスロットの外に下から出ることができるように設計できる。
ダンピングスプリングは、開位置でニードルラッチの背部が第1の接触部に当接する前にニードルラッチの枢動動作を遅延する役割を果たすことができる。ダンピングスプリングは減少した勾配でニードルラッチの枢動速度を低減する役割を果たすことができる。ダンピングスプリングは、加速度を低減させてニードルラッチの枢動動作を阻害する役割を果たすことができる。
ダンピングスプリングは接続部を有することができる。接続部はニードルシャンクにあてがうことができる。接続部は少なくとも実質的に真っ直ぐであってもよい。ダンピングスプリングの接続部はニードルシャンクにしっかり接続することができる。ダンピングスプリングの接続部はニードルシャンクに圧力嵌め、形状嵌め及び/又は材料嵌めで接続できる。ダンピングスプリングは第2の接触部を有することができる。第2の接触部は背部及び/又は第1の接触部にあてがうことができる。第2の接触部は少なくとも実質的に真っ直ぐであり得る。第2の接触部は接続部よりも短くてもよい。第2の接触部は第1の端部及び第2の端部を有することができる。第2の接触部の第1の端部は自由であり弾性を有する。第2の接触部の第2の端部は固定され得る。第2の接触部の第1の端部は、接触部側のダンピングスプリングの端部とも呼ぶことができる。接続部及び第2の接触部は互いに角度を持って配置することができる。傾斜構成は、ダンピングスプリングを背部及び/又は第1の接触部に適合するのに用いることができる。
接続部と第2の接触部とは互いに少なくとも15°、とりわけ約20°~約40°の角度を有するように配置できる。本件では、角度は0°の角度に対応する直線から逸れた角度として解釈すべきである。そのため、接続部及び第2の接触部は対応する補助角を形成する。接続部と第2の接触部とはより弓形のような形で互いに遷移できる。
接続部はニードル上部と少なくとも実質的に平行に配置できる。接続部は、ニードル上部に沿って延びるように配置できる。第1の接触部及び第2の接触部は互いに少なくとも実質的に平行に配置できる。ニードルラッチが開位置に枢動されていない場合、第1の接触部及び第2の接触部は互いに離れて配置できる。
ダンピングスプリングは接触部側に端部を有することができる。ダンピングスプリングの接触部側の端部は、第2の接触部の第1の端部とも呼ぶことができる。接触部側の端部は第1の接触部と揃うように配置することができる。接触部側の端部は第1の接触部の延長として配置できる。
ラッチニードルは、ニードルラッチをニードルシャンクに枢動可能に取り付けるために軸受ジャーナルを有することができる。第2の接触部は、軸受ジャーナルの領域で高さ方向に配置できる。本件では、高さ方向とは枢動軸に対して垂直な方向であり、ニードルシャンクの長手軸が延びる方向である。第2の接触部の軸受ジャーナルへの平行突起は、軸受ジャーナルの直径に少なくとも実質的に対応することができる。第2の接触部の幅は少なくとも断面で軸受ジャーナルの直径と実質的に対応し得る。
開位置では、ニードルラッチはその長さの少なくとも1/4、とりわけその長さの約1/3が第2の接触部に当接することができる。開位置でニードルラッチが背部に当たった場合、ダンピングスプリングの支援により最大接触力を約30~70%、とりわけ約50%低減できる。接触力の残りの部分は第1の接触部の支援により吸収できる。スロットを画定するチーク部はばねで開くことができる。
ニードルラッチが開位置の方向に枢動されると、ニードルラッチの背部、とりわけ背部の接触部が先ず第2の接触部の第一の端部又は接触部側のダンピングスプリングの端部と機械的に接触する。次いで、第2の接触部が押し込まれて、ニードルラッチの枢動動作が遅延され、背部、とりわけ背部の接触部と第2の接触部との間の接触領域が大きくなる。次に、背部、とりわけ背部の接触部は第2の接触部と少なくとも実質的に完全に当接する。それと同時に又はそれに続いて、背部、とりわけ背部の接触部は第1の接触部と少なくとも実質的に完全に当接する。
ダンピングスプリングは、ニードルラッチの背部が開位置にある場合に第1の接触部と当接するようにニードルラッチの枢動動作を遅延するように主として設計されている。閉位置の方向でニードルラッチに作用する任意の関連する復元力は従属的であり、ダンピングスプリングの設計の対象ではない。
とりわけ、本発明の任意の特徴は、「できる」と記載されている。したがって、各々の特徴を有する本発明の1つの実施形態が存在する。
本発明では、ラッチニードルの負荷容量が高められる。最大実行時間が増加する。破損を防ぐことができる。騒音を低減することができる。ダウンタイムを短縮できます。時間及び/又は費用支出のような支出が低減される。生産性が向上する。負荷ピークが減少する。動的負荷を低減する。軸受ジャーナルに作用する負荷が軽減される。
図面を参照しながら本発明の実施形態を以下でより詳細に説明する。この説明からさらなる特徴及び利点が明らかになる。これらの実施形態の特定の特徴は本発明の一般的特徴を表すことができる。他の特徴に接続されるこれらの実施形態の特徴は本発明の個々の特徴を表すこともできる。
図1は、ニードルシャンク、ニードルラッチ及びダンピングスプリングを有するラッチニードルが開位置の方向に枢動された場合の詳細を示す。 図2は、開位置にある、ニードルシャンク、ニードルラッチ及びダンピングスプリングを有するラッチニードルの詳細を示す。 図3は、ラッチニードルのニードルシャンク及びダンピングスプリングの詳細を示す。 図4は、開位置にあるラッチニードルのニードルシャンク、ニードルラッチ及びダンピングスプリングの詳細を示す。 図5は、開位置にある、ニードルシャンク、ニードルラッチ及びダンピングスプリングを有するラッチニードルの詳細を示す。 図6は、開位置にある、ニードルシャンク、ニードルラッチ及び短縮されたダンピングスプリングを有するラッチニードルの詳細を示す。 図7は、標準的なニードルシャンクを有するラッチニードル及びダンピングスプリングを有するラッチニードルの断面図を示す。 図8は、開位置にある、ニードルシャンク、ニードルラッチ及び横方向に平坦化されたダンピングスプリングを有するラッチニードルの詳細を示す。 図9は、ラッチニードルの横方向に平坦化されたダンピングスプリングを示す。
図1はラッチニードル100の詳細を示す。ラッチニードル100は、最大で100rpmで動作する大径の円形編機の編み針として用いられる。
ラッチニードル100は長手方向l、幅方向b及び高さ方向hに延在する。ラッチニードル100はニードル背部102、ニードル上部104、ニードルシャンク106、ニードルフック108、ニードルラッチ110及びダンピングスプリング112を有する。ニードル背部102は高さ方向hの底部に配置される。ニードル上部104は高さ方向hの頂部に配置される。ニードルシャンク106は、長手方向lに延びる長手軸に沿って延びる。ニードルフック108はニードル上部104の方に開き、閉鎖部114を有する。
ニードルシャンク106は、ニードルラッチ110が受容されるスロット116を有する。スロット116は、2つのチーク部により横方向に画定され、ニードル上部104の方に開き、弓形ベースと、ニードル背部102の方に向けられた後部開口117とを有する。
ニードルラッチ110は、軸受ジャーナル118の支援により開位置と閉位置との間で枢動軸120を中心にニードルシャンク106に枢動可能に取り付けられる。ニードルラッチ110は背部122及び閉鎖部124を有する。本件では、ニードルラッチ110は、枢動軸120と閉鎖部124との間で約2.5mm~約3mmの短い長さを有する。背部122は接触部126を有する弓形の輪郭を有する。接触部126は、弓形の輪郭よりも弧の半径が大きい又は直線状である。
ニードルシャンク106は接触部128を有する。ニードルシャンク106の接触部128は、背部122と幾何学的に相補的に対応する輪郭を有し、ニードルシャンク106の一部を塑性変形により押圧した形状として作られる。
ダンピングスプリング112はスプリングワイヤから作られ、接続部130及び接触部132を有する。ダンピングスプリング112の接続部130はニードルシャンク106に固定連結され、接続部130は、ニードル上部104に沿って配置され、それに略平行に延びる。ダンピングスプリング112を収容するために、スロット116はニードル後部の方向に延びる。接触部132は弾性自由端及び固定端を有する。
接触部128、132は互いにほぼ平行に配置される。ニードルラッチ110が開位置に枢動されない場合、接触部132は、接触部128を越えてニードルラッチ110の方に突出する。接触部132の弾性自由端は、接触部128の延長として整列して配置される。
閉位置(図示せず)にある場合、ニードルラッチ110の閉鎖部126とニードルフック108の閉鎖部114が互い当接し、ニードルフック108が閉じられる。ニードルラッチ110が開位置の方向に枢動されると、ニードルラッチ110の背部122の接触部126は先ず、図1に示すようにダンピングスプリング112の接触部132の弾性自由端と機械的に接触する。次に、ダンピングスプリング12の接触部132が押し込まれることにより、ニードルラッチ110の枢動動作を遅延され、背部122の接触部126とダンピングスプリング112の接触部132との間の接触領域が徐々に大きくなる。その後、背部122の接触部126は、ダンピングスプリング112の接触部132に当接する。それと同時に又はその後に、背部122の接触部126は、図2に示すようにニードルシャンク106の接触部128にも当接する。
ダンピングスプリング112の支援により、開位置においてニードルシャンク106の接触部128に対してニードルラッチ110の背部122が当たるのが減衰されるようにニードルラッチ110の枢動動作が遅延される。ニードルラッチ110の枢動速度は加速のピーク避けながら均一に低減される。
図3は、ラッチニードル100のニードルシャンク106及びダンピングスプリング112の詳細を示す。ダンピングスプリング112の接続部130及び接触部132のそれぞれは真っ直ぐであり、本件では、互いに約30°の角度を有するように配置され、より弓形で互いに遷移する。
図4は、開位置にあるラッチニードル100のニードルシャンク106、ニードルラッチ110及びダンピングスプリング112の詳細を示す。軸受ジャーナル118に対して長手方向に突き出るダンピングスプリング112の接触部132の平行な突出は、軸受ジャーナル118の直径にほぼ対応する。
図5は、開位置にある、ニードルシャンク106、ニードルラッチ110及びダンピングスプリング112を有するラッチニードル100の詳細を示す。開位置では、ニードルラッチ110の長さの約3分の1がダンピングスプリング112の接触部132に当接する。
図6は、開位置にある、ニードルシャンク202、ニードルラッチ204及び短縮されたダンピングスプリング206を有するラッチニードル200の詳細を示す。ダンピングスプリング206の接触部208の弾性自由端はニードルシャンク202の接触部210の延長部分と揃っておらず、むしろ接触部210内にある。ダンピングスプリング206の接続部212は、ニードル上部104に沿って後部の方に傾斜して配置されている。残りについては、とりわけ図1~図5及び関連する説明を参照されたい。
図7は、図1~図5に係るラッチニードル100又は図6に係るラッチニードル200のような、ニードルシャンク302及びダンピングスプリング304を有するラッチニードル300の断面図を示す。部分的にニードルシャンク302の塑性変形により押圧された形状として実施されるニードルシャンク302の接触部306がはっきり分かる。チーク部310、312の間のスロット308内のダンピングスプリング304を収容するために、接触部306が作られた後にスロット308が形成される。残りについては、とりわけ図1~図6及び関連する説明を参照されたい。
図8は、開位置にある、ニードルシャンク402、ニードルラッチ404及び横方向に平坦化されたダンピングスプリング406を有するラッチニードル400の詳細を示す。ダンピングスプリング406の接続部408はニードル上部410に沿って受容され、後者にほぼ平行に延び、ダンピングスプリング406がニードル上部410から離間されるようにスロット412内の十分深くに沈んでいる。ダンピングスプリング406とニードル上部410との間の距離は、接続部408上のダンピングスプリング406の高さに実質的に対応する。図9は、ラッチニードル400の横方向に平坦化されたダンピングスプリング406の側面図及び線A-Aに沿った断面図を示す。ダンピングスプリング406は、屈曲されてニードルシャンク402に挿入される前に両側が平坦化にされた丸いワイヤでできている。これにより、特別に適合された曲げ抵抗モーメントを有するダンピングスプリング406の断面領域が得られ、横方向が平坦化された領域414、416により、スロット412内での固定が改善される。残りについては、とりわけ図1~図7及び関連する説明を参照されたい。
100 ラッチニードル
102 ニードル背部
104 ニードル上部
106 ニードルシャンク
108 ニードルフック
110 ニードルラッチ
112 ダンピングスプリング
114 閉鎖部
116 スロット
117 後部開口
118 軸受ジャーナル
120 枢動軸
122 背部
124 閉鎖部
126 接触部
128 接触部
130 接続部
132 接触部
200 ラッチニードル
202 ニードルシャンク
204 ニードルラッチ
206 ダンピングスプリング
208 接触部
210 接触部
212 接続部
300 ラッチニードル
302 ニードルシャンク
304 ダンピングスプリング
306 接触部
308 スロット
310 チーク部
312 チーク部
400 ラッチニードル
402 ニードルシャンク
404 ニードルラッチ
406 ダンピングスプリング
408 接続部
410 ニードル上部
412 スロット
414 平坦化領域
416 平坦化領域

Claims (8)

  1. ループ形成繊維機械のためのラッチニードルであって、当該ラッチニードルはニードルシャンクと、背部を有するニードルラッチとを有し、該ニードルシャンクは該ニードルラッチを受容するためのスロットと、該背部に幾何学的に適合する第1の接触部とを有し、前記ニードルラッチは開位置と閉位置との間で枢動軸を中心に枢動可能に前記ニードルシャンクに取り付けられ、該開位置にある場合、前記背部は前記第1の接触部に当接し、当該ラッチニードルは、前記開位置にある場合に、前記第1の接触部に対する前記ニードルラッチの背部の接触を制動するために前記背部及び/又は前記第1の接触部に幾何学的に適合するダンピングスプリングを有し、該ダンピングスプリングは弾性自由端と、前記ニードルシャンクに接続される接続部とを含む、ラッチニードル。
  2. 前記接続部は前記ニードルシャンクと協働し前記ダンピングスプリングは、前記弾性自由端側に、前記背部及び/又は前記第1の接触部と協働する第2の接触部とを有し、該接続部及び該第2の接触部は、前記ダンピングスプリングを前記背部及び/又は前記第1の接触部に幾何学的に適合するために互いに対して角度を持って配置されている、請求項1に記載のラッチニードル。
  3. 前記接続部及び前記第2の接触部は互いに対して、少なくとも15°の角度を持って配置されている、請求項2に記載のラッチニードル。
  4. 前記第1の接触部及び前記第2の接触部は互いに平行に配置されている、請求項2又は3に記載のラッチニードル。
  5. 前記ダンピングスプリングは前記第2の接触部側に端部を有し、該端部は前記第1の接触部に揃うように配置されている、請求項乃至4のいずれか一項に記載のラッチニードル。
  6. 前記ニードルシャンクに前記ニードルラッチを枢動可能に取り付けるために、前記ラッチニードルは軸受ピンを有し、該軸受ピンの方に突出した前記第2の接触部の部分の大きさは前記軸受ピンの直径に対応する、請求項乃至5のいずれか一項に記載のラッチニードル。
  7. 前記ダンピングスプリングは、前記背部及び/又は前記第1の接触部と協働する第2の接触部を有し、前記ニードルラッチは長手方向を有し、前記ニードルラッチが前記開位置にある場合、該長手方向における前記ニードルラッチの少なくとも1/4が該第2の接触部と当接する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のラッチニードル。
  8. 前記接続部及び前記第2の接触部は互いに対して、20°~40°の角度を持って配置されている、請求項3に記載のラッチニードル。
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