JP7337522B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
一方で、宅配ロッカーを備えた集合住宅であっても、配達先が在宅である場合はエントランスドアを居住者側から解錠してもらい、居住エリアに進んで届けていたし、宅配ロッカーに空きが無い場合は再配達が発生した。
この構成によれば、解錠IDの入力、カメラの撮像映像から宅配業者の顔情報の入力、配達先の住戸番号の入力のうち、少なくとも解錠手段の情報及び配達先の住戸番号を集合玄関機が読み取ることによりエントランスドアが解錠されるため、宅配業者は居住者を呼び出して解錠して貰う必要が無く、スムーズに居住エリアに進むことができる。よって、配達先居住者の在/不在に関わらず宅配ロッカーを使用しない配達が可能となる。
一方、解錠操作した宅配業者は撮像されて映像が録画保存されるため、セキュリティを確保できる。
また、解錠手段の情報を読み取らせるだけで、配達先の住戸に宅配業者が来た旨が通知されるため、在宅者が居る場合はそれを認識できるし、不在であっても帰宅した際に宅配業者が来たことを認識できる。更に、住戸番号を宅配業者が入力する必要が無く、宅配業者の負担を軽減できる。
この構成によれば、解錠手段を使用して解錠操作しても、顔を隠して入ろうとした人物に対しては解錠しないためセキュリティを確保できる。
この構成によれば、解錠手段を携行しても登録された人物でないと判断されたら解錠しないため、高いセキュリティ性を持たせることができる。
この構成によれば、宅配業者登録部、顔認証部はクラウドサーバに設けられるため、複数の集合住宅に対して1つの顔認証部で対処でき、コストダウンを図ることができる。また、宅配業者の登録はクラウドサーバに対して行えば良く登録作業がし易い。
この構成によれば、一定時間が経過したら解錠IDは無効となるため、セキュリティを確保できる。
この構成によれば、宅配業者の映像を配達先の居室親機でも保存でき、居住者は容易に宅配業者を確認でき、セキュリティアップに役立つ。
この構成によれば、エントランスドアが開いたら、配達先住戸の玄関子機カメラが起動して、その撮像映像が録画される。よって、住戸玄関に置き配される場合は映像でその状況が記録されるため、受取人である居住者は荷物が配達されたことを録画映像から認識できるし、宅配業者は配達した事実を残せるため、両者にとって都合が良い。
この構成によれば、宅配業者がエントランスドアを開けたら、配達先住戸の玄関に設けられたカメラが起動して一定時間録画されるため、荷物が置き配される場合は映像で残すことが可能であり、その後の荷物の盗難等の際に役立つ。
この構成によれば、解錠手段を別途作製する必要がなく、集合玄関機の所定の読取部に翳せば解錠情報を入力してエントランスドアを解錠でき、簡易な操作で解錠できる。
一方、解錠操作した宅配業者は撮像されて映像が保存されるため、セキュリティを確保できる。
また、Mは宅配物、Sは宅配業者を示している。
但し、入力された解錠IDは日時情報と共に読み込まれ、24時間等の有効時間が設定されており、所定の時間が経過したら読み取り不可となるよう設定されている。この有効時間の設定は、携帯端末7で行っても良いし、読取部15を備えた集合玄関機1で行っても良い。
解錠ID及び住戸番号が記録された携帯端末7を携行している宅配業者は、配達先の集合住宅に到着したら、まず集合玄関機1の読取部15に携帯端末7を翳す。すると読取部15は、翳された携帯端末7から自身に関連付けられている情報を読み取る。具体的に集合玄関機1が設置されている集合住宅はID登録されており、自身の集合住宅に関連付けられている情報が選択されて読み取られる。
そして、読み取った解錠ID情報がID情報記憶部19に登録されている情報に一致したら正しい解錠IDであると認識し、次に顔検出部16が撮像映像から宅配業者の顔を検出する。顔検出部16が顔を検出したら、エントランスドア6が解錠される。
顔の検出は、顔を隠して入ろうとする不審者を排除するために行われ、集合玄関機1の前に従来通り立てば、カメラ13の撮像映像から顔は検出でき、スムーズに解錠制御される。こうして宅配業者の顔情報が映像保存部52に保存されることで、宅配業者が誰か判別し易く、高いセキュリティの確保に有効である。
この情報を受信した居室親機2は、例えば「宅配物が来ました」を表示し、送信された映像は居室親機2の録画部24に保存される。
そして、解錠操作した宅配業者は撮像されて映像が保存されるため、セキュリティを確保できる。
また、携帯端末7を使用して解錠操作しても、顔を隠して入ろうとした人物に対しては解錠しないし、一定時間が経過したら携帯端末7の解錠IDは無効となるため、セキュリティを維持できる。
更に、携帯端末7の情報を読み取らせることで、配達先の住戸番号が入力されて配達先の住戸に宅配業者が来た旨が通知されるため、別途住戸番号を入力する必要が無く宅配業者の負担を軽減できる。
加えて、宅配業者の映像は配達先の居室親機でも保存されるため、居住者は容易に宅配業者を確認でき、セキュリティアップに役立つ。
また、エントランスドア6が開いたら、配達先住戸の玄関子機4のカメラ4aが起動して、その撮像映像が録画されるため、住戸玄関に置き配される場合は映像でその状況が記録され、受取人である居住者は荷物が配達されたことを録画映像から認識できるし、宅配業者は配達した事実を残すことができ、両者にとって都合が良い。
また、解錠手段として携帯端末7を使用しているが、同様に解錠ID及び住戸番号を記憶できるICカードを使用しても良く、解錠手段を別途作製する必要がなく、集合玄関機1の読取部15に翳せば解錠情報を入力してエントランスドア6を解錠でき、簡易な操作で解錠できる。
尚、図5に示す集合玄関機1a、制御機5aは、上記実施形態の集合玄関機1、制御機5と以下のように構成が異なっている。
顔画像記憶部82に蓄積される情報は、宅配に携わる複数の宅配業者の顔画像であり、宅配業者により予め入力され、また更新される。
顔認証は、撮像映像が制御機5からクラウドサーバ8に送信され、顔認証部81が映像から顔画像を抽出して、登録されている顔画像と一致する顔があるか判定が行われる。
登録されている複数の顔画像の中に一致する顔画像があったら、即ち宅配業者が登録されている人物であったら、正しい宅配業者であると判断して許可信号が制御機5に返信される。
その後の、居室親機2への通知、及び玄関子機4の動作は上記形態と同様であり、配達先の居室親機2では、玄関子機4のカメラ4aの撮像映像の録画等が行われる。
また、顔画像記憶部82、顔認証部81は、クラウドサーバ8に設けられているため、複数の集合住宅に対して1つの顔認証部81で対処することができ、コストダウンを図ることができるし、宅配業者の登録は一括してクラウドサーバ8に対して行えば良く登録作業がし易い。
また、何れの実施形態も、集合玄関機1に入力された解錠IDの可否を集合玄関機1が判定しているが、ID情報記憶部19を制御機5に設けて制御機5に判定させても良い。また、集合玄関機1の前に現れた宅配業者の撮像映像を保存する映像保存部52を制御機5に設けているが、集合玄関機1に設けても良い。
Claims (9)
- カメラ及び来訪者が住戸を選択して居住者を呼び出す機能を備えた集合玄関機と、個々の住戸に設置されて前記集合玄関機からの呼び出しに居住者が応答する機能を備えた居室親機と、前記集合玄関機と前記居室親機との間の通信を制御する制御機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
集合住宅のエントランスドアを解錠させる解錠ID及び配達先の住戸番号情報が記録されて、解錠する際に使用する解錠手段を宅配業者が携行すると共に、前記集合玄関機には前記解錠手段から情報を読み取る読取部が設けられ、
更に前記集合玄関機或いは前記制御機には、前記集合玄関機に入力された情報が所定の条件を満たしたら前記エントランスドアを解錠する認証制御部と、
前記集合玄関機のカメラの撮像映像を録画する映像保存部と、
宅配業者が来た旨を通知する宅配情報を前記居室親機に送信する通知制御部とが設けられ、
前記認証制御部は、前記解錠IDの入力を受けたら前記カメラの撮像映像の前記映像保存部への保存を開始し、正しい前記解錠IDの入力、前記カメラの撮像映像から宅配業者の顔情報の入力、配達先の住戸番号の入力のうち、少なくとも正しい前記解錠ID及び配達先の住戸番号が入力されたら、前記エントランスドアを解錠すると共に、前記通知制御部が、入力された住戸番号に対応する前記居室親機に宅配業者が来た旨を通知することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記集合玄関機のカメラの撮像映像から顔を検出する顔検出部を有し、
前記認証制御部は、前記顔検出部が顔を検出できなければ、前記エントランスドアを解錠しないことを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 宅配業者の顔を登録した顔画像記憶部を有すると共に、前記集合玄関機のカメラの撮像映像から顔を登録画像と比較して認証する顔認証部を有し、
前記認証制御部は、配達に来た宅配業者の顔を認証できなければ、前記エントランスドアを解錠しないことを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記顔画像記憶部及び前記顔認証部は、クラウドサーバに設けられ、
前記集合玄関機、前記制御機の何れかから前記集合玄関機のカメラの撮像映像が通信ネットワークを介してクラウドサーバに送信されて判断されることを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記解錠手段に記録された前記解錠IDは、有効時間が設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記通知制御部は、前記宅配情報と共に前記集合玄関機のカメラの撮像映像を送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 個々の住戸玄関にはカメラ及び居住者を呼び出す機能を備えた玄関子機が設けられ、
前記宅配情報を受信した前記居室親機は、受信した時点から所定時間の間、前記玄関子機のカメラの撮像映像を前記居室親機に設けられている録画部に録画する親機制御部を有す
ることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。 - 個々の住戸玄関には、カメラ及び居住者を呼び出す機能を備えた玄関子機が設けられると共に、当該玄関子機には人感センサが設けられており、
前記宅配情報を受信した前記居室親機は、受信した時点から前記人感センサが人物を感知するまでの間、或いは前記人感センサが人物を感知してから一定時間が経過するまでの間、前記玄関子機のカメラの撮像映像を前記居室親機に設けられている録画部に録画することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記解錠手段が、ICカード、或いはNFC機能を備えた携帯端末であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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