JP7304209B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents
整髪剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7304209B2 JP7304209B2 JP2019106898A JP2019106898A JP7304209B2 JP 7304209 B2 JP7304209 B2 JP 7304209B2 JP 2019106898 A JP2019106898 A JP 2019106898A JP 2019106898 A JP2019106898 A JP 2019106898A JP 7304209 B2 JP7304209 B2 JP 7304209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- hair styling
- hair
- present
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
成分(A):α-ケトグルタル酸
成分(B):水及び/又はエタノール
成分(A)は、α-ケトグルタル酸である。
成分(B)は、水及び/又はエタノールである。成分(B)は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。成分(B)としては、中でも、水及びエタノールの両方を含むことが好ましい。水は、特に限定されないが、精製水が好ましい。
本発明の整髪剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、成分(A)及び成分(B)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分しては、特に限定されないが、例えば、多価アルコール;界面活性剤;油性成分;増粘剤;ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール;ヒアルロン酸、コラーゲン、パントテニルアルコール等の保湿剤;殺菌剤;パール化剤;グリチルリチン酸及びその塩等の抗炎症剤;メントール等の清涼剤;リン酸及びその塩類、クエン酸及びその塩類、乳酸及びその塩類、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンなどのpH調整剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;防腐剤;金属イオン封鎖剤(キレート剤);皮膜形成ポリマー;粉体;色素;顔料;ビタミン類;アミノ酸類;糖類;収斂剤;美白剤;動植物抽出物;中和剤;殺菌剤;制汗剤;消臭剤;酸;アルカリなどが挙げられる。上記その他の成分は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の整髪剤組成物がウォーター剤(例えば、ローション剤、ノンエアゾールミスト剤)である場合、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)及び成分(B)を少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、皮膜形成ポリマー、多価アルコール、pH調整剤を含んでいてもよい。上記各成分は、例えば、上述したものが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物がジェル剤である場合、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)及び成分(B)を少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、皮膜形成ポリマー及び増粘剤を含むことが好ましい。また、本発明の整髪剤組成物は、多価アルコール、界面活性剤、香料を含んでいてもよい。上記各成分は、例えば、上述したものが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物がワックス剤である場合、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)及び成分(B)を少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、油性成分、界面活性剤、及び増粘剤を含むことが好ましい。また、本発明の整髪剤組成物は、多価アルコールを含んでいてもよい。上記各成分は、例えば、上述したものが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物がエアゾール剤型で用いられる場合、本発明の整髪剤組成物は、噴射剤とともに、エアゾール容器に充填されてエアゾール整髪剤として用いられる。即ち、上記エアゾール整髪剤は、エアゾール容器と本発明の整髪剤組成物(所謂、「原液」)と噴射剤とを備え、上記エアゾール容器内に、本発明の整髪剤組成物と上記噴射剤とが充填されている。
表に記した各成分を用い、実施例及び比較例の各整髪剤組成物(ウォーター剤型)を常法により調製した。なお、トリエタノールアミンは、1.0質量%未満の範囲内で、設定したpHとなるように添加した。
実施例1~9及び比較例1~10で得られた各整髪剤組成物について以下の通り評価した。
pH測定器(商品名「pHメーター」、株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。
実施例及び比較例で得られた各整髪剤組成物に、毛束(長さ30cm、重量2g)を温度25℃の環境下で2時間浸漬した後、直径1cmの棒にらせん状に巻き付け、温度25℃、相対湿度50%の環境下で24時間放置し、くせ付けされた毛束(サンプル)を作製した。
また、整髪剤組成物の代わりに精製水を用いた以外は上記と同様にして、比較対象を作製した。
温度25℃、相対湿度50%の環境下で、上記サンプルと比較対象を共につり下げた状態として、目視観察により、くせ付けの度合いを比較し、下記基準で評価した。
[整髪力の判定基準]
◎(優良):比較対象よりも大幅にくせが付いている。
○(良好):比較対象よりも明らかにくせが付いている。
×(不良):比較対象と同等、もしくは、比較対象よりも劣るくせ付け度合いである。
上記整髪力の評価の後、上記サンプル及び比較対象を、温度25℃、相対湿度80%の環境下にて、つり下げた状態で180分間保管した。
上記保管後に、温度25℃、相対湿度50%の環境下で、上記サンプルと比較対象を共につり下げた状態として、目視観察により、くせ付けの度合いを比較し、下記基準で評価した。
[整髪後の髪型のキープ力(耐湿性)の判定基準]
◎(優良):比較対象よりも大幅にくせが付いている。
○(良好):比較対象よりも明らかにくせが付いている。
×(不良):比較対象と同等、もしくは、比較対象よりも劣るくせ付け度合いである。
表に記した各成分を用い、実施例の各整髪剤組成物(ウォーター剤型)を常法により調製した。なお、トリエタノールアミンは、1.0質量%未満の範囲内で、設定したpHとなるように添加した。
実施例10~22で得られた各整髪剤組成物について、pH、整髪力、及び耐湿性を評価した。各評価の評価方法及び評価基準は、上述の実施例1~9におけるものと同じである。
表に記した各成分を用い、実施例23~26及び比較例11、12の各整髪剤組成物を常法により調製した。なお、トリエタノールアミンは、1.0質量%未満の範囲内で、設定したpHとなるように添加した。また、実施例23~25及び比較例11の整髪剤組成物はワックス剤型であり、実施例26及び比較例12の整髪剤組成物はジェル剤型である。
その結果、実施例23~26及び比較例11、12の整髪剤組成物は、いずれも、毛髪が十分に立ち上がった髪型に整髪することができ、優れた整髪力を有していた。
さらに、上記整髪後のウィッグを25℃、相対湿度80%の環境下に6時間保管し、保管後の髪型の変化を観察した。
その結果、実施例23~26の各整髪剤組成物で整髪したウィッグは、いずれも、保管後も保管前の髪型がほぼ維持されており、優れた耐湿性を有していた。これに対して、比較例11、12の整髪剤組成物で整髪したウィッグは、立ち上げた毛髪が保管後には明らかに下方に倒れており、耐湿性に劣るものであった。
カルナウバロウ 5.0質量%
マイクロクリスタリンワックス 3.0質量%
パラフィン 3.0質量%
ミネラルオイル 10.0質量%
シクロペンタシロキサン 5.0質量%
ジメチコン 3.0質量%
エチルヘキサン酸セチル 5.0質量%
セテス-20 4.0質量%
ステアリン酸グリセリル 2.0質量%
ステアリン酸 2.0質量%
ステアリルアルコール 1.0質量%
カルボマー 0.3質量%
1,3-ブチレングリコール 3.0質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
エタノール 適量
トリエタノールアミン 適量
香料 適量
α-ケトグルタル酸 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%
ポリビニルピトリドン 3.0質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー
2.0質量%
グリセリン 5.0質量%
マルチトール 2.0質量%
1,3-ブチレングリコール 3.0質量%
カルボマー 0.5質量%
エタノール 適量
トリエタノールアミン 適量
EDTA-2Na 適量
フェノキシエタノール 0.2質量%
香料 適量
α-ケトグルタル酸 0.2質量%
精製水 残部
合計 100質量%
ケイ酸(Na/Mg) 2.5質量%
シリカ 2.0質量%
エタノール 20.0質量%
グリセリン 5.0質量%
1,3-ブチレングリコール 7.0質量%
パンテノール 3.0質量%
キサンタンガム 0.1質量%
α-ケトグルタル酸 0.02質量%
クエン酸 0.15質量%
ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン 0.03質量%
EDTA-2Na 適量
ケイソウ土 0.2質量%
精製水 残部
合計 100質量%
(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP
3.0質量%
ポリビニルピトリドン 0.5質量%
アミノコート 2.0質量%
グリセリン 5.0質量%
エタノール 適量
パンテノール 0.1質量%
トリエタノールアミン 適量
香料 適量
α-ケトグルタル酸 0.05質量%
精製水 残部
合計 100質量%
(原液)
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/
アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマーAMP 4.0質量%
アクリレーツコポリマーAMP 3.0質量%
ジプロピレングリコール 2.0質量%
エタノール 残部
精製水 40.0質量%
香料 適量
トリエタノールアミン 適量
α-ケトグルタル酸 0.2質量%
合計 100質量%
(噴射剤)
ジメチルエーテル 100質量%
[原液:噴射剤=55:45(質量比)]
α-ケトグルタル酸 0.4質量%
トリエタノールアミン 適量
ヒアルロン酸Na 0.01質量%
加水分解ケラチン 0.1質量%
香料 0.1質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 0.1質量%
グリセリン 1.0質量%
エタノール 30.0質量%
精製水 残部
合計 100質量%
Claims (2)
- 下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、
前記成分(A)の含有割合が0.01~0.5質量%であり、
前記成分(B)の含有割合が20.0~99.9質量%であり、
エタノールの含有割合が80.0質量%以下(0質量%の場合を含む)であり、
pHが2.0以上、6.8以下である整髪剤組成物。
成分(A):α-ケトグルタル酸
成分(B):水、又は、水及びエタノール - エタノールの含有割合が0.1~80.0質量%である請求項1に記載の整髪剤組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN202080012311.3A CN113382778A (zh) | 2019-03-22 | 2020-03-02 | 整发剂组合物 |
KR1020217024776A KR20210112358A (ko) | 2019-03-22 | 2020-03-02 | 정발제 조성물 |
PCT/JP2020/008571 WO2020195560A1 (ja) | 2019-03-22 | 2020-03-02 | 整髪剤組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019054085 | 2019-03-22 | ||
JP2019054085 | 2019-03-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020158482A JP2020158482A (ja) | 2020-10-01 |
JP7304209B2 true JP7304209B2 (ja) | 2023-07-06 |
Family
ID=72641829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019106898A Active JP7304209B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-06-07 | 整髪剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7304209B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146861A (ja) | 2001-11-08 | 2003-05-21 | L'oreal Sa | 特定のアミノシリコーンを含有するケラチン繊維処理のための還元組成物 |
JP2007176826A (ja) | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Lion Corp | 毛髪化粧料 |
JP2009537620A (ja) | 2006-05-24 | 2009-10-29 | ロレアル | 加熱手段および酸誘導体を使用してケラチン線維をストレート化するための方法 |
US20150306012A1 (en) | 2012-11-09 | 2015-10-29 | L'oreal | Composition comprising a dicarbonyl compound and process for straightening the hair using this composition |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63101307A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-05-06 | Lion Corp | 細胞賦活剤組成物 |
DE4216667C2 (de) * | 1992-05-20 | 1994-11-10 | Wella Ag | Verwendung von alpha-Ketodicarbonsäuren gegen Wasserstoffperoxidreste im Haar |
-
2019
- 2019-06-07 JP JP2019106898A patent/JP7304209B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146861A (ja) | 2001-11-08 | 2003-05-21 | L'oreal Sa | 特定のアミノシリコーンを含有するケラチン繊維処理のための還元組成物 |
JP2007176826A (ja) | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Lion Corp | 毛髪化粧料 |
JP2009537620A (ja) | 2006-05-24 | 2009-10-29 | ロレアル | 加熱手段および酸誘導体を使用してケラチン線維をストレート化するための方法 |
US20150306012A1 (en) | 2012-11-09 | 2015-10-29 | L'oreal | Composition comprising a dicarbonyl compound and process for straightening the hair using this composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020158482A (ja) | 2020-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20100209376A1 (en) | Matt Wax | |
US10463602B2 (en) | Aqueous hair styling composition comprising high amounts of waxes and fatty compounds | |
JP5837330B2 (ja) | 粘性組成物 | |
US20150080338A1 (en) | Cosmetic composition comprising a silane and a lipophilic thickener | |
JP6663735B2 (ja) | 整髪用組成物 | |
JP6793531B2 (ja) | 乳化整髪剤 | |
JP5661252B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
US20220304910A1 (en) | Composition comprising at least one amps® copolymer, at least one acyl glutamic acid or a salt thereof and at least one alkyl polyglucoside | |
JP5530588B2 (ja) | 毛髪弾力性向上剤 | |
JP6415126B2 (ja) | エアゾールスプレー整髪剤 | |
JP7304209B2 (ja) | 整髪剤組成物 | |
PT1779841E (pt) | Composição cosmética compreendendo um éster de sorbitano oxietilenado, um polímero catiónico, uma matéria gorda sólida e processo de tratamento cosmético | |
CN105283223B (zh) | 包括矿物蜡、脂肪酸、矿物油、表面活性剂、脂肪酸和/或脂肪醇的酯和固定聚合物的化妆品组合物 | |
CN108495615A (zh) | 链烷醇胺烷基酰胺作为保湿剂的用途 | |
JP5510997B2 (ja) | 整髪剤組成物 | |
JP2009256277A (ja) | 染毛用前処理剤組成物 | |
EP3687483A1 (en) | Composition for caring for keratin fibres comprising polybutene, at least one first and at least one second non-silicone liquid fatty substance | |
JP4129377B2 (ja) | 整髪剤組成物 | |
WO2020195560A1 (ja) | 整髪剤組成物 | |
JP7220958B2 (ja) | エアゾールフォーム整髪剤 | |
KR20210112358A (ko) | 정발제 조성물 | |
JP7309300B2 (ja) | エアゾールスプレー整髪剤 | |
JPWO2019155673A1 (ja) | 整髪剤組成物 | |
AU2017364717A1 (en) | Hair dressing composition | |
JP3811437B2 (ja) | 整髪剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230626 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7304209 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |