JP7304046B2 - 組成物 - Google Patents
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Description
[1]ポリアミン又はその塩、菊、ベニバナ、バラ、ザクロ、大麦及びヨモギから選ばれる少なくとも2種を含有する組成物。
[2]ポリアミン又はその塩並びに、菊、ベニバナ、大麦及びヨモギから選ばれる少なくとも1種を含有する組成物。
[3]ポリアミン又はその塩並びに、菊、ベニバナ、大麦及びヨモギから選ばれる少なくとも1種を1:10~5000の割合で含有する[2]に記載の組成物。
[4]菊並びに、ベニバナ、バラ及びザクロから選ばれる少なくとも1種を含有する組成物。
[5]菊並びに、ベニバナ、バラ及びザクロから選ばれる少なくとも1種を1:0.01~100の割合で含有する[4]に記載の組成物。
[6]ポリアミン又はその塩、菊及びベニバナを含有する組成物。
[7]抗糖化組成物である[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[8]美容組成物である[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[9]経口組成物である[1]~[8]に記載の組成物。
[10]化粧用組成物である[1]~[8]に記載の組成物。
本発明におけるポリアミンとは、第1級アミノ基を2つ以上持つ脂肪族炭水化物を意味し、例えば、ジアミン、トリアミン、テトラアミン、ペンタアミン、ヘキサアミン等が挙げられ、より具体的には、ジアミンとして、エチレンジアミン、プトレスシン、カダベリン、ヘキサメチレンジアミン、エタンブトール、フェニレンジアミン、トリアミンとして、ペンタメチルジエチレントリアミン、トリメチレンジアミン、スペルミジン、カルジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テトラアミンとして、スペルミン、テルモスペルミン、テルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、アミノプロピルホモスペルミン、ホモスペルミン、カナバルミン、ペンタアミンとして、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、アミノプロピルカナバルミン、ビス(アミノプロピル)ホモスペルミン、ビス(アミノプロピル)ノルスペルミン、アミノブチルカナバルミン、アミノプロピルホモスペルミン、ホモペンタミン、ヘキサアミンとして、カルドヘキサミン、ホモカルドヘキサミン、セルモヘキサミン、ホモセルモヘキサミン等が挙げられる。本発明の組成物には、このようなポリアミンは複数種含まれていてもよい。本発明の組成物においては、ヒトの生体内に存在することから利用効率が高く、他の特定の素材との併用により高い抗糖化作用を発揮することから、スペルミジン、スペルミン及びプトレスシンの1種以上が含まれていることが好ましく、中でも、アミノ基の数が多いことから最も生理活性の高いスペルミンが含まれていることがより好ましい。また、本発明のポリアミンは、生理的に利用可能な塩の形態であってもよい。
本発明における菊とは、キク科キク属の植物であり、学名がChrysanthemum morifolium Ramatである。菊は、日本で自生しており、容易に入手可能であり、その花部は、中国で古くから薬用として利用されている。日本でもお茶やお酒として飲用されたり、食用として料理に利用されたりしており、めまいや頭痛、眼の疲れなどに効果があると言われている。具体的な品種としては、「延命楽」等として知られる紫菊、「阿房宮」として知られる黄菊、「小菊」などが挙げられる。これらの中でも、他の特定の素材との併用により優れた抗糖化作用を示すことから、紫菊を用いることが好ましい。
本発明で用いられる大麦とは、イネ科の植物であり、学名はHordeum vulgareである。使用できる大麦としては、二条大麦、六条大麦、裸大麦などが挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明において、ヨモギとは、キク科ヨモギ属の多年草であり、学名はArtemisia princepsである。本発明におけるヨモギの使用部位としては花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられるが、他の特定の成分との併用により優れた抗糖化作用を示す観点から茎葉を用いることが好ましい。
本発明において、ザクロは、ミソハギ科ザクロ属に属し、学名をPunica granatumという。本発明におけるザクロの使用部位としては花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられるが、他の特定の成分との併用により優れた抗糖化作用を示すことから花を用いることが好ましい。
本発明において、バラ(薔薇)は、バラ科バラ属に属する植物である。本発明におけるバラの使用部位としては花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられるが、他の特定の成分との併用により優れた抗糖化作用を示すことから花を用いることが好ましい。
本発明において、ベニバナはキク科ベニバナ属の一年草または越年草であり、学名をCarthamus tinctorius という。本発明におけるバラの使用部位としては花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられるが、他の特定の成分との併用により優れた抗糖化作用を示すことから花を用いることが好ましい。
被験物質として以下のものを用いた。
・ポリアミンとして、米胚芽のクエン酸水溶液抽出末(市販品;ポリアミン0.2%以上含有)を用いた。
・菊として、紫菊の花の粉砕末(市販品)を用いた。
・ベニバナとして、ベニバナの花の水抽出物(市販品)を用いた。
・バラとして、バラの花の水抽出末(市販品)を用いた。
・ザクロとして、ザクロの花の含水エタノール抽出末(市販品)を用いた。
・大麦として、大麦若葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
・ヨモギとして、ヨモギの粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
=(1 - [(Sample test-Sample blank)/ (Control test-Control blank) ])×100
(式中、Sample test:試験溶液(test)の蛍光強度
Sample blank:試験溶液(blank)の蛍光強度
Control test:コントロール(test)の蛍光強度
Control blank:コントロール(blank)の蛍光強度 )
結果を図1~7に示す。
[実施例11](錠剤の製造)
下記素材からなる錠剤(300mg)を製造した。得られた錠剤を1日あたり2粒摂取する。製造した錠剤は、一日に1回又は2回に分けて水と共に服用することで、優れた抗糖化作用が得られる。また、得られた錠剤中にはHPLC法による分析でポリアミン又はその塩が0.01%含まれており、ポリアミン又はその塩の内、スぺルミンの占める割合は50%であった。
紫菊の花粉砕末 10%
ベニバナの花の水抽出末 10%
バラの花の熱水抽出末 10%
ザクロの花の含水エタノール抽出末 10%
ビタミンC 2%
アラビアガム 1%
ステアリン酸カルシウム 1%
二酸化ケイ素 1%
麦芽糖 残部
下記素材からなる錠剤(350mg)を製造した。得られた錠剤を1日あたり6粒摂取する。製造した錠剤は、一日に1回又は2、3回に分けて水と共に服用することで、優れた抗糖化作用が得られる。
紫菊の花粉砕末 10%
大麦茎葉の粉砕末 10%
ヨモギの茎葉粉砕末 10%
乳酸菌 5%
ステアリン酸カルシウム 1%
還元麦芽糖 残部
下記混合物をハードカプセルに封入し、カプセル剤(300mg)を製造した。得られたハードカプセルを1日あたり5粒摂取する。製造したカプセル剤は、一日に1回又は2~4回に分けて水と共に服用することで、優れた抗糖化作用が得られる。
ベニバナの花の粉砕末 5%
大麦茎葉の搾汁末 20%
ヨモギの茎葉粉砕末 15%
乳酸菌 5%
ビタミンC 1%
葉酸 1%
二酸化ケイ素 2%
セルロース 残部
下記素材を混合して常法により顆粒剤(3000mg)を製造した。得られた顆粒剤は、水と共に服用することで、優れた抗糖化作用が得られる。また、得られた顆粒剤中にはポリアミン又はその塩が0.01%含まれていた。
紫菊の花の水抽出末 5%
ザクロの果実の搾汁末 10%
バラの花の熱水抽出末 5%
ヨモギ茎葉の搾汁末 2%
アスパルテーム 0.1%
チアミン塩酸塩 0.3%
リボフラビン 0.3%
ビタミンB6 0.2%
シアノコバラミン 0.2%
香料 0.2%
還元パラチノース 7%
ステアリン酸カルシウム 3%
ヒロドキシプロピルセルロース 残部
下記素材からなるチュアブル錠剤(1粒あたり1000mg)を製造した。得られたチュアブル錠剤を1日あたり6粒摂取する。製造したチュアブル錠剤は、一日に1回又は2、3回に分けて水と共に服用することで、優れた抗糖化作用が得られる。
紫菊の花の熱水抽出物 3%
バラの花の熱水抽出物 10%
ベニバナの花の水抽出末 5%
大麦茎葉の搾汁末 5%
スクラロース 0.1%
アスパルテーム 0.05%
ビタミンB1 0.01%
ビタミンB2 0.01%
ビタミンB6 0.01%
香料 0.01%
ステアリン酸カルシウム 1%
二酸化ケイ素 2%
ヒドロキシプロピルセルロース 1%
セルロース 30%
還元パラチノース 残部
下記素材からなる化粧用クリームを製造した。得られた化粧用クリームは、塗布することで、優れた抗糖化作用が得られる。
紫菊の花の粉砕末 0.1%
ベニバナの花の水抽出末 0.1%
ヨモギ茎葉の含水1,3-ブチレングリコール抽出末 0.1%
スクワラン 15%
ミリスチン酸オクチルドデシル 4%
水素添加大豆リン脂質 0.2%
ブチルアルコール 2%
硬化油 2%
ステアリン酸 2%
親油型モノステアリン酸グリセリン 2%
モノステアリン酸ポリグリセリル 0.5%
ベヘニルアルコール 0.8%
モノミリスチン酸ポリグリセリル 0.7%
サラシミツロウ 0.3%
d-δ-トコフェロール 0.1%
メチルパラベン 0.3%
C10~30アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2%
カルボキシビニルポリマー 0.1%
1,3-ブタンジオール 18%
水酸化ナトリウム 0.1%
精製水 残部
Claims (2)
- 米胚芽のクエン酸水溶液抽出末、及び菊を含有する組成物(ただし、酵母エキス、紫菊花エキス、フィッシュコラーゲン、大豆ペプチド、L-オルニチン、ヒアルロン酸、セラミド、ビオチン、プロテオグリカン、ハス胚芽エキス及び小麦ペプチドを含有する美容ドリンクを除く)。
- さらにベニバナを含有する請求項1に記載の組成物。
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- 2018-05-18 JP JP2018095889A patent/JP7304046B2/ja active Active
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