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JP7360094B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、印刷のための画像処理に関する。
従来から、印刷のための画像処理において、画像データの色空間を変換する色変換処理が行われている。例えば、RGB色空間の色値が、CMYK色空間の色値に変換される。このような色変換処理では、2つの色空間のそれぞれに含まれる色値の間の対応関係を定める色変換テーブルなどの情報が用いられる(色変換情報とも呼ぶ)。ここで、普通紙や再生紙のようにインク受容量の少ない記録媒体が用いられる場合に画像のにじみやカールなどの不具合を抑制するために、色変換情報を以下のように構成する技術が提案されている。すなわち、色変換情報は、所定の1種類の2次色インク(例えば、レッドインク)と、これと補色の関係にある1次色インク(例えば、シアンインク)とを、グレー画像を形成する領域に対し記録させるように、構成される。
特開2005-169751号公報
ところで、印刷される色の色域を拡張する点については、十分な工夫がなされていないのが実情であった。
本明細書は、印刷される色の色域を拡張する技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、第1色空間の色値で表される対象画像データを取得する取得部と、前記第1色空間の色値である入力色値と第2色空間の色値である出力色値との対応関係を表す色変換情報を用いて色変換処理を実行することによって、前記対象画像データから前記第2色空間の色値で表される変換済画像データを生成する変換部と、前記変換済画像データを用いて印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記印刷データを、第1色材と、前記第1色材の色とは異なる色の色材である第2色材と、を含むL種類(Lは2以上の整数)の色材を用いて画像を印刷する印刷実行部に供給する供給部と、を備え、前記第1色空間の前記入力色値は、N個(Nは2以上の整数)の入力色成分のそれぞれの値で表され、前記第2色空間の前記出力色値は、前記L種類の色材に対応するL個の出力色成分のそれぞれ値で表され、前記第1色空間の色域の外殻上において、最も明るい白を示す色値を白入力色値と呼び、最も暗い黒を示す色値を黒入力色値と呼び、前記白入力色値と前記外殻上の特定入力色値とを最短距離で結ぶ白側部分ラインと、前記特定入力色値と前記黒入力色値とを最短距離で結ぶ黒側部分ラインと、で構成されるラインを特定ラインと呼び、前記特定ライン上の色値である注目入力色値に前記色変換情報によって対応付けられる前記出力色値を注目出力色値と呼び、前記注目出力色値の前記第1色材に対応する出力色成分の値を、第1出力成分値と呼び、前記注目出力色値の前記第2色材に対応する出力色成分の値を、第2出力成分値と呼び、前記色変換情報は、前記特定ライン上の所定の第1基準色値から前記黒入力色値までの範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第1出力成分値が大きくなり、前記特定ライン上の前記黒入力色値を含む範囲であって前記所定の第1基準色値よりも前記黒入力色値側に位置する第1暗範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第2出力成分値が小さくなり、前記特定ライン上の前記白入力色値を含む第1明範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第2出力成分値が大きくなり、前記特定ライン上の前記第1明範囲と前記第1暗範囲との間の範囲である第1中範囲内では、前記第2出力成分値が一定であるように、構成されている、画像処理装置。
この構成によれば、特定ライン上の第1中範囲のうちの第1基準色値よりも黒入力色値側の部分では、注目入力色値が黒入力色値に近いほど第1出力成分値が大きくなり、第2出力成分値が一定であるので、注目入力色値が黒入力色値に近いほど第2成分値が小さくなる場合と比べて、印刷される暗い色の色域を拡張できる。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、印刷方法および印刷装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例の複合機200を示す説明図である。 印刷処理の例を示すフローチャートである。 色変換ルックアップテーブル234の説明図である。 (A)-(C)は、ラインLa-Lc上の対応関係の例を示すグラフである。(D)は、他のライン上の対応関係の例を示すグラフである。 成分値D2とインク面密度D3との関係の例を示すグラフである。 (A)、(B)は、印刷可能な色の範囲の例の説明図である。
A.第1実施例:
図1は、実施例の複合機200を示す説明図である。複合機200は、制御部299と、スキャナ部280と、印刷実行部290と、を有している。制御部299は、プロセッサ210と、記憶装置215と、画像を表示する表示部240と、ユーザによる操作を受け入れる操作部250と、通信インタフェース270と、を有している。これらの要素は、バスを介して互いに接続されている。記憶装置215は、揮発性記憶装置220と、不揮発性記憶装置230と、を含んでいる。
プロセッサ210は、データ処理を行う装置であり、例えば、CPUである。揮発性記憶装置220は、例えば、DRAMであり、不揮発性記憶装置230は、例えば、フラッシュメモリである。
不揮発性記憶装置230は、プログラム232と、色変換ルックアップテーブル234と、を格納している。プロセッサ210は、プログラム232を実行することによって、種々の機能を実現する。プロセッサ210によって実現される機能と、色変換ルックアップテーブル234と、のそれぞれの詳細については、後述する。プロセッサ210は、プログラム232の実行に利用される種々の中間データを、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置220、または、不揮発性記憶装置230)に、一時的に格納する。
表示部240は、画像を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイである。操作部250は、ユーザによる操作を受け取る装置であり、例えば、表示部240上に重ねて配置されたタッチパネルである。ユーザは、操作部250を操作することによって、種々の指示を複合機200に入力可能である。
通信インタフェース270は、他の装置と通信するためのインタフェースである(例えば、USBインタフェース、有線LANインタフェース、IEEE802.11の無線インタフェース)。
スキャナ部280は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を用いて光学的に原稿等の対象物を読み取ることによって、読み取った画像(「スキャン画像」と呼ぶ)を表すスキャンデータを生成する。スキャンデータは、例えば、カラーのスキャン画像を表すRGBのビットマップデータである。
印刷実行部290は、シアンCとマゼンタMとイエロYとブラックKとのそれぞれのインクを用いて用紙(印刷媒体の一例)上に画像を印刷するインクジェット式の印刷装置である。印刷実行部290は、印刷ヘッド292(単にヘッド292とも呼ぶ)と、移動装置294と、搬送装置296と、装着部297C、297M、297Y、297Kと、印刷実行部290の各要素を制御するように構成された電気回路である制御部298と、を有している。制御部298は、コンピュータを含んでよい。装着部297C、297M、297Y、297Kには、シアンCとマゼンタMとイエロYとブラックKとのインクを収容するカートリッジ400C、400M、400Y、400Kが、それぞれ装着される。
移動装置294は、予め決められた主走査方向に平行にヘッド292を往復移動させる装置である。図示を省略するが、移動装置294は、例えば、主走査方向にスライド可能にヘッド292を支持するレールと、複数のプーリと、複数のプーリに巻き掛けられるとともに一部がヘッド292に固定されたベルトと、プーリを回転させるモータと、を有している。モータがプーリを回転させることによって、ヘッド292は、主走査方向に移動する。
搬送装置296は、ヘッド292に対して用紙を予め決められた副走査方向に搬送する装置である。本実施例では、副走査方向は、主走査方向に垂直である。図示を省略するが、搬送装置296は、例えば、ヘッド292に対向する位置で用紙を支持する台と、用紙を副走査方向に移動させるローラと、ローラを回転させるモータと、を有している。モータがローラを回転させることによって、用紙は、副走査方向に移動する。
ヘッド292の下面には、シアンC、マゼンタM、イエロY、ブラックKのインクをそれぞれ吐出するための4個のノズル群が形成されている(図示せず)。ヘッド292と装着部297C、297M、297Y、297Kとは、図示しないインク供給路によって接続されている。各ノズルは、ヘッド292の内部に形成されたインク流路(図示省略)を介して、対応するインクのインク供給路に接続されている。各インク流路には、ノズルからインクを吐出させるためのアクチュエータ(図示省略。例えば、ピエゾ素子、ヒータなど)が設けられている。
制御部298は、ヘッド292を主走査方向に移動させながら複数のノズル群の複数のノズルから用紙に向かってインク滴を吐出することによって、用紙上にインクのドットを形成する。制御部298は、インクのドットの形成と、用紙の搬送とを、複数回ずつ行うことによって、用紙上に画像の全体を印刷する。
複合機200は、ユーザによって提供された画像データを用いて印刷実行部290に画像を印刷させる機能を有している。また、複合機200は、他の装置(例えば、通信インタフェース270に接続された図示しないデータ処理装置)によって供給された印刷データを用いて、印刷実行部290に画像を印刷させる機能を有している。
図2は、印刷処理の例を示すフローチャートである。以下、プロセッサ210(図1)がプログラム232に従って図2の処理を実行することとする。プロセッサ210を備える制御部299は、印刷のための画像処理を実行する画像処理装置の例である。また、本実施例では、プロセッサ210は、ユーザからの開始指示に応じて、図2の処理を開始することとする。開始指示の入力方法は、任意の方法であってよい。本実施例では、ユーザは、操作部250(図1)を操作することによって、開始指示を入力する。開始指示は、印刷用の入力画像を表す入力画像データを指定する情報を含んでいる。入力画像データは、種々のデータであってよく、例えば、記憶装置215(例えば、不揮発性記憶装置230)に格納済みの画像データであってよい。
S10では、プロセッサ210は、開始指示で指定された入力画像データを取得する。入力画像データのデータ形式は、例えば、ページ記述言語で記述されたデータ形式や、JPEG形式など、種々のデータ形式であってよい。
S20では、プロセッサ210は、入力画像データを用いて、後述する色変換処理の対象の画像データである対象画像データを取得する。本実施例では、対象画像データは、RGBの色成分のそれぞれの値によって画素ごとの色を表すRGBビットマップデータである。また、RGBの色成分のそれぞれの値は、0から255までの256階調で表されていることとする。入力画像データのデータ形式がビットマップ形式とは異なる場合(例えば、ページ記述言語で記述されたデータ形式)、プロセッサ210は、入力画像データに対してラスタライズ処理を実行することによって、対象画像データを生成する。入力画像データのデータ形式がビットマップ形式である場合(例えば、JPEG形式)、プロセッサ210は、入力画像データの解像度(すなわち、画素密度)を印刷処理用の解像度に変換することによって、対象画像データを生成する。入力画像データの解像度が印刷処理用の解像度と同じである場合、プロセッサ210は、入力画像データを、そのまま、対象画像データとして採用してよい。
S30では、プロセッサ210は、対象画像データに対して色変換処理を実行して、変換済画像データを生成する。変換済画像データは、印刷に利用可能な色材に対応する色成分の値によって画素ごとの色を表す画像データである。本実施例では、変換済画像データは、CMYKの色成分のそれぞれの値によって画素ごとの色を表すCMYK画像データである。色変換処理は、RGB色空間の色値とCMYK色空間の色値との対応関係を表す色変換ルックアップテーブル234を用いて行われる。以下、色変換前の色空間を、第1色空間、または、入力色空間と呼ぶ。色変換後の色空間を、第2色空間、または、出力色空間と呼ぶ。本実施例では、第1色空間は、RGB色空間であり、第2色空間は、CMYK色空間である。色変換ルックアップテーブル234の詳細については、後述する。
S40では、プロセッサ210は、変換済画像データに対してハーフトーン処理を実行する。ハーフトーン処理は、変換済画像データの画素のCMYK値を、ドットデータに変換する処理である。ドットデータは、CMYKのそれぞれの色成分について、画素ごとにドット形成状態を表す。本実施例では、ドットデータの各画素の値は、「ドット無し」と「ドット有り」の2階調で表される。なお、ドットデータの各画素の値は、3以上の階調で表されてよい(例えば、「ドット無し」「小」「中」「大」の4階調)。ハーフトーン処理は、ディザ法や誤差拡散法などの公知の方法を用いて実行される。
シアンCのドットデータによって特定される単位面積あたりのインク量(インクの体積)は、変換済画像データのシアンCの色成分の値が大きいほど、多い。他の色成分MYKについても、同様である。このように、CMYKの色成分のそれぞれの値は、単位面積あたりのインク量を示している。
S50では、プロセッサ210は、ドットデータを用いて印刷データを生成する。印刷データは、印刷実行部290の制御部298によって解釈可能なデータ形式のデータである。プロセッサ210は、例えば、印刷時に用いられる順番にドットデータを並べ替える処理と、プリンタ制御コードやデータ識別コードをドットデータに付加する処理と、を実行して、印刷データを生成する。S60では、プロセッサ210は、印刷データを印刷実行部290に供給する。S70では、印刷実行部290の制御部298は、印刷データに従って印刷実行部290を制御することによって、画像を印刷する。そして、図2の処理が終了する。
図3は、色変換ルックアップテーブル234の説明図である。図中には、RGBの色成分で表される色立体CCが示されている。色立体CCは、RGB色空間の色域を示している(以下、色域CCとも呼ぶ)。図3に示すように3次元の直交座標系でRGB色空間を表現する場合、色立体CCは、立方体である。図中では、色立体CCの8個の頂点のそれぞれに、色を示す符号が付されている(具体的には、黒頂点Vk(0,0,0)、赤頂点Vr(255,0,0)、緑頂点Vg(0,255,0)、青頂点Vb(0,0,255)、シアン頂点Vc(0,255,255)、マゼンタ頂点Vm(255,0,255)、イエロ頂点Vy(255,255,0)、白頂点Vw(255,255,255))。括弧内の数字は、(赤R、緑G、青B)の色成分の値を示している。また、図中には、マゼンタ頂点Vmと青頂点Vbとの間の藍色の色値を示す藍点Vid(128,0,255)も示されている。
本実施例では、色立体CC内に、複数のグリッドGDが配置されている。各グリッドGDの赤Rの値は、赤Rの範囲(ここでは、ゼロから255)をQ等分して得られるQ+1個の値のうちのいずれかである(Qは、例えば、9、17、255など)。各グリッドGDの緑Gと青Bとのそれぞれの値も、同様に、Q+1個の値のうちのいずれかである。色変換ルックアップテーブル234は、複数のグリッドGDのそれぞれにおけるRGB色空間の色値とCMYK色空間の色値との対応関係を示している。S30(図2)では、プロセッサ210は、色変換ルックアップテーブル234を参照して、対象画像データの画素のRGBの色値をCMYKの色値に変換する。RGBの色値がグリッドGDの色値と同じである場合、プロセッサ210は、そのグリッドGDに対応付けられるCMYKの色値を採用する。RGBの色値がグリッドGDの色値とは異なる場合、プロセッサ210は、RGBの色値の近傍の複数のグリッドGDを用いる補間(例えば、三角錐補間)によって、CMYKの色値を算出する。以下、RGBの色値を、入力色値RGBとも呼び、CMYKの色値を、出力色値CMYKとも呼ぶ。
図3には、色域CCの外殻上の3本のラインLa-Lcが示されている。色域CCの外殻は、色空間を構成する複数の色成分の少なくとも1つの値が、その色成分の可能な範囲の最小値、または、最大値である面である。図3の例では、RGBの少なくとも1つの値が、最小値(ゼロ)、または、最大値(255)である面が外殻に対応し、具体的には、色立体CCの6つの外表面が、外殻に対応する。3本のラインLa-Lcは、いずれも、外殻上で、白頂点Vwと黒頂点Vkとを結んでいる。
第1ラインLaは、青頂点Vbを通るラインである。第1ラインLaは、白頂点Vwと青頂点Vbとを結ぶ第1白側部分ラインLa1と、青頂点Vbと黒頂点Vkとを結ぶ第1黒側部分ラインLa2と、で構成されている。部分ラインLa1、La2は、いずれも、直交座標系における直線であり、両端の色値を最短距離で結んでいる。ここで、2個の色値の間の距離としては、直交座標系におけるユークリッド距離を用いることとする。
第2ラインLbは、藍点Vidを通るラインである。第2ラインLbは、白頂点Vwと藍点Vidとを結ぶ第2白側部分ラインLb1と、藍点Vidと黒頂点Vkとを結ぶ第2黒側部分ラインLb2と、で構成されている。部分ラインLb1、Lb2は、いずれも、両端の色値を最短距離で結ぶ直線である。
第3ラインLcは、マゼンタ頂点Vmを通るラインである。第3ラインLcは、白頂点Vwとマゼンタ頂点Vmとを結ぶ第3白側部分ラインLc1と、マゼンタ頂点Vmと黒頂点Vkとを結ぶ第3黒側部分ラインLc2と、で構成されている。部分ラインLc1、Lc2は、いずれも、両端の色値を最短距離で結ぶ直線である。
本実施例では、色変換ルックアップテーブル234は、印刷される暗い色の色域が拡張されるように、これらのラインLa-Lc上での入力色値RGBと出力色値CMYKとの対応関係を定めている。図4(A)-図4(C)は、ラインLa-Lc上の対応関係の例を示すグラフである。横軸は、ラインLa-Lc上の入力色値RGBの位置D1を示している。縦軸は、CMYKのそれぞれの成分値D2を示している。グラフCD2、MD2、YD2、KD2は、C、M、Y、Kの成分値D2をそれぞれ示している。以下、C、M、Y、Kの成分値D2を、グラフと同じ符号を用いて、成分値CD2、MD2、YD2、KD2とも呼ぶ。
図4(A)は、青頂点Vbを通る第1ラインLa上の対応関係の例を示している。図中には、第1ラインLa上の黒頂点Vkと白頂点Vwとの間に配置された所定の第1基準色値V11が示されている。第1基準色値V11から黒頂点Vkまでの範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、ブラックKの成分値KD2が大きくなる。図4(A)の例では、入力色値RGBが第1基準色値V11から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから増大して255(すなわち、最大値)になる。
図4(A)には、3つの範囲R11-R13が示されている。右側の範囲R11は、黒頂点Vkを含む範囲である(青暗範囲R11とも呼ぶ)。青暗範囲R11は、所定の第2基準色値V12から黒頂点Vkまでの範囲である。第2基準色値V12は、第1基準色値V11よりも黒頂点Vk側に位置している。左側の範囲R13は、白頂点Vwを含む範囲である(青明範囲R13とも呼ぶ)。本実施例では、青明範囲R13は、白頂点Vwから青頂点Vbまでの範囲である。中央の範囲R12は、青明範囲R13と青暗範囲R11との間の範囲である(青中範囲R12とも呼ぶ)。本実施例では、第1基準色値V11は、青中範囲R12内に位置している。
青明範囲R13では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCとマゼンタMの成分値CD2、MD2は大きくなる。入力色値RGBが白頂点Vwから青頂点Vbへ移動する場合、シアンCとマゼンタMの成分値CD2、MD2は、ゼロから増大して255になる。イエロYの成分値YD2とブラックKの成分値KD2とは、ゼロである。以上により、入力色値RGBが白頂点Vwから青頂点Vbへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、白から高い彩度を有する青へ変化する。
青中範囲R12では、シアンCとマゼンタMの成分値CD2、MD2は、一定である(具体的には、CD2=MD2=255)。イエロYの成分値YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、大きくなる。入力色値RGBが青頂点Vbから第2基準色値V12へ移動する場合、イエロYの成分値YD2は、ゼロから増大して極大値Ym1になる(ゼロ<Ym1<255)。ブラックKの成分値KD2は、青頂点Vbから第1基準色値V11までの範囲内では、ゼロである。入力色値RGBが第1基準色値V11から第2基準色値V12へ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから増大する。以上により、入力色値RGBが青頂点Vbから第2基準色値V12へ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、高い彩度を有する青から暗い青へ変化する。なお、青明範囲R13と青中範囲R12との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
青暗範囲R11では、シアンCとマゼンタMとイエロYの成分値CD2、MD2、YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、小さくなる。入力色値RGBが第2基準色値V12から黒頂点Vkへ移動する場合、シアンCとマゼンタMの成分値CD2、MD2は、255から減少してゼロになり、イエロYの成分値YD2は、極大値Ym1から減少してゼロになる。入力色値RGBが第2基準色値V12から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、増大して255になる。以上により、入力色値RGBが第2基準色値V12から黒頂点Vkへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、暗い青から黒へ変化する。なお、青中範囲R12と青暗範囲R11との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
なお、第1ラインLa上では、シアンCの成分値CD2は、入力色値RGBに拘わらずに、マゼンタMの成分値MD2と同じであってよい。これにより、出力色値CMYKによって示される色相の変化は、抑制される。ただし、第1ラインLaの少なくとも一部で、成分値CD2が成分値MD2と異なっていてもよい。
図4(B)は、藍点Vidを通る第2ラインLb上の対応関係の例を示している。図中には、第2ラインLb上の黒頂点Vkと白頂点Vwとの間に配置された所定の第1基準色値V21が示されている。第1基準色値V21から黒頂点Vkまでの範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、ブラックKの成分値KD2が大きくなる。図4(B)の例では、入力色値RGBが第1基準色値V21から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから255(すなわち、最大値)に変化する。
図4(B)には、3つの範囲R21-R23が示されている。右側の範囲R21は、黒頂点Vkを含む範囲である(藍暗範囲R21とも呼ぶ)。藍暗範囲R21は、所定の第2基準色値V22から黒頂点Vkまでの範囲である。第2基準色値V22は、第1基準色値V21よりも黒頂点Vk側に位置している。左側の範囲R23は、白頂点Vwを含む範囲である(藍明範囲R23とも呼ぶ)。本実施例では、藍明範囲R23は、白頂点Vwから藍点Vidまでの範囲である。中央の範囲R22は、藍明範囲R23と藍暗範囲R21との間の範囲である(藍中範囲R22とも呼ぶ)。本実施例では、第1基準色値V21は、藍中範囲R22内に位置している。
藍明範囲R23では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCとマゼンタMの成分値CD2、MD2は大きくなる。入力色値RGBが白頂点Vwから藍点Vidへ移動する場合、シアンCの成分値CD2は、ゼロから増大して128になり、マゼンタMの成分値MD2は、ゼロから増大して255になる。イエロYとブラックKの成分値YD2、KD2は、ゼロである。以上により、入力色値RGBが白頂点Vwから藍点Vidへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、白から高い彩度を有する藍色へ変化する。
藍中範囲R22では、マゼンタMの成分値MD2は、一定である(具体的には、MD2=255)。シアンCとイエロYの成分値CD2、YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、大きくなる。入力色値RGBが藍点Vidから第2基準色値V22へ移動する場合、シアンCの成分値CD2は、128から増大して極大値Cm2になり(ゼロ<Cm2<255)、イエロYの成分値YD2は、ゼロから増大して極大値Ym2になる(ゼロ<Ym2<255)。ブラックKの成分値KD2は、藍点Vidから第1基準色値V21までの範囲内では、ゼロである。入力色値RGBが第1基準色値V21から第2基準色値V22へ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから増大する。以上により、入力色値RGBが藍点Vidから第2基準色値V22へ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、高い彩度を有する藍色から暗い藍色へ変化する。なお、藍明範囲R23と藍中範囲R22との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
藍暗範囲R21では、シアンCとマゼンタMとイエロYの成分値CD2、MD2、YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、小さくなる。入力色値RGBが第2基準色値V22から黒頂点Vkへ移動する場合、シアンCの成分値CD2は、極大値Cm2から減少してゼロになり、マゼンタMの成分値MD2は、255から減少してゼロになり、イエロYの成分値YD2は、極大値Ym2から減少してゼロになる。入力色値RGBが第2基準色値V22から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、増大して255になる。以上により、入力色値RGBが第2基準色値V22から黒頂点Vkへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、暗い藍色から黒へ変化する。なお、藍中範囲R22と藍暗範囲R21との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
第2ラインLb上では、CMYの成分値CD2、MD2、YD2が互いに異なっている(図4(B)の例では、YD2<CD2<MD2。ただし、白頂点Vwと黒頂点Vkを除く)。従って、1つの成分値が変化する場合、その変化に起因して、出力色値CMYKによって示される色相が変化し得る。本実施例では、第2ラインLb上で入力色値RGBが変化する場合に、出力色値CMYKによって示される色相の変化が抑制されるように、第2ラインLb上の対応関係が構成されている。具体的には、第2ラインLb上の対応関係は、差分DF1、DF2の比率RD(=DF2/DF1)を用いて特定される(以下、比率RDを、差分比率RDとも呼ぶ)。差分DF1、DF2は、注目している入力色値RGBである注目色値V23に対応するCMYの成分値CD2、MD2、YD2から、以下のように算出される。第1差分DF1は、成分値CD2、MD2、YD2のうち、最大値から最小値を引いた差分である。図4(B)の例では、DF1=MD2-YD2である。第2差分DF2は、成分値CD2、MD2、YD2のうち、中央値から最小値を引いた差分である。図4(B)の例では、DF2=CD2-YD2である。これらの差分DF1、DF2から得られる差分比率RD(=DF2/DF1)は、出力色値CMYKによって示される色の色相を示す良い指標値である。本実施例では、第2ラインLb上では、差分比率RDが入力色値RGBに拘わらずに一定であるように、対応関係が構成されている。
図4(C)は、マゼンタ頂点Vmを通る第3ラインLc上の対応関係の例を示している。図中には、第3ラインLc上の黒頂点Vkと白頂点Vwとの間に配置された所定の第1基準色値V31が示されている。第1基準色値V31から黒頂点Vkまでの範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、ブラックKの成分値KD2が大きくなる。図4(C)の例では、入力色値RGBが第1基準色値V31から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから255(すなわち、最大値)に変化する。
図4(C)には、3つの範囲R31-R33が示されている。右側の範囲R31は、黒頂点Vkを含む範囲である(マゼンタ暗範囲R31とも呼ぶ)。マゼンタ暗範囲R31は、所定の第2基準色値V32から黒頂点Vkまでの範囲である。第2基準色値V32は、第1基準色値V31よりも黒頂点Vk側に位置している。左側の範囲R33は、白頂点Vwを含む範囲である(マゼンタ明範囲R33とも呼ぶ)。本実施例では、マゼンタ明範囲R33は、白頂点Vwからマゼンタ頂点Vmまでの範囲である。中央の範囲R32は、マゼンタ明範囲R33とマゼンタ暗範囲R31との間の範囲である(マゼンタ中範囲R32とも呼ぶ)。本実施例では、第1基準色値V31は、マゼンタ中範囲R32内に位置している。
マゼンタ明範囲R33では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、マゼンタMの成分値MD2は大きくなる。入力色値RGBが白頂点Vwからマゼンタ頂点Vmへ移動する場合、マゼンタMの成分値MD2は、ゼロから増大して255になる。シアンCとイエロYとブラックKの成分値CD2、YD2、KD2は、ゼロである。以上により、入力色値RGBが白頂点Vwからマゼンタ頂点Vmへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、白から高い彩度を有するマゼンタへ変化する。
マゼンタ中範囲R32では、マゼンタMの成分値MD2は、一定である(具体的には、MD2=255)。シアンCとイエロYの成分値CD2、YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、大きくなる。入力色値RGBがマゼンタ頂点Vmから第2基準色値V32へ移動する場合、シアンCの成分値CD2は、ゼロから増大して極大値Cm3になり(ゼロ<Cm3<255)、イエロYの成分値YD2は、ゼロから増大して極大値Ym3になる(ゼロ<Ym3<255)。ブラックKの成分値KD2は、マゼンタ頂点Vmから第1基準色値V31までの範囲内では、ゼロである。入力色値RGBが第1基準色値V31から第2基準色値V32へ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから増大する。以上により、入力色値RGBがマゼンタ頂点Vmから第2基準色値V32へ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、高い彩度を有するマゼンタから暗いマゼンタへ変化する。なお、マゼンタ明範囲R33とマゼンタ中範囲R32との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
マゼンタ暗範囲R31では、シアンCとマゼンタMとイエロYの成分値CD2、MD2、YD2は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、小さくなる。入力色値RGBが第2基準色値V32から黒頂点Vkへ移動する場合、シアンCの成分値CD2は、極大値Cm3から減少してゼロになり、マゼンタMの成分値MD2は、255から減少してゼロになり、イエロYの成分値YD2は、極大値Ym3から減少してゼロになる。入力色値RGBが第2基準色値V32から黒頂点Vkへ移動する場合、ブラックKの成分値KD2は、増大して255になる。以上により、入力色値RGBが第2基準色値V32から黒頂点Vkへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、暗いマゼンタから黒へ変化する。なお、マゼンタ中範囲R32とマゼンタ暗範囲R31との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
なお、第3ラインLc上では、シアンCの成分値CD2は、入力色値RGBに拘わらずにイエロYの成分値YD2と同じであってよい。これにより、出力色値CMYKによって示される色相の変化は、抑制される。ただし、第3ラインLcの少なくとも一部で、成分値CD2が成分値YD2と異なっていてもよい。
以上のように、ラインLa-Lc上の対応関係は、以下の構成を有している。すなわち、中範囲R12-R13のうち第1基準色値V11、V21、V31よりも黒頂点Vk側の範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに向かって移動する場合に、ブラックKの成分値KD2が大きくなり、特定の色成分(例えば、マゼンタM)の成分値は一定である。従って、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど特定の色成分の成分値が減少する場合と比べて、印刷される暗い色の色域を拡張できる。例えば、暗い色を有するオブジェクトの写真が印刷される場合、オブジェクトの鮮やかさを向上できる。また、黒頂点Vkを含む暗範囲R11、R21、R31では、入力色値RGBが黒頂点Vkに向かって移動する場合に、ブラックKの成分値KD2が大きくなり、特定の色成分(例えば、マゼンタM)の成分値は減少する。従って、インクの過剰な使用を抑制できる。
なお、色変換ルックアップテーブル234は、色域CCの一部において、入力色値RGBが黒頂点Vkに向かって移動する場合に、ゼロよりも大きい成分値D2を一定に維持せずに変化させてよい。図4(D)は、他のライン上の対応関係の例を示すグラフである。この対応関係は、色値Vxを通るラインLd上の対応関係を示している。ラインLdは、白頂点Vwと色値Vxとを最短距離で結ぶ部分ラインと、色値Vxと黒頂点Vkとを最短距離で結ぶ部分ラインと、で構成されている。色値Vxは、例えば、色域CCの外殻よりも内側の色値である。色値Vxの色相は、例えば、緑である。
白頂点Vwから色値Vxまでの範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCとマゼンタMとイエロYの成分値CD2、MD2、YD2は大きくなる。入力色値RGBが白頂点Vwから色値Vxへ移動する場合、成分値CD2、MD2、YD2は、ゼロから増大してそれぞれの極大値になる。ブラックKの成分値KD2は、ゼロである。以上により、入力色値RGBが白頂点Vwから色値Vxへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、白から色値Vxに対応する色へ変化する。
色値Vxから黒頂点Vkまでの範囲では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCとマゼンタMとイエロYの成分値CD2、MD2、YD2は小さくなる。入力色値RGBが色値Vxから黒頂点Vkへ移動する場合、成分値CD2、MD2、YD2は、それぞれの極大値から減少してゼロになる。また、ブラックKの成分値KD2は、ゼロから増大して255になる。以上により、入力色値RGBが色値Vxから黒頂点Vkへ移動する場合、出力色値CMYKによって示される色は、色値Vxに対応する色から黒へ変化する。なお、色値Vxの白頂点Vw側と色値Vxの黒頂点Vk側との間で、成分値CD2、MD2、YD2、KD2は連続である。
なお、ラインLd上では、図4(B)で説明した差分比率RDが入力色値RGBに拘わらずに一定であるように、対応関係が構成されてよい。これにより、出力色値CMYKによって示される色相の変化は、抑制される。ただし、ラインLdの少なくとも一部で、差分比率RDが、入力色値RGBの変化に応じて変化してもよい。
図4(A)-図4(C)の対応関係のように、入力色値RGBが黒頂点Vkに近づく場合に特定の色成分のゼロよりも大きな成分値D2を一定に維持する対応関係(第1種対応関係と呼ぶ)は、色域CCのうちの種々の部分に適用されてよい。例えば、第1種対応関係は、色立体CC(図3)の白頂点Vwと黒頂点Vkとを結ぶ無彩色ラインに適用されてよい。また、図4(D)の対応関係のように、入力色値RGBが黒頂点Vkに近づく場合にゼロよりも大きな成分値D2を一定に維持せずに変化させる対応関係(第2種対応関係と呼ぶ)は、色域CCのうちの種々の部分に適用されてよい。例えば、第2種対応関係は、色立体CCの外殻上のライン(例えば、白頂点Vwと緑頂点Vgと黒頂点Vkとを結ぶライン)に適用されてよい。
いずれの場合も、入力色値RGBと出力色値CMYKとの対応関係は、入力色値RGBに適した色が印刷されるように、予め実験的に決定される。例えば、CMYの成分値CD2、MD2、YD2の比率は、入力色値RGBによって示される色相を有する色が印刷されるように、決定される。入力色値RGBが無彩色を示す場合、CMYの成分値CD2、MD2、YD2は、同じ値であってよい。CMYKの成分値CD2、MD2、YD2、KD2のそれぞれの大きさは、入力色値RGBに適した色が印刷されるように、決定される。例えば、図4(B)に示す第1種対応関係において、藍中範囲R22におけるマゼンタMの成分値MD2(すなわち、成分値MD2の極大値)は、255よりも小さくてよい。また、色変換ルックアップテーブル234(図3)の複数のグリッドGDの内の一部の複数のグリッドの対応関係が実験的に決定され、他の複数のグリッドの対応関係は、補間によって決定されてよい。
なお、インクの特性(単位体積当たりの質量、粘性係数など)は、インク毎に異なり得る。従って、2種類のインクの間で成分値D2が同じ場合であっても、印刷による単位面積あたりのインク量(インク面密度とも呼ぶ)は異なり得る。ここで、インク量は、インクの体積を示している。図5は、成分値D2とインク面密度D3との関係の例を示すグラフである。横軸は、成分値D2を示し、縦軸は、インク面密度D3を示している。グラフCD3、MD3、YD3、KD3は、C、M、Y、Kのインク面密度D3をそれぞれ示している。以下、C、M、Y、Kのインク面密度D3を、グラフと同じ符号を用いて、インク面密度CD3、MD3、YD3、KD3とも呼ぶ。
図示するように、インクの種類の拘わらず、インク面密度D3は、成分値D2が大きいほど、大きい。また、図5の例では、CMYのインクに関しては、成分値D2とインク面密度D3との対応関係は、同じである。成分値D2がゼロから255まで変化する場合、インク面密度D3は、ゼロから第1最大値D3aまで増大する。Kのインクに関しては、成分値D2がゼロから255まで変化する場合、インク面密度D3は、ゼロから第2最大値D3bまで増大する。ここで、第2最大値D3bは、第1最大値D3aよりも小さい。成分値D2が同じである場合、ブラックKのインク面密度KD3は、CMYのインク面密度CD3、MD3、YD3よりも小さい。
なお、インクジェット式の印刷実行部290が用いられる場合、インク面密度D3は、以下の方法によって特定可能である。まず、ノズルから吐出される1個のインク滴の体積を特定する。インク滴の体積は、種々の方法によって特定可能である。例えば、高速度カメラを用いて複数の方向からインク滴を撮影する。複数枚の写真は、互いに異なる方向から見たインク滴の2次元形状を示している。これらの2次元形状から、インク滴の3次元形状、すなわち、体積が推定される。写真の総数が多いほど、体積の推定の精度は向上する。互いに異なるサイズを有するP種類(Pは2以上の整数)のインク滴が印刷に用いられる場合、P種類のインク滴のそれぞれの体積が、推定される。なお、ノズルから吐出されるインク滴の種類は、ヘッド292のアクチュエータ(図示せず)を駆動する駆動信号の波形を用いて、特定可能である。
インク滴の体積は、以下の方法によって特定されてもよい。インクのカートリッジの質量を測定する(第1質量と呼ぶ)。質量の測定後にカートリッジを装着部に装着する。例えば、質量の測定後に、カートリッジ400C、400M、400Y、400Kが、装着部297C、297M、297Y、297Kに装着される。1種類のインク滴を、複数回、ヘッド292に吐出させる(ここで、インク滴の総数を、数えておく)。インク滴の吐出により、カートリッジ内のインクの量が減少する。カートリッジを装着部から取り外し、カートリッジの質量を測定する(第2質量と呼ぶ)第2質量から第1質量を減算して得られる差分は、ヘッド292から吐出されたインクの総質量を示している。別途、インクの単位体積あたりの質量を測定する(体積密度と呼ぶ)。インクの総質量を体積密度で除算することによって、ヘッド292から吐出されたインクの総体積が算出される。インクの総体積を、インク滴の総数で除算することによって、1個のインク滴の体積が算出される(単位は、例えば、ピコリットル)。この方法によれば、ヘッド292から吐出される複数個のインク滴の間で体積が変動する場合であっても、平均的な体積を算出することができる。
次に、印刷実行部290にパッチ画像を印刷させる。パッチ画像は、1つの色値で表される均一な色の領域である。ここで、ヘッド292のアクチュエータ(図示せず)を駆動する駆動信号の波形を用いて、P種類のインク滴のそれぞれの総数が数えられる。そして、P種類のインク滴のそれぞれの体積と総数とから、インク総量が算出される。インク総量をパッチ画像の面積で除算することによって、インク面密度D3が算出される。パッチ画像の面積は、1平方センチメートル以上、10平方センチメートル以下の範囲内であってよい。また、インク面密度D3は、1平方センチメートルあたりのインク量であってよい。
なお、インク毎にインク面密度D3を特定するためには、パッチ画像を表す第2色空間(本実施例では、CMYK色空間)の画像データを用いて、色変換処理を行わずに、パッチ画像が印刷されてよい。パッチ画像のCMYKの色値のうちシアンCの成分値CD2のみがゼロよりも大きい場合、パッチ画像の印刷によって、シアンCのインク面密度D3を容易に特定できる。他の色成分についても、同様である。
図6(A)、図6(B)は、印刷可能な色の範囲(ガマットとも呼ばれる)の例の説明図である。図6(A)、図6(B)は、CIELAB色空間におけるガマットを示している。図6(A)では、横軸は、a*を示し、縦軸は、L*を示している。図6(B)では、横軸は、b*を示し、縦軸は、L*を示している。
図中には、2つのガマットGM、GMxが示されている。第1ガマットGMは、実施例を示している。第2ガマットGMxは、参考例を示している(参考ガマットGMxとも呼ぶ)。図中の色値GVk、GVkxは、黒頂点Vk(図3)に基づいて印刷される色を示している(黒色値GVk、GVkxとも呼ぶ)。
参考ガマットGMxは、参考ルックアップテーブル(図示せず)を用いて印刷される色の範囲を示している。参考ルックアップテーブルは、黒色値GVkxの明度(L*)を低くするために、黒頂点Vkに対応するブラックKのインク面密度KD3が、実施例のインク面密度KD3よりも大きくなるように、構成されている。例えば、ブラックKの成分値KD2が最大値(255)である場合に、ブラックKのインク面密度D3は、第1最大値D3aよりも大きい。この結果、参考ガマットGMxの黒色値GVkxの明度(L*)は、実施例のガマットGMの黒色値GVkの明度(L*)よりも暗い。
なお、インク使用量が過度に多い場合、インクの乾燥時間が長くなるなどの不具合が生じ得る。そこで、参考ルックアップテーブルは、黒頂点Vkの近傍の暗い色に対応するCMYのインク面密度CD3、MD3、YD3が、実施例の同じ成分値CD2、MD2、YD2に対応するインク面密度CD3、MD3、YD3よりも小さくなるように、構成されている(なお、インク面密度の比較は、色成分毎に行われる)。この結果、参考ガマットGMxの黒色値GVkxの近傍の暗い色の彩度の範囲は、実施例のガマットGMの黒色値GVkの近傍の暗い色の彩度の範囲よりも、狭い。換言すれば、本実施例の色変換ルックアップテーブル234は、参考ルックアップテーブルと比べて、暗い色の色域を拡張できる。
以上のように、本実施例では、複合機200(図1)の制御部299のプロセッサ210は、以下の処理を実行する。すなわち、S20(図2)では、プロセッサ210は、第1色空間(ここでは、RGB色空間)の色値で表される対象画像データを取得する。S30では、プロセッサ210は、色変換ルックアップテーブル234を用いて色変換処理を実行することによって、対象画像データから第2色空間(ここでは、CMYK色空間)の色値で表される変換済画像データを生成する。色変換ルックアップテーブル234は、第1色空間の色値である入力色値と第2色空間の色値である出力色値との対応関係を表す色変換情報の例である。S40、S50では、プロセッサ210は、変換済画像データを用いて印刷データを生成する。S60では、プロセッサ210は、印刷データを、印刷実行部290に供給する。印刷実行部290は、第1色材と、第1色材の色とは異なる色の色材である第2色材と、を含むL種類(Lは2以上の整数)の色材を用いて画像を印刷する印刷実行部の例である。本実施例では、L種類の色材は、CMYKの4種類のインクである。そして、ブラックKのインクは、第1色材の例であり、マゼンタMのインクは、第2色材の例である。また、RGB色空間の入力色値は、3個の入力色成分RGBのそれぞれの値で表されている。また、CMYK色空間の出力色値は、4種類の色材に対応する4個の出力色成分CMYKのそれぞれの値で表されている。
また、図3には、RGB色空間の色域CCの外殻上の色値とラインとが示されている。例えば、白頂点Vwは、最も明るい白を示す白入力色値の例である。黒頂点Vkは、最も暗い黒を示す黒入力色値の例である。また、3本のラインLa-Lbは、以下に説明する特定ラインの例である(特定ラインLa-Lcとも呼ぶ)。特定ラインは、白頂点Vwと外殻上の特定入力色値とを最短距離で結ぶ白側部分ラインと、特定入力色値と黒頂点Vkとを最短距離で結ぶ黒側部分ラインと、で構成されるラインである。第1ラインLa上の青頂点Vbは、第1ラインLaの特定入力色値に対応している。第1ラインLaは、第1白側部分ラインLa1と第1黒側部分ラインLa2とで構成されている。同様に、第2ラインLb上の藍点Vidは、第2ラインLbの特定入力色値に対応している。第2ラインLbは、第2白側部分ラインLb1と第2黒側部分ラインLb2とで構成されている。第3ラインLc上のマゼンタ頂点Vmは、第3ラインLcの特定入力色値に対応している。第3ラインLcは、第3白側部分ラインLc1と第3黒側部分ラインLc2とで構成されている。
また、色変換ルックアップテーブル234は、以下の対応関係を定めるように、構成されている。図4(A)-図4(C)で説明したように、特定ラインLa-Lc上の所定の第1基準色値V11、V21、V31から黒頂点Vkまでの範囲内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、ブラックKの成分値KD2が大きくなる。特定ラインLa-Lc上の黒頂点Vkを含む範囲であって第1基準色値V11、V21、V31よりも黒頂点Vk側に位置する暗範囲R11、R21、R31内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、マゼンタMの成分値MD2が小さくなる。ここで、暗範囲R11、R21、R31の白頂点Vw側の端の色値である第2基準色値V12、V22、V32は、第1基準色値V11、V21、V31よりも黒頂点Vk側に位置している(すなわち、暗範囲R11、R21、R31は、第1基準色値V11、V21、V31よりも黒頂点Vk側に位置している)。特定ラインLa-Lc上の白頂点Vwを含む明範囲R13、R23、R33内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、マゼンタMの成分値MD2が大きくなる。特定ラインLa-Lc上の明範囲R13、R23、R33と暗範囲R11、R21、R31との間の範囲である中範囲R12、R22、R32内では、マゼンタMの成分値MD2が一定である。
このように、特定ラインLa-Lc上の中範囲R12、R22、R32のうちの第1基準色値V11、V21、V31よりも黒頂点Vk側の部分では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどブラックKの成分値KD2が大きくなり、マゼンタMの成分値MD2が一定である。従って、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどマゼンタMの成分値MD2が小さくなる場合と比べて、印刷される暗い色の色域を拡張できる。例えば、暗くて高彩度の色が、印刷可能である。
また、特定ラインLa-Lc上の黒頂点Vkを含む暗範囲R11、R21、R31内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、マゼンタMの成分値MD2が小さくなる。従って、暗範囲R11、R21、R31内の入力色値RGBに基づいて画像が印刷される場合に、インクの過剰な使用を抑制できる。例えば、印刷可能ページ数は、増大し得る。
また、本実施例では、上記の第1色材は、ブラックKの色材であり、上記の第2色材は、マゼンタMの色材である。従って、印刷実行部290がブラックKの色材とマゼンタMの色材とを用いて画像を印刷する場合に、印刷される暗い色の色域を拡張できる。
また、本実施例では、印刷に用いられる色材の種類数Lは、3以上である(具体的には、L=4)。そして、L種類の色材は、第1色材(ここでは、ブラックKのインク)の色と第2色材(ここでは、マゼンタMのインク)の色とのいずれとも異なる色の色材である第3色材を含んでいる。シアンCのインクは、第3色材の例である。そして、色変換ルックアップテーブル234は、以下の対応関係を定めるように、構成されている。図4(B)で説明したように、特定ラインLb上の黒頂点Vkを含む暗範囲R21内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCの成分値CD2が小さくなる。ここで、暗範囲R21の白頂点Vw側の端の色値である第2基準色値V22は、第1基準色値V21よりも黒頂点Vk側に位置している(すなわち、暗範囲R21は、第1基準色値V21よりも黒頂点Vk側に位置している)。特定ラインLb上の白頂点Vwを含む明範囲R23内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCの成分値CD2が大きくなる。特定ラインLb上の明範囲R23と暗範囲R21との間の範囲である中範囲R22内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、シアンCの成分値CD2が大きくなる。
この構成によれば、特定ラインLb上の中範囲R22のうちの第1基準色値V21よりも黒頂点Vk側の部分では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、ブラックKの成分値KD2が大きくなり、シアンCの成分値CD2が大きくなる。従って、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどシアンCの成分値CD2が小さくなる場合と比べて、印刷される暗い色の色域を拡張できる。例えば、暗くて高彩度の色が、印刷可能である。
また、L種類の色材は、第1色材(ここでは、ブラックKのインク)の色と第2色材(ここでは、マゼンタMのインク)の色と第3色材(ここでは、シアンCのインク)の色とのいずれとも異なる色の色材である第4色材を含んでいる。イエロYのインクは、第4色材の例である。そして、色変換ルックアップテーブル234は、以下の対応関係を定めるように、構成されている。図4(B)で説明したように、第1差分DF1は、MCYの成分値MD2、CD2、YD2のうちの最大値から最小値を引いた差分である。第2差分DF2は、MCYの成分値MD2、CD2、YD2とのうちの中央値から最小値を引いた差分である。特定ラインLb上の中範囲R22内では、差分比率RD(=DF2/DF1)が一定である。この構成によれば、特定ラインLb上で入力色値RGBが変化する場合に、出力色値CMYKによって示される色相の変化が抑制される。なお、差分比率RDは、特定ラインLb上の3つの範囲R21、R22、R23の間で異なっていてもよい。例えば、藍暗範囲R21と藍明範囲R23との少なくとも一方において、差分比率RDは、入力色値RGBの変化に応じて変化してもよい。なお、藍中範囲R22において、差分比率RDが、入力色値RGBの変化に応じて変化してもよい。
また、本実施例では、上記の第3色材は、シアンCの色材である。従って、印刷実行部290がブラックKの色材とマゼンタMの色材とシアンCの色材とを用いて画像を印刷する場合に、印刷される暗い色の色域を拡張できる。
また、本実施例では、印刷に用いられる色材の種類数Lは、3以上である(具体的には、L=4)。そして、L種類の色材は、第1色材(ここでは、ブラックKのインク)の色と第2色材(ここでは、マゼンタMのインク)の色とのいずれとも異なる色の色材である第4色材を含んでいる。イエロYのインクは、第4色材の例である。そして、色変換ルックアップテーブル234は、以下の対応関係を定めるように、構成されている。図4(A)-図4(C)で説明したように、特定ラインLa-Lc上の中範囲R12、R22、R32の少なくとも一部の内では、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほど、イエロYの成分値YD2が大きくなる。従って、出力色値CMYKは、入力色値RGBの変化に応じて、変化できる。
また、図4(A)-図4(D)、図5で説明したように、出力色値CMYKの4個の色成分のそれぞれ値は、対応する色材の単位面積あたりの量を示している。従って、プロセッサ210は、変換済画像データを用いることによって、印刷実行部290に供給される適切な印刷データを生成できる。
なお、入力色値RGBが変化し、色材の単位面積あたりの量(すなわち、インク面密度D3)が一定である場合、その色材に対応する成分値D2は一定であるといえる。ここで、インク面密度D3は、インク面密度D3の測定誤差の範囲内で変化してよい。インク面密度D3の測定誤差は、インク滴の体積の測定誤差と、インク滴の総数の測定誤差とから、特定されてよい。
また、図5で説明したように、ブラックKの成分値KD2の最大値(ここでは、255)によって示されるブラックKのインクの単位面積あたりの量(第2最大値D3b)は、マゼンタMの成分値MD2の最大値(ここでは、255)によって示されるマゼンタMのインクの単位面積あたりの量(第1最大値D3a)よりも、少ない。従って、ブラックKの成分値KD2の最大値によって示されるブラックKのインクの単位面積あたりの量が、マゼンタMの成分値MD2の最大値によって示されるマゼンタMのインクの単位面積あたりの量よりも多い場合と比べて、ブラックKのインクの使用量を低減可能である。一般的に、テキストが印刷される場合、テキストの色は黒色である場合が多い。ブラックKのインクの単位面積あたりの量が少ない場合、テキストを含む画像の印刷可能ページ数は、増大する。
また、多くの場合、画像は、白色などの薄い色の用紙に印刷される。ブラックKのインクの単位面積あたりの量が少ない場合であっても、印刷された黒色のテキストのコントラストは、高い。人の目は、観察対象の明るさを、絶対的な明るさではなく、コントラストを用いて認識する。従って、ブラックKのインクの単位面積あたりの量が少ない場合であっても、人の目は、印刷された黒色のテキストの色が十分に暗い色であると認識できる。
また、通常は、ブラックKのインクの単位面積あたりの量が少ない場合、暗い色の色域が狭くなりやすい。本実施例では、図4(A)-図4(C)で説明したように、中範囲R12、R22、R32において、マゼンタMの成分値MD2が一定である(すなわち、マゼンタMのインクの使用量が一定である)。これにより、暗い色の色域が拡張される。以上により、暗い色の色域の拡張と、ブラックKのインクの使用量の低減とを、両立できる。
B.変形例:
(1)図4(A)、図4(B)の実施例において、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどシアンCの成分値CD2が小さくなる第2暗範囲は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどマゼンタMの成分値MD2が小さくなる第1暗範囲R11、R21とは異なっていてよい。また、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどシアンCの成分値CD2が大きくなる第2明範囲は、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどマゼンタMの成分値MD2が大きくなる第1明範囲R13、R23とは異なっていてもよい。
(2)図4(A)-図4(C)の実施例において、中範囲R12、R22、R32の内、入力色値RGBが黒頂点Vkに近いほどイエロYの成分値YD2が大きくなる範囲は、中範囲R12、R22、R32の内の一部であってよい。例えば、イエロYの成分値YD2が大きくなる範囲は、ブラックKの成分値KD2がゼロである範囲であってよい。
(3)図4(A)の第1基準色値V11は、青明範囲R13内に位置してよい。同様に、図4(B)の第1基準色値V21は、藍明範囲R23内に位置してよく、図4(C)の第1基準色値V31は、マゼンタ明範囲R33内に位置してよい。
(4)図5の実施例において、ブラックKの成分値KD2の最大値(ここでは、255)によって示されるブラックKのインクの単位面積あたりの量(第2最大値D3b)は、マゼンタMの成分値MD2の最大値(ここでは、255)によって示されるマゼンタMのインクの単位面積あたりの量(第1最大値D3a)以上であってよい。
(5)特定ラインの途中に位置する特定入力色値は、第1色空間の色域の外殻上の種々の色値であってよい。いずれの場合も、特定ラインは、第1色空間の色域の外殻上のラインであり、白入力色値と特定入力色値とを最短距離で結ぶ白側部分ラインと、特定入力色値と黒入力色値とを最短距離で結ぶ黒側部分ラインと、で構成される。ここで、特定入力色値のN個の色成分(例えば、RGB)のうちの1個以上、N-1個以下の色成分のそれぞれの値は、取り得る範囲の最大値(例えば、255)であることとしてよい。
(6)上記の実施例では、K、M、C、Yのインクが、第1-第4色材の例である。第1-第4色材とインクの種類との対応関係は、他の対応関係であってよい。例えば、第2色材は、シアンCまたはイエロYのインクであってよい。第3色材は、マゼンタMまたはイエロYのインクであってよい。第4色材は、マゼンタMまたはシアンCのインクであってよい。
(7)第1色空間は、RGB色空間に代えて、YCbCr色空間、RC(赤シアン)色空間など、N個(Nは2以上の整数)の色成分で表される種々の色空間であってよい。
(8)印刷に利用可能な色材は、インクに代えて、トナーであってよい。すなわち、印刷実行部は、レーザ式の印刷装置であってよい。また、印刷に利用可能な色材は、CMYKの4種類の色材に代えて、RCK(赤シアン黒)、YK(黄黒)など、L種類(Lは2以上の整数)の種々の色材であってよい。第2色空間は、L種類の色材に対応するL個の色成分で表される種々の色空間であってよい。
(9)色変換情報は、図3で説明した色変換ルックアップテーブル234に代えて、第1色空間の色値である入力色値と第2色空間の色値である出力色値との対応関係を表す種々の情報であってよい。例えば、色変換情報は、入力色値を引数として用いて出力色値を算出する関数であってよい。
(10)画像処理装置による画像処理は、図2の処理に代えて、対象画像データを取得する処理と、色変換処理を実行することによって対象画像データから変換済画像データを生成する処理と、変換済画像データを用いて印刷データを生成する処理と、印刷データを印刷実行部に供給する処理と、を含む種々の処理であってよい。例えば、画像が複数の部分画像に分割されてよい。そして、1個の部分画像を対象とするS10-S70の処理が繰り返されることによって、複数の部分画像のそれぞれが印刷されてよい。
(11)画像処理(例えば、図2の処理)は、種々のシステムによって実行されてよい。例えば、複合機200(図1)からは、スキャナ部280が省略されてよい。一般的には、画像処理装置(例えば、制御部299)と印刷実行部(例えば、印刷実行部290)とを備えるプリンタが、図2の処理を実行してよい。ここで、プリンタは、印刷のための単機能の装置であってよい。また、プリンタは、スキャナ部280を含む複合機200のように、印刷とは異なる処理のための装置を含むシステムであってよい。印刷実行部によって用いられる印刷媒体は、用紙に限らず、布、樹脂製品、金属製品など、種々の媒体であってよい。また、画像処理は、複合機200(ひいては、プリンタ)の制御部に代えて、印刷実行部に接続された外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ)によって実行されてよい。外部装置は、生成した印刷データを印刷実行部に供給してよい。また、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の装置(例えば、コンピュータ)が、画像処理装置による画像処理の機能を一部ずつ分担して、全体として、画像処理の機能を提供してもよい(これらの装置を備えるシステムが画像処理装置に対応する)。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図2のS30の機能を、専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD-ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含み得る。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
200…複合機、210…プロセッサ、215…記憶装置、220…揮発性記憶装置、230…不揮発性記憶装置、232…プログラム、234…色変換ルックアップテーブル、240…表示部、250…操作部、270…通信インタフェース、280…スキャナ部、290…印刷実行部、292…印刷ヘッド、294…移動装置、296…搬送装置、297C-297K…装着部、298…制御部、299…制御部、400C-400K…カートリッジ

Claims (9)

  1. 画像処理装置であって、
    第1色空間の色値で表される対象画像データを取得する取得部と、
    前記第1色空間の色値である入力色値と第2色空間の色値である出力色値との対応関係を表す色変換情報を用いて色変換処理を実行することによって、前記対象画像データから前記第2色空間の色値で表される変換済画像データを生成する変換部と、
    前記変換済画像データを用いて印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    前記印刷データを、第1色材と、前記第1色材の色とは異なる色の色材である第2色材と、を含むL種類(Lは2以上の整数)の色材を用いて画像を印刷する印刷実行部に供給する供給部と、
    を備え、
    前記第1色空間の前記入力色値は、N個(Nは2以上の整数)の入力色成分のそれぞれの値で表され、
    前記第2色空間の前記出力色値は、前記L種類の色材に対応するL個の出力色成分のそれぞれ値で表され、
    前記第1色空間の色域の外殻上において、
    最も明るい白を示す色値を白入力色値と呼び、
    最も暗い黒を示す色値を黒入力色値と呼び、
    前記白入力色値と前記外殻上の特定入力色値とを最短距離で結ぶ白側部分ラインと、前記特定入力色値と前記黒入力色値とを最短距離で結ぶ黒側部分ラインと、で構成されるラインを特定ラインと呼び、
    前記特定ライン上の色値である注目入力色値に前記色変換情報によって対応付けられる前記出力色値を注目出力色値と呼び、
    前記注目出力色値の前記第1色材に対応する出力色成分の値を、第1出力成分値と呼び、
    前記注目出力色値の前記第2色材に対応する出力色成分の値を、第2出力成分値と呼び、
    前記色変換情報は、
    前記特定ライン上の所定の第1基準色値から前記黒入力色値までの範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第1出力成分値が大きくなり、
    前記特定ライン上の前記黒入力色値を含む範囲であって前記所定の第1基準色値よりも前記黒入力色値側に位置する第1暗範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第2出力成分値が小さくなり、
    前記特定ライン上の前記白入力色値を含む第1明範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第2出力成分値が大きくなり、
    前記特定ライン上の前記第1明範囲と前記第1暗範囲との間の範囲である第1中範囲内では、前記第2出力成分値が一定であるように、
    構成されている、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第1色材は、ブラックの色材であり、
    前記第2色材は、シアンの色材とマゼンタの色材とイエロの色材とのいずれかである、
    画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記Lは、3以上であり、
    前記L種類の色材は、前記第1色材の色と前記第2色材の色とのいずれとも異なる色の色材である第3色材を含み、
    前記注目出力色値の前記第3色材に対応する出力色成分の値を、第3出力成分値と呼び、
    前記色変換情報は、
    前記特定ライン上の前記黒入力色値を含む範囲であって前記所定の第1基準色値よりも前記黒入力色値側に位置する第2暗範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第3出力成分値が小さくなり、
    前記特定ライン上の前記白入力色値を含む第2明範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第3出力成分値が大きくなり、
    前記特定ライン上の前記第2明範囲と前記第2暗範囲との間の範囲である第2中範囲内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第3出力成分値が大きくなるように、
    構成されている、画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記Lは、4以上であり、
    前記L種類の色材は、前記第1色材の色と前記第2色材の色と前記第3色材の色とのいずれとも異なる色の色材である第4色材を含み、
    前記注目出力色値の前記第4色材に対応する出力色成分の値を、第4出力成分値と呼び、
    前記第2出力成分値と前記第3出力成分値と前記第4出力成分値とのうちの最大値から最小値を引いた差分を第1差分DF1と呼び、
    前記第2出力成分値と前記第3出力成分値と前記第4出力成分値とのうちの中央値から最小値を引いた差分を第2差分DF2と呼び、
    前記色変換情報は、前記特定ライン上の前記第1中範囲内では、比率DF2/DF1が一定であるように、構成されている、
    画像処理装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像処理装置であって、
    前記第1色材は、ブラックの色材であり、
    前記第2色材は、シアンの色材とマゼンタの色材とイエロの色材とのいずれかであり、
    前記第3色材は、前記シアンの色材と前記マゼンタの色材と前記イエロの色材とうちの前記第2色材とは異なる色材である、
    画像処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記Lは、3以上であり、
    前記L種類の色材は、前記第1色材の色と前記第2色材の色とのいずれとも異なる色の色材である第4色材を含み、
    前記注目出力色値の前記第4色材に対応する出力色成分の値を、第4出力成分値と呼び、
    前記色変換情報は、前記特定ライン上の前記第1中範囲の少なくとも一部の内では、前記注目入力色値が前記黒入力色値に近いほど、前記第4出力成分値が大きくなるように、構成されている、
    画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記出力色値のL個の色成分のそれぞれ値は、対応する色材の単位面積あたりの量を示している、画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記出力色値の前記第1色材に対応する色成分の最大値によって示される前記第1色材の単位面積あたりの量は、前記出力色値の前記第2色材に対応する色成分の最大値によって示される前記第2色材の単位面積あたりの量よりも、少ない、
    画像処理装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記印刷実行部と、を備える、
    プリンタ。
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