JP7347952B2 - 保護装置 - Google Patents
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Description
図7A,図7Bに示すように、変電所900は、発電設備(発電所)99から一次側母線98を介して供給された電力を変圧して二次側母線97に供給する2台の変圧器90_1,90_2と、変圧器90_1,90_2毎に対応して設けられた遮断器93および地絡方向リレー(DGR)92と、を備えている。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号を、括弧を付して記載している。
以下、本発明の実施の形態の具体例について図を参照して説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態において共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
同図に示される変電所100は、複数の変圧器の並列運転が可能な変電設備を備えるとともに、各変圧器において発生した事故を検出するための保護装置を備えている。
また、変圧器1_1と変圧器1_2について、特に区別しない場合には、サフィックスを省略して「変圧器1」と表記する。保護装置10_1と保護装置10_2についても同様に、「保護装置10」と表記する。
なお、保護装置10_1と保護装置10_2とは、同一の構成であるため、代表して保護装置10_1について、具体的に説明する。
具体的に、制御装置6は、地絡過電流リレー4Aの検出結果と地絡過電流リレー4Bの検出結果とに基づく所定条件を満足した場合に、遮断器3を開制御する。
図2に示すように、制御装置6は、条件判定部61と信号出力部62とを有する。
条件判定部61は、地絡過電流リレー4Aの検出結果と地絡過電流リレー4Bの検出結果とに基づく所定条件を満足したか否かを判定する機能部である。具体的に、条件判定部61は、地絡過電流リレー4Bが地絡電流を検出していない状態において、地絡過電流リレー4Aが地絡電流を検出した場合に所定条件を満足したと判定し、上記以外の場合に、所定条件を満足していないと判定する。
図4、図5は、本実施の形態に係る保護装置10の動作を説明するための図である。
このとき、変圧器1_1(保護装置10_1)側では、電流検出器CT1によって地絡電流が検出されるため、地絡過電流リレー4Aは、地絡電流が検出されたことを示す検出結果(H)を制御装置6に出力する。一方で、地絡電流は二次側母線7には流れ込まないため、保護装置10_1側の電流検出器CT2は地絡電流を検出しない。そのため、地絡過電流リレー4Bは、地絡電流が検出されていないこと(L)を制御装置6に出力する。このとき、地絡方向リレー2は、電流検出器CT2によって地絡電流が検出されていないため、開制御(遮断)を指示する制御信号を遮断器3に引き続き出力しない。
このとき、変圧器1_2(保護装置10_2)側では、電流検出器CT2によって地絡電流が検出されるため、地絡過電流リレー4Bが、地絡電流が検出されたことを示す検出結果(H)を制御装置6に出力する。その一方で、変圧器1_2には中性点接地抵抗Rが接続されていないため、変圧器1_2の中性点を経由して地絡点Eに流れ込む地絡電流は発生しない。そのため、保護装置10_2側の電流検出器CT1によって地絡電流は検出されず、地絡過電流リレー4Aは、地絡電流が検出されていないことを示す検出結果(L)を制御装置6に出力する。保護装置10_2側の制御装置6は、地絡過電流リレー4Aによって地絡電流が検出されず(検出結果:L)、且つ地絡過電流リレー4Bによって地絡電流が検出されている(検出結果:H)ことから、所定条件を満足していないと判定し、遮断器3に対し開制御(遮断)を指示する制御信号を出力しない(図3A参照)。
これにより、保護装置10_1側の各遮断器3は閉状態(接続)が維持され、変圧器1_1から二次側母線7への電力供給が継続される。
例えば、仮に、制御装置6が、地絡過電流リレー4Bの検出結果を考慮せず、地絡過電流リレー4Aの検出結果のみに基づいて遮断器3の開閉制御を行う場合について考える。この場合において、例えば、中性点接地抵抗Rが接続されていない変圧器1_2側において地絡事故が発生したとき、上述した図5に示す経路で地絡電流が流れるため、変圧器1_1側の地絡過電流リレー4Aが地絡電流を検出したこと示す検出結果を制御装置6に出力する。制御装置6は、制御装置6から出力された検出結果のみに基づいて、遮断器3を開制御(遮断)する。これにより、地絡事故が発生していない変圧器1_1も一次側母線8および二次側母線7から切り離され、二次側母線7への電力供給が停止してしまう。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
これによれば、例えば地絡事故以外の別の原因で、地絡過電流リレー4A,4Bの検出結果に基づく所定条件を満足する状況が一時的に発生した場合に、遮断器3が誤って開制御されて変圧器1が遮断されてしまうことを防止することが可能となる。
Claims (3)
- 変圧器の中性点とグラウンドとの間に接続された中性点接地抵抗に流れる地絡電流を検出する第1地絡電流検出リレーと、
前記変圧器と母線との間の接続と遮断を切り替える遮断器と、
前記母線に流れる地絡電流を検出する第2地絡電流検出リレーと、
前記第1地絡電流検出リレーの検出結果と前記第2地絡電流検出リレーの検出結果に基づく所定条件を満足した場合に、前記遮断器を開制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記第1地絡電流検出リレーが地絡電流を検出している状態において、前記第2地絡電流検出リレーが地絡電流を検出していない場合に前記所定条件を満足したと判定し、前記遮断器を開制御する
ことを特徴とする保護装置。 - 変圧器の中性点とグラウンドとの間に接続された中性点接地抵抗に流れる地絡電流を検出する第1地絡電流検出リレーと、
前記変圧器と母線との間の接続と遮断を切り替える遮断器と、
前記母線に流れる地絡電流を検出する第2地絡電流検出リレーと、
前記第1地絡電流検出リレーの検出結果と前記第2地絡電流検出リレーの検出結果に基づく所定条件を満足した場合に、前記遮断器を開制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記変圧器に前記中性点接地抵抗が接続され、且つ前記第1地絡電流検出リレーが地絡電流を検出した状態において、前記第2地絡電流検出リレーが地絡電流を検出していない場合に前記所定条件を満足したと判定し、前記遮断器を開制御する
ことを特徴とする保護装置。 - 請求項1または2に記載の保護装置において、
前記制御装置は、前記所定条件を満足した状態が所定期間継続した場合に、前記遮断器を開制御する
ことを特徴とする保護装置。
Priority Applications (1)
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JP2019063903A JP7347952B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019063903A JP7347952B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020167774A JP2020167774A (ja) | 2020-10-08 |
JP7347952B2 true JP7347952B2 (ja) | 2023-09-20 |
Family
ID=72717479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019063903A Active JP7347952B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 保護装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7347952B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Citations (1)
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JP2010074866A (ja) | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Meidensha Corp | 地絡順序遮断装置 |
Family Cites Families (1)
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2019
- 2019-03-28 JP JP2019063903A patent/JP7347952B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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