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JP7344442B2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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JP7344442B2 JP2019193525A JP2019193525A JP7344442B2 JP 7344442 B2 JP7344442 B2 JP 7344442B2 JP 2019193525 A JP2019193525 A JP 2019193525A JP 2019193525 A JP2019193525 A JP 2019193525A JP 7344442 B2 JP7344442 B2 JP 7344442B2
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Description

本発明は、浴槽洗浄装置に係り、特に、浴槽を洗剤で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
従来から洗剤水をノズルから噴射して浴槽を自動で洗浄する浴槽洗浄装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された浴槽洗浄装置においては、浴槽の底面に複数のノズルを設け、洗浄時にはこれらのノズルを底面から突出させて回転させながらノズルから浴槽の内側壁面に向けて洗剤水を噴出させるようになっている。また、入浴時等の浴槽洗浄をしない時には、ノズルを装置本体に収納することができるようになっている。
特開平5-49589号公報
しかし、上述した特許文献1の浴槽洗浄装置においては、浴槽の内側壁面に洗剤水を付着するために、ノズルが回転するだけでなく、ノズルが上下方向に移動するように構成されているため、装置の構造が複雑になりやすいという問題がある。一方、ノズルが上下方向に移動しない場合には、ノズルから噴射された洗剤水がケーシング等に干渉するので、これを解決する必要がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、ノズル本体を上下方向に移動させることなく浴槽の内側壁面に洗剤水を付着させることができる浴槽洗浄装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、浴槽を洗剤で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、浴槽の底面に設けられるケーシングと、このケーシングの内部に設けられ且つ洗剤水を浴槽の内壁面に向けて噴射する噴射口を備えたノズル本体と、このノズル本体を回転させる回転駆動部と、を有し、ノズル本体の噴射口は、洗剤水を斜め上方に向けて噴射するように形成され且つ洗剤水の噴射時においてケーシングの上面と同じ位置又はケーシングの上面よりも低い位置となるように設けられ、ケーシング及びノズル本体は、噴射口から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、ケーシング及びノズル本体は噴射口から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されているので、ノズル本体の噴射口がケーシングの上面と同じ位置又はケーシングの上面よりも低い位置となるように設けられていても、ノズル本体の噴射口から噴射される洗剤水がケーシングやノズルに当たることを防止することができる。そのため、本発明によれば、ノズル本体を上下方向に移動可能としなくても且つ噴射口がケーシングの上面と同じ位置又はケーシングの上面よりも低い位置となるように設けられていても、浴槽の内側壁面に洗剤水を付着させることができる。
また、本発明は、浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、浴槽の底面に設けられるケーシングと、このケーシングの内部に設けられ且つ洗剤水を浴槽の内壁面に向けて噴射する噴射口を備えたノズル本体と、このノズル本体を回転させる回転駆動部と、を有し、ノズル本体の噴射口は、洗剤水を斜め上方に向けて噴射するように形成され且つ洗剤水の噴射時において上記ケーシングの上面と面一となるように延びるノズル本体の上面と同じ位置又はノズル本体の上面よりも低い位置となるように設けられ、ケーシング及びノズル本体は、噴射口から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、ケーシング及びノズル本体は噴射口から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されているので、ノズル本体の噴射口から噴射される洗剤水がケーシングやノズル本体に当たることを防止することができる。そのため、本発明によれば、ノズル本体を上下方向に移動可能としなくても浴槽の内側壁面に洗剤水を付着させることができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方は、噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面の少なくとも一部が噴射口より低い位置となるように形成されている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方が、噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面の少なくとも一部が噴射口より低い位置となるように形成されているので、ノズル本体の噴射口がケーシングの上面よりも低い位置となるように設けられていても、ノズル本体の噴射口から噴射される洗剤水がケーシングやノズル本体に当たることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方は、噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面が噴射口より低い位置となるように、その上面の一部を下方に凹ませた凹部を備えている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方が、噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面が噴射口より低い位置となるように、その上面の一部を下方に凹ませた凹部を備えているので、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方の上面の全体を下方に凹ませる場合と比較して、凹み部分を小さくすることができる。そのため、本発明によれば、凹部の汚れを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、ケーシングは、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面またはケーシングの噴射口より低い位置の上面と、浴槽の底面と、を結ぶ溝部を備えている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面またはケーシングの噴射口より低い位置の上面に洗剤水が侵入したとしても、ケーシングの溝部により、その洗剤水を浴槽の底面に誘導することができる。そのため、本発明によれば、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面またはケーシングの噴射口より低い位置の上面に洗剤水が滞留することを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面は、その底面の少なくとも一部が、ノズル本体が回転して溝部と連通するとき、溝部及び浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面に侵入した洗剤水は、上面の底面の少なくとも一部が、ノズル本体が回転して溝部と連通するとき、溝部及び浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されているので、浴槽の底面に誘導されやすくなる。そのため、本発明によれば、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面に洗剤水が滞留することをより抑制することができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面は、その上面の少なくとも一部が、ノズル本体が回転して溝部と連通するとき、溝部及び浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面に浸入した洗剤水は、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面の少なくとも一部がノズル本体が回転して溝部と連通するとき溝部及び浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されているので、溝部から浴槽の底面に誘導されやすくなる。そのため、ノズル本体の噴射口より低い位置の上面に洗剤水が滞留することを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体の噴射口は、ノズル本体の回転中心からずれた位置に設けられている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体の噴射口が、ノズル本体の回転中心からずれた位置に設けられているので、ノズル本体の大きさをコンパクトにすることができる。
本発明において、好ましくは、ノズル本体の上面は、ケーシングの上面と同じ位置又はケーシングの上面より低い位置に設けられている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体の上面がケーシングの上面と同じ位置又はケーシングの上面より低い位置に設けられているので、ノズル本体が入浴時において使用者の邪魔にならない。
本発明において、好ましくは、ノズル本体の噴射口は、この噴射口から噴射された洗剤水が水平方向よりも上下方向に広がるように形成されている。
このように構成された本発明においては、ノズル本体が洗剤水を噴射口から水平方向よりも上下方向に広がるように噴射するため、浴槽の内側壁面の広い範囲に洗剤水を散布することができ、内側壁面の広い範囲に確実に洗剤水を付着させることができる。
本発明は、好ましくは、更に、ノズル本体の噴射口から液体(洗剤水、湯、水)を噴射して、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方に形成された噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面を洗浄する第1洗浄モードを実行する制御部を有する。
このように構成された本発明においては、制御部が実行する第1洗浄モードにより、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方に形成された噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面の汚れを抑制することができる。
本発明は、好ましくは、更に、ノズル本体の噴射口から液体(洗剤水、湯、水)を噴射して、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方に形成された凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行する制御部を有する。
このように構成された本発明においては、制御部が実行する第1洗浄モードにより、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方に形成された凹部の汚れを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、制御部は、浴槽内の水を排水した後且つ上浴槽内に水が貯留される前に第1洗浄モードを実行する。
このように構成された本発明においては、ノズル本体及びケーシングの少なくとも一方に形成された上面又は凹部が汚れる可能性が最も高い浴槽水の排水の後に、制御部により上面又は凹部の洗浄を行う第1洗浄モードを実行するため、より上面又は凹部の汚れを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、制御部は、浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行し、この第2洗浄モードを実行する前に第1洗浄モードを実行する。
このように構成された本発明においては、制御部が、浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行する前に上面又は凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行するので、第1洗浄モードで落とした汚れを第2洗浄モードで洗い流すことができる。そのため、本発明によれば、第2洗浄モードの後に第1洗浄モードを行う場合に比べて浴槽全体の洗浄性能を高めることができる。
本発明の浴槽洗浄装置によれば、ノズル本体を上下方向に移動させることなく浴槽の内側壁面に洗剤水を付着させることができる。
本発明の実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽を示す全体構成図である。 本実施形態による浴槽洗浄装置のノズルユニットが浴槽の底面に取り付けられた状態を示す上方から見た平面図である。 図2のIII-III線に沿って見た浴槽洗浄装置のノズルユニットの断面図である。 図3の斜視図である。 本実施形態の浴槽洗浄装置のノズルユニットのカバーを透明化して示す斜視図である。 ノズル本体の噴射口から洗剤水が噴射される様子を示す斜視図である。 図5のVII-VII線に沿って見た断面図である。 本実施形態の変形例によるノズル本体の噴射口の近傍の構造を示す斜視図である。 図9は図8に示す変形例によるノズル本体の上面付近の構造を示す断面図である。 本実施形態による浴槽洗浄装置のノズル本体の上部の一部を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態によるノズルユニットを上方から見た概略平面図である。 図11の部分断面図である。 本発明の他の実施形態の変形例によるノズルユニットを上方から見た概略平面図である。 図13の部分断面図である。 本発明の実施形態による浴槽洗浄装置により実行される洗浄モード1及び2を示すフローチャートである。 図15に示す洗浄モード1が実行されたノズル本体の上部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置のノズル本体の上部を示す断面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態による浴槽洗浄装置を説明する。最初に、図1により、本発明の実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽について説明する。図1は本発明の実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽を示す全体構成図である。
図1に示すように、符号1は、浴槽を示し、この浴槽1は、底面2と内側壁面4を備え、これらの底面2と内側壁面4が後述するように洗剤水により洗浄がなされ、さらに、水によりすすぎがなされるようになっている。また、浴槽1の内側壁面4には、給水口6が設けられ、浴槽1内に湯が給水されるようになっている。浴槽1の底面2には、排水口8が設けられ、湯が外部に排水されるようになっている。
次に、浴槽1に後述する洗剤水を供給して浴槽1を自動的に洗浄する浴槽洗浄装置10について説明する。浴槽洗浄装置10は、洗剤水を噴射するためのノズルユニット12を備え、このノズルユニット12は、浴槽1の底面2に取り付けられている。このノズルユニット12は、詳細は後述するが、ノズル本体14、このノズル本体14を支持するためのケーシング16、及び、ノズル本体14を回転させるための電気モータ(ステッピングモータ等)18を備えている。なお、ノズル本体14は、水力により回転させるようにしてもよい。ここで、ノズル本体14は、浴槽1の底面2に対して垂直方向の延びる回転軸を中心にして回転するようになっている。また、図1に示すように、ノズル本体14の回転方向は時計回りである。
浴槽洗浄装置10は、ノズルユニット12に、洗剤水を供給するための3つ流路を備えている。先ず、第1の流路20は、給湯器(図示せず)から湯を供給するための流路であり、この第1の流路20には、上流からフィルター付きの止水栓22、定流量弁24、開閉動作により給水量を制御する給水電磁弁26、温度センサ28、及び、縁切りタンクであり洗剤と湯を混合して洗剤水を生成して貯留するためのシスターン30が設けられている。このシスターン30内にはフロートスイッチ31が設けられており、このフロートスイッチ31により洗剤水の水位が測定できるようになっている。
第2の流路32は、液状の洗剤を供給するための流路であり、この第2の流路32には、上流から洗剤タンク34、洗剤の供給を制御する洗剤電磁弁36、オリフィス38、及び、洗剤の供給量を制御するための洗剤ポンプ40が設けられ、上述したシスターン30に洗剤が供給されるようになっている。
ここで、シスターン30には、上述したようにフロートスイッチ31が設けられており、このフロートスイッチ31からの信号により、給水電磁弁26、洗剤電磁弁36、洗剤ポンプ40等が制御され所望の供給量の洗剤水が生成されるようになっている。また、洗浄ポンプ40の回転数や駆動時間、及び、給水電磁弁26の開弁時間等を制御することにより、洗剤水の濃度を変化させ、所望の濃度の洗剤水を得ることができるようになっている。
第3の流路42は、シスターン30に貯留された洗剤水を上述したノズルユニット12に供給(給水)するための流路である。この第3の流路42には、上流から洗浄ポンプ44及び逆止弁46が設けられている。この洗浄ポンプ44により、ノズルユニット12に供給される洗剤水の流量、即ち、後述するノズル本体14から噴射される洗剤水の流量が制御(調整)できるようになっている。
また、浴槽洗浄装置10は、制御部48を備え、この制御部48により、上述した電気モータ18、洗剤ポンプ40、洗浄ポンプ44等が制御されるようになっている。
なお、上述した例では、第1の流路20に、給湯器から湯を供給しているが、給湯器を使用せず、水(冷水)を供給するようにしてもよい。
また、シスターン30を使用する代りに、ベンチュリ管を使用するようにしてもよい。ベンチュリ管を使用した場合には、洗剤水を生成するが貯留はしない。
なお、シスターン30を使用しない場合には、洗浄ポンプ44の代りに、電磁弁や「ポンプと電磁弁との組合せ」により、洗剤水の流量を制御するようにしてもよい。
次に、図2乃至図4により、本実施形態の浴槽洗浄装置10のノズルユニット12の構造について説明する。図2は本実施形態による浴槽洗浄装置のノズルユニットが浴槽の底面に取り付けられた状態を示す上方から見た平面図であり、図3は図2のIII-III線に沿って見た浴槽洗浄装置のノズルユニットの断面図であり、図4は図3の斜視図である。
図2乃至図4に示すように、ノズルユニット12は、ノズル本体14と、このノズル本体14を回転可能に収納するケーシング16と、ノズル本体14を回転させるための電気モータ18を備えている。ケーシング16は、外筒50と、この外筒50の内側に取り付けられた中間筒52と、この中間筒52の内側に取り付けられた内筒54を備えている。また、この外筒50の上部にはフランジ50aが設けられている。この外筒50は、パッキン56を介して浴槽1の底面2に取り付けられ固定ナット58により底面2に固定されている。
電気モータ18は、中間筒52の下方部分に取り付けられている。この電気モータ18には出力軸18aが取り付けられ、この出力軸18aの先端(上端)には、ノズル本体14が取り付けられている。また、内筒54の下方部分には、ノズル本体14を支持するための筒状の支持部材60が取り付けられている。
さらに、中間筒52の下側部分には、電気モータ18の下方及び側方に沿って断面がL字状の流路部材61が取り付けられており、液体(洗剤水、湯、水)が流れる流路61aを形成している。また、支持部材60と中間筒52との間に流路60aが形成され、さらに、ノズル本体14の内部にも流路15が形成されている。上述した第3の流路42からノズルユニット12に供給された液体(洗剤水、湯、水)は、流路部材61の流路61a、支持部材60と中間筒52との間の流路60a、ノズル本体14の内部の流路15を通って、ノズル本体14の上部に形成された噴射口62に到達するようになっている。
ケーシング16は、さらに、外筒50のフランジ50aの上面と、この外筒50のフランジ50aの上面、中間筒52の上面、内筒54の上面を覆うカバー64を備えている。このように、ケーシング16は、これらの外筒50、中間筒52、内筒54及びカバー64を備えている。なお、ケーシング16は、好ましくはカバー64を備えているが、カバーは備えなくてもよい。
次に、このノズルユニット12の浴槽1の底面2への取り付け方法を説明する。先ず、外筒50を、浴槽1の底面2に形成された取付用開口部68に浴槽1の上方方から挿入し、次に、浴槽1の下方から固定ナット58により浴槽1の底面2に固定する。次に、浴槽1の外部において、中間筒52に出力軸18aを上方から挿入し、電気モータ18及び流路部材61を下方から挿入し、これらの中間筒52、出力軸81a、電気モータ18、流路部材61が一体となるように組み付けておく。次に、浴槽1の外部において、内筒54、ノズル本体14、支持部材60を組み付け、この組付けて一体となった内筒54、ノズル本体14、支持部材60を、上方から上述した中間筒52の内部に挿入する。次に、これらの一体となった中間筒52、出力軸81a、電気モータ18、流路部材61、内筒54、ノズル本体14、支持部材60を、上方から外筒50の内部に底面2の上方から挿入する。この後、カバー64を、外筒50、中間筒52、内筒54のそれぞれの上面に上方から覆うようにして取り付ける。
ここで、メンテナンス等のために、カバー64及び外筒50の内部に挿入された各部材(中間筒52、出力軸18a、電気モータ18、流路部材61、内筒54、ノズル本体14、支持部材60)は、取り出し可能となっている。
ここで、図3に示すように、ノズル本体14と内筒54との間には、ノズル本体14が回転可能なように、隙間(摺動空間)Gが形成されている。この隙間Gからごみが侵入することを防止するためのごみ侵入防止部材として、この隙間Gを覆う環状パッキン78がノズル本体14の外周に取り付けられている。この環状パッキン78は、その一端が保持端としてノズル本体14により保持され、その他端が内筒54の上面に自由端として接触している。
次に、図5乃至図7により、ノズル本体の噴射口の周辺の構造について説明する。図5は本実施形態の浴槽洗浄装置のノズルユニットのカバーを透明化して示す斜視図であり、図6はノズル本体の噴射口から洗剤水が噴射される様子を示す斜視図であり、図7は図5のVII-VII線に沿って見た断面図である。
図5に示すように、ノズル本体14の上面には、噴射口62の回転中心からずれた位置から中心を通って外周縁まで長手方向に延びる凹部70が形成されている。この凹部70の回転中心からずれた位置には、洗剤水や水を噴射する噴射口62が形成されている。
また、内筒54の上方の内周縁部にはドーナツ型の切欠空間74が形成され、ノズル本体14の外周側との間に空間が存在するようになっている。さらに、内筒54、中間筒52、外筒のフランジ50aの上面側には半径方向に延びる4本の溝部76が形成され、これらの溝部76と上述した切欠空間74が連通するようになっている。また、ノズル本体14の凹部70も、切欠空間74を介して4本の溝部76と連通するようになっている。
図6に示すように、ノズル本体14の噴射口62は、細長い円弧形状であり、下方側から上方側に向かって垂直方向に延びるように形成されている。噴射口62から噴射する洗剤水は、水平方向よりも上下方向に広がり、ほぼ扇形形状となる。また、ノズル本体14の噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分の上面17には、噴射口62の位置よりも下方となるように上述した長手方向に延びる凹部70が形成されている。
図7に示すように、ノズル本体14の噴射口62は、ケーシング16のカバー64よりも下方に位置している。さらに、ノズル本体14の噴射口62の噴射方向の前方には上述した凹部70が形成され、この凹部70の底面70aは、浴槽1の底面2に向けて下方に傾斜している。また、同様に、上述した内筒54、中間筒52、外筒50のフランジ50aの上面側に形成された半径方向に延びる4本の溝部76の底面76aも、浴槽1の底面2に向けて下方に傾斜している。
図5乃至図7に示されているように、本実施形態による浴槽洗浄装置10においては、噴射口62から洗剤水が斜め上方に向けて噴射され、ノズル本体14の噴射口62がケーシング16のカバー64よりも下方に位置し、さらに、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分には凹部70が形成されているので、ノズル本体14及びケーシング16は、噴射口62から噴射される洗剤水と干渉することがないようになっている。これにより、本実施形態においては、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分には凹部70が形成されているので、ノズル本体14の上面の全体を下方に凹ませる場合に比べて、凹み部分を小さくすることができる。
更に、図7に示すように、ノズル本体14の噴射口62は、ノズル本体14の回転軸Xの位置である回転中心からずれた位置に設けられている。このため、本実施形態によれば、ノズル本体14の平面視における大きさをコンパクトにすることができる。
次に、図8及び図9により、ノズル本体14の上面形状の変形例について説明する。図8は、本実施形態の変形例によるノズル本体の噴射口の近傍の構造を示す斜視図であり、図9は図8に示す変形例によるノズル本体の上面付近の構造を示す断面図である。
図8に示すように、ノズル本体14の噴射口62は、上述した図6に示す噴射口62と同じである。ノズル本体14の噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分の上面には、噴射口62の位置よりも下方となるように上面の一部がボウル形状にくぼんだ凹部80が形成されている。
図9に示すように、ノズル本体14の噴射口62は、ケーシング16のカバー64よりも下方に位置している。さらに、ノズル本体14の噴射口62の噴射方向の前方には上述した凹部80が形成され、この凹部80の底面80aは、浴槽1の底面2に向けて下方に傾斜している。また、同様に、上述した内筒54、中間筒52、外筒50のフランジ50aの上面側に形成された半径方向に延びる4本の溝部76の底面76aも、浴槽1の底面2に向けて下方に傾斜している。
図8及び図9に示されているように、本実施形態の変形例による浴槽洗浄装置10においても、同様に、噴射口62から洗剤水が斜め上方に向けて噴射され、ノズル本体14の噴射口62がケーシング16のカバー64よりも下方に位置し、さらに、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分には上面の一部がボウル形状にくぼんだ凹部80が形成されているので、ノズル本体14及びケーシング16は、噴射口62から噴射される洗剤水と干渉することがないようになっている。この変形例においても、同様に、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分の一部には凹部80が形成されているので、ノズル本体14の上面の全体を下方に凹ませる場合に比べて、凹み部分を小さくすることができる。
図10は、本実施形態による浴槽洗浄装置のノズル本体の上部の一部を示す拡大断面図である。図10に示すように、ノズル本体14の上面14aは、ケーシング16のカバー64の上面64aより高さHだけ低い位置に設けられている。このため、本実施形態によれば、ノズル本体14の上面14aがケーシング16のカバー64の上面64aより高さHだけ低い位置に設けられているので、ノズル本体14が入浴時において使用者の邪魔にならない。なお、ノズル本体14の上面14aは、ケーシング16のカバー64の上面64aと同じ高さ位置でもよい。
次に、図11乃至図14により、本発明の他の実施形態による浴槽洗浄装置のノズルユニットのノズル本体とケーシングのそれぞれの上面形状を説明する。図11は他の実施形態によるノズルユニットを上方から見た概略平面図であり、図12は図11の部分断面図である。
図11及び図12に示すように、ノズル本体82の噴出口84は、ノズル本体82の端領域に設けられ、噴射口84からの外側上方に向かって洗剤水が噴射されるようになっている。ここで、ノズル本体82の上面82aは、ケーシング86(内筒、中間筒、内筒を一体化して示している)の上面86aよりも、低い位置に設けられている。なお、ノズル本体82の上面82aは、ケーシング86の上面86aと同じ高さ位置でもよい。また、ノズル本体82には、上述した図6や図8の凹部70,80は設けられておらず、ケーシング86の内周側の上面に円環形状の凹部88が形成されている。これにより、ケーシング86の噴射口84の噴射方向の前方に位置する部分の上面に形成された凹部88は、噴射口84よりも下方の位置となる。また、ケーシング86には、凹部88と連通する半径方向に延びる溝部90が形成されている。この結果、この他の実施形態によれば、凹部88に洗剤水が浸入しても、この溝部90により、洗剤水を浴槽1の底面4に誘導することができる。
この他の実施形態においては、ケーシング86の内周側に、噴射口84より低い位置となる凹部88を形成したので、ケーシングの上面の全体を下方に凹ませる場合と比較して、凹み部分を小さくすることができる。
次に、図13及び図14に示すように、他の実施形態の変形例においては、ノズル本体92の噴出口94は、ノズル本体92の中心よりも端よりの領域に設けられ、噴射口94からの外側上方に向かって洗剤水が噴射されるようになっている。ここで、ノズル本体92の上面92aは、ケーシング96(内筒、中間筒、内筒を一体化して示している)の上面96aよりも、低い位置に設けられている。なお、ノズル本体92の上面92aは、ケーシング96の上面96aと同じ高さ位置でもよい。また、ノズル本体92の噴射方向の前方には長手方向に延びる凹部98が設けられ、さらに、ケーシング96の内周側の上面に円環形状の凹部100が形成されている。これにより、噴射口94の噴射方向の前方に位置する部分の上面に形成された凹部98,100は、噴射口94よりも下方の位置となる。また、ケーシング96には、凹部98,100と連通する半径方向に延びる溝部102が形成されている。この結果、この他の実施形態によれば、凹部98、100に洗剤水が浸入しても、この溝部102により、洗剤水を浴槽1の底面4に誘導することができる。
この他の実施形態の変形例においては、ノズル本体92及びケーシン96の両方に、噴射口94より低い位置となる凹部98,100を形成したので、ケーシングの上面の全体を下方に凹ませる場合と比較して、凹み部分を小さくすることができる。
次に、図15及び図16により、本発明の実施形態による浴槽洗浄装置により実行される洗浄モード1及び洗浄モード2を説明する。図15は本発明の実施形態による浴槽洗浄装置により実行される洗浄モード1及び2を示すフローチャートであり、図16は洗浄モード1が実行されたノズル本体の上部を示す断面図である。ここで、図15に示すSは各ステップを示している。
図15に示すように、先ず、S1において、湯槽に給湯する(湯張りを行う)。次に、S2において、入浴を行い、次に、S3において、湯槽からお湯を排出する(排水)。次に、S4に進み、ノズル本体の上面又はノズル本体又はケーシングの少なくとも一方に形成された凹部に、ノズル本体の噴射口から洗剤水を噴射して、凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行する。次に、S5に進み、上述した浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行する。ここで、凹部を洗浄する第1洗浄モードにおいて、洗剤水の代わりに、湯又は水を噴射するようにしてもよい。
図16に示すように、第1洗浄モードにおいて、噴射口62から噴射される洗剤水の流量を極端に少なくすると、洗剤水は斜め上方から下方に落下し、ノズル本体14に設けられた上面や凹部70やケーシングに設けられた凹部を洗浄することができる。この第1洗浄モードを実行することにより、上面や凹部の汚れを抑制することができる。
第1洗浄モードは、上面及び凹部の汚れる可能性が最も高い浴槽からの排水の後に実行されるので、より上面及び凹部の汚れを抑制することができる。
また、浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行する前に上面又は凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行するので、第1洗浄モードで落とした汚れを第2洗浄モードで洗い流すことができる。そのため、本実施形態によれば、第2洗浄モードの後に第1洗浄モードを行う場合に比べて浴槽全体の洗浄性能を高めることができる。
次に、上述した本発明の実施形態等による浴槽洗浄装置の作用効果を説明する。
先ず、本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ケーシング16及びノズル本体14は噴射口62から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されている(図5~図7等参照)ので、ノズル本体14の噴射口62がケーシング16の上面(カバー64の上面64a)と同じ位置又はケーシング16の上面64aよりも低い位置となるように設けられていても、ノズル本体14の噴射口62から噴射される洗剤水がケーシング16やノズル本体14に当たることを防止することができる。そのため、本実施形態によれば、ノズル本体14を上下方向に移動可能としなくても且つ噴射口62がケーシング16の上面よりも低い位置となるように設けられていても、浴槽1の内側壁面4に洗剤水を付着させることができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14及びケーシング16の少なくとも一方が、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分の上面の少なくとも一部が噴射口より低い位置となるように形成されている(図5~図7,図11~図14等参照)ので、ノズル本体14の噴射口62がケーシング16の上面よりも低い位置となるように設けられていても、ノズル本体14の噴射口62から噴射される洗剤水がケーシング16やノズル本体14に当たることを防止することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14及びケーシング16の少なくとも一方が、噴射口62の噴射方向の前方に位置する部分の上面が噴射口より低い位置となるように、その上面の一部を下方に凹ませた凹部を備えている(図7及び図8、図11~図14等参照)ので、ノズル本体14及びケーシング16の少なくとも一方の上面の全体を下方に凹ませる場合と比較して、凹み部分を小さくすることができる。そのため、本実施形態によれば、凹部の汚れを抑制することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14の噴射口62より低い位置の上面またはケーシング16の噴射口62より低い位置の上面に洗剤水が侵入したとしても、ケーシング16の溝部76により、その洗剤水を浴槽の底面に誘導することができる。そのため、本実施形態によれば、ノズル本体14の噴射口62より低い位置の上面またはケーシング16の噴射口62より低い位置の上面に洗剤水が滞留することを抑制することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14の噴射口62より低い位置の上面17に浸入した洗剤水は、ノズル本体14の噴射口62より低い位置の上面17の少なくとも一部が、ノズル本体14が回転して溝部76と連通するとき、溝部及び浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されているので、溝部から浴槽の底面に誘導されやすくなる。そのため、ノズル本体14の噴射口62より低い位置の上面17に洗剤水が滞留することを抑制することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14の回転中心からずれた位置に設けられている(図7参照)ので、ノズル本体14の大きさをコンパクトにすることができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14の上面14aがケーシング16のカバー64の上面64aと同じ位置又はケーシング16のカバー64の上面64aより低い位置に設けられている(図10等参照)ので、ノズル本体14が入浴時において使用者の邪魔にならない。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14が洗剤水を噴射口62から水平方向よりも上下方向に広がるように噴射する(図6参照)ため、浴槽の内側壁面の広い範囲に洗剤水を散布することができ、内側壁面の広い範囲に確実に洗剤水を付着させることができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、制御部48が実行する第1洗浄モードにより、ノズル本体14及びケーシング16の少なくとも一方に形成された凹部の汚れを抑制することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、ノズル本体14及びケーシング16の少なくとも一方に形成された上面又は凹部が汚れる可能性が最も高い浴槽水の排水の後に、制御部48により上面又は凹部の洗浄を行う第1洗浄モードを実行するため、より上面又は凹部の汚れを抑制することができる。
本実施形態による浴槽洗浄装置においては、制御部48が、浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行する前に上面又は凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行するので、第1洗浄モードで落とした汚れを第2洗浄モードで洗い流すことができる。そのため、本実施形態によれば、第2洗浄モードの後に第1洗浄モードを行う場合に比べて浴槽全体の洗浄性能を高めることができる。
次に、図17により、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置について説明する。図17は本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置のノズル本体の上部を示す断面図である。この第2実施形態による浴槽洗浄装置は、上述した実施形態による浴槽洗浄装置と基本構造は同じであるので、以下、この異なる部分のみ説明する。
図17に示すように、ケーシング110のカバー112は、外周端から内周端に向かってほぼ直線状に上方に延びている。ノズル本体114の上面114aは、上方に凸の円弧形状となっており、さらに、ケーシング110のカバー112と面一となるように、カバー112と連続した形状となっている。
また、ノズル本体114は、洗剤水を斜め上方に向けて噴射する噴射口116を有し、この噴射口116は、ノズル本体114の上面114aと同じ高さ位置又は上面114aより低い位置となるように設けられている。このため、ノズル本体114の噴射口116は、ケーシング110のカバー112の内側へ延びる仮想線Vよりも低い位置に設けられている。この実施形態においても、ノズル本体114及びケーシング110の少なくとも一方が、噴射口116の噴射方向の前方に位置する部分の上面114aの少なくとも一部が噴射口より低い位置となるように形成されているので、ケーシング110及びノズル本体114は噴射口116から噴射される洗剤水と干渉しないようになっている。
この第2実施形態による浴槽洗浄装置においては、ケーシング110及びノズル本体114は噴射口116から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されているので、ノズル本体114の噴射口116から噴射される洗剤水がケーシング110やノズル本体114に当たることを防止することができる。そのため、本実施形態によれば、ノズル本体114を上下方向に移動可能としなくても浴槽1の内側壁面4に洗剤水を付着させることができる。
1 浴槽
2 底面
4 内側壁面
10 浴槽洗浄装置
12 ノズルユニット
14,82,92,114 ノズル本体
16、110 ケーシング
18 電気モータ
20 第1の流路
32 第2の流路
34 洗剤タンク
40 洗剤ポンプ
42 第3の流路
44 洗浄ポンプ
48 制御部
50 外筒
52 中間筒
54 内筒
62,84,94,116 噴射口
64,112 カバー
70,80,88,98,100 凹部
76,90,102 溝部

Claims (11)

  1. 浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、
    浴槽の底面に設けられるケーシングと、
    このケーシングの内部に設けられ且つ洗剤水を浴槽の内壁面に向けて噴射する噴射口を備えたノズル本体と、
    このノズル本体を回転させる回転駆動部と、を有し、
    上記ノズル本体の噴射口は、洗剤水を斜め上方に向けて噴射するように形成され且つ洗剤水の噴射時において上記ケーシングの上面と面一となるように延びる上記ノズル本体の上面と同じ位置又は上記ノズル本体の上面よりも低い位置となるように設けられ、
    上記ケーシング及び上記ノズル本体は、上記噴射口から噴射される洗剤水と干渉しないように形成されていることを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 上記ノズル本体及び上記ケーシングの少なくとも一方は、上記噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面の少なくとも一部が上記噴射口より低い位置となるように形成されている、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  3. 上記ノズル本体及び上記ケーシングの少なくとも一方は、上記噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面が上記噴射口より低い位置となるように、その上面の一部を下方に凹ませた凹部を備えている、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  4. 上記ケーシングは、上記ノズル本体の噴射口より低い位置の上面または上記ケーシングの上記噴射口より低い位置の上面と、上記浴槽の底面と、を結ぶ溝部を備えている、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  5. 上記ノズル本体の噴射口より低い位置の上面は、その上面の少なくとも一部が、上記ノズル本体が回転して上記溝部と連通するとき、上記溝部及び上記浴槽の底面に向けて下方傾斜するように形成されている、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  6. 上記ノズル本体の噴射口は、ノズル本体の回転中心からずれた位置に設けられている、請求項1乃至の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
  7. 上記ノズル本体の噴射口は、この噴射口から噴射された洗剤水が水平方向よりも上下方向に広がるように形成されている、請求項1乃至の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
  8. 更に、上記ノズル本体の噴射口から液体を噴射して、上記ノズル本体及び上記ケーシングの少なくとも一方に形成された噴射口の噴射方向の前方に位置する部分の上面を洗浄する第1洗浄モードを実行する制御部を有する、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  9. 更に、上記ノズル本体の噴射口から液体を噴射して、上記ノズル本体及び上記ケーシングの少なくとも一方に形成された上記凹部を洗浄する第1洗浄モードを実行する制御部を有する、請求項に記載の浴槽洗浄装置。
  10. 上記制御部は、上記浴槽内の水を排水した後且つ上浴槽内に水が貯留される前に上記第1洗浄モードを実行する、請求項又は10に記載の浴槽洗浄装置。
  11. 上記制御部は、上記浴槽の内側壁面を洗浄する第2洗浄モードを実行し、この第2洗浄モードを実行する前に上記第1洗浄モードを実行する、請求項10に記載の浴槽洗浄装置。
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