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JP7238531B2 - クレーン - Google Patents

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JP7238531B2
JP7238531B2 JP2019059299A JP2019059299A JP7238531B2 JP 7238531 B2 JP7238531 B2 JP 7238531B2 JP 2019059299 A JP2019059299 A JP 2019059299A JP 2019059299 A JP2019059299 A JP 2019059299A JP 7238531 B2 JP7238531 B2 JP 7238531B2
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Description

本発明は、クレーンに関する。
従来より、代表的な作業車両であるクレーンが知られている。クレーンは、主に走行体と旋回体で構成されている。走行体は、複数の車輪を備え、自走可能としている。旋回体は、ブームのほかにワイヤロープやフックを備え、荷物を吊り下げた状態でこれを運搬可能としている。
ところで、荷物が建築物を構成する鋼材などである場合、荷物を適切な位置に適切な方向で設置しなければ取り付けることができない。そのため、荷物に括り付けたロープを引張って荷物を回転させ、方向を調節する作業を行うことがある(特許文献1参照)。しかし、ロープを引張って荷物を回転させる作業は、特に高所で行う場合に危険であるし、運搬効率の向上を考える上で障害になってしまうという問題があった。また、運搬途中で荷物が回転すると、荷物が周囲の建築物などに衝突してしまうという問題もあった。
特許第6083776号公報
フックに吊り下げられた荷物の方向を調節できるクレーンを提供する。具体的には、運搬効率の向上を実現でき、かつ荷物が周囲の建築物などに衝突するのを防ぐクレーンを提供する。
第一の発明は、
ブームと、
前記ブームに取り付けられたシーブから垂下する運搬用ワイヤロープと、
前記運搬用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しによって昇降するフックと、を備え、
前記フックに荷物を吊り下げた状態で当該荷物を運搬するクレーンであって、
前記シーブに対して前記ブームの長手方向に離隔した位置から垂下する第一回転用ワイヤロープと、
前記第一回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第一引張装置と、
前記シーブに対して前記ブームの短手方向に離隔した位置から垂下する第二回転用ワイヤロープと、
前記第二回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第二引張装置と、を具備し、
前記第一引張装置が前記第一回転用ワイヤロープを巻き入れて前記荷物の一端を引張る、又は前記第二引張装置が前記第二回転用ワイヤロープを巻き入れて前記荷物の他端を引張ることで、前記荷物を回転させて当該荷物の方向を調節する、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係るクレーンにおいて、
前記荷物の方向を誘導する角度範囲が設定され、
前記荷物が回転して当該荷物の方向が前記角度範囲から外れると、前記荷物が逆方向に回転するように当該荷物の一端を引張る又は当該荷物の他端を引張る、ものである。
第三の発明は、第一又は第二の発明に係るクレーンにおいて、
前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材及び前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材は、前記フックに着脱自在とされ、前記フックに取り付けられた状態で当該フックとともに昇降する、ものである。
第四の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材に前記第一引張装置を含み、
前記第一引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、
前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、前記モーターの回転によって発生する回生電力を前記バッテリーに給電する、ものである。
第五の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材に前記第二引張装置を含み、
前記第二引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、
前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、前記モーターの回転によって発生する回生電力を前記バッテリーに給電する、ものである。
第一の発明に係るクレーンは、シーブに対してブームの長手方向に離隔した位置から垂下する第一回転用ワイヤロープと、第一回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第一引張装置と、シーブに対してブームの短手方向に離隔した位置から垂下する第二回転用ワイヤロープと、第二回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第二引張装置と、を具備している。そして、第一引張装置が第一回転用ワイヤロープを巻き入れて荷物の一端を引張る、又は第二引張装置が第二回転用ワイヤロープを巻き入れて荷物の他端を引張ることで、荷物を回転させて荷物の方向を調節する。かかるクレーンによれば、フックに吊り下げられた荷物の方向を調節できる。具体的には、ロープを引張って荷物を回転させる作業が不要となるので、運搬効率の向上を実現できる。また、運搬途中においても荷物の方向を調節できるので、荷物が周囲の建築物などに衝突するのを防ぐことが可能となる。
第二の発明に係るクレーンは、荷物の方向を誘導する角度範囲が設定され、荷物が回転して荷物の方向が角度範囲から外れると、荷物が逆方向に回転するように荷物の一端を引張る又は荷物の他端を引張る。かかるクレーンによれば、荷物の方向が角度範囲に収まるようにフックに吊り下げられた荷物の方向を調節できる。
第三の発明に係るクレーンは、第一回転用ワイヤロープの先端側部材及び第二回転用ワイヤロープの先端側部材は、フックに着脱自在とされ、フックに取り付けられた状態でフックとともに昇降する。かかるクレーンによれば、第一回転用ワイヤロープの先端側部材及び第二回転用ワイヤロープの先端側部材の高さを、フックの昇降に合わせて自動的に調節できる。
第四の発明に係るクレーンは、第一回転用ワイヤロープの先端側部材に第一引張装置を含み、第一引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、第一回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、モーターの回転によって発生する回生電力をバッテリーに給電する。かかるクレーンによれば、回生電力がバッテリーに給電されるため、バッテリーの小型化・軽量化を実現できる。従って、ブームに支持される第一引張装置が小型化・軽量化されるので荷物の運搬を妨げない。
第五の発明に係るクレーンは、第二回転用ワイヤロープの先端側部材に第二引張装置を含み、第二引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、第二回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、モーターの回転によって発生する回生電力をバッテリーに給電する。かかるクレーンによれば、回生電力がバッテリーに給電されるため、バッテリーの小型化・軽量化を実現できる。従って、ブームに支持される第二引張装置が小型化・軽量化されるので荷物の運搬を妨げない。
クレーンを示す図。 キャビンの内部を示す図。 第一回転用ワイヤロープ及び第二回転用ワイヤロープが垂下する位置を示す図。 荷方向制御システムの構成を示す図。 荷物の方向を調節する状況を示す図。 荷物の方向を調節する状況を示す図。 荷物の方向が角度範囲から外れた場合に、荷物が逆方向に回転するように荷物の一端を引張る又は荷物の他端を引張る状況を示す図。 第一引張装置及び第二引張装置がフックとともに降下する状況を示す図。 モーターとバッテリー間の給電の関係を示す図。
本願に開示する技術的思想は、以下に説明する実施形態のほか、他の実施形態にも適用できる。
まず、図1から図3を用いて、クレーン1について説明する。
クレーン1は、主に走行体2と旋回体3で構成されている。
走行体2は、左右一対の前輪21と後輪22を備えている。また、走行体2は、荷物Lの運搬作業を行う際に接地させて安定を図るアウトリガ23を備えている。なお、走行体2は、アクチュエータによって、その上部に支持する旋回体3を旋回自在としている。
旋回体3は、その後部から前方へ突き出すようにブーム31を備えている。そのため、ブーム31は、アクチュエータによって旋回自在となっている(矢印A参照)。また、ブーム31は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(矢印B参照)。更に、ブーム31は、アクチュエータによって起伏自在となっている(矢印C参照)。
加えて、ブーム31には、運搬用ワイヤロープ32が架け渡されている。ブーム31の先端部分には、シーブ33が取り付けられており、シーブ33から垂下する運搬用ワイヤロープ32には、フック34が取り付けられている。また、ブーム31の基端側近傍には、ウインチ35が配置されている。ウインチ35は、アクチュエータと一体的に構成されており、運搬用ワイヤロープ32の巻き入れ及び巻き出しを可能としている。そのため、フック34は、昇降自在となっている(矢印D参照)。なお、旋回体3は、ブーム31の側方にキャビン36を備えている。キャビン36の内部には、旋回レバー61や伸縮レバー62、起伏レバー63、巻回レバー64などが設けられている。
また、クレーン1は、第一回転用ワイヤロープ37、第一引張装置38、第二回転用ワイヤロープ39、第二引張装置40を備えている。
第一回転用ワイヤロープ37は、シーブ33に対してブーム31の長手方向に離隔した位置から垂下している。「ブーム31の長手方向に離隔した位置」とは、ブーム31の先端側又はブーム31の基端側に離隔した位置のことである。ブーム31の先端部分(例えばシーブ33に対してブーム31の先端側)には、鉛直方向に延びる第一支持部材41が取り付けられている。第一支持部材41は、第一回転用ワイヤロープ37を支持するための部材である。なお、第一回転用ワイヤロープ37は、ブーム31やその他の部材に取り付けられるとしてもよい。
第一引張装置38は、第一回転用ワイヤロープ37の巻き入れ及び巻き出しを行うものである。第一引張装置38は、第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れる図示されていない第一リール機構と、第一リール機構を駆動するモーターである第一モーター81(図4参照)と、第一モーター81に給電する第一バッテリー83(図4参照)で構成される。そして、第一リール機構が一方に回転すると、第一回転用ワイヤロープ37の下端側が巻き入れられ、第一リール機構が他方に回転すると、第一回転用ワイヤロープ37の下端側が巻き出される。なお、第一引張装置38を第一支持部材41やブーム31などに設けて、第一回転用ワイヤロープ37の上端側の巻き入れ及び巻き出しを行う構成としてもよい。また、第一引張装置38の下端には、第一回転用フック43が取り付けられている。第一回転用フック43は、荷物Lの一端(例えば荷物Lの長手方向の一端)に括り付けた第一連結用ワイヤロープ42を引っ掛ける。
第二回転用ワイヤロープ39は、シーブ33に対してブーム31の短手方向に離隔した位置から垂下している。「ブーム31の短手方向に離隔した位置」とは、ブーム31の右側方側又は左側方側に離隔した位置のことである。ブーム31の先端部分(例えばシーブ33に対してブーム31の右側方側)には、ブーム31の右側方側に水平に延びる第二支持部材44が取り付けられている。第二支持部材44は、第二回転用ワイヤロープ39を支持するための部材である。なお、第二回転用ワイヤロープ39は、ブーム31やその他の部材に取り付けられるとしてもよい。
第二引張装置40は、第二回転用ワイヤロープ39の巻き入れ及び巻き出しを行うものである。第二引張装置40は、第二回転用ワイヤロープ39を巻き入れる図示されていない第二リール機構と、第二リール機構を駆動するモーターである第二モーター82(図4参照)と、第二モーター82に給電する第二バッテリー84(図4参照)で構成される。第二リール機構が一方に回転すると、第二回転用ワイヤロープ39の下端側が巻き入れられ、第二リール機構が他方に回転すると、第二回転用ワイヤロープ39の下端側が巻き出される。なお、第二引張装置40を第二支持部材44やブーム31などに設けて、第二回転用ワイヤロープ39の上端側の巻き入れ及び巻き出しを行う構成としてもよい。また、第二引張装置40の下端には、第二回転用フック46が取り付けられている。第二回転用フック46は、荷物Lの他端(例えば荷物Lの長手方向の他端)に括り付けた第二連結用ワイヤロープ45を引っ掛ける。
第一回転用ワイヤロープ37は、第一支持部材41に着脱自在である。また、第二回転用ワイヤロープ39は、第二支持部材44に着脱自在である。そのため、作業者は、第一回転用ワイヤロープ37、第一引張装置38、第二回転用ワイヤロープ39、第二引張装置40を不要なときに取り外しておくことができ、荷物Wを運搬する作業現場で必要なときに取り付けて利用できる。
次に、図4を用いて、クレーン1が備える荷方向制御システム6について説明する。
荷方向制御システム6は、クレーン1に搭載されたコントローラ7を含んでいる。
コントローラ7は、記憶部7aを有している。記憶部7aは、クレーン1の制御に要する様々なプログラムが記憶されている。
また、コントローラ7は、送受信部7bを有している。送受信部7bは、後述する第一コントローラ8及び第二コントローラ9と信号の送受信ができる。例えば信号の送受信には、無線LANが用いられる。
更に、コントローラ7は、演算処理部7cを有している。演算処理部7cは、各種レバー61~64の操作態様に基づいて信号に変換し、クレーン1のアクチュエータを稼動させる各種バルブ71~74へ送信する。こうして、コントローラ7は、各種レバー61~64の操作態様に応じたブーム31の稼動(旋回動作・伸縮動作・起伏動作)及びウインチ35の稼動(巻入動作・巻出動作)を実現する。
詳しく説明すると、クレーン1のブーム31は、アクチュエータによって旋回自在となっている(図1における矢印A参照)。本願においては、かかるアクチュエータを旋回用モーター47と定義する(図1参照)。旋回用モーター47は、方向制御弁である旋回用バルブ71によって適宜に稼動される。なお、旋回用バルブ71は、コントローラ7の指示に基づいて稼動される。ブーム31の旋回角度や旋回速度は、図示されていないセンサによって検出される。
また、クレーン1のブーム31は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(図1における矢印B参照)。本願においては、かかるアクチュエータを伸縮用シリンダ48と定義する(図1参照)。伸縮用シリンダ48は、方向制御弁である伸縮用バルブ72によって適宜に稼動される。なお、伸縮用バルブ72は、コントローラ7の指示に基づいて稼動される。ブーム31の伸縮長さや伸縮速度は、図示されていないセンサによって検出される。
更に、クレーン1のブーム31は、アクチュエータによって起伏自在となっている(図1における矢印C参照)。本願においては、かかるアクチュエータを起伏用シリンダ49と定義する(図1参照)。起伏用シリンダ49は、方向制御弁である起伏用バルブ73によって適宜に稼動される。なお、起伏用バルブ73は、コントローラ7の指示に基づいて稼動される。ブーム31の起伏角度や起伏速度は、図示されていないセンサによって検出される。
更に、クレーン1のフック34は、アクチュエータによって昇降自在となっている(図1における矢印D参照)。本願においては、かかるアクチュエータを巻回用モーター50と定義する(図1参照)。巻回用モーター50は、方向制御弁である巻回用バルブ74によって適宜に稼動される。なお、巻回用バルブ74は、コントローラ7の指示に基づいて稼動される。フック34の吊下長さや昇降速度は、図示されていないセンサによって検出される。
加えて、荷方向制御システム6は、第一引張装置38に搭載された第一引張装置側コントローラ(以降「第一コントローラ8」とする)を含んでいる。
第一コントローラ8は、記憶部8aを有している。記憶部8aは、第一モーター81の制御に要する様々なプログラムが記憶されている。
また、第一コントローラ8は、送受信部8bを有している。送受信部8bは、上述したコントローラ7と信号の送受信ができる。
更に、第一コントローラ8は、演算処理部8cを有している。演算処理部8cは、信号を第一モーター81へ送信し、第一モーター81を稼動させることができる。こうして、第一コントローラ8は、第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れて荷物Lの一端を引張ることができるのである。
加えて、荷方向制御システム6は、第二引張装置40に搭載された第二引張装置側コントローラ(以降「第二コントローラ9」とする)を含んでいる。
第二コントローラ9は、記憶部9aを有している。記憶部9aは、第二モーター82の制御に要する様々なプログラムが記憶されている。
また、第二コントローラ9は、送受信部9bを有している。送受信部9bは、上述したコントローラ7と信号の送受信ができる
更に、第二コントローラ9は、演算処理部9cを有している。演算処理部9cは、信号を第二モーター82へ送信し、第二モーター82を稼動させることができる。こうして、第二コントローラ9は、第二回転用ワイヤロープ39を巻き入れて荷物Lの他端を引張ることができるのである。
更に加えて、荷方向制御システム6は、クレーン1の操作具として回転ダイヤル65を含んでいる。また、荷方向制御システム6は、クレーン1に設けられたカメラ66とディスプレイ75を含んでいる。
回転ダイヤル65は、フック34に吊り下げられた荷物Lの方向を指示するものである。回転ダイヤル65は、キャビン36の内部における運転座席の近傍に配置されている(図2参照)。なお、回転ダイヤル65は、コントローラ7に接続されている。そのため、コントローラ7は、回転ダイヤル65の操作態様に基づいて荷物Lをどの回転方向にどのくらい回転させるべきか認識することができる。
カメラ66は、フック34に吊り下げられた荷物Lを撮影するものである。カメラ66は、フック34に吊り下げられた荷物Lを真上から撮影すべく、ブーム31の先端部分に取り付けられている(図1参照)。なお、カメラ66は、コントローラ7に接続されている。そのため、コントローラ7は、荷物Lの方向(方位に対する角度)を把握することができる。このように、コントローラ7は、カメラ66が撮影した画像によって荷物Lの方向を把握できるが、フック34に取り付けられる慣性計測装置を用いても荷物Lの方向を把握できる。
ディスプレイ75は、カメラ66が撮影した画像を映し出すものである。ディスプレイ75は、オペレータが各種レバー61~64や回転ダイヤル65を操作しながら視認できるよう、キャビン36の内部における運転座席の前側に取り付けられている(図2参照)。なお、ディスプレイ75は、コントローラ7に接続されている。そのため、コントローラ7は、ディスプレイ75を通じ、オペレータへ情報を提供することができる。
次に、図5及び図6を用いて、荷方向制御システム6の機能について説明する。
荷物Lを右方向に回転させる場合、オペレータは、回転ダイヤル65をつまんで右方向に回す。コントローラ7は、カメラ66が撮影した画像に基づいて回転ダイヤル65が操作された時点の荷物Lの方向を把握する。そして、コントローラ7は、荷物Lを右方向に回転させるために第一引張装置38によって荷物Lの一端を引張るか、第二引張装置40によって荷物Lの他端を引張るかを判定する。例えば第一支持部材41に荷物Lの一端が近づくようにすることで荷物Lが右方向に回転する。そのため、コントローラ7は、第一引張装置38によって荷物Lの一端を引張ると判定し、オペレータによる回転ダイヤル65の操作態様を第一コントローラ8に送信する。第一引張装置38は、第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れて荷物Lの一端を引張ることで、荷物Lを右方向に回転させる(図5における矢印E参照)。
荷物Lを左方向に回転させる場合、オペレータは、回転ダイヤル65をつまんで左方向に回す。コントローラ7は、カメラ66が撮影した画像に基づいて回転ダイヤル65が操作された時点の荷物Lの方向を把握する。そして、コントローラ7は、荷物Lを左方向に回転させるために第一引張装置38によって荷物Lの一端を引張るか、第二引張装置40によって荷物Lの他端を引張るかを判定する。例えば第二支持部材44に荷物Lの他端が近づくようにすることで荷物Lが左方向に回転する。そのため、コントローラ7は、第二引張装置40によって荷物Lの他端を引張ると判定し、オペレータによる回転ダイヤル65の操作態様を第二コントローラ9に送信する。第二引張装置40は、第二回転用ワイヤロープ39を巻き入れて荷物Lの他端を引張ることで荷物Lを左方向に回転させる(図6における矢印F参照)。
以上のように、本クレーン1は、シーブ33に対してブーム31の長手方向に離隔した位置から垂下する第一回転用ワイヤロープ37と、第一回転用ワイヤロープ37の巻き入れ及び巻き出しを行う第一引張装置38と、シーブ33に対してブーム31の短手方向に離隔した位置から垂下する第二回転用ワイヤロープ39と、第二回転用ワイヤロープ39の巻き入れ及び巻き出しを行う第二引張装置40と、を具備している。そして、第一引張装置38が第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れて荷物Lの一端を引張る、又は第二引張装置40が第二回転用ワイヤロープ39を巻き入れて荷物Lの他端を引張ることで、荷物Lを回転させて荷物Lの方向を調節する。かかるクレーン1によれば、フック34に吊り下げられた荷物Lの方向を調節できる。具体的には、ロープを引張って荷物Lを回転させる作業が不要となるので、運搬効率の向上を実現できる。また、運搬途中においても荷物Lの方向を調節できるので、荷物Lが周囲の建築物などに衝突するのを防ぐことが可能となる。
次に、図7を用いて、荷方向制御システム6の他の特徴について説明する。
ここでは、オペレータが回転ダイヤル65を操作して荷物Lを右方向にθa度回転させるものとする。
コントローラ7には、荷物Lの方向を誘導する角度範囲が設定される。角度範囲とは、オペレータが所望する荷物Lの方向に対して所定角度内となる範囲である。所定角度は、荷物Lの方向に関する、許容角度に基づいて設定される。ここでは、所定角度がθb度であるものとする。そのため、角度範囲は、荷物Lを右方向にθa-θb度からθa+θb度回転させる範囲となる。
まず、オペレータは、荷物Lが右方向にθa度回転するように回転ダイヤル65をつまんで右方向にθa度に相当する角度だけ回す。コントローラ7は、第一引張装置38によって荷物Lの一端を引張ると判定し、オペレータによる回転ダイヤル65の操作態様を第一コントローラ8に送信する。第一引張装置38は、第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れて荷物Lの一端を引張ることで荷物Lを右方向に回転させる(矢印G参照)。
その後、コントローラ7は、荷物Lの回転角度がθa+θb度を超えた場合(荷物Lの方向が角度範囲から外れた場合)、荷物Lを逆方向に回転させるため、第二引張装置40に信号を送信する。例えば送信する信号は、荷物Lに逆方向へのインパルス状の回転力を与えるような信号である。このような信号を送信することで、第二引張装置40の稼動を最小限にして、第二バッテリー84の消費を抑制することができる。第二引張装置40は、第二回転用ワイヤロープ39を巻き入れて荷物Lの他端を引張ることで荷物Lを左方向に回転させる(矢印H参照)。
更にその後、コントローラ7は、荷物Lの回転角度がθa-θb度よりも小さくなった場合(荷物Lの方向が角度範囲から外れた場合)、荷物Lを逆方向に回転させるため、第一引張装置38に信号を送信する。例えば送信する信号は、第二引張装置40と同様に、荷物Lに逆方向へのインパルス状の回転力を与えるような信号である。このような信号を送信することで、第一引張装置38の稼動を最小限にして、第一バッテリー83の消費を抑制することができる。第一引張装置38は、第一回転用ワイヤロープ37を巻き入れて荷物Lの一端を引張ることで荷物Lを右方向に回転させる(矢印J参照)。
以上のように、本クレーン1は、荷物Lの方向を誘導する角度範囲が設定され、荷物Lが回転して荷物Lの方向が角度範囲から外れると、荷物Lが逆方向に回転するように荷物Lの一端を引張る又は荷物Lの他端を引張る。かかるクレーン1によれば、荷物Lの方向が角度範囲に収まるようにフック34に吊り下げられた荷物Lの方向を調節できる。
次に、図8を用いて、荷方向制御システム6の他の特徴について説明する。
ここで、第一回転用ワイヤロープ37の先端側部材とは、第一回転用ワイヤロープ37の下端に設けられる部材であり、例えば第一引張装置38である。第二回転用ワイヤロープ39の先端側部材とは、第二回転用ワイヤロープ39の下端に設けられる部材であり、例えば第二引張装置40である。
クレーン1は、フック34の両側面に着脱部材51・52を備えている。
着脱部材51は、第一引張装置38を取り付け及び取り外し自在とするものである。また、着脱部材52は、第二引張装置40を取り付け及び取り外し自在とするものである。
オペレータは、荷物Lの玉掛け作業を行うことができる高さまでフック34を降下させる。このとき、第一引張装置38及び第二引張装置40は、フック34に取り付けられた状態でフック34とともに降下する(矢印K参照)。そのため、オペレータは、フック34を降下させる操作によって、第一引張装置38及び第二引張装置40をフック34と等しく、かつ同時に降下させることができる。なお、オペレータは、フック34を上昇させる際においても、第一引張装置38及び第二引張装置40をフック34に取り付けた状態でフック34とともに上昇させることができる。
以上のように、本クレーン1は、第一回転用ワイヤロープ37の先端側部材(第一引張装置38)及び第二回転用ワイヤロープ39の先端側部材(第二引張装置40)は、フック34に着脱自在とされ、フック34に取り付けられた状態でフック34とともに昇降する。かかるクレーン1によれば、第一回転用ワイヤロープ37の先端側部材(38)及び第二回転用ワイヤロープ39の先端側部材(40)の高さを、フック34の昇降に合わせて自動的に調節できる。
次に、図9を用いて、荷方向制御システム6の他の特徴について説明する。
上述したように第一引張装置38は、第一モーター81と第一バッテリー83を有している。第一モーター81は、第一引張装置38が降下するときの第一リール機構の回転に伴って回転する。このとき、第一モーター81は、発電機として作用する。こうして得られた回生電力は、第一バッテリー83に給電される(矢印M参照)。
具体的に説明すると、第一引張装置38は、自重によって降下する。或いは、第一引張装置38は、フック34に取り付けてフック34を降下させることによって、フック34とともに降下する。そして、第一引張装置38が降下するときに、第一モーター81が発電する回生電力が第一バッテリー83に給電されるのである。当然のことながら、第一引張装置38が上昇するときは、第一バッテリー83の電力が第一モーター81に給電される(矢印N参照)。
なお、第二引張装置40が荷物Lを回転させることによっても、第一リール機構が回転し第一モーター81で回生電力を発電することができる。発電された回生電力は、第一バッテリー83に給電されるとしてもよい。
以上のように、本クレーン1は、第一回転用ワイヤロープ37の先端側部材に第一引張装置38を含み、第一引張装置38がモーター(第一モーター81)とバッテリー(第一バッテリー83)とを有しており、先端側部材(38)が降下するときは、モーター(81)の回転によって発生する回生電力をバッテリー(83)に給電する。かかるクレーン1によれば、回生電力がバッテリー(83)に給電されるため、バッテリー(83)の小型化・軽量化を実現できる。従って、ブーム31に支持される第一引張装置38が小型化・軽量化されるので、荷物Lの運搬を妨げない。
加えて、上述したように第二引張装置40は、第二モーター82と第二バッテリー84を有している。第二モーター82は、第二引張装置40が降下するときの第一リール機構の回転に伴って回転する。このとき、第二モーター82は、発電機として作用する。こうして得られた回生電力は、第二バッテリー84に給電される(矢印P参照)。
具体的に説明すると、第二引張装置40は、自重によって降下する。或いは、第二引張装置40は、フック34に取り付けてフック34を降下させることによって、フック34とともに降下する。そして、第二引張装置40が降下するときに、第二モーター82が発電する回生電力が第二バッテリー84に給電されるのである。当然のことながら、第二引張装置40が上昇するときは、第二バッテリー84の電力が第二モーター82に給電される(矢印Q参照)。
なお、第一引張装置38が荷物Lを回転させることによっても、第二リール機構が回転し第二モーター82で回生電力を発電することができる。発電された回生電力は、第二バッテリー84に給電されるとしてもよい。
以上のように、本クレーン1は、第二回転用ワイヤロープ39の先端側部材に第二引張装置40を含み、第二引張装置40がモーター(第二モーター82)とバッテリー(第二バッテリー84)とを有しており、先端側部材(40)が降下するときは、モーター(82)の回転によって発生する回生電力をバッテリー(84)に給電する。かかるクレーン1によれば、回生電力がバッテリー(84)に給電されるため、バッテリー(84)の小型化・軽量化を実現できる。従って、ブーム31に支持される第二引張装置40が小型化・軽量化されるので、荷物Lの運搬を妨げない。
最後に、クレーン1は、第一引張装置38及び第二引張装置40のうち、一方だけを備える構成としてもよい。クレーン1は、このように構成すると、第一支持部材41に荷物Lの一端を近づけ、又は第二支持部材44に荷物Lの他端を近づけて荷物Lを回転させることができる。
1 クレーン
2 走行体
3 旋回体
31 ブーム
32 運搬用ワイヤロープ
33 シーブ
34 フック
37 第一回転用ワイヤロープ
38 第一引張装置
39 第二回転用ワイヤロープ
40 第二引張装置
6 荷方向制御システム
81 第一モーター(モーター)
82 第二モーター(モーター)
83 第一バッテリー(バッテリー)
84 第二バッテリー(バッテリー)
L 荷物

Claims (5)

  1. ブームと、
    前記ブームに取り付けられたシーブから垂下する運搬用ワイヤロープと、
    前記運搬用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しによって昇降するフックと、を備え、
    前記フックに荷物を吊り下げた状態で当該荷物を運搬するクレーンであって、
    前記シーブに対して前記ブームの長手方向に離隔した位置から垂下する第一回転用ワイヤロープと、
    前記第一回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第一引張装置と、
    前記シーブに対して前記ブームの短手方向に離隔した位置から垂下する第二回転用ワイヤロープと、
    前記第二回転用ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しを行う第二引張装置と、を具備し、
    前記第一引張装置が前記第一回転用ワイヤロープを巻き入れて前記荷物の一端を引張る、又は前記第二引張装置が前記第二回転用ワイヤロープを巻き入れて前記荷物の他端を引張ることで、前記荷物を回転させて当該荷物の方向を調節する、ことを特徴とするクレーン。
  2. 前記荷物の方向を誘導する角度範囲が設定され、
    前記荷物が回転して当該荷物の方向が前記角度範囲から外れると、前記荷物が逆方向に回転するように当該荷物の一端を引張る又は当該荷物の他端を引張る、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材及び前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材は、前記フックに着脱自在とされ、前記フックに取り付けられた状態で当該フックとともに昇降する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクレーン。
  4. 前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材に前記第一引張装置を含み、
    前記第一引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、
    前記第一回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、前記モーターの回転によって発生する回生電力を前記バッテリーに給電する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクレーン。
  5. 前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材に前記第二引張装置を含み、
    前記第二引張装置がモーターとバッテリーとを有しており、
    前記第二回転用ワイヤロープの先端側部材が降下するときは、前記モーターの回転によって発生する回生電力を前記バッテリーに給電する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクレーン。
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