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JP7233326B2 - 風力発電装置の検査装置及び検査方法 - Google Patents

風力発電装置の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Description

本発明は風力発電装置の検査装置及び検査方法に関する。
風力発電装置は、再生可能エネルギーの柱として広く導入が進んでいる。風力発電装置は、ブレードとナセルとタワー部で構成される。風力発電装置は、風と天候に曝されているので、風力発電装の部品に負荷が加わる。負荷は、風力発電装置の部品に疲労に伴う損傷を与えるので、損傷を検出するための技術として例えば特許文献1が提案されている。
特許文献1では、風を受けるブレードと、ブレードを支持するナセルと、ナセルを旋回させるヨー駆動部を備え、これらを支持するタワーが配置されている。
ブレードとタワーには、それぞれ糸を敷設し、ブレード,タワーに損傷が発生すると糸が引き裂かれ、糸の破断を検出器で検出し、ブレード,タワーの損傷を把握するようにしている。
また、検査対象物の探傷装置として、例えば特許文献2が提案されている。特許文献2では、検査対象物を加熱し、検査対象物の温度分布の不連続性を赤外線検出器で測定し、検査対象物の欠陥を判断するようにしている。
特表2014-509705号公報 特開平3-39644号公報
風力発電装置において、ナセルの旋回中心はタワーの中心軸と一致している。ナセルはブレードを支持すると共に、増速機、発電機を内蔵している。増速機、発電機は、その取付位置や大きさが風力発電装置の仕様によって異なるため、ナセルの重心位置はタワーの中心軸とずれている。このため、タワーには常に曲げモーメントが発生している。また、ナセルはタワーに対して回転するので、タワーに加わる曲げモーメントの位置も変化する。繰り返される曲げモーメントの影響を受け、タワーの接続部には疲労に伴う損傷が発生する可能性がある。また、タワーには製造時の施工不良による製造欠陥が隠れている場合がある。このような疲労損傷、製造欠陥等の欠陥を早期に発見し、補修をおこなうことが風力発電装置の寿命向上に繋がる。
特許文献1に記載の技術においては、糸の破断によって損傷を特定しているが、損傷箇所は糸が敷設された直下しか検出できず、損傷箇所を特定するためには多数の糸を敷設する必要がある。このため、特許文献1では、糸の敷設作業性が煩雑であり、また、敷設作業に伴うコストが増加するといった課題があった。さらには、ナセルが回転した状態における欠陥箇所の特定については考慮されておらず、信頼性を向上するのが困難であった。
また、特許文献2に記載の技術においては、検査対象物を加熱する必要があり、風力発電装置のような大型の装置を加熱するには困難であり、風力発電装置の損傷箇所を特定するには不向きであった。さらには、ナセルが回転した状態における欠陥箇所の特定については考慮されておらず、信頼性を向上するのが困難であった。
本発明の目的は、運用コストの増加を抑え、信頼性を向上させた風力発電装置の検査装置及び検査方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、一つの態様において、風を受けて回転するブレードと、前記ブレードの加重を支持するナセルと、複数の部材が接続されて構成され、前記ナセルを旋回可能に支持するタワーと、前記タワーの接続部における欠陥を検出する欠陥検出装置と、前記欠陥検出装置を移動させる移動手段と、前記ナセルを旋回させる駆動手段と、を備え、前記移動手段は前記駆動手段の旋回動作に合わせて前記欠陥検出装置を移動させ、前記欠陥検出装置は、前記タワーの接続部における開口状態に基づいて欠陥を検出することを特徴とする。
本発明によれば、運用コストの増加を抑え、信頼性を向上させた風力発電装置の検査装置及び検査方法を提供することができる。
風力発電装置を示した全体図である。 本発明の第1実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第2実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第3実施例に係る風力発電装置の一部を透視した外観模式図である。 本発明の第4実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第5実施例に係る風力発電装置の一部を透視した外観模式図である。 本発明の第6実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第7実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。 本発明の第8実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第9実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。 本発明の第10実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第11実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。 本発明の第12実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第13実施例に係る風力発電装置のタワーの外観模式図である。 本発明の第14実施例に係る風力発電装置のタワーの外観模式図である。 本発明の第15実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第16実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。 本発明の第17実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。但し、下記の具体例はあくまで例示に過ぎず、発明内容を限定するものではない。
本発明の第1実施例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、風力発電装置を示した全体図である。図1において、風力発電装置は、風を受けて回転するブレード1と、ブレード1の荷重を支持するナセル2と、ナセル2を旋回可能に支持するタワー3とから概略構成される。ナセル2は、タワー3内に設置された駆動手段(図示せず)によりタワー3に対して水平面内で回転可能に支持されている。タワー3は複数の部材が接続されて構成されている。タワー3は、例えば複数の円筒状部材を溶接にて接合してタワー部材を形成し、さらに複数のタワー部材を上下方向に積み重ね、タワー部材同士が対向する部分をボルトで接続して固定する。ブレード1は主軸21、さらには増速機22を介して発電機23に接続されている。増速機22と発電機23は、ナセル2内に配置されている。
風力発電装置は風向きに応じてナセル2がタワー3上を旋回し、風の力を受けてブレード1が回転する。ブレード1の回転は、増速機22を介して発電機23に好適な回転数まで高めて、発電機23に伝えられる。発電機23が回転することで発電された電気エネルギーは、電力変換器(図示せず)によって整流され、さらに変圧器(図示せず)によって電圧を調整し、電力系統に送られる。
タワー3上を旋回するナセル2の旋回中心TCは、タワーの中心軸CAと一致している。ナセル2はブレード1を支持すると共に、増速機22、発電機23を内蔵している。増速機22、発電機23は、その取付位置や大きさが風力発電装置の仕様によって異なるため、ナセル2の重心位置はタワー3の中心軸CAとずれている。このため、タワー3には常に曲げモーメントが発生している。ナセル2はタワー3に対して回転するので、タワー3に加わる曲げモーメントの位置も変化する。繰り返される曲げモーメントの影響を受け、タワーの接続部には、損傷あるいはボルトの緩みが発生する可能性がある。また、タワーの接続部には、接続不良による製造欠陥が隠れている場合がある。これら欠陥を早期に発見し、補修をおこなうことが風力発電装置の寿命向上に繋がる。さらには、ナセル2が回転した状態における欠陥箇所を特定することが信頼性の向上に繋がる。これらを実現する手段について、以下説明する。
図2は、本発明の第1実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。図2において、ナセル2の下部には、ハッチ4が備えられている。ハッチ4にはウインチ(図示せず)が備えられており、このウインチにはワイヤー6が巻かれている。ウインチを操作することによってワイヤー6はウインチの回転ドラムから引き出され、又は巻き取りされる。ワイヤー6はタワー3の外周側に位置する。ワイヤー6には欠陥検出装置5が固定されており、欠陥検出装置5はナセル2から吊下げられた状態となっている。
欠陥検出装置5は赤外線カメラを備えており、ウインチ操作によるワイヤー6の引き出し、又は巻き取りによって、ワイヤー6に固定された欠陥検出装置5が上下方向に移動する。さらにナセル2を旋回させることにより、欠陥検出装置5はタワー3の外周を周方向に移動する。ナセル2及びこのナセル2に備えられたワイヤー6は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
タワー3の外表面には、周方向に沿って溶接部7が形成されている。また、タワー3は、タワー部材同士が対向する部分をボルトで締結して固定している箇所がある。溶接部7の亀裂、ボルトの緩みが発生すると、ナセル2の旋回による曲げモーメントの変化によって開口状態が変化する。欠陥検出装置5はこの開口状態の変化から欠陥を検出する。第1実施例では、溶接部7、ボルト締結部の総称として接続部を称する。
ナセル2を旋回させると、ワイヤー6に吊り下げられ固定された欠陥検出装置5がタワー3の周方向に沿って移動し、溶接部7、ボルト締結部を撮像する。ナセル2がタワー3を一周すると、所定範囲の溶接部7、ボルト締結部の全体を撮像することができる。これを数回繰り返す。溶接部7、ボルト締結部は、タワー3の上下方向に複数形成されているので、ウインチを操作してワイヤー6の引き出し、巻き取りを行い、ワイヤー6に固定された欠陥検出装置5の上下方向の位置を変更させる。欠陥検出装置5から地上側に下したワイヤー6は複数本備えられている。これら複数本のワイヤー6下端を地上側で保持し、この下端の位置を調整することによって、欠陥検出装置5とタワー3の距離を調整する。そして、欠陥検出装置5の赤外線カメラは、欠陥の撮像可能な距離に維持される。
第1実施例では、ブレード1を保持したナセル2の重心がタワー3の中心軸からずれていることを利用し、欠陥検出時にナセル2を旋回させてタワー3に加わる曲げモーメントの状態を能動的に変化させる。
溶接部7では、タワー3に加わる曲げモーメントの変化、溶接不良等により亀裂が生じることがある。また、ボルト締結部では、タワー3に加わる曲げモーメントの変化、ボルトの締め付けトルクの不足によりボルトに緩みが生じることがある。曲げモーメントの変化によって欠陥周囲の応力状態は圧縮側と引張側で相対的に変化するため、溶接部7での亀裂、ボルト締結部でのボルトの緩みによって開口状態が変化する。開口はタワー3の欠陥となる。欠陥による開口は、引張側で発生する。このため、欠陥検出装置5は旋回中心TCに対して、重心と反対側に位置させる。
欠陥検出装置5はナセル2の旋回動作に合わせて移動させ、接続部(溶接部7、ボルト締結部)の開口状態の変化を検査する。そして、欠陥検出装置5はナセル2の旋回によって発生した開口を撮像して欠陥を検出する。ナセル2を旋回させる駆動手段は、接続部(溶接部7、ボルト締結部)における開口状態を変化させる開口変化手段としての機能を有する。移動手段としてのナセル2及びこのナセル2に取り付けられたワイヤー6は、開口変化手段の動作に合わせ欠陥検出装置5を移動させる。ナセル旋回によって開口状態の変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第1実施例によれば、運用コストが比較的安価で信頼性を向上させた風力発電装置の検査装置及び検査方法を提供することができる。
次に本発明の第2実施例について図3を用いて説明する。図3は、本発明の第2実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施例において、第1実施例と異なるところは、ワイヤー6の地上側の下端をワイヤー保持部8にて固定したことにある。
欠陥検出装置5はワイヤー6に固定され、欠陥検出装置5から地上側に延びたワイヤー6は複数本備えられている。第1実施例では、ワイヤー6の地上側の下端は、自由状態であった。第2実施例においては、複数本のワイヤー6の地上側下端をワイヤー保持部8に固定している。このため、複数本のワイヤー6は安定し、欠陥検出装置5の位置を調整し易い。
ナセル2を旋回させると、ナセル2に追随してワイヤー6、欠陥検出装置5、ワイヤー保持部8が移動する。ワイヤー保持部8がタワー3の周方向に移動する際には、ワイヤー保持部8はタワー3と所定の距離を保って移動するので、欠陥検出装置5とタワー3との間を所定の距離を維持したままタワー3の周方向を移動する。そして、欠陥検出装置5は、タワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。
第2実施例によれば、第1実施例の効果に加え、ワイヤー6の地上側の下端をワイヤー保持部8に接続するようにしているので、ナセル2の旋回時において欠陥検出装置5とタワー3との間を所定の距離を維持したままタワー3の周方向を移動することができ、溶接部7、ボルト締結部における欠陥箇所を検出する作業性を向上することができる。
次に本発明の第3実施例について図4を用いて説明する。図4は、本発明の第3実施例に係る風力発電装置の一部を透視した外観模式図である。第1、第2実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3実施例において、第1、第2実施例と異なるところは、欠陥検出装置5、ワイヤー6、ウインチ9をタワー3の内部に位置させたことにある。
第3実施例においては、タワー3内の上部もしくはナセル2の下部にウインチ9を設置している。ウインチ9は常設あるいは仮設は問わない。ウインチ9に巻き付けられたワイヤー6には、欠陥検出装置5を接続する。ウインチ9の操作でワイヤー6が引き出し、もしくは巻き取られ、これに伴って欠陥検出装置5は上下方向移動する。タワー3の内部には、踊り場10が設置されており、欠陥検出装置5の下方から下したワイヤー6の下端位置は、踊り場10にて調整する。ワイヤー6の下端位置は、踊り場10にて調整することによって、タワー3内壁面と欠陥検出装置5の距離が調整され、タワー3内周面全体を撮像できる。
欠陥検出装置5での撮像にあたっては、ナセル2を旋回させ、ナセル2の旋回に合わせてタワー3の内周に沿って欠陥検出装置5を移動させる。ナセル2及びこのナセル2に取り付けられたワイヤー6は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
欠陥検出装置5はナセル旋回によって溶接部7、ボルト締結部における開口状態を撮像して欠陥を検出する。ナセル旋回によって開口状態の変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
また、タワー3は、複数の円筒状部材を溶接にて接合してタワー部材を形成し、さらに複数のタワー部材を上下方向に積み重ね、タワー部材同士が対向するフランジ締結部分をボルトで締結する。ボルトは、タワー3に繰り返し加わる荷重により緩むことがある。ボルトが緩むと、亀裂と同様にボルト締結部において開口(隙間)が生じる。
第3実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を移動させ、欠陥検出装置5にてボルト締結部での開口(隙間)の温度変化を検出する。第3実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第3実施例によれば、第1、第2実施例の効果に加え、タワー3内部において欠陥検出装置5による欠陥の検出を行うようにしているので、雨、風等の天候による影響を抑制することができ、検出精度を向上することができる。
次に本発明の第4実施例について図5を用いて説明する。図5は、本発明の第4実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第3実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第4実施例において、第1乃至第3実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を無人飛行体11に搭載したことにある。
無人飛行体11は無線により操作され、タワー3の外周(外部)を飛行する。ナセル2の旋回に合わせ、無人飛行体11がタワー3の外周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、高度を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第4実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第4実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第4実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11によって欠陥の検出を行うようにしているので、風力発電装置に特別な装置を設置することなく、タワー3の欠陥を検出することができ、また、検査の作業性を向上することができる。
次に本発明の第5実施例について図6を用いて説明する。図6は、本発明の第5実施例に係る風力発電装置の一部を透視した外観模式図である。第1乃至第4実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第5実施例において、第4実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11をタワー3の内部で飛行させることにある。
無人飛行体11は無線により操作され、タワー3の内周を飛行する。ナセル2の旋回に合わせ、無人飛行体11がタワー3の内周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、高度を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第5実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における開口(隙間)の温度変化を検出する。第5実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第5実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11によって欠陥の検出を行うようにしているので、風力発電装置に特別な装置を設置することなく、タワー3の欠陥を検出することができ、また、検査の作業性を向上することができる。
さらに第5実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11はタワー3内部を飛行するようにしているので、雨、風等の天候による影響を受けず、安定した飛行ができ、検出精度を向上することができる。
次に本発明の第6実施例について図7を用いて説明する。図7は、本発明の第6実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第5実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第6実施例において、第1乃至第5実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を自走式ロボット12に搭載したことにある。
自走式ロボット12は無線により操作され、タワー3の外周(外部)を走行する。ナセル2の旋回に合わせ、自走式ロボット12がタワー3の外周を走行し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第6実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における開口(隙間)の温度変化を検出する。第6実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第6実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12によって欠陥の検出を行うようにしているので、風力発電装置に特別な装置を設置することなく、タワー3の欠陥を検出することができ、また、検査の作業性を向上することができる。
次に本発明の第7実施例について図8を用いて説明する。図8は、本発明の第7実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。第1乃至第6実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第7実施例において、第6実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12を、タワー3内部に配置したことにある。
自走式ロボット12は無線により操作され、タワー3の内周を走行する。ナセル2の旋回に合わせ、自走式ロボット12がタワー3の内周を走行し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第7実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第7実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第7実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12によって欠陥の検出を行うようにしているので、風力発電装置に特別な装置を設置することなく、タワー3の欠陥を検出することができ、また、検査の作業性を向上することができる。
さらに第7実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12はタワー3内部を飛行するようにしているので、雨、風等の天候による影響を受けず、安定した走行ができ、検出精度を向上することができる。
次に本発明の第8実施例について図9を用いて説明する。図9は、本発明の第8実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第7実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第8実施例において、第1乃至第7実施例と異なるところは、タワー3の外周に高所作業用の足場13を組み、人力で欠陥検出装置5を操作するようにしたことにある。第8実施例では、足場13はタワー3の外周の一部としているが、タワー3の外周全てを覆うようにすると良い。
作業者20は、欠陥検出装置5を持ち、足場13を利用してタワー3の外周を移動する。ナセル2の旋回に合わせ、作業者20がタワー3の外周に沿って移動し、欠陥検出装置5でタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。作業者20は、足場13を利用する高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。足場13は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第8実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を持った作業者20が移動し、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第8実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第8実施例によれば、欠陥検出装置5を持った作業者20が移動することによって欠陥の検出を行うようにしているので、ナセル2を旋回状態に応じたタワー3の欠陥を検出することができる。また、第8実施例によれば、タワー3の外周には足場13が組まれているので、欠陥を発見した後、直ちに欠陥箇所を補修することができる。
次に本発明の第9実施例について図10を用いて説明する。図10は、本発明の第9実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。第1乃至第8実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第9実施例において、第8実施例と異なるところは、タワー3の内部に高所作業用の足場13を組み、人力で欠陥検出装置5を操作するようにしたことにある。第8実施例では、足場13はタワー3の内部の踊り場10に設置している。
作業者20は、欠陥検出装置5を持ち、足場13を利用してタワー3の内周を移動する。ナセル2の旋回に合わせ、作業者20がタワー3の内周に沿って移動し、欠陥検出装置5でタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。作業者20は、足場13を利用する高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。足場13は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第9実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を持った作業者20が移動し、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第8実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第9実施例によれば、欠陥検出装置5を持った作業者20が移動することによって欠陥の検出を行うようにしているので、ナセル2を旋回状態に応じたタワー3の欠陥を検出することができる。また、第8実施例によれば、タワー3の内周には足場13が組まれているので、雨、風等の天候による影響を受けず、安定した検査ができ、検出精度を向上することができる。
次に本発明の第10実施例について図11を用いて説明する。図11は、本発明の第10実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第9実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第10実施例において、第1乃至第9実施例と異なるところは、タワー3の外部には高所作業車14を準備し、人力で欠陥検出装置5を操作するようにしたことにある。
作業者20は、欠陥検出装置5を持ち、高所作業車14に乗車し、所定の高さ位置に移動する。ナセル2の旋回に合わせ、作業者20がタワー3の外周に沿って移動し、欠陥検出装置5でタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。作業者20は、高所作業車14の高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。欠陥検出装置5は、高所作業車14に固定するようにしても良い。高所作業車14は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第10実施例では、ナセル2を旋回に合わせて欠陥検出装置5を持った作業者20が移動し、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。または、欠陥検出装置5を固定した高所作業車14は、ナセル2を旋回に合わせて移動し、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。
第10実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第10実施例によれば、高所作業車14によって欠陥検出装置5を移動させ欠陥の検出を行うようにしているので、ナセル2を旋回状態に応じたタワー3の欠陥を検出することができる。
次に本発明の第11実施例について図12を用いて説明する。図12は、本発明の第11実施例に係る風力発電装置の一部を透過した外観模式図である。第1乃至第10実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第11実施例において、第10実施例と異なるところは、タワー3の内部の踊り場10に梯子15を立て、人力で欠陥検出装置5を操作するようにしたことにある。
作業者20は、欠陥検出装置5を持ち、梯子15を登り、所定の高さ位置に移動する。ナセル2の旋回に合わせ、作業者20がタワー3の内周に沿って欠陥検出装置5を移動させ、欠陥検出装置5でタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。作業者20は、梯子15の高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。梯子15は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第11実施例では、ナセル2を旋回に合わせて作業者20が欠陥検出装置5を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第11実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第11実施例によれば、欠陥検出装置5を持った作業者20が欠陥検出装置5を移動させることによって欠陥の検出を行うようにしているので、ナセル2を旋回状態に応じたタワー3の欠陥を検出することができる。
次に本発明の第12実施例について図13を用いて説明する。図13は、本発明の第12実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第11実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第12実施例において、第1乃至第11実施例と異なるところは、タワー3の外周にゴンドラ16を配置し、人力で欠陥検出装置5を操作するようにしたことにある。
ゴンドラ16は、ナセル2の下方から延びたワイヤー19によって吊り下げられている。ナセル2の内部には、図示しないウインチが備えられている。作業者20は、欠陥検出装置5を持ってゴンドラ16に乗車し、ウインチを作動させてワイヤー19に接続されたゴンドラ16を所定の高さ位置に移動させる。欠陥検出装置5はゴンドラ16に固定するようにしても良い。ナセル2の旋回に合わせ、作業者20がタワー3の外周に沿って欠陥検出装置5を移動させ、欠陥検出装置5でタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。作業者20は、ゴンドラ16の高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。ナセル2、ワイヤー19及びゴンドラ16は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回によって開口状態が変化した欠陥箇所は、温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第12実施例では、ナセル2を旋回に合わせて作業者20が欠陥検出装置5を移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における隙間の温度変化を検出する。第12実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第12実施例によれば、ゴンドラ16によって欠陥検出装置5を移動させ欠陥の検出を行うようにしているので、ナセル2を旋回状態に応じたタワー3の欠陥を検出することができる。
次に本発明の第13実施例について図14を用いて説明する。図14は、本発明の第13実施例に係る風力発電装置のタワーの外観模式図である。第1乃至第12実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第13実施例において、第1乃至第12実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を無人飛行体11に搭載し、ナセル2搭載前後のタワー3外表面における溶接部7、ボルト締結部の開口状態の変化を検査するようにしたことにある。
無人飛行体11は無線により操作され、タワー3の外周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、高度を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
まず、ナセル2搭載前、無人飛行体11がタワー3の外周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像し、タワー3外表面の開口状態の変化を検査する。
次にナセル2を搭載後、無人飛行体11がタワー3の外周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像し、タワー3外表面の開口状態の変化を検査する。
そして、ナセル2搭載前後の温度変化を比較する。溶接部7における溶接不良、ボルト締結部におけるボルトの締め付け不足がある場所は欠陥箇所であり、ナセル2搭載前後で開口(隙間)が生じることにより温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第13実施例では、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11をタワー3の外周にそって移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における開口(隙間)の温度変化を検出する。第13実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第13実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11によって欠陥の検出を行うようにしているので、建設中のタワー3の欠陥を検出することができる。
次に本発明の第14実施例について図15を用いて説明する。図15は、本発明の第14実施例に係る風力発電装置のタワーの外観模式図である。第1乃至第13実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第14実施例において、第1乃至第13実施例と異なるところは、欠陥検出装置5を自走式ロボット12に搭載し、ナセル2搭載前後のタワー3外表面における溶接部7、ボルト締結部の開口状態の変化を検査するようにしたことにある。
自走式ロボット12は無線により操作され、タワー3の外周を走行し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、高さ位置を変えることで、タワー3における複数箇所の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
まず、ナセル2搭載前、自走式ロボット12がタワー3の外周を走行し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像し、タワー3外表面の開口状態の変化を検査する。
次にナセル2を搭載後、自走式ロボット12がタワー3の外周を走行し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像し、タワー3外表面の開口状態の変化を検査する。
そして、ナセル2搭載前後の温度変化を比較する。溶接部7における溶接不良、ボルト締結部におけるボルトの締め付け不足がある場所は欠陥箇所であり、ナセル2搭載前後で開口(隙間)が生じることにより温度が変化するので、欠陥検出装置5はこの温度変化を検出して欠陥箇所を特定する。
第14実施例では、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12をタワー3の外周にそって移動させ、欠陥検出装置5にて溶接部7、ボルト締結部における開口(隙間)の温度変化を検出する。第13実施例では、この温度変化を検出することにより、溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出することが可能となる。
第14実施例によれば、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11によって欠陥の検出を行うようにしているので、建設中のタワー3の欠陥を検出することができる。
次に本発明の第15実施例について図16を用いて説明する。図16は、本発明の第15実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第14実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第15実施例において、第1乃至第14実施例と異なるところは、欠陥検出装置5にペイントガン等の明示手段18を搭載し、明示手段18により欠陥検出位置17を特定するようにしたことにある。
第1実施例と同様、欠陥検出装置5はワイヤー6によってナセル2から吊下げられている。欠陥検出装置5は、ナセル2の旋回と共に、タワー3の外周を周方向に移動し、溶接部7、ボルト締結部を撮像する。ナセル2及びワイヤー6は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
欠陥検出装置5によって溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出した場合、その欠陥箇所が特定できるような目印が必要となる。そこで、第15実施例では欠陥検出装置5にペイントガン等の明示手段18を搭載した。
ナセル2の旋回と共に欠陥検出装置5がタワー3の外周を移動し、欠陥検出装置5が溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出した場合、作業者は明示手段18を操作し、タワー3の欠陥箇所にインクを塗布する。そして、作業者は、この塗布されたインクの箇所を目印として、欠陥箇所の補修作業を実施する。
第15実施例によれば、欠陥検出装置5にペイントガン等の明示手段18を搭載するようにしているので、検出された欠陥箇所を容易に把握することができる。
次に本発明の第16実施例について図17を用いて説明する。図17は、本発明の第16実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第15実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第16実施例において、第15実施例と異なるところは、無人飛行体11に欠陥検出装置5と明示手段18を搭載したことにある。
第4実施例と同様、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11は、無線により操作され、タワー3の外周を飛行する。ナセル2の旋回に合わせ、無人飛行体11がタワー3の外周を飛行し、無人飛行体11に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。無人飛行体11は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回に合わせ、欠陥検出装置5を搭載した無人飛行体11がタワー3の外周を移動し、欠陥検出装置5が溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出した場合、作業者は明示手段18を操作し、タワー3の欠陥箇所にインクを塗布する。そして、作業者は、この塗布されたインクの箇所を目印として、欠陥箇所の補修作業を実施する。明示手段18は欠陥検出位置を明示する機能を備える。
第16実施例によれば、無人飛行体11にペイントガン等の明示手段18を搭載するようにしているので、検出された欠陥箇所を容易に把握することができる。
次に本発明の第17実施例について図18を用いて説明する。図18は、本発明の第17実施例に係る風力発電装置の外観模式図である。第1乃至第16実施例と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第17実施例において、第15及び第16実施例と異なるところは、自走式ロボット12に欠陥検出装置5と明示手段18を搭載したことにある。
第6実施例と同様、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12は、無線により操作され、タワー3の外周を移動する。ナセル2の旋回に合わせ、自走式ロボット12がタワー3の外周を移動し、自走式ロボット12に搭載された欠陥検出装置5がタワー3の溶接部7、ボルト締結部を撮像する。自走式ロボット12は、欠陥検出装置5を移動させる移動手段を構成している。
ナセル2の旋回に合わせ、欠陥検出装置5を搭載した自走式ロボット12がタワー3の外周を移動し、欠陥検出装置5が溶接部7、ボルト締結部の欠陥を検出した場合、作業者は明示手段18を操作し、タワー3の欠陥箇所にインクを塗布する。そして、作業者は、この塗布されたインクの箇所を目印として、欠陥箇所の補修作業を実施する。明示手段18は欠陥検出位置を明示する機能を備える。
第16実施例によれば、自走式ロボット12にペイントガン等の明示手段18を搭載するようにしているので、検出された欠陥箇所を容易に把握することができる。
以上説明したように本発明に係る各実施例によれば、運用コストの上昇を抑え、信頼性を向上させた風力発電装置の検査装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
1…ブレード、2…ナセル、3…タワー、4…ハッチ、5…欠陥検出装置、6…ワイヤー、7…溶接部、8…ワイヤー保持部、9…ウインチ、10…踊り場、11…無人飛行体、12…自走式ロボット、13…足場、14…高所作業車、15…梯子、16…ゴンドラ、17…欠陥検出位置、18…明示手段、19…ワイヤー、20…作業者、21…主軸、22…増速機、23…発電機

Claims (14)

  1. 風を受けて回転するブレードと、
    前記ブレードの加重を支持するナセルと、
    複数の部材が接続されて構成され、前記ナセルを旋回可能に支持するタワーと、
    前記タワーの接続部における欠陥を検出する欠陥検出装置と、
    前記欠陥検出装置を移動させる移動手段と、
    前記ナセルを旋回させる駆動手段と、を備え、
    前記移動手段は前記駆動手段の旋回動作に合わせて前記欠陥検出装置を移動させ
    前記欠陥検出装置は、前記タワーの接続部における開口状態に基づいて欠陥を検出することを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  2. 請求項1において、
    前記欠陥検出装置は赤外線カメラを備えていることを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  3. 請求項1において、
    前記接続部は溶接部及びボルト締結部であることを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は前記ナセル及び前記ナセルに備えられたワイヤーで構成され、
    前記欠陥検出装置は前記ワイヤーに固定されたことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  5. 請求項において、
    前記ナセルには、前記ワイヤーを引き出し、又は巻き取るウインチを備え、
    前記ウインチの操作により前記欠陥検出装置の上下方向の位置を変更することを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  6. 請求項において、
    前記欠陥検出装置から地上側に延びた前記ワイヤーは複数本備えられ、前記複数本のワイヤーの地上側下端をワイヤー保持部材にて固定したことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  7. 請求項において、
    前記ウインチは、前記タワーの内部に配置したことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  8. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は、前記タワーの外部又は内部を飛行する無人飛行体で構成され、
    前記欠陥検出装置は前記無人飛行体に搭載したことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  9. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は、前記タワーの外部又は内部を走行する自走式ロボットで構成され、
    前記欠陥検出装置は前記自走式ロボットに搭載したことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  10. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は、高所作業車で構成され、
    前記欠陥検出装置は前記高所作業車に搭載したことを特徴とする風力発電装置の検査装
    置。
  11. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は、前記ナセル、前記ナセルに備えられたワイヤー及び前記ワイヤーに接続されたゴンドラで構成され、
    前記欠陥検出装置は前記ゴンドラに固定したことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  12. 請求項1又は2において、
    前記移動手段は、欠陥検出位置を明示する明示手段を備えたことを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  13. 風を受けて回転するブレードと、
    前記ブレードの加重を支持するナセルと、
    複数の部材が接続されて構成され、前記ナセルを旋回可能に支持するタワーと、
    前記タワーの接続部における欠陥を検出する欠陥検出装置と、
    前記欠陥検出装置を移動させる移動手段と、を備え、
    前記欠陥検出装置は、前記タワーに前記ナセル搭載前後における前記接続部の開口変化から欠陥を検出することを特徴とする風力発電装置の検査装置。
  14. 風を受けて回転するブレードと、
    前記ブレードの加重を支持するナセルと、
    複数の部材が接続されて構成され、前記ナセルを旋回可能に支持するタワーと、
    前記タワーの接続部における欠陥を検出する欠陥検出装置と、を備えた風力発電装置の検査方法であって、
    前記欠陥検出装置は、前記ナセルの旋回動作に合わせて移動させ前記接続部の開口状態の変化から欠陥を検出することを特徴とする風力発電装置の検査方法。
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