JP7232013B2 - 引戸装置の防火構造 - Google Patents
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Description
ところで、戸体の框や召合せ方立を形成する素材としてはアルミニウム材が広く用いられているが、アルミニウム材は、火災時等において高温に晒されると変形してしまうことがあり、このため、前記戸尻側框や召合せ方立に設けられる煙返し片もアルミニウム材で形成されていると、熱による変形で防火機能が損なわれてしまう惧れがある。尚、前記特許文献1のものでは、煙返し部における隙間を、火災時等に加熱により膨張する加熱発泡材で埋める技術が開示されているが、煙返し自体が熱により変形してしまったような場合には、このような加熱発泡材だけでは対応しきれないことがある。
そこで従来、戸体の戸尻側框に形成される煙返し部に、アルミニウム材よりも融点の高いステンレス製の補強材を設けた技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、ステンレス製の補強板は、意匠性向上のために外部から視認できないように設けることが要求される場合があり、このため前記特許文献2のものでは、戸尻側框(召合せ框枠)の内部側にステンレス製補強材が組み込まれていて、ステンレス製補強材が外部から視認できないように構成されている。しかしながら特許文献2のものは、ステンレス製補強材を戸尻側框(召合せ框枠)の内部側に組み込むにあたり、戸尻側框とは別部材である召合せ補助材を必要とし、しかも、戸尻側框自体もステンレス製補強材との止着部をカバーするために二つ部材を用いて形成している。このため、部材点数が多く施工に手間がかかるという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、請求項1において、方立煙返し部材は、見込み方向を向き、召合せ方立の電装品収納部突出部分の反開口部側見込み面部に取付けられる取付片部と、該取付片部の先端部から見付け方向に折曲形成される煙返し片部とからなるL字形状のものであることを特徴とする引戸装置の防火構造である。
請求項3の発明は、請求項2において、戸体煙返し部材は、見込み方向を向き、戸尻側框の見込み面部に取付けられる取付片部と、該取付片部の先端部から見付け方向に折曲形成され、戸体の閉鎖状態において方立煙返し部材の煙返し片部と互いに齟齬状態となって見込み方向にオーバーラップする煙返し片部とからなるL字形状のものであることを特徴とする引戸装置の防火構造である。
請求項4の発明は、請求項3において、戸尻側框および召合せ方立の内部には、戸体煙返し部材および方立煙返し部材の煙返し片部と見込み方向にオーバーラップする状態で、鋼材からなる補強材が設けられていることを特徴とする引戸装置の防火構造である。
請求項5の発明は、請求項2から4の何れか一項において、方立煙返し部材を覆う化粧板を設ける一方、方立煙返し部材および前記化粧板は、方立煙返し部材の煙返し片部を覆う化粧板の煙返し片覆蓋部が電装品収納部突出部分の見付け面部と面一状となる状態で、方立煙返し部材の取付片部および該取付片部を覆う化粧板の取付片覆蓋部が電装品収納部突出部分の反開口部側見込み面部に取付けられることを特徴とする引戸装置の防火構造である。
請求項2の発明とすることにより、方立煙返し部材の形状、構造が簡単であって、施工性に優れる。
請求項3の発明とすることにより、戸体煙返し部材の形状、構造が簡単であって、施工性に優れる。
請求項4の発明とすることにより、さらなる防火性能の向上に貢献できる。
請求項5の発明とすることにより、方立煙返し部材および該方立煙返し部材を覆う化粧板を、召合せ方立に設けられる電装品収納部の突出部分を利用して、意匠性に優れた状態で取付けることができる。
3 召合せ方立
4 戸体
5a FIXパネル
9 戸尻側框
22b 戸尻側見込み面部
26 戸体煙返し部材
26a 取付片部
26b 煙返し片部
28 化粧板
30 補強材
32 本体部
32a パネル支持部
33 電装品収納部
33a 突出部分
33b 突出部分戸尻側見込み面部
33d 突出部分見付け面部
35 方立煙返し部材
35a 取付片部
35b 煙返し片部
36 化粧板
36a 取付片覆蓋部
36b 煙返し片覆蓋部
38 補強材
Claims (5)
- 左右方向にスライド移動して開口部を開閉する戸体と、開口部の左右何れか一方側に立設され、戸体が開口部を閉鎖した状態で戸体の戸尻側框と見込み方向に重なり合う召合せ方立とを備えた引戸装置において、
前記戸体の戸尻側框および召合せ方立に、戸尻側框、召合せ方立の素材よりも融点の高い鋼材で形成される戸体煙返し部材、方立煙返し部材を、戸尻側框、召合せ方立の縦方向全長に亘って取付けるにあたり、
前記召合せ方立は、反開口部側半部に、戸体が開口部を開放した状態で戸体と見込み方向に重なり合う壁面を支持する壁面支持部を備えた本体部が形成され、開口部側半部に、本体部よりも戸体側に突出する突出部分を有した中空状の電装品収納部が形成される一方、電装品収納部突出部分の反開口部側見込み面部に方立煙返し部材を取付けたことを特徴とする引戸装置の防火構造。 - 請求項1において、方立煙返し部材は、見込み方向を向き、召合せ方立の電装品収納部突出部分の反開口部側見込み面部に取付けられる取付片部と、該取付片部の先端部から見付け方向に折曲形成される煙返し片部とからなるL字形状のものであることを特徴とする引戸装置の防火構造。
- 請求項2において、戸体煙返し部材は、見込み方向を向き、戸尻側框の見込み面部に取付けられる取付片部と、該取付片部の先端部から見付け方向に折曲形成され、戸体の閉鎖状態において方立煙返し部材の煙返し片部と互いに齟齬状態となって見込み方向にオーバーラップする煙返し片部とからなるL字形状のものであることを特徴とする引戸装置の防火構造。
- 請求項3において、戸尻側框および召合せ方立の内部には、戸体煙返し部材および方立煙返し部材の煙返し片部と見込み方向にオーバーラップする状態で、鋼材からなる補強材が設けられていることを特徴とする引戸装置の防火構造。
- 請求項2から4の何れか一項において、方立煙返し部材を覆う化粧板を設ける一方、方立煙返し部材および前記化粧板は、方立煙返し部材の煙返し片部を覆う化粧板の煙返し片覆蓋部が電装品収納部突出部分の見付け面部と面一状となる状態で、方立煙返し部材の取付片部および該取付片部を覆う化粧板の取付片覆蓋部が電装品収納部突出部分の反開口部側見込み面部に取付けられることを特徴とする引戸装置の防火構造。
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