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JP2017008583A - 建具 - Google Patents

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JP2017008583A
JP2017008583A JP2015125017A JP2015125017A JP2017008583A JP 2017008583 A JP2017008583 A JP 2017008583A JP 2015125017 A JP2015125017 A JP 2015125017A JP 2015125017 A JP2015125017 A JP 2015125017A JP 2017008583 A JP2017008583 A JP 2017008583A
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shoji
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sliding window
fire
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JP2015125017A
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English (en)
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俊介 久我
Shunsuke Kuga
俊介 久我
正 上田
Tadashi Ueda
正 上田
良平 須藤
Ryohei Sudo
良平 須藤
恭仁子 稲垣
Kuniko Inagaki
恭仁子 稲垣
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Abstract

【課題】火災等の熱による障子の下框の中央部における垂れ下がりを抑制し、防火性能を向上させる。
【解決手段】枠体に開閉自在に支持した障子を備えるすべり出し窓1において、障子の下框31bの長手方向中央部の下面(又は、障子の下框31bの長手方向中央部に対向する位置の下枠5bの上面)に支持金具33を設け、障子が、火災等の熱で熱変形し、中央部より垂れ下がってきた場合に、支持金具33と下枠5bの上面とを接触させ、障子を支持金具33により支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建具に関し、とくに防火性能を向上させた建具に関する。
建具では、一般的に、障子の取り付けや取り外し又は開閉を容易にするために、建具枠の上内側面と障子の上外側面との間、建具枠の下内側面と障子の下外側面との間に隙間を設けている。
そのため、火災等でその框の一部が溶融、軟化すると伸びる。縦框が伸びると建具枠の下内側面と障子の下外側面との間隙間分だけ障子が自重で垂れ下がる。また、これに伴い、障子の上外側面と建具枠の上内側面との間の隙間が拡がり、火炎や熱風が通る貫通路(又は貫通孔)が生成され、防火上好ましくない。
この問題に対する解決策として、例えば、特許文献1には、火災等の熱により障子の反りや下がりを防止できるようにしたすべり出し窓が記載されている。
そこで、まず、特許文献1に記載されたすべり出し窓について説明する。
図6は、特許文献1に記載されたすべり出し窓の障子の下部と下枠とを示す縦断面図である。
特許文献1に記載されたすべり出し窓7は、枠8に対して障子9をすべり出し自在に支持し、障子縦框71の見込み面71aに設けた係止部材75と、障子縦框71に対向する位置で下枠61の上面に設けた受け77とを備えている。係止部材75は、対向する縦枠側に突出した見付け壁75bを有し、受け77は、上方に突出した見込み壁77bを有し、係止部材75の見付け壁75bは受け77の見込み壁77bよりも室内側で且つ上方に位置している。
火災発生時に障子縦框71が熱により伸びると、係止部材75の見付け壁75bが、受け77の見込み壁77bの室内側に係止するか又は受け77の見込み壁77bの上端に当接支持(載置)される。
つまり、火災発生時に、係止部材75を受け77上に当接するか、又はその室内側に当接することで障子の反りや下がりを防止し、火災の噴出を防止している。
特許文献1に記載されたすべり出し窓は、火災等の熱による障子の下がりを防止することができる。しかし、その作用は、係止部材が設けられた下枠に対向する障子縦框近傍に限定されており、特に、窓形状が横に長いすべり出し窓の場合は、障子の下框が長くなるにつれて垂れ下がり量が増加するが、その下框の中央部における垂れ下がりについては全く考慮されていない。したがって、下框の長さが長くなるにつれて問題になる、下框の中央部の垂れ下がりを防止することはできない。
障子の中央部において垂れ下がりが生じると、結局、障子の反りにより障子と枠との間を貫通する隙間(以下、単に貫通孔という)が発生し、この貫通孔から熱風の流入や流出、火災の伝搬が発生することとなる。
特開2014−9494号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、火災等の熱による障子の下框の中央部における垂れ下がりを抑制し、火災発生時における貫通孔の形成を防止して防火性能を向上させることである。
本発明は、上枠、下枠及び両縦枠を枠組みして形成した開口枠と、前記開口枠に開閉自在に支持した障子とを備える建具であって、前記障子の下框の長手方向中央部の下面、又は障子の下框の長手方向中央部に対向する位置の下枠の上面に支持具を備え、前記支持具が、前記障子が熱変形したときに、前記障子の下框の前記中央部で前記障子を支持する建具である。
本発明によれば、火災等の熱による障子の下框の中央部における垂れ下がりを抑制し、火災発生時における貫通孔の形成を防止して防火性能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る建具の正面図である。 本発明の実施形態に係る建具の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る建具の横断面図である。 本発明の実施形態に係る建具であって、障子の下部と下枠とを示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る建具であって、障子の上部と上枠とを示す縦断面図である。 従来の建具であって、障子の下部と下枠とを示す縦断面図である。
以下、本発明の建具1の実施形態としてすべり出し窓を例に採り、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具1(即ち、すべり出し窓1)の正面図である。
すべり出し窓1は、図1に示すように、障子3と、枠体5とを備え、障子3は、枠体5に対して図示しないアームによりすべり出し可能(開閉自在)に支持される。
枠体5は、上枠5a、下枠5b及び左右の縦枠5c、5dを枠組みして方形状に形成された開口枠である。
障子3は、上框31aと下框31b(総称して横框ともいう)、及び左右の縦框31c、31dをガラスパネル32の四周に框組することで構成される。
なお、下框31bには、その長手方向中央部の下面において、火災等の熱で障子3が垂れ下がったとき、下框31bを支持するための支持金具33が設けられている。また、上框31aの中央部には引寄せ金具34を設け、さらに上枠5aには引寄せ金具34と対向してガイドローラ51が取り付けられている。
図2は、本発明の実施形態に係るすべり出し窓1の縦断面図であり、また図3は、本発明の実施形態に係るすべり出し窓1の横断面図である。
上框31aのガラスパネル収容凹部側には、図2に示すように、断面が略コの字形状の鋼材製の補強材35が設けられている。また、上框31aの上面には、断面がL字型の補強金具36が設けられている。
上框31aを補強材35、補強金具36により補強することで、上框31aが例えば火災等において弓なりに変形することを防止している。
なお、すべり出し窓1に関して、炎や熱風を遮断してその防火性能を高めるために、補強材35の上述の凹部の底面室内側には加熱発泡材37、また補強金具36の室外面の室内側には加熱発泡材38を設けている。
上框31aの上面には、その見付け方向、中央付近において、図2に示すように、引寄せ金具34が、室内側に向かって上向きの傾斜面を形成するように取り付けられている。
なお、引寄せ金具34は、耐火性を有する材料、例えば、鋼製金具等により形成される。
引寄せ金具34は、障子3を開き位置から閉じ位置(閉鎖位置)に向けて移動したときに、上枠5aに取り付けられる耐火性を有する鋼材製のガイドローラ51に接して、障子3の吊元側である上框31aを室内側に引き寄せるガイド手段として機能する例えば傾斜した板体である。
下框31bのホロー部(中空部)内には、図2に示すように、断面が略コの字形状の補強金具39が、ホロー部を構成する室内側壁面以外の壁面に当接配置されており、これにより、ガラスパネル32の重量による下框31bの潰れ、変形等を防止する。
また、下框31bに取り付けられるカムラッチハンドル40の裏板41と断面が略コの字形状の鋼材製の補強材42が、下框31bの上述の凹部の上側壁面を介して、ビス43等の固定部材で共締めされており、補強材42の枠側との拘束を高めている。
下框31bの下枠5bの長手方向中央部に対向する部分には、その下面に、図2に示すように、障子3が、火災等の熱で熱変形し、中央部より垂れ下がってきたとき、下枠5bにより下框31bを支持するための支持金具33が設けられている。
なお、支持金具33は、本発明の支持具に対応し、引寄せ金具34と同様に、耐火性を有する材料、例えば、鋼製金具等により形成され、その外形などは、下框31bを支持可能であれば任意である。また、下框31bの上述の凹部の底面室外側には加熱発泡材44が、また下框31bの室外面延出部の内面側には加熱発泡材45が貼り付けられている。
図3に示すように、左右の縦框31c、31dのホロー部枠体側底面には加熱発泡材46、47が、また縦框31c、31dの室外面延出部の室内側には加熱発泡材48、49が固着されている。
さらに、左右の縦枠5c、5dの下部において、火災時に発生するコーナー部の貫通孔を塞ぎ、炎や熱風の進入や排出を防ぐための加熱発泡材52、53が貼り付けられている。
図4は、本発明の実施形態に係るすべり出し窓1の障子3の下部と下枠5bとを示す縦断面図であり、図4Aは、通常時、即ち、火災等が発生しておらず、障子3の中央部が垂れ下がっていない状態を、また図4Bは、火災等が発生し、その熱により、障子3の中央部が垂れ下がった状態を示している。
図4Aに示すように、通常時には、下框31bの下面に設けられた支持金具33と下枠5bとは、所定の間隔を有するように形成されている。
そのため、支持金具33は、通常時における、障子3の開閉動作(図4において、例えば、障子3のすべり出し動作等)において障害となることはない。
火災等が発生し、障子3が熱変形し、中央部が垂れ下がると、図4Bに示すように、下框31bの下面に設けられた支持金具33が下枠5bの上面に当接し、障子3は支持金具33により支持され、障子3のそれ以上の垂れ下がりが抑制される。
また、このように垂れ下がりを抑制することにより、框部材(框体31)の変形を軽減し、上框31aからのガラスパネル32の脱落を防止することができる。さらに、支持金具33を設けることで、障子3の開き量も抑制されることから、貫通孔を塞ぐために貼り付ける加熱発泡材を削減することができる。
なお、図4に示す、すべり出し窓1では、支持金具33を下框31bの下面に設ける構造としているが、障子3が熱変形し、中央部が垂れ下がった場合に、障子3を支持し、その垂れ下がりを抑制することが可能であれば、支持金具33を、下框31bの長手方向中央部に対向する位置の下枠5bの上面に設ける構造としてもよい。
図5は、本発明の実施形態に係るすべり出し窓1の障子3の上部と上枠5aとを示す縦断面図である。
なお、図5は、図4Bに示した下框31bに設けられた支持金具33により障子3を支持した状態を示している。
図4Bに示すように、支持金具33により障子3の垂れ下がりを抑制することで、引寄せ金具34とガイドローラ51が外れることを防止し、傾斜面を備えた引寄せ金具34とガイドローラ51を当接させ(干渉させ)、かつ障子3を室内側の上枠5a側に拘束することで、框体31の倒れ、及び障子3の中央部の垂れ下がり、開き等を抑制している。
また、このような構造にすることで、貫通孔の発生も防止することができる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るすべり出し窓によれば、障子の下框の長手方向中央部の下面、又は障子の下枠の長手方向中央部に対向する位置の下枠の上面に、下枠により下框を支持するための支持金具を設けることで、火災等の熱による障子の中央部における垂れ下がりを抑制し、防火性能を向上させることができる。
また、本発明の実施形態に係るすべり出し窓によれば、火災等の熱による障子の垂れ下がりを支持金具により抑制して引寄せ金具とガイドローラを当接させ、引寄せ金具の傾斜面に沿って障子を窓枠側に引寄せ、拘束することで、障子の開きを抑制し、さらに貫通孔の発生を防止することができる。
なお、以上の実施形態では、すべり出し窓を例に採って説明したが、本発明はこれに限定されず、火災時において、横框の長手方向中央部が垂れ下がることが予測される建具、例えば、突き出し窓、外倒し窓、内倒し窓、開き窓にも適用可能である。
1…建具、3…障子、5…枠体、31…框体、31a…上框、31b…下框、32…ガラスパネル、33…支持金具、34…引寄せ金具、35…補強材、36…補強金具、37…加熱発泡材、38…加熱発泡材、39…補強金具、40…カムラッチハンドル、41…カムラッチハンドルの裏板、42…補強材、43…ビス、44…加熱発泡材、45…加熱発泡材、51…ガイドローラ。

Claims (3)

  1. 上枠、下枠及び両縦枠を枠組みして形成した開口枠と、前記開口枠に開閉自在に支持した障子とを備える建具であって、
    前記障子の下框の長手方向中央部の下面、又は障子の下框の長手方向中央部に対向する位置の下枠の上面に支持具を備え、
    前記支持具が、前記障子が熱変形したときに、前記障子の下框の前記中央部で前記障子を支持する建具。
  2. 請求項1に記載された建具において、
    前記建具はすべり出し窓であって、
    前記すべり出し窓の上框の中央部に設けた引寄せ金具と、
    前記すべり出し窓の上枠に前記引寄せ金具と対向して設けられ、開放したすべり出し窓を閉鎖するとき、前記引寄せ金具に当接して前記すべり出し窓を閉鎖位置に引き寄せるガイドローラと、
    を備えた建具。
  3. 請求項2に記載された建具において、
    前記引寄せ金具は、前記すべり出し窓の室外側から室内側に向かって上方に傾斜した傾斜面を有する建具。
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