JP7229088B2 - Workpiece processing method - Google Patents
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Description
本発明は、被加工物の加工方法に関する。 The present invention relates to a method for processing a workpiece.
半導体ウエーハからチップを生成するために、一般的にダイサーと呼ばれる切削ブレードを備えた切削装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
A cutting device equipped with a cutting blade, generally called a dicer, is used to produce chips from a semiconductor wafer (see
しかしながら、特許文献1に示されたダイサーを用いた切削方法では、デバイスの外形が四角形ではなく五角形、六角形、などの場合、一度でチップの形状を得ることができない。即ち、ウエーハをテープに貼着して矩形に切断した後、個片化したものを再度テープに貼りなおし、エッジを切り落とす加工を実施して所望形状のチップを得ていた。
However, in the cutting method using a dicer disclosed in
しかしながら、この方法ではテープを貼りなおす手間がかかる上に、一つのチップを得るために2度もテープを使用しなければならず不経済であるという問題があった。 However, this method has the problem that it takes time to re-apply the tape, and the tape must be used twice to obtain one chip, which is uneconomical.
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、デバイスの外形が四角形ではない場合にも、加工に係るコストの高騰を抑制することができる被加工物の加工方法を提供することである。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a method of processing a workpiece that can suppress an increase in processing costs even when the outer shape of the device is not rectangular. to provide.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の被加工物の加工方法は、長方形の短手側に山型状を有するホームベース形状のデバイスが表面に形成された被加工物を分割予定ラインに沿って分割する被加工物の分割方法であって、該被加工物の裏面側を保持する保持面と、該保持面の各デバイスに対応する位置に形成された複数の吸引孔と、該吸引孔に吸引作用を施す吸引源に連通する吸引路と、該保持面に形成され切削ブレードとの接触を回避する複数の逃げ溝と、を有する第一のチャックテーブルに被加工物を載置する載置ステップと、該載置ステップの後、該被加工物に設定された第一の方向に伸長する分割予定ラインおよび該第一の方向と直交する第二の方向に伸長する分割予定ラインを切削ブレードで切削し、該被加工物から矩形のチップを形成する第一の切削ステップと、該被加工物の第一の方向のデバイス間距離をA、第二の方向のデバイス間距離をBとしたとき、nAおよびmB(n及びmは自然数)の間隔で配設された搬送パッドを用いて該第一の切削ステップで形成された矩形のチップの一部を保持し、該矩形のチップの裏面側を保持可能な凸部が所定の間隔で形成された保持面と、保持面の凸部に形成された複数の吸引孔と、該吸引孔に吸引作用を施す吸引源に連通する吸引路と、を有する第二のチャックテーブルに該矩形のチップを搬送し載置する搬送ステップと、該被加工物に設定された第3の方向に伸長する分割予定ラインおよび該第3の方向と交差する第4の方向に伸長する分割予定ラインを切削ブレードで切削して該矩形のチップの短手側を山型状に形成する第二の切削ステップと、を含むことを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, a method for processing a workpiece according to the present invention provides a workpiece having a surface formed with a home base-shaped device having a mountain shape on the short side of a rectangle. a holding surface for holding the back side of the workpiece, and a plurality of suction devices formed at positions corresponding to respective devices on the holding surface. A first chuck table to be processed having a hole, a suction path communicating with a suction source that applies suction to the suction hole, and a plurality of escape grooves formed in the holding surface to avoid contact with the cutting blade. a placing step of placing an object, and after the placing step, a dividing line set in the workpiece extending in a first direction and extending in a second direction perpendicular to the first direction. A first cutting step of cutting the planned division line with a cutting blade to form a rectangular chip from the work piece, and setting the distance between devices in the first direction of the work piece to A, in the second direction Part of the rectangular chip formed in the first cutting step is held using transfer pads arranged at intervals of nA and mB (n and m are natural numbers), where B is the distance between devices. a holding surface on which convex portions capable of holding the back side of the rectangular chip are formed at predetermined intervals; a plurality of suction holes formed in the convex portions of the holding surface; a conveying step of conveying and placing the rectangular chip on a second chuck table having a suction path communicating with a power supply; and a second cutting step of cutting, with a cutting blade, a line to be divided extending in a fourth direction that intersects with the third direction to form the short side of the rectangular chip in a mountain shape. Characterized by
本願発明は、デバイスの外形が四角形ではない場合にも、加工に係るコストの高騰を抑制することができるという効果を奏する。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The invention of the present application has the effect of suppressing an increase in processing costs even when the external shape of a device is not rectangular.
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。 A form (embodiment) for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The present invention is not limited by the contents described in the following embodiments. In addition, the components described below include those that can be easily assumed by those skilled in the art and those that are substantially the same. Furthermore, the configurations described below can be combined as appropriate. In addition, various omissions, substitutions, or changes in configuration can be made without departing from the gist of the present invention.
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る被加工物の加工方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る被加工物の加工方法の加工対象の被加工物の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示された被加工物の平面図である。図3は、実施形態1に係る被加工物の加工方法を実施する加工装置の構成例を模式的に示す平面図である。図4は、図3に示された加工装置の第一のチャックテーブルの構成例を示す斜視図である。図5は、図3に示された加工装置の第二のチャックテーブルの構成例を示す斜視図である。図6は、図3に示された加工装置の第二のチャックテーブルの構成例を示す平面図である。図7は、図3に示された加工装置のチップ搬送ユニット及びデバイス搬送ユニットの要部を示す斜視図である。図8は、図7に示されたチップ搬送ユニット及びデバイス搬送ユニットの搬送パッドを下方からみた平面図である。
[Embodiment 1]
A method for processing a workpiece according to
(被加工物)
実施形態1に係る被加工物の加工方法は、図1及び図2に示す被加工物200を、被加工物200の表面201に設定された分割予定ライン210に沿って、個々のデバイス202に分割する方法である。実施形態1に係る被加工物の加工方法の加工対象の被加工物200は、図1及び図2に示すように、平面形状が四角形の平板状に形成されている。
(Workpiece)
In the method for processing a workpiece according to the first embodiment, the
実施形態1では、被加工物200は、図1及び図2に示すように、分割予定ライン210が、第一の方向であるY軸方向に伸張する互いに平行な複数の第一の分割予定ライン211と、Y軸方向と直交する第二の方向であるX軸方向に伸張する互いに平行な複数の第二の分割予定ライン212とが設定され、デバイス202が第一の分割予定ライン211と第二の分割予定ライン212で区画された表面201の領域203それぞれに形成されている。実施形態では、デバイス202が形成された領域203は、図1及び図2中のY軸方向を短手方向とし、X軸方向を長手方向とする長方形に形成されている。
In the first embodiment, as shown in FIGS. 1 and 2, the
実施形態1では、デバイス202は、長手方向の前述した領域203の短手側(長手方向の一端部)に山型状の山型部204を有するホームベース形状(五角形状)に形成されている。このために、実施形態1では、分割予定ライン210は、各デバイス202の短手側に山型状を有するために、即ち、デバイス202の長手方向の一端部に山型部204を形成するための第三の分割予定ライン213と第四の分割予定ライン214とが設定されている。第一の分割予定ライン211、第二の分割予定ライン212、第三の分割予定ライン213及び第四の分割予定ライン214は、それぞれ直線状に延びている。
In
なお、第三の分割予定ライン213は、Y軸方向とX軸方向との双方に交差する第3の方向に伸張する分割予定ラインである。第四の分割予定ライン214は、Y軸方向とX軸方向と第3の方向との全てに交差する第4の方向に伸張する分割予定ラインである。また、実施形態1では、被加工物200は、Y軸方向にデバイス202を19個配置し、X軸方向に5個配置して、デバイス202を合計95個配置している。
The third planned
(加工装置)
実施形態1に係る被加工物の加工方法は、図3に示す加工装置1が実施する。図3に示された加工装置1は、被加工物200を第一のチャックテーブル10及び第二のチャックテーブル30に順に保持して、被加工物200を分割予定ライン211,212に沿って切削して矩形のチップ220(図1及び図2に示す)に分割し、分割予定ライン213,214に沿って切削して矩形のチップ220をデバイス202に形成する装置である。なお、矩形のチップ220の平面形状は、前述した領域203と同形状である。実施形態1において、加工装置1は、ダイシングテープが貼着されない被加工物200をチャックテーブル10,30に保持して、被加工物200の分割予定ライン211,212,213,214を所謂フルカットして、被加工物200の個々のデバイス202に分割する装置である。
(processing equipment)
A
加工装置1は、図3に示すように、被加工物200を保持面11で吸引保持する第一のチャックテーブル10と、第一のチャックテーブル10に吸引保持された被加工物200の第一の分割予定ライン211及び第二の分割予定ライン212を切削ブレード21で切削する第一の切削ユニット20-1と、制御ユニット100と、を備える。
As shown in FIG. 3 , the
第一のチャックテーブル10は、図4に示すように、四角形状に形成され、かつ被加工物200の裏面205(図1に示す)側を保持する保持面11と、複数の吸引孔12と、複数の吸引路13と、複数の逃げ溝14とを備える。保持面11は、水平方向と平行に平坦に形成され。実施形態1では、第一のチャックテーブル10の上面である。
As shown in FIG. 4, the first chuck table 10 is formed in a rectangular shape and has a holding
吸引孔12は、保持面11のデバイス202に対応する位置に形成されている。実施形態1では、吸引孔12は、保持面11に保持される被加工物200のデバイス202と重なる位置に形成されて、デバイス202と1対1で対応している。吸引路13は、吸引孔12を通して吸引して、吸引孔12に吸引作用を施す真空ポンプ等の吸引源15に連通している。吸引路13は、吸引孔12と1対1で対応し、対応する吸引孔12と吸引源15とを連通している。
The suction holes 12 are formed on the holding
逃げ溝14は、保持面11から凹で、かつ保持面11に保持される被加工物200の第一の分割予定ライン211及び第二の分割予定ライン212と重なる位置に形成されている。逃げ溝14は、第一の分割予定ライン211及び第二の分割予定ライン212を切削する切削ブレード21を内側に通して、切削ブレード21と第一のチャックテーブル10との接触を回避するものである。
The
第一のチャックテーブル10は、吸引孔12が吸引路13を介して吸引源15と接続し、吸引源15により吸引孔12が吸引されることで、被加工物200を保持面11に吸引、保持する。また、第一のチャックテーブル10は、図3に示す加工送りユニット40によりX軸方向に移動自在で図示しない回転駆動源によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。実施形態1では、第一のチャックテーブル10は、回転駆動源上に一つ設置されている。
The
第一の切削ユニット20-1は、第一のチャックテーブル10に保持された被加工物200の第一の分割予定ライン211及び第二の分割予定ライン212を切削して、被加工物200を前述した領域203と同形状の矩形のチップ220に分割するものである。第一の切削ユニット20-1は、被加工物200を切削する切削ブレード21を装着するスピンドル22を備える。切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。スピンドル22は、切削ブレード21を回転させることで被加工物200を切削する。スピンドル22は、スピンドルハウジング23内に収容されている。切削ユニット20のスピンドル22及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行に設定されている。
The first cutting unit 20-1 cuts the first
また、加工装置1は、複数の矩形のチップ220を保持面31で吸引保持する第二のチャックテーブル30と、第二のチャックテーブル30に吸引保持された矩形のチップ220の第三の分割予定ライン213及び第四の分割予定ライン214を切削ブレード21で切削する第二の切削ユニット20-2とを備える。
The
第二のチャックテーブル30は、図5に示すように、四角形状に形成され、複数の矩形のチップ220を保持可能な凸部34が複数形成された保持面31と、複数の吸引孔32と、複数の吸引路33とを備える。保持面31は、水平方向と平行に平坦に形成され、実施形態1では、第二のチャックテーブル30の上面である。
As shown in FIG. 5 , the second chuck table 30 is formed in a rectangular shape, and has a holding
凸部34は、保持面31から凸に複数形成され、上面が水平方向と平行に平坦に形成されている。実施形態1では、凸部34は、Y軸方向に等間隔に7個配置され、X軸方向に等間隔に3個配置されて、保持面31に合計21個配置されている。本発明では、凸部34の平面形状は、図6に示すように、被加工物200のデバイス202の平面形状と同形状、又はデバイス202の平面形状と相似形でかつデバイス202の平面形状よりも小さく形成されている。
A plurality of
また、被加工物200の互いに隣り合うY軸方向のデバイス202間距離であるデバイス202のY軸方向の幅をA(図2に示す)とすると、Y軸方向に隣り合う凸部34間の間隔は、図6に示すように、n×A(nは、2以上の自然数)に対応しており、本発明では、n×Aと等しい、又はn×Aよりも若干長くても良い。なお、Y軸方向に隣り合う凸部34間の間隔nAは、凸部34のY軸方向に同じ側の位置する外縁間の距離である。
Further, when the width of the
また、被加工物200の互いに隣り合うX軸方向のデバイス202間の距離であるデバイス202のX軸方向の長さをB(図2に示す)とすると、X軸方向に隣り合う凸部34間の間隔は、m×B(mは、2以上の自然数)に対応しており、本発明では、m×Bと等しい、又はm×Bよりも若干長くても良い。なお、X軸方向に隣り合う凸部34間の間隔mBは、凸部34のX軸方向に同じ側の位置する外縁間の距離である。
Further, if the length of the
要するに、本発明において、Y軸方向に隣り合う凸部34間の間隔nAは、被加工物200の分割された複数のチップ220のうちn-1おきのチップ220を保持できる距離であれば良く、X軸方向に隣り合う凸部34間の間隔mBは、被加工物200の分割された複数のチップ220のうちm-1おきのチップ220を保持できる距離であれば良い。こうして、本発明では、矩形のチップ220の裏面205側を保持可能な凸部34は、所定の間隔nA,mBで保持面31に形成されている。
In short, in the present invention, the interval nA between the
吸引孔32は、各凸部34の上面に一つ形成されている。実施形態1では、吸引孔32は、各凸部34の上面に保持されるチップ220と重なる位置に形成されて、チップ220と1対1で対応している。吸引路33は、吸引孔32を通して吸引して、吸引孔32に吸引作用を施す真空ポンプ等の吸引源35に連通している。吸引路33は、吸引孔32と1対1で対応し、対応する吸引孔32と吸引源35とを連通している。
One
第二のチャックテーブル30は、吸引孔32が吸引路333を介して吸引源35と接続され、吸引源35により吸引孔32が吸引されることで、チップ220を凸部34の上面に吸引、保持する。また、第二のチャックテーブル30は、図3に示すように、第一のチャックテーブル10のY軸方向の隣に配置され、加工送りユニット40によりX軸方向に移動自在で図示しない回転駆動源によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。実施形態2では、第二のチャックテーブル30は、回転駆動源上に一つ設置されている。
The
第二の切削ユニット20-2は、第二のチャックテーブル30に保持されたチップ220の第三の分割予定ライン213及び第四の分割予定ライン214を切削ブレード21で切削して、チップ220の短手側(長手方向の一端部を山型状に形成して山型部204を形成し、チップ220をデバイス202に形成するものである。なお、第二の切削ユニット20-2は、第一の切削ユニット20-1と構成が等しいので、第一の切削ユニット20-1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。加工装置1は、切削ユニット20-1,20-2を2つ備えた、即ち、2スピンドルのダイサ、いわゆるフェイシングデュアルタイプの切削装置である。
The second cutting unit 20-2 cuts the third
切削ユニット20-1,20-2は、チャックテーブル10,30に保持された被加工物200又はチップ220に対して、割り出し送りユニット50によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、切り込み送りユニット60によりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削ユニット20は、割り出し送りユニット50及び切り込み送りユニット60により、チャックテーブル10,30の保持面11,31の任意の位置に切削ブレード21を位置付けて、被加工物200又はチップ220を切削可能である。
The cutting units 20-1 and 20-2 are provided movably in the Y-axis direction by an
また、加工装置1は、切削加工前の被加工物200を複数収容する図示しないカセットを支持し支持したカセットをZ軸方向に昇降させるカセット用エレベータ70と、カセットから被加工物200を取り出す図示しない搬出ユニットと、カセットから取り出された切削加工前の被加工物200を第一のチャックテーブル10に搬送するパッケージ搬送ユニット71と、第一のチャックテーブル10に保持された被加工物200と切削ユニット20-1,20-2の切削ブレード21とをアライメントするための画像を得る図示しない撮像ユニットと、個々のチップ220に分割された後に個々に分割されたデバイス202の裏面205を洗浄する洗浄ユニット72と、洗浄ユニット72による洗浄後にデバイス202を乾燥させる乾燥ユニット73と、乾燥ユニット73による乾燥後に個々のデバイスを収容するための図示しない収容トレイを支持し支持した収容トレイをZ軸方向の昇降させるトレイ用エレベータ74と、トレイ用エレベータ74に収容トレイを供給するトレイ供給ユニット75と、搬送ユニット80とを備える。
The
カセット用エレベータ70は、第一のチャックテーブル10のY軸方向の隣に配置されている。洗浄ユニット72は、第二のチャックテーブル30とトレイ用エレベータ74との間でかつ第二のチャックテーブル30のY軸方向の隣に配置されている。乾燥ユニット73は、洗浄ユニット72と、トレイ用エレベータ74との間に配置されている。
The
搬送ユニット80は、第一の切削ユニット20-1により個々に分割された矩形状のチップ220を第一のチャックテーブル10から第二のチャックテーブルに搬送するチップ搬送ユニット81と、第二の切削ユニット20-2により第三の分割予定ライン213及び第四の分割予定ライン214が切削されたデバイス202を第二のチャックテーブル30から洗浄ユニット72、乾燥ユニット73及びトレイ用エレベータ74に支持された収容トレイに順に搬送するデバイス搬送ユニット90とを備える。
The
搬送ユニット81,90の構成は、略等しいので、以下、チップ搬送ユニット81を代表して説明する。チップ搬送ユニット81は、図7及び図8に示すように、チップ220を吸引保持する搬送パッド84が複数設けられた搬送ヘッド86と、搬送ヘッド86をY軸方向に移動させるとともにZ軸方向に昇降させる図示しない移動ユニットとを備える。
Since the configurations of the
搬送ヘッド86は、図8に示すように、チップ220と対向する保持面87に搬送パッド84を複数設け、各搬送パッド84に吸引孔82を設けている。吸引孔82は、真空ポンプ等の吸引源85に連通して、吸引源85により吸引されることによりチップ220を吸引する吸引作用を奏する。
As shown in FIG. 8 , the
実施形態1では、搬送パッド84は、Y軸方向に等間隔に7個配置され、X軸方向に等間隔に3個配置されて、保持面87に合計21個配置されている。本発明では、搬送パッド84の平面形状は、図8に示すように、長手方向がX軸方向と平行でかつ幅方向がY軸方向と平行な小判型に形成されている。
In the first embodiment, seven
また、Y軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔は、図8に示すように、n×A(nは、2以上の自然数)に対応しており、実施形態1では、n×Aと等しいが、本発明では、n×Aよりも若干長くても良い。なお、Y軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔nAは、搬送パッド84のY軸方向に同じ側の位置する外縁間の距離である。
Further, the interval between the
また、X軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔は、m×B(mは、2以上の自然数)に対応しており、実施形態1では、m×Bと等しいが、本発明では、m×Bよりも若干長くても良い。なお、X軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔mBは、搬送パッド84のX軸方向に同じ側の位置する外縁間の距離である。要するに、本発明において、Y軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔nAは、被加工物200の分割された複数のチップ220のうちn-1おきのチップ220を保持できる距離であれば良く、X軸方向に隣り合う搬送パッド84間の間隔mBは、被加工物200の分割された複数のチップ220のうちm-1おきのチップ220を保持できる距離であれば良い。こうして、実施形態1では、複数の搬送パッド84は、n×Aおよびm×Bの間隔で配設されている。
Further, the interval between the
チップ搬送ユニット81は、搬送パッド84が第一のチャックテーブル10上のチップ220とZ軸方向に対向する位置に位置付けられた後、搬送ヘッド86が下降されて、吸引孔82を第一のチャックテーブル10上のチップ220で塞ぐ。チップ搬送ユニット81は、吸引孔82を吸引して、各搬送パッド84にチップ220を1個吸引保持する。チップ搬送ユニット81は、第一のチャックテーブル10のチップ220の吸引保持が停止されると、各搬送パッド84にチップ220を吸引保持した状態で搬送ヘッド86が上昇され、移動ユニットにより吸引したチップ220が第二のチャックテーブル30の保持面31に形成された凸部34とZ軸方向に対向する位置に位置付けられる。チップ搬送ユニット81は、搬送ヘッド86が下降されて、搬送パッド84に吸引保持したチップ220を第二のチャックテーブル30の凸部34の上面上に載置する。チップ搬送ユニット81は、第二のチャックテーブル30の吸引孔32にチップ220が吸引保持されると、吸引孔82のチップ220の吸引保持が停止され、移動ユニットにより搬送ヘッド86が上昇されて、第二のチャックテーブル30から退避する。このように、チップ搬送ユニット81は、第一のチャックテーブル10から第二のチャックテーブル30にチップ220を搬送する。
After the
なお、実施形態1では、チップ搬送ユニット81は、nが3、mが2である。チップ搬送ユニット81は、第一のチャックテーブル10の保持面11上の複数のチップ220をY軸方向では2個おきに吸引保持するとともに、X軸方向では1個おきに吸引保持して、複数のチップ220を第一のチャックテーブル10から第二のチャックテーブル30に搬送する。
Note that, in the first embodiment, n is 3 and m is 2 in the
制御ユニット100は、加工装置1の各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を加工装置1に実施させるものである。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して加工装置1の上述した構成要素に出力する。
The
制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示装置及びオペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力装置と接続されている。入力装置は、表示装置に設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とにより構成される。
The
(被加工物の加工方法)
次に、図3に示された加工装置1の加工動作、即ち、実施形態1に係る被加工物の加工方法を説明する。図9は、実施形態1に係る被加工物の加工方法の流れを示すフローチャートである。実施形態1に係る被加工物の加工方法は、被加工物200を分割予定ライン211,212,213,214に沿って切削して、個々のデバイス202に分割する方法である。実施形態1に係る被加工物の加工方法は、図9に示すように、載置ステップST1と、第一の切削ステップST2と、搬送ステップST3と、第二の切削ステップST4と、搬出ステップST5とを備える。
(Processing method of workpiece)
Next, the machining operation of the
加工装置1の加工動作では、まず、オペレータが切削加工前の被加工物200を収容したカセットをカセット用エレベータ70に設置し、トレイ用エレベータ74に複数の収容トレイを設置し、入力装置を操作して加工内容情報を制御ユニット100に登録する。オペレータからの加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、加工装置1は、加工動作を開始、即ち、被加工物の加工方法を載置ステップST1から順に実施する。
In the processing operation of the
(載置ステップ)
図10は、図9に示された被加工物の加工方法の載置ステップ後の第一のチャックテーブル及び被加工物の要部の断面図である。載置ステップST1は、第一のチャックテーブル10に被加工物200を載置するステップである。
(Placement step)
FIG. 10 is a cross-sectional view of the main parts of the first chuck table and the workpiece after the mounting step of the workpiece machining method shown in FIG. The mounting step ST<b>1 is a step of mounting the
載置ステップST1では、加工装置1が、搬出ユニットにカセットから被加工物200を1枚取り出させて、パッケージ搬送ユニットに第一のチャックテーブル10に被加工物200を搬送させて、被加工物200を第一のチャックテーブル10の保持面11に載置させる。このとき、第一の分割予定ライン211及び第二の分割予定ライン212を逃げ溝14に重ね、デバイス202を吸引孔12に重ねる。載置ステップST1では、加工装置1が、図10に示すように、吸引源15に吸引孔12を吸引させて、第一のチャックテーブル10の保持面11に被加工物200を吸引保持し、加工送りユニット40により第一のチャックテーブル10を撮像ユニットの下方に向かって移動して、撮像ユニットに被加工物200を撮像させる。載置ステップST1では、加工装置1が、第一の切削ユニット20-1の切削ブレード21と第一のチャックテーブル10に保持された被加工物200の分割予定ライン211,212とを位置合わせするアライメントを遂行して、第一の切削ステップST2に進む。
In the placing step ST1, the
(第一の切削ステップ)
図11は、図9に示された被加工物の加工方法の第一の切削ステップ中の第一のチャックテーブル及び被加工物の要部の断面図である。第一の切削ステップST2は、載置ステップST1の後、被加工物200に設定された第一の分割予定ラインおよび第二の分割予定ライン212を第一の切削ユニット20-1の切削ブレード21で切削し、被加工物200から矩形のチップ220を形成するステップである。
(first cutting step)
11 is a cross-sectional view of the main parts of the first chuck table and the workpiece during the first cutting step of the workpiece machining method shown in FIG. 9. FIG. In the first cutting step ST2, after the placing step ST1, the first planned division line and the second
第一の切削ステップST2では、加工装置1が、加工内容情報に基づいて、加工送りユニット40と割り出し送りユニット50と切り込み送りユニット60と回転駆動源とにより、図11に示すように、第一の切削ユニット20-1と第一のチャックテーブル10とを分割予定ライン211,212に沿って相対的に移動させながら切削ブレード21を分割予定ライン211,212に逃げ溝14に到達するまで切り込ませて、分割予定ライン211,212を切断する。第一の切削ステップST2では、加工装置1は、第一の切削ユニット20-1の切削ブレード21が全ての分割予定ライン211,212を切断して、被加工物200を個々のチップ220に分割すると、搬送ステップST3に進む。
In the first cutting step ST2, the
(搬送ステップ)
図12は、図9に示された被加工物の加工方法の搬送ステップにおいてチップ搬送ユニットが第一のチャックテーブルに保持されたチップを吸引保持した状態の要部の断面図である。図13は、図9に示された被加工物の加工方法の搬送ステップにおいてチップ搬送ユニットが第二のチャックテーブルにチップを載置した状態の要部の断面図である。
(Conveyance step)
FIG. 12 is a cross-sectional view of a main part in a state in which the tip carrying unit sucks and holds the tip held on the first chuck table in the carrying step of the method for machining the workpiece shown in FIG. FIG. 13 is a cross-sectional view of a main part in a state in which the chip conveying unit places the chip on the second chuck table in the conveying step of the method of machining the workpiece shown in FIG.
搬送ステップST3は、チップ搬送ユニット81の搬送パッド84を用いて第一の切削ステップST2で形成された矩形のチップ220の一部を保持し、第二のチャックテーブル30に矩形のチップ220を搬送し載置するステップである。搬送ステップST3では、加工装置1が、第一のチャックテーブル10にチップ220を吸引保持させたまま、図12に示すように、チップ搬送ユニット81の搬送パッド84に第一のチャックテーブル10上の一部のチップ220を吸引保持させる。
The transporting step ST3 uses the transporting
搬送ステップST3では、加工装置1が、第一のチャックテーブル10の吸引保持を一部解除し、チップ搬送ユニット81に吸引保持させたチップ220を第一のチャックテーブル10から第二のチャックテーブル30に搬送させ、図13に示すように、第二のチャックテーブル30の凸部34の上面に載置させる。搬送ステップST3では、加工装置1が、第二のチャックテーブル30にチップ220を吸引保持した後、チップ搬送ユニット81の吸引保持を解除し、チップ搬送ユニット81を第二のチャックテーブル30から退避させて、第二の切削ステップST4に進む。
In the transport step ST3, the
(第二の切削ステップ)
図14は、図9に示された被加工物の加工方法の第二の切削ステップを模式的に示す平面図である。第二の切削ステップST4は、第一の切削ステップST2で形成された矩形のチップ220を搬送ステップST3において第一のチャックテーブル10から第二のチャックテーブル30へと搬送した後、被加工物200に設定された第三の分割予定ライン213および第四の分割予定ライン214を第二の切削ユニット20-2の切削ブレード21で切削して矩形のチップ220の短手側を山型状に形成し、山型部204を形成して、第二のチャックテーブル30に保持したチップ220をデバイス202に形成するステップである。
(second cutting step)
FIG. 14 is a plan view schematically showing the second cutting step of the method for machining the workpiece shown in FIG. 9. FIG. In the second cutting step ST4, the
第二の切削ステップST4では、加工装置1が、撮像ユニットに第二のチャックテーブル30に保持されたチップ220を撮像させて、第二の切削ユニット20-2の切削ブレード21と第二のチャックテーブル30に保持されたチップ220の分割予定ライン213,214とを位置合わせするアライメントを遂行する。第二の切削ステップST4では、加工装置1が、加工内容情報に基づいて、加工送りユニット40と割り出し送りユニット50と切り込み送りユニット60と回転駆動源とにより、第二の切削ユニット20-2と第二のチャックテーブル30とを分割予定ライン213,214に沿って相対的に移動させながら切削ブレード21を図14中の実線で示すように分割予定ライン213,214に切り込ませて、分割予定ライン213,214を切断する。第二の切削ステップST4では、加工装置1は、第二の切削ユニット20-2の切削ブレード21が第二のチャックテーブル30に保持された全てのチップ220の分割予定ライン213,214を切断して、チップ220をデバイス202に形成すると、搬出ステップST5に進む。
In the second cutting step ST4, the
(搬出ステップ)
搬出ステップST5は、第二のチャックテーブル30に保持され、第二の切削ステップST4において分割予定ライン213,214が切削されたデバイス202を第二のチャックテーブル30から搬出するステップである。搬出ステップST5では、加工装置1が、デバイス搬送ユニット90に第二のチャックテーブル30のデバイス202を吸引保持させた後、第二のチャックテーブル30の吸引保持を解除して、洗浄ユニット72に搬送させる。
(Unloading step)
The unloading step ST5 is a step of unloading from the second chuck table 30 the
搬出ステップST5では、加工装置1が、洗浄ユニット72にデバイス202を洗浄させた後、デバイス搬送ユニット90に洗浄後のデバイス202を乾燥ユニット73に搬送させ、乾燥ユニット73にデバイス202を乾燥させる。搬出ステップST5では、加工装置1が、デバイス搬送ユニット90に切削、洗浄及び乾燥後のデバイス202をトレイ用エレベータ74に支持された収容トレイに搬送させて、搬出ステップST5を終了する。
In the unloading step ST5, the
また、実施形態1に係る被加工物の加工方法は、搬出ステップST5において第二のチャックテーブル30上のデバイス202を搬出した後、搬送ステップST3を再度実施して、チップ搬送ユニット81に第一のチャックテーブル10上のチップ220を第二のチャックテーブル30に搬送させて、第二の切削ステップST4を再度実施し、搬出ステップST5を実施する。こうして、被加工物の加工方法は、一つの被加工物200をデバイス202に分割する際に、第一の切削ステップST2において形成されかつ第一のチャックテーブル10上の全てのチップ220をデバイス202に形成するまで、搬送ステップST3と第二の切削ステップST4とを複数回繰り返す。
In addition, in the method for processing a workpiece according to the first embodiment, after the
被加工物の加工方法は、第一の切削ステップST2において形成されかつ第一のチャックテーブル10上の全てのチップ220をデバイス202に形成すると終了する。その後、加工装置1は、次の被加工物200を切削加工し、カセット内の被加工物200を順に切削加工して、カセット内の被加工物200を全て切削加工すると、加工動作を終了する。
The method of machining the workpiece ends when all the
以上、説明した実施形態1に係る被加工物の加工方法は、チャックテーブル10,30を二つ備えた加工装置1を用いて実施し、第一のチャックテーブル10に保持されて矩形に切断されたチップ220を、デバイス202間の間隔A,Bよりも長い間隔nA,mBをあけたチップ搬送ユニット81の複数の搬送パッド84で吸引保持して、第二のチャックテーブル30に搬送する。被加工物の加工方法は、第二のチャックテーブル30にチップ220を吸引保持して、第二の切削ユニット20-2で分割予定ライン213,214を切削して、チップ220をデバイス202に形成する。その結果、被加工物の加工方法は、所望形状のデバイス202を得るためにダイシングテープを使用する必要が無くなりコスト削減に貢献する。
The method of processing a workpiece according to the first embodiment described above is performed using the
また、第二のチャックテーブル30のチップ220を吸引保持する凸部34間の間隔は、nA、mBとなっている、又はnA、mBよりに若干長い。このために、被加工物の加工方法は、第二のチャックテーブル30に吸引保持したチップ220の分割予定ライン213,214を切削することができる。その結果、被加工物の加工方法は、デバイス202の外形が四角形ではない場合にも、加工に係るコストの高騰を抑制することができるという効果を奏する。
Also, the distance between the
また、被加工物の加工方法は、搬送ステップST3と第二の切削ステップST4とを複数回繰り返すので、矩形に切断された第一のチャックテーブル10上のチップ220を全て第二のチャックテーブル30に搬送し、第二のチャックテーブル30で所望の形状に切断加工することができる。 In addition, since the method of processing the workpiece repeats the conveying step ST3 and the second cutting step ST4 a plurality of times, all the rectangularly cut chips 220 on the first chuck table 10 are transferred to the second chuck table 30. , and can be cut into a desired shape on the second chuck table 30 .
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る被加工物の加工方法を図面に基づいて説明する。図15は、実施形態1の変形例1に係る被加工物の加工方法を実施する加工装置の第二のチャックテーブルの平面図である。図16は、実施形態1の変形例2に係る被加工物の加工方法を実施する加工装置の第二のチャックテーブルの平面図である。図15及び図16は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
[Modification]
A method for processing a workpiece according to a modification of
変形例1及び変形例2に係る被加工物の加工方法は、図15及び図16に示す第二のチャックテーブル30-1,30-2の構成が異なり、一つの被加工物200をデバイス202に分割する際に、搬送ステップST3を複数回繰り返して第一のチャックテーブル10上の全てのチップ220を第二のチャックテーブル30に搬送した後、第二の切削ステップST4において全ての矩形のチップ220をデバイス202に形成すること以外、実施形態1と同じである。
The workpiece processing methods according to
図15及び図16に示す第二のチャックテーブル30-1,30-2は、被加工物200のデバイス202と同数の凸部34を備えている。図15に示す第二のチャックテーブル30は、実施形態1と同様に、凸部34をX軸方向及びY軸方向に間隔nA,mB毎に配置している。図15に示す第二のチャックテーブル30-1は、Y軸方向に並べられた複数の凸部34で構成された凸部列36を5列配置している。
The second chuck tables 30-1 and 30-2 shown in FIGS. 15 and 16 have the same number of
図16に示す第二のチャックテーブル30-2は、図15に示す第二のチャックテーブル30-1の5列の凸部列36のうち図15中の下方の2列の凸部列36(以下、符号36-4,36-5で示す)を、山型状の部分を逆向きにして図15中の上方の3列の凸部列36(以下、符号36-1,36-2,36-2で示す)間に配置している。図16に示す第二のチャックテーブル30-2は、凸部列36-3を構成する凸部34に保持したチップ220の第三の分割予定ライン213と凸部列36-4を構成する凸部34に保持したチップ220の第三の分割予定ライン213とが同一線上に位置し、凸部列36-3を構成する凸部34に保持したチップ220の第四の分割予定ライン214と凸部列36-4を構成する凸部34に保持したチップ220の第四の分割予定ライン214とが同一線上に位置するように凸部34を配置している。
The second chuck table 30-2 shown in FIG. 16 includes the lower two rows of projections 36 ( 15 with the mountain-shaped portions reversed to form the upper three rows of projections 36 (hereinafter referred to as 36-1, 36-2, 36-1, 36-2, 36-2). The second chuck table 30-2 shown in FIG. 16 has a
図16に示す第二のチャックテーブル30-2は、凸部列36-2を構成する凸部34に保持したチップ220の第三の分割予定ライン213と凸部列36-5を構成する凸部34に保持したチップ220の第三の分割予定ライン213とが同一線上に位置し、凸部列36-2を構成する凸部34に保持したチップ220の第四の分割予定ライン214と凸部列36-5を構成する凸部34に保持したチップ220の第四の分割予定ライン214とが同一線上に位置するように凸部34を配置している。
The second chuck table 30-2 shown in FIG. 16 has a
変形例1及び変形例2に係る被加工物の加工方法は、第一のチャックテーブル10に保持されて矩形に切断されたチップ220をチップ搬送ユニット81の複数の搬送パッド84で吸引保持して、第二のチャックテーブル30に搬送し、第二の切削ユニット20-2で分割予定ライン213,214を切削して、チップ220をデバイス202に形成する。その結果、被加工物の加工方法は、実施形態1と同様に、所望形状のデバイス202を得るためにダイシングテープを使用する必要が無くなり、デバイス202の外形が四角形ではない場合にも、加工に係るコストの高騰を抑制することができるという効果を奏する。
In the workpiece processing method according to
また、変形例1及び変形例2に係る被加工物の加工方法は、搬送ステップST3を複数回繰り返すので、矩形に切断された第一のチャックテーブル10上のチップ220を全て第二のチャックテーブル30に搬送し、第二のチャックテーブル30で所望の形状に切断加工することができる。
In addition, in the workpiece processing methods according to
また、変形例2に係る被加工物の加工方法は、凸部列36-3を構成する凸部34に保持したチップ220の分割予定ライン213,214と凸部列36-4を構成する凸部34に保持したチップ220の分割予定ライン213,214とが同一線上に位置し、凸部列36-2を構成する凸部34に保持したチップ220の分割予定ライン213,214と凸部列36-5を構成する凸部34に保持したチップ220の分割予定ライン213,214とが同一線上に位置している。
In addition, the method of processing a workpiece according to Modification 2 includes dividing
その結果、変形例2に係る被加工物の加工方法は、チップ220の分割予定ライン213,214を切削するに係る所要時間を変形例1よりも抑制することができる。
As a result, the machining method of the workpiece according to Modification 2 can reduce the time required for cutting the
また、変形例2に係る被加工物の加工方法は、第二のチャックテーブル30-2の凸部列36-4,36-5を、山型状の部分を逆向きにして凸部列36-1,36-2,36-3間に配置しているので、保持面31の面積を変形例1よりも抑制することができる。
Further, in the method of processing a workpiece according to Modification Example 2, the projection rows 36-4 and 36-5 of the second chuck table 30-2 are reversed with the mountain-shaped portions facing upward. -1, 36-2, and 36-3, the area of the holding
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiments. That is, various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
1 加工装置
10 第一のチャックテーブル
11 保持面
12 吸引孔
13 吸引路
14 逃げ溝
15 吸引源
21 切削ブレード
31 保持面
30 第二のチャックテーブル
32 吸引孔
33 吸引路
34 凸部
35 吸引源
84 搬送パッド
200 被加工物
201 表面
202 デバイス
205 裏面
210 分割予定ライン
211 第一の分割予定ライン(第一の方向に伸張する分割予定ライン)
212 第二の分割予定ライン(第二の方向に伸張する分割予定ライン)
213 第三の分割予定ライン(第三の方向に伸張する分割予定ライン)
214 第四の分割予定ライン(第四の方向に伸張する分割予定ライン)
220 チップ
ST1 載置ステップ
ST2 第一の切削ステップ
ST3 搬送ステップ
ST4 第二の切削ステップ
212 second line to be divided (line to be divided extending in the second direction)
213 third line to be divided (line to be divided extending in the third direction)
214 fourth line to be divided (line to be divided extending in the fourth direction)
220 Chip ST1 Placement step ST2 First cutting step ST3 Transfer step ST4 Second cutting step
Claims (1)
該被加工物の裏面側を保持する保持面と、該保持面の各デバイスに対応する位置に形成された複数の吸引孔と、該吸引孔に吸引作用を施す吸引源に連通する吸引路と、該保持面に形成され切削ブレードとの接触を回避する複数の逃げ溝と、を有する第一のチャックテーブルに被加工物を載置する載置ステップと、
該載置ステップの後、該被加工物に設定された第一の方向に伸長する分割予定ラインおよび該第一の方向と直交する第二の方向に伸長する分割予定ラインを切削ブレードで切削し、該被加工物から矩形のチップを形成する第一の切削ステップと、
該被加工物の第一の方向のデバイス間距離をA、第二の方向のデバイス間距離をBとしたとき、nAおよびmB(n及びmは自然数)の間隔で配設された搬送パッドを用いて該第一の切削ステップで形成された矩形のチップの一部を保持し、該矩形のチップの裏面側を保持可能な凸部が所定の間隔で形成された保持面と、保持面の凸部に形成された複数の吸引孔と、該吸引孔に吸引作用を施す吸引源に連通する吸引路と、を有する第二のチャックテーブルに該矩形のチップを搬送し載置する搬送ステップと、
該被加工物に設定された第3の方向に伸長する分割予定ラインおよび該第3の方向と交差する第4の方向に伸長する分割予定ラインを切削ブレードで切削して該矩形のチップの短手側を山型状に形成する第二の切削ステップと、
を含むことを特徴とする被加工物の加工方法。 A workpiece dividing method for dividing a workpiece having a home-base-shaped device formed on the surface thereof with mountain-shaped rectangular short sides along a planned dividing line,
A holding surface for holding the back side of the workpiece, a plurality of suction holes formed at positions corresponding to respective devices on the holding surface, and a suction path communicating with a suction source for applying suction to the suction holes. a placing step of placing the workpiece on a first chuck table having a plurality of escape grooves formed on the holding surface to avoid contact with the cutting blade;
After the mounting step, a cutting blade is used to cut a planned division line extending in a first direction and a planned division line extending in a second direction orthogonal to the first direction set in the workpiece. , a first cutting step of forming a rectangular chip from the workpiece;
Transfer pads arranged at intervals of nA and mB (where n and m are natural numbers), where A is the distance between devices in the first direction of the workpiece and B is the distance between devices in the second direction. a holding surface having protrusions formed at predetermined intervals that can hold a part of the rectangular chip formed in the first cutting step and can hold the back side of the rectangular chip using a holding surface; a conveying step of conveying and placing the rectangular chip on a second chuck table having a plurality of suction holes formed in a convex portion and a suction path communicating with a suction source that applies suction to the suction holes; ,
A line to be divided extending in a third direction and a line to be divided extending in a fourth direction intersecting the third direction set in the workpiece are cut with a cutting blade to form a short rectangular tip. a second cutting step for forming the hand side into a chevron shape;
A method of processing a workpiece, comprising:
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