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JP7224789B2 - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置 Download PDF

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JP7224789B2
JP7224789B2 JP2018112249A JP2018112249A JP7224789B2 JP 7224789 B2 JP7224789 B2 JP 7224789B2 JP 2018112249 A JP2018112249 A JP 2018112249A JP 2018112249 A JP2018112249 A JP 2018112249A JP 7224789 B2 JP7224789 B2 JP 7224789B2
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Description

本発明は、車両用電子制御装置に関する。
従来から、車両を電子制御する車両用電子制御装置においては、基板をケース内に保持する構造として、ケース内に基板を挟み込む間隙を有する基板保持部が採用されていた。従来は、製造上のばらつきを考慮して基板と基板保持部との間にクリアランスを設けるために、基板保持部の隙間を基板厚よりも大きくしていた。
特開2009-101721号公報
しかしながら、このようなクリアランスによって基板保持部に保持された基板に車両の振動にともなうがたつきが生じ、がたつきによって異音が発生してしまうことがあった。
そこで、本発明は、基板のがたつきによる異音の発生を抑制することができる車両用電子制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両用電子制御装置は、
車両を電子制御する車両用電子制御装置であって、
第1面および前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第1および第2面の少なくとも一方に前記車両の電子制御を実行する制御部が搭載された基板と、
前記基板を内部に収納するケースと、を備え、
前記ケースは、前記ケースの側壁に設けられ、前記ケースの内部に収納された前記基板を保持する基板保持部を有し、
前記基板は、前記基板保持部側の前記基板の側端部に設けられ、前記基板保持部に前記基板が保持されるときに前記第1および第2面に交差する前記基板の厚み方向側に弾性変形する変形部を有し、
前記基板保持部は、
前記ケースの側壁の内表面から前記変形部側に向かって突出した第1凸部と、
前記第1凸部に対して前記基板の側端部に沿った方向および前記基板の厚み方向に離間して配置され、前記ケースの側壁の内表面から前記変形部側に向かって突出した第2凸部と、を有し、
前記基板の厚み方向における前記第1凸部と前記第2凸部との間の距離は、前記基板の厚み方向における前記変形部の寸法よりも小さい。
前記車両用電子制御装置において、
前記変形部は、前記基板の側端部に沿って一端から他端まで延在し、
前記変形部の一端は、前記基板の側端部につながり、
前記一端を除く前記変形部は、前記基板の側端部から離間して配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第1凸部は、前記変形部の他端において前記第1面側から前記変形部に接触するように配置され、
前記第2凸部は、前記変形部の一端において前記第2面側から前記変形部に接触するように配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第1凸部は、前記変形部の一端において前記第1面側から前記変形部に接触するように配置され、
前記第2凸部は、前記変形部の他端において前記第2面側から前記変形部に接触するように配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記基板は、前記変形部の一端と前記基板の側端部とをつなぐ接続部を有していてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記接続部は、前記基板保持部に前記基板が保持されるときに弾性変形してもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記基板は、前記基板の側端部に沿った方向において前記変形部に隣り合うように前記基板の側端部に設けられ、前記基板保持部に前記基板が保持されるときに前記基板の厚み方向側に弾性変形する第2の変形部を更に有し、
前記基板保持部は、
前記ケースの側壁の内表面から前記第2の変形部側に向かって突出した第3凸部と、
前記第3凸部に対して前記基板の側端部に沿った方向および前記基板の厚み方向に離間して配置され、前記ケースの側壁の内表面から前記第2の変形部側に向かって突出した第4凸部と、を有し、
前記基板の厚み方向における前記第3凸部と前記第4凸部との間の距離は、前記基板の厚み方向における前記第2の変形部の寸法よりも小さくてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第2の変形部は、前記基板の側端部に沿って一端から他端まで延在し、
前記第2の変形部の一端は、前記基板の側端部につながり、前記一端を除く前記第2の変形部は、前記基板の側端部から離間して配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第2の変形部の他端は、前記変形部の他端に対して前記基板の側端部に沿った方向に間隔を空けて隣り合うように配置され、
前記第3凸部は、前記第2の変形部の他端において前記第1面側から前記第2の変形部に接触するように配置され、
前記第4凸部は、前記第2の変形部の一端において前記第2面側から前記第2の変形部に接触するように配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第2の変形部の一端は、前記変形部の一端に隣り合うように配置され、前記第3凸部は、前記第1凸部と共通であり、
前記第3凸部は、前記第2の変形部の一端において前記第1面側から前記第2の変形部に接触するように配置され、
前記第4凸部は、前記第2の変形部の他端において前記第2面側から前記第2の変形部に接触するように配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記変形部は、前記基板の側端部に沿って一端から他端まで延在し、
前記変形部の一端および他端は、前記基板の側端部につながり、前記一端および前記他端を除く前記変形部は、前記基板の側端部から離間して配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第1凸部は、前記変形部の一端と他端との間において前記第1面側から前記変形部に接触するように配置され、
前記第2凸部は、前記変形部の一端および他端において前記第2面側から変形部に接触するように複数配置されていてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記変形部は、前記変形部を除く基板より厚みが薄くてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記ケースの側部には、前記基板を内部に挿入するための開口部が設けられ、
前記車両用電子制御装置は、前記開口部を覆うケースカバーを更に備え、
前記ケースカバーは、前記ケースの内部に収納された前記基板を保持する第2の基板保持部を有し、
前記基板は、前記第2の基板保持部側の前記基板の側端部に設けられ、前記第2の基板保持部に前記基板が保持されるときに前記基板の厚み方向側に弾性変形する第3の変形部を有し、
前記第2の基板保持部は、
前記ケースカバーの内表面から前記第3の変形部側に向かって突出した第5凸部と、
前記第5凸部に対して前記基板の側端部に沿った方向および前記基板の厚み方向に離間して配置され、前記ケースカバーの内表面から前記第3の変形部側に向かって突出した第6凸部と、を有し、
前記基板の厚み方向における前記第5凸部と前記第6凸部との間の距離は、前記基板の厚み方向における前記第3の変形部の寸法よりも小さくてもよい。
前記車両用電子制御装置において、
前記第3の変形部は、前記基板の側端部に沿って一端から他端まで延在し、
前記第3の変形部の一端は、前記基板の側端部につながり、
前記一端を除く前記変形部は、前記基板の側端部から離間して配置されていてもよい。
本発明の一態様に係る車両用電子制御装置は、車両を電子制御する車両用電子制御装置であって、第1面および第1面と反対側の第2面を有し、第1および第2面の少なくとも一方に車両の電子制御を実行する制御部が搭載された基板と、基板を内部に収納するケースと、を備え、ケースは、ケースの側壁に設けられ、ケースの内部に収納された基板を保持する基板保持部を有し、基板は、基板保持部側の基板の側端部に設けられ、基板保持部に基板が保持されるときに第1および第2面に交差する基板の厚み方向側に弾性変形する変形部を有し、基板保持部は、ケースの側壁の内表面から変形部側に向かって突出した第1凸部と、第1凸部に対して基板の側端部に沿った方向および基板の厚み方向に離間して配置され、ケースの側壁の内表面から変形部側に向かって突出した第2凸部と、を有し、基板の厚み方向における第1凸部と第2凸部との間の距離は、基板の厚み方向における変形部の寸法よりも小さい。
本発明によれば、変形部の弾性変形を利用することで、基板保持部に基板をがたつきなく保持することができる。これにより、基板のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
第1の実施形態に係る車両用電子制御装置を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部および第1変形部を示す平面図である。 第1の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部および第1変形部を示す図2のIII-III断面図である。 第1の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部および第1変形部を示す図2のIV-IV断面図である。 第1の実施形態に係る車両用電子制御装置において、カバー側基板保持部および第3変形部を示す平面図である。 第2の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部および第1変形部を示す平面図である。 第3の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部および第1変形部を示す平面図である。 第4の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部、第1変形部および第2変形部を示す平面図である。 第5の実施形態に係る車両用電子制御装置において、ケース側基板保持部、第1変形部および第2変形部を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1を示す分解斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31および第1変形部21を示す平面図である。図3は、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31および第1変形部21を示す図2のIII-III断面図である。図4は、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31および第1変形部21を示す図2のIV-IV断面図である。図5は、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、カバー側基板保持部41および第3変形部23を示す平面図である。
図1~図5に示される車両用電子制御装置1は、車両を電子制御するために用いることができる。車両は、例えば、二輪車または四輪車であってもよい。また、車両は、電動車両、ハイブリッド車両およびガソリン車のいずれであってもよい。電子制御は、例えば、電動車両の動力源であるモータの電子制御であってもよく、また、ハイブリッド車両およびガソリン車の動力源であるエンジンの電子制御であってもよい。
車両用電子制御装置1は、基板2と、ケース3と、ケースカバー4とを備える。
(基板2)
基板2は、第1面の一例である上面2aと、第1面と反対側の第2面の一例である下面2bとを有する。上面2aには、車両の電子制御を実行する制御部5が搭載されている。なお、制御部5は、上面2aおよび下面2bの少なくとも一方に搭載されていればよい。また、基板2には、端子部6や、制御部5以外の電子部品および配線が設けられていてもよい。なお、端子部6は、制御部5、その他の電子部品と、配線等により電気的に接続され、車両の挙動の制御を実行するための所定の信号の入出力が可能になっている。
基板2は、第1変形部21を有する。第1変形部21は、後述するケース側基板保持部31側の基板2の第1側端部2cに設けられている。
より具体的には、基板2の第1側端部2cは、後述するケース3への基板2の挿入方向側の基板2の側端部である。
ただし、第1変形部21が設けられる基板2の側端部は、第1側端部2cに限定されず種々変更することができる。例えば、基板2の挿入方向を前方として、左右の少なくとも一方の基板2の側端部に第1変形部21を設けてもよい。
第1変形部21は、ケース側基板保持部31に基板2が保持されるときに、上面2aおよび下面2bに直交する基板2の厚み方向d1側に弾性変形する。
第1変形部21は、基板2の第1側端部2cに沿って一端21aから他端21bまで延在する。第1変形部21の一端21aは、基板2の第1側端部2cにつながっている。一端21aを除く第1変形部21は、基板2の第1側端部2cから離間して配置されている。
基板2は、更に、第1変形部21の一端21aと基板2の第1側端部2cとをつなぐ接続部22を有する。第1側端部2cに沿った方向d2の接続部22の幅は、第1側端部2cに直交する方向d3すなわち基板2の挿入方向に沿った方向の第1変形部21の幅以下である。
接続部22は、ケース側基板保持部31に基板2が保持されるときに弾性変形する。
第1変形部21は、第1変形部21を除く基板2より厚みが薄くてもよい。
基板2は、更に、第3変形部23を有する。第3変形部23は、図5に示すように、後述するカバー側基板保持部41側の基板2の第2側端部2dに設けられている。
第3変形部23は、カバー側基板保持部41に基板2が保持されるときに、基板2の厚み方向d1側に弾性変形する。
第3変形部23の構成は、第1変形部21と同様である。すなわち、第3変形部23は、基板2の第2側端部2dに沿って一端から他端まで延在する。第3変形部23の一端23aは、基板2の第2側端部2dにつながっている。
一端23aを除く第3変形部23は、基板2の第2側端部2dから離間して配置されている。第3変形部23の一端23aは、接続部22を介して基板2の第2側端部2dに接続されている。
第3変形部23は、第3変形部23および第1変形部21を除く基板2より厚みが薄くてもよい。
基板2は、例えば、樹脂材料で構成されていてもよい。基板2は、上面2aおよび下面2bの少なくとも一方が回路保護用のレジスト層で覆われていてもよい。第1変形部21および第3変形部23は、基板2の他の部分に形成されているレジスト層を省略することで、基板2の他の部分よりも厚みが薄く形成されていてもよい。
(ケース3)
ケース3は、基板2を内部に収納する。より具体的には、図1に示すように、ケース3の側部には、基板2を内部に挿入するための開口部APが設けられている。基板2は開口部APを通って内部に挿入される。
ケース3は、ケース側基板保持部31を有する。ケース側基板保持部31は、ケース3の側壁3aに設けられている。ケース側基板保持部31は、ケース3の内部に収納された基板2を保持する。より具体的には、ケース側基板保持部31は、開口部APと反対側のケース3の側壁3aに設けられている。
ただし、ケース側基板保持部31が設けられるケース3の側壁は、開口部APと反対側の側壁3aに限定されず、第1変形部21の位置に応じて種々変更することができる。また、ケース3は、必ずしも開口部APを有する必要はなく、例えば、基板2を上下から挟み込むように保持する構成であってもよい。
ケース側基板保持部31は、第1凸部311と、第2凸部312とを有する。
第1凸部311は、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第1変形部21側に向かって突出している。
第2凸部312は、第1凸部311に対して基板2の第1側端部2cに沿った方向d2および基板2の厚み方向d1に離間して配置されている。第2凸部312は、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第1変形部21側に向かって突出している。
図3に示すように、基板2の厚み方向d1における第1凸部311と第2凸部312との間の距離Aは、基板2の厚み方向d1における第1変形部21の寸法Bよりも小さい。
より具体的には、第1凸部311は、第1変形部21の他端21bにおいて、上面2a側から第1変形部21に接触するように配置されている。
第2凸部312は、第1変形部21の一端21aにおいて下面2b側から第1変形部21に接触するように配置されている。
なお、ケース3の側壁3aの内表面S3aには、第1凸部311および第2凸部312以外にも、図2に示すように、第1側端部2cを当接させて位置決めに利用可能な凸部313や、下面2b側から基板2に接する凸部314が設けられていてもよい。
ケース3は、例えば、基板2よりも剛性が大きい樹脂材料で構成されていてもよい。
(ケースカバー4)
ケースカバー4は、開口部APを覆う。ケースカバー4は、例えば、ケース3に係止される係止部42を有し、開口部APを覆った状態で係止部42を介してケース3に固定されてもよい。
図5に示すように、ケースカバー4は、カバー側基板保持部41を有する。カバー側基板保持部41は、ケース3の内部に収納された基板2を保持する。
カバー側基板保持部41は、第5凸部411と第6凸部412とを有する。
第5凸部411は、ケースカバー4の内表面S4から第3変形部23側に向かって突出している。
第6凸部412は、第5凸部411に対して基板2の第2側端部2dに沿った方向d2および基板2の厚み方向d1に離間して配置されている。第6凸部412は、ケースカバー4の内表面S4から第3変形部23側に向かって突出している。
基板2の厚み方向d1における第5凸部411と第6凸部412との間の距離は、基板2の厚み方向d1における第3変形部23の寸法よりも小さい。
より具体的には、第5凸部411は、第3変形部23の他端23bにおいて、上面2a側から第3変形部23に接触するように配置されている。
第6凸部412は、第3変形部23の一端23aにおいて下面2b側から第3変形部23に接触するように配置されている。
ケースカバー4は、例えば、基板2よりも剛性が大きい樹脂材料で構成されていてもよい。
次に、第1の実施形態によってもたらされる作用について説明する。
既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース3は、ケース3の側壁3aに設けられ、ケース3の内部に収納された基板2を保持するケース側基板保持部31を有する。また、基板2は、ケース側基板保持部31側の基板2の第1側端部2cに設けられ、ケース側基板保持部31に基板2が保持されるときに上面2aおよび下面2bに交差する基板2の厚み方向d1側に弾性変形する第1変形部21を有する。また、ケース側基板保持部31は、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第1変形部21側に向かって突出した第1凸部311と、第1凸部311に対して基板2の第1側端部2cに沿った方向d2および基板2の厚み方向d1に離間して配置され、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第1変形部21に向かって突出した第2凸部312とを有する。そして、基板2の厚み方向d1における第1凸部311と第2凸部312との間の距離Aは、基板2の厚み方向d1における第1変形部21の寸法Bよりも小さい。
このような構成によれば、車両の振動を第1変形部21の弾性変形によって吸収することができるので、車両の振動にかかわらず基板2のがたつきが発生することを抑制することができる。すなわち、第1変形部21の弾性変形を利用することで、ケース側基板保持部31に基板2をがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
また、既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第1変形部21は、基板2の第1側端部2cに沿って一端21aから他端21bまで延在する。第1変形部21の一端21aは、基板2の第1側端部2cにつながっている。一端21aを除く第1変形部21は、基板2の第1側端部2cから離間して配置されている。
このような構成によれば、簡易な構成により、第1変形部21を弾性変形させることができる。
また、既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第1凸部311は、第1変形部21の他端21bにおいて上面2a側から第1変形部21に接触するように配置されている。第2凸部312は、第1変形部21の一端21aにおいて下面2b側から第1変形部21に接触するように配置されている。
このような構成によれば、第1凸部311および第2凸部312によって、第1変形部21の長手方向の両端において、厚み方向d1における互いに相反する方向から第1変形部21に接することができるので、第1変形部21を大きく変形させることができる。そして、第1変形部21の大きな変形に応じて第1変形部21から第1凸部311および第2凸部312に大きな弾性力が作用することによって、基板2をより安定的に保持することができる。これにより、基板2のがたつきを更に効果的に抑制することができる。
また、既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、基板2は、第1変形部21の一端21aと基板2の第1側端部2cとをつなぐ接続部22を有する。接続部22は、ケース側基板保持部31に基板2が保持されるときに弾性変形する。
このような構成によれば、第1変形部21の弾性変形に加えて、接続部22の弾性変形(すなわち、捻じれ)を生じさせることで、基板2をより安定的に保持することができる。これにより、基板2のがたつきを更に効果的に抑制することができる。
また、既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケースカバー4は、ケース3の内部に収納された基板2を保持するカバー側基板保持部41を有する。基板2は、カバー側基板保持部41側の基板2の第2側端部2dに設けられ、カバー側基板保持部41に基板2が保持されるときに基板2の厚み方向d1側に弾性変形する第3変形部23を有する。また、カバー側基板保持部41は、ケースカバー4の内表面S4から第3変形部23側に向かって突出した第5凸部411と、第5凸部411に対して基板2の第2側端部2dに沿った方向d2および基板2の厚み方向d1に離間して配置され、ケースカバー4の内表面S4から第3変形部23側に向かって突出した第6凸部412とを有する。そして、基板2の厚み方向d1における第5凸部411と第6凸部412との間の距離は、基板2の厚み方向d1における第3変形部23の寸法よりも小さい。
このような構成によれば、第3変形部23の変形を利用することで、カバー側基板保持部41に基板2をがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を更に効果的に抑制することができる。
また、既述したように、第1の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第3変形部23は、基板2の第2側端部2dに沿って一端23aから他端23bまで延在する。第3変形部23の一端23aは、基板2の第2側端部2dにつながっている。一端23aを除く第3変形部23は、基板2の第2側端部2dから離間して配置されている。
このような構成によれば、簡易な構成により、第3変形部23を弾性変形させることができる。
また、既述したように、第1変形部21および第3変形部23は、これら変形部以外の基板2よりも厚みが薄い。
このような構成によれば、第1変形部21および第3変形部23を効率的に変形させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図6を参照して、第2の実施形態に係る車両用電子制御装置1について説明する。図6は、第2の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31および第1変形部21を示す平面図である。
第2の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第1凸部311は、第1変形部21の一端21aにおいて上面2a側から第1変形部21に接触するように配置されている。第2凸部312は、第1変形部21の他端において下面2b側から第1変形部21に接触するように配置されている。なお、第2の実施形態における基板2には、第1の実施形態で示した接続部22は設けられていない。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、第1変形部21の変形を利用することで、ケース側基板保持部31に基板2をがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、図7を参照して、第3の実施形態に係る車両用電子制御装置1について説明する。図7は、第3の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31および第1変形部21を示す平面図である。
第3の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第1変形部21は、基板2の第1側端部2cに沿って一端から他端まで延在する。第1変形部21の一端21aおよび他端21bは、基板2の第1側端部2cにつながっている。一端21aおよび他端21bを除く第1変形部21は、基板2の第1側端部2cから離間して配置されている。
また、第1凸部311は、第1変形部21の一端21aと他端21bとの間において上面2a側から第1変形部21に接触するように配置されている。第2凸部312は、第1変形部21の一端21aおよび他端21bにおいて下面2b側から第1変形部21に接触するように複数配置されている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、第1変形部21の変形を利用することで、ケース側基板保持部31に基板2をがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
(第4の実施形態)
次に、図8を参照して、第4の実施形態に係る車両用電子制御装置1について説明する。図8は、第4の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、ケース側基板保持部31、第1変形部21および第2変形部24を示す平面図である。
第4の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、基板2は、第1変形部21に加えて、更に、第2変形部24を有する。第2変形部24は、基板2の第1側端部2cに沿った方向d2において第1変形部21に隣り合うように基板2の第1側端部2cに設けられている。第2変形部24は、ケース側基板保持部31に基板2が保持されるときに基板2の厚み方向d1側に弾性変形する。
また、ケース側基板保持部31は、第1凸部311および第2凸部312に加えて、更に、第3凸部315および第3凸部316を有する。
第3凸部315は、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第2変形部24側に向かって突出している。第3凸部316は、第3凸部315に対して基板2の第1側端部2cに沿った方向d2および基板2の厚み方向d1に離間して配置されている。第3凸部316は、ケース3の側壁3aの内表面S3aから第2変形部24側に向かって突出している。
そして、基板2の厚み方向d1における第3凸部315と第3凸部316との間の距離は、基板2の厚み方向d1における第2変形部24の寸法よりも小さい。
このような構成によれば、第2変形部24の変形を利用することで、ケース側基板保持部31に基板2を更にがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を更に効果的に抑制することができる。
また、第2変形部24は、基板2の第1側端部2cに沿って一端24aから他端24bまで延在している。第2変形部24の一端24aは、基板2の第1側端部2cにつながっている。一端24aを除く第2変形部24は、基板2の第1側端部2cから離間して配置されている。
このような構成によれば、簡易な構成により、第2変形部24を弾性変形させることができる。
また、第2変形部24の他端24bは、第1変形部21の他端21bに対して基板2の第1側端部2cに沿った方向d2に間隔を空けて隣り合うように配置されている。第3凸部315は、第2変形部24の他端24bにおいて上面2a側から第2変形部24に接触するように配置されている。第3凸部316は、第2変形部24の一端24aにおいて下面2b側から第2変形部24に接触するように配置されている。
このような構成によれば、第3凸部315および第3凸部316によって、第2変形部24の長手方向の両端において、厚み方向d1における互いに相反する方向から第2変形部24に接することができるので、第2変形部24を大きく変形させることができる。そして、第2変形部24の大きな変形に応じて第2変形部24から第3凸部315および第3凸部316に大きな弾性力が作用することによって、基板2をより安定的に保持することができる。これにより、基板2のがたつきを更に効果的に抑制することができる。
(第5の実施形態)
次に、図9を参照して、第5の実施形態に係る車両用電子制御装置1について説明する。
第5の実施形態に係る車両用電子制御装置1において、第2変形部24の一端24aは、第1変形部21の一端21aに隣り合うように配置されている。第3凸部は、第1凸部311と共通である。
第3凸部でもある第1凸部311は、第2変形部24の一端24aにおいて上面2a側から第2変形部24に接触するように配置されている。第3凸部316は、第2変形部24の他端24bにおいて下面2b側から第2変形部24に接触するように配置されている。
このような構成によれば、第4の実施形態と同様に、第2変形部24の変形を利用することで、ケース側基板保持部31に基板2を更にがたつきなく保持することができる。これにより、基板2のがたつきによる異音の発生を更に効果的に抑制することができる。また、第1凸部311と第3凸部とを共通にすることで、ケース側基板保持部31の形状を簡素化することができる。
上述した実施形態は、あくまで一例であって、発明の範囲を限定するものではない。発明の要旨を逸脱しない限度において、上述した実施形態に対して種々の変更を行うことができる。変更された実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 車両用電子制御装置
2 基板
2a 上面
2b 下面
21 第1変形部
3 ケース
3a 側壁
31 ケース側基板保持部
311 第1凸部
312 第2凸部
5 制御部

Claims (4)

  1. 電子部品の実装面を有する基板と、
    前記基板を内部に挿入するための開口部を有し、前記開口部から挿入された前記基板を収容するケースと、
    前記開口部を塞ぐように前記ケースに固定されるカバーと、を備え、
    前記基板は、前記基板を前記実装面に沿った方向から前記ケース内に挿入する際の前記基板の先端部側における前記実装面に沿った方向の両側に1つずつ形成され、前記実装面に直交する方向に弾性変形可能な2つの変形部を有し、
    前記ケースは、前記開口部と対向する前記ケースの内面に設けられた2つのケース側基板保持部を有し、
    前記2つのケース側基板保持部はそれぞれ、前記開口部と対向する前記ケースの内面から前記開口部側に突出する2つの第1保持部と、前記2つの第1保持部の間の位置において前記ケースの内面から前記開口部側に突出する少なくとも1つの第2保持部と、を有し、
    前記2つの第1保持部と前記第2保持部は、前記ケースに挿入される前記基板の厚み方向に前記基板の厚みよりも小さい間隔をあけて配置され、
    前記基板が前記ケースに挿入される際に、前記基板の先端部側が前記2つの第1保持部と前記第2保持部の間に挟み込まれ、前記2つの第1保持部により前記基板の先端部側が支持されるとともに、前記第2保持部により前記変形部が押圧されて弾性変形されることにより、前記基板が前記ケース内において固定状態で保持される電子装置。
  2. 前記変形部は、前記基板が前記ケース内に収容された際に前記カバー側に位置する前記基板の基端部側にも形成され、
    前記カバーは、前記ケースに固定された際に前記ケース内と対向する前記カバーの内側に設けられたカバー側基板保持部を有し、
    前記カバー側基板保持部は、前記カバーの内側面から前記ケース内に突出する2つの第3保持部と、前記2つの第3保持部の間の位置において前記カバーの内側面から前記ケース内に突出する少なくとも1つの第4保持部と、を有し、
    前記2つの第3保持部と前記第4保持部は、前記ケースに挿入された前記基板の厚み方向に前記基板の厚みよりも小さい間隔をあけて配置され、
    前記カバーが前記ケースに固定される際に、前記基板の基端部側が前記2つの第3保持部と前記第4保持部の間に挟み込まれ、前記2つの第3保持部により前記基板の基端部側が支持されるとともに、前記第4保持部により前記変形部が押圧されて弾性変形される請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記変形部は、前記基板の端部側に平面視L字形状の切り込みを入れることにより形成されている請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 前記変形部は、前記基板の端部側に平面視T字形状の切り込みを入れることにより形成されている請求項1~3のいずれかに記載の電子装置。
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