JP7215951B2 - テープ式使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
このようなテープ式使い捨ておむつは、乳幼児向けとして用いられる他、介護用途(成人用途)で広く使用されている。
消費者は、包装フィルムからおむつを取り出し、折り畳まれた状態のおむつを広げて平らな状態に戻した後に、身体に宛がって装着する。
消費者が吸収体に生じた折り皺GPを直さずに装着した場合、折り皺GPの窪みにより、装着者の肌面とおむつの間に空間ができるため、尿漏れなどの原因になるおそれがある。特に、折り皺GPの窪みは吸収体の幅方向に沿って延在していることが多いため、足回り部分からの尿漏れのリスクを高める要因となる。
また、消費者が吸収体に生じた段差UEを直さずに装着した場合、おむつの装着感が悪化するおそれがある。特に製品を三つ折りにしていた場合に、背側の折り畳まれていた部分の吸収体に段差UEが生じていると、座ったときや横になったときに段差UEが臀部に当たり、違和感を覚えやすい。
<第1の態様の発明>
股間部と、前記股間部の前側に延在する腹側部分と、前記股間部の後側に延在する背側部分と、
幅方向中央に沿って前記腹側部分から前記股間部を通り前記背側部分まで設けられた吸収体と、
前記腹側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する腹側サイドフラップ部と、
前記股間部の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する股間サイドフラップ部と、
前記背側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する背側サイドフラップ部と、
前記腹側サイドフラップ部から前記股間サイドフラップ部を通り前記背側サイドフラップ部まで延在する、前後方向に伸長した状態で配置される細長状弾性伸縮部材と、を有し、
製品状態で、前記腹側部分および前記背側部分の一方が前記吸収体の内面に向かって折り曲げられ、さらに前記腹側部分および前記背側部分の他方が折り曲げられた部分の上に被さるように折り曲げられて、三つ折りにされたテープ式使い捨ておむつにおいて、
前記細長状弾性伸縮部材よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、
前記吸収体の幅方向外側端部のうち、前記テープ式使い捨ておむつの折り曲げ部が在る外側屈曲部分、前記外側屈曲部分の前後方向中央側に隣接する中央側隣接部分、および前記外側屈曲部分の前後方向外側に隣接する外側隣接部分の少なくともいずれか一つの位置に、
前記吸収体のその他の部分よりも剛性が高い高剛性部が設けられている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。
折り畳まれたおむつを広げて平らな状態に戻すとき、細長状弾性伸縮部材が収縮すると、吸収体にも収縮力が伝達され、折り皺が残りやすくなる。また、前記細長状弾性伸縮部材の収縮力によって、吸収体が前後方向に収縮し、吸収体同士が重なり合って段差が生じる。
前記高剛性部は前後方向に延在してなるものである前記第1の態様のテープ式使い捨ておむつ。
テープ式使い捨ておむつの前後方向に延在するように高剛性部を設けることが好ましい。吸収体の折り皺や折り畳みによる段差は、テープ式使い捨ておむつの幅方向に沿って生じることが多い。そのため、その折り皺と交差する前後方向に沿って延在するように高剛性部を設けると、吸収体の折り皺や折り畳みによる段差の発生を抑止する効果が高くなる。
前記テープ式使い捨ておむつは、前後方向に伸縮可能な起立弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
前記立体ギャザーは、前記テープ式使い捨ておむつの幅方向両側部に配置され、
前記テープ式使い捨ておむつの前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されており、前記テープ式使い捨ておむつの前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記起立弾性伸縮部材が設けられ、前記起立弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの使用面に対して起立する構成とされ、
前記高剛性部は、幅方向外側から内側へ向かって突出して細長状に形成されており、
前記高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前記中央側隣接部分に位置し、前記高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前記外側隣接部分に位置する前記第1の態様のテープ式使い捨ておむつ。
細長状弾性伸縮部材が収縮すると、その収縮力の影響を受けて、高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前後方向外側へ移動し、高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前後方向中央側へ移動する。言い換えれば、高剛性部の幅方向外側に在る両端部が、それぞれ折れ曲がり部へ向かって移動する。その結果、高剛性部の幅方向内側が立ち上がりやすくなり、その影響を受けて、立体ギャザーの立ち上がりが促進される。
(テープ式使い捨ておむつについて)
図1~図4は、本発明に係るテープ式使い捨ておむつの一例100を示しており、この使い捨ておむつ100は、裏面側に位置するバックシート1と肌に接触する透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。股間部Cは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、殆ど多くの製品では前後方向中央部及びその前後近傍の部分である。具体的には、成人向け吸収性物品の場合、製品の前後方向中央を基準として±150mmの範囲である。また、腹側部分(前側部分)Fは股間部Cよりも前側の部分を意味し、背側部分(後側部分)Bは股間部Cよりも後側の部分を意味する。
その他の高剛性部60の形成方法としては、高剛性部60を形成したい部分に、他の部材(例えば、不織布やフィルム)を混入したりしてもよい。
以上の説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となった疎水性繊維を含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(同一又は類似の不織布層が積層されたSSS不織布等の他、異なる不織布層が積層された、スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。積層不織布は、すべての層を含む一体の不織布として製造され、すべての層にわたる繊維結合加工がなされたものを意味し、別々に製造された複数の不織布をホットメルト接着剤等の接合手段により貼り合わせたものは含まない。
消費者がおむつ100を使用する際には、図10とは逆の手順となり、図11(G)、(H)、(I)の順におむつ100を展開する(なお、おむつ100の展開方向は、折り畳み方向と逆になる。)。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
図9に示すように、本発明に係るテープ式使い捨ておむつによれば、折り曲げ部Lを中心とする折り畳み部分に折り皺GPや段差UEが生じない(生じたとしてもごく僅かなものである)ため、折り皺GPを要因とする横漏れの発生や、段差UEを要因とする装着感の悪化を防止することができる。
Claims (3)
- 股間部と、前記股間部の前側に延在する腹側部分と、前記股間部の後側に延在する背側部分と、
幅方向中央に沿って前記腹側部分から前記股間部を通り前記背側部分まで設けられた吸収体と、
前記腹側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する腹側サイドフラップ部と、
前記股間部の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する股間サイドフラップ部と、
前記背側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する背側サイドフラップ部と、
前記腹側サイドフラップ部から前記股間サイドフラップ部を通り前記背側サイドフラップ部まで延在する、前後方向に伸長した状態で配置される細長状弾性伸縮部材と、を有し、
製品状態で、前記腹側部分および前記背側部分の一方が前記吸収体の内面に向かって折り曲げられ、さらに前記腹側部分および前記背側部分の他方が折り曲げられた部分の上に被さるように折り曲げられて、三つ折りにされたテープ式使い捨ておむつにおいて、
前記細長状弾性伸縮部材よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、
前記吸収体の幅方向外側端部のうち、前記テープ式使い捨ておむつの折り曲げ部が在る外側屈曲部分、前記外側屈曲部分の前後方向中央側に隣接する中央側隣接部分、および前記外側屈曲部分の前後方向外側に隣接する外側隣接部分の少なくともいずれか一つの位置に、
前記吸収体のその他の部分よりも剛性が高い高剛性部が設けられている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。 - 前記高剛性部は前後方向に延在してなるものである請求項1に記載のテープ式使い捨ておむつ。
- 前記テープ式使い捨ておむつは、前後方向に伸縮可能な起立弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
前記立体ギャザーは、前記テープ式使い捨ておむつの幅方向両側部に配置され、
前記テープ式使い捨ておむつの前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されており、前記テープ式使い捨ておむつの前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記起立弾性伸縮部材が設けられ、前記起立弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの使用面に対して起立する構成とされ、
前記高剛性部は、幅方向外側から内側へ向かって突出して細長状に形成されており、
前記高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前記中央側隣接部分に位置し、前記高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前記外側隣接部分に位置する請求項1に記載のテープ式使い捨ておむつ。
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JP2014094187A (ja) | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Uni Charm Corp | 使い捨ておむつ |
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JP2018068464A (ja) | 2016-10-26 | 2018-05-10 | 王子ホールディングス株式会社 | テープ型使い捨ておむつ |
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