JP7213000B2 - マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法、これを用いたマルチコア光ファイバ母材の製造方法及びマルチコア光ファイバの製造方法 - Google Patents
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Description
A=R/Rmax・・・(1)
(上記式(1)中、Rは前記一体形成部の曲率半径を表し、Rmaxは、前記主ロッドの長手方向に直交する断面に対する外接円の直径を表す。)
(1)主ロッドの端面において、一体形成部を介して隣り合う2つの接触面の各々に沿って引いた2つの直線と一体形成部との2つの交点と、その2つの交点を結んだ直線からの一体形成部の高さが最大となる最大高さ点とを求める。
(2)上記2つの交点と最大高さ点の3つの点を通る円弧を決定する。
(3)(2)で決定した円弧から、円弧に対応する半径を曲率半径として算出する。具体的には、2つの交点を通る直線からの一体形成部の最大高さをaとし、2つの交点との間の長さをbとすれば、曲率半径rは下記式で求められる。
r=a/2+b2/8a
まず、本発明のマルチコア光ファイバの製造方法により得られるマルチコア光ファイバについて図1を用いて説明する。図1は、本発明のマルチコア光ファイバの製造方法によって製造されるマルチコア光ファイバの一例を示す横断面図である。
次に、光ファイバ10の製造方法について説明する。
はじめに、マルチコア光ファイバ母材(以下、「光ファイバ母材」と呼ぶ)の製造方法によって製造される光ファイバ母材110について説明する。
次に、光ファイバ母材110の製造方法について説明する。
ロッド集合体201は、ロッドの集合体であり、ロッドは、主ロッドとしての4本のコアロッド202と、4本のコアロッド202の外側に設けられる従ロッドとしての円柱状の4本の充填用ロッド102Bとを有する。
次に、ロッド集合体201の製造方法について説明する。
A=R/Rmax・・・(1)
(上記式(1)中、Rは一体形成部Xの曲率半径(mm)を表し、Rmaxは、コアロッド202の長手方向Lに直交する断面に対する外接円の直径(mm)を表す。)
2…クラッド
10…マルチコア光ファイバ
101…コア部
102A…クラッド形成材
102C…スート
110…マルチコア光ファイバ母材
201,301,401…マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体
202,202A,202B,202C,202D、302,402…コアロッド(主ロッド)
202A1…被処理コアロッド(被処理ロッド)
202A2…オリジナルコアロッド(オリジナルロッド)
L…コアロッドの長手方向
L1…マルチコア光ファイバ母材の長手方向
S…接触面
S1…加工面
X…一体形成部
X1…角部
Claims (7)
- 被処理ロッドを処理して主ロッドを準備する主ロッド準備工程と、
前記主ロッドを複数本含む複数本のロッドを束ねてマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体を形成するロッド集合体形成工程とを含み、
前記主ロッド準備工程において、
前記主ロッドが、他の主ロッドと接触する複数の接触面と、前記複数の接触面のうち隣り合う2つの接触面同士を一体に形成する少なくとも1つの一体形成部とを有し、
前記被処理ロッドが、その長手方向に形成される角部を有し、
前記複数本の主ロッドのうちの少なくとも2本の主ロッドが、マルチコア光ファイバのコアとなるコア部の周囲に、前記マルチコア光ファイバのクラッドを形成するためのクラッド形成材を有し、
前記被処理ロッドの前記角部を、湾曲面を有するように処理して前記主ロッドにおける前記一体形成部を形成する、マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法。 - 被処理ロッドを処理して主ロッドを準備する主ロッド準備工程と、
前記主ロッドを複数本含む複数本のロッドを束ねてマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体を形成するロッド集合体形成工程とを含み、
前記主ロッド準備工程において、
前記主ロッドが、他の主ロッドと接触する複数の接触面と、前記複数の接触面のうち隣り合う2つの接触面同士を一体に形成する少なくとも1つの一体形成部とを有し、
前記被処理ロッドが、その長手方向に形成される角部を有し、
前記複数本の主ロッドのうちの少なくとも2本の主ロッドが、マルチコア光ファイバのコアとなるコア部の周囲に、前記マルチコア光ファイバのクラッドを形成するためのクラッド形成材を有し、
前記被処理ロッドの前記角部を丸くするように処理して前記主ロッドにおける前記一体形成部を形成する、マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法であって、
前記被処理ロッドがオリジナルロッドの研削加工又は切断加工によって形成されたものであり、前記被処理ロッドが、前記主ロッド準備工程における処理により前記主ロッドの前記接触面となる複数の加工面を有する場合には、前記主ロッド準備工程において、前記被処理ロッドを熱処理によって処理する、マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法。 - 前記主ロッド準備工程において、前記被処理ロッドを非熱処理によって処理する、請求項1に記載のマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法。
- 被処理ロッドを処理して主ロッドを準備する主ロッド準備工程と、
前記主ロッドを複数本含む複数本のロッドを束ねてマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体を形成するロッド集合体形成工程とを含み、
前記主ロッド準備工程において、
前記主ロッドが、他の主ロッドと接触する複数の接触面と、前記複数の接触面のうち隣り合う2つの接触面同士を一体に形成する少なくとも1つの一体形成部とを有し、
前記被処理ロッドが、その長手方向に形成される角部を有し、
前記複数本の主ロッドのうちの少なくとも2本の主ロッドが、マルチコア光ファイバのコアとなるコア部の周囲に、前記マルチコア光ファイバのクラッドを形成するためのクラッド形成材を有し、
前記被処理ロッドの前記角部を丸くするように処理して前記主ロッドにおける前記一体形成部を形成する、マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法であって、
前記主ロッド準備工程において、前記主ロッドの前記一体形成部において、下記式(1)で表されるAが0.20~0.24となるように前記被処理ロッドを処理する、マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法。
A=R/Rmax・・・(1)
(上記式(1)中、Rは前記一体形成部の曲率半径を表し、Rmaxは、前記主ロッドの長手方向に直交する断面に対する外接円の直径を表す。) - 請求項1~4のいずれか一項に記載のマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法により得られるマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の外側にスートを形成するスート形成工程と、
前記スートをガラス化させて、マルチコア光ファイバ母材を得るスートガラス化工程とを含む、マルチコア光ファイバ母材の製造方法。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載のマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体の製造方法によってマルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体を形成するロッド集合体形成工程と、
前記マルチコア光ファイバ形成用ロッド集合体を線引きしてマルチコア光ファイバを製造する線引き工程とを含む、マルチコア光ファイバの製造方法。 - 請求項5に記載のマルチコア光ファイバ母材の製造方法によってマルチコア光ファイバ母材を形成する母材形成工程と、
前記マルチコア光ファイバ母材を線引きしてマルチコア光ファイバを製造する線引き工程とを含む、マルチコア光ファイバの製造方法。
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