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JP7209534B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP7209534B2 JP2018243791A JP2018243791A JP7209534B2 JP 7209534 B2 JP7209534 B2 JP 7209534B2 JP 2018243791 A JP2018243791 A JP 2018243791A JP 2018243791 A JP2018243791 A JP 2018243791A JP 7209534 B2 JP7209534 B2 JP 7209534B2
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Description

本発明は画像形成装置などの電子機器に関する。
画像形成装置は交流負荷と直流負荷とを用いて画像を形成する。そのため、商用電源から供給された交流を直流に変換する電源基板が必要となる。電源基板の小型化や効率の改善の観点からスイッチング素子を用いたスイッチング電源が電源基板として採用される。特許文献1によればシールド板金により電源基板を覆うことが提案されている。シールド板金はスイッチングノイズを低減することができるだろう。
特開2017-44986号公報
電源基板は、交流負荷に交流を供給するAC入力回路と、直流負荷に直流を供給するAC/DC変換回路とを有している。AC入力回路の回路構成は画像形成装置の仕様に依存するため、仕様ごとにAC入力回路は設計される。一方で、AC/DC変換回路は、異なる仕様の画像形成装置間で共用可能である。つまり、AC/DC変換回路は、仕様によらず、共通に設計される。そのため、AC入力回路とAC/DC変換回路はそれぞれ異なる基板に実装され、仕様に応じて基板の組み合わせが選択される。これは電源基板の分離と呼ばれる。以下では、AC入力回路を有する回路基板は入力基板と呼ばれ、AC/DC変換回路を有する回路基板は引き続き電源基板と呼ばれる。
電源基板において発生するスイッチングノイズを低減するために、入力基板と電源基板との間にシールド板金が配置されてもよい。また、入力基板から電源基板に供給される交流にノイズが混入することを低減するために、入力基板と電源基板とは近接して配置される。つまり、シールド板金は、入力基板と電源基板の間の非常に狭い空間に配置されなければならない。シールド板金を支持するためには入力基板の基板面と平行に延在する脚が必要となる。この脚は、シールド板金をL字に曲げることで形成されてもよい。つまり、この脚は、入力基板の直下に潜り込むように存在し、画像形成装置のフレームなどにネジなどで固定され、グランド(GND)に対して接地される。したがって、安全規格を満たすために、入力基板とグランド(シールド板金の脚)との間には、十分な絶縁距離が確保されなければならない。入力基板と電源基板とを離して設けることで、シールド板金の脚が入力基板の下に潜り込まないようになるため、十分な絶縁距離が確保される。しかし、この場合、入力基板と電源基板との間にあるスペースが広がってしまうため、入力基板と電源基板とによる占有スペースが広がってしまう。そこで、本発明は、複数の基板による占有スペースを広げることなく、十分な絶縁距離を確保することを目的とする。
本発明は、たとえば、
交流電源から交流電圧を供給される第一基板と、
前記第一基板から交流電圧を供給され、供給された交流電圧を直流電圧に変換する第二基板と、
前記第一基板および前記第二基板を支持する金属製の支持台と、
前記第二基板と前記第一基板との間をシールドする金属製の第一シールド部材と、を有し、
前記第一シールド部材は、前記第二基板に対向するように設けられた第一シールド面と、前記第一シールド面から前記支持台に向かうように設けられた第二シールド面と、前記第二シールド面から前記支持台及び前記第一基板に対向するように設けられ、前記支持台の面に垂直な方向において前記支持台と前記第一基板との間に配置され、前記第一シールド部材を前記支持台に取り付けるための取付部を有し、
前記支持台の面に垂直な方向において前記第二基板と前記支持台とは絶縁距離を確保するために第一距離だけ離されており、
前記支持台の面に垂直な方向において前記第一基板と前記取付部との間に絶縁距離が確保されるよう、前記第一基板と前記支持台とが前記第一距離よりも長い第二距離だけ離されていることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、複数の基板による占有スペースを広げることなく、十分な絶縁距離を確保することが可能となる。
画像形成装置の概略断面図。 複数の回路基板の配置説明する斜視図。 電源基板と入力回路基板の平面図。 基板台に対する電源基板の高さと入力回路基板の高さを説明する側面図。 基板台に対する電源基板の高さと入力回路基板の高さを説明する側面図。
[画像形成装置]
図1は中間転写方式の画像形成装置1を示している。画像形成装置1は、単色画像を形成する画像形成装置であってもよいが、ここでは複数の色剤を混色して多色画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)といった四色の現像剤を使用する。図1において参照番号の末尾には色を示す文字が付与されているが、四色に共通する事項が説明される際にはこの文字が省略される。
感光ドラム6C、6M、6Y、6BKはそれぞれ等間隔に配置され、静電潜像やトナー画像を担持する像担持体である。一次帯電器2は像担持体を一様に帯電させる帯電手段の一例である。一次帯電器2は帯電電圧を利用して感光ドラム6の表面を一様に帯電させる。走査光学装置3は像担持体の表面においてレーザ光を走査することで静電潜像を形成する走査手段の一例である。走査光学装置3は、入力画像に基づいて各々変調された光束(レーザビーム)Lを感光ドラム6に向けて出射する。光束Lは感光ドラム6の表面に静電潜像を形成する。現像器4はそれぞれ現像電圧を印加されたスリーブやブレードを通じて、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの現像剤を静電潜像に付着させる。これにより静電潜像が現像され、現像剤像(トナー画像)が形成される。
給送ローラ8は給送トレイ7に収容されているシートSを1枚ずつ給送する。分離ローラ9は、給送ローラ8により給送された複数のシートSから一枚のシートSを分離して搬送路へ送り出す。搬送ローラ16は画像の書き出しタイミングに同期をとってシートSを二次転写部に向けて送り出す。
一次転写ローラ5は、中間転写ベルト10に対して、感光ドラム6に担持されているトナー画像を転写する。一次転写ローラ5に印加された一次転写電圧は中間転写ベルト10へのトナー画像の転写を促進する。中間転写ベルト10は中間転写体として機能している。駆動ローラ11は中間転写ベルト10を回転させるローラである。二次転写部は二次転写ローラ14を有している。二次転写部において、中間転写ベルト10と二次転写ローラ14とがシートSを挟持しながら搬送することで、中間転写ベルト10上に担持されている多色のトナー画像がシートSに転写される。二次転写電圧はシートSへのトナー画像の転写を促進する。その後、シートSは定着装置12へ搬送される。定着装置12はシートSに担持されているトナー画像に対して圧力と熱を加え、定着させる。排出ローラ13は、画像の形成されたシートSを排出する。なお、一次転写ローラ5、中間転写ベルト10および二次転写ローラ14はトナー画像をシート上に転写する転写手段の一例である。定着装置12はシート上に担持されているトナー画像を定着させる定着手段の一例である。
[基板配置]
図2ないし図5を用いることで、画像形成装置1を背面から見たときの複数の基板の配置が説明される。図2や図3が示すように、入力基板22、電源基板21および制御基板40は、その基板面が本体フレーム38の背面に対してほぼ平行になるように固定されている。
入力基板22は、商用電源20から入力および供給される交流を受け取るための電源コネクタ28を有している。入力基板22は、商用電源20から供給された交流を電源基板21や定着装置12などの交流負荷に供給する。入力基板22には、メインスイッチと連動したリレーや、定着装置12に供給される交流を制御するためのトライアック、ラインフィルタなどが実装されうる。入力基板22に設けられた出力コネクタ27aは交流電圧を電源基板21に出力するためのコネクタである。
電源基板21は、入力基板22から供給された交流を受け取るための入力コネクタ26aを有している。入力コネクタ26aと出力コネクタ27aとはACケーブル34を介して接続されている。入力基板22と電源基板21との距離を短くすることで、ACケーブル34の長さが短くなり、ACケーブル34にノイズが混入しにくくなる。入力基板22と電源基板21との間の余分なスペースが削減されるため、入力基板22と電源基板21とによる占有スペースも削減される。電源基板21は入力基板22から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、直流電圧を各直流負荷や制御基板40へ供給する。図3が示すように、AC/DC変換回路100は電源基板21に設けられており、スイッチング素子101を用いて、入力コネクタ26aから入力された交流を直流に変換し、直流を出力コネクタ27bから出力する。電源基板21上に設けられた出力コネクタ27bは、制御基板40上に設けられた入力コネクタ26bに対してDCケーブル43を介して接続されている。つまり、制御基板40はDCケーブル43を介して直流電圧を供給される。
入力基板22と電源基板21は板金製の基板台23上に固定されている。図2や図3が示すように、入力基板22はY軸方向において電源基板21の下側に配置されており、電源基板21はY軸方向において入力基板22の上側に配置されている。
入力基板22と電源基板21はそれぞれグランド電位を確保しなければならない。そこで、電源基板21は四つのネジ53a、53b、53c、53dにより基板台23に固定されている。入力基板22は四つのネジ53e、53f、53g、53hにより基板台23に固定されている。参照符号の末尾に付与されている小文字のアルファベットは複数の部材を区別するために付与されており、説明の便宜上、省略されることがある。ネジ53の数と位置は任意である。ネジ53は金属製であり、基板台23に対して電気的に接続されている。これにより、入力基板22と電源基板21はそれぞれグランド電位を確保する。基板台23は接地されており、基板台23の電位はグランド電位に一致する。
基板台23は、底面70、上側壁71および左側壁72を有しているが、天板、下側壁および右側壁が存在しない不完全な箱形をしている。なお、上側壁71および左側壁72は板金をL字に折り曲げることで作成されてもよい。底面70は本体フレーム38と平行であるが、上側壁71および左側壁72は本体フレーム38に対して垂直になっている。基板台23は取付部36a、36bを有している。取付部36aはネジ53i、53jにより本体フレーム38に固定されている。取付部36bはネジ53k、53lにより本体フレーム38に固定されている。上側壁71はワイヤサドル44aを有し、左側壁72はワイヤサドル44bを有している。ワイヤサドル44はDCケーブル43を規制するために設けられている。
電源基板21の上側面、下側面および上面は、板金製のシールド部材24によって覆われている。シールド部材24は、第一シールド壁81と、第二シールド壁82と、天板83とを有している。第一シールド壁81と第二シールド壁82はお互いに平行であるが、これらは天板83に対して直交している。シールド部材24の第二シールド壁82は、基板台23の上側壁71にネジ53m、53nにより固定されている。
図3が示すように、シールド部材24の第一シールド壁81が入力基板22側へL字に折り曲げられることで、脚として機能する取付部36cが形成されている。取付部36cは、ネジ53o、53bにより基板台23に固定されている。なお、基板台23へのシールド部材24の取り付けは、入力基板22よりも先に行われる。
上述したように、電源基板21と入力基板22の配置スペースは制限されるため、電源基板21と入力基板22は可能な限り近接している。可能な限りとは、第一シールド壁81が電源基板21と入力基板22との両方に接触せず、かつ、第一シールド壁81が電源基板21と入力基板22とのそれぞれの一次回路に対して十分な絶縁距離を確保することをいう。絶縁距離とは、安全規格により規定される絶縁距離である。
図3が示すように、電源基板21と入力基板22とが近接しているため、取付部36cは、入力基板22の下方に潜り込むように配置されている。つまり、取付部36cと入力基板22とはZ軸方向において少なくとも一部で重なっている。
このように、シールド部材24が電源基板21の二つの側面と上面を覆うことで、電源基板21から画像形成装置1の外部へ放出されるノイズと、電源基板21から入力基板22のグランド(GND)へ誘導されるノイズとが効率よく低減される。
[絶縁距離の確保]
図4は、図3に示された矢印90が示す方向からシールド部材24、電源基板21および入力基板22などを見た側面図である。電源基板21や入力基板22には多くの電流が流れる。そのため、リード部品と呼ばれる電気部品55a、55bが採用される。電気部品55a、55bはそれぞれリード56a、56bを有している。電気部品55aは電源基板21の部品面91a側に実装される。電源基板21には部品面91aから半田面92aへ貫通したスルーホールが設けられている。リード56aは部品面91aからスルーホールに挿し通され、半田面92a側に突き出る。リード56aの端部は半田面92a側に設けられたランド(配線パターン)に半田付けされる。電気部品55bは入力基板22の部品面91b側に実装される。入力基板22には部品面91bから半田面92bへ貫通したスルーホールが設けられている。リード56bは部品面91bからスルーホールに挿し通され、半田面92b側に突き出る。リード56bの端部は半田面92b側に設けられたランドに半田付けされる。
電気部品55のリード56には商用電源20から供給された交流電圧が印加される。したがって、リード56の先端部はグランドから十分に離間していなければならない。図4が示すように、電源基板21に実装されている電気部品55aのリード56aと基板台23との間の空間距離として距離Tが確保されている。
一方で、入力基板22に実装された電気部品55bのリード56bと基板台23との間の空間距離として距離Tが確保されている。しかし、リード56bの直下には、取付部36cとネジ53pが存在する。取付部36cの厚みとネジ53pの頭の厚みとの和はtである。したがって、リード56bの先端部とネジ53pとの間の距離はT'である。ここでT'=T-tであるため、距離T'は距離Tよりも短い。距離T、T'は十分な絶縁距離に設定されなければならない。仮に、距離T'が十分な絶縁距離でない場合、入力基板22とネジ53pの頭との間の距離を広げる必要がある。入力基板22とネジ53pの頭との間の距離を広げる方法としては、入力基板22をY軸方向にずらす方法と、入力基板22をZ軸方向にずらす方法とがある。入力基板22をY軸方向にずらす方法は、電源基板21と入力基板22とによるXY方向における占有スペースを拡大させてしまう点で、入力基板22をZ軸方向にずらす方法に対して不利である。
図5は、図3に示された矢印90が示す方向からシールド部材24、電源基板21および入力基板22などを見た側面図である。ここでは、入力基板22をZ軸方向にずらす方法が説明される。上述したように従来の電源基板は、交流入力回路とAC/DC変換回路とを有している。従来の電源基板の配置スペースに対して、電源基板21と入力基板22とを配置する場合、Y軸方向には十分な余裕が存在しない。つまり、入力基板22をZ軸方向にずらす方法は、配置スペースの観点からも、入力基板22をY軸方向にずらす方法よりも有利である。
図5が示すように、入力基板22は、電源基板21と比較して、基板台23からさらに距離tだけZ軸方向に離されている。その結果、リード56bの先端部とネジ53pとの間の距離は、十分な絶縁距離である距離Tになる。
従来の電源基板についてのZ軸方向のスペースは、電源基板に実装される電気部品のうちで一番背が高い部品に注目して、設計されてきた。背が高い部品としては、たとえば、放熱対策の放熱フィンや電解コンデンサ、チョークコイルなどがある。これらは、AC/DC変換回路を構成する電気部品である。一方、交流入力回路を構成する電気部品の背は、AC/DC変換回路を構成する電気部品の背よりも低い。つまり、入力基板22に実装される電気部品の背は電源基板21に実装される電気部品の背よりも低い。これは、入力基板22のZ軸方向における余裕は電源基板21のZ軸方向における余裕が大きいことを意味する。よって、入力基板22は、電源基板21と比較して、Z軸方向へ離間できる余裕がある。図5が示すように、入力基板22を距離tだけ追加的に離間させても、電気部品55bの頭はシールド部材24の天板83よりも低い。
このようにZ軸方向における入力基板22の位置を電源基板21と比較して距離tだけ追加的に離間することで、予め決められた収納スペースを広げることなく、十分な絶縁距離Tを確保すること可能となる。
[発明の効果と変形例]
図2などが示すように入力基板22は交流電源から交流を供給される第一基板の一例である。電源基板21は第一基板から交流を供給される第二基板の一例である。基板台23は、第一基板および第二基板を支持する金属製の支持台の一例である。シールド部材24は第二基板と第一基板との間をシールドする金属製の第一シールド部材の一例である。取付部36cは、第一シールド部材に設けられた取付部の一例である。図3が示すように、取付部36cの一部は、支持台と第一基板との間に配置されてもよい。つまり、取付部36cの一部は、第一基板の下方に潜り込むように配置される。取付部36cは、第一シールド部材を支持台に取り付けるために利用される。図4や図5が示すように、第二基板と支持台とは絶縁距離を確保するために第一距離(例:T)だけ離されている。図5が示すように、第一基板と取付部との間に絶縁距離が確保されるよう、第一基板と支持台とが第一距離よりも長い第二距離(例:T+t)だけ離されていてもよい。なお、第一距離と第二距離とは、支持台の法線方向(Z軸方向)における距離である。このように、取付部36cを配置し、かつ、第一基板と支持台との間を十分に離すことで、第一基板と第二基板とによる占有スペースを広げることなく、十分な絶縁距離が確保される。
図3ないし図5が示すように、ネジ53p、53oは取付部を支持台に固定するための金属製の固定具の一例である。図5が示す例では、第一基板と金属製の固定具との間に絶縁距離が確保されるよう、第一基板と支持台とが第二距離だけ離されている。つまり、第一基板と金属製の固定具との間の距離は概ね距離Tだけ離される。このように、金属製の固定具が採用される場合、第一基板と支持台とが第二距離だけ離されることで、金属製の固定具に対して絶縁距離が確保される。なお、固定具はネジ53p、53oであってもよい。ネジ53p、53oを金属製とすることで、第一シールド部材(シールド部材24)をグランドに対してしっかりと固定し、かつ両者を電気的に導通させやすくなる。ネジ53p、53oは金属製のリベットなどの締結具に置換されてもよい。なお、ネジ53p、53oが樹脂などの不導体によるファスナーに置換される場合、第二距離を短縮することが可能となろう。
図5が示すように、第二距離と第一距離との差は、ネジの頭の厚みと取付部の厚みとの和以上であってもよい。これにより、ネジ53p、53oが金属製である場合であっても、十分な絶縁距離が確保されるようになろう。
図4や図5が示すように、電気部品55bは、第一基板の第一面に実装されたリード部品の一例である。リード部品のリードの端部は第一基板の第二面(例:半田面92b)に半田付けされてもよい。この場合、第一基板に実装されたリード部品のリードの端部とネジとの間に絶縁距離が確保されるよう、第一基板と支持台とが第二距離だけ離される。このような配置を採用することで、第一基板にリード部品が採用される場合であっても、リードの端部とネジとの間に十分な絶縁距離が確保される。
図2ないし図5が示すように、第一シールド部材は、取付部と接続された第一シールド壁81と、第一シールド壁81と平行に配置された第二シールド壁82とを有してもよい。さらに、第一シールド部材は、第一シールド壁81と第二シールド壁82とを接続し、第二基板と平行に配置された天板83とを有してもよい。これにより、第一シールド部材によるシールド効果が高まる。
図2が示すように、ACケーブル34は第一基板から第二基板へ交流を供給する第一ケーブルの一例である。図2が示すように、第一シールド部材が支持台に固定された後に第一ケーブルを接続するために、第一シールド部材の天板83と第一シールド壁81とには切欠きが設けられていてもよい。これにより、第一ケーブルを接続しやすくなる。また、第一ケーブルのケーブル長を削減できるようになり、その結果、第一ケーブルにノイズが混入しにくくなる。
図4や図5が示すように、第一基板に実装される電気部品のうち、支持台を基準とした高さが最も高い部品の高さは、支持台から天板83までの高さよりも低くてもよい。これにより、Z軸方向に設けられた第一基板および第二基板の配置スペースを有効に活用しつつ、第一基板についての絶縁距離が確保されるようになる。
図2が示すように、制御基板40は、画像形成装置1を制御する第三基板の一例である。第二基板は、第一基板から供給された交流を直流に変換して第三基板に供給する変換回路(例:AC/DC変換回路100)を有してもよい。第二シールド壁82は、第二基板と第三基板との間に配置されている。これにより、第二基板の変換回路で発生しうるノイズが低減されるため、第三基板はノイズの影響を受けにくくなる。
変換回路はスイッチング素子101を有していてもよい。電界効果トランジスタなどのスイッチング素子101を有するAC/DC変換回路100は変換効率に優れているが、スイッチングノイズを発生させる。したがって、第一シールド部材は、スイッチングノイズを低減することに役に立つであろう。
支持台は、第一基板および第二基板と平行に配置された底面70と、第二基板と第三基板との間に配置され、底面に接続された第一側壁(例:上側壁71)とを有してもよい。第二シールド壁82は第一側壁に固定されていてもよい。これにより、第二シールド壁と第一側壁とが電気的に導通し、シールド効果が向上しよう。
図2が示すように、支持台は、底面70と第一側壁とに接続された第二側壁(例:左側壁72)をさらに有してもよい。第二側壁は、底面70と第一側壁との両方に直交していてもよい。
図2が示すように、本体フレーム38は支持台を固定されるフレームの一例である。支持台は、フレームを構成する複数の辺のうち少なくとも一つの辺(例:図2に示された本体フレーム38の下方の辺)の近くに寄せて配置されていてもよい。図2が示すように、支持台のうち、第一側壁(例:上側壁71)に対向する側であって、一つの辺と平行な側(例:下側)は開放されていてもよい。図2が示すように、本体フレーム38の下方には回路基板が存在しないため、側壁が省略されてもよい。これにより、支持台を形成する板金の面積が削減されるため、支持台の製造コストが削減される。
同様に、支持台のうち、第二側壁(例:左側壁72)に対向する側(例:右側)は開放されていてもよい。図2が示すように、本体フレーム38の右方には回路基板が存在しないため、側壁が省略されてもよい。これにより、支持台を形成する板金の面積が削減されるため、支持台の製造コストが削減される。
図2が示すように、DCケーブル43は、第二基板から第三基板へ直流を供給する第二ケーブルの一例である。図2が示すように、第一シールド部材の天板83は、第二基板に設けられた第二ケーブルを接続されるコネクタを覆わないように構成されていてもよい。これにより、第二ケーブルの長さを短くできるため、第二ケーブルにノイズが混入しにくくなる。また、天板83が邪魔になりにくいため、第二ケーブルを第二基板と第三基板とに接続しやすくなる。
図2などが示すように、支持台は金属製の第二シールド部材として機能してもよい。これにより、第二基板に起因したノイズがさらに低減されるようになる。
1...画像形成装置、21...入力基板、22...電源基板、23...基板台、24...シールド部材、36C...取付部

Claims (16)

  1. 交流電源から交流電圧を供給される第一基板と、
    前記第一基板から交流電圧を供給され、供給された交流電圧を直流電圧に変換する第二基板と、
    前記第一基板および前記第二基板を支持する金属製の支持台と、
    前記第二基板と前記第一基板との間をシールドする金属製の第一シールド部材と、を有し、
    前記第一シールド部材は、前記第二基板に対向するように設けられた第一シールド面と、前記第一シールド面から前記支持台に向かうように設けられた第二シールド面と、前記第二シールド面から前記支持台及び前記第一基板に対向するように設けられ、前記支持台の面に垂直な方向において前記支持台と前記第一基板との間に配置され、前記第一シールド部材を前記支持台に取り付けるための取付部を有し、
    前記支持台の面に垂直な方向において前記第二基板と前記支持台とは絶縁距離を確保するために第一距離だけ離されており、
    前記支持台の面に垂直な方向において前記第一基板と前記取付部との間に絶縁距離が確保されるよう、前記第一基板と前記支持台とが前記第一距離よりも長い第二距離だけ離されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一シールド部材は前記取付部において金属製の固定具により前記支持台に固定され、
    前記第一基板と前記固定具との間に絶縁距離が確保されるよう、前記第一基板と前記支持台とが前記第二距離だけ離されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記固定具はネジであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二距離と前記第一距離との差は、前記ネジの頭の厚みと前記取付部の厚みとの和以上であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一基板の第一面に実装されたリード部品をさらに有し、
    前記リード部品のリードの端部は前記第一基板の第二面に半田付けされており、
    前記第一基板に実装された前記リード部品の前記リードの端部と前記ネジとの間に絶縁距離が確保されるよう、前記第一基板と前記支持台とが前記第二距離だけ離されていることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一シールド部材は、更に、前記第二シールド面に対向し、前記第一シールド面から前記支持台に向かうように設けられた第三シールド面を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一基板から前記第二基板へ前記交流電圧を供給する第一ケーブルをさらに有し、
    前記第一ケーブルが接続される前記第一基板に設けられるコネクタを露出させるための切り欠きが、前記第一シールド部材の前記第一シールド面と前記第二シールドとに設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一基板に実装される電気部品のうち、前記支持台を基準とした高さが最も高い部品の高さは、前記支持台から前記第一シールド面までの高さよりも低いことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置を制御する第三基板をさらに有し、
    前記第二基板は、前記第一基板から供給された交流電圧を直流電圧に変換して前記第三基板に供給する変換回路を有し、
    前記第三シールドは、前記第二基板と前記第三基板との間に配置されていることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記変換回路はスイッチング素子を有していることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記支持台は、
    前記第一基板および前記第二基板に対向して配置された底面と、
    前記第二基板と前記第三基板との間に配置され、前記底面に接続された第一側壁とを有し
    前記第三シールドは前記第一側壁に固定されていることを特徴とする請求項9または10に記載の画像形成装置。
  12. 前記支持台は、前記底面と前記第一側壁とに接続された第二側壁をさらに有し、
    前記第二側壁は、前記底面と前記第一側壁との両方に直交していることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記支持台が固定されるフレームをさらに有し、
    前記支持台は、前記フレームを構成する複数の辺のうち少なくとも一つの辺の近くに寄せて配置されており、
    前記支持台のうち、前記第一側壁に対向する側であって、前記少なくとも一つの辺と平行な側は開放されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記支持台のうち、前記第二側壁に対向する側は開放されていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二基板から前記第三基板へ前記直流電圧を供給する第二ケーブルをさらに有し、
    前記第一シールド部材の前記第一シールド面は、前記第二基板に設けられた前記第二ケーブルを接続されるコネクタを覆わないように構成されていることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記支持台は、金属製の第二シールド部材として機能するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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