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JP7203567B2 - 記載ボード付き収納什器 - Google Patents

記載ボード付き収納什器 Download PDF

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JP7203567B2
JP7203567B2 JP2018204308A JP2018204308A JP7203567B2 JP 7203567 B2 JP7203567 B2 JP 7203567B2 JP 2018204308 A JP2018204308 A JP 2018204308A JP 2018204308 A JP2018204308 A JP 2018204308A JP 7203567 B2 JP7203567 B2 JP 7203567B2
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Description

本発明は、収納什器に記載ボードが設けられた記載ボード付き収納什器に関する。
黒板、ホワイトボードなどの記載ボードと収納什器とを組み合わせた収納用の什器が知られている。例えば、特許文献1および特許文献2には、壁面に設けられた収納什器の前面側にスライド式の記載ボードを設置する記載ボードの設置構造が提案されている。この記載ボードの設置構造は、既設の壁面用の収納什器の前面側にスライド式の記載ボードを後付けするように構成されており、記載ボードをスライドすることにより、記載ボードの背面側の収納什器に収納対象物を収納自在としている。
実開昭59-166759号公報 実用新案登録第3116996号公報
しかしながら、収納什器の前面側に記載ボードを設置する場合、記載ボードの記載面と収納什器の前面との間に段差が生じる。そうすると、利用者が収納什器と記載ボードとを利用する場合に、記載ボードの段差に身体が干渉する虞があると共に、段差があることにより意匠性が低下する。あるいは、収納什器の扉を記載ボードとする場合は、1枚の記載ボードの大きさをあまり大きくすることが出来ず、学校の教室などで使う際には利便性が低下する。また、記載面積を確保するために多数の記載ボードを並置した場合、記載ボードの縁が多数見えるため意匠性が低下する。また、壁面に記載ボードを固定し、直下に収納什器を設置すると、収納什器前面と記載ボードの記載面との距離が離れ、筆記性が低下する。
そこで、本発明は、安全性と利便性を兼ね備えつつも意匠性を向上させることができる記載ボード付きの収納什器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る記載ボード付き収納什器は、床面に設置される収納什器と、前記収納什器の上方に設けられ、複数の縦杆及び前記縦杆の上端で前記縦杆同士を連結する横杆とで構成される枠状の支持体と、前記支持体の前側に設けられ、記載面と前記収納什器の前面とが同一平面上に配置される記載ボードと、を備えることを特徴とする。
このような記載ボード付き収納什器によれば、記載ボードの記載面と収納什器の前面とが略同一平面上に配置されるように記載ボードが収納什器の上に載置されるため、利用者が収納什器と記載ボードとを利用する際に利用者の身体が記載ボードに接触することを防止して安全性を向上させると共に、記載ボードの前方に対する突出量が低減され意匠性を向上させることができる。
上記記載ボード付き収納什器は、前記記載ボード上部が前記横杆に固定され、下面が固定部材を介して前記収納什器の上面に固定されているように構成されていてもよい。
このような記載ボード付き収納什器によれば、記載ボードが収納什器の上に載置されることで記載ボードの重心の荷重を鉛直下方の収納什器に掛けて什器全体の安定性を向上させると共に、記載ボードの上部が、収納什器上に設けられた支持体の横杆に固定されることで、収納什器に載置された記載ボードを収納什器に対して確実に固定することができる。
上記記載ボード付き収納什器は、前記記載ボードの頂部より上方に突出するように前記横杆に固定され、重量物を固定するための接続部材を更に備えるように構成されていてもよい。
このような記載ボード付き収納什器によれば、記載ボードの頂部より上方に突出するように接続部材が収納什器に固定された支持体の横杆に固定されていることにより、プロジェクタ等の重量物を接続部材に固定した際の什器全体の安定性を向上させることができる。
上記記載ボード付き収納什器は、前記複数の縦杆のうち少なくとも一つの第1縦杆は、前記記載ボードの正面方向から見て前記記載ボードの中央位置に配置され、前記接続部材は、前記第1縦杆の上方に設けられているように構成されていてもよい。
このような記載ボード付き収納什器によれば、接続部材にプロジェクタ等の重量物が取り付けられた際に、重量物の荷重を縦杆に掛けずに第1横杆に掛けることができ、什器全体の設置の安定性を向上させることができる。
本発明に係る記載ボード付き収納什器によれば、安全性と利便性を兼ね備えつつも意匠性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る記載ボード付き収納什器の構成を示す斜視図である。 記載ボード付き収納什器の分解斜視図である。 縦杆の構成を示す6面図である。 他の縦杆の構成を示す6面図である。 横杆の構成を示す6面図である。 横杆に固定部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 記載ボード付き収納什器の構成を示す断面図である。 T字断面の固定部材の構成を示す斜視図である。 記載ボードの下面にT字断面の固定部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 記載ボードを収納什器の上に載置した状態を示す斜視図である。 記載ボード付き収納什器の変形例を示す図である。 記載ボード付き収納什器の変形例を示す図である。 記載ボード付き収納什器の変形例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る記載ボード付き収納什器の構成について説明する。以下、記載ボードの記載面側を前側として説明する。
図1及び図2に示されるように、記載ボード付き収納什器1は、例えば、床面に配置される収納什器2と、収納什器の上に載置される記載ボード10と、記載ボード10を支持するための支持フレーム20と、支持フレーム20の上に載置される接続部材40とを備える。
収納什器2は、例えば、前面に開口が形成された箱状の棚である。収納什器2は、例えば、一列に並置された4つの小棚3を備える。小棚3は、5つの面で形成された箱状の収納容器である。小棚3は、例えば、設置対象の床面に載置される底板4を備える。底板4は、矩形の板状体である。底板4は、例えば、金属板の四辺を下方に折り曲げて側面を形成して曲げ剛性を備える板状に形成されている。側面の端部は、更に、断面がU字状に折り曲げ加工されている。
底板4の両側面には、一対の側板5が対向して立設されている。側板5は、例えば、矩形の板状体である。側板5も底板4と同様に金属板で板状に形成されている。一対の側板5は、例えば、底板4にビスを用いて固定されている。側板5は、ビスの他に、リベット、スポット溶接、レーザー溶接、拡散接合、接着剤等を用いて底板4に固定されていてもよい。
一対の側板5の頂部には、頂板6が載置されている。頂板6は、例えば、矩形の板状体である。頂板6は、例えば、底板4と同様に金属板で板状に形成されている。頂板6は、底板4と同一のものを用いてもよい。頂板6は、一対の側板5の頂部にビスを用いて固定されている。底板4と、一対の側板5と、頂板6とで囲まれて形成された後側の開口は、背面板7により塞がれている。
背面板7は、例えば、矩形の板状体である。背面板7は、例えば、底板4と同様に金属板で板状に形成されている。背面板7は、底板4、一対の側板5、および頂板6にビスを用いて固定されている。底板4、一対の側板5、頂板6、および背面板7は、金属板を用いるものの他、木材、合板、集成材、パーティクルボード、合成樹脂材、複合材料等を用いて形成されていてもよい。
上記構成により小棚3は、前面が開口するように形成されている。これにより、小棚3には、底板4と、一対の側板5と、頂板6と背面板7とにより囲まれて収容空間Sが形成されている。収容空間Sは、適宜、板状体で仕切られていてもよい。また、小棚3の前面には、扉が設けられていてもよい。隣接する小棚3同士は、例えば、ビスを用いて横方向(y軸)方向に沿って連結されている。これにより、収納什器2が形成される。収納什器2の横方向の幅は、記載ボード10の寸法に合わせて設定される。収納什器2は、設置対象の壁面に背面板7が接するように床面に設置される。
収納什器2の上方には、記載ボード10を支持するための支持フレーム20が設置される。支持フレーム20は、門型に形成された枠状の支持体である。支持フレーム20は、例えば、収納什器2の上に立設された複数の縦杆と、複数の縦杆の上方に横置きされた横杆とを備える。一対の縦杆21は、収納什器2の頂面の両端において対向して配置されている。
縦杆21は、5つの面で形成された箱状の支持部材である(図3参照)。縦杆21は、収納什器2の頂板6の上面に載置される底板22を備える。底板22は、例えば、矩形の板状体である。底板22は、例えば、金属板が折り曲げられて板状に形成されている。底板22の前後方向(図2のx軸方向)に沿った両端には、一対の側板23が対向して配置されている。
側板23は、矩形の板状体である。側板23は、金属板の四辺が折り曲げられて側面が形成されている。側板23の側面は、端部の断面がU字状に折り曲げ加工されている。これにより、側板23は、曲げ剛性を備えた板状に形成されている。一対の側板23は、例えば、底板22にビスを用いて固定されている。一対の側板23の頂部には、頂板24が取り付けられている。
頂板24は、例えば、矩形の板状体である。頂板24は、側板23と同様に金属板で形成されている。頂板24は、例えば、一対の側板23にビスを用いて固定されている。底板22と、一対の側板23と、頂板24とにより囲まれて空間S1が形成されている。空間S1の一つの開口は、背面板25により塞がれている。
背面板25は、例えば、矩形の板状体である。背面板25は、例えば、底板22と同様に金属板で板状に形成されている。背面板25には、後述の他の収納什器を増設する際に用いられる複数のビス穴が設けられている。背面板25は、底板22、一対の側板23、および頂板24にビスを用いて固定されている。
底板22、一対の側板23、頂板24、および背面板25は、金属板を用いるものの他、木材、合板、集成材、パーティクルボード、合成樹脂材、複合材料等を用いて形成されていてもよい。上記構成により、縦杆21が形成されている。縦杆21は、前後方向に沿った幅が収納什器2の前後方向に沿った幅よりも狭くなるように形成されている。
一対の縦杆21は、収納什器2の上面の両端において、背面板25が横方向の両側となるように対向して配置されている。縦杆21は、一対の側板23のうち一方が設置対象の壁面に接し、他方の側板23が前側に向くように収納什器2の上面に配置される。縦杆21は、収納什器2の上面にビスを用いて固定されている。ビスにより、縦杆21の底板22と小棚3の頂板6とが共締めされる。上述したように、縦杆21の前後方向に沿った幅が収納什器2の上面の幅よりも狭いので、縦杆21の前側において、収納什器2の上面に段差Dが形成される。
一対の縦杆21の間には、他の縦杆26(第1縦杆)が配置されている。縦杆26は、5つの面で形成された箱状の支持部材である(図4参照)。縦杆26は、基本的に縦杆21の構成と同様の構成を備えており、一面が開口した箱形に形成されている。縦杆26は、一対の側板28と、底板29と、頂板29Aと、背面板25とを備える。底板29と、頂板29Aとは、同じものを用いてもよい。背面板25は、縦杆21のものと同一のものを用いてもよい。
縦杆26には、縦杆21と同様に内部に空間S2が形成されている。空間S2内において、背面板25に補強部材27が設けられている。補強部材27は、例えば、金属板により形成されている。補強部材27は、例えば、断面がハット型に折り曲げられて形成されている。補強部材27は、フランジ部分27Aが背面板25にスポット溶接、ビス、リベット等を用いて固定されている。
これにより、縦杆26は、上方に重量物が載置された際の荷重に耐えられるよう構成されている。縦杆26は、収納什器2の上面において、一対の側板28のうち、一方が設置対象の壁面に接するように配置され、他方の側板28が前側に向くように配置される。この状態において、上述した縦杆21と同様に、縦杆26の前側には、収納什器2の上面に段差Dが形成される。
縦杆26は、後述のように記載ボード10が取り付けられた状態において、記載ボード10の正面方向から見て、記載ボード10の略中央位置に配置されている。縦杆26は、例えば、収納什器2の上面にビスを用いて固定されている。ビスにより、例えば、縦杆26の底板22と小棚3の頂板6とが共締めされる。一対の縦杆21および縦杆26の頂部には、横杆30が載置されている。横杆30は、縦杆21,26の頂部にビスを用いて固定されている。
横杆30は、例えば、同じ構造の2つの横杆31が横方向に沿って連結されて形成されている。横杆31は、5つの面で形成された箱状の支持部材である(図5参照)。横杆31は、例えば、頂板32を備える。頂板32は、矩形の板状体である。頂板32は、金属板の四辺が折り曲げられて側面が形成されて曲げ剛性を備える板状に形成されている。
頂板32の横方向に沿った両端には、一対の側板33が下垂して取り付けられている。側板33は、矩形の板状体である。側板33は、頂板32と同様に金属板が折り曲げられることにより形成されている。側板33の端部は、更に、断面がU字状に折り曲げ加工されている。
頂板32の前側の一辺には、梁となる補強部材35Aが取り付けられている。補強部材35Aは、頂板32の一辺側を折り曲げることにより一体で形成されていてもよい。頂板32の後側の一辺には、背面板34が下垂して取り付けられている。背面板34は、頂板32が折り曲げられることにより一体で形成されていてもよい。背面板34は、矩形の板状体である。背面板34は、側板33と同様に金属板が折り曲げられることにより形成されている。背面板34の端部は、更に、断面がU字状に折り曲げ加工されている。
頂板32、一対の側板33、背面板34、および補強部材35Aにより、横杆31の下面側には、空間S3が形成されている。空間S3内には、補強部材35Aと平行に配置された他の補強部材35Bが設けられている。補強部材35A,35Bは、例えば、金属板により形成されている。
補強部材35A,35Bは、例えば、断面がハット型に折り曲げられて形成されている。補強部材35A,35Bは、フランジ部分35Fが頂板32の下面側にスポット溶接やビス等を用いて頂板32の長手方向に沿って固定されている。補強部材35A,35Bと縦杆21,26の頂板24,29Aとがビスを用いて固定される。補強部材35により、横杆31の上下方向(z軸方向)に対する撓みに対する剛性が向上する。横杆31の前後方向に沿った幅は、縦杆21,26と同じである。
図6に示されるように、横杆31は、複数の断面がL形の固定部材Bを介して設置対象の壁面にビスを用いて固定される。固定部材Bは、水平部分が頂板32に固定され、鉛直部分が壁面に固定される。補強部材35Aの前面には、記載ボード10を固定するための断面がL形の複数の固定部材Cが所定間隔でビスを用いて取り付けられている。
記載ボード10は、例えば、黒板やホワイトボード等の記載面を備える板状体である。記載ボード10は、電気的なディスプレイ装置であってもよい。
図7に示されるように、記載ボード10は、上述した収納什器2の上面と支持フレーム20とにより生じた段差Dの上に載置されている。記載ボード10は、前面に記載面11Aが形成された矩形の板状体11を備える。板状体11の4辺には、それぞれ断面がL形の枠12が取り付けられている。枠12は、例えば、アルミニウム製の押し出し材により形成されている。
枠12は、例えば、1~2[mm]程度の厚さで形成されている。板状体11の下端には、チョークやマーカーを載置すると共に、チョークやマーカー等から生じる粉末を受け止めるための粉受13が設けられている。粉受13は、板状体11の下辺において前方に突出して延在するように帯状に形成されている。粉受13の先端には、上方に起立した前縁部13Aが形成されている。記載ボード10は、下面(粉受13の下面)が、逆T字断面の固定部材Fを介して収納什器2の上面(頂板6の上面)の段差Dに固定されている。
固定部材Fは、矩形の板状の部材F1とL断面の部材F2とが組み合わされて形成されている(図8参照)。部材F1と部材F2とは、例えば、スポット溶接や、ロウ付け等で固定され、逆T字断面が形成されている。部材F1には、2つのビス穴が形成されている。
記載ボード10は、例えば、収納什器2の上面において、枠12の表面と収納什器2前面が同一平面上となるように配置されている。収納什器2前面とは、小棚3の底板4、側板5、頂板6の各前縁を含む仮想平面W(図7参照)である。枠12の厚さは、上述したように薄く形成されているので、記載ボード10は、記載面11Aと収納什器2の前面とが同一平面上となるように配置される。また、記載ボード10は、記載面11Aと収納什器2の前面とが同一平面上となるように配置されてもよい。
ここで、記載ボード10や収納什器2を設置する際の施工誤差により、記載面11Aと収納什器2の前面とは、完全に同一平面上となるように配置されるとは限らない。また、記載ボード10が曲面で構成されている場合や、収納什器2の施工誤差や個々の形状の違いがある場合など、収納什器2前面が同一平面上にあるとも限らない。
従って、本実施形態でいう「記載面11Aと収納什器2の前面とが同一平面上」であることは、完全に同一の平面上であることの他に、記載ボード10の記載面11Aの位置や収納什器2の前面の位置が前後方向に所定幅を持ってずれている場合、小棚3の底板4、側板5、頂板6の各前縁が同一平面上に無い場合、記載面11Aや収納什器2の前面が曲面で形成されている場合も含む。従って、「同一平面上」とは、仮想平面Wが前後方向に所定の幅を持った空間領域に含まれることをいう。
このような構成により、記載ボード10は、上部が支持フレーム20に固定されると共に、下部が収納什器2の上面に載置されて固定されているため、安定した固定状態を保つことができる。即ち、記載ボード10の重心に掛かる荷重を鉛直下方の収納什器2に掛けられるため、記載ボード10が収納什器2の前面より突出している構成に比して安定性が向上する。そして、利用者が、収納什器2と記載ボード10とを利用する際に、利用者の身体が記載ボード10に接触することが低減され、安全性が向上する。また、記載ボード10が前方に突出する量が低減され、意匠性が向上する。
記載ボード10の上方には、記載ボード10に映像を投射するためのプロジェクタ50(後述)を固定するための接続部材40が取り付けられる。接続部材40は、支持フレーム20の横杆31の上に固定される。接続部材40は、記載ボード10の正面方向から見て記載ボード10の中央位置の上方に配置される。即ち、接続部材40は、縦杆26の上方に設けられ、プロジェクタ50の荷重を縦杆26に掛ける。
接続部材40は、例えば、5枚の板状体により箱形に形成された部材である(図1、図2参照)。接続部材40は、下面側が開口している。接続部材40は、横杆31の頂板32の前側の一辺から立設された矩形の板状に形成された固定板41を備える。固定板41の前面は、記載ボード10の記載面11Aと略同一平面上になるように配置されている。固定板41に対向して、固定板41と同サイズの背面板43が頂板32の後側の一辺から立設されている。固定板41には、後述のプロジェクタ50を取り付けるための複数のビス穴が設けられている。
固定板41および背面板43の両側には、一対の矩形の側板42が対向して配置されている。側板42の下辺には、頂板32に接続部材40を固定するためのフランジ41Aが側方に突出して設けられている。固定板41、背面板43、および一対の側板42の頂部には、矩形の頂板44が固定されている。頂板44には、接続部材40と壁面とを固定部材(不図示)で固定するための複数のビス穴(不図示)が設けられている。フランジ41Aと頂板32とをビスを用いて共締めすると、接続部材40は、支持フレーム20に固定される。
固定板41には、記載ボード10に映像等を投射するためのプロジェクタ50が取り付けられている。即ち、プロジェクタ50は、接続部材40を介して縦杆26に支持されている。従って、縦杆26は、収納什器2を介してプロジェクタ50の荷重を床面に伝える。固定板41の前面には、前方に突出するようにアーム52が取り付けられている。
アーム52は、前後方向(x軸方向)に伸縮自在な支持部材である。アーム52の先端には、プロジェクタ本体部51が取り付けられている。プロジェクタ本体部51は、下面側から記載ボード10の記載面11Aに向かって映像を投射する。
次に、記載ボード付き収納什器1の設置方法について説明する。収納什器2は、背面板7が壁面に接するように床面に固定される(図7参照)。収納什器2は、底板4が床面にビスを用いて共締めされることにより、床面に対して固定される。
その後、支持フレーム20が収納什器2上に載置される。支持フレーム20は、縦杆21,26の一対の側板23,28のうち後側が壁面に接するように位置決めされる(図2参照)。支持フレーム20において、一対の縦杆21の背面板25が収納什器2の両側の側板5と同一平面上となるように配置される。支持フレーム20の位置が調整されて配置された後、支持フレーム20と収納什器2とが連結される。
この際、縦杆21,26の底板22,29と収納什器2の頂板6とがビスを用いて固定される(図7参照)。この状態で、収納什器2の上面には、支持フレーム20の配置位置によって段差Dが形成される。支持フレーム20の上部において、複数のL形の固定部材Bが頂板32と壁面とにビスを用いて所定間隔で固定される(図6参照)。
次に、横杆31の補強部材35Aの前面に複数のL形の固定部材Cがビスを用いて所定間隔で取り付けられる。固定部材Cのビス穴は、縦方向に長孔として形成されている。固定部材Cの上端は、頂板32の上面より突出する状態で取り付けられる。
図9に示されるように、記載ボード10の底面には、複数の固定部材Fがビスを用いて所定間隔で取り付けられる。その後、記載ボード10は、先ず底面が段差D上に載置される(図10参照)。その後、記載ボード10は、上部が補強部材35Aの前面に接するように倒立される。この時、補強部材35Aの前面に固定されている固定部材Cは、上部が頂板32より上方に突出して取り付けられているため、記載ボード10の頂部が固定部材Cに引っ掛かることが防止される。
その後、プラスチックハンマー等を用いて固定部材Cの頂部の上面を下方に叩き込み、固定部材Cの頂部の下面を記載ボード10の頂部に接触させる。その後、記載ボード10の頂部と固定部材Cとをビスを用いて固定すると、記載ボード10の上部が支持フレーム20に対して固定される(図7参照)。
そして、収納什器2の頂板6の内側から頂板6に設けられた所定のビス穴にビスを上向きに挿通すると共に、ビスの先端を固定部材Fのビス穴に合わせる。その後、ビスを記載ボード10の底面から記載ボード10の下部にねじ込み、記載ボード10の下部を収納什器2に対して固定させる。その後、支持フレーム20の頂面(頂板32)に接続部材40がビスを用いて固定される。接続部材40には、プロジェクタ50が取り付けられる。上記工程により、記載ボード付き収納什器1が設置対象に設置される。
上述したように、記載ボード付き収納什器1によれば、記載ボード10の記載面11Aが収納什器2の前面と略同一平面上に配置されるように構成されているため、収納什器2と記載ボード10とを利用する際に、利用者の身体が記載ボード10に接触することが低減され、安全性が向上する。また、記載ボード付き収納什器1によれば、上記構成を備えることにより、記載ボード10が前方に突出する量が低減され、見た目が改善されて意匠性が向上する。
[変形例]
上述した記載ボード付き収納什器1は、適宜構成が変更されてもよい。例えば、図11に示されるように、記載ボード付き収納什器1の両側に空間がある場合には、この空間を埋めるように他の収納什器2A,2Bが増設されてもよい。但し、他の収納什器を増設する際、他の収納什器2A,2Bの前面の側面は、記載ボード10の記載面11Aと略同一平面上に配置される。
また、図12に示されるように、収納什器2の下方に収納自在の踏み台Gを設けてもよい。そして、収納什器2や他の収納什器2A,2Bには、扉Tが設けられていてもよい。また、図13に示されるように、収納什器2、他の収納什器2A,2Bには、仕切板Rが設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせ、または置換して構成してもよい。例えば、上述した支持フレームは、鉄骨やパイプを用いて構成されていてもよい。また、記載ボード10の記載面11と収納什器2前面とが同一平面上にある場合だけでなく、記載ボード10の粉受13の前縁部13Aの前面と収納什器2の前面とが同一平面上となるように配置されていても良い。更に、粉受13は、必ずしも設けられていなくてもよく、記載ボード10の下側で収納される構成、折り畳まれる構成、あるいは、記載ボード10の下側に空間を設けて設置される構成であってもよい。
1…記載ボード付き収納什器、2…収納什器、3…小棚、4…底板、5…側板、6…頂板、7…背面板、10…記載ボード、11…板状体、11A…記載面、12…枠、13…粉受、13A…前縁部、20…支持フレーム、21、26…縦杆、22…底板、23…側板、24…頂板、25…背面板、27…補強部材、27A…フランジ部分、28…側板、29…底板、29A…頂板、30、31…横杆、32…頂板、33…側板、34…背面板、35…補強部材、35A…補強部材、35B…補強部材、35F…フランジ部分、40…接続部材、41…固定板、41A…フランジ、42…側板、43…背面板、44…頂板、50…プロジェクタ、51…プロジェクタ本体部、52…アーム、B…固定部材、C…固定部材、D…段差、F…固定部材、F1…部材、F2…部材、S…収容空間、S1…空間、S2…空間、S3…空間、W…仮想平面

Claims (3)

  1. 床面に設置される収納什器と、
    前記収納什器の上方に設けられ、複数の縦杆及び前記縦杆の上端で前記縦杆同士を連結する横杆とで構成される枠状の支持体と、
    前記支持体の前側に設けられ、記載面と前記収納什器の前面とが同一平面上に配置される記載ボードと、を備え、
    前記記載ボードは、上部が前記横杆に固定され、下面が固定部材を介して前記収納什器の上面に固定されていることを特徴とする、
    記載ボード付き収納什器。
  2. 床面に設置される収納什器と、
    前記収納什器の上方に設けられ、複数の縦杆及び前記縦杆の上端で前記縦杆同士を連結する横杆とで構成される枠状の支持体と、
    前記支持体の前側に設けられ、記載面と前記収納什器の前面とが同一平面上に配置される記載ボードと、を備え、
    前記記載ボードの頂部より上方に突出するように前記横杆に固定され、重量物を固定するための接続部材を更に備えることを特徴とする、
    記載ボード付き収納什器。
  3. 前記複数の縦杆のうち少なくとも一つの第1縦杆は、前記記載ボードの正面方向から見て前記記載ボードの中央位置に配置され、
    前記接続部材は、前記第1縦杆の上方に設けられていることを特徴とする、請求項に記載の記載ボード付き収納什器。
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